JP2017110466A - 建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法 - Google Patents

建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部材の取付け作業を代替もしくはアシストすることのできる建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法を提供する。
【解決手段】部材1を母体2に取付けるために用いられる建設作業用ロボット100であって、基台10と、基台10に設けられたマニピュレータ14と、マニピュレータ14の先端に着脱自在に設けられたエンドエフェクタ16と、マニピュレータ12の先端に設けられ、部材1および母体2の種別および位置を認識する認識手段と、エンドエフェクタ16と母体2の位置関係を計測する計測手段とを備え、マニピュレータ14は、予め設定した母体2の位置へマニピュレータ14の先端を接近移動させる移動制御手段を有し、エンドエフェクタ16は、部材保持手段と取付け操作手段と監視手段とを有するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設作業の省力化、省人化を図るための建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法に関するものである。
例えば従来の建物の天井工事においては、天井吊りボルトの取付け施工、天井ボードの取付け施工、乾式耐火被覆材の取付け施工が行われている。こうした施工作業は通常、作業員が高所作業車や足場等を利用して上向きの手作業により行っている。一般に、天井吊りボルトの取付け数量は多く、足場等の移動と高所でのボルト締結作業を多数回繰り返す必要がある。また、天井ボードや乾式耐火被覆材の取付け作業時には、足場等の移動と取付け作業が連続することに加え、天井に上げた天井ボードや乾式耐火被覆材を片手で保持しつつ、もう片方の手で工具を使い取付け作業を行う必要がある。
また、これらの作業は高所作業であることから転落等に対する安全対策等の配慮が求められるとともに、両手が塞がった状況での上向き作業であるため大きな労務負担となっていた。
そこで、こうした作業員の負担を軽減するため、高所における部材の取付け作業を代替もしくはアシストすることのできる建設作業用ロボットの開発が望まれていた。
建設作業用ロボットに関する従来技術としては、例えば特許文献1に記載の自走式処理装置が知られている。これは、建物の天井を破砕するための破砕工具を備えた装置でありウォールクラッシャとして機能する。この装置によれば、作業員が重量物である破砕工具を保持する必要がないので、高所作業における作業員の負担を軽減することができる。
特開2007−154643号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、部材の取付け作業を代替もしくはアシストすることのできる建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る建設作業用ロボットは、部材を母体に取付けるために用いられる建設作業用ロボットであって、基台と、基台に設けられた単数または複数台のマニピュレータと、マニピュレータの先端に着脱自在に設けられたエンドエフェクタと、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタに設けられ、部材および母体の種別および位置を認識する認識手段と、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタと母体の位置関係を計測する計測手段とを備え、マニピュレータは、予め設定した母体の位置へマニピュレータの先端を接近移動させる移動制御手段を有し、エンドエフェクタは、部材を保持する部材保持手段と、保持する部材を母体に取付け操作する取付け操作手段と、取付け状況を監視する監視手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る建設作業用ロボットは、上述した発明において、基台は、遠隔制御または自動制御により自走可能な走行台車であり、この走行台車は、外部環境の情報を取得して、取得した情報と予め把握してある建設作業空間の情報とを照合して自己の位置を検出する自己位置検出手段と、予め設定した母体近傍へ自己を移動させる移動制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る建設作業用ロボットは、上述した発明において、マニピュレータを昇降するための昇降手段をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る建設作業用ロボットは、上述した発明において、天井吊りボルト、天井ボード、システム天井材、耐火被覆材の少なくとも一つを所定の位置に取付けるために用いられることを特徴とする。
また、本発明に係る建設作業用ロボットの制御方法は、上述した建設作業用ロボットを制御する方法であって、建設作業エリアにおいて、部材と母体の種別を認識するとともに、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するように制御する第1工程と、予め設定した母体近傍にエンドエフェクタを接近移動するように制御する第2工程と、エンドエフェクタで部材を保持し、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するとともに取付け状況を監視しながら、部材を母体に取付けるように制御する第3工程とを備え、第2工程および第3工程を繰り返すように制御することを特徴とする。
