JP2017110489A - 底質除去システム、底質除去装置及び底質除去方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去システム1であって、池に沈められ、池の底に沿った移動に応じて所定の幅で底質を掘削して装置内に取り込む底質除去装置2と、底質除去装置2を陸上から移動操作する牽引ロープ3と、移動操作に応じて底質除去装置2内に取り込まれた底質をバキュームホース4を介して陸上まで吸引する底質吸引手段5と、底質除去装置2の浮力を調整する浮力調整手段6と、を備える。
【選択図】図1
Description
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、底質の界面位置を測定する底質界面測定手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、前記移動操作に応じて底質に食い込みながら所定の幅で底質を掘削するスクレーパと、掘削した底質を装置内に取り込む取込口と、を備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の底質除去システムにおいて、前記スクレーパは、底質に対する食い込み角度が調整可能であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、前記スクレーパと前記取込口との間に配置され、掘削した底質を破砕する回転刃を備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、空気及び水を貯留可能なタンクを備え、前記浮力調整手段は、前記タンク内の空気と水のバランスを変更することで前記底質除去装置の浮力を調整することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、一定の浮力を発生させる複数のフロートを備えることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、その外周部に立設され、かつ上端側に前記フロートが取り付けられる複数のフロート支柱を備え、該フロート支柱の立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、前記移動操作方向の前端側に立設され、かつ上端側に前記牽引ロープが連結される牽引支柱を備え、該牽引支柱の立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能であることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項2〜9のいずれか一項に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、複数方向への牽引移動操作が可能であり、前記底質界面測定手段、前記スクレーパ、前記取込口、前記回転刃、及び/又は、前記牽引支柱が、前記複数方向に対応して複数設けられることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、陸上及び/又は水中での走行を可能にする車輪又はクローラを備えることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、その外周部に立設された複数のレベルゲージを備え、複数のレベルゲージの水面からの突出量に基づいて、水中における前記底質除去装置の傾き状態を陸上から確認可能にしたことを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項1に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、池の底に堆積した底質を所定の幅で破砕して水と撹拌させる回転撹拌翼と、水と撹拌された底質を吸い込んで前記バキュームホースに送出する水中ポンプと、を備えることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項13に記載の底質除去システムにおいて、前記底質除去装置は、前記回転撹拌翼の底質に対する食い込み深さを制限する抵抗板を備えることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去装置であって、請求項1〜14のいずれか一項に記載の底質除去装置として機能することを特徴とする。
また、請求項16の発明は、池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去方法であって、底質除去装置を池に沈める工程と、牽引ロープを介して前記底質除去装置を陸上から移動操作し、該移動操作に応じて前記底質除去装置が所定の幅で掘削した底質を前記底質除去装置内に取り込む工程と、前記底質除去装置内に取り込まれた底質をバキュームホースを介して陸上まで吸引する工程と、前記移動操作及び底質の吸引を行いながら、前記底質除去装置の浮力調整に基づいて、除去する底質の厚さを調整する工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明によれば、底質除去装置は、底質の界面位置を測定する底質界面測定手段を備えるので、除去する底質の厚さを精度よく調整することができる。
また、請求項3の発明によれば、底質除去装置は、移動操作に応じて底質に食い込みながら所定の幅で底質を掘削するスクレーパと、掘削した底質を装置内に取り込む取込口とを備えるので、底質が硬い場合であっても、底質を確実に掘削して装置内に取り込むことができる。
