JP7372161B2 - マニピュレータ、自動化方法及びプログラム - Google Patents

マニピュレータ、自動化方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、マニピュレータ、自動化方法及びプログラムに関する。
部品製造において、部品に取り付けられたボルトにナットを掛けてネジを締める等の人手のよる作業は、単調且つ当該作業の箇所の多さから、ミスが起きる可能性がある。そのため、マニピュレータを用いたナットの締め付けが検討されている(例えば、特許文献1-3を参照)。
特開2016-190316号公報 特開2016-016509号公報 特開2017-196713号公報
しかしながら、マニピュレータのアームに設けられるセンサが検知できる距離には限りがある。このため、マニピュレータを用いてボルトを締め付ける場合は、マニピュレータに設置したセンサがボルトを検知できるように、人手などによりマニピュレータをボルトの近傍に移動させる必要がある。
本開示の目的は、上述した課題を解決するマニピュレータ、自動化方法及びプログラムを提供することにある。
本開示に係るマニピュレータは、アームと、アームの先端に設けられ、ナットを把持してナットを回転軸回りに回転させるナットランナとを備えるマニピュレータであって、アームの先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサと、アームの先端に設けられ、拡大して被写体の形態を検知する、ロングレンジセンサより焦点距離の短いショートレンジセンサと、ロングレンジセンサによって検知された形態から、マニピュレータに対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定する第1位置特定部と、第1相対位置に基づいて、ボルトにアームの先端が近接するようにアームの姿勢を制御する第1制御部と、ショートレンジセンサによって検知された形態から、ボルトが写る部分を特定し、マニピュレータに対するボルトの相対位置である第2相対位置とマニピュレータの姿勢を特定する第2位置特定部と、第2相対位置に基づいて、ナットランナが把持するナットをボルトに挿入できるようにアームの姿勢を制御する第2制御部と、を備える。
本開示に係る自動化方法は、アームと、アームの先端に設けられ、ナットを把持してナットを回転軸回りに回転させるナットランナを備えるマニピュレータであって、アームの先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサと、アームの先端に設けられ、拡大して被写体の形態を検知する、ロングレンジセンサより焦点距離の短いショートレンジセンサと、を備えるマニピュレータにおいて、ロングレンジセンサによって検知された形態から、マニピュレータに対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定するステップと、第1相対位置に基づいて、ボルトにアームの先端が近接するようにアームの姿勢を制御するステップと、ショートレンジセンサによって検知された形態から、ボルトが写る部分を特定し、マニピュレータに対するボルトの相対位置である第2相対位置とマニピュレータの姿勢を特定するステップと、第2相対位置に基づいて、ナットランナが把持するナットがボルトに挿入できるようにアームの姿勢を制御するステップと、を有する。
本開示に係るプログラムは、アームと、アームの先端に設けられ、ナットを把持してナットを回転軸回りに回転させるナットランナとを備えるマニピュレータであって、アームの先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサと、アームの先端に設けられ、拡大して被写体の形態を検知する、ロングレンジセンサより焦点距離の短いショートレンジセンサと、を備えるマニピュレータにおいて、ロングレンジセンサによって検知された形態から、マニピュレータに対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定するステップと、第1相対位置に基づいて、ボルトにアームの先端が近接するようにアームの姿勢を制御するステップと、ショートレンジセンサによって検知された形態から、ボルトが写る部分を特定し、マニピュレータに対するボルトの相対位置である第2相対位置とマニピュレータの姿勢を特定するステップと、第2相対位置に基づいて、ナットランナが把持するナットがボルトに挿入できるようにアームの姿勢を制御するステップとして実行させる。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、施工対象にボルトに締め付けをする場合、人手を削減でき、ミスを減らすことができる。
一実施形態に係るマニピュレータの構成を示す図である。 一実施形態に係るエンドエフェクタの構成を示す図である。 一実施形態に係る制御装置の構成を示す図である。 一実施形態に係るCAD情報の一例を示す図である。 一実施形態に係るCAD情報の一例を示す図である。 一実施形態に係るロングレンジセンサが検知したランドマークの形態の一例を示す図である。 一実施形態に係るマニピュレータの動作を示すフローチャートである。 コンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈第1の実施形態〉
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る自動化システムの構成を示す図である。図1には、マニピュレータ100と、施工対象300と、が示されている。
《施工対象の構成》
施工対象300は、自動化システム10によりナットが締め付けられる対象である。施工対象300の例としては、航空機部品の一つであるパネルと、船舶部品の一つであるパネルと、が挙げられる。
施工対象300は、ランドマーク301と、ボルト302と、を備える。図1に示す施工対象300は、ランドマーク301を1つ、ボルト302を4つ備えるが、図1と異なる数のランドマーク301と、図1と異なる数のボルト302と、を備えても良い。また、図1に示す施工対象300は、地面に垂直に立てられているが、地面に対して斜めに置かれ、または地面に寝かせて置かれていても良い。
ランドマーク301は、施工対象300に設けられた特徴的な形態を有する構造物である。ランドマーク301の例としては、図1に示すように、施工対象300の長方凸状のリブが挙げられる。自動化システム10は、ランドマーク301を認識することで、施工対象300の位置や姿勢を特定することができる。ランドマーク301の形状は長方形に限らず、円形や三角形など多様な形で有っても良い。また、施工対象300の全体が平坦でランドマーク301たり得る構造物がない場合には、施工対象300の任意の位置にランドマーク301としてマーカを付しても良い。また、図1においてランドマーク301は、施工対象300の中部に位置する。ランドマーク301は、施工対象300の上部や下部などに位置しても良い。
