JP2020138317A - ロボット装置、および、ボードに止め部材を自動的に打つための方法 - Google Patents

ロボット装置、および、ボードに止め部材を自動的に打つための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020138317A
JP2020138317A JP2020031183A JP2020031183A JP2020138317A JP 2020138317 A JP2020138317 A JP 2020138317A JP 2020031183 A JP2020031183 A JP 2020031183A JP 2020031183 A JP2020031183 A JP 2020031183A JP 2020138317 A JP2020138317 A JP 2020138317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
reference point
region
board
straight line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020031183A
Other languages
English (en)
Inventor
健介 安原
Kensuke Yasuhara
健介 安原
真吾 川上
Shingo Kawakami
真吾 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Trust Construction Co Ltd
Original Assignee
Daito Trust Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daito Trust Construction Co Ltd filed Critical Daito Trust Construction Co Ltd
Publication of JP2020138317A publication Critical patent/JP2020138317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】建築現場において問題の無い精度でビス等の止め部材打ちを行うことができるロボット装置を提供する。【解決手段】ボードにビスを自動的に打つためのビス打ちロボット装置は、ビス打ち装置と、ビス打ち装置を保持した状態で、ビス打ち装置を三次元的に移動可能かつビス打ち装置の傾きを変更可能に構成されたロボットアームと、ロボットアームに取り付けられた3Dカメラと、ロボットアームを支持し、ロボットアームを昇降させる昇降装置と、昇降装置を支持した状態で自走する自走装置と、ロボットアームの動作を制御する制御部と、を備えている。制御部は、3Dカメラによって得られる撮像データに基づいて仮想的なビス打ち対象面を決定する。制御部は、ロボットアームを制御することによって、仮想的なビス打ち対象面の所定位置にビス打ち装置を移動させて、仮想的なビス打ち対象面に対して略垂直にボードにビス打ちを行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボット装置を用いて自動的にビスまたは釘等の止め部材の打ち込みを行う技術に関する。
建築資材を製造する工程において、ロボット装置を用いて自動的に釘打ちを行う技術が従来から知られている(例えば、下記の特許文献1,2)。これらの装置では、釘打ち機を保持するロボットアームが固定的に設置されており、所定位置に精度良く位置決めされた建築資材に対してロボットアームが自動的に釘打ちを行う。
特開平6−238608号公報 特開平9−248805号公報
一方、建築現場においては、人手不足が問題となっており、建築作業の効率化が求められている。例えば、石膏ボードにビス打ちを行う場合、石膏ボードの外周部に沿って所定のピッチ(例えば、100mm程度または200mm程度)で多数のビスを打ち込む必要がある。この作業は、多大な労力を要するので、自動化できれば、建築作業を著しく効率化することができる。
しかしながら、建築現場においては、多種多様な部屋の形があるので、上述の建築資材の製造工程とは異なり、石膏ボードとロボット装置との相対位置を精度良く位置決めすることが難しい。また、床も完全な平面になっているとは限らず、局所的な勾配や凹凸が存在することも考えられる。また、建築資材の製造工程で使用されるロボット装置は、重量やサイズも大きいので、建築現場に持ち込むことには適していない。このため、製造工程で従来から使用されている上述したロボット装置を、建築現場でのビス打ちにそのまま利用することはできなかった。
このようなことから、建築現場において問題の無い精度でビス打ちまたは釘打ちを行うことができるロボット装置が求められる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態によれば、ボードにビスまたは釘を自動的に打つためのロボット装置は、ビスまたは釘を打ち込むための打込装置と、当該打込装置を保持した状態で、打込装置を三次元的に移動可能かつ打込装置の傾きを変更可能に構成されたロボットアームと、ロボットアームに取り付けられた3Dカメラと、ロボットアームを支持し、ロボットアームを昇降させる昇降装置と、昇降装置を支持した状態で自走する自走装置と、ロボットアームの動作を制御する制御部と、を備えている。制御部は、3Dカメラによって得られる撮像データに基づいて、ビスまたは釘の仮想的な打込対象面を決定する。制御部は、ロボットアームを制御することによって、仮想的な打込対象面の所定位置に打込装置を移動させて、ボードにビスまたは釘の打ち込みを行う。
かかるロボット装置によれば、3Dカメラによって得られる撮像データに基づいて仮想的な打込対象面が決定される。したがって、建築現場において、ボードとロボット装置との相対位置を精度良く位置決めしなくても、あるいは、局所的な勾配または凹凸を有する床上にロボット装置が設置されたとしても、止め部材を打つべき位置を問題の無い精度で決定することができる。換言すれば、3Dカメラによって得られる撮像データに基づいて、ロボット装置の設置位置の誤差や傾きを補償することができる。
本発明の第2の形態によれば、第1の形態において、ロボットアームおよび昇降装置は、互いに分離可能かつ組立可能に構成される。かかる形態によれば、ロボットアームと昇降装置とを建築現場に互いに分離した状態で搬入して、建築現場で組み立てることができる。したがって、装置の運搬や荷下ろしの負荷が低減する。また、住宅のような狭い部屋にも搬入することが可能になる。
本発明の第3の形態によれば、第1または第2の形態において、制御部は、ボードの上半分の領域について、第1の仮想的な打込対象面を決定し、ボードの下半分の領域について、第1の仮想的な打込対象面とは異なる第2の仮想的な打込対象面を決定するように構成される。昇降装置は、第1の仮想的な打込対象面を決定して、上半分の領域に止め部材の打ち込みを行う動作と、第2の仮想的な打込対象面を決定して、下半分の領域に止め部材の打ち込みを行う動作と、の間に、上昇または下降する。かかる形態によれば、昇降装置が上昇または下降するたびに、仮想的な打込対象面を決定して、ビス打ちまたは釘打ちが行われるので、昇降装置の昇降量を高精度に制御できなくても、止め部材を打つべき位置を問題の無い精度で決定することができる。換言すれば、3Dカメラによって得られる撮像データに基づいて、昇降装置の昇降量の誤差を補償することができる。