本発明に係る建設作業用ロボットによれば、部材を母体に取付けるために用いられる建設作業用ロボットであって、基台と、基台に設けられた単数または複数台のマニピュレータと、マニピュレータの先端に着脱自在に設けられたエンドエフェクタと、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタに設けられ、部材および母体の種別および位置を認識する認識手段と、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタと母体の位置関係を計測する計測手段とを備え、マニピュレータは、予め設定した母体の位置へマニピュレータの先端を接近移動させる移動制御手段を有し、エンドエフェクタは、部材を保持する部材保持手段と、保持する部材を母体に取付け操作する取付け操作手段と、取付け状況を監視する監視手段とを有するので、従来、作業員が手作業で行っていた部材の取付け作業を、この建設作業用ロボットで代替もしくはアシストすることができるという効果を奏する。特に、取付け箇所が多数あり、取付け作業を多数回繰り返す必要がある場合には、作業員の負担を大幅に軽減することができるので、作業の省力化ないし省人化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る建設作業用ロボットによれば、基台は、遠隔制御または自動制御により自走可能な走行台車であり、この走行台車は、外部環境の情報を取得して、取得した情報と予め把握してある建設作業空間の情報とを照合して自己の位置を検出する自己位置検出手段と、予め設定した母体近傍へ自己を移動させる移動制御手段とを有するので、例えば、部材を取付ける母体が離れた位置に複数存在するような場合に、走行台車を母体近傍へ移動させることにより、マニピュレータの先端を母体に精度よく接近移動させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る建設作業用ロボットによれば、マニピュレータを昇降するための昇降手段をさらに備えるので、例えば、そのままの状態ではマニピュレータの先端が届かないような高所での取付け作業を容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る建設作業用ロボットによれば、天井吊りボルト、天井ボード、システム天井材、耐火被覆材の少なくとも一つを所定の位置に取付けるために用いられるので、作業員が高所で上向きに行う手作業を大幅に削減することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る建設作業用ロボットの制御方法によれば、上述した建設作業用ロボットを制御する方法であって、建設作業エリアにおいて、部材と母体の種別を認識するとともに、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するように制御する第1工程と、予め設定した母体近傍にエンドエフェクタを接近移動するように制御する第2工程と、エンドエフェクタで部材を保持し、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するとともに取付け状況を監視しながら、部材を母体に取付けるように制御する第3工程とを備え、第2工程および第3工程を繰り返すように制御するので、従来、作業員が手作業で行っていた部材の取付け作業を、この建設作業用ロボットで代替もしくはアシストすることができるという効果を奏する。特に、取付け箇所が多数あり、取付け作業を多数回繰り返す必要がある場合には、作業員の負担を大幅に軽減することができるので、作業の省力化ないし省人化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る建設作業用ロボットの実施の形態1を示す概略斜視図である。 図2は、本発明に係る建設作業用ロボットの実施の形態1を示す制御装置の概略ブロック図である。 図3は、図1の部分拡大図である。 図4は、図1のA−A線に沿った断面図である。 図5は、天井吊りボルトの施工位置を示す概略平面図である。 図6は、本発明に係る建設作業用ロボットの制御方法の実施の形態1を示す概略フローチャート図である。 図7は、本発明に係る建設作業用ロボットの実施の形態2を示す吸着時の概略斜視図である。 図8は、本発明に係る建設作業用ロボットの実施の形態2を示す取付け時の概略斜視図である。 図9は、本発明に係る建設作業用ロボットの制御方法の実施の形態2を示す概略フローチャート図である。 図10は、本発明に係る建設作業用ロボットの実施の形態3を示す吸着時の概略斜視図である。 図11は、本発明に係る建設作業用ロボットの実施の形態3を示す取付け時の概略斜視図である。 図12は、本発明に係る建設作業用ロボットの制御方法の実施の形態3を示す概略フローチャート図である。
以下に、本発明に係る建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
本実施の形態1は、本発明の建設作業用ロボットを天井吊りボルト施工用ロボットとして機能させる場合の例である。
図1に示すように、本実施の形態1に係る建設作業用ロボット100は、天井吊りボルト1(部材)を天井に埋め込まれた雌ねじ状のインサート2(母体)に取付けるためのものであり、走行台車10(基台)と、走行台車10の荷台12に設置されたマニピュレータ14と、マニピュレータ14の先端に着脱自在に設けられたエンドエフェクタ16とを備える。