ボルト302は、施工対象300に設けられた穴に予め嵌められる。ボルト302は、自動化システム10によるナットの締め付け対象物である。図1に示す例では、ボルト302の頭部は図1の紙面後方側に位置するように嵌められる。
図1に示す例では、施工対象300は、ボルト302Aと、ボルト302Bと、ボルト302Cと、ボルト302Dの4つのボルト302を有する。ボルト302Aは施工対象300の上部にあり、ボルト302Bは施工対象300の中部且つランドマーク301の上部にある。ボルト302Dは施工対象300の下部にあり、ボルト302Cは施工対象300の中部且つランドマーク301の下部にある。図1に示す施工対象300は、全ての穴にボルト302が嵌められた状態であるが、施工対象300の一部の穴にのみにボルト302が嵌められた状態であっても良い。
《マニピュレータの構成》
マニピュレータ100は、施工対象300のランドマーク301の形態とボルト302の形態を検知して、施工対象300のボルト302にナットを締め付ける。図1に示すマニピュレータ100は、多関節型マニピュレータである。マニピュレータ100は、アーム101と、関節102と、制御装置103と、エンドエフェクタ104と、ナットフィーダ105と、移動体200と、を備える。
なお、図1に示すエンドエフェクタ104は簡略化されて示されたものであり、エンドエフェクタ104の構成は図2に示す。
移動体200は、アーム101の基端部を移動可能に支持する。移動体200の例としては、移動台車、ガイドを用いる移動車が挙げられる。移動体200は、制御装置103から信号を受け入れて、ロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置に移動する。
図1に示す移動体200は、制御装置103から信号を受け入れて移動するが、制御装置103から信号を受け入れず、人手によりマニピュレータ100を移動させるものであっても良い。この場合、移動体200は、ユーザの操作入力を受け入れる操作入力受入部を備えて、リアルタイムでユーザの操作入力を受け入れて、マニピュレータ100を移動させても良い。
図1に示すマニピュレータ100は、アーム101としてアーム101Aと、アーム101Bと、アーム101Cとを備えているが、異なる数のアーム101を備えても良い。また、図1に示すマニピュレータ100は、関節102として関節102Aと、関節102Bと、関節102Cとを備えているが、異なる数の関節102を備えても良い。
アーム101Cには制御装置103が内蔵される。アーム101Cの先端部は関節102Bを介してアーム101Bの基端部に接続される。アーム101Bの先端部は関節102Aを介してアーム101Aの基端部と接続される。アーム101Cの基板部は関節102Cを介して移動体200に接続される。ナットフィーダ105は移動体200の上に別置きでセットされる。なお、ナットフィーダ105はエンドエフェクタ104に直接供給されるようにして、アーム101Aの先端部に取り付けても構わない。アーム101Aの先端部にはエンドエフェクタ104が設けられる。
関節102には、サーボモータが内蔵される。サーボモータの回転によって当該関節102に接続されるアーム101の姿勢が制御される。
なお、他の実施形態に係る関節102は、回転関節に加えて直動関節を備えても良い。直動関節を備えたマニピュレータ100は、直動関節の伸び縮みにより、ナットを締め付けできる範囲を調整することができる。
制御装置103は、マニピュレータ100を制御してボルト302にナットを締め付ける。制御装置103の詳細の構成については図4に示し、後述する。
エンドエフェクタ104は、ロングレンジセンサ110と、ショートレンジセンサ120と、ナットランナ130と、を備える。図2はエンドエフェクタ104の構成を示す図である。
ロングレンジセンサ110は、アーム101の先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知する。すなわち、ロングレンジセンサ110は、被写体である施工対象300の形態を検知し、施工対象300のランドマーク301の形態を検知する。広角とは、ロングレンジセンサ110のレンズの中央からレンズが被写体を結ぶまでの距離(焦点距離)が短い状況をいう。
図2に示すロングレンジセンサ110はステレオカメラである。すなわち、ロングレンジセンサ110は、2つのカメラ110A、110Bを備える。2つのカメラ110A及び110Bは、それぞれ被写体の形態を示す画像を撮像する。ロングレンジセンサ110は、2つのカメラ110A及び110Bが撮像した画像から、被写体の距離画像を生成する。距離画像は、点群データなどによって表される三次元データとなる場合もある。
なお、他の実施形態に係るロングレンジセンサ110はレーザーセンサなどの被写体の三次元形状を検知可能な他の装置であっても良い。また、他の実施形態に係るロングレンジセンサ110は、単眼カメラであっても良い。
ロングレンジセンサ110は、ロングレンジセンサ110とランドマーク301との距離が略60センチメートル以下のときに、当該ランドマーク301が明瞭に映るような焦点距離を有する。
ショートレンジセンサ120は、アーム101の先端に設けられ、拡大して被写体の形態を検知する。すなわち、ショートレンジセンサ120は、被写体である施工対象300の形態を検知し、施工対象300のボルト302の形態も検知する。
図2に示すショートレンジセンサ120はステレオカメラである。すなわち、ショートレンジセンサ120は、2つのカメラ120A、120Bを備える。2つのカメラ120A及び120Bは、それぞれ被写体の形態を示す画像を撮像する。ショートレンジセンサ120は、2つのカメラ120A及び120Bが撮像した画像から、被写体の距離画像を生成する。
なお、他の実施形態に係るショートレンジセンサ120は、レーザーセンサなどの被写体の三次元形状を検知可能な他の装置であっても良い。ショートレンジセンサ120は、ナットランナ130とボルト302との距離が略10センチメートル以下のときに、当該ボルト302が明瞭に映るような焦点距離を有する。
ナットランナ130は、ナットフィーダ105から供給されたナットを把持し、ボルト302に当該ナットを締め付ける。ナットランナ130は、モータドライバ(図示しない)を内蔵する。
ナットランナ130は、ナットを把持するソケットの内部に負圧を発生させることで、ソケットにナットを吸着させる。その後、ナットランナ130は、モータドライバの回転によりソケットを回転させることにより、ソケットに把持されたナットを回転させる。ナットの軸とボルト302の軸とが一致した状態でソケットが回転されることにより、ナットランナ130は、ボルト302にナットを締め付けることができる。
