JP2017118154A - 通信装置、通信システム、冗長構成切替方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、冗長構成切替方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】冗長構成に用いられる装置の構成や状況にかかわらず、現用機と予備機の切替を行うことができる無線伝送装置を提供する。
【解決手段】通信装置は、互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機である通信装置が、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加する付加部と、前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う切り替え判定部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、通信システム、冗長構成切替方法、及びプログラムに関する。
無線通信の普及に伴い、無線伝送装置の故障などによって、通信の停止が起こらないように制御することが求められている。そのような課題に対し、例えば、複数の無線伝送装置を用いて冗長構成を組み、普段は現用機を用いて通信を行い、無線伝送装置の障害時には、予備機に切り替えて通信を行う技術が存在する(特許文献1参照)。
ここで、図6を用いて一般の冗長切替方式の一例について説明する。図6は、一般の冗長切替方式を示す図である。符号510A、510B、は、無線伝送装置である。無線伝送装置510A、無線伝送装置510Bは、無線通信機能を備え、対向する装置(図示せず)とデータの送受信を行う。これら、無線伝送装置510A、無線伝送装置510Bを自局システムと呼び、自局システムとデータの送受信を行う相手側を対向局システムと呼ぶ。図6では、無線伝送装置510Aが、現用機であり、無線伝送装置510Bは、予備機である。アンテナ530が、対向局システムの無線伝送装置が送信したデータを受信すると、カプラ520は、受信データを、無線伝送装置510A、無線伝送装置510Bに出力する。現用機である無線伝送装置510Aは、その受信データを光カプラ540−2に出力する。受信データは、その後、L2SW(L2スイッチ)550を介してネットワークへ伝送される。無線伝送装置510Bは、予備機であるため受信データを光カプラ540−2へ出力しない。また、対向局システムへデータを送信する場合、L2SW(L2スイッチ)550を介して送信されてきたデータを、光カプラ540−1は、無線伝送装置510A、無線伝送装置510Bに出力する。現用機である無線伝送装置510Aは、送信データをカプラ520へ出力する。送信データは、アンテナ530を介して対向装置へ送信される。予備機の無線伝送装置510Bは、送信データをカプラ520へ出力しない。
また、無線伝送装置510A及び無線伝送装置510Bは、装置間ケーブル551−1及び装置間ケーブル551−2で接続されており、無線伝送装置510Aは、装置間ケーブル551−1を介して、切替指示情報を装置Bに伝達し、無線伝送装置510Bは、装置間ケーブル551−2を介して、切替指示情報を装置Aに伝達することができる。切替指示情報とは、例えばどちらの無線伝送装置を現用機にして、どちらの装置を予備機にするかといった情報である。この切替指示情報を交換することで、無線伝送装置510A及び無線伝送装置510Bは、現用機と予備機の切り替えを行うことができる。また、無線伝送装置510Aなどの各無線伝送装置は、対向装置から受信したデータに異常を検出すると、障害を検出したことを示すRDI(Remote Defect Indication)フレームを対向局システムに送信する機能を備えている。なお、このRDIフレームには、障害を検出したデータを送信した局における現用機の識別子情報が含まれている。
次に、現用機である無線伝送装置510Aで、送信時に障害が生じた場合を例に、現用機と予備機を切替える動作について説明する。まず、無線伝送装置510Aで送信時に障害があると、対向局システムの無線伝送装置が、無線伝送装置510Aから受信したデータの異常を検出する。異常を検出した対向局システムの無線伝送装置は、障害を検出したことを示すRDIフレームを無線伝送装置510A、無線伝送装置510Bに対して送信する。自局システムでは、無線伝送装置510A及び無線伝送装置510Bが、RDIフレームを受信し、RDIフレームに含まれる現用機の識別子情報から、無線伝送装置510Aが現用機であること、および無線伝送装置510Aが送信したデータに異常が有ったことを把握する。このとき装置Aは、自装置に障害が発生したかどうかを判断し、例えば送信回路において障害が発生したことを検出すると、装置間ケーブル551−1を介して、無線伝送装置510Aの障害発生及び現用機を無線伝送装置510Bに切替指示情報を無線伝送装置510Bに伝達する。すると、無線伝送装置510Bは、自装置を現用機に切り替え、無線伝送装置510Aは、自装置を予備機に切り替える。
