JP2017106579A - 電子制御装置および変速システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速機における誘導性負荷の制御に係り、スイッチング損失に起因する発熱量を抑制することのできる電子制御装置を提供する。【解決手段】この電子制御装置は、ソレノイドに流れる励磁電流を制御するスイッチング素子に、PWM信号を入力する駆動部と、駆動部に接続され駆動部から出力されるPWM信号の周波数を、第1周波数F1と、第1周波数よりも高い周波数の第2周波数F2と、に切り替え可能な周波数切替部と、を備える。また、現在の変速状態を検出する変速状態検出部と、現在の変速状態に基づいて次の変速状態を推定する推定部と、を備える。そして、周波数切替部は、次の変速状態の切り替えに伴って有効と無効とが切り替わるソレノイドに対応するスイッチング素子に入力されるPWM信号の周波数を第2周波数とする。【選択図】図6

Description

誘導性負荷の駆動を制御する電子制御装置、および電子制御装置を備えた変速システムに関する。
ソレノイドは電磁弁などのアクチュエータに広く利用されている。電磁弁では、ソレノイドの励磁電流をパルス幅変調信号(PWM信号)により制御してスプールを変位させるための電流を生成している。加えて、特許文献1のように、PWM信号のパルス周期よりも長いディザ周期で励磁電流を周期的に変化させる。ディザ周期でソレノイドを励磁することによってスプールは常に微振動するので、静止摩擦に起因するヒステリシスを抑制することができる。
特開2014−197655号公報
PWM信号の周波数はディザ周波数に較べて大きく、スイッチング損失に起因する発熱の原因となっている。とくに近年では、アクチュエータと、アクチュエータを制御するECUとを一体化して組み付ける機電一体化が進んでいる。このため、熱的信頼性に対する要求が一層求められている。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、自動変速機における誘導性負荷の制御に係り、スイッチング損失に起因する発熱量を抑制することのできる電子制御装置、および電子制御装置を備えた変速システムを提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の変速状態を切り替える自動変速機において、スプール(240)の駆動をソレノイド(120)の励磁電流により制御する電子制御装置であって、ソレノイドに流れる励磁電流を制御するスイッチング素子(10)に、PWM信号を入力する駆動部(50)と、駆動部に接続され、駆動部から出力されるPWM信号の周波数を、少なくとも、第1周波数F1と、第1周波数よりも高い周波数の第2周波数F2と、に切り替え可能な周波数切替部(60)と、現在の変速状態を検出する変速状態検出部(70)と、現在の変速状態に基づいて次の変速状態を推定する推定部(80)と、を備え、周波数切替部は、推定される次の変速状態の切り替えに伴って有効と無効とが切り替わるソレノイドに対応するスイッチング素子に入力されるPWM信号の周波数を第2周波数とすることを特徴としている。
これによれば、有効になると推定されるソレノイドに通電される励磁電流に係るPWM信号の周波数を第1周波数よりも高い周波数の第2周波数とする。換言すれば、現在の変速状態から次回の変速状態に変化するに際して通電量の変化しないソレノイドに対しては、第1周波数のPWM信号を入力すればよい。このため、すべてのソレノイドが第2周波数とされたPWM信号で駆動される態様に較べて、低い周波数(第1周波数)で駆動する時間を増加することができる。したがって、高周波駆動に起因するスイッチング素子の発熱を抑制することができる。
第1実施形態に係る変速システムを含む自動変速機の概略構成を示す図である。 電子制御装置を含む電子回路の詳細構成を示すブロック図である。 変速状態とソレノイドの有効あるいは無効の組み合わせを示す図である。 ソレノイドAの動作を示すフローチャートである。 ソレノイドBおよびソレノイドCの動作を示すフローチャートである。 ソレノイドの励磁電流の変化を示すタイミングチャートである。 第2実施形態および第3実施形態におけるソレノイドBの励磁電流の変化を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係る電子制御装置を含む電子回路の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る電子制御装置を含む電子回路の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る電子制御装置および変速システムの概略構成について説明する。