走行台車10は、リモコンによる遠隔制御または自動制御により自走可能な台車であり、マニピュレータ14などの各種作業機器を搭載する。図の例では、走行台車10がクローラー式で構成される場合を示しているが、ホイール式で構成してもよい。この走行台車10は荷台12を上下に昇降するパンタグラフ式の昇降装置18(昇降手段)を備えており、そのままの状態ではマニピュレータ14の先端が届かないような高所での取付け作業を容易に行うことができる。この昇降装置18は、走行台車10が傾斜面上にある場合など、荷台12が傾斜している場合に荷台12を水平状態にする図示しない水平保持機構を有している。荷台12の上には、マニピュレータ14の台座20と制御ボックス22と作業員が搭乗可能な足場スペース24が設けられており、荷台12の周囲には柵26が設けられている。制御ボックス22の中には制御装置40が設けられており、側面にはタブレットからなる操作盤28が設けられている。荷台12の隣には部材用荷台30が固定されている。ここには、取付けに必要な数の吊りボルト1や、インサート2の孔を洗浄するためのタップ(不図示)が配備されている。なお、吊りボルト1の下部にはハンガー1aが取付けられている。
この走行台車10には、図1および図2に示すように、外部環境の情報を取得して、取得した情報と予め把握してある建設作業空間の情報とを照合して自己の位置を検出する自己位置検出手段32と、予め設定したインサート2近傍へ走行台車10(自己)を移動させる移動制御手段34とが搭載されている。
自己位置検出手段32は、全体俯瞰カメラ36と図示しないセンサと自己位置検出部38とからなる。なお、自己位置検出手段32はこの構成に限らず、自己の位置を検出可能なものであればこれ以外の構成であってもよい。全体俯瞰カメラ36は、制御ボックス22の上部に設置され、周囲を撮影して走行台車10の周囲全体を俯瞰する。全体俯瞰カメラ36の設置位置は制御ボックス22の上部に限定するものではなく、全体を俯瞰可能であればどこに設置してもよい。
全体俯瞰カメラ36およびセンサで取得した撮影画像などの情報は、図2に示すような制御装置40の自己位置検出部38に送られるようになっている。自己位置検出部38は、この撮影画像などの情報を画像解析し、データベース42に格納されている建設作業空間の情報とを照合して自己の位置を検出する。画像やセンサを用いた位置の検出方法としては、例えばレーザー光の反射を用いたレーザーレンジファインダーなどの周知の位置検出方法を用いることができる。また、この建設作業空間の情報としては、例えばBIM(ビルディングインフォメーションモデル)などに含まれる図面データを用いることができる。
移動制御手段34は、制御ボックス22の中の制御装置40に格納されている。移動制御手段34は、データベース42中のBIMなどに含まれる図面データから部材(天井吊りボルト1)の取付け位置を示すインサート2の座標(取付け座標)を取得し、取得した座標に対応する位置の近傍へ走行台車10を移動させる運転制御を行う。この運転制御は自己位置検出手段32と連動して行われる。すなわち移動制御手段34は、自己位置検出手段32により検出された自己の位置に対応する座標をデータベース42中のBIMなどに含まれる図面データから抽出し、この座標と移動目標である取付け座標の差を求める。そして、この差を縮めるべく走行台車10の駆動機構を介して走行台車10の向きおよび走行速度を調整して、走行台車10を移動させる運転制御を行う。この制御を所定の時間間隔で実行することで走行台車10を取付け座標の近傍まで移動させることができる。
なお、各インサート2の位置が走行台車10上のマニピュレータ14から届く範囲にある場合には、走行台車10を移動させる必要はない。しかし、インサート2が離れた位置に複数存在し、走行台車10を移動させなければマニピュレータ14の先端が届かないような場合には、取付け作業に移行する前に、まず移動制御手段34により走行台車10をインサート2近傍へ移動させるようにする。このようにすれば、マニピュレータ14の先端をインサート2に精度よく接近移動させることができ、後続の取付け作業を効率的に行うことができる。
マニピュレータ14は、各種作業を実施するための多関節ロボットアームであり、その先端に着脱自在に取付けられるエンドエフェクタ16の位置および姿勢を制御する位置姿勢制御手段44を備えている。マニピュレータ14は伸縮可能な機構を備えてもよい。この位置姿勢制御手段44は、予め設定した母体の位置へマニピュレータ14の先端を接近移動させる移動制御手段として機能する。位置姿勢制御手段44は、制御ボックス22の中の制御装置40に格納されている。位置姿勢制御手段44は、データベース42中のBIMなどに含まれる図面データから部材(天井吊りボルト1)の取付け位置を示すインサート2の座標(取付け座標)を取得し、取得した座標に対応する位置へエンドエフェクタ16を接近移動させる運転制御を行う。この運転制御は走行台車10に備わる自己位置検出手段32や昇降装置18と連動して行われる。すなわち位置姿勢制御手段44は、自己位置検出手段32により検出された走行台車10の位置に対応する座標をデータベース42中のBIMなどに含まれる図面データから抽出し、この座標に基づいてマニピュレータ14の先端と移動目標である取付け座標の差を求める。そして、この差を縮めるべくマニピュレータ14の先端を移動させる運転制御を行うことで、エンドエフェクタ16を取付け座標まで接近移動させることができる。なお、位置姿勢制御手段44は、マニピュレータ14の先端を移動させるために必要に応じて走行台車10に備わる昇降装置18を動作させることもできる。