次に、装置間ケーブル551−1や装置間ケーブル551−2に障害が発生した場合における、一般の切替方式について説明する。この場合、無線伝送装置510A及び無線伝送装置510Bは、一旦、現用機となるように制御される。無線伝送装置510A及び無線伝送装置510Bの両方が現用機となると、無線伝送装置510Aに加え、今まで予備機であった無線伝送装置510Bも、カプラ520に送信データを出力するようになる。ここで、カプラ520が、例えば、無線伝送装置510Aから取得した送信信号と、無線伝送装置510Bから取得した送信信号とを同じ強度で結合するように制御されている場合、送信データを受信した対向局システムは、それまで受信していた信号の強度に比べ、信号強度が増加したことから異常を検出することができる。そして対向局システムの無線伝送装置は、RDIフレームを無線伝送装置510A、無線伝送装置510Bに対し送信する。そして、無線伝送装置510A及び無線伝送装置510Bは、RDIフレームから障害を検知し、RDIフレームに含まれる現用機の識別子情報に従って、無線伝送装置510Aが現用機であることを把握するが、この例の場合、上述した送信回路の障害の場合と異なり、装置間接続ケーブルの障害であって、無線伝送装置510Aの障害ではない。無線伝送装置510Aは、接続間ケーブル障害であって、送受信機能などの障害でないことを把握すると、無線伝送装置510Aを、そのまま現用機として稼働し、一方、一旦、現用機となった無線伝送装置510Bは、自装置を予備機に切り替える。
国際公開第2012/160826号
ところで、上述の例では、無線伝送装置510Aから取得した送信信号と、無線伝送装置510Bから取得した送信信号とを同じ強度で結合する場合を挙げたが、装置間ケーブル551−1又は551−2に障害が生じた場合、カプラ520の動作が、一方の装置からの送信信号の強度を減衰させて、他の装置からの送信信号と結合させるように制御される場合がある。そのような場合は、受信信号の強度の変化がそれほど大きくならず、対向局システムの無線伝送装置では受信データの信号強度から異常を検出できない場合がある。その場合、対向局システムの無線伝送装置は、RDIフレームを自局システムへ送信しない。すると、自局システムでは、RDIフレームを受信することができず、無線伝送装置510A及び無線伝送装置510Bの両方が現用機となる状態が続くことになる。すると、例えば、データ受信時において、無線伝送装置510Aに加え、無線伝送装置510Bも受信データを光カプラ540−2へ出力することになる。すると、光カプラ540−2で不具合が生じ、L2SW550以降に受信データが伝送されなくなる等の問題が生じることがある。
このように一般の切替方式では、冗長構成に用いられる装置の構成や状況によっては、障害を検出できず、現用機と予備機の切り替えができない場合があった。また、特許文献1には、このような問題に対する技術の開示が無い。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる通信装置、通信システム、冗長構成切替方法、及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機である通信装置が、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加する付加部と、前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う切り替え判定部と、を備えることを特徴とする通信装置である。
また本発明は、互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機である通信装置が、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加する付加部と、前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う切り替え判定部と、を備えることを特徴とする第一の通信装置と第二の通信装置とを備え、前記第一の通信装置と前記第二の通信装置とは、対向する通信システムから受信した受信データに含まれる自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え制御を行うことを特徴とする通信システムである。
また本発明は、互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機である通信装置が、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加し、前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出し、前記抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行うことを特徴とする通信装置の冗長構成切替方法である。
また本発明は、互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機又は予備機のうち少なくとも一方の通信装置のコンピュータを、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加する手段、前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出する手段、前記抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、冗長構成に用いられる装置の構成や状況にかかわらず、現用機と予備機の切替を行うことができる。
