JP2017109376A - 乾燥装置、印刷装置、および乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥装置において、ヒートローラの周囲の湿度上昇を抑制し、ヒートローラの温度低下を抑制し、かつ、高温の気体が印刷装置内に拡散することを防止する。
【解決手段】この乾燥装置30は、熱源付近へ向けて冷却風を送る冷却部33と、熱源付近から気体を導出する気体導出部34と、導出された気体を乾燥室50内へ導入する気体導入部36と、乾燥室50内に導入された気体をヒートローラ31の外周面付近へ供給する給気部38と、ヒートローラ31の周囲から印刷装置の外部へ気体を排出する排気部39とを有する。このため、熱源付近の熱を吸収した高温の気体を、ヒートローラ31の周囲へ送ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、長尺帯状の印刷媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥装置、当該乾燥装置を備えた印刷装置、および長尺帯状の印刷媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥方法に関する。
従来、長尺帯状の印刷用紙を長手方向に搬送しながら、印刷用紙へ向けてインクを吐出することにより画像を記録する印刷装置が知られている。この種の印刷装置の中には、ヒートローラ方式の乾燥機構を備えたものがある。ヒートローラ方式の乾燥機構は、加熱されたヒートローラの表面に印刷用紙を接触させることにより、インクを加熱して乾燥させる。
ヒートローラ方式の乾燥機構を備えた従来の印刷装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2015-178230号公報
ヒートローラの内部には、ハロゲンランプ等の熱源が配置される。乾燥処理を行うときには、熱源とともに、熱源の付近に配置された部材の温度も上昇する。このため、ヒートローラ方式の乾燥機構では、熱源の付近に配置された部材が過剰に高温となって損傷することを防止するために、当該部材に気体を吹き付けて冷却する場合がある。しかしながら、部材から熱を吸収して高温となった気体が、印刷装置の内部に拡散すると、装置内の温度が上昇して、装置内の他の部位に悪影響を及ぼす場合がある。装置内の温度を調節する温調機構を別途設けることも考えられるが、温調機構を追加すると印刷装置の製造コストが大幅に上昇する。
一方、乾燥処理中のヒートローラの表面付近では、インクから気化した溶媒成分によって、気体の湿度(気体中の溶媒成分の含有率)が上昇する。このため、乾燥効率を高めるためには、ヒートローラの表面付近の気体を常に新しい気体に置換することが好ましい。しかしながら、ヒートローラの表面付近に常温の気体を供給すると、ヒートローラの温度が低下し、却って乾燥効率が低下する場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、ヒートローラの周囲の湿度上昇を抑制し、ヒートローラの温度低下も抑制し、かつ、熱源付近の空冷により高温となった気体が、印刷装置内に拡散することを防止できる乾燥装置、印刷装置、および乾燥方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、長尺帯状の印刷媒体にインクジェット方式で画像を記録する印刷装置に搭載され、印刷媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥装置であって、前記印刷装置の内部に設けられた乾燥室と、前記乾燥室において、印刷媒体を外周面に支持しつつ、印刷媒体の幅方向と平行に延びる回転軸周りに回転するヒートローラと、前記ヒートローラの内部に設けられた熱源と、前記ヒートローラの側方から前記熱源付近へ向けて冷却風を送る冷却部と、前記熱源付近から前記乾燥室の外部へ気体を導出する気体導出部と、前記気体導出部により導出された気体を、前記乾燥室内の前記ヒートローラの外側の空間へ導入する気体導入部と、前記気体導入部により導入された気体を、前記ヒートローラの外周面付近へ供給する給気部と、前記ヒートローラの周囲から前記印刷装置の外部へ、気体を排出する排気部と、を備える。