本発明の第4の形態によれば、第3の形態において、ロボット装置は、ボードの実際の打込対象面の上側または下側の2つの端点のうちの第1の端点を含む第1の領域を3Dカメラによって撮像し、第1の領域の撮像データに基づいて、第1の領域のボードの実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第1の辺直線および鉛直方向の第2の辺直線を検出し、第1の辺直線と第2の辺直線との交点を第1の基準点として検出し、ロボットアームによって3Dカメラを水平方向に移動させ、ボードの上側または下側の2つの端点のうちの第2の端点を含む第2の領域を3Dカメラによって撮像し、第2の領域の撮像データに基づいて、第2の領域におけるボードの実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第3の辺直線および鉛直方向の第4の辺直線を検出し、第3の辺直線と第4の辺直線との交点を第2の基準点として検出し、昇降装置を昇降させることなく、ロボットアームによって3Dカメラをボードの中央側に移動させ、第1の領域および第2の領域よりもボードの中央側に位置するとともに水平方向において第1の基準点と第2の基準点との間に位置する第3の領域を3Dカメラによって撮像し、第3の領域の撮像データに基づいて、第3の領域の所定の点を第3の基準点として検出し、第1の基準点または第2の基準点を原点とする平面であって、第1の基準点と第2の基準点と第3の基準点とを通る平面を、上半分の領域または下半分の領域のための仮想的な打込対象面として決定するように構成される。かかる形態によれば、仮想的な打込対象面を精度良く決定することができる。
本発明の第5の形態によれば、第3の形態において、ロボット装置は、ボードの実際の打込対象面の上側または下側の2つの端点のうちの一方の端点を含む第1の領域を3Dカメラによって撮像し、第1の領域の撮像データに基づいて、第1の領域におけるボードの実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第1の辺直線および鉛直方向の第2の辺直線を検出し、第1の辺直線と第2の辺直線との交点を第1の基準点として検出し、第1の辺直線上の所定の点を第2の基準点として検出し、第2の辺直線上の所定の点を第3の基準点として検出し、第1の基準点を原点とする平面であって、第1の基準点と第2の基準
点と第3の基準点とを通る平面を、上半分の領域または下半分の領域のための仮想的な打込対象面として決定するように構成される。かかる形態によれば、第4の形態と比べて、3Dカメラによる撮像回数が減るので、仮想的な打込対象面を決定するための動作時間を低減することができる。
本発明の第6の形態によれば、第1または第2の形態において、ロボット装置は、ボードの実際の打込対象面の上側または下側の2つの端点のうちの第1の端点を含む第1の領域を3Dカメラによって撮像し、第1の領域の撮像データに基づいて、第1の領域のボードの実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第1の辺直線および鉛直方向の第2の辺直線を検出し、第1の辺直線と第2の辺直線との交点を第1の基準点として検出し、ロボットアームによって3Dカメラを水平方向に移動させ、ボードの上側または下側の2つの端点のうちの第2の端点を含む第2の領域を3Dカメラによって撮像し、第2の領域の撮像データに基づいて、第2の領域におけるボードの実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第3の辺直線および鉛直方向の第4の辺直線を検出し、第3の辺直線と第4の辺直線との交点を第2の基準点として検出し、昇降装置を昇降させることなく、ロボットアームによって3Dカメラをボードの中央側に移動させ、第1の領域および第2の領域よりもボードの中央側に位置するとともに水平方向において第1の基準点と第2の基準点との間に位置する第3の領域を3Dカメラによって撮像し、第3の領域の撮像データに基づいて、第3の領域の所定の点を第3の基準点として検出し、第1の基準点または第2の基準点を原点とする平面であって、第1の基準点と第2の基準点と第3の基準点とを通る平面を、上半分の領域および下半分の領域の両方のための仮想的な打込対象面として決定するように構成される。かかる形態によれば、ボードの上半分の領域と下半分の領域とで共通の仮想的な打込対象面を決定するので、仮想的な打込対象面を決定するための動作時間を低減することができる。
本発明の第7の形態によれば、ロボット装置を使用してボードに止め部材を自動的に打つための方法が提供される。この方法は、止め部材を打ち込むための打込装置と、当該打込装置を保持した状態で、打込装置を三次元的に移動可能かつ打込装置の傾きを変更可能に構成されたロボットアームと、ロボットアームに取り付けられた3Dカメラと、ロボットアームを支持し、ロボットアームを昇降させる昇降装置と、昇降装置を支持した状態で自走する自走装置と、を備えるロボット装置を用意する工程と、ロボット装置が、3Dカメラによって得られる撮像データに基づいて、止め部材の仮想的な打込対象面を決定する工程と、ロボットアームが、仮想的な打込対象面の所定位置に打込装置を移動させて、ボードに止め部材の打ち込みを行う工程と、を備えている。かかる方法によれば、第1の形態と同様の効果を奏する。
本発明の第8の形態によれば、ロボット装置(10)のロボットアーム(30)に設けた打込装置(20)を使用して、ロボット装置(10)の3Dカメラ(40)により止め部材(97)の打ち込み位置(C)を監視しつつ、前記止め部材(97)を一又は複数のボード(90)に自動的に打ち込んで建物骨組部材(110)に固定するための、ロボット装置によるボードの固定方法であって、前記ボード(90)を前記骨組部材(110)の表面側に配して該ボード(90)及び骨組部材(110)の重なり領域(B)を設定する工程と、前記重なり領域(B)内に特定された少なくとも1箇所の前記打ち込み位置(C1)において、前記止め部材(97)を手作業により打ち込むことにより前記ボード(90)及び骨組部材(110)を仮止めする工程と、前記仮止めした止め部材(97)の上面にマーキングシール(120)を添着して、前記打ち込み位置(C1)に基準点(X)を設定する工程と、前記3Dカメラ(40)が前記マーキングシール(120)を撮像することにより得た前記基準点(X)のデータに基づいて、ロボット装置(10)の制御部(70)により後続する止め部材(97)を打ち込むための少なくとも1箇所の後続打ち込み位置(C2)を決定する工程と、前記ロボットアーム(30)の打込装置(20)が前記後続打ち込み位置(C2)へ更に前記止め部材(97)を自動的に打ち込む工程と、を備える方法である。
本発明の第9の形態によれば、前記基準点(X)は、前記重なり領域(B)の高さ方向の両端部近傍の二箇所に設定されるか、又は少なくとも、高さ方向の両端部近傍の二箇所及び中央付近一箇所の合計三箇所に設定される。
本発明の第10の形態によれば、前記後続打ち込み位置(C2)は、隣接する前記基準点(X)間において、2箇所以上設けられている。
本発明の第11の形態によれば、前記マーキングシール(120)は黒色である。