本実施形態における電子制御装置は例えば自動変速機に適用され、ギア比を制御する変速システムの一部である。図1に示すように、変速システム1000は、作動油を介してクラッチ300に作用し、ギア比を自動で制御するようになっている。変速システム1000は、電子制御装置120を含む電子回路100と、ソレノイド220を含む油圧回路200と、を備えている。なお、図1において、電子制御装置120はECUと表記されており、特許請求の範囲に記載の電子制御装置に相当する。
まず油圧回路200について説明する。油圧回路200は、図1に示すように、後述するクラッチ300に含まれる各ギアに供給する作動油の油圧を調整するためのリニアソレノイドバルブ210を有している。そして、各リニアソレノイドバルブ210は誘導性負荷としてソレノイド220を有している。ソレノイド220に通電することによりソレノイド220まわりに磁場が誘起され、可動鉄心230がスライドする。可動鉄心230はスプール240を付勢して、スプール240を任意の位置にスライドさせる。ソレノイド220の励磁電流の大きさによって誘導される磁場の大きさが変化する。つまり、励磁電流の大きさに基づいてスプール240の位置を決定することができる。スプール240には複数の溝が設けられている。作動油はスプール240に設けられた溝を流通する。可動鉄心230の付勢によりスプール240がスライドすると作動油が流通する溝が変更され、これに伴って作動油の流通量が変化する。これにより作動油の油圧が変化する。このように、ソレノイド220に所定値以上の励磁電流が流れて有効になると、作動油の油圧が変化して噛み合うギアが変化する。複数のソレノイド220うち、有効とされるソレノイド220の組み合わせによりギア同士の噛み合わせが決定し、ギア比が決定する。
クラッチ300は、エンジン400と駆動輪500とを仲介しており、トルクおよび回転数を変換してエンジン400の動力を駆動輪500に伝達する。クラッチ300はギアトレーン310とトルクコンバータ320とを有している。電子制御装置120は、油圧回路200を介して、ギアトレーン310を構成する複数のギアの噛み合う組み合わせを制御し、ギア比を変更するようになっている。なお、ギアはメインシャフトおよびカウンターシャフトにそれぞれ複数固定されており、シャフトは供給される作動油の油圧によって位置が変位する。ギアはシャフトの変位に従って位置が変位するようになっている。すなわち、複数のギアについて、それぞれに供給される油圧を個別に制御することによって、ギア比を制御することができる。
次いで電子回路100について説明する。電子回路100は、駆動回路110と電子制御装置120とを有している。駆動回路110は電子制御装置120より入力される制御信号に基づいてソレノイド220に通電する。
駆動回路110は、図2に示すように、電源電圧を供給する電圧源VBとソレノイド220との間に介在するスイッチング素子10と、ソレノイド220と基準電位となるグランドGNDとの間に介在されソレノイド220に流れる電流を検出する電流検出回路20と、スイッチング素子10に入力される制御信号をスイッチング素子10のオンオフが可能な電圧まで昇圧する昇圧回路30と、ソレノイド220のローサイド側からハイサイド側に向かって電流を還流する還流ダイオード40と、を備えている。なお、ハイサイド側とはソレノイド220に対して電圧源VB側を指し、ローサイド側とはソレノイド220に対してグランドGND側を指す。
以下、駆動回路110の各要素について具体的に説明する。
スイッチング素子10は、本実施形態では例えばMOSトランジスタであり、ゲート端子に後述の駆動部50から制御信号としてパルス幅変調信号(以下、PWM信号という)が入力されることによって、PWM制御されたドレイン電流がソレノイド220に流れるようになっている。
電流検出回路20はシャント抵抗器21を有している。電流検出回路20は、シャント抵抗器21の両端の電位差とシャント抵抗器21の抵抗値からオームの法則に基づいて電流値を算出できるようになっている。電流検出回路20はソレノイド220に対してローサイド側に接続されており、ソレノイド220に流れる励磁電流はシャント抵抗器21を経由してグランドGNDに流れる。
昇圧回路30は、入力電圧を昇圧して出力する一般的に知られた昇圧回路である。昇圧回路30は、駆動部50から入力されるPWM信号を昇圧してスイッチング素子10がオンするために十分な、PWM制御されたゲート電圧を生成する。