本願の第2発明は、第1発明の乾燥装置であって、前記乾燥室の側壁の外側に設けられた中継ダクトをさらに有し、前記気体導出部は、前記熱源付近から前記中継ダクト内へ向けて、気体を導出し、前記気体導入部は、前記中継ダクト内から前記乾燥室内へ向けて、気体を導入する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の乾燥装置であって、前記ヒートローラの外周面に沿って広がるガイド板をさらに有し、前記給気部は、前記ヒートローラの外周面と前記ガイド板との間の円弧状空間へ気体を供給し、前記排気部は、前記円弧状空間から前記印刷装置の外部へ気体を排出する。
本願の第4発明は、第3発明の乾燥装置であって、前記ガイド板は、前記円弧状空間の幅方向の両端部に配置された一対のブレードを有する。
本願の第5発明は、第3発明または第4発明の乾燥装置であって、前記排気部は、前記円弧状空間から気体を吸引する複数の吸引口を有する吸引部と、前記吸引部の幅方向の両端部と前記印刷装置の外部とを繋ぐ排気ダクトと、を有し、前記複数の吸引口は、幅方向に沿って配列され、前記複数の吸引口のうち、幅方向の中央に配置された前記吸引口の大きさが、幅方向の両端部に配置された前記吸引口の大きさよりも、大きい。
本願の第6発明は、第3発明から第5発明までのいずれか1発明の乾燥装置であって、前記給気部は、幅方向に配列され、各々が前記円弧状空間へ気体を送る複数のファンを有する。
本願の第7発明は、第6発明の乾燥装置であって、前記排気部は、前記給気部よりも印刷媒体の搬送経路の下流側に配置され、前記複数のファンは、前記搬送経路の下流側へ向けて気体を送る。
本願の第8発明は、第6発明または第7発明の乾燥装置であって、前記ヒートローラおよび前記複数のファンを動作制御する制御部をさらに有し、前記制御部は、前記ヒートローラの回転時にのみ、前記複数のファンを動作させる。
本願の第9発明は、第1発明から第8発明までのいずれか1発明の乾燥装置であって、前記ヒートローラを回転可能に支持するベアリングをさらに有し、前記冷却部は、前記熱源および前記ベアリングに向けて、冷却風を送る。
本願の第10発明は、長尺帯状の印刷媒体にインクジェット方式で画像を記録する印刷装置であって、印刷媒体の表面に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の乾燥装置と、を備え、前記乾燥装置は、前記記録ヘッドよりも搬送経路の下流側に位置する。
本願の第11発明は、長尺帯状の印刷媒体にインクジェット方式で画像を記録する印刷装置内の乾燥室において、熱源を内蔵したヒートローラの外周面に印刷媒体を接触させることにより、印刷媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥方法であって、a)ヒートローラの側方から前記熱源付近へ向けて冷却風を送る工程と、b)前記熱源付近から前記乾燥室の外部へ気体を導出する工程と、c)前記工程b)により導出された気体を、前記乾燥室内の前記ヒートローラの外側の空間へ導入する工程と、d)前記工程c)により導入された気体を、前記ヒートローラの外周面付近へ供給する工程と、e)前記ヒートローラの周囲から前記印刷装置の外部へ、気体を排出する工程と、を有する。
本願の第12発明は、第11発明の乾燥方法であって、前記工程b)では、前記熱源付近から、前記乾燥室の側壁の外側に設けられた前記中継ダクト内へ向けて、気体を導出し、前記工程c)では、前記中継ダクト内から前記乾燥室内へ向けて、気体を導入する。
本願の第13発明は、第11発明または第12発明の乾燥方法であって、前記工程d)では、前記ヒートローラの外周面と前記ヒートローラの外周面に沿って広がるガイド板との間の円弧状空間へ気体を供給し、前記工程e)では、前記円弧状空間から前記印刷装置の外部へ気体を排出する。
本願の第14発明は、第11発明から第13発明までのいずれか1発明の乾燥方法であって、前記工程d)では、複数のファンにより、前記ヒートローラの外周面付近へ気体を供給する。
本願の第15発明は、第14発明の乾燥方法であって、前記工程d)では、前記ヒートローラの回転時にのみ、前記複数のファンを動作させる。
本願の第1発明から第15発明によれば、熱源付近の熱を吸収した高温の気体をヒートローラの周囲へ送る。これにより、ヒートローラの周囲の湿度上昇を抑えることができるとともに、常温の気体を送る場合よりも、ヒートローラの温度低下を抑制できる。したがって、乾燥効率を向上させることができる。また、高温の気体が印刷装置内に拡散することを抑制できる。
特に、本願の第2発明および第12発明によれば、熱源付近から導出された気体が拡散することを抑制して、効率よく気体を送ることができる。
特に、本願の第3発明および第13発明によれば、ヒートローラの外周面付近の気体を効率よく置換できる。これにより、ヒートローラによる乾燥効率をより高めることができる。