エンドエフェクタ16は、各種作業を実施するための作業工具であり、マニピュレータ14の先端に着脱自在に取付けられる。本実施の形態のエンドエフェクタ16は、天井吊りボルト取付け作業に好適な機能を有しており、図3および図4に示すように、吊りボルト1を把持するボルト把持手段46(部材保持手段)と、吊りボルト1をインサート2に取付け操作する取付け操作手段48と、監視手段50と、認識手段52と、計測手段54とを備える。
ボルト把持手段46は、図4の断面図に示すように、基部と、基部56に回転自在に固定された鋏状の一対の把持爪58からなる。各把持爪58の内面側は吊りボルト1を把持可能な凹部60が形成されており、この凹部60には取付け操作手段48としての回転機構62が設けられている。したがって、ボルト把持手段46は回転機構62を介して吊りボルト1を把持する。回転機構62は、2つの回転軸64間に掛け回された平断面視で略楕円状の無端ベルト66と、無端ベルト66を回転駆動させる図示しない回転駆動部とからなる。吊りボルト1を把持した状態で無端ベルト66を回転すると、吊りボルト1は所定方向に回転する。吊りボルト1の延在方向を上下にしてインサート2に合わせた状態で回転機構62を作動させることで、吊りボルト1の締結作業が行えるようになっている。なお、ボルト把持手段46は、吊りボルト1の代わりにタップも把持可能となっている。
監視手段50は、吊りボルト1やタップの取付け状況を監視するものであり、例えば力センサやトルクセンサなどのセンサと監視部68により構成されている。監視部68は制御ボックス22の中の制御装置40に収められている。監視部68は、センサの検知量に基づいて吊りボルト1やタップのインサート2へのねじ込み状況を監視する。
認識手段52は、吊りボルト1やタップ(部材)およびインサート2(母体)の種別および位置を認識するものであり、カメラ70と図示しないセンサと認識部72とで構成されている。カメラ70はエンドエフェクタ16の上部に設置され、吊りボルト1やタップの上端およびインサート2の位置を撮影する。カメラ70の設置位置はエンドエフェクタ16の上部に限定するものではなく、マニピュレータ14の先端など部材および母材の種別および位置を認識可能であればどこに設置してもよい。
カメラ70およびセンサで取得した撮影画像などの情報は、制御ボックス22の中の制御装置40の認識部72に送られるようになっている。認識部72は、この情報とデータベース42に格納されている部材および母体の情報とを照合して吊りボルト1、タップおよびインサート2の種別および位置を検出し、検出した結果を認識結果とする。この部材および母体の情報としては、例えばBIMなどに含まれる図面データを用いることができる。
計測手段54は、エンドエフェクタ16とインサート2(母体)の位置関係、インサート2の形状および色、インサート2、吊りボルト1、タップの径、傾斜角度などを計測するものであり、制御ボックス22の中の制御装置40に収められている。計測手段54は、認識手段52による認識結果および監視手段50による監視結果に基づいてこれら計測対象を計測する。なお、上記の認識手段52および計測手段54の代わりに、周知のビジョンセンサを用いてもよい。
次に、上述した建設作業用ロボット100を用いた天井吊りボルト取付け作業の手順について説明する。
図5に示すように、施工中の建物の空間(施工エリアS)の天井のコンクリートには、吊りボルト装着用のインサート2が複数個、既に埋め込み設置されているものとする。図の例ではインサート2が格子点状に連続的に所定間隔(例えば90cm)で多数設置されているが、インサート2の配置態様はこれに限るものではない。
図6に示すように、まず、人力またはリモコン操作にて施工エリアSの入口に建設作業用ロボット100を配置する(ステップS101)。次に、建設作業用ロボット100の操作盤28を介して制御装置40を作動させ、走行台車10に備わる全体俯瞰カメラ36およびセンサで外部環境の情報を取得するとともに、自己位置検出手段32によりBIMなどの図面データと照合して自己位置を検出する(ステップS102)。次に、移動制御手段34により、施工エリアS中の吊りボルト取付け座標をBIMなどの図面データから取得し、取得した取付け座標近傍のポイントである作業エリア(建設作業エリア)へ走行台車10を移動させる(ステップS103)。
走行台車10が作業エリアに到着したら、位置姿勢制御手段44によりマニピュレータ14を動かしてエンドエフェクタ16を取付け座標に接近させ、認識手段52に備わるカメラ70およびセンサにより作業対象となるインサート2を認識させる(ステップS104:第1工程)。続いて、計測手段54によりインサート2の径、エンドエフェクタ16との相対座標を計測する。次に、位置姿勢制御手段44によりマニピュレータ14を動かしてエンドエフェクタ16を部材用荷台30に接近移動させる。続いて、計測した径に適合するタップを認識手段52で認識して、このタップをエンドエフェクタ16のボルト把持手段46で把持する。把持したタップの位置、傾斜角度を認識手段52および計測手段54で認識、計測しながら、タップをインサート2に合わせて挿入する。エンドエフェクタ16の取付け操作手段48の回転機構62でタップを回転してインサート2の孔を洗浄する(ステップS105)。この際、監視手段50に備わる力センサおよび計測手段54によりインサート2の傾斜角度を計測する。