ナットフィーダ105は、移動台車上にセットされるか、アーム101Aの表面に取り付けられ、マニピュレータによりアームの先端部に取り付けたナットランナをアクセスしてフィードされてきたナットを把持するか、ナットランナ130にナットを供給するようになっている。ナットフィーダ105は、図示しないホッパに投入された複数のナットを軸方向に揃えて一列に並べる。ナットフィーダ105は並べられたナットのうち先頭の1つをナットランナ130のソケットに供給する。
《制御装置の構成》
以下、制御装置103の構成について説明する。
図3は制御装置103の構成を示す図である。制御装置103は、センサコントローラ150と、マニピュレータコントローラ160と、ナットランナコントローラ170と、相対位置特定部152と、第1位置特定部153と、第2位置特定部154と、座標変換部161と、移動制御部201と、を備える。
センサコントローラ150は、ロングレンジセンサ110及びショートレンジセンサ120がランドマーク301及びボルト302の形態を撮像するように制御する。センサコントローラ150は、ロングレンジセンサ110及びショートレンジセンサ120に電気信号を送って、ロングレンジセンサ110及びショートレンジセンサ120を制御する。すなわち、センサコントローラ150は、ロングレンジセンサ110が、被写体である施工対象300のランドマーク301の形態を撮像して検知するように制御する。また、センサコントローラ150は、ショートレンジセンサ120が、被写体である施工対象300のボルト302の形態を撮像して検知するように制御する。
相対位置特定部152は、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、施工対象300のランドマーク301が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対する施工対象のランドマークの相対位置を特定する。
以下、相対位置特定部152がランドマーク301の相対位置を特定する動作を説明する。
相対位置特定部152は、ロングレンジセンサ110A及びロングレンジセンサ110Bが撮像したランドマーク301の形態を含む画像を取得する。
その後、相対位置特定部152は、ロングレンジセンサ110Aが撮像した画像と、ロングレンジセンサ110Bが撮像した画像を照らし合わせて、三角測量の方法もしくは予め登録したCADによる寸法形状の情報を用いて3次元的にマッチングさせる方法を用いてランドマーク301の相対位置を特定する。上記相対位置とは、マニピュレータ100のロングレンジセンサ110を基準点(0、0、0)とした場合の、ランドマーク301の代表部位(例えば、画像の重心位置)のX、Y、Z座標である。
第1位置特定部153は、ランドマーク301の相対位置をランドマーク301及びボルト302を含む施工対象300の形態を示すCAD情報に照らし合わせて、マニピュレータ100に対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定する。
上記CAD情報とは、ランドマーク301の形態及び位置と、ボルト302の位置と、が含まれた施工対象300の3次元の地図情報である。
図4と、図5は施工対象300のCAD情報の一例を示す図である。また、図6は、ロングレンジセンサ110が検知したランドマーク301の形態の一例である。制御装置103は、図4と図5に示すように、異なる角度から施工対象300を見た場合の複数の地図情報をCAD情報として記憶する。
以下、第1位置特定部153の動作を説明する。
第1位置特定部153は、ロングレンジセンサ110が検知したランドマーク301の形態である図6のような画像を、制御装置103が記憶しているCAD情報に照らし合わせる。
マニピュレータ100のロングレンジセンサ110の位置により、施工対象300のランドマーク301の見え方は異なるため、CAD情報のうち、図4のCAD情報と、図6の画像とは一致しない。図6の画像と、図5のCAD情報が一致するため、第1位置特定部153は、図5のCAD情報から、ロングレンジセンサ110が検知したランドマーク301を図5のCAD情報におけるランドマーク301と特定する。
その後、第1位置特定部153は、図5のCAD情報からランドマーク301に対するボルト302の位置を取得する。
その後、第1位置特定部153は、取得したランドマーク301に対するボルト302の位置に、相対位置特定部152が特定した相対位置を加算する。すなわち、第1位置特定部153は、ランドマーク301に対するボルト302の位置に、マニピュレータ100に対するランドマーク301の位置である相対位置を加算することにより、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第1相対位置を特定する。第1相対位置は3次元座標である。
座標変換部161は、マニピュレータ100の姿勢に基づいて、第1位置特定部153が特定した第1相対位置を、アーム101の基端部を基準点としたボルト302の座標に変換する。
以下、座標変換部161の動作について説明する。
座標変換部161は、関節102が備える回転センサ(図示しない)から回転角のデータを受け入れ、制御装置103が記憶するアーム101の長さのデータを、受け入れて、マニピュレータ100の姿勢を特定する。
その後、座標変換部161は、特定したマニピュレータ100の姿勢を、マニピュレータ100の姿勢と座標変換式とが関連付けられた情報である変換情報に照らし合わせて、座標変換式を特定する。
その後、座標変換部161は、特定した座標変換式に第1位置特定部153が特定した第1相対位置を代入して、アーム101の基端部を基準点としたボルト302の座標を算出する。
第2位置特定部154は、ショートレンジセンサ120によって検知された形態から、ボルト302が写る部分を特定し、ボルト302の軸の傾きを特定して、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置と姿勢(具体的にはボルトを円筒とみなした時の円筒端面の中心と中心軸の方位情報)である第2相対位置を特定する。
以下、第2位置特定部154が第2相対位置を特定する動作を説明する。
第2位置特定部154は、ショートレンジセンサ120A及びショートレンジセンサ120Bが撮像したボルト302の形態を含む画像を取得する。