特に、本願の第4発明によれば、ヒートローラの外周面付近の気体をより効率よく置換できる。これにより、ヒートローラによる乾燥効率をさらに高めることができる。
特に、本願の第5発明によれば、円弧状空間から吸引部への気体の吸引量を、幅方向に均一化できる。これにより、印刷媒体に付着したインクの乾燥状態を、幅方向に均一化できる。
特に、本願の第7発明によれば、円弧状空間における気体の置換を、より効率よく行うことができる。
特に、本願の第8発明および第15発明によれば、ヒートローラの外周面の一部分に集中的に気体が吹き付けられることを防止できる。これにより、ヒートローラの外周面の温度均一性が低下することを防止できる。
印刷装置の構成を示した図である。 ヘッドユニットの下面図である。 制御部と印刷装置内の各部との接続構成を示したブロック図である。 乾燥装置の付近を幅方向の一方側から見た図である。 乾燥装置の付近をヒートローラの回転軸を含む平面で切断した断面図である。 吸引部の斜視図である。 乾燥装置における気体の流れを順に示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.印刷装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷装置1の構成を示した図である。この印刷装置1は、長尺帯状の印刷媒体である印刷用紙9を搬送しつつ、印刷用紙9の表面にインクジェット方式で画像を記録する装置である。図1に示すように、印刷装置1は、搬送機構10、4つのヘッドユニット20、乾燥装置30、および制御部40を備えている。搬送機構10、4つのヘッドユニット20、および乾燥装置30は、印刷装置1の外装ハウジング100の内部に収容されている。
搬送機構10は、印刷用紙9をその長手方向に沿う搬送方向に搬送するための機構である。本実施形態の搬送機構10は、巻き出しローラ11、複数の搬送ローラ12、および巻き取りローラ13を有する。搬送機構10の一部のローラには、動力源となるモータ(図示省略)が連結されている。モータを動作させると、印刷用紙9は、巻き出しローラ11から繰り出され、複数の搬送ローラ12により構成される搬送経路に沿って搬送される。各搬送ローラ12は、水平軸を中心として回転することによって、印刷用紙9を搬送経路の下流側へ案内する。また、搬送後の印刷用紙9は、巻き取りローラ13へ回収される。
なお、搬送機構10のうちの一部分が、他の部分から独立した装置となっていてもよい。例えば、搬送機構10のうち、巻き取りローラ13を含む一部分のみが、搬送機構10の他の部分とは別体の装置となっていてもよい。
4つのヘッドユニット20は、搬送機構10により搬送される印刷用紙9に対して、インクを吐出する機構である。この印刷装置1は、印刷用紙9が4つのヘッドユニット20の下方を1回だけ通過する間に、各ヘッドユニット20からインクの液滴を吐出して、印刷用紙9に画像を記録する、いわゆるワンパス方式の印刷装置である。図1に示すように、印刷用紙9は、4つのヘッドユニット20の下方において、ヘッドユニット20の配列方向に沿って、略水平に移動する。このとき、印刷用紙9の記録面は、上方(ヘッドユニット20側)に向けられている。4つのヘッドユニット20は、多色画像の色成分となるブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)の各色のインクの液滴を、印刷用紙9の記録面に、それぞれ吐出する。
4つのヘッドユニット20は、互いに吐出するインクの色が異なるものの、構造自体ほぼ同等である。図2は、1つのヘッドユニット20の下面図である。図2に示すように、本実施形態のヘッドユニット20は、筐体21と、筐体21に固定された2つの記録ヘッド22とを有する。2つの記録ヘッド22は、それぞれ、筐体21の下面に露出した吐出面を有する。また、図2に示すように、2つの記録ヘッド22は、搬送方向の位置をずらして配置され、かつ、2つの記録ヘッド22で、印刷用紙9の幅方向(搬送方向に直交する水平方向)の全域をカバーするように、幅方向の位置もずらして配置されている。
また、図2中に拡大して示したように、各記録ヘッド22の下面には、複数のノズル221が規則的に配列されている。複数のノズル221は、互いに幅方向の位置をずらして配列され、印刷用紙9上の1ピクセル幅の領域に対して、1つのノズル221が割り当てられている。印刷時には、各記録ヘッド22の複数のノズル221から、印刷用紙9の記録面へ向けて、インクの液滴が吐出される。その結果、4つのヘッドユニット20が、それぞれ、印刷用紙9の記録面に単色画像を記録する。そして、4つの単色画像の重ね合わせによって、印刷用紙9の記録面に多色画像が形成される。