また、請求項4の発明によれば、スクレーパは、底質に対する食い込み角度が調整できるので、底質の硬さに応じた食い込み角度調整に基づいて、底質の掘削効率を高めることができる。
また、請求項5の発明によれば、底質除去装置は、スクレーパと取込口との間に配置され、掘削した底質を破砕する回転刃を備えるので、底質が硬い場合や、底質に水草や小枝が含まれる場合であっても、それらを破砕して装置内に取り込むことができる。
また、請求項6の発明によれば、底質除去装置は、空気及び水を貯留可能なタンクを備え、このタンク内の空気と水のバランスを変更することで浮力が調整されるので、精度の高い浮力調整が可能になる。
また、請求項7の発明によれば、底質除去装置は、一定の浮力を発生させる複数のフロートを備えるので、タンクによる浮力調整範囲を小さくし、タンクの小型化などを図ることが可能になる。
また、請求項8の発明によれば、底質除去装置は、立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能なフロート支柱を備えるので、フロートの浮力作用位置を装置外方に変更し、底質除去装置の浮沈バランスを向上させることができる。
また、請求項9の発明によれば、底質除去装置は、立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能な牽引支柱を備えるので、池の底形状に合わせて牽引ロープによる牽引方向を適切に調整することができる。
また、請求項10の発明によれば、底質除去装置は、複数方向への牽引移動操作及び底質除去が可能なので、池の形状に合わせて効率のよく底質を除去することができる。
また、請求項11の発明によれば、底質除去装置は、陸上及び/又は水中での走行を可能にする車輪又はクローラを備えるので、陸上や水中における底質除去装置の移動が容易になる。
また、請求項12の発明によれば、底質除去装置は、その外周部に立設された複数のレベルゲージを備えるので、複数のレベルゲージの水面からの突出量に基づいて、水中における底質除去装置の傾き状態を陸上から確認することが可能になる。
また、請求項13の発明によれば、底質除去装置は、池の底に堆積した底質を所定の幅で破砕して水と撹拌させる回転撹拌翼と、水と撹拌された底質を吸い込んで前記バキュームホースに送出する水中ポンプと、を備えるので、底質吸入経路や底質送出経路における底質の詰まりを防止しつつ、底質を水と撹拌された状態でバキュームホースに積極的に送出することができる。
また、請求項14の発明によれば、底質除去装置は、前記回転撹拌翼の底質に対する食い込み深さを制限する抵抗板を備えるので、設定深さを越える底質の除去を抑制できる。
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去システムであって、該底質除去システム1は、池に沈められ、池の底に沿った移動に応じて所定の幅で底質を掘削して装置内に取り込む底質除去装置2と、底質除去装置2を陸上から移動操作する牽引ロープ3と、移動操作に応じて底質除去装置2内に取り込まれた底質をバキュームホース4を介して陸上まで吸引する底質吸引手段5と、底質除去装置2の浮力を調整する浮力調整手段6と、を備える。
図3〜図5に示すように、底質除去装置2は、前述したタンク8の他に、底質除去装置本体10、スクレーパ11、回転刃12、底質界面測定手段13、測定支柱14、フロート15、フロート支柱16、牽引支柱17、レベルゲージ18、車輪19、GPSロガー20などを備えて構成されている。
つぎに、底質除去システム1を用いた池の底質除去方法について説明する。
つぎに、本発明の第2実施形態に係る底質除去装置100について、図6〜図8を参照して説明する。ただし、第1実施形態と共通の構成(底質界面測定手段、牽引支柱、レベルゲージ、GPSロガーなど)は図示及び説明を省略する。
2 底質除去装置
3 牽引ロープ
4 バキュームホース
5 底質吸引手段
6 浮力調整手段
8 タンク
10 底質除去装置本体
10a、10b 取込口
11 スクレーパ
12 回転刃
13 底質界面測定手段
15 フロート
16 フロート支柱
17 牽引支柱
18 レベルゲージ
19 車輪
100 底質除去装置
110 底質除去装置本体
120 車輪
130 回転撹拌翼
140 撹拌翼駆動装置
150 抵抗板
160 水中ポンプ
170 タンク
180 フロート
190 着地センサ
請求項2の発明は、前記底質除去装置は、底質の界面位置を測定する底質界面測定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の底質除去システムである。
請求項3の発明は、前記底質除去装置は、前記移動操作に応じて底質に食い込みながら所定の幅で底質を掘削するスクレーパと、掘削した底質を装置内に取り込む取込口と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の底質除去システムである。
請求項4の発明は、前記スクレーパは、底質に対する食い込み角度が調整可能であることを特徴とする請求項3に記載の底質除去システムである。
請求項5の発明は、前記底質除去装置は、前記スクレーパと前記取込口との間に配置され、掘削した底質を破砕する回転刃を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の底質除去システムである。
請求項6の発明は、前記底質除去装置は、空気及び水を貯留可能なタンクを備え、前記浮力調整手段は、前記タンク内の空気と水のバランスを変更することで前記底質除去装置の浮力を調整することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の底質除去システムである。
