JP2017108715A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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【課題】リール本体の大型化を抑制することができる魚釣用スピニングリールを提供することを課題とする。
【解決手段】魚釣用スピニングリールは、リール本体1と、リール本体1に回転自在に支持されるロータ2とを備え、リール本体1は、側部開口部13が形成され、ハンドル軸の一端側を回転自在に支持するボディ10と、側部開口部13を塞ぎ、ハンドル軸の他端側を回転自在に支持する蓋部材30と、ボディ10の前側に設けられたボディ前部12と、を備え、側部開口部13及び蓋部材30は、円形状に形成され、蓋部材30の外周縁部30aの少なくとも一部は、ロータ2の最後端面よりも前方に位置していることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、魚釣用スピニングリールに関する。
魚釣用スピニングリールのリール本体は、ドライブギャ及びオシレート機構を収容するボディと、ボディの上部から上方に延びて釣竿に装着される脚部と、ボディの前方に設けられて内部を駆動軸筒及びスプール軸が貫通するボディ前部とを備える。
下記特許文献に示すように、上記ボディは、一般的に側方に向って開口する有底筒状を呈し、ボディの側方の開口(以下、側部開口部という)から、ドライブギャ等をボディ内に組み付けることができるようになっている。
また、側部開口部からボディ内に海水、塵埃等が入り込むことを防止するため、ボディの側部には、側部開口部の形状に対応する蓋部材が設けられている。
そのほか、上記ボディ前部の後端部には、ロータの後部開口部を塞ぐフランジが設けられている。
特開2004−121048号公報
ところで、近年、魚釣操作性を向上させるため、ドライブギャの大径化が検討されている。
しかしながら、ドライブギャの大型化は、ボディの側部開口部及び蓋部材の大型化を招き、ボディ自体が大型化する。この結果、リール本体が大型化し、好ましくない。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、リール本体の大型化を抑制することができる魚釣用スピニングリールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る魚釣用スピングリールは、リール本体と、前記リール本体に回転自在に支持されるロータとを備えた魚釣用スピニングリールであって、前記リール本体は、側部開口部が形成され、ハンドル軸の一端側を回転自在に支持するボディと、前記側部開口部を塞ぎ、前記ハンドル軸の他端側を回転自在に支持する蓋部材と、前記ボディの前側に設けられたボディ前部と、を備え、前記側部開口部及び前記蓋部材は、円形状に形成され、前記蓋部材の外周縁部の少なくとも一部は、前記ロータの最後端面よりも前方に位置していることを特徴とする。
前記発明によれば、ボディの側部開口部及び蓋部材が大型化しても、蓋部材の外周縁部の一部がロータの最後端面(例えば円筒部やアーム部の後端面)よりも前側に入り込み、リール本体が前後方向(軸方向)に短縮するように構成されている。
また、蓋部材及び側部開口部が円形になっていることから、蓋部材から側部開口部に作用する荷重(例えばハンドル操作の際に発生する荷重)は、側部開口部の全周に均一に分散する。よって、ボディ(側部開口部)の一部に荷重(応力)が集中し難く、ボディの耐久性が優れる。
また、前記発明において、前記ボディ前部は、前記ロータの後部開口部を塞ぐフランジを有し、前記フランジには、前記側部開口部に対応して凹状に形成された凹状部が形成してもよい。
前記構成によれば、蓋部材の外周縁部の一部がロータの最後端面よりも前側に入り込んだとしても、蓋部材がフランジに干渉することない。よって、リール本体を前後方向(軸方向)に短縮することができる。
また、前記発明において、前記側部開口部には、雌ねじが形成され、前記蓋部材には、雄ねじが形成され、前記蓋部材が前記側開口部に螺合していることが好ましい。
前記構成によれば、蓋部材が側部開口部に対して周方向に均一な締結力をもって固定されるとともに、蓋部材をボディに固定するためのねじ等を不要とすることができ、部品点数の削減を図れる。