その後、第2位置特定部154は、ショートレンジセンサ120Aが撮像した画像と、ショートレンジセンサ120Bが撮像した画像を照らし合わせて、三角測量の方法もしくは予め登録したCADによる寸法形状の情報を用いて3次元的にマッチングさせる方法を用いて、又、ボルト302の先端部の形態に基づいて、当該ボルト302の軸の傾きを特定して、第2相対位置を特定する。上記第2相対位置とは、マニピュレータ100のショートレンジセンサ120を基準点(0、0、0)とした場合の、ボルト302のX、Y、Z座標である。
マニピュレータコントローラ160は、第1制御部と第2制御部の一例である。
マニピュレータコントローラ160は、第1相対位置に基づいて、ボルト302にアーム101の先端が近接するようにアーム101の姿勢を制御する。また、マニピュレータコントローラ160は、第2相対位置に基づいて、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようにアーム101の姿勢を制御する。
具体的には、マニピュレータコントローラ160は以下のように動作する。
まず、マニピュレータコントローラ160は、以下のような動作により、第1相対位置に基づいて、ボルト302にアーム101の先端が近接するようにアーム101の姿勢を制御する。
マニピュレータコントローラ160は、座標変換部161が変換したボルト302の座標を受け入れる。
その後、マニピュレータコントローラ160は、受け入れたボルト302の座標にアーム101の先端近接するように、関節102が備えるサーボモータに信号を送信する。ボルト302の座標にアーム101の先端が近接するとは、ボルト302の座標とアーム101の先端とが離れた距離が、予め設定された範囲内になることをいう。
マニピュレータコントローラ160から信号を受け入れた関節102が備えるサーボモータは、関節102が備える回転軸を回転させる。これにより、ボルト302の座標にアーム101の先端が近接することとなる。
また、マニピュレータコントローラ160は、以下のような動作により、第2相対位置に基づいて、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようにアーム101の姿勢を制御する。
まず、マニピュレータコントローラ160は、第2相対位置を第2位置特定部154から受け入れる。
その後、マニピュレータコントローラ160は、受け入れた第2相対位置を用いて、ナットランナ130がボルト302に近接するように、関節102が備えるサーボモータに信号を送信する。ナットランナ130にボルト302が近接するとは、ナットランナ130の位置とボルト302の位置とが離れた距離が、予め設定された範囲内になることをいう。
マニピュレータコントローラ160から信号を受け入れた関節102が備えるサーボモータは、関節102が備える回転軸を回転させる。これにより、ボルト302の第2相対位置にナットランナ130が近接できるようになる。
マニピュレータ100は、マニピュレータコントローラ160によりナットランナ130が把持するナットがボルト302に近接するようにアーム101の姿勢を制御された後に、ショートレンジセンサ120により再度ボルト302の先端部の形態を検知して、検知された当該形態に基づいて、マニピュレータコントローラ160によりナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようにアーム101の姿勢を制御しても良い。
すなわち、ショートレンジセンサ120により検知されたボルト302の先端部の形態が、ナットランナ130が把持するナットをボルト302に嵌められる形態ではない場合は、制御装置103は、検知された当該形態に基づいて、マニピュレータコントローラ160によりナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようにアーム101の姿勢を制御する。
ナットランナコントローラ170は、ナットランナ130が備えるサーボモータ(図示しない)に信号を送り、ナットランナ130が把持するナットを回転させるように制御する。すなわち、ナットランナ制御部171から信号を受け入れたナットランナ130が備えるサーボモータは、ナットランナ130が把持するナットを回転させる。これにより、ナットはボルト302に締め付けられる。
移動制御部201は、予め設定された情報に基づいてロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置に移動体200を移動させる。
以下、移動制御部201の動作を説明する。
移動制御部201は、ビーコン発信機(図示しない)から受信した信号に基づいて、マニピュレータ100の位置を特定する。ビーコン発信機は移動制御部201と有線又は無線で接続する。移動制御部201は、ビーコン発信機の代わりに、GNSS(Global Navigation Satellite System)やマーカを用いて、マニピュレータ100の位置を特定しても良い。
その後、移動制御部201は、予め設定された情報である移動情報に基づいて、ロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置に移動体200を移動させる。移動情報とは、ロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置を示す情報である。
《マニピュレータの動作》
以下、マニピュレータ100の動作について説明する。
図7は、マニピュレータ100の動作を示すフローチャートである。
移動制御部201により、移動体200が、ロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置に移動体200を移動される(ステップS1)。ユーザが手動で移動体200を移動させることにより、ロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置に移動体200を移動させても良い。
ロングレンジセンサ110が施工対象300のランドマーク301の形態を検知する(ステップS2)。すなわち、制御装置103のセンサコントローラ150により、ロングレンジセンサ110が施工対象300のランドマーク301の形態を検知するように、制御される。これにより、ロングレンジセンサ110は、施工対象300のランドマーク301の形態を検知する。
ステップS2で検知されたランドマーク301の形態を用いて、相対位置特定部152がランドマーク301の相対位置を特定する(ステップS3)。すなわち、相対位置特定部152は、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、施工対象300のランドマーク301が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対する施工対象のランドマークの相対位置を特定する。