本発明の第12の形態によれば、ロボット装置(10)のロボットアーム(30)に設けた打込装置(20)を使用して、ロボット装置(10)の3Dカメラ(40)により止め部材(97)の打ち込み位置を監視しつつ、前記止め部材(97)を複数のボード(90)に自動的に打ち込んで建物骨組部材(110)に固定するための、ロボット装置によるボードの固定方法であって、隣接する一対の前記ボード(90A、90B)の境界部分(100)が前記骨組部材(110)の巾方向ほぼ中央に位置するように該骨組部材(110)の表面側に配して、前記一対のボード(90A、90B)と前記骨組部材(110)との一対の重なり領域(B1、B2)を設定する工程と、前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々特定された少なくとも1箇所の前記打ち込み位置(C1)において、前記止め部材(97)を手作業により打ち込むことにより前記各ボード(90A、90B)と骨組部材(110)とを仮止めする工程と、前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々、前記仮止めした止め部材(97)の上面にマーキングシール(120)を添着して、前記打ち込み位置(C1)に基準点(X)を設定する工程と、前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々、前記3Dカメラ(40)が前記マーキングシール(120)を撮像することにより得た前記各基準点(X)のデータに基づいて、ロボット装置(10)の制御部(70)により後続する止め部材(97)を打ち込むための少なくとも1箇所の後続打ち込み位置(C2)を決定する工程と、前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々、前記ロボットアーム(30)の打込装置(20)が前記後続打ち込み位置(C2)へ更に前記止め部材(97)を自動的に打ち込む工程と、を備える方法である。
本発明の第13の形態によれば、前記基準点(X)は、前記各重なり領域(B1、B2)の高さ方向両端部近傍の二箇所に設定されるか、又は少なくとも、高さ方向両端部近傍の二箇所及び中央付近一箇所の合計三箇所に設定される。
本発明の第14の形態によれば、前記基準点(X)は、前記各重なり領域(B1、B2)の高さ方向両端部近傍の二箇所及びその中間の一箇所以上の複数個設定され、前記各重なり領域(B1、B2)の少なくとも一方において、前記複数個の基準点(X)どうしを結ぶ線分(P1、P2)は真直でなく前記各重なり領域(B1、B2)内に納まる折れ線を形成する。
本発明の第15の形態によれば、前記後続打ち込み位置(C2)は、隣接する前記基準点(X)間において、2箇所以上設けられている。
本発明の第16の形態によれば、前記マーキングシール(120)は黒色である。
本発明の第17の形態によれば、 上記第8乃至第17の何れかの形態を適用した、ボードを固定するロボット装置である。
本発明は、上述したロボット装置や、止め部材を自動的に打つための方法の他、当該ロボット装置を使用してボードに止め部材を自動的に打つためのプログラムや、コンピュータが読み取り可能に当該プログラムを記憶する記憶媒体など、種々の形態で実現可能である。
本発明の一実施形態のロボット装置の斜視図である。 図1のロボット装置の正面図である。 昇降装置が上昇した状態にあるロボット装置の斜視図である。 仮想的なビス打ち対象面の決定手順を示す説明図である。 前記ロボット装置により石膏ボードを建物骨組部材(不図示)に対してビス打ちする1つの具体例を示す図である。 代替実施形態としての仮想的なビス打ち対象面の決定手順を示す説明図である。 石膏ボードの実際のビス打ち対象面の外郭に欠損がある場合に、第1の辺直線を検出する具体例を示す図である。 前記ロボット装置により石膏ボードを建物骨組部材に対してビス打ちする他の具体例の第1の工程図である。 同上、第2の工程図である。 同上、第3の工程図である。 図11(a)及び(b)は夫々、石膏ボードをビスにより骨組部材に対して固定してマーキングシールを添着した状態の部分拡大断面図、及びその部分平面図である。 石膏ボードをビスにより骨組部材に対して固定する際に不都合を生ずる状態を示す図である。 図12に示した問題を解消するために、前記ロボット装置により石膏ボードを建物骨組部材に対してビス打ちする更に他の具体例の第1の工程図である。 同上、第2の工程図である。 同上、第3の工程図である。
図1は、本発明の一実施形態のビス打ちロボット装置10(以下、単にロボット装置10と呼ぶ)の斜視図である。図2は、図1のロボット装置10の正面図である。本実施形態では、ロボット装置10は、建築現場において、4隅を仮止めされた石膏ボード(以下、適宜ボードとも言う)90にビスを自動的に打つ(増し打ちを行う)ために使用される。図示するように、ロボット装置10は、ビス打ち装置20と、ロボットアーム30と、3Dカメラ40と、昇降装置50と、自走装置60と、制御部70と、を備えている。なお、ビス打ち装置20が打ち込むビスは釘でも良く、又はその他の止め部材でも良く、これを以下、適宜止め部材とも呼ぶ。
ビス打ち装置20は、汎用のビス打ち装置である。本実施形態では、トリガを引いた状態で、ビスが放出される先端部を石膏ボード90に押し当てることによって、ビスが石膏ボード90を介して建物の骨組部材(図8の石膏ボード90及び骨組部材110を参照)に打ち込まれる。
ロボットアーム30は、ビス打ち装置20を保持した状態で、ビス打ち装置20を三次元的に移動可能に構成される。さらに、ロボットアーム30は、保持するビス打ち装置20の傾き(鉛直方向に平行な面に対する傾き)を変更可能に構成される。このロボットアーム30には、ビス打ち装置20の近傍に3Dカメラ40が取り付けられている。
昇降装置50は、ロボットアーム30を支持するとともに、ロボットアーム30を昇降させる。図1および図2は、昇降装置50が最も低い位置まで降下した状態を示している。一方、図3では、昇降装置50が最も高い位置まで上昇した状態を示している。
自走装置60は、昇降装置50(ひいては、昇降装置50に支持されるロボットアーム30、カメラ40および装置20)を支持した状態で自走する。ロボットアーム30、3Dカメラ40、昇降装置50および自走装置60として、公知の任意の装置を使用することができる。本実施形態では、ロボットアーム30と昇降装置50とは、互いに分離可能に構成されており、ボルト31を使用して一体化することができる。このため、ロボットアーム30と昇降装置50とを分離した状態で建築現場に搬入し、建築現場で容易に組み立てることができる。したがって、装置の運搬や荷下ろしの負荷が低減する。また、住宅のような狭い部屋にも搬入することが可能になる。同様に、本実施形態では、昇降装置50と自走装置60とは、互いに分離可能に構成されており、ボルト51を使用して一体化することができる。ただし、ロボットアーム30、昇降装置50および自走装置60の少なくとも一部は、建築現場でユーザが組み立てることができない態様であってもよい。
制御部70は、ロボット装置10の動作全般(例えば、ロボットアーム30の動作)を制御する。本実施形態では、制御部70は、ユーザが操作するタブレットPC(図示省略)から無線通信を介して動作指令を受け取り、その動作指令に基づいてロボット装置10の動作を制御する。制御部70は、さらに、所定のプログラムを実行することによって、3Dカメラ40によって得られる撮像データに基づいて仮想的なビス打ち対象面(打込対象面とも呼ぶ)を決定し、ロボットアーム30を制御することによって、仮想的なビス打ち対象面の所定位置にビス打ち装置20を順次移動させて、石膏ボード90に順次ビス打ちを行う。仮想的なビス打ち対象面を決定するために撮像データを処理するプログラムとしては、公知または市販の任意の画像処理ソフト、例えばHALCON(登録商標)を使用することができる。
以下、仮想的なビス打ち対象面を決定する処理の具体例について説明する。制御部70は、ロボットアーム30を動作させて、第1の領域を撮像可能な位置まで3Dカメラ40を移動させる。第1の領域とは、本実施形態では、石膏ボード90の実際のビス打ち対象面の上側の2つの端点のうちの一方の端点(第1の端点とも呼ぶ)を含む領域である。次
いで、制御部70は、図4(a)に示すように、3Dカメラ40よって第1の領域A1を撮像する。
次いで、制御部70は、第1の領域A1の撮像データに基づいて、第1の領域A1の石膏ボード90の実際のビス打ち対象面91を検出する。次いで、制御部70は、ビス打ち対象面91の外郭を形成する水平方向の第1の辺直線S1と、鉛直方向の第2の辺直線S2と、を検出する。次いで、制御部70は、第1の辺直線S1と第2の辺直線S2との交点を第1の基準点R1として検出する。