本発明の第一の実施形態による無線伝送装置の最小構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態による送受信データに多重された切替制御情報を示す図である。 本発明の第一の実施形態による無線伝送装置の具体的な構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態による無線伝送システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態による無線伝送装置の処理フローを示す図である。 一般の冗長切替方式を示す図である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の一実施形態による無線伝送装置を図1〜図5を参照して説明する。
図1は、第一の実施形態による無線伝送装置の最小構成を示す図である。
図2は、第一の実施形態による送受信データに多重された切替制御情報を示す図である。
この図において、符号100は、無線伝送装置100を表している。図1に示す通り、無線伝送装置100は、無線フレーム抽出部11と、切替制御部12と、無線フレーム多重部14とを少なくとも備えている。無線伝送装置100は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備えたコンピュータである。無線伝送装置100は、対向局システムの無線伝送装置から無線通信によって送信されたデータを受信し、有線ネットワークへその受信データを伝達したり、逆に、有線接続されたネットワークから送信されたデータを、無線通信によって対向局システムの無線伝送装置へ送信する機能を有している。
無線フレーム抽出部11は、対向局システムの無線伝送装置から受信したデータから現用機及び予備機の切り替え制御に関する情報を抽出し、切替制御部12に出力する。例えば、受信データがRDIフレームである場合、無線フレーム抽出部11は、RDIフレームから自局システムにおける現用機の識別子情報を切替制御部12へ出力する。また、受信データが通常の受信データである場合、無線フレーム抽出部11は、受信データに含まれる切替制御情報を抽出して切替制御部12へ出力し、切替制御情報以外の情報を、後述する光送信部18へ出力する。
ここで、図2を用いて本実施形態の送受信データに含まれる切替制御情報について説明する。図2は、送受信データのデータ構造を示している。第一の実施形態に係る送受信データは、切替制御情報と一般の無線通信に用いられる無線フレームを構成する情報とからなる。切替制御情報は、送受信データの先頭に格納されていて(符号31〜33)、一般的な無線フレームがそれに続いて格納されている(符号34)。切替制御情報に含まれる切替発生情報31は、このデータを送信した対向局システムにおいて、現用機と予備機の切り替えが生じたかどうかや、現用機と予備機とを接続する装置間ケーブルに障害があったかどうかを示す情報である。例えば、現用機と予備機の切り替えが発生すると、切替発生情報31には「1」が設定され、送信元の対向局システムにおいて接続ケーブルに障害があると、切替発生情報31には「2」が設定され、そのどちらも発生していないときは「0」が設定される。送信先現用機ID32は、このデータを送信した無線伝送装置にとっての対向局システムの現用機を示す識別子情報である。このデータを受信した側のシステムにおいては、受信データの送信先現用機ID32を参照して、自局システムにおける現用機がどちらであるかを判断することができる。送信元現用機ID33は、このデータを送信した局における現用機の識別子情報である。一般データ34は、一般に使用されている無線フレームである。一般データ34には、送信先や送信元のアドレスやユーザが送受信した情報が含まれている。
切替制御部12は、無線フレーム抽出部11から切替制御情報を取得して、自局システムにおける現用機と予備機の切り替えを制御する。また、切替制御部12は、自装置の送受信の障害を検出することができる。例えば、自装置における受信に障害が発生すると、後述する無線受信部10が、障害発生を示す信号を切替制御部12に出力する。切替制御部12が受信障害を検出すると、自装置を予備機となるように制御する。また、後述するように、現用機と予備機とは装置間接続ケーブルで接続されており、切替制御部12は、この装置間接続ケーブルの障害を検出することもできる。例えば現用機と予備機が所定時間ごとに通信し、その通信が途絶えると装置間接続ケーブルに障害が発生したと判断する。また、切替制御部12は、送信データに対して付加する切替制御情報を、無線フレーム多重部14へ出力する。
無線フレーム多重部14は、後述する光受信部15から対向局システムの無線伝送装置へ送信する一般データ34を取得し、そのデータに切替制御部12から取得した切替制御情報を付加し、後述する無線送信部13へ出力する。また、無線フレーム多重部14は、後述する無線受信部10が、受信データについて異常を検出すると、その検出した異常の内容などに基づいてRDIフレームを生成し、後述する無線送信部13へ出力する。
図3は、第一の実施形態による無線伝送装置の具体的な構成を示す図である。
図3に示す通り、無線伝送装置100は、無線受信部10と、無線フレーム抽出部11と、切替制御部12と、無線送信部13と、無線フレーム多重部14と、光受信部15と、制御フレーム送信部16と、制御フレーム受信部17と、光送信部18と、を備えている。以下に、既に説明した無線フレーム抽出部11、切替制御部12、無線送信部13以外の各機能部について説明する。なお、無線伝送装置100は現用機であって、予備機であるもう一台の無線伝送装置100Bと装置間ケーブル160−1、160−2で接続されているものとする。
無線受信部10は、対向局システムの無線伝送装置が送信したデータを受信し、無線フレーム抽出部11へ出力する。