ステップS3で特定されたランドマーク301の相対位置に基づいて、第1位置特定部153が第1相対位置を特定する(ステップS4)。すなわち、第1位置特定部153は、ランドマーク301の相対位置をランドマーク301及びボルト302を含む施工対象300の形態を示すCAD情報に照らし合わせて、マニピュレータ100に対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定する。
座標変換部161は、マニピュレータ100の姿勢に基づいて、第1位置特定部153がステップS4で特定した第1相対位置を、アーム101の基端部を基準点としたボルト302の座標に変換する(ステップS5)。
マニピュレータコントローラ160は、ステップS5で変換されたボルト302の座標に基づいて、ボルト302にアーム101の先端が近接するようにアーム101の姿勢を制御する(ステップS6)。マニピュレータコントローラ160から信号を受け入れた関節102が備えるサーボモータは、関節102が備える回転軸を回転させる。これにより、ボルト302の座標にアーム101の先端が近接することとなる。
ショートレンジセンサ120が施工対象300のボルト302の形態を検知する(ステップS7)。すなわち、制御装置103のセンサコントローラ150により、ショートレンジセンサ120がボルト302の形態を検知するように制御され、ショートレンジセンサ120が施工対象300のボルト302の形態を検知する。
ステップS8で検知されたボルト302の形態を用いて、第2位置特定部154が第2相対位置及びマニピュレータ100の姿勢を特定する(ステップS8)。すなわち、ショートレンジセンサ120によって検知された形態から、ボルト302が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第2相対位置及びマニピュレータ100の姿勢を特定する。
マニピュレータコントローラ160は、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるように関節102を制御する。(ステップS9)。マニピュレータコントローラ160から信号を受け入れた関節102が備えるサーボモータは、関節102が備える回転軸を回転させる。これにより、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようになる。
ナットランナコントローラ170は、ナットランナ130が備えるサーボモータに信号を送り、ナットランナ130が把持するナットを回転させるように制御する(ステップS10)。ナットランナ制御部171から信号を受け入れたナットランナ130が備えるサーボモータは、ナットランナ130が把持するナットを回転させる。これにより、ナットはボルト302に締め付けられる。
上記の動作により、焦点距離の短いショートレンジセンサ120に加えて焦点距離の長いロングレンジセンサ110を備えたマニピュレータ100によりボルト302にナットを締め付けできるため、施工対象300のボルト302にナットを締め付けをする場合、人手を削減でき、ミスを減らすことができる。また、人手作業を無くすことで、単調作業に対する作業者不足や、昼夜関係なく作業を行わせることができるようになり、工程の短縮を図ることができるようになる。
ナットランナ130は内部にエアユニット(図示しない)を備える。マニピュレータ100は、ナットフィーダ105の近傍にナットランナ130を移動させる。その後、ナットランナ130はエアユニットを作動させてナットフィーダ105から真空吸着でナットを吸着させる。その後、ナットランナ130は、モータドライバを回転させてボルト302にナットを締め付けする。
また、上記の説明においては、センサコントローラ150と、マニピュレータコントローラ160と、ナットランナコントローラ170とは、ソフトウェアであるが、マニピュレータ100は、センサコントローラ150と、マニピュレータコントローラ160と、ナットランナコントローラ170とを、ハードウェアとして備えても良い。
この場合、制御装置103は、センサ制御部(図示しない)を備える。センサ制御部は、センサコントローラ150を制御する。また、制御装置103は、マニピュレータ制御部(図示しない)を備える。マニピュレータ制御部はマニピュレータコントローラ160を制御する。また、制御装置103は、ナットランナ制御部(図示しない)を備える。ナットランナ制御部はナットランナコントローラ170を制御する。ハードウェアであるセンサコントローラ150と、マニピュレータコントローラ160と、ナットランナコントローラ170とは、センサ制御部と、マニピュレータ制御部と、ナットランナ制御部とにより制御されて動作する。
《作用・効果》
本開示に係るマニピュレータ100は、アーム101と、アーム101の先端に設けられ、ナットを把持してナットを回転軸回りに回転させるナットランナ130とを備えるマニピュレータ100であって、アーム101の先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサ110と、アーム101の先端に設けられ、拡大して被写体の形態を検知する、ロングレンジセンサ110より焦点距離の短いショートレンジセンサ120と、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第1相対位置を特定する第1位置特定部153と、第1相対位置に基づいて、ボルト302にアーム101の先端が近接するようにアーム101の姿勢を制御する第1制御部と、ショートレンジセンサ120によって検知された形態から、ボルト302が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第2相対位置を特定する第2位置特定部154と、第2相対位置に基づいて、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようにアーム101の姿勢を制御する。
これにより、焦点距離の短い望遠型のショートレンジセンサ120に加えて焦点距離の長い広角型のロングレンジセンサ110を備えたマニピュレータ100によりボルト302にナットを締め付けできるため、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。また、人手作業を無くすことで、単調作業に対する作業者不足や、昼夜関係なく作業を行わせることができるようになり、工程の短縮を図ることができるようになる。