請求項7の発明は、前記底質除去装置は、一定の浮力を発生させる複数のフロートを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の底質除去システムである。
請求項8の発明は、前記底質除去装置は、その外周部に立設され、かつ上端側に前記フロートが取り付けられる複数のフロート支柱を備え、該フロート支柱の立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能であることを特徴とする請求項7に記載の底質除去システムである。
請求項9の発明は、前記底質除去装置は、複数方向への牽引移動操作が可能であり、底質の界面位置を測定する底質界面測定手段、移動操作に応じて底質に食い込みながら所定の幅で底質を掘削するスクレーパ、掘削した底質を装置内に取り込む取込口、スクレーパと取込口のあいだに配置され、掘削した底質を破砕する回転刃、及び/又は、前記牽引支柱が、前記複数方向に対応して複数設けられることを特徴とする請求項1記載の底質除去システムである。
請求項10の発明は、前記底質除去装置は、陸上及び/又は水中での走行を可能にする車輪又はクローラを備えることを特徴とする請求項1に記載の底質除去システムである。
請求項11の発明は、前記底質除去装置は、その外周部に立設された複数のレベルゲージを備え、複数のレベルゲージの水面からの突出量に基づいて、水中における前記底質除去装置の傾き状態を陸上から確認可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の底質除去システムである。
請求項12の発明は、前記底質除去装置は、池の底に堆積した底質を所定の幅で破砕して水と撹拌させる回転撹拌翼と、水と撹拌された底質を吸い込んで前記バキュームホースに送出する水中ポンプと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の底質除去システムである。
請求項13の発明は、前記底質除去装置は、前記回転撹拌翼の底質に対する食い込み深さを制限する抵抗板を備えることを特徴とする請求項12に記載の底質除去システムである。
請求項14の発明は、池に沈められ、池の底に沿った移動に応じて池の底に堆積した底質を所定の厚さおよび幅で掘削して除去する底質除去装置であって、該底質除去装置には、該底質除去装置を陸上から移動操作する牽引ロープと、前記移動操作に応じて底質除去装置内に取り込まれた底質をバキュームホースを介して陸上まで吸引する底質吸引手段とが設けられると共に、前記底質除去装置は、該底質除去装置の浮力を調整する浮力調整手段と、前記移動操作方向の前端側に立設され、かつ上端側に前記牽引ロープが連結され、立設角度を外方に傾倒する方向に調整可能な牽引支柱と、を備えていることを特徴とする底質除去装置である。
請求項15の発明は、池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去方法であって、底質除去装置を池に沈める工程と、牽引ロープを介して前記底質除去装置を陸上から移動操作し、該移動操作に応じて前記底質除去装置が所定の幅で掘削した底質を前記底質除去装置内に取り込む工程と、前記底質除去装置内に取り込まれた底質をバキュームホースを介して陸上まで吸引する工程と、前記移動操作及び底質の吸引を行いながら、前記底質除去装置の浮力調整に基づいて、除去する底質の厚さを調整する工程と、前記移動操作方向の前端側に立設され、かつ上端側に前記牽引ロープが連結される牽引支柱の立設角度を外方に傾倒する方向に調整する工程と、を備えることを特徴とする底質除去方法である。
また、請求項2の発明によれば、底質除去装置は、底質の界面位置を測定する底質界面測定手段を備えるので、除去する底質の厚さを精度よく調整することができる。
また、請求項3の発明によれば、底質除去装置は、移動操作に応じて底質に食い込みながら所定の幅で底質を掘削するスクレーパと、掘削した底質を装置内に取り込む取込口とを備えるので、底質が硬い場合であっても、底質を確実に掘削して装置内に取り込むことができる。
また、請求項4の発明によれば、スクレーパは、底質に対する食い込み角度が調整できるので、底質の硬さに応じた食い込み角度調整に基づいて、底質の掘削効率を高めることができる。
また、請求項5の発明によれば、底質除去装置は、スクレーパと取込口との間に配置され、掘削した底質を破砕する回転刃を備えるので、底質が硬い場合や、底質に水草や小枝が含まれる場合であっても、それらを破砕して装置内に取り込むことができる。
また、請求項6の発明によれば、底質除去装置は、空気及び水を貯留可能なタンクを備え、このタンク内の空気と水のバランスを変更することで浮力が調整されるので、精度の高い浮力調整が可能になる。
また、請求項7の発明によれば、底質除去装置は、一定の浮力を発生させる複数のフロートを備えるので、タンクによる浮力調整範囲を小さくし、タンクの小型化などを図ることが可能になる。
また、請求項8の発明によれば、底質除去装置は、立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能なフロート支柱を備えるので、フロートの浮力作用位置を装置外方に変更し、底質除去装置の浮沈バランスを向上させることができる。
また、請求項9の発明によれば、底質除去装置は、複数方向への牽引移動操作及び底質除去が可能なので、池の形状に合わせて効率のよく底質を除去することができる。
また、請求項10の発明によれば、底質除去装置は、陸上及び/又は水中での走行を可能にする車輪又はクローラを備えるので、陸上や水中における底質除去装置の移動が容易になる。