無線送信部13は、無線フレーム多重部14が切替制御情報を付加した送信データを対向局システムへ送信する。無線送信部13は、切替制御部12の指示により、データの送信を行わない状態(mute状態)と、送信を行う状態(active状態)とに切り替わることができる。現用機における無線送信部13は、active状態になっており、予備機における無線送信部13は、mute状態になっている。切替制御部12が無線伝送装置100を現用機に切り替える場合、無線送信部13にactive状態となるように指示する。逆に切替制御部12が無線伝送装置100を予備機に切り替える場合、無線送信部13にmute状態となるように指示する。
光受信部15は、無線伝送装置100に接続されたネットワークから対向局システムの無線伝送装置へ送信するデータの光信号を取得し、その光信号を電気信号に変換して無線フレーム多重部14へ出力する。
制御フレーム送信部16は、切替制御部12から切替指示情報を取得し、予備機の制御フレーム受信部17に切替指示情報を出力する。切替指示情報には、自局システムにおいて現用機である装置の識別子情報や、現用機と予備機を切り替えるよう指示する情報などが含まれている。
制御フレーム受信部17は、予備機の制御フレーム送信部16から切替指示情報を取得し、切替制御部12に切替指示情報を出力する。切替制御部12は、取得した切替指示情報に基づいて現用機、予備機の切り替えを行う。
光送信部18は、無線フレーム抽出部11から取得した受信データを、電気信号から光信号に変換して、無線伝送装置100に接続されたネットワークへ出力する。光送信部18は、切替制御部12の指示により、データの送信を行わない状態(mute状態)と、送信を行う状態(active状態)とに切り替わることができる。現用機における光送信部18は、active状態になっており、予備機における光送信部18は、mute状態になっている。切替制御部12が無線伝送装置100を現用機に切り替える場合、光送信部18にactive状態となるように指示する。逆に切替制御部12が無線伝送装置100を予備機に切り替える場合、光送信部18にmute状態となるように指示する。
記憶部19は、受信データの切替制御情報に含まれる送信先現用機ID32、送信元現用機ID33を記憶している。
図4は、第一の実施形態による無線伝送システムの構成の一例を示す図である。
無線伝送システム1において、無線伝送装置100Aと無線伝送装置100Bとは、装置間ケーブル160−1、160−2で接続されている。また、無線伝送装置100A及び無線伝送装置100Bは、光カプラ140−1、140−2と接続されている。光カプラ140−1及び光カプラ140−2は、L2SW150と接続されている。また、無線伝送装置100A及び無線伝送装置100Bは、カプラ120と接続されており、カプラ120は、アンテナ130と接続されている。以下の説明において、無線伝送装置100A及び無線伝送装置100Bを、第一の通信システムと呼ぶ。
無線伝送装置100C及び無線伝送装置100Dは、無線伝送路を介して第一無線システムと対向している。以下において、これらを第二の通信システムと呼ぶ。第二の通信システム側の構成は、第一の通信システムと同様である。つまり、無線伝送装置100Cと無線伝送装置100Dとは、接続間ケーブル251−1、251−2で接続される。無線伝送装置100C及び無線伝送装置100Dは、光カプラ141−1、141−2と接続され、光カプラ141−1及び141−2は、L2SW151と接続されている。また、無線伝送装置100C及び無線伝送装置100Dは、カプラ121と接続され、カプラ121は、アンテナ131と接続されている。
また、第一の通信システム及び第二の通信システムにおいて、無線伝送装置100Aと無線伝送装置100Cとは、現用機で、無線伝送装置100Bと無線伝送装置100Dとは、予備機であるものとする。また、無線伝送装置100A、100B、100C、100Dは、図2で例示した構成を有しているものとする。
図4を用いて、無線伝送システム1における送受信の動作について説明する。なお、例えば、無線伝送装置100Aの各機能部には符号の後にAを付して表記し、他の無線伝送装置100B、100C、100Dについても同様に表記するものとする。
まずデータ受信時の動作について説明する。アンテナ130が、第二の通信システムのアンテナ131が送信したデータを受信し、カプラ120へ出力する。カプラ120は、受信データを、無線伝送装置100A、100Bに出力する。以下、無線伝送装置100Aの動作について説明する。特に記載しない限り、無線伝送装置100Bの動作は、無線伝送装置100Aの動作と同様である。無線受信部10Aは、第二の通信システムの無線伝送装置100Cが送信したデータを受信し、無線フレーム抽出部11Aへ出力する。無線フレーム抽出部11Aは、切替制御情報を切替制御部12Aに出力し、一般データ34を光送信部18Aへ出力する。切替制御部12Aは、切替制御情報を記憶部19Aに記録する。光送信部18Aは、無線フレーム抽出部11Aから取得した一般データ34を、電気信号から光信号に変換して、光カプラ140−2へ出力する。受信データは、L2SW150を介してネットワークへ伝送される。無線伝送装置100Bにおいては、切替制御部12Bの指示により、光送信部18Bはmute状態となっているので、光送信部18Bは、受信データの光カプラ140−2への出力を行わない。