還流ダイオード40は、電流検出回路20とグランドGNDの間の中点から、ソレノイド220とスイッチング素子10との間の中点に向かって順方向に配置されている。仮に還流ダイオード40が配置されていない場合、スイッチング素子10がオンの状態からオフに遷移する場合に、ソレノイド220の自己誘導によってソレノイド220のハイサイド側の電位が過剰に低下してスイッチング素子10の両端に意図しない電圧が印加されることがある。還流ダイオード40はこれを抑制し、スイッチング素子10のターンオフに際してグランドGNDからソレノイド220のハイサイド側へ電流を供給するようになっている。
電子制御装置120は、図2に示すように、駆動部50、周波数切替部60、変速状態検出部70、推定部80および切替判定部90を有している。
駆動部50は、PWM信号のデューティ比を制御している。具体的には、励磁電流が所定値以上になるようにデューティ比を増大することによって可動鉄心230をスライドさせる。すなわち、対応するソレノイド220が有効になる。なお、駆動部50は、後述の周波数切替部60から指定された周波数でPWM信号を出力する。
周波数切替部60は、駆動部50に対して、出力するPWM信号の周波数を指示している。周波数切替部60は、第1周波数F1と第2周波数F2の少なくとも2種類の周波数を駆動部50に対して出力可能にしている。第2周波数F2は第1周波数F1より高周波数(F2>F1)である。PWM信号の周波数が比較的小さいと、スイッチング素子10に流れるドレイン電流の周期的変動量が大きくなってしまうため、第2周波数F2は少なくともドレイン電流が平滑化される程度の高周波に設定される。第1周波数F1は第2周波数F2よりも小さく設定される。具体的には、第1周波数F1はディザ周波数に設定される。従来の自動変速機では、スイッチング素子10が本実施形態で説明する第2周波数F2を以って駆動している。これに対して、本実施形態の変速システム1000における周波数切替部60は、少なくとも2つの周波数F1,F2を以ってスイッチング素子10を駆動可能とされている。2つの周波数F1,F2の選択に係る動作フローは追って説明する。
変速状態検出部70は現在の変速状態を検出している。本明細書において、変速状態とは、いわゆる1速や2速と呼ばれる状態を指している。変速状態が切り替わるとは、1速が2速に切り替わる、2速が3速に切り替わる、あるいはその逆等を指している。本実施形態における変速状態検出部70は、ユーザからの指示に基づいて設定される変速状態を検出し取得する。あるいは、電流検出回路20により検出される電流、すなわちソレノイド220に通電される励磁電流の大きさに基づいて変速状態を検出してもよい。換言すれば、変速状態検出部70は、ソレノイド220の有効あるいは無効に基づいて変速状態を検出してもよい。
仮に、この変速システム1000においては3つの変速状態(1速、2速、3速)をとることが可能であると仮定する。3つの変速状態は、例えば3つのソレノイド220、すなわち、ソレノイドA、ソレノイドB、ソレノイドCの、有効とされるソレノイド220の組み合わせによって実現される。図3に示すように、ソレノイドAとソレノイドCが有効であり、ソレノイドBが無効であれば、変速状態は1速である。また、ソレノイドCが有効であり、ソレノイドAとソレノイドBが無効であれば、変速状態は2速である。また、ソレノイドBが有効であり、ソレノイドAとソレノイドCが無効であれば、変速状態は3速である。
推定部80は、現在の変速状態に基づいて次回の変速状態を推定している。推定部80は、例えば現在の変速状態が1速であれば、次回の変速状態は2速であると推定する。そして、ソレノイドAの通電状態が有効から無効に変化することを予測する。また、例えば現在の変速状態が2速であれば、次回の変速状態は1速または3速であると推定する。そして、ソレノイドAの通電状態が無効から有効に変化すること、ソレノイドBが無効から有効に変化すること、ソレノイドCが有効から無効に変化すること、を予測する。また、例えば現在の変速状態が3速であれば、次回の変速状態は2速であると推定する。そして、ソレノイドBの通電状態が有効から無効に変化すること、ソレノイドCが無効から有効に変化すること、を予測する。なお、本実施形態における推定部80は、車速センサ130に接続されている。推定部80は、例えば現在の変速状態が3速である場合、車速センサ130により車両が加速中であると判断したとき変速状態は変化しないと推定し、車両が減速中であると判断したとき変速状態が変化すると推定する。