また、前記発明において、前記蓋部材には、前記側部開口部の内周面に当接し、前記側部開口部との同芯度を得るための当接部が形成されていることが好ましい。
前記構成によれば、蓋部材と側部開口部との同芯度が得られるため、ハンドル軸の一端側を支持する蓋部材の中心と、ハンドル軸の他端側を支持するボディの中心とが一致する。この結果、ハンドル軸の回転がスムーズとなり、ハンドルの操作性が向上する。
本発明によれば、リール本体が前後方向に短縮するため、リール本体の大型化が抑制される。また、大型化されたドライブギャを用いることができ、魚釣操作性が向上する。
本発明の一実施形態に係る魚釣用スピニングリールの全体構成を示す側面図である。 リール本体を示す側面図である。 蓋部材を取り外したリール本体の側面図である。 リール本体の内部構造を示す横断面図である。 (a)はボディの側面図であり、(b)はカバー部材を取り外した状態のリール本体の後面図である。 (a)は摺動子がストロークの最後端位置にある場合におけるリール本体の縦断面図であり、(b)は摺動子がストロークの最前端位置にある場合におけるリール本体の縦断面図である。 図4の破線で囲まれる範囲を拡大した拡大断面図である。
以下、本発明の魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、「前後」「上下」を言うときは、図1に示した方向を基準とし、「左右」を言うときは、図4に示す方向を基準とする。
図1に示すように、魚釣用スピニングリール100は、前方に突出する駆動軸筒7(図2参照)及びスプール軸8(図2参照)を有するリール本体1と、駆動軸筒7に装着されてリール本体1の前側に配置されるロータ2と、スプール軸8に装着されてロータ2の前側に配置されるスプール3とを備える。
図1、図2に示すように、ロータ2は、駆動軸筒7の前端に固定されるとともに後部開口部2hが形成された円筒部2a(図2参照)と、円筒部2aの後端部から外側に延び、さらに前側に延びる一対のアーム部2b、2c(図1でアーム部2bのみ図示、図2参照)と、一対のアーム部2b、2cの間を周方向に延び、一対のアーム部2b、2cのそれぞれに連結する一対の補強部材2d、2e(図1参照)とを備える。
図2に示すように、一対のアーム部2b、2cの後端面2f、2gは、円筒部2aの後端縁よりも後方に位置し、ロータ2の各部位において最も後方に位置する最後方面を成している。なお、図2の補助線Lは、後端面2f、2g同士を結んだ線である。
図2に示すように、リール本体1は、左側に向って開口する側部開口部13が形成されたボディ10と、ボディ10の上部から上方に延びて釣竿に装着される脚部11と、ボディ10の前側に設けられた筒状のボディ前部12と、側部開口部13を塞ぐ蓋部材30と、ボディ10の後部に取り付けられた保護カバー40とを備える。
また、リール本体1には、ボディ前部12内から前方に突出するように、駆動軸筒7及びスプール軸8が組み付けられている。
ボディ前部12は、ロータ2の円筒部2a内に位置し、駆動軸筒7の前部を回転自在に支持している。
図2、図3に示すように、ボディ前部12には、機能部材の収容保護や美観向上のため、有底円筒状のカバー12aが装着され、ボディ前部12の外周側がカバー12aに覆われている。
ボディ前部12の後端には、前後方向から視て円形を成し(図5(b)を参照)、カバー12aの後部開口部を塞ぐフランジ16が設けられている。
図3に示すように、ボディ10内には、ボディ前部12から後方に延びる駆動軸筒7の後部及びスプール軸8の後部8aが収容されるとともに、左右方向に延在するハンドル軸5と、ハンドル軸5に固定されるドライブギャ6及び歯車(軸筒)6aと、スプール往復動装置70とが組み付けられている。
なお、駆動軸筒7の後端には、ピニオンギャ7aが形成されている。
図4に示すように、ハンドル軸5は、軸受5c、5dを介してボディ10と蓋部材30とに回転自在に支持されている。
ハンドル軸5の左端部は、蓋部材30を貫通するとともに、ハンドル5aに設けられた連結軸5bと螺合し、ハンドル軸5とハンドル5aとが一体になっている。
ハンドル軸5において左右方向中央部よりも左寄りの位置に、ピニオンギャ7aに噛合するドライブギャ6が固定されている。
なお、ハンドル軸5において左右方向中央部よりも右寄りの位置に、歯車6aが固定されている。
以上から、ハンドル5aの巻き取り操作が行われると、巻き取り操作による駆動力がハンドル軸5、ドライブギャ6、ピニオンギャ7aを介して駆動軸筒7に伝達し、駆動軸筒7とともにロータ2が回転する。