なお、1つのヘッドユニット20に含まれる記録ヘッド22の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。また、印刷装置1が有するヘッドユニット20の数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。例えば、印刷装置1は、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色のインクを吐出する4つのヘッドユニット20に加えて、特色のインクを吐出するヘッドユニットをさらに有していてもよい。
乾燥装置30は、印刷用紙9に付着したインクを乾燥させる装置である。乾燥装置30は、4つのヘッドユニット20よりも搬送経路の下流側に配置されている。図1に示すように、乾燥装置30は、ヒートローラ31と、ヒートローラ31の内部に設けられたハロゲンランプ32とを有する。ヒートローラ31は、搬送ローラ12よりも外径の大きい円筒状のローラである。ヒートローラ31は、印刷用紙9の幅方向と平行に延びる回転軸を中心として回転する。ハロゲンランプ32は、ヒートローラ31を加熱するための熱源である。ハロゲンランプ32に駆動電流が供給されると、ハロゲンランプ32が発光することによって、ヒートローラ31が加熱される。
印刷用紙9は、4つのヘッドユニット20からのインクの吐出を受けた後、乾燥装置30へ搬入される。乾燥装置30では、ヒートローラ31が、印刷用紙9を支持しつつ回転することによって、印刷用紙9を搬送する。このとき、ヒートローラ31の外周面は、印刷用紙9の裏面(記録面とは反対側の面)に接触する。そして、ハロゲンランプ32によってヒートローラ31に蓄積された熱が、ヒートローラ31の外周面から印刷用紙9に伝導する。その結果、印刷用紙9の記録面に付着したインクから溶媒が気化して、インクが乾燥する。
なお、乾燥装置30のより詳細な構成については、後述する。
制御部40は、印刷装置1内の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部40は、CPU等の演算処理部41、RAM等のメモリ42、およびハードディスクドライブ等の記憶部43を有するコンピュータにより構成されている。記憶部43には、後述する乾燥処理を含む印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムPがインストールされている。
図3は、制御部40と、印刷装置1内の各部との接続構成を示したブロック図である。図3に示すように、制御部40は、上述した搬送機構10、4つのヘッドユニット20、および乾燥装置30(ヒートローラ31、ハロゲンランプ32、後述する第1冷却ファン331、後述する第2冷却ファン332、後述する導入ファン361、後述する給気ファン381、および後述する排気ファン393を含む)と、それぞれ通信可能に接続されている。制御部40は、記憶部43に記憶されたコンピュータプログラムPをメモリ42に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムPに基づいて、演算処理部41が演算処理を行うことにより、上記の各部を動作制御する。これにより、印刷装置1における印刷処理が進行する。
<2.乾燥装置の構成>
続いて、乾燥装置30のより詳細な構成について説明する。図4は、乾燥装置30の付近を幅方向の一方側から見た図である。図5は、乾燥装置30の付近をヒートローラ31の回転軸を含む平面で切断した断面図である。
図4および図5に示すように、印刷装置1の外装ハウジング100の内部には、幅方向に対して垂直に広がる一対の側壁51と、一対の側壁51の間において幅方向に延びる隔壁52とで構成される乾燥室50が設けられている。ヒートローラ31の幅方向の両端部は、一対の側壁51に設けられた貫通孔に、ベアリング53を介して取り付けられている。これにより、ヒートローラ31は、一対の側壁51に対して、回転自在に支持される。ベアリング53には、例えば、ボールベアリングが用いられる。
ハロゲンランプ32は、幅方向に延びる柱状の発光部321と、発光部321の両端に設けられた一対の端子322とを有する。発光部321は、ヒートローラ31の内部に配置される。一対の端子322は、それぞれ、ヒートローラ31の両端に設けられた開口を介して、側壁51の外側まで延びている。印刷処理の実行時には、外部電源から端子322を介して発光部321に、駆動電流が供給される。これにより、発光部321が発光して、ヒートローラ31が加熱される。その際、発光部321の近傍に配置された端子322およびベアリング53の温度も上昇する。