次いで、制御部70は、ロボットアーム30を動作させて、第2の領域を撮像可能な位置まで3Dカメラ40を水平方向に移動させる。第2の領域とは、本実施形態では、石膏ボード90の実際のビス打ち対象面の上側の2つの端点のうちの他方の端点(第2の端点とも呼ぶ)を含む領域である。次いで、制御部70は、図4(b)に示すように、3Dカメラ40よって第2の領域A2を撮像する。
次いで、制御部70は、第2の領域A2の撮像データに基づいて、第2の領域A2の石膏ボード90の実際のビス打ち対象面92を検出する。次いで、制御部70は、ビス打ち対象面92の外郭を形成する水平方向の第3の辺直線S3と、鉛直方向の第4の辺直線S4と、を検出する。次いで、制御部70は、第3の辺直線S3と第4の辺直線S4との交点を第2の基準点R2として検出する。
次いで、制御部70は、ロボットアーム30を動作させて、第3の領域を撮像可能な位置まで3Dカメラ40を下方(換言すれば、石膏ボード90の中央側)に移動させる。この際、昇降装置50は下降されない。第3の領域とは、本実施形態では、第1の領域A1および第2の領域A2よりも石膏ボード90の中央側に位置するとともに水平方向において第1の基準点R1と第2の基準点R2との間に位置する領域である。次いで、制御部70は、図4(c)に示すように、3Dカメラ40よって第3の領域A3を撮像する。
次いで、制御部70は、第3の領域A3の撮像データに基づいて、第3の領域A3の石膏ボード90の実際のビス打ち対象面93を検出する。次いで、制御部70は、ビス打ち対象面93上の任意の点を第3の基準点R3として検出する。図4(c)では、一例として、第3の領域A3の中央点を第3の基準点R3として検出している。
次いで、制御部70は、第1の基準点R1または第2の基準点R2を原点とする平面であって、第1の基準点R1と第2の基準点R2と第3の基準点R3とを通る平面を、石膏ボード90の上半分の領域95(図5参照)のための仮想的なビス打ち対象面として決定する。
こうして上半分の領域95のための仮想的なビス打ち対象面を決定すると、制御部70は、図5に例示するように、ロボットアーム30を動作させて、当該仮想的なビス打ち対象面の複数の所定位置(第1の基準点R1または第2の基準点R2に対して、所定の方向に所定の距離だけ隔てた位置)にビス打ち装置20を順次移動させて、石膏ボード90の上半分の領域95に所定のピッチでビス97を打つ。この際、ロボットアーム30は、仮想的なビス打ち対象面に対してビスが垂直に打ち込まれるように、ビス打ち装置20の傾きを制御する。なお、図5において、石膏ボード90の4隅に打ち込まれたビス97aは、作業者によって事前に仮打ちされた目安ビスであり、その他のビス97は、ビス打ち装置20によって増し打ちされるものである。
次いで、制御部70は、昇降装置50を下降させた後、第1の基準点R1および第2の基準点R2を検出したのと同様の方法で、3つの基準点(具体的には、図5に示す基準点
R4,R5、および、鉛直方向に見て基準点R4,R5の間にあり、基準点R4,R5よりも石膏ボード90の中央側にある点(図示省略))を検出し、当該3つの基準点を通る平面を、石膏ボード90の下半分の領域96(図5参照)のための仮想的なビス打ち対象面として決定する。そして、制御部70は、図5に例示するように、基準点R4または基準点R5を基準として、石膏ボード90の下半分の領域96にビス97を打つ。なお、下半分の領域96に先にビス97を打った後に、上半分の領域95にビス97を打ってもよい。
こうして1つの石膏ボード90について、ビス打ちが終了すると、自走装置60は、隣の石膏ボード90の前まで移動する。そして、制御部70は、上述した仮想的なビス打ち対象面の決定およびビス打ちを実行する。このようなロボット装置10の自動的な動作は、例えば、部屋のタイプ(例えば、部屋の形状および大きさ、ならびに、石膏ボード90の位置など)をタブレットPCに予め登録しておき、ユーザが部屋のタイプを入力することによって、指定された部屋のタイプに応じた動作指令をタブレットPCから制御部70に送信することによって実現されてもよい。
上述したロボット装置10によれば、3Dカメラ40によって得られる撮像データに基づいて仮想的なビス打ち対象面が決定される。したがって、建築現場において、石膏ボード90とロボット装置10との相対位置を精度良く位置決めしなくても、あるいは、局所的な勾配または凹凸を有する床上にロボット装置10が設置されたとしても、ビスを打つべき位置を問題の無い精度で決定することができる。また、実際のビス打ち対象面ではなく、仮想的なビス打ち対象面に基づいて、ビスの打ち位置を決定するので、実際のビス打ち対象面に細かく追従してビスの打ち位置を決定する必要がない。このため、問題が無い精度の範囲で、簡易的にビスの打ち位置を決定できる。
また、ロボット装置10は、ロボットアーム30と昇降装置50と自走装置60とを建築現場で組み立てた際に、組立誤差(各装置の正確な相対位置関係に対する誤差)が生じたとしても、当該組立誤差を、3Dカメラによって得られる撮像データに基づいて補償して、仮想的なビス打ち対象面を適切に決定できる。
さらに、ロボット装置10は、石膏ボード90の上半分の領域95と下半分の領域96とに、それぞれ別の仮想的なビス打ち対象面を設定するので、上半分の領域95へのビス打ち動作と、下半分の領域96へのビス打ち動作と、の間に昇降装置50を上昇または下降させる際に昇降装置50の昇降量を高精度に制御できなくても、ビス97を打つべき位置を問題の無い精度で決定することができる。
さらに、ロボット装置10は、第1の辺直線S1と第2の辺直線S2との交点を第1の基準点R1として検出し、第3の辺直線S3と第4の辺直線S4との交点を第2の基準点R2として検出するので、石膏ボード90の角部に欠損が生じていたとしても、基準点を適切に検出することができる。
図6は、代替実施形態としての仮想的なビス打ち対象面の決定手順を示す説明図である。この代替実施形態では、制御部70は、まず、図4に示した実施形態と同様にして、第1の領域A1を撮像して、実際のビス打ち対象面91、第1の辺直線S1、第2の辺直線S2および第1の基準点R1を検出する。次いで、制御部70は、第1の辺直線S1上の任意の点を第2の基準点R2として検出する。次いで、制御部70は、第2の辺直線S2の任意の点を第3の基準点R3として検出する。第2の基準点R2および第3の基準点R3は、第1の基準点R1から極力離れていることが望ましく、例えば、第1の領域A1の境界上の点であってもよい。
次いで、制御部70は、第1の基準点R1を原点とする平面であって、第1の基準点R1と第2の基準点R2と第3の基準点R3とを通る平面を、石膏ボード90の上半分の領域95(図5参照)のための仮想的なビス打ち対象面として決定する。次いで、制御部70は、上半分の領域95にビス97を打つ。なお、第1の領域A1に代えて、図4(a)に示した第2の領域A2を撮像して、同様の処理が行われてもよい。
その後、制御部70は、昇降装置50を降下させた後、上半分の領域95のための仮想的なビス打ち対象面と同様の手順で下半分の領域96のための仮想的なビス打ち対象面を決定し、下半分の領域96にビス97を打つ。この場合、原点は、図5に示す基準点R4または基準点R5になる。
かかる代替実施形態によれば、図4に示した手順と比べて、3Dカメラ40による撮像回数が減るので、仮想的なビス打ち対象面を決定するための動作時間を低減することができる。
さらなる代替実施形態として、制御部70は、図4または図6に示した手順にしたがって、上半分の領域95および下半分の領域96の一方のための仮想的なビス打ち対象面を決定し、その決定した仮想的なビス打ち対象面を上半分の領域95および下半分の領域96の他方にそのまま流用してもよい。こうすれば、仮想的なビス打ち対象面を決定するための動作時間をさらに低減することができる。