図3に示すように、スプール往復動装置70は、ボディ10の前後方向に延びるガイド軸71と、右側面に案内溝73が形成されてガイド軸71に沿って移動する摺動子72と、案内溝73に係合する偏芯突部75が形成された連動歯車(構成部材)74とを備える。
図4に示すように、摺動子72には、スプール軸8の後端から後方に突出する突出部8bが連結し、摺動子72とスプール軸8が一体になっている。
なお、摺動子72と突出部8bとは図示しないボルトにより抜け止めされている。
スプール往復動装置70の連動歯車74は、ハンドル軸5から後方下側の位置に設けられてボディ10の底部に位置し(図3参照)、歯車6aの後側と噛合している。
以上から、ハンドル5aの巻き取り操作が行われると、巻き取り操作による駆動力が歯車6aを介して連動歯車74に伝達し、連動歯車74を回転する。また、連動歯車74の偏芯突部75は、摺動子72の案内溝73の側面を押圧し、摺動子72とスプール軸8(スプール3)が前後方向に往復運動する。
つぎに、ボディ10、スプール往復動装置70、フランジ16及び蓋部材30の詳細を説明する。
図5(a)に示すように、ボディ10は、底部に周壁を有する有底箱状(筒状)を呈し、左側に向って開口している。ボディ10は、円板状の右壁部22と、右壁部22の周端縁から左側に延びる筒状の筒部21とを備える。なお、筒部21の左端部が側部開口部13を構成している。
右壁部22の内面(左側面)には、右側中央孔23と、リブ24と、挿入孔25とが形成されている。
右側中央孔23は、ハンドル軸5の右端部が貫通する孔であり、右壁部22の中央部に設けられている。
リブ24は、右側中央孔23よりも前側に位置し、上下方向に延在する突起である。このリブ24により右壁部22の強度が向上している。
また、リブ24の上部には、ガイド軸71の前端71aを支持するガイド軸支持孔24aが形成されている(図6参照)。
一方で、リブ24の下部には、スプール軸8の後部8aを後方に貫通させるための貫通孔24bが形成されている。なお、貫通孔24bには、駆動軸筒7の後端を支持するカラー8cが嵌め込まれている(図4参照)。
挿入孔25は、右側中央孔23よりも後方に形成されている。そして、この挿入孔25を右壁部22の外側(右側)に設けられた支持部材26のボス部27が貫通している。これにより、ボディ10内の後部に、連動歯車74を回転自在に支持するボス部27が配置される。
図5(a)に示すように、筒部21は、ハンドル軸5の中心軸01を中心とする略円筒形状を呈している。
より詳細に説明すると、筒部21の内周面21aは、ハンドル軸5の中心軸01を中心とする円形状に形成され、かつ、ドライブギャ6の外形及び大きさに対応している。
筒部21の外周面21bは、ハンドル軸5の中心軸01を中心とする略円形状に形成され、かつ、筒部21の厚み(径方向の肉厚)が周方向において略均一になっている。
このため、筒部21は、従来の筒部(側面視矩形筒状の筒部)よりも小型化しており、筒部21の内周面21aとドライブギャ6との間には、不要な空間が生じないようになっている。
図5(b)に示すように、筒部21の後部には、筒部21の後部を貫通する後部開口部15が形成されている
後部開口部15は、ボディ10内に組み付けられた部品の一部をボディ10外に、言い換えると、ボディ10から後方に突出するように配置するための開口部である。
後部開口部15は、筒部21において左右方向の中央部のみを貫通しており、側部開口部13と後部開口部15との間に、側部開口部13と後部開口部15とのそれぞれの開口の端縁を構成する円弧状の架橋部14が延在している。
図6に示すように、保護カバー40は、筒部21に形成された保護カバー用雌ねじ穴21cに螺合するボルトBに締め付けられ、ボディ10(筒部21)の後部開口部15を覆うように固定されている。
また、保護カバー40の前面は、後方に凹状に形成され、保護カバー40の前面側に収容空間が形成されている。よって、後部開口部15を介してボディ10内から後方に突出する部品の一部が保護カバー40内に収容されるようになっている。
そのほか、保護カバー40とボディ10との間には、シール部材50が設けられ、保護カバー40とボディ10との合わせ面から内部に海水や塵埃が浸入しないようになっている(図2、図4、図6参照)。
また、ボディ10と保護カバー40とにより形成される空間内に、スプール往復動装置70の各構成が以下のように配置されている。