また、図4および図5に示すように、本実施形態の乾燥装置30は、ヒートローラ31の周りの気流を制御するための機構として、冷却部33、気体導出部34、中継ダクト35、気体導入部36、ガイド板37、給気部38、および排気部39を有する。冷却部33、気体導出部34、中継ダクト35、および気体導入部36は、ヒートローラ31の幅方向の両側に、一対に設けられている。
冷却部33は、端子322およびベアリング53の温度上昇を抑制するための空冷機構である。各冷却部33は、端子322へ向けて冷却風を送る1つの第1冷却ファン331と、ベアリング53へ向けて冷却風を送る複数の第2冷却ファン332とを有する。第1冷却ファン331および第2冷却ファン332は、いずれも、側壁51の外側から内側へ向けて、ヒートローラ31の回転軸と平行に冷却風を発生させる。
端子322およびベアリング53に冷却風が吹き付けられると、端子322およびベアリング53の熱が、冷却風を構成する気体に吸収される。これにより、端子322およびベアリング53の温度上昇が抑制される。特に、本実施形態では、第1冷却ファン331からヒートローラ31の内側へ向けて、整流筒333が延びている。そして、当該整流筒333の内側に、端子322が配置されている。このため、第1冷却ファン331から生じた冷却風を、端子322に対して効率よく吹き付けることができる。
気体導出部34は、端子322およびベアリング53から熱を吸収して高温となった気体を、乾燥室50の外部の空間へ導出するための構造である。本実施形態では、第1冷却ファン331から端子322に吹き付けられた気体は、整流筒333の外周面とヒートローラ31の端部の内周面の間の環状の隙間を通って、乾燥室50の外部へ導出される。また、第2冷却ファン332からベアリング53に吹き付けられた気体は、ベアリング53から跳ね返ることによって乾燥室50の外部へ導出される。
本実施形態では、気体導出部34に固有のファンを設けておらず、整流筒333、ヒートローラ31、および側壁51の構造によって、乾燥室50の外部へ高温の気体を導出する気体導出部34が形成されている。しかしながら、気体導出部34に、積極的に気流を形成するためのファンを設けてもよい。
中継ダクト35は、一対の側壁51の外側において、気体導出部34と気体導入部36とを流路接続する配管である。本実施形態では、端子322およびベアリング53から乾燥室50の外部へ導出された高温の気体は、中継ダクト35内を流れる。これにより、乾燥室50の外部において、高温の気体が拡散することが抑制される。
気体導入部36は、気体導出部34により中継ダクト35内へ導出された気体を、乾燥室50内のヒートローラ31の外側の空間へ導入する機構である。本実施形態の気体導入部36は、側壁51に設けられた導入ファン361を有する。導入ファン361を駆動させると、導入ファン361を通って乾燥室50内へ向かう気流が発生する。これにより、中継ダクト35内の高温の気体が、乾燥室50内のヒートローラ31の外側の空間へ導入される。
ガイド板37は、ヒートローラ31の外周面に沿って広がる湾曲した板状の部材である。ヒートローラ31の外周面とガイド板37とは、僅かな隙間を介して対向する。したがって、ヒートローラ31の外周面とガイド板37との間には、側面視において円弧状の狭小な空間(以下、「円弧状空間54」と称する)が介在する。印刷用紙9は、当該円弧状空間54において、ヒートローラ31による乾燥処理を受ける。
また、図5に示すように、本実施形態のガイド板37は、一対のブレード371を有する。一対のブレード371は、円弧状空間54の幅方向の両端部を覆う。これにより、円弧状空間54内の気体の拡散が、より抑制される。
給気部38は、気体導入部36により乾燥室50内に導入された気体を、ヒートローラ31の外周面付近へ供給する機構である。本実施形態の給気部38は、複数の給気ファン381を有する。複数の給気ファン381は、ガイド板37に取り付けられている。複数の給気ファン381は、ヒートローラ31の幅方向の略全幅に亘って幅方向に配列される。複数の給気ファン381を駆動させると、各給気ファン381が、ガイド板37の外側の空間から円弧状空間54へ向かう気流を発生させる。