また、マニピュレータ100は、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、施工対象300のランドマーク301が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対する施工対象300のランドマーク301の相対位置を特定する相対位置特定部152と、を備え、第1位置特定部153は、ランドマーク301の相対位置をランドマーク301及びボルト302を含む施工対象300の形態を示すCAD情報に照らし合わせて、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第1相対位置を特定する。
マニピュレータ100は、焦点距離の長い広角型のロングレンジセンサ110で施工対象300のランドマーク301の相対位置を特定して、第1相対位置を特定する。また、マニピュレータ100は、焦点距離の短い望遠型のショートレンジセンサ120を用いてボルト302にナットを締め付けできるため、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。また、人手作業を無くすことで、単調作業に対する作業者不足や、昼夜関係なく作業を行わせることができるようになり、工程の短縮を図ることができるようになる。
また、マニピュレータ100のロングレンジセンサ110及びショートレンジセンサ120は、被写体の三次元形状を検知し、第2位置特定部154は、ショートレンジセンサ120によって検知された形態に基づいてボルト302の軸の傾きを特定し、第2制御部は、ナットランナ130の回転軸とボルト302の軸とが正対するようにアーム101の姿勢を制御する。
マニピュレータ100は、ボルト302の3次元形状を検知し、ボルト302の軸の傾きを特定して当該ボルト302にナットを締め付けする。これにより、マニピュレータ100のユーザは、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。
また、マニピュレータ100は、アーム101に設けられ、ナットランナ130にナットを供給するナットフィーダ105と、を備える。
これにより、マニピュレータ100が、ナットフィーダ105により供給されたナットを用いて、ボルト302にナットを締め付けすることができるため、マニピュレータ100のユーザは、ナットランナ130にナットを供給するための人手を削減することができる。
また、マニピュレータ100は、アーム101の基端部を移動可能に支持する移動体200と、予め設定された情報に基づいてロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置に移動体200を移動させる移動制御部201と、を備える。
マニピュレータ100は、移動制御部201により制御される移動体200によって移動される。これにより、マニピュレータ100のユーザは、マニピュレータ100の移動にかかる人手を削減することができる。
〈他の実施形態〉
上記において、マニピュレータ100の実施形態を説明したが、マニピュレータ100は、以下のような形態で実施されても良い。
上記の実施形態においては、ロングレンジセンサ110は、ランドマーク301の形態を検知したが、特定形態のマークを貼ったランドマーク301を検知するようにしても良い。これにより、ロングレンジセンサ110によるランドマーク301の検知の精度を上げることができる。
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の制御装置103は、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLC(Programmable Logic Controller)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLCの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されて良い。
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140または通信回線を介してコンピュータに接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ1130は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
〈付記〉
各実施形態に記載のマニピュレータ100は、例えば以下のように把握される。
(1)アーム101と、アーム101の先端に設けられ、ナットを把持してナットを回転軸回りに回転させるナットランナ130とを備えるマニピュレータ100であって、アーム101の先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサ110と、アーム101の先端に設けられ、拡大して被写体の形態を検知する、ロングレンジセンサ110より焦点距離の短いショートレンジセンサ120と、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第1相対位置を特定する第1位置特定部153と、第1相対位置に基づいて、ボルト302にアーム101の先端が近接するようにアーム101の姿勢を制御する第1制御部と、ショートレンジセンサ120によって検知された形態から、ボルト302が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第2相対位置とマニピュレータの姿勢を特定する第2位置特定部154と、第2相対位置に基づいて、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようにアーム101の姿勢を制御する。
これにより、焦点距離の短い望遠型のショートレンジセンサ120に加えて焦点距離の長い広角型のロングレンジセンサ110を備えたマニピュレータ100によりボルト302にナットを締め付けできるため、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。また、人手作業を無くすことで、単調作業に対する作業者不足や、昼夜関係なく作業を行わせることができるようになり、工程の短縮を図ることができるようになる。
(2)また、マニピュレータ100は、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、施工対象300のランドマーク301が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対する施工対象300のランドマーク301の相対位置を特定する相対位置特定部152と、を備え、第1位置特定部153は、ランドマーク301の相対位置をランドマーク301及びボルト302を含む施工対象300の形態を示すCAD情報に照らし合わせて、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第1相対位置を特定する。