次に、マニピュレータ14およびエンドエフェクタ16を動かしてタップを部材用荷台30に戻す。そして、計測した径に適合する吊りボルト1をエンドエフェクタ16のボルト把持手段46で把持してインサート2に対する位置と向きを合わせる(ステップS106:第2工程)。エンドエフェクタ16の取付け操作手段48の回転機構62により吊りボルト1をインサート2に締結する(ステップS107:第3工程)。この際、監視手段50によりねじ込み深さ、トルクを計測する。また、認識手段52に備わるカメラ70およびセンサおよび計測手段54により吊りボルト1の下部のハンガー1aの向きを計測する。エンドエフェクタ16の取付け操作手段48の回転機構62によりハンガー1aの向きを調整する。次に、走行台車10に備わる移動制御手段34により、次の吊りボルト取付け座標をBIMなどの図面データから取得し、取得した取付け座標近傍の作業エリアへ走行台車10を移動させる(ステップS108)。以降、取付け箇所数に応じて上記のステップS104〜S108を繰り返す。
このように、本実施の形態によれば、従来、作業員が手作業で行っていた天井吊りボルト(部材)の取付け作業を、この建設作業用ロボット100で代替もしくはアシストすることができる。特に、作業員が高所で上向きに行う手作業を大幅に削減することができる。また、吊りボルトの取付け箇所が多数あり、取付け作業を多数回繰り返す必要がある場合には、作業員の負担を大幅に軽減することができるので、作業の省力化ないし省人化を図ることができる。このため、作業に係る労務コストを削減することができる。
また、作業に伴う施工情報(例えば、吊りボルトの取付け位置座標や作業時間、出来高数量など)を建設作業用ロボット100に備わるデータベース42のような記録装置に自動的に記録することにより、施工管理を効率化することも可能である。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施の形態2は、本発明の建設作業用ロボットを天井ボード施工ロボットとして機能させる場合の例である。
図7は天井ボードを吸着保持する際の建設作業用ロボットの概略図、図8は天井に取付ける際の概略図である。これらの図に示すように、本実施の形態2に係る建設作業用ロボット200は、天井ボード3(部材)を吊りボルトのハンガーなどに固定した図示しない下地材4(母体)に取付けるためのものであり、走行台車10と、マニピュレータ14と、エンドエフェクタ16Aとを備える。走行台車10およびマニピュレータ14の構成は上記の実施の形態1と同様である。本実施の形態のエンドエフェクタ16Aは上記の実施の形態1とは異なり、天井ボード3の取付けに好適な種々の機構を有している。なお、走行台車10の部材用荷台30には吊りボルト1の代わりに矩形の天井ボード3(例えば、横幅90cm、縦幅180cm程度)が複数配備されている。
エンドエフェクタ16Aは、天井ボード3を吸着して保持するボード保持手段46A(部材保持手段)と、天井ボード3を下地材4に取付け操作する取付け操作手段48Aと、監視手段50Aと、認識手段52Aと、計測手段54Aとを備える。ボード保持手段46Aは、例えばバキュームグリッパなどの吸着保持手段により構成することができる。取付け操作手段48Aは、例えば図示しない別のマニピュレータとその先端に設けられたビス打ち機構により構成することができる。この場合、荷台12に部材保持用のマニピュレータ(エンドエフェクタ)と部材取付け用のマニピュレータ(エンドエフェクタ)を設け、部材保持作業と取付け作業を複数台のマニピュレータ(エンドエフェクタ)で分業してもよい。
監視手段50Aは、天井ボード3の取付け状況を監視するものであり、例えば力センサなどのセンサと監視部68Aにより構成されている。監視部68Aは制御ボックス22の中の制御装置40に収められている。監視部68Aは、これらセンサの検知量に基づいて天井ボード3の下地材4への取付け状況や隣合う天井ボード3間の突合せ状況などを監視する。
認識手段52Aは、天井ボード3(部材)および下地材4(母体)の種別および位置を認識するものであり、図示しないカメラとセンサと認識部72Aとで構成されている。カメラはエンドエフェクタ16Aに設置され、施工済みの天井ボード3や下地材4を撮影する。
カメラおよびセンサで取得した撮影画像などの情報は、制御ボックス22の中の制御装置40の認識部72Aに送られるようになっている。認識部72Aは、この情報とデータベース42に格納されている部材および母体の情報とを照合して天井ボード3および下地材4の種別および位置を検出し、検出した結果を認識結果とする。この部材および母体の情報としては、例えばBIMなどに含まれる図面データを用いることができる。
計測手段54Aは、エンドエフェクタ16Aと下地材4と施工済み天井ボード3の端部の位置関係などを計測するものであり、制御ボックス22の中の制御装置40に収められている。計測手段54Aは、認識手段52Aによる認識結果および監視手段50Aによる監視結果に基づいてこれら計測対象を計測する。なお、上記の認識手段52Aおよび計測手段54Aの代わりに、周知のビジョンセンサを用いてもよい。
次に、上述した建設作業用ロボット200を用いた天井ボード取付け作業の手順について説明する。
図9に示すように、まず、人力またはリモコン操作にて施工エリアSの入口に建設作業用ロボット200を配置する(ステップS201)。次に、建設作業用ロボット200の操作盤28を介して制御装置40を作動させ、走行台車10に備わる全体俯瞰カメラ36およびセンサで外部環境の情報を取得するとともに、自己位置検出手段32によりBIMなどの図面データと照合して自己位置を検出する(ステップS202)。次に、移動制御手段34により、施工エリアS中の天井ボード取付け座標をBIMなどの図面データから取得し、取得した取付け座標近傍のポイントである作業エリア(建設作業エリア)へ走行台車10を移動させる(ステップS203)。