排気部39は、ヒートローラ31の周囲から外装ハウジング100の外部へ、気体を排出する機構である。図4および図5に示すように、本実施形態の排気部39は、吸引部391、一対の排気ダクト392、および一対の排気ファン393を有する。吸引部391は、給気部38よりも印刷用紙9の搬送経路の下流側において、ガイド板37に取り付けられている。図6は、吸引部391の斜視図である。図6に示すように、吸引部391のヒートローラ31側の面には、幅方向に沿って配列された複数のスリット状の吸引口394が設けられている。一対の排気ダクト392は、吸引部391の幅方向の両端部と、外装ハウジング100の外部の空間とを繋ぐ。また、一対の排気ダクト392の外部側の端部付近には、それぞれ排気ファン393が設けられている。
排気ファン393を駆動させると、排気ダクト392および吸引部391に、外装ハウジング100の外部側へ向かう気流が発生する。このため、円弧状空間54の気体が、複数の吸引口394を通って吸引部391内に吸い込まれる。また、当該気体が、吸引部391から排気ダクト392を通って外装ハウジング100の外部へ、排出される。
印刷処理の実行時には、複数の給気ファン381と、一対の排気ファン393とが、ともに駆動する。このため、インクから蒸発した溶媒成分を含む湿度の高い気体が、排気部39によって外装ハウジング100の外部へ排出されるとともに、給気部38から円弧状空間54へ、湿度の低い気体が供給される。すなわち、円弧状空間54の気体が、常に湿度の低い気体に置換される。これにより、円弧状空間54の湿度の上昇を抑えることができる。したがって、ヒートローラ31による乾燥処理の効率が高まる。
図7は、乾燥装置30における気体の流れを順に示したフローチャートである。上述の通り、この乾燥装置30では、ヒートローラ31の側方からハロゲンランプ32の端子322およびベアリング53へ向けて、冷却風が送られる(ステップS1)。当該冷却風を構成する気体は、端子322およびベアリング53から熱を吸収した後、乾燥室50の外部に設けられた中継ダクト35内へ導出される(ステップS2)。続いて、中継ダクト35内の気体が、気体導入部36によって、乾燥室50内のヒートローラ31の外側の空間へ導入される(ステップS3)。さらに、乾燥室50内へ導入された気体は、給気部38によって、ヒートローラ31とガイド板37との間の円弧状空間54に供給される(ステップS4)。その後、円弧状空間54の気体は、排気部39によって、外装ハウジング100の外部へ排出される(ステップS5)。
すなわち、この乾燥装置30では、ハロゲンランプ32の端子322およびベアリング53から熱を吸収した高温の気体が、中継ダクト35、気体導入部36、および給気部38を通って、円弧状空間54へ供給される。このため、円弧状空間54に常温の気体を供給する場合よりも、ヒートローラ31の外周面の温度が低下することを抑制できる。これにより、ヒートローラ31による乾燥効率を、より向上させることができる。また、ヒートローラ31の外周面を一定の温度に保つためのハロゲンランプ32の消費電力も、抑えることができる。
また、この乾燥装置30では、円弧状空間54に供給された気体は、排気部39により外装ハウジング100の外部へ排出される。このため、ハロゲンランプ32の端子322およびベアリング53から熱を吸収した高温の気体が、印刷装置1の外装ハウジング100の内部に拡散することを抑制できる。したがって、外装ハウジング100内の種々の部品が、熱の影響で損傷することを抑制できる。
また、図4に示すように、本実施形態の複数の給気ファン381は、ヒートローラ31の外周面に対して垂直ではなく、やや搬送方向下流側へ向けて気体を送る。これにより、円弧状空間54における気体の置換を、より効率よく行うことができる。その結果、ヒートローラ31による乾燥効率を、より高めることができる。
また、上述の通り、本実施形態では、円弧状空間54の幅方向の両端部が、一対のブレード371に塞がれている。これにより、円弧状空間54内の気体の拡散が、より抑制されている。このようにすれば、円弧状空間54の気体を、さらに効率よく置換できる。その結果、ヒートローラ31による乾燥効率を、さらに高めることができる。
また、本実施形態では、排気ダクト392が吸引部391の幅方向の両端部に接続されている。このため、単位面積あたりの気体の吸引力は、吸引部391の幅方向の中央付近よりも、吸引部391の幅方向の両端部付近の方が大きくなる。しかしながら、図6に示すように、本実施形態では、吸引部391の複数の吸引口394の大きさが、幅方向の両端部から幅方向の中央へ向かうにつれて、徐々に広くなっている。したがって、幅方向の中央に配置された吸引口394の大きさは、幅方向の両端部に配置された吸引口394の大きさよりも大きい。