切替判定部90は、変速状態の切り替え時において、変速状態の切り替えが完了したか否かを判定している。本実施形態における切替判定部90は、ソレノイド220を流れる励磁電流の平均値に基づいて変速状態の切り替えを判定している。切替判定部90は、有効/無効が切り替わる対象のソレノイド220の励磁電流の平均値が、目標の電流値に到達したことを以って、変速状態の切り替えが完了したと判定する。そして、切替判定部90は、励磁電流の平均値が目標の電流値に到達したことを以って、切り替えが完了した旨を周波数切替部60に通達する。
次に、図4〜図6を参照して、電子制御装置120の動作フローについて説明する。なお、図4はソレノイドAのフローチャートであり、図5はソレノイドBおよびソレノイドCのフローチャートである。また、図6は、車両が加速している場合のタイミングチャートである。ここでは、車両が加速し、変速状態が1速から2速を経て3速に遷移する場合を例に説明する。
<時刻t1以前>
図6に示す時刻t1以前における車両は、変速状態が1速で加速中である。
ソレノイドAは、図4に示す動作フローに従って周波数が制御される。図4に示すように、最初にステップS101が実行される。ステップS101は、変速状態検出部70が車両の変速状態を検出するステップである。その後、ステップS102に進む。ステップS102は、推定部80が変速状態を判定するステップであり、変速状態が1速であればYES判定となる。NO判定であればステップS105に進む。時刻t1以前の変速状態は1速であるからステップS102はYES判定となりステップS103に進む。ステップS103は、推定部80が、車両が加速中か否かを判定するステップである。加速中であればステップS103はYES判定となり、ステップS108に進む。ステップS108は、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第2周波数F2に設定するように指示するステップである。これにより、駆動部50は第2周波数F2のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。結果、図6に示すように、第1周波数F1および第2周波数F2のうち高周波数である第2周波数F2を以ってソレノイドAに通電される。図3に示すとおり、加速中において、ソレノイドAは有効から無効に遷移する可能性がある。ステップS101、ステップS102、ステップS103、ステップS108の一連の動作は、変速状態検出部70が変速状態を検出し(S101)、推定部80がソレノイドAの有効から無効への切り替え可能性を推定し(S102,S103)、周波数切替部60が、駆動部50が出力すべきPWM信号の周波数を決定する(S108)、一連の動作である。つまり、推定される次の変速状態の切り替え(1速→2速)に伴って、有効と無効とが切り替わるソレノイドAに対応するスイッチング素子10に入力されるPWM信号の周波数を第2周波数F2とする動作である。
一方、ソレノイドBは、図5に示す動作フローに従って周波数が制御される。図5に示すように、最初にステップS201が実行される。ステップS201は、変速状態検出部70が車両の変速状態を検出するステップである。その後、ステップS202に進む。ステップS202は、推定部80が変速状態を判定するステップであり、変速状態が1速であればYES判定となる。NO判定であればステップS203に進む。時刻t1以前の変速状態は1速であるからステップS202はYES判定となりステップS208に進む。ステップS208は、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第1周波数F1に設定するように指示するステップである。これにより、駆動部50は第1周波数F1のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。結果、図6に示すように、第1周波数F1および第2周波数F2のうち低周波数である第1周波数F1を以ってソレノイドBに通電される。図3に示すとおり、加速中であっても減速中であっても、ソレノイドBは有効と無効との切り替え可能性はない。ステップS201、ステップS202、ステップS208の一連の動作は、変速状態検出部70が変速状態を検出し(S201)、推定部80がソレノイドBの有効から無効への切り替え可能性を推定し(S202)、周波数切替部60が、駆動部50が出力すべきPWM信号の周波数を決定する(S203)、一連の動作である。つまり、推定される次の変速状態の切り替え(1速→2速)に伴って、有効と無効とが切り替わらないソレノイドBに対応するスイッチング素子10に入力されるPWM信号の周波数を第1周波数F1とする動作である。