次に送信時について説明する。光カプラ140−1は、L2SW150を介してネットワークから送信されたデータを、光受信部15Aへ出力する。光受信部15Aは、第二の通信システムの無線伝送装置100Cへ送信するデータを光信号から電気信号に変換して無線フレーム多重部14Aへ出力する。切替制御部12Aは、切替制御情報を記憶部19Aから読み出し、無線フレーム多重部14Aに出力する。無線フレーム多重部14Aは、光受信部15Aから取得したデータ(一般データ34)に、切替制御部12Aから取得した切替制御情報を多重し、送信データを生成する。多重とは、一般のフレーム構造の先頭に、図2で例示した切替制御情報を付加することをいう。そして無線フレーム多重部14Aは、生成した送信データを無線送信部13Aに出力する。無線送信部13Aは、そのデータをカプラ120へ出力する。送信データは、アンテナ130を介して第二の通信システムへ送信される。無線伝送装置100Bにおいては、切替制御部12Bの指示により、無線送信部13Bはmute状態となっているので、無線送信部13Bは、受信データのカプラ120への出力を行わない。
図5は、第一の実施形態による現用機と予備機の切り替え動作の処理フローの一例である。この図を用いて、図4で例示した無線伝送システム1における現用機と予備機との切り替え動作について説明する。前提として、この処理フロー図は、第二の通信システムの無線伝送装置100Cが送信したデータを、第一の通信システムにおいて無線伝送装置100A、無線伝送装置100Bが受信する場面であって、無線伝送装置100A、無線伝送装置100Bにおける処理を示している。
まず、第一の通信システムの無線伝送装置100A及び100Bで、無線受信部10A,10Bが、第二の通信システムの現用機である無線伝送装置100Cから送信されたデータを受信する。そして、無線フレーム抽出部11A、11Bは、無線受信部10A、10Bから受信データを取得し、そのデータがRDIフレームかどうかを、例えばフレームのヘッダ部の所定の位置に格納された情報などに基づいて判定する(ステップS1)。受信データがRDIフレームであれば(ステップS1=Yes)、無線フレーム抽出部11A、11Bは、受信データを切替制御部12A、12Bへ出力する。以下、無線伝送装置100Aでの動作を記述する。特に断りのない限り、無線伝送装置100Bにおける動作も同様である。
切替制御部12Aは、RDIフレームに含まれる第一の通信システムの現用機の識別子情報を読み取る。以下、この無線伝送装置100Aの識別子情報を「装置A」とする。また、他の無線伝送装置100B、100C、100Dについても同様であるとする。
切替制御部12Aは、RDIフレームに含まれる現用機を示す識別子情報が「装置A」かどうかを判定する(ステップS2)。この例の場合、第一の通信システムの現用機は、無線伝送装置100Aであるから、RDIフレームには、「装置A」が含まれている。その場合(ステップS2=Yes)、切替制御部12Aは、RDIフレームを受信したことから、第二の通信システムが、第一の通信システムからの送信データについて何らかの障害を検出したことを把握する。また、切替制御部12Aは、RDIフレームから「装置A」を読み取ると、現用機である無線伝送装置100Aに送受信障害が発生していないかどうかを判定する(ステップS3)。一時的なノイズ等の影響で第一の通信システムからの送信データに異常が発生したことにより、第二の通信システムがRDIフレームを送信してくる場合も考えられるため、障害の発生を確認するものである。
上述のとおり、切替制御部12Aは、無線受信部10や無線送信部13からの障害発生通知を受けることで、無線伝送装置100Aの送受信障害を検出することができる。切替制御部12Aは、RDIフレームが示す通り、現用機である自装置における送受信障害の発生を検出すると(ステップS3=Yes)、無線伝送装置100Aを予備機に切り替え、無線伝送装置100Bを現用機に切り替えるように制御する(ステップS4)。より詳細には、まず、切替制御部12Aは、切替指示を制御フレーム送信部16Aへ出力する。制御フレーム送信部16Aは、切替後の現用機「装置B」及び現用機の切り替えを指示する情報を、装置間ケーブル160−1を介して、無線伝送装置100Bの制御フレーム受信部17Bへ出力する。無線伝送装置100Bでは、制御フレーム受信部17Bが、制御フレーム送信部16Aから取得した切り替えを指示する情報を、切替制御部12Bに出力する。切替制御部12Bは、無線送信部13B、光送信部18Bに対してactive状態となるよう指示を行い、無線伝送装置100Bが現用機となるように制御する。一方、無線伝送装置100Aでは、切替制御部12Aが、無線送信部13A、光送信部18Aに対してmute状態となるよう指示を行い、無線伝送装置100Aが予備機となるように制御する。
また、このとき、切替制御とは別に、切替制御部12Aは、記憶部19に現用機と予備機の切り替えが発生したことを記録する。また、切替制御部12Aは、記憶部19に、新たに現用機となった無線伝送装置の識別子情報(「装置B」)を記録する。無線伝送装置100Bにおいても同様に、切替制御部12Bが、記憶部19Bに現用機の切り替えの発生と新たに現用機となった装置の識別子情報(「装置B」)を記録する。無線フレーム多重部14Bは、次回のデータ送信時に、この記録した記録した切り替えが発生したことを示す情報を、送信データの切替発生情報31に、また、記録した第一の通信システムの現用機の識別子情報を送信データの送信元現用機ID33に、それぞれ設定する。
また、ステップS3において、切替制御部12Aが、無線伝送装置100Aの送受信障害を検出しなかった場合(ステップS3=No)、切替制御部12Aは切替制御を行わず(ステップS5)、無線伝送装置100Aを現用機としたまま運用を続ける。