このようにすれば、上述した吸引力の差があるにも拘わらず、幅方向の中央付近の吸引口394における気体の吸引量と、幅方向の両端部付近の吸引口394への気体の吸引量とを、略同一とすることができる。すなわち、円弧状空間54から吸引部391への気体の吸引量を、幅方向に均一化できる。その結果、印刷用紙9に付着したインクの乾燥状態を、幅方向に均一化できる。
なお、図7のフローチャートに示した気体の流れは、ヒートローラ31による印刷用紙9の乾燥処理が実行されている間は、常時形成される。ただし、印刷処理の合間などで、ヒートローラ31の回転が停止しているときには、複数の給気ファン381の動作も停止させることが望ましい。すなわち、制御部40は、ヒートローラ31の回転時にのみ、複数の給気ファン381を動作させることが望ましい。このようにすれば、ヒートローラ31の外周面の一部分に集中的に気体が吹き付けられることを防止できる。したがって、ヒートローラ31の外周面の温度均一性が低下することを防止できる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、気体導入部に導入ファンが設けられていた。しかしながら、導入ファンを省略し、気体導入部を単なる開口としてもよい。その場合、他のファンにより生じる気圧差によって、気体導入部に気体の流れが形成されればよい。
また、上記の実施形態では、ヒートローラの熱源として、ハロゲンランプを用いていた。しかしながら、ハロゲンランプに代えて、他の発熱体を熱源として用いてもよい。
また、上記の実施形態では、冷却部からの冷却風を当てる部分が、端子およびベアリングであった。しかしながら、冷却風を当てる部分は、熱源付近の他の部分であってもよい。
また、上記の実施形態の印刷装置は、印刷媒体としての印刷用紙に画像を印刷するものであった。しかしながら、本発明における印刷媒体は、一般的な紙以外のシート状の記録媒体(例えば、樹脂製のフィルム等)であってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 印刷装置
9 印刷用紙
10 搬送機構
11 巻き出しローラ
12 搬送ローラ
13 巻き取りローラ
20 ヘッドユニット
21 筐体
22 記録ヘッド
30 乾燥装置
31 ヒートローラ
32 ハロゲンランプ
33 冷却部
34 気体導出部
35 中継ダクト
36 気体導入部
37 ガイド板
38 給気部
39 排気部
40 制御部
50 乾燥室
51 側壁
52 隔壁
53 ベアリング
54 円弧状空間
100 外装ハウジング
321 発光部
322 端子
331 第1冷却ファン
332 第2冷却ファン
333 整流筒
361 導入ファン
371 ブレード
381 給気ファン
391 吸引部
392 排気ダクト
393 排気ファン
394 吸引口

Claims (15)

  1. 長尺帯状の印刷媒体にインクジェット方式で画像を記録する印刷装置に搭載され、印刷媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥装置であって、
    前記印刷装置の内部に設けられた乾燥室と、
    前記乾燥室において、印刷媒体を外周面に支持しつつ、印刷媒体の幅方向と平行に延びる回転軸周りに回転するヒートローラと、
    前記ヒートローラの内部に設けられた熱源と、
    前記ヒートローラの側方から前記熱源付近へ向けて冷却風を送る冷却部と、
    前記熱源付近から前記乾燥室の外部へ気体を導出する気体導出部と、
    前記気体導出部により導出された気体を、前記乾燥室内の前記ヒートローラの外側の空間へ導入する気体導入部と、
    前記気体導入部により導入された気体を、前記ヒートローラの外周面付近へ供給する給気部と、
    前記ヒートローラの周囲から前記印刷装置の外部へ、気体を排出する排気部と、
    を備えた乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の乾燥装置であって、
    前記乾燥室の側壁の外側に設けられた中継ダクト
    をさらに有し、
    前記気体導出部は、前記熱源付近から前記中継ダクト内へ向けて、気体を導出し、
    前記気体導入部は、前記中継ダクト内から前記乾燥室内へ向けて、気体を導入する乾燥装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の乾燥装置であって、
    前記ヒートローラの外周面に沿って広がるガイド板
    をさらに有し、
    前記給気部は、前記ヒートローラの外周面と前記ガイド板との間の円弧状空間へ気体を供給し、
    前記排気部は、前記円弧状空間から前記印刷装置の外部へ気体を排出する乾燥装置。