図7は、石膏ボード90の実際のビス打ち対象面91の外郭に欠損がある場合に、第1の辺直線S1を検出する具体例を示している。図7は、ビス打ち対象面91の上側の外郭の一部を示している。この例では、直線性の高い直線部S11,S12,S13の間に欠損98,99が存在している。このような場合、制御部70は、直線部S11,S12,S13のみを抽出し、それらを結合することで欠損98,99が発生している部分を補完して、第1の辺直線S1を検出してもよい。この手法は、第2の辺直線S2の検出においても同様に適用可能である。
上述したいくつかの実施形態では、撮像した画像から検出された3点を通る平面を仮想的なビス打ち対象面として決定したが、4つ以上の基準点に基づいて仮想的なビス打ち対象面を決定してもよい。例えば、撮像した画像に基づいて実際のビス打ち対象面91に所定程度以上の歪みが検出される場合には、4つ以上の基準点を抽出して、それらの基準点から近似平面を算出し、当該近似平面を仮想的なビス打ち対象面として決定してもよい。あるいは、実際のビス打ち対象面91を複数の領域に区切り、その領域毎に、3つ以上の基準点を検出して、当該基準点に基づいて仮想的なビス打ち対象面を決定してもよい。
次に、図8乃至図15により本発明の他の実施形態を示す。特に、図8は、ロボット装置により石膏ボードを建物骨組部材に対してビス打ちする他の具体例の第1の工程図、図9は、同上第2の工程図、図10は、同上第3の工程図である。
図8中、建物の側壁の内面には、複数の建物骨組部材(建物の柱又は梁等であり、以下、単に骨組部材という)110(110A、110B、110C)(図8中、3個のみ示す)が所定ピッチで配されており、例えば、骨組部材110Aに対して、一対のボード90A及び90Bが隣接して取付けられ、また次の骨組部材110Bに対してボード90Bの左右方向中央部が取付けられ、また次の骨組部材110Cに対してボード90B及び90Cが隣接して取付けられ、ボード全体で内壁を構成する。この場合、ボード90と骨組部材110(幅寸法n1とする)とを止めるビス97(図11参照)は、図8中左右方向の各骨組部材110A〜110C位置において図中上下方向(高さ方向)例えば7箇所の打ち込み位置C(C1、C2)に打ち込まれるものとするが、これに限らず7箇所より少ない又は8箇所以上の複数箇所に打ち込まれても良い。
最初に、中央のボード90Bを中央の骨組部材110Bに対して取付ける手順について説明する。図8中、ボード90B及び骨組部材110Bが重なった重なり領域B(ハッチングで示す)の幅方向中心位置において、上下方向7箇所の打ち込み位置C1、C2のうち、最上部、中間部、及び最下部の三箇所の打ち込み位置C1のみに、職人の目視による手作業により目安ビス97を打ち込んでボード90Bを骨組部材110Bに対して仮止めする。
続いて、図9に示す如く、職人の手作業により、黒色円形のマーキングシール120をボード90Bの上記三箇所の目安ビス97を覆うようにマーキングシール120自体に設けた接着剤等により添着し(図11も参照)、以下これらの位置を基準点Xと呼ぶ。なお、目安ビス97及びマーキングシール120を取付ける理由は後述する。
続いて、図9中、今度は、3Dカメラ40が上中下の3個のマーキングシール120(基準点X)を撮像してその撮像データを制御部70(図1)へ送る。制御部70では、隣接するマーキングシール120(基準点X)間の離間寸法m1を決定してその1/3の寸法m2を割り出して(1/3×m1=m2)、次の合計4箇所の打ち込み位置C2を算出してその信号をロボットアーム30へ送る。
従って、ロボットアーム30が稼働して残りの4箇所の打ち込み位置C2へ順番にビス97を自動的に打ち込んでボード90を骨組部材110Bに対して取付け固定する。
次に、隣接する一対のボード90A及び90Bを、図中左方の骨組部材110Aに対して取付ける手順について説明する。この場合は、骨組部材110Aの幅寸法はn1の半分の幅寸法n2(=n1×1/2)の部分が、隣接する各ボード90A及び90Bに振り分けて対応位置することにより、ボード90A及び90Bと骨組部材110Aとで2つの重なり領域B1及びB2が形成される。
従って、図8中、各重なり領域B1及びB2において夫々、上記の場合と同様に、職人により、最上部、中間部、及び最下部の三箇所の打ち込み位置C1のみに、ビス97を打ち込んでボード90A及び90Bを骨組部材110Aに対して仮止めする。このとき、ボード90A及び90Bの境界部100とビス97との水平方向(左右方向)離間寸法はn3であり(n3<n2)、例えば、n1は38mm、n2は19mm、n3は9mmであるが、これらの寸法に限ることはない。
続いて、図9中、各重なり領域B1及びB2において夫々、職人により、マーキングシール120をボード90A及び90Bの上中下の三箇所にビス97を覆って添着し、同様にこれらの位置を基準点Xと呼ぶ。即ち、隣接するボード90A及び90Bの継ぎ目においては、1つの骨組部材110Aに対して上下方向2列の基準点Xが設定される。
続いて、図10中、各重なり領域B1及びB2において夫々、3Dカメラ40が上中下の3個のマーキングシール120(基準点X)を撮像して、上記の場合と同様に制御部70と共働して寸法m2(図10参照)を算出して次の合計4箇所の打ち込み位置C2を決定する。
従って、各重なり領域B1及びB2において夫々、ロボットアーム30が稼働して残りの4箇所の打ち込み位置C2へビス97を自動的に打ち込んで一対のボード90A及び90Bを夫々骨組部材110Aに対して取付け固定する。
なお、図8において、職人により目安ビス97及びマーキングシール120を取付ける理由は以下の通りである。即ち、3Dカメラ40からの撮像データのみにより、重なり領域B(B1、B2)を正確に認識し、しかもビス97を打ち込む位置を正確に認識識別するのが現実には難しいため、まず職人の手作業により目安ビス97を重なり領域B(B1、B2)内の幅方向中心位置に正確に打ち込む。続いて、3Dカメラ40により目安ビス97の頭部を撮像してその位置を正確に認識できれば良いのであるが、実際には撮像する際のフラッシュライトの光がビス97頭部で反射して頭部の反射映像が周囲のボード90の反射映像に溶け込んでしまい目安ビス97の位置を正確に識別しづらいことが判明した。従って、職人により目安ビス97を覆って取付けたマーキングシール120を撮像することにより良好に目安ビス97の位置(基準点X)を識別させるのである。3Dカメラ40が一旦基準点Xを認識した後は、上記の如く自動的に残りのビス97の打ち込みが可能となる。またマーキングシール120が黒色の理由は、マーキングシールの種々の色を試してみた結果、3Dカメラ40は黒色を最も良好に識別したからであるが、勿論種々の他の色でも良い。また、3Dカメラ40の軸線撮像方向がボード90の表面に対してほぼ90度をなすときは特に撮影時のフラッシュライトの反射が強くて認識識別困難になるので、上記軸線方向をボード90表面に対して若干傾けたときに反射効果が薄くなって良好な識別撮像ができた。
図12は、仮に、上記の如く職人による目安ビス97及びマーキングシール120を使用しないで、3Dカメラ40のみにより、一対の隣接するボード90A及び90Bを骨組部材110A´に取り付けた状態を示す。この場合、骨組部材110A´は高さ方向に真直であることが好ましいが、実際には同図の如く湾曲して伸びていることがある。即ち、一対のボード90A及び90Bを、図中左方へ大きく湾曲した骨組部材100A´(説明の為湾曲度を実際より拡大して示している)に対して3Dカメラのみによりビス97を取付けたと仮定する。すると、骨組部材100A´の右方湾曲凹部110aが境界部100から上記離間寸法n3よりも更に境界部100に近い位置まで湾曲していた場合に、幾つかのビス97bが重なり領域B2即ち、骨組部材110A´から外れてしまい、ボード90B及び骨組部材110Aの良好な取付け固定が行われないという問題を生ずる。本発明では、この問題を解決するため、上述した図8乃至図10に示した方法を適用するが、その具体的手順を次の図13乃至図15を使用して説明する。