また、請求項11の発明によれば、底質除去装置は、その外周部に立設された複数のレベルゲージを備えるので、複数のレベルゲージの水面からの突出量に基づいて、水中における底質除去装置の傾き状態を陸上から確認することが可能になる。
また、請求項12の発明によれば、底質除去装置は、池の底に堆積した底質を所定の幅で破砕して水と撹拌させる回転撹拌翼と、水と撹拌された底質を吸い込んで前記バキュームホースに送出する水中ポンプと、を備えるので、底質吸入経路や底質送出経路における底質の詰まりを防止しつつ、底質を水と撹拌された状態でバキュームホースに積極的に送出することができる。
また、請求項13の発明によれば、底質除去装置は、前記回転撹拌翼の底質に対する食い込み深さを制限する抵抗板を備えるので、設定深さを越える底質の除去を抑制できる。
Claims (16)
- 池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去システムであって、
池に沈められ、池の底に沿った移動に応じて所定の幅で底質を掘削して装置内に取り込む底質除去装置と、
前記底質除去装置を陸上から移動操作する牽引ロープと、
前記移動操作に応じて前記底質除去装置内に取り込まれた底質をバキュームホースを介して陸上まで吸引する底質吸引手段と、
前記底質除去装置の浮力を調整する浮力調整手段と、を備えることを特徴とする底質除去システム。 - 前記底質除去装置は、底質の界面位置を測定する底質界面測定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、
前記移動操作に応じて底質に食い込みながら所定の幅で底質を掘削するスクレーパと、
掘削した底質を装置内に取り込む取込口と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の底質除去システム。 - 前記スクレーパは、底質に対する食い込み角度が調整可能であることを特徴とする請求項3に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、前記スクレーパと前記取込口との間に配置され、掘削した底質を破砕する回転刃を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、空気及び水を貯留可能なタンクを備え、
前記浮力調整手段は、前記タンク内の空気と水のバランスを変更することで前記底質除去装置の浮力を調整することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の底質除去システム。 - 前記底質除去装置は、一定の浮力を発生させる複数のフロートを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、その外周部に立設され、かつ上端側に前記フロートが取り付けられる複数のフロート支柱を備え、該フロート支柱の立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能であることを特徴とする請求項7に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、前記移動操作方向の前端側に立設され、かつ上端側に前記牽引ロープが連結される牽引支柱を備え、該牽引支柱の立設角度が外方に傾倒する方向に調整可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、複数方向への牽引移動操作が可能であり、
前記底質界面測定手段、前記スクレーパ、前記取込口、前記回転刃、及び/又は、前記牽引支柱が、前記複数方向に対応して複数設けられることを特徴とする請求項2〜9のいずれか一項に記載の底質除去システム。 - 前記底質除去装置は、陸上及び/又は水中での走行を可能にする車輪又はクローラを備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、その外周部に立設された複数のレベルゲージを備え、複数のレベルゲージの水面からの突出量に基づいて、水中における前記底質除去装置の傾き状態を陸上から確認可能にしたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の底質除去システム。
- 前記底質除去装置は、
池の底に堆積した底質を所定の幅で破砕して水と撹拌させる回転撹拌翼と、
水と撹拌された底質を吸い込んで前記バキュームホースに送出する水中ポンプと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の底質除去システム。 - 前記底質除去装置は、前記回転撹拌翼の底質に対する食い込み深さを制限する抵抗板を備えることを特徴とする請求項13に記載の底質除去システム。
- 池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去装置であって、
請求項1〜14のいずれか一項に記載の底質除去装置として機能することを特徴とする底質除去装置。 - 池の底に堆積した底質を所定の厚さで除去する底質除去方法であって、
底質除去装置を池に沈める工程と、
牽引ロープを介して前記底質除去装置を陸上から移動操作し、該移動操作に応じて前記底質除去装置が所定の幅で掘削した底質を前記底質除去装置内に取り込む工程と、
前記底質除去装置内に取り込まれた底質をバキュームホースを介して陸上まで吸引する工程と、
前記移動操作及び底質の吸引を行いながら、前記底質除去装置の浮力調整に基づいて、除去する底質の厚さを調整する工程と、を備えることを特徴とする底質除去方法。
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