また、この例では、現用機が、無線伝送装置100Aである場面を例に説明を行ったが、現用機が、無線伝送装置100Bである場合、RDIフレームに含まれる現用機を示す識別子情報は「装置B」である。その場合(ステップS2=No)、ステップS3と同様に、切替制御部12Bは、無線伝送装置100Bに送受信障害が発生していないかどうかを判定する(ステップS6)。障害が発生していると判断した場合(ステップS6=Yes)、切替制御部12Bは、現用機を切り替え、現用機が無線伝送装置100Aとなるように制御する(ステップS7)。障害が発生していない判断した場合(ステップS6=No)、切替制御部12Bは、切替を行わず、無線伝送装置100Bを現用機としたまま運用を続ける(ステップS8)。また、切替制御とは別に、切替制御部12Bが、切替の発生と切替後の現用機の識別子情報を記憶部19Bに記録する。切替制御部12Aも同様である。
次に、無線受信部10A,10Bが受信したデータがRDIフレームでない場合(ステップS1=No)について説明する。この場合、無線フレーム抽出部11A、11Bは、受信データから切替制御情報(切替発生情報31、送信先現用機ID32、送信元現用機ID33)を抽出し、切替制御部12A,12Bへ出力する。以下、無線伝送装置100Aでの動作を例に説明するが、無線伝送装置100Bについても同様である。まず、切替制御部12Aは、抽出した切替発生情報31を参照し、第二の通信システム(無線伝送装置100C,100D)で現用機と予備機の切り替えがや装置間ケーブル障害が発生したかどうかを判定する(ステップS9)。切替発生情報31に切り替えの発生(切替発生情報31=「1」)や装置間ケーブルの障害を示す値(切替発生情報31=「2」)が設定されていれば(ステップS9=Yes)、切替制御部12Aは、次に抽出した送信元現用機ID33の値を参照し、第二の通信システムにおける現用機の識別子情報を取得する。そして、切替制御部12Aは、送信元現用機ID33が例えば「装置C」であるかどうかを判定する(ステップS10)。送信元現用機ID33が「装置C」である場合(ステップS10=Yes)、切替制御部12Aは、第二の通信システムの現用機の識別子情報「装置C」を、例えば第二の通信システムの識別子情報に対応付けて自装置が備える記憶部19Aに記録する(ステップS11)。また、送信元現用機ID33が「装置D」である場合(ステップS10=No)、切替制御部12Aは、第二の通信システムの現用機の識別子情報「装置D」を、第二の通信システムの識別子情報に対応付けて自装置の記憶部に記録する(ステップS12)。無線フレーム多重部14は、次回のデータ送信時に、この記録した第二の通信システムの現用機の識別子情報を、送信データの送信先現用機ID32に設定する。
次にステップS9において、切替発生情報31に切り替えの発生を示す値が設定されていない(切替発生情報31=「0」)場合(ステップS9=No)及び、ステップS9=YesであってステップS10〜ステップS12の処置が終了した場合、について説明する。これらの場合、切替制御部12Aは、自装置の送受信に障害が生じたかどうかを無線受信部10などからの障害発生を示す信号の有無により判定する(ステップS13)。障害が発生したと判定した場合(ステップS13=Yes)、切替制御部12Aは、現用機と予備機を切り替えるように制御する(ステップS14)。制御の詳細については、上述のステップS4で説明したとおりである。切替が生じると、切替制御部12Aが、切替が生じたことと、切替後の現用機の識別子情報を記憶部19Aに記録する。
障害の発生を検出しなかった場合(ステップS13=No)、切替制御部12Aは、装置間ケーブル160−1及び160−2にて障害が発生したかどうかを判定する(ステップS15)。既に述べたとおり、切替制御部12は、自装置の送受信の障害以外にも、接続間ケーブルの障害が発生したかどうかを検出することができる。
接続間ケーブルの障害を検出した場合(ステップS15=Yes)、切替制御部12Aは、受信データの送信先現用機ID32に設定されている識別子情報が自装置を示していれば自装置(無線伝送装置100A)をそのまま現用機として運用する。また、切替制御部12Aは、受信データの送信先現用機ID32に設定された識別子情報が自装置を示していなければ、自装置が予備機となるように制御する。なお、接続間ケーブルの障害が発生した場合、無線伝送装置100A、100Bそれぞれの備える切替制御部12A、切替制御部12Bは、一旦、それぞれの自装置が、現用機となるように制御する。その後、切替制御部12Aが上述した送信先現用機ID32に基づく切替制御を行う。
また、無線伝送装置100Bでは、切替制御部12Bが、受信データに含まれている送信先現用機ID32の値を参照し、自装置を示していれば、自装置(無線伝送装置100B)をそのまま現用機として運用し、自装置を示していなければ、自装置が予備機となるように制御する。このように、接続間ケーブルの障害が発生した場合は、それぞれの装置の切替制御部12が、独立して、それぞれの装置の現用機と予備機の切替制御を行う(ステップS16)。