図13は、図12と同様に、隣接した一対のボード90A及び90Bが左方へ大きく湾曲した骨組部材100A´に対して取付ける図である。
最初に、図13中、上記の場合と同様に、各重なり領域B1及びB2において夫々、職人により、最上部、中間部、及び最下部の三箇所の打ち込み位置C1のみに、ビス97を打ち込んでボード90A及び90Bを骨組部材110Aに対して仮止めする。このとき、注目すべきは、図13中右側の重なり領域B2では、湾曲凹部110aの上下方向中間部右端と境界部100との離間寸法n3´が前記湾曲に起因して小さい(n3´<n3)。従って、ビス97を図8又は図12に示すような正規位置C1(境界部100から寸法n3だけ離れている)に打ち込むと、図12に示す如く骨組部材110A´から外れてしまう。職人は目視及び手触りでこの事情が容易に解るため、該職人は右側の重なり領域B2の中間部の打ち込み位置が境界部100から寸法n4(n4<n3)だけ離れた位置のC1´になるよう調節して目安ビス97aを仮止め用に打ち込む。この時、図13中、上側及び中間打ち込み位置C1及びC1´を結ぶ線分P1と中間及び下側打ち込み位置C1´及びC1を結ぶ線分P2とは真直にならずに鈍角αを形成するが、各線分P1及びP2は夫々右側重なり領域B2内に外れることのない折れ線として納まっている。
続いて、図14中、上記の場合と同様に、職人により、マーキングシール120をボード90A及び90Bの上中下の三箇所に目安ビス97aを覆って貼り付け、同様にこれらの位置を基準点Xと呼ぶ。
続いて、図15中、各重なり領域B1及びB2において夫々、3Dカメラ40が上中下の3個のマーキングシール120(基準点X)を撮像して、上記の場合と同様に制御部70と共働して寸法m2(図10参照)を算出して次の合計4箇所の打ち込み位置C2を決定する。この場合特に、3Dカメラ40及び制御部70は共働して、上記線分P1及びP2を仮想的に認識して、その線分上に上側2箇所及び下側2箇所の打ち込み位置C2を設定する。
続いて、各重なり領域B1及びB2において夫々、ロボットアーム30が稼働して残りの4箇所の打ち込み位置C2へビス97を自動的に打ち込んで一対のボード90A及び90Bを骨組部材110Aに対して取付け固定する。これにより、右側重なり領域B2において、線分P1及びP2が右側重なり領域B2内に折れ線状態で納まっていることに起因して、ビス97の打ち込み位置C2も右側重なり領域B2内に納まるから、ボード90Bを骨組部材110A´へ良好に取付け固定可能である。
勿論、目安ビス97a(マーキングシール120)による折れ線は2つの線分P1及びP2のみならず、3つ以上の線分からなる折れ線でもよいし、またこのような折れ線は右側領域B2のみならず、左側領域B1においてもまた両方の領域B1及びB2に適用しても良い。
また上記実施例では、図9中、ボード90Bの中央の骨組部材110Bでは、寸法m2の一例としては200mm(寸法m1は600mm)である。なお、寸法m2=200mmの数値は、寸法m1が600mm以外の例えば1000mmになったとしても維持される。また同図中では、ボード90Bの両端の骨組部材110A及び110Cにおいても寸法m2は同様に200mmとして図示されているが、これに限ることなく、ボード90どうしの継ぎ目取付け強度が必要なため、骨組部材110A及び110Cにおいては、寸法m2は中央の骨組部材110Bの寸法m2より短い(例えば1/2)の100mmとしてもよく、この場合の寸法m2=100mmも同様に、寸法m1の数値の如何にかかわらず維持される。しかしながら、上記m2=200m又は100mmもこれに限ることはなく、適宜他の寸法を取り得る。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明してきたが、上述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各形態要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。例えば、上述した諸形態は、釘打ちにも適用可能である。
10…ロボット装置
20…ビス打ち装置
30…ロボットアーム
31…ボルト
40…3Dカメラ
50…昇降装置
51…ボルト
60…自走装置
70…制御部
90(90A、90B、90C)…石膏ボード
91,92,93…実際のビス打ち対象面
95…上半分の領域
96…下半分の領域
97,97a、97b…ビス
98,99…欠損
100…境界部
110(110A、110B、110C、110A´)…骨組部材
110a…湾曲凹部
120…マーキングシール
B(B1、B2)…重なり部
C1…目安ビス打ち込み位置
C2…後続ビス打ち込み位置
S1…第1の辺直線
S2…第2の辺直線
S3…第3の辺直線
S4…第4の辺直線
A1…第1の領域
A2…第2の領域
A3…第3の領域
R1…第1の基準点
R2…第2の基準点
R3…第3の基準点
S11,S12,S13…直線部
R4,R5…基準点
X…基準点

Claims (17)

  1. ボード(90)に止め部材(97)を自動的に打つためのロボット装置(10)であって、
    止め部材(97)を打ち込むための打込装置(20)と、
    前記打込装置(20)を保持した状態で、該打込装置(20)を三次元的に移動可能かつ該打込装置の傾きを変更可能に構成されたロボットアーム(30)と、
    前記ロボットアーム(30)に取り付けられた3Dカメラ(40)と、
    前記ロボットアーム(30)を支持し、該ロボットアーム(30)を昇降させる昇降装置(50)と、
    前記昇降装置(50)を支持した状態で自走する自走装置(60)と、
    前記ロボットアーム(30)の動作を制御する制御部(70)とを備え、
    前記制御部(70)は、前記3Dカメラ(40)によって得られる撮像データに基づいて、前記止め部材(97)の仮想的な打込対象面を決定し、
    前記制御部(70)は、前記ロボットアーム(30)を制御することによって、前記仮想的な打込対象面の所定位置に前記打込装置(20)を移動させて、前記ボード(90)に前記止め部材(97)の打ち込みを行う、ロボット装置(10)。
  2. 請求項1に記載のロボット装置(10)であって、
    前記ロボットアーム(30)および前記昇降装置(50)は、互いに分離可能かつ組立可能に構成された、ロボット装置(10)。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロボット装置(10)であって、
    前記制御部(70)は、前記ボードの上半分の領域(95)について、第1の仮想的な打込対象面を決定し、前記ボードの下半分の領域(96)について、前記第1の仮想的な打込対象面とは異なる第2の仮想的な打込対象面を決定するように構成され、
    前記昇降装置(50)は、前記第1の仮想的な打込対象面を決定して、前記上半分の領域(95)に前記止め部材(97)の打ち込みを行う動作と、前記第2の仮想的な打込対象面を決定して、前記下半分の領域(96)に前記止め部材(97)の打ち込みを行う動作と、の間に、上昇または下降する、ロボット装置(10)。
  4. 請求項3に記載のロボット装置(10)であって、
    前記ボード(90)の実際の打込対象面の上側または下側の2つの端点のうちの第1の端点を含む第1の領域(A1)を前記3Dカメラ(40)によって撮像し、
    前記第1の領域(A1)の撮像データに基づいて、該第1の領域(A1)の前記ボード(90)の実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第1の辺直線(S1)および鉛直方向の第2の辺直線(S2)を検出し、前記第1の辺直線(S1)と前記第2の辺直線(S2)との交点を第1の基準点(R1)として検出し、