走行台車10が作業エリアに到着したら、位置姿勢制御手段44によりマニピュレータ14を動かしてエンドエフェクタ16Aを取付け座標に接近させ、認識手段52Aに備わるカメラおよびセンサにより作業対象となる下地材4、施工済み天井ボード端部、天井ボード未施工箇所を認識させる(ステップS204:第1工程)。続いて、計測手段54Aにより施工済み天井ボード端部とエンドエフェクタ16Aとの相対座標を計測し、設置座標とする。次に、位置姿勢制御手段44によりマニピュレータ14を動かしてエンドエフェクタ16Aを部材用荷台30に接近移動させる。次に、天井ボード3をエンドエフェクタ16Aのボード保持手段46Aで吸着保持して設置座標近傍へ移動させ、天井ボード3を鉛直上方に持ち上げて下地材4に接触させて位置合わせを行う(ステップS205:第2工程)。この際、監視手段50Aの力センサの検知に基づいてエンドエフェクタ16Aを動かすことで接触力を制御する。続いて、エンドエフェクタ16Aを水平方向へ動かして天井ボード3を施工済み天井ボードの端部に接触させる。この際、監視手段50Aの力センサの検知に基づいてエンドエフェクタ16Aを動かすことで接触力を制御する。ビス打ちにより天井ボード3を下地材4に取付ける(ステップS206:第3工程)。この場合、取付け操作手段48Aによるビス打ちを行ってもよいし、走行台車10の荷台12に乗った作業員がビス打ちを行ってもよい。従来の天井ボードの取付け作業では、上向きで天井ボード3を支える作業員と、ビス打ちする作業員の少なくとも2人が必要であったが、本実施の形態によれば作業員の数を少なくとも1人減らすことができる。次に、走行台車10に備わる移動制御手段34により、次の取付け座標をBIMなどの図面データから取得し、取得した取付け座標近傍の作業エリアへ走行台車10を移動させる(ステップS207)。以降、取付け箇所数に応じて上記のステップS204〜S207を繰り返す。
このように、本実施の形態によれば、従来、作業員が手作業で行っていた天井ボード(部材)の取付け作業を、この建設作業用ロボット200で代替もしくはアシストすることができる。特に、作業員が高所で上向きに行う手作業を大幅に削減することができる。また、天井ボードの取付け箇所が多数あり、取付け作業を多数回繰り返す必要がある場合には、作業員の負担を大幅に軽減することができるので、作業の省力化ないし省人化を図ることができる。このため、作業に係る労務コストを削減することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
本実施の形態3は、本発明の建設作業用ロボットを乾式耐火被覆材施工ロボットとして機能させる場合の例である。
図10は乾式耐火被覆材を吸着保持する際の建設作業用ロボットの概略図、図11は天井の梁部材に取付ける際の概略図である。これらの図に示すように、本実施の形態3に係る建設作業用ロボット300は、シート状の乾式耐火被覆材5(部材)を天井のH形鋼からなる梁部材6(母体)に取付けるためのものであり、走行台車10と、マニピュレータ14と、エンドエフェクタ16Bとを備える。走行台車10およびマニピュレータ14の構成は上記の実施の形態1と同様である。本実施の形態のエンドエフェクタ16Bは上記の実施の形態1とは異なり、乾式耐火被覆材5の取付けに好適な種々の機構を有している。なお、走行台車10の部材用荷台30には吊りボルト1の代わりに乾式耐火被覆材5が配備されている。本実施の形態では、耐火被覆材が乾式耐火被覆材である場合を例にとり説明するが、耐火被覆材が半湿式耐火被覆材である場合にも適用可能である。この場合、半湿式耐火被覆材の吹付けに好適な機構を有するエンドエフェクタを用いればよい。
エンドエフェクタ16Bは、乾式耐火被覆材5を吸着して保持する保持手段46B(部材保持手段)と、乾式耐火被覆材5を梁部材6に取付け操作する取付け操作手段48Bと、監視手段50Bと、認識手段52Bと、計測手段54Bとを備える。保持手段46Bは、例えばバキュームグリッパなどの吸着保持手段により構成することができる。取付け操作手段48Bは、例えば図示しない別のマニピュレータとその先端に設けられた固定ピン溶着機構により構成することができる。この固定ピン溶着機構は、例えば、固定ピンを保持する保持部と、保持した固定ピンを乾式耐火被覆材5に貫通して梁部材6の上下フランジ6A、6Bに溶着可能な機構により構成することができる。上記の場合、荷台12に乾式耐火被覆材保持用のマニピュレータ(エンドエフェクタ)と固定ピン溶着用のマニピュレータ(エンドエフェクタ)を設け、乾式耐火被覆材保持作業と固定ピン溶着作業を複数台のマニピュレータ(エンドエフェクタ)で分業してもよい。
監視手段50Bは、乾式耐火被覆材5の取付け状況を監視するものであり、例えば力センサなどのセンサにより構成されている。監視手段50Bは、これらセンサの検知量に基づいて乾式耐火被覆材5の梁部材6への取付け状況、固定ピンの梁部材への接触状況、溶着状況などを監視する。
認識手段52Bは、乾式耐火被覆材5(部材)および梁部材6(母体)の種別および位置を認識するものであり、図示しないカメラとセンサと認識部とで構成されている。カメラはエンドエフェクタ16Bに設置され、乾式耐火被覆材5や梁部材6を撮影する。
カメラおよびセンサで取得した撮影画像などの情報は、制御ボックス22の中の制御装置40の認識部72Bに送られるようになっている。認識部72Bは、この情報とデータベース42に格納されている部材および母体の情報とを照合して乾式耐火被覆材5および梁部材6の種別および位置を検出し、検出した結果を認識結果とする。この部材および母体の情報としては、例えばBIMなどに含まれる図面データを用いることができる。
計測手段54Bは、エンドエフェクタ16Bと梁部材6と施工済み乾式耐火被覆材5の端部の位置関係などを計測するものであり、制御ボックス22の中の制御装置40に収められている。計測手段54Bは、認識手段52Bによる認識結果および監視手段50Bによる監視結果に基づいてこれら計測対象を計測する。なお、上記の認識手段52Bおよび計測手段54Bの代わりに、周知のビジョンセンサを用いてもよい。