また、接続間ケーブルの障害を検出した場合、現用機と予備機の切り替え制御とは別に、切替制御部12Aは、現用機の切り替えが生じたか否かにかかわらず、装置間ケーブル障害が発生したことを記憶部19Aに記録する。無線フレーム多重部14は、次回のデータ送信時に、この記録した情報を、送信データの切替発生情報31に設定する。この情報を受け取った第二の通信システムの無線伝送装置100Cでは、切替制御部12Cが、無線フレーム抽出部11Cによって抽出された切替制御情報の切替発生情報31を参照し、無線伝送装置100Aと無線伝送装置100Bの間の装置間接続ケーブルに障害が発生したことを把握し、記憶部19Cに第一の通信システムの識別子情報と対応付けて記録された第一の通信システムの現用機の識別子情報を、今回取得した受信データに含まれる送信元現用機ID33の値で更新する。無線伝送装置100Dにおいても同様である。そして、無線伝送装置100Cが次回、無線伝送装置100A,100Bに対してデータを送信するときには、切替制御部12Cがこの更新した値を記憶部19Cから読み出して、無線フレーム多重部14Cへ出力する。無線フレーム多重部14Cは、切替制御部12Cから取得した値を、送信データに多重する切替制御情報の送信先現用機ID32に設定する。同様に無線フレーム多重部14Cは、記憶部19Cに記録された第二の通信システムの現用機の識別子情報「装置C」を送信元現用機ID33に設定し、切替発生情報31に装置間ケーブルの障害の有無を示す情報を設定する。そして、無線送信部13Cが、このデータを送信する。このように、第一の通信システムと第二の通信システムがデータ送受信の度に、第一の通信システムと第二の通信システムの現用機の識別子情報を交換する。
また、接続間ケーブルの障害を検出しない場合(ステップS15=No)、切替制御部12Aは、現用機と予備機の切り替えを行わず、現状のまま運用を続ける(ステップS17)。
以上で本処理フローは終了する。
次に、無線伝送装置100Aにおいて、送信障害、受信障害、装置間ケーブル障害が生じた場合を例に、切り替え動作について説明する。
<送信障害の場合>
まず、無線伝送装置100Aにおいて、送信障害が生じたとする。すると無線伝送装置100Cでは、無線受信部10Cが受信したデータに基づいて異常を検出し、どの様な異常が検出されたか等の情報と共にRDIフレーム作成指示を、無線フレーム多重部14Cに対して行う。無線フレーム多重部14Cは、無線受信部10Cから取得した障害情報や、切替制御部12Cから取得した無線フレーム抽出部11Cが抽出した送信先現用機ID32を用いてRDIフレームを生成する。そして、無線送信部13Cが、RDIフレームを第一の通信システム(無線伝送装置100A、100B)に対して送信する。第一の通信システムでは、無線受信部10Aが、受信データがRDIフレームであると判定し(ステップS1=Yes)、無線フレーム抽出部11AへRDIフレームを出力する。切替制御部12Aは、RDIフレームを無線フレーム抽出部11Aから取得し、RDIフレームに含まれる現用機を示すIDが「装置A」であることを判定する(ステップS2=Yes)。また、切替制御部12Aは、現用機である無線伝送装置100Aに送受信障害が発生していないかかどうかを判断する(ステップS3)。切替制御部12Aは、現用機である自装置に送受信障害が発生していることを検出すると(ステップS3=Yes)、無線伝送装置100Aを予備機に切り替え、無線伝送装置100Bを現用機に切り替えるように制御する(ステップS4)。このように送信障害が発生した場合、図5の処理フローで説明した手順で現用機と予備機の切り替えが可能である。
<受信障害の場合>
まず、無線伝送装置100Aにおいて、受信障害が生じたとする。切替制御部12Aは、自装置での受信に障害が生じたかどうかを判定する(ステップS13)。障害が発生したと判定した場合(ステップS13=Yes)、切替制御部12Aは、現用機と予備機を切り替えるように制御する(ステップS14)。このように受信障害が発生した場合、図5の処理フローで説明した手順で現用機と予備機の切り替えが可能である。
<装置間ケーブル障害の場合>
まず、装置間ケーブル160−1又は装置間ケーブル160−2に障害が発生し、無線伝送装置100A及び無線伝送装置100Bの両方が現用機となったものとする。
切替制御部12Aは、装置間ケーブル160−1、160−2にて障害が発生したことを検出し(ステップS15=Yes)、切替制御部12Aは、受信データの送信先現用機ID32に設定された識別子情報が自装置を示していれば、自装置を現用機とし、そうでなければ、自装置を予備機に切り替える(ステップS16)。無線伝送装置100Bにおいても同様である。このようにケーブル間障害が発生した場合、図5の処理フローで説明した手順で現用機と予備機の切り替えが可能である。なお、受信データの送信先現用機ID32に基づいて切替制御を行うだけでなく、記憶部19に記録された第一の通信システムにおける現用機を示す識別子情報を読み取り、その識別子情報に基づいて切替制御を行ってもよい。
本実施形態によれば、自局システムと対向局システムとが互いに、自局システムと対向局システムとにおける現用機の情報を付加したデータを交換し合うことで、無線伝送装置の構成や状況の影響を受けることなく、現用機と予備機の切り替えを行うことができる。
なお、上述の無線フレーム抽出部11は、抽出部の一例である。また、無線フレーム多重部14は、付加部の一例である。また、無線伝送装置100A、無線伝送装置100B、無線伝送装置100C、無線伝送装置100Dは、通信装置の一例である。また、上述の切替発生情報31は、対向局システムにおける複数の無線伝送装置間の現用機と予備機の切り替えたか否かを示す情報の一例である。また、切替制御部12は、切り替え判定部の一例である。
なお、上述の無線伝送装置100は内部にコンピュータを有している。そして、上述した無線伝送装置100の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、自局システム又は対向局システムにおいては予備機となる無線通信装置が2台以上備えられていてもよい。