    前記ロボットアーム(30)によって前記3Dカメラ(40)を水平方向に移動させ、
    前記ボード(90)の上側または下側の前記2つの端点のうちの第2の端点を含む第2の領域(A2)を前記3Dカメラ(40)によって撮像し、
    前記第2の領域(A2)の撮像データに基づいて、該第2の領域(A2)における前記ボード(90)の実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第3の辺直線(S3)および鉛直方向の第4の辺直線(S4)を検出し、前記第3の辺直線(S3)と前記第4の辺直線(S4)との交点を第2の基準点(R2)として検出し、
    前記昇降装置(50)を昇降させることなく、前記ロボットアーム(30)によって前記3Dカメラ(40)を前記ボード(90)の中央側に移動させ、前記第1の領域(A1)および前記第2の領域(A2)よりも前記ボード(90)の中央側に位置するとともに水平方向において前記第1の基準点(R1)と前記第2の基準点(R2)との間に位置する第3の領域(A3)を前記3Dカメラ(40)によって撮像し、
    前記第3の領域(A3)の撮像データに基づいて、前記第3の領域(A3)の所定の点を第3の基準点(R3)として検出し、
    前記第1の基準点(R1)または前記第2の基準点(R2)を原点とする平面であって、前記第1の基準点(R1)と前記第2の基準点(R2)と前記第3の基準点(R3)とを通る平面を、前記上半分の領域(95)または前記下半分の領域(96)のための前記仮想的な打込対象面として決定するように構成された、ロボット装置(10)。
  5. 請求項3に記載のロボット装置(10)であって、
    前記ボード(90)の実際の打込対象面の上側または下側の2つの端点のうちの一方の端点を含む第1の領域(A1)を前記3Dカメラ(40)によって撮像し、
    前記第1の領域(A1)の撮像データに基づいて、前記第1の領域(A1)における前記ボード(90)の実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第1の辺直線(S1)および鉛直方向の第2の辺直線(S2)を検出し、前記第1の辺直線(S1)と前記第2の辺直線(S2)との交点を第1の基準点(R1)として検出し、
    前記第1の辺直線(S1)上の所定の点を第2の基準点(R2)として検出し、
    前記第2の辺直線(S2)上の所定の点を第3の基準点(R3)として検出し、
    前記第1の基準点(R1)を原点とする平面であって、前記第1の基準点(R1)と前記第2の基準点(R2)と前記第3の基準点(R3)とを通る平面を、前記上半分の領域(95)または前記下半分の領域(96)のための前記仮想的な打込対象面として決定するように構成された、ロボット装置(10)。
  6. 請求項1または請求項2に記載のロボット装置(10)であって、
    前記ボード(90)の実際の打込対象面の上側または下側の2つの端点のうちの第1の端点を含む第1の領域(A1)を前記3Dカメラ(40)によって撮像し、
    前記第1の領域(A1)の撮像データに基づいて、該第1の領域(A1)の前記ボード(90)の実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第1の辺直線(S1)および鉛直方向の第2の辺直線(S2)を検出し、前記第1の辺直線(S1)と前記第2の辺直線(S2)との交点を第1の基準点(R1)として検出し、
    前記ロボットアーム(30)によって前記3Dカメラ(40)を水平方向に移動させ、
    前記ボード(90)の上側または下側の前記2つの端点のうちの第2の端点を含む第2の領域(A2)を前記3Dカメラ(40)によって撮像し、
    前記第2の領域(A2)の撮像データに基づいて、該第2の領域(A2)における前記ボード(90)の実際の打込対象面の外郭を形成する水平方向の第3の辺直線(S3)および鉛直方向の第4の辺直線(S4)を検出し、前記第3の辺直線(S3)と前記第4の辺直線(S4)との交点を第2の基準点(R2)として検出し、
    前記昇降装置(50)を昇降させることなく、前記ロボットアーム(30)によって前記3Dカメラ(40)を前記ボード(90)の中央側に移動させ、前記第1の領域(A1)および前記第2の領域(A2)よりも前記ボード(90)の中央側に位置するとともに水平方向において前記第1の基準点(R1)と前記第2の基準点(R2)との間に位置する第3の領域(A3)を前記3Dカメラ(40)によって撮像し、
    前記第3の領域(A3)の撮像データに基づいて、前記第3の領域(A3)の所定の点を第3の基準点(R3)として検出し、
    前記第1の基準点(R1)または前記第2の基準点(R2)を原点とする平面であって、前記第1の基準点(R1)と前記第2の基準点(R2)と前記第3の基準点(R3)とを通る平面を、前記上半分の領域(95)および前記下半分の領域(96)の両方のための前記仮想的な打込対象面として決定するように構成された、ロボット装置(10)。
  7. ロボット装置(10)を使用してボード(90)に止め部材(97)を自動的に打つための方法であって、
    止め部材(97)を打ち込むための打込装置(20)と、
    前記打込装置(20)を保持した状態で、該打込装置(20)を三次元的に移動可能かつ該打込装置(20)の傾きを変更可能に構成されたロボットアーム(30)と、
    前記ロボットアーム(30)に取り付けられた3Dカメラ(40)と、
    ロボットアーム(30)を支持し、該ロボットアーム(30)を昇降させる昇降装置(50)と、
    前記昇降装置(50)を支持した状態で自走する自走装置(60)と
    を備えるロボット装置(10)を用意する工程と、
    前記ロボット装置(10)が、前記3Dカメラ(40)によって得られる撮像データに基づいて、前記止め部材の仮想的な打込対象面を決定する工程と、
    前記ロボットアーム(30)が、前記仮想的な打込対象面の所定位置に前記打込装置(20)を移動させて、前記ボード(90)に前記止め部材(97)の打ち込みを行う工程と、を備える方法。
  8. ロボット装置(10)のロボットアーム(30)に設けた打込装置(20)を使用して、ロボット装置(10)の3Dカメラ(40)により止め部材(97)の打ち込み位置(C)を監視しつつ、前記止め部材(97)を一又は複数のボード(90)に自動的に打ち込んで建物骨組部材(110)に固定するための、ロボット装置によるボードの固定方法であって、
    前記ボード(90)を前記骨組部材(110)の表面側に配して該ボード(90)及び骨組部材(110)の重なり領域(B)を設定する工程と、
    前記重なり領域(B)内に特定された少なくとも1箇所の前記打ち込み位置(C1)において、前記止め部材(97)を手作業により打ち込むことにより前記ボード(90)及び骨組部材(110)を仮止めする工程と、
    前記仮止めした止め部材(97)の上面にマーキングシール(120)を添着して、前記打ち込み位置(C1)に基準点(X)を設定する工程と、
    前記3Dカメラ(40)が前記マーキングシール(120)を撮像することにより得た前記基準点(X)のデータに基づいて、ロボット装置(10)の制御部(70)により後続する止め部材(97)を打ち込むための少なくとも1箇所の後続打ち込み位置(C2)を決定する工程と、
    前記ロボットアーム(30)の打込装置(20)が前記後続打ち込み位置(C2)へ更に前記止め部材(97)を自動的に打ち込む工程と、を備える方法。
  9. 請求項8記載の方法において、
    前記基準点(X)は、前記重なり領域(B)の高さ方向の両端部近傍の二箇所に設定されるか、又は少なくとも、高さ方向の両端部近傍の二箇所及び中央付近一箇所の合計三箇所に設定される、前記方法。