連動歯車74は、後部開口部15を貫通するように外部後方からボディ10に組み付けられ、後部開口部から後方に突出する連動歯車74の一部(後部領域)が保護カバー40内に収容されている。
ガイド軸71は後部開口部15を貫通し、ガイド軸71の後端71bが保護カバー40の被係合部41に係合している。
そして、摺動子72が偏芯突部75の押圧によって最後端位置に移動した場合、摺動子72の一部(後部領域)が保護カバー40内に収容される。このため、摺動子72の前後ストロークは、ボディ10内の空間に限定されず、後方に拡大している。
摺動子72は、ハンドル軸5の後方に配置されている。
摺動子72の前面(ハンドル軸5に対向する対向面)には、後方に向って凹む凹部72aが形成されている。
そして、図6(b)に示すように、摺動子72が前方に移動した場合、凹部72a内にハンドル軸5を受け入れるようになっている。このため、凹部72aの凹み量の分だけ、摺動子72のストロークが前方に拡大している。
図5(a)に示すように、筒部21の左端部(側部開口部13)は、ボディ内に各部品を組み込むための孔である。側部開口部13の内周面13aは、筒部21の内周面21aと略同一径の円形状に形成され、ボディ10を大型化することなく比較的大きな相似形のドライブギャ6を筒部21内に容易に組み付けることができるようになっている。
また、側部開口部13の前側端縁13cは、フランジ16の凹状部16b内に入り込んでいる。
ここで、フランジ16は、平坦状の平坦部16aと、平坦部16aよりも前方に凹む凹状部16bとを備える。
凹状部16bは、ボディ10よりも左側に設けられている(図5(b)のドットで塗られた範囲を参照)。
また、凹状部16bは、ハンドル軸5の中心軸O1を中心として円弧状に形成され、前側端縁13cに対応している。
以上から、通常であれば、側部開口部13がフランジ16と重ならないようにするため、ボディ10の中心(ハンドル軸5の中心軸O1)を後方に位置するように設計するところ、本実施形態によれば、フランジ16に凹状部16bが形成されるため、ボディ10の中心を後方に移動させる必要がない。
このため、ボディ10とボディ前部12とを含む前後方向の長さは、凹状部16bの凹み量の分だけ短縮できるとともに、凹状部16bに入り込むように側部開口部13を大型化することができる。
この結果、図2に示すように、側部開口部13を塞ぐ蓋部材30の前側の外周縁部30aは、フランジ16の凹状部16b内に入り込み、ロータ2の最後端面(後端面2f、2g及び補助線L参照)よりも前方に位置するようになる。
そのほか、図4に示すように、凹状部16bの外側には、カバー12aの後端が位置し、カバー12aが凹状部16bを囲っている。よって、左側から視た場合、凹状部16bが視認され難い。
つぎに、蓋部材30の詳細について説明する。
図2に示すように、蓋部材30は、円形状に形成されている。
また、蓋部材30の中央部には、ハンドル軸5の左端部が貫通する左側中央孔31が形成されている。
図4に示すように、蓋部材30は、外周端から左側中央孔31に向うにつれて左側に突出し、断面が山形状を呈している。
また、蓋部材30の外周端には、右方に延びて側部開口部13の内側に挿入される円筒状の挿入部33が形成されている。
図7に示すように、挿入部33の外周面には、先端側(右端側)から基部側(左端側)に向って順に、雄ねじ部33aと、収容凹部33cと、当接面33bとが形成されている。
雄ねじ部33aは、側部開口部13の内周面13aに形成された雌ねじ部13bに螺合可能に形成されている。また、雄ねじ部33aが雌ねじ部13bに螺合しており、蓋部材30がリール本体1に固定されている。これにより、側部開口部13は、蓋部材30により塞がれている。
当接面(当接部)33bは、側部開口部13に蓋部材30を螺合により装着する際、側部開口部13の内周面13aに当接して、側部開口部13に対する蓋部材30の調芯作用を行うためのものである。
これによれば、ハンドル軸5の右側を支持するボディ10の右側中央孔23と、ハンドル軸5の左側を支持する蓋部材30の左側中央孔31との中心が一致し、同芯度が得られる。よって、ハンドル軸5は、リール本体1に対して左右方向に延在するように支持され、ハンドル軸5の回転がスムーズとなる。
ここで、ハンドル5aの巻き取り操作時において、ハンドル軸5を支持する蓋部材30には、中心軸O1を中心として径方向外側に向う荷重が作用する。