1・・・無線伝送システム
10・・・無線受信部
11・・・無線フレーム抽出部
12・・・切替制御部
13・・・無線送信部
14・・・無線フレーム多重部
15・・・光受信部
16・・・制御フレーム送信部
17・・・制御フレーム送信部
18・・・光送信部
19・・・記憶部
31・・・装置間ケーブル障害情報
32・・・送信先現用機ID
33・・・送信元現用機ID
34・・・一般データ
100、500・・・無線伝送装置
120、121、520・・・カプラ
130、131、530・・・アンテナ
140、141、540・・・光カプラ
150、151、550・・・L2SW

Claims (8)

  1. 互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機である通信装置が、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加する付加部と、
    前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う切り替え判定部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記抽出部は、前記対向する通信システムから受信したデータから、前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムを構成する複数の通信装置間の現用機と予備機の切り替えたか否かを示す情報をさらに抽出し、
    前記切り替え判定部は、前記抽出部が抽出した対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と前記通信装置間の現用機と予備機の切り替えたか否かを示す情報とを取得し、当該切り替えたか否かを示す情報が、切り替えたことを示す場合、当該対向する通信システムにおける現用機の識別子情報を新たに記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記切り替え判定部は、現用機と予備機との接続の障害を検出すると、前記自システムにおける現用機の識別子情報が自通信装置を示している場合、自通信装置が現用機となるように制御し、前記自システムにおける現用機の識別子情報が自通信装置を示していない場合、自通信装置が予備機となるように制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか1項に記載の通信装置。
  4. 前記切り替え判定部は、自システムにおける現用機と予備機の切り替えを行った後に、当該切替後の自システムにおける現用機の識別子情報と、切り替えたか否かを示す情報と、を記録し、
    前記多重部は、当該記録した切替後の自システムにおける現用機の識別子情報と、当該切り替えたか否かを示す情報とを送信するデータに付加する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記切り替え判定部は、前記自システムにおける現用機の識別子情報を、自通信装置に接続された他通信装置から取得し、自システムにおける現用機と予備機との切り替え制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機である通信装置が、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加する付加部と、
    前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う切り替え判定部と、
    を備えることを特徴とする第一の通信装置と第二の通信装置とを備え、
    前記第一の通信装置と前記第二の通信装置とは、対向する通信システムから受信した受信データに含まれる自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え制御を行う
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機である通信装置が、対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加し、
    前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出し、
    前記抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う
    ことを特徴とする通信装置の冗長構成切替方法。
  8. 互いに接続された現用機と予備機を備える通信システムのうち現用機又は予備機のうち少なくとも一方の通信装置のコンピュータを、
    対向する通信システムへ送信するデータに、自システムにおける現用機の識別子情報と、前記対向する通信システムから受信したデータに含まれる前記対向する通信システムにおける現用機の識別子情報と、を付加する手段、
    前記対向する通信システムが自システムに送信したデータから、前記付加した自システムにおける現用機の識別子情報を抽出する手段、
    前記抽出した前記自システムにおける現用機の識別子情報に基づいて自システムにおける現用機と予備機との切り替え判定を行う手段、
    として機能させるためのプログラム。
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