また、ソレノイドCは、ソレノイドBと同様に、図5に示す動作フローに従って周波数が制御される。具体的には、ソレノイドCはソレノイドBに対して、励磁電流の大小、すなわち有効と無効とが逆転した関係になっていることを除き、ソレノイドBと同様の動作が実行される。よって、推定される次の変速状態の切り替え(1速→2速)に伴って、有効と無効とが切り替わらないソレノイドCに対応するスイッチング素子10に入力されるPWM信号の周波数を第1周波数F1とする。
<時刻t1〜時刻t3>
図6に示す時刻t1〜時刻t3における車両は、変速状態が2速で加速中である。
ソレノイドAは、図4に示すステップS101を経て、ステップS102においてNO判定となる。そしてステップS105に進む。ステップS105は、推定部80が変速状態を判定するステップであり、変速状態が2速であればYES判定となる。時刻t1〜時刻t3の変速状態は2速であるからステップS105はYES判定となりステップS106に進む。ステップS106は、ステップS103と同様に、車両が加速中か否かを判定するステップである。加速中であればステップS106はYES判定となり、ステップS107に進む。ステップS107は、切替判定部90が変速状態の切り替え完了を判定するステップである。本実施形態における切替判定部90は、有効/無効が切り替わる対象のソレノイド220の励磁電流の平均値が、目標の電流値に到達したことを以って、変速状態の切り替えが完了したと判定する。図6に示すように、時刻t1〜時刻t2では、ソレノイドAの励磁電流が減少する過渡状態にあり、励磁電流はソレノイド220が無効とされるべき目標電流よりも大きい。したがって、時刻t1〜時刻t2において変速状態の切り替えは未完了であり、ステップS107はNO判定となる。一方で、時刻t2〜時刻t3では、ソレノイドAの励磁電流は収束しており、ソレノイド220が無効とされるべき目標電流に達している。したがって、時刻t2〜時刻t3において変速状態の切り替えは完了しており、ステップS107はYES判定となる。以上のように、変速状態の切り替えが未完了の時刻t1〜時刻t2ではステップS112に進み、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第2周波数F2に設定するように指示する。そして、図6に示すように、駆動部50は第2周波数F2のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。一方、変速状態の切り替えが完了した時刻t2〜時刻t3ではステップS111に進み、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第1周波数F1に設定するように指示する。そして、図6に示すように、駆動部50は第1周波数F1のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。
一方、ソレノイドBは、図5に示すステップS201を経て、ステップS202においてNO判定となる。そしてステップS203に進む。ステップS203は、推定部80が変速状態を判定するステップであり、変速状態が2速であればYES判定となる。時刻t1〜時刻t3の変速状態は2速であるからステップS203はYES判定となりステップS204に進む。ステップS204は、推定部80が、車両が加速中か否かを判定するステップである。加速中であればステップS204はYES判定となり、ステップS209に進む。ステップS209は、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第2周波数F2に設定するように指示するステップである。これにより、駆動部50は第2周波数F2のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。結果、図6に示すように、第1周波数F1および第2周波数F2のうち高周波数である第2周波数F2を以ってソレノイドBに通電される。図3に示すとおり、加速中において、ソレノイドBは無効から有効に遷移する可能性がある。ステップS201、ステップS202、ステップS203、ステップS204、ステップS209の一連の動作は、変速状態検出部70が変速状態を検出し(S201)、推定部80がソレノイドBの無効から有効への切り替え可能性を推定し(S202,S203,S204)、周波数切替部60が、駆動部50が出力すべきPWM信号の周波数を決定する(S209)、一連の動作である。つまり、推定される次の変速状態の切り替え(2速→3速)に伴って、有効と無効とが切り替わるソレノイドBに対応するスイッチング素子10に入力されるPWM信号の周波数を第2周波数F2とする動作である。