  10. 請求項9記載の方法において、
    前記後続打ち込み位置(C2)は、隣接する前記基準点(X)間において、2箇所以上設けられている、前記方法。
  11. 請求項8乃至10の何れかに記載の方法において、
    前記マーキングシール(120)は黒色である、前記方法。
  12. ロボット装置(10)のロボットアーム(30)に設けた打込装置(20)を使用して、ロボット装置(10)の3Dカメラ(40)により止め部材(97)の打ち込み位置を監視しつつ、前記止め部材(97)を複数のボード(90)に自動的に打ち込んで建物骨組部材(110)に固定するための、ロボット装置によるボードの固定方法であって、
    隣接する一対の前記ボード(90A、90B)の境界部分(100)が前記骨組部材(110)の巾方向ほぼ中央に位置するように該骨組部材(110)の表面側に配して、前記一対のボード(90A、90B)と前記骨組部材(110)との一対の重なり領域(B1、B2)を設定する工程と、
    前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々特定された少なくとも1箇所の前記打ち込み位置(C1)において、前記止め部材(97)を手作業により打ち込むことにより前記各ボード(90A、90B)と骨組部材(110)とを仮止めする工程と、
    前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々、前記仮止めした止め部材(97)の上面にマーキングシール(120)を添着して、前記打ち込み位置(C1)に基準点(X)を設定する工程と、
    前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々、前記3Dカメラ(40)が前記マーキングシール(120)を撮像することにより得た前記各基準点(X)のデータに基づいて、ロボット装置(10)の制御部(70)により後続する止め部材(97)を打ち込むための少なくとも1箇所の後続打ち込み位置(C2)を決定する工程と、
    前記各重なり領域(B1、B2)内において夫々、前記ロボットアーム(30)の打込装置(20)が前記後続打ち込み位置(C2)へ更に前記止め部材(97)を自動的に打ち込む工程と、を備える方法。
  13. 請求項12記載の方法において、
    前記基準点(X)は、前記各重なり領域(B1、B2)の高さ方向両端部近傍の二箇所に設定されるか、又は少なくとも、高さ方向両端部近傍の二箇所及び中央付近一箇所の合計三箇所に設定される、前記方法。
  14. 請求項12記載の方法において、
    前記基準点(X)は、前記各重なり領域(B1、B2)の高さ方向両端部近傍の二箇所及びその中間の一箇所以上の複数個設定され、前記各重なり領域(B1、B2)の少なくとも一方において、前記複数個の基準点(X)どうしを結ぶ線分(P1、P2)は真直でなく前記各重なり領域(B1、B2)内に納まる折れ線を形成する、前記方法。
  15. 請求項13又は14に記載の方法において、
    前記後続打ち込み位置(C2)は、隣接する前記基準点(X)間において、2箇所以上設けられている、前記方法。
  16. 請求項12乃至15の何れかに記載の方法において、
    前記マーキングシール(120)は黒色である、前記方法。
  17. 請求項8乃至17の何れかに記載の方法を適用した、ボードを固定するロボット装置。
JP2020031183A 2019-02-27 2020-02-27 ロボット装置、および、ボードに止め部材を自動的に打つための方法 Pending JP2020138317A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019034720 2019-02-27
JP2019034720 2019-02-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020138317A true JP2020138317A (ja) 2020-09-03

Family

ID=72279921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020031183A Pending JP2020138317A (ja) 2019-02-27 2020-02-27 ロボット装置、および、ボードに止め部材を自動的に打つための方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020138317A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6713762B2 (ja) 建設作業用ロボットおよび建設作業用ロボットの制御方法
CN107367519B (zh) X射线实时成像检测自动高精度定位拾取装置及拾取方法
CN111268530B (zh) 电梯井道测量、定位及电梯安装方法和设备
WO2020121396A1 (ja) ロボットキャリブレーションシステム及びロボットキャリブレーション方法
US20210040757A1 (en) Device and method for use in cleaning a facade
JP7229076B2 (ja) ボード貼付け方法、ボード貼付け装置、及びコンピュータプログラム
EP3630404B1 (en) An apparatus and a method for automated seam welding of a work piece comprising a base plate with a pattern of upstanding profiles
JP7261644B2 (ja) ボードのピックアップ方法及びボードのピックアップ装置
US11703823B2 (en) Method and assembly device for the automated determination of a drilling position of a drill hole
JP2020138317A (ja) ロボット装置、および、ボードに止め部材を自動的に打つための方法
CN216847545U (zh) 检测定位结构及汽车零部件x射线检测设备
US20230390919A1 (en) Workpiece transport system and workpiece transport method
KR102407342B1 (ko) 자율주행 제품검사 장치
JP7141613B2 (ja) 検査対象物の状態評価装置
JP7288383B2 (ja) 鉄骨施工階への基準点盛替えシステム
JP2020165265A (ja) ボードパレット及びボードのピックアップ方法
JP7261643B2 (ja) ボードをピックアップする装置及びボードのピックアップ方法
KR102352482B1 (ko) 비젼카메라로 측정된 데이터 수치를 활용하는 메쉬 펜스용 출입도어의 자동용접 시스템
JP4132126B2 (ja) 遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置
WO2023112828A1 (ja) 作業装置および作業装置の制御方法
JPH06112691A (ja) 部品装着装置
CN115256019B (zh) 一种支护板自动拼装对齐装置
JP2645419B2 (ja) 自動溶接装置
JPS63103160A (ja) ボ−ド貼付ロボツト
JPH0525942A (ja) 鉄骨枠の建入れ直し方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20200330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200323