  4. 請求項3に記載の乾燥装置であって、
    前記ガイド板は、前記円弧状空間の幅方向の両端部に配置された一対のブレードを有する乾燥装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の乾燥装置であって、
    前記排気部は、
    前記円弧状空間から気体を吸引する複数の吸引口を有する吸引部と、
    前記吸引部の幅方向の両端部と前記印刷装置の外部とを繋ぐ排気ダクトと、
    を有し、
    前記複数の吸引口は、幅方向に沿って配列され、
    前記複数の吸引口のうち、幅方向の中央に配置された前記吸引口の大きさが、幅方向の両端部に配置された前記吸引口の大きさよりも、大きい乾燥装置。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の乾燥装置であって、
    前記給気部は、
    幅方向に配列され、各々が前記円弧状空間へ気体を送る複数のファン
    を有する乾燥装置。
  7. 請求項6に記載の乾燥装置であって、
    前記排気部は、前記給気部よりも印刷媒体の搬送経路の下流側に配置され、
    前記複数のファンは、前記搬送経路の下流側へ向けて気体を送る乾燥装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の乾燥装置であって、
    前記ヒートローラおよび前記複数のファンを動作制御する制御部
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記ヒートローラの回転時にのみ、前記複数のファンを動作させる乾燥装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の乾燥装置であって、
    前記ヒートローラを回転可能に支持するベアリング
    をさらに有し、
    前記冷却部は、前記熱源および前記ベアリングに向けて、冷却風を送る乾燥装置。
  10. 長尺帯状の印刷媒体にインクジェット方式で画像を記録する印刷装置であって、
    印刷媒体の表面に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
    請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の乾燥装置と、
    を備え、
    前記乾燥装置は、前記記録ヘッドよりも搬送経路の下流側に位置する印刷装置。
  11. 長尺帯状の印刷媒体にインクジェット方式で画像を記録する印刷装置内の乾燥室において、熱源を内蔵したヒートローラの外周面に印刷媒体を接触させることにより、印刷媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥方法であって、
    a)ヒートローラの側方から前記熱源付近へ向けて冷却風を送る工程と、
    b)前記熱源付近から前記乾燥室の外部へ気体を導出する工程と、
    c)前記工程b)により導出された気体を、前記乾燥室内の前記ヒートローラの外側の空間へ導入する工程と、
    d)前記工程c)により導入された気体を、前記ヒートローラの外周面付近へ供給する工程と、
    e)前記ヒートローラの周囲から前記印刷装置の外部へ、気体を排出する工程と、
    を有する乾燥方法。
  12. 請求項11に記載の乾燥方法であって、
    前記工程b)では、前記熱源付近から、前記乾燥室の側壁の外側に設けられた前記中継ダクト内へ向けて、気体を導出し、
    前記工程c)では、前記中継ダクト内から前記乾燥室内へ向けて、気体を導入する乾燥方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載の乾燥方法であって、
    前記工程d)では、前記ヒートローラの外周面と前記ヒートローラの外周面に沿って広がるガイド板との間の円弧状空間へ気体を供給し、
    前記工程e)では、前記円弧状空間から前記印刷装置の外部へ気体を排出する乾燥方法。
  14. 請求項11から請求項13までのいずれか1項に記載の乾燥方法であって、
    前記工程d)では、複数のファンにより、前記ヒートローラの外周面付近へ気体を供給する乾燥方法。
  15. 請求項14に記載の乾燥方法であって、
    前記工程d)では、前記ヒートローラの回転時にのみ、前記複数のファンを動作させる乾燥方法。
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