また、ソレノイドCは、ソレノイドBに対して、励磁電流の大小、すなわち有効と無効とが逆転した関係になっていることを除き、ソレノイドBと同様の動作が実行される。よって、推定される次の変速状態の切り替え(2速→3速)に伴って、有効と無効とが切り替わるソレノイドCに対応するスイッチング素子10に入力されるPWM信号の周波数を第2周波数F2とする。
<時刻t3以降>
図6に示す時刻t3における車両は、変速状態が3速で加速中である。
ソレノイドAは、図4に示すステップS101を経て、ステップS102およびステップS105においてNO判定となる。そしてステップS114に進む。ステップS114は、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第1周波数F1に設定するように指示するステップである。これにより、駆動部50は第1周波数F1のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。結果、図6に示すように、第1周波数F1および第2周波数F2のうち低周波数である第1周波数F1を以ってソレノイドAに通電される。図3に示すとおり、加速中であっても減速中であっても、ソレノイドAは有効と無効との切り替え可能性はない。ステップS101、ステップS102、ステップS105、ステップS114の一連の動作は、変速状態検出部70が変速状態を検出し(S101)、推定部80がソレノイドAの有効/無効の切り替え可能性を推定し(S102,S105)、周波数切替部60が、駆動部50が出力すべきPWM信号の周波数を決定する(S114)、一連の動作である。つまり、推定される次の変速状態の切り替え(3速→2速)に伴って、有効と無効とが切り替わらないソレノイドAに対応するスイッチング素子10に入力されるPWM信号の周波数を第1周波数F1とする動作である。
一方、ソレノイドBは、図5に示すステップS201を経て、ステップS202およびステップS203においてNO判定となる。そしてステップS206に進む。ステップS206は、ステップS106と同様に、車両が加速中か否かを判定するステップである。加速中であればステップS206はYES判定となり、ステップS207に進む。ステップS207は、切替判定部90が変速状態の切り替え完了を判定するステップである。図6に示すように、時刻t3〜時刻t4では、ソレノイドBの励磁電流が増加する過渡状態にあり、励磁電流はソレノイド220が有効とされるべき目標電流よりも小さい。したがって、時刻t3〜時刻t4において変速状態の切り替えは未完了であり、ステップS207はNO判定となる。一方で、時刻t4以降では、ソレノイドBの励磁電流は収束しており、ソレノイド220が有効とされるべき目標電流に達している。したがって、時刻t4以降において変速状態の切り替えは完了しており、ステップS207はYES判定となる。以上のように、変速状態の切り替えが未完了の時刻t3〜時刻t4ではステップS213に進み、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第2周波数F2に設定するように指示する。そして、図6に示すように、駆動部50は第2周波数F2のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。一方、変速状態の切り替えが完了した時刻t4以降ではステップS212に進み、周波数切替部60が駆動部50に対してPWM信号の周波数を第1周波数F1に設定するように指示する。そして、図6に示すように、駆動部50は第1周波数F1のPWM信号をスイッチング素子10に対して出力する。
また、ソレノイドCは、ソレノイドBに対して、励磁電流の大小、すなわち有効と無効とが逆転した関係になっていることを除き、ソレノイドBと同様の動作が実行される。よって、変速状態の切り替えが未完了の時刻t3〜時刻t4では、駆動部50が第2周波数F2のPWM信号を出力し、変速状態の切り替えが完了している時刻t4以降では、駆動部50が第1周波数F1のPWM信号を出力する。
<減速中の動作>
上記の動作は、車両が加速中の場合において、ソレノイド220に流れる励磁電流の周波数の変化について図6を参照して説明したものである。車両が減速中の場合には、推定される次の変速状態が、加速中の場合とは異なる。
例えばソレノイドAについて、車両が1速の状態で減速していると、推定部80は、図4に示すステップS103においてNO判定とする。このような場合にはステップS104に進む。変速状態の切り替えが完了していない場合には2速から1速に切り替わった直後であることが考えられ、駆動部50はソレノイドAを第2周波数F2で駆動する(ステップS110)。一方、変速状態の切り替えが完了している場合には、駆動部50はソレノイドAを第1周波数F1で駆動する(ステップS109)。