マニピュレータ100は、焦点距離の長い広角型のロングレンジセンサ110で施工対象300のランドマーク301の相対位置を特定して、第1相対位置を特定する。また、マニピュレータ100は、焦点距離の短い望遠型のショートレンジセンサ120を用いてボルト302にナットを締め付けできるため、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。また、人手作業を無くすことで、単調作業に対する作業者不足や、昼夜関係なく作業を行わせることができるようになり、工程の短縮を図ることができるようになる。
(3)また、マニピュレータ100のロングレンジセンサ110及びショートレンジセンサ120は、被写体の三次元形状を検知し、第2位置特定部154は、ショートレンジセンサ120によって検知された形態に基づいてボルト302の軸の傾きを特定し、第2制御部は、ナットランナ130の回転軸とボルト302の軸とが正対するようにアーム101の姿勢を制御する。
マニピュレータ100は、ボルト302の3次元形状を検知し、ボルト302の軸の傾きを特定して当該ボルト302にナットを締め付けする。これにより、マニピュレータ100のユーザは、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。
(4)また、マニピュレータ100は、アーム101に設けられ、ナットランナ130にナットを供給するナットフィーダ105と、を備える。
これにより、マニピュレータ100が、ナットフィーダ105により供給されたナットを用いて、ボルト302にナットを締め付けすることができるため、マニピュレータ100のユーザは、ナットランナ130にナットを供給するための人手を削減することができる。
(5)また、マニピュレータ100は、アーム101の基端部を移動可能に支持する移動体200と、予め設定された情報に基づいてロングレンジセンサ110がランドマーク301の形態を検知可能な位置に移動体200を移動させる移動制御部201と、を備える。
マニピュレータ100は、移動制御部201により制御される移動体200によって移動される。これにより、マニピュレータ100のユーザは、マニピュレータ100の移動にかかる人手を削減することができる。
(6)本開示に係る自動化方法は、アーム101と、アーム101の先端に設けられ、ナットを把持してナットを回転軸回りに回転させるナットランナ130とを備えるマニピュレータ100であって、アーム101の先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサ110と、アーム101の先端に設けられ、拡大して被写体の形態を検知する、ロングレンジセンサ110より焦点距離の短いショートレンジセンサ120と、を備えるマニピュレータ100において、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第1相対位置を特定するステップと、第1相対位置に基づいて、ボルト302にアーム101の先端が近接するようにアーム101の姿勢を制御するステップと、ショートレンジセンサ120によって検知された形態から、ボルト302が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第2相対位置とマニピュレータの姿勢を特定するステップと、第2相対位置に基づいて、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に近接するようにアーム101の姿勢を制御するステップと、を備える。
これにより、焦点距離の短い望遠型のショートレンジセンサ120に加えて焦点距離の長い広角型のロングレンジセンサ110を備えたマニピュレータ100によりボルト302にナットを締め付けできるため、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、自動化方法のユーザは、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。
(7)本開示に係るプログラムは、アーム101と、アーム101の先端に設けられ、ナットを把持してナットを回転軸回りに回転させるナットランナ130とを備えるマニピュレータ100であって、アーム101の先端に設けられ、被写体の形態を検知するロングレンジセンサ110と、アーム101の先端に設けられ、被写体の形態を検知する、ロングレンジセンサ110より焦点距離の短いショートレンジセンサ120と、を備えるマニピュレータ100の、コンピュータを、ロングレンジセンサ110によって検知された形態から、施工対象300のランドマーク301が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対する施工対象300のランドマーク301の相対位置を特定するステップと、ランドマーク301の相対位置をランドマーク301及びボルト302を含む施工対象300の形態を示すCAD情報に照らし合わせて、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第1相対位置を特定するステップと、第1相対位置に基づいて、ボルト302にアーム101の先端が近接するようにアーム101の姿勢を制御するステップと、ショートレンジセンサ120によって検知された形態から、ボルト302が写る部分を特定し、マニピュレータ100に対するボルト302の相対位置である第2相対位置とマニピュレータの姿勢を特定するステップと、第2相対位置に基づいて、ナットランナ130が把持するナットがボルト302に挿入できるようにアーム101の姿勢を制御するステップと、として実行させる。
これにより、焦点距離の短いショートレンジセンサ120に加えて焦点距離の長いロングレンジセンサ110を備えたマニピュレータ100によりボルト302にナットを締め付けできるため、施工対象300のボルト302にナット締め付けをする場合、プログラムのユーザは、マニピュレータ100のユーザは人手を削減でき、ミスを減らすことができる。
本開示のマニピュレータ100において、ボルト302にアーム101の先端が近接するとは、ボルト302の座標とアーム101の先端とが離れた距離が、予め設定された範囲内になることをいう。また、本開示のマニピュレータ100において、ナットランナ130にボルト302が近接するとは、ナットランナ130の位置とボルト302の位置とが離れた距離が、予め設定された範囲内になることをいう。
100 マニピュレータ
101 アーム
102 関節
103 制御装置
104 エンドエフェクタ
105 ナットフィーダ
110 ロングレンジセンサ
120 ショートレンジセンサ
130 ナットランナ
150 センサコントローラ