従来の構成によれば、複数のねじにより蓋部材がボディに固定され、蓋部材に作用した荷重がボディにおいてねじが締結された部位のみに作用し、荷重が集中していた。
一方で、本実施形態によれば、雄ねじ部33aと当接面33bとを介して、挿入部33の全周が円形の側部開口部13により支持されている。よって、蓋部材30に作用した荷重は、側部開口部13の全周に均一に分散する。
収容凹部33cは、雄ねじ部33aと当接面33bとの間に形成された窪みであり、シール材としてOリング33dが外嵌されている。このため、挿入部33と側部開口部13との間から水が内部に浸入しないようになっている。
以上、本実施形態によれば、ボディ10に対し、大型化された側部開口部13及び蓋部材30を形成することができる。また、ボディ10とボディ前部12とを含む前後方向の長さが短縮されるため、リール本体1の大型化が抑制される。
また、実施形態によれば、ハンドル5aの巻き取り操作時に蓋部材30に大きな荷重が作用しても、蓋部材30に作用した荷重が側部開口部13の全周に分散するため、ボディ10の耐久性がさらに向上する。
また、実施形態によれば、リール本体1の側部開口部13と蓋部材30とが螺合により固定されるため、ねじ等が不要となり、部品点数が削減する。
また、実施形態によれば、蓋部材30の当接面33bによりハンドル軸5の回転がスムーズとなり、ハンドル5aの操作性が向上する。
以上、実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。
たとえ、ボディ10と蓋部材30との結合は、雌ねじ部13bと雄ねじ部33aとの螺合でなくてもよく、ボルトによる固定であってもよい。
また、本実施形態において、フランジ16の一部に凹状部16bが形成された例を挙げて説明したが、平坦状のフランジ16を、ボディ前部12の後端ではなく、例えば、後端よりも前方に配置し、蓋部材30(側部開口部13)との干渉を回避するようにしてもよい。
また、本実施形態では、アーム部2b、2cの後端面2f、2gが最後端面を構成するロータ2を用いて説明したが、本発明は、円筒部2aの後端面や、補強部材2d、2eの後端面が最後端面を構成するロータ2を用いてもよい。このような例であっても、リール本体1の前後方向の短縮化を図ることができる。
100 魚釣用スピニングリール
1 リール本体
2 ロータ
2h 後部開口部
5 ハンドル軸
6 ドライブギャ
10 ボディ
13 側部開口部
14 架橋部
15 後部開口部
16 フランジ
16b 凹状部
21 筒部
22 右壁部
30 蓋部材
30a 外周縁部
33 挿入部
33a 雄ねじ部
33b 当接面
40 保護カバー(カバー部材)
70 スプール往復動装置
71 ガイド軸

Claims (4)

  1. リール本体と、前記リール本体に回転自在に支持されるロータとを備えた魚釣用スピニングリールであって、
    前記リール本体は、
    側部開口部が形成され、ハンドル軸の一端側を回転自在に支持するボディと、
    前記側部開口部を塞ぎ、前記ハンドル軸の他端側を回転自在に支持する蓋部材と、
    前記ボディの前側に設けられたボディ前部と、を備え、
    前記側部開口部及び前記蓋部材は、円形状に形成され、
    前記蓋部材の外周縁部の少なくとも一部は、前記ロータの最後端面よりも前方に位置していることを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記ボディ前部は、前記ロータの後部開口部を塞ぐフランジを有し、
    前記フランジには、前記側部開口部に対応して凹状に形成された凹状部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記側部開口部には、雌ねじが形成され、
    前記蓋部材には、雄ねじが形成され、
    前記蓋部材が前記側開口部に螺合していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
  4. 前記蓋部材には、前記側部開口部の内周面に当接し、前記側部開口部との同芯度を得るための当接部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用スピングリール。
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