また、例えばソレノイドAについて、車両が2速の状態で減速していると、推定部80は、図4に示すステップS106においてNO判定とする。このような場合には、ステップS113に進む。この場合、変速状態が2速から1速に変化すると推定され、ソレノイドAが無効から有効に切り替わる可能性がある。ステップ113において、駆動部50はソレノイドAを第2周波数F2で駆動する。
一方、ソレノイドBおよびソレノイドCについて、車両が2速の状態で減速していると、推定部80は、図5に示すステップS204においてNO判定とする。このような場合にはステップS205に進む。変速状態の切り替えが完了していない場合には3速から2速に切り替わった直後であることが考えられ、駆動部50はソレノイドBおよびソレノイドCを第2周波数F2で駆動する(ステップS211)。一方、変速状態の切り替えが完了している場合には、駆動部50はソレノイドBおよびソレノイドCを第1周波数F1で駆動する(ステップS210)。
また、例えばソレノイドBおよびソレノイドCについて、車両が3速の状態で減速していると、推定部80は、図5に示すステップS206においてNO判定とする。このような場合には、ステップS214に進む。この場合、変速状態が3速から2速に変化すると推定され、ソレノイドBおよびソレノイドCの無効/有効が切り替わる可能性がある。ステップ214において、駆動部50はソレノイドBおよびソレノイドCを第2周波数F2で駆動する。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る電子制御装置120および電子制御装置120を備えた変速システム1000の作用効果について説明する。
従来の自動変速機においては、可動鉄心230およびスプール240の応答性を確保するために、常に第2周波数F2に相当する周波数でスイッチング素子10を駆動させていた。これに対して、本実施形態における電子制御装置120は、図6に示すように、ソレノイド220に流すべき電流を制御するスイッチング素子10の駆動周波数として、第1周波数F1と第2周波数F2とを混在させる。換言すれば、従来第2周波数F2で駆動していた一部の期間を、第2周波数F2よりも低周波数の第1周波数F1で駆動する。これにより、スイッチング素子10における発熱量を、従来に較べて小さくすることができる。
さらに、第2周波数F2で駆動させる時間を間引きつつも、ソレノイド220の状態が有効と無効とで切り替わると推定される場合には、切り替わる前の変速状態において、駆動周波数を第2周波数F2に設定する。具体的には、図6の時刻t1以前のソレノイドA、および、時刻t1〜時刻t3のソレノイドB,Cがこの動作に相当する。このため、可動鉄心230およびスプール240の応答性も確保することができる。すなわち、可動鉄心230およびスプール240の応答性を損なうことなく、スイッチング素子10の発熱量を低減することができる。
また、変速状態の切り替えに伴う励磁電流の過渡期間において、少なくとも変速状態の切り替えが完了するまでは、ソレノイド220が第2周波数F2で駆動される。換言すれば、可動鉄心230およびスプール240が次の変速状態に対応する位置にスライドするまではソレノイド220が第2周波数F2で駆動される。具体的には、図6の時刻t1〜時刻t2のソレノイドA、および、時刻t3〜時刻t4のソレノイドB,Cがこの動作に相当する。これによれば、励磁電流の過渡期間において第1周波数F1で駆動する態様に較べて、可動鉄心230およびスプール240の応答性を向上することができる。
(第2実施形態)
第1周波数F1で駆動中の期間において、変速状態に依らず、間欠的に第2周波数F2で駆動するようにすることが好ましい。図7は、第1実施形態と同様に、車両が加速して変速状態が1速から3速に遷移するときの、ソレノイドBにおける励磁電流の変化を示した図である。本実施形態における電子制御装置120は、図7に示すように、第1周波数F1で駆動中の期間において、変速状態に依存することなく、第2周波数F2の間欠動作を実施する。具体的には、時刻t1以前および時刻t4以降の、ソレノイドBが第1周波数F1で駆動中の期間において、間欠的に第2周波数F2で駆動される。図7では、ソレノイドBを代表的に図示したが、ソレノイドAやソレノイドCについても同様である。
これによれば、可動鉄心230に噛み込む虞のある塵や埃などの異物を、ディザ電流に則った摺動により除去することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、切替判定部90が変速状態の切り替えの完了を判定する手段として、ソレノイド220を流れる励