次に、上述した建設作業用ロボット300を用いた乾式耐火被覆材取付け作業の手順について説明する。
図12に示すように、まず、人力またはリモコン操作にて施工エリアSの入口に建設作業用ロボット300を配置する(ステップS301)。次に、建設作業用ロボット300の操作盤28を介して制御装置40を作動させ、走行台車10に備わる全体俯瞰カメラ36およびセンサで外部環境の情報を取得するとともに、自己位置検出手段32によりBIMなどの図面データと照合して自己位置を検出する(ステップS302)。次に、移動制御手段34により、施工エリアS中の乾式耐火被覆材取付け座標をBIMなどの図面データから取得し、取得した取付け座標近傍のポイントである作業エリア(建設作業エリア)へ走行台車10を移動させる(ステップS303)。
走行台車10が作業エリアに到着したら、位置姿勢制御手段44によりマニピュレータ14を動かしてエンドエフェクタ16Bを取付け座標に接近させ、認識手段52Bに備わるカメラおよびセンサにより作業対象となる梁部材6、施工済み乾式耐火被覆材5の端部、乾式耐火被覆材未施工箇所を認識させる(ステップS304:第1工程)。続いて、計測手段54Bにより梁部材6の上下フランジ6A、6Bの端面、施工済み乾式耐火被覆材5の端部とエンドエフェクタ16Bとの相対座標を計測し、設置座標とする。次に、位置姿勢制御手段44によりマニピュレータ14を動かしてエンドエフェクタ16Bを部材用荷台30に接近移動させる。次に、乾式耐火被覆材5をエンドエフェクタ16Bの保持手段46Bで吸着保持する。この場合、作業員が乾式耐火被覆材5を保持手段46Bに取付けてもよい。
次に、エンドエフェクタ16Bで保持された乾式耐火被覆材5を設置座標の近傍へ移動させ、梁部材6の上フランジ6A位置に接触させ、位置合わせを行って押し付ける(ステップS305:第2工程)。この際、監視手段50Bの力センサの検知に基づいてエンドエフェクタ16Bを動かすことで接触力を制御する。続いて、乾式耐火被覆材5を上フランジ6Aに押し付けた状態で、取付け操作手段48Bの固定ピン溶着機構により固定ピンを乾式耐火被覆材5に挿し込み上フランジ6Aに接触させる。この際、監視手段50Bの力センサの検知に基づいて固定ピンの上フランジ6Aとの接触力を制御しながら固定ピン溶着機構を作動させて固定ピンを上フランジ6Aに溶着する。次に、固定ピン溶着機構を梁部材6の下フランジ6B位置へ移動させ、固定ピンを乾式耐火被覆材5に挿し込み下フランジ6Bに接触させ、上フランジ6Aの場合と同様にして固定ピンを下フランジ6Bに溶着する。このようにして、乾式耐火被覆材5を梁部材6に取付ける(ステップS306:第3工程)。次に、走行台車10に備わる移動制御手段34により、次の取付け座標をBIMなどの図面データから取得し、取得した取付け座標近傍の作業エリアへ走行台車10を移動させる(ステップS307)。以降、取付け箇所数に応じて上記のステップS304〜S306を繰り返す。なお、固定ピンの溶着作業は、取付け操作手段48Bの固定ピン溶着機構により行う代わりに、走行台車10の荷台12に乗った作業員が昇降装置18を利用して行ってもよい。
このように、本実施の形態によれば、従来、作業員が手作業で行っていた乾式耐火被覆材(部材)の取付け作業を、この建設作業用ロボット300で代替もしくはアシストすることができる。特に、作業員が高所で上向きに行う手作業を大幅に削減することができる。また、乾式耐火被覆材の取付け箇所が多数あり、取付け作業を多数回繰り返す必要がある場合には、作業員の負担を大幅に軽減することができるので、作業の省力化ないし省人化を図ることができる。このため、作業に係る労務コストを削減することができる。
上記の実施の形態において、走行台車10を多数の脚部を有する多脚式ロボットで構成し、斜面や段差を通過する際に荷台の水平状態を維持しながら移動可能に構成してもよい。
以上説明したように、本発明に係る建設作業用ロボットによれば、部材を母体に取付けるために用いられる建設作業用ロボットであって、基台と、基台に設けられた単数または複数台のマニピュレータと、マニピュレータの先端に着脱自在に設けられたエンドエフェクタと、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタに設けられ、部材および母体の種別および位置を認識する認識手段と、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタと母体の位置関係を計測する計測手段とを備え、マニピュレータは、予め設定した母体の位置へマニピュレータの先端を接近移動させる移動制御手段を有し、エンドエフェクタは、部材を保持する部材保持手段と、保持する部材を母体に取付け操作する取付け操作手段と、取付け状況を監視する監視手段とを有するので、従来、作業員が手作業で行っていた部材の取付け作業を、この建設作業用ロボットで代替もしくはアシストすることができる。特に、取付け箇所が多数あり、取付け作業を多数回繰り返す必要がある場合には、作業員の負担を大幅に軽減することができるので、作業の省力化ないし省人化を図ることができる。
また、本発明に係る建設作業用ロボットによれば、基台は、遠隔制御または自動制御により自走可能な走行台車であり、この走行台車は、外部環境の情報を取得して、取得した情報と予め把握してある建設作業空間の情報とを照合して自己の位置を検出する自己位置検出手段と、予め設定した母体近傍へ自己を移動させる移動制御手段とを有するので、例えば、部材を取付ける母体が離れた位置に複数存在するような場合に、走行台車を母体近傍へ移動させることにより、マニピュレータの先端を母体に精度よく接近移動させることができる。