152 相対位置特定部
153 第1位置特定部
154 第2位置特定部
160 マニピュレータコントローラ
161 座標変換部
170 ナットランナコントローラ
200 移動体
201 移動制御部
300 施工対象
301 ランドマーク
302 ボルト

Claims (6)

  1. アームと、前記アームの先端に設けられ、ナットを把持して前記ナットを回転軸回りに回転させるナットランナとを備えるマニピュレータであって、
    前記アームの先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサと、
    前記アームの先端に設けられ、前記ロングレンジセンサより拡大して被写体の形態を検知可能なショートレンジセンサと、
    前記ロングレンジセンサによって検知された形態から、前記マニピュレータに対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定する第1位置特定部と、
    前記第1相対位置に基づいて、前記ボルトに前記アームの先端が近接するように前記アームの姿勢を制御する第1制御部と、
    前記ショートレンジセンサによって検知された形態から、前記ボルトが写る部分を特定し、前記マニピュレータに対する前記ボルトの相対位置である第2相対位置と前記マニピュレータの姿勢を特定する第2位置特定部と、
    前記第2相対位置に基づいて、前記ナットランナが把持するナットが前記ボルトに挿入できるように前記アームの姿勢を制御する第2制御部と、
    を備え、
    前記ショートレンジセンサは、被写体の三次元形状を検知し、
    前記第2位置特定部は、前記ショートレンジセンサによって検知された前記ボルトの三次元形状に基づいて、当該ボルトを円筒とみなしたときの円筒端面の中心と中心軸の方位を特定し、
    前記第2制御部は、前記ナットランナの回転軸と前記ボルトの前記中心軸とが正対するように前記アームの姿勢を制御する、
    マニピュレータ。
  2. 前記ロングレンジセンサによって検知された形態から、施工対象のランドマークが写る部分を特定し、前記マニピュレータに対する前記施工対象のランドマークの相対位置を特定する相対位置特定部と、を備え、
    前記第1位置特定部は、前記ランドマークの相対位置を前記ランドマーク及びボルトを含む前記施工対象の形態を示すCAD情報に照らし合わせて、前記マニピュレータに対する前記ボルトの相対位置である第1相対位置を特定する
    請求項1に記載のマニピュレータ。
  3. 前記アームの基端部を移動可能に支持する移動体と、
    予め設定された情報に基づいて前記ロングレンジセンサが前記ランドマークの形態を検知可能な位置に前記移動体を移動させる移動制御部と、
    を備える請求項2に記載のマニピュレータ。
  4. 前記アームに設けられ、前記ナットランナに前記ナットを供給する、ナットフィーダと、
    を備える請求項1から請求項3の何れか1項に記載のマニピュレータ。
  5. アームと、前記アームの先端に設けられ、ナットを把持して前記ナットを回転軸回りに回転させるナットランナとを備えるマニピュレータであって、前記アームの先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサと、前記アームの先端に設けられ、前記ロングレンジセンサより拡大して被写体の形態を検知可能なショートレンジセンサと、を備えるマニピュレータにおいて、
    前記ロングレンジセンサによって検知された形態から、前記マニピュレータに対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定するステップと、
    前記第1相対位置に基づいて、前記ボルトに前記アームの先端が近接するように前記アームの姿勢を制御するステップと、
    前記ショートレンジセンサによって検知された形態から、前記ボルトが写る部分を特定し、前記マニピュレータに対する前記ボルトの相対位置である第2相対位置と前記マニピュレータの姿勢を特定するステップと、
    前記第2相対位置に基づいて、前記ナットランナが把持するナットが前記ボルトに挿入できるように前記アームの姿勢を制御するステップと、を有し、
    前記ショートレンジセンサは、被写体の三次元形状を検知し、
    前記第2相対位置と前記マニピュレータの姿勢を特定するステップでは、前記ショートレンジセンサによって検知された前記ボルトの三次元形状に基づいて、当該ボルトを円筒とみなしたときの円筒端面の中心と中心軸の方位を特定し、
    前記第2相対位置に基づいて、前記ナットランナが把持するナットが前記ボルトに挿入できるように前記アームの姿勢を制御するステップでは、前記ナットランナの回転軸と前記ボルトの前記中心軸とが正対するように前記アームの姿勢を制御する、
    自動化方法。
  6. アームと、前記アームの先端に設けられ、ナットを把持して前記ナットを回転軸回りに回転させるナットランナとを備えるマニピュレータであって、前記アームの先端に設けられ、広角で被写体の形態を検知するロングレンジセンサと、前記アームの先端に設けられ、前記ロングレンジセンサより拡大して被写体の形態を検知可能なショートレンジセンサと、を備えるマニピュレータの、コンピュータを、
    前記ロングレンジセンサによって検知された形態から、前記マニピュレータに対するボルトの相対位置である第1相対位置を特定するステップと、
    前記第1相対位置に基づいて、前記ボルトに前記アームの先端が近接するように前記アームの姿勢を制御するステップと、
    前記ショートレンジセンサによって検知された形態から、前記ボルトが写る部分を特定し、前記マニピュレータに対する前記ボルトの相対位置である第2相対位置と前記マニピュレータの姿勢を特定するステップと、
    前記第2相対位置に基づいて、前記ナットランナが把持するナットが前記ボルトに挿入できるように前記アームの姿勢を制御するステップと、
    として実行させるプログラムであって、
    前記ショートレンジセンサは、被写体の三次元形状を検知し、
    前記第2相対位置と前記マニピュレータの姿勢を特定するステップでは、前記ショートレンジセンサによって検知された前記ボルトの三次元形状に基づいて、当該ボルトを円筒とみなしたときの円筒端面の中心と中心軸の方位を特定し、
    前記第2相対位置に基づいて、前記ナットランナが把持するナットが前記ボルトに挿入できるように前記アームの姿勢を制御するステップでは、前記ナットランナの回転軸と前記ボルトの前記中心軸とが正対するように前記アームの姿勢を制御する、
    プログラム。
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