また、本発明に係る建設作業用ロボットによれば、マニピュレータを昇降するための昇降手段をさらに備えるので、例えば、そのままの状態ではマニピュレータの先端が届かないような高所での取付け作業を容易に行うことができる。
また、本発明に係る建設作業用ロボットによれば、天井吊りボルト、天井ボード、システム天井材、耐火被覆材の少なくとも一つを所定の位置に取付けるために用いられるので、作業員が高所で上向きに行う手作業を大幅に削減することができる。
また、本発明に係る建設作業用ロボットの制御方法によれば、上述した建設作業用ロボットを制御する方法であって、建設作業エリアにおいて、部材と母体の種別を認識するとともに、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するように制御する第1工程と、予め設定した母体近傍にエンドエフェクタを接近移動するように制御する第2工程と、エンドエフェクタで部材を保持し、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するとともに取付け状況を監視しながら、部材を母体に取付けるように制御する第3工程とを備え、第2工程および第3工程を繰り返すように制御するので、従来、作業員が手作業で行っていた部材の取付け作業を、この建設作業用ロボットで代替もしくはアシストすることができる。特に、取付け箇所が多数あり、取付け作業を多数回繰り返す必要がある場合には、作業員の負担を大幅に軽減することができるので、作業の省力化ないし省人化を図ることができる。
以上のように、本発明に係る建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法は、建設作業の省力化、省人化を図るための建設作業用ロボットに有用であり、特に、天井吊りボルトなどの部材の取付け作業を代替もしくはアシストするのに適している。
1 天井吊りボルト(部材)
2 インサート(母体)
3 天井ボード(部材)
4 下地材(母体)
5 乾式耐火被覆材(部材)
6 梁部材(母体)
10 走行台車(基台)
12 荷台
14 マニピュレータ
16 エンドエフェクタ
18 昇降装置(昇降手段)
20 台座
22 制御ボックス
24 足場スペース
26 柵
28 操作盤
30 部材用荷台
32 自己位置検出手段
34 移動制御手段
36 全体俯瞰カメラ
38 自己位置検出部
40 制御装置
42 データベース
44 位置姿勢制御手段(移動制御手段)
46 ボルト把持手段(部材保持手段)
48 取付け操作手段
50 監視手段
52 認識手段
54 計測手段
56 基部
58 把持爪
60 凹部
62 回転機構
64 回転軸
66 無端ベルト
68 監視部
70 カメラ
72 認識部
100,200,300 建設作業用ロボット
S 施工エリア

Claims (5)

  1. 部材を母体に取付けるために用いられる建設作業用ロボットであって、
    基台と、基台に設けられた単数または複数台のマニピュレータと、マニピュレータの先端に着脱自在に設けられたエンドエフェクタと、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタに設けられ、部材および母体の種別および位置を認識する認識手段と、マニピュレータの先端またはエンドエフェクタと母体の位置関係を計測する計測手段とを備え、
    マニピュレータは、予め設定した母体の位置へマニピュレータの先端を接近移動させる移動制御手段を有し、
    エンドエフェクタは、部材を保持する部材保持手段と、保持する部材を母体に取付け操作する取付け操作手段と、取付け状況を監視する監視手段とを有することを特徴とする建設作業用ロボット。
  2. 基台は、遠隔制御または自動制御により自走可能な走行台車であり、
    この走行台車は、外部環境の情報を取得して、取得した情報と予め把握してある建設作業空間の情報とを照合して自己の位置を検出する自己位置検出手段と、予め設定した母体近傍へ自己を移動させる移動制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の建設作業用ロボット。
  3. マニピュレータを昇降するための昇降手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の建設作業用ロボット。
  4. 天井吊りボルト、天井ボード、システム天井材、耐火被覆材の少なくとも一つを所定の位置に取付けるために用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の建設作業用ロボット。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の建設作業用ロボットを制御する方法であって、
    建設作業エリアにおいて、部材と母体の種別を認識するとともに、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するように制御する第1工程と、
    予め設定した母体近傍にエンドエフェクタを接近移動するように制御する第2工程と、
    エンドエフェクタで部材を保持し、エンドエフェクタと母体の位置関係を計測するとともに取付け状況を監視しながら、部材を母体に取付けるように制御する第3工程とを備え、
    第2工程および第3工程を繰り返すように制御することを特徴とする建設作業用ロボットの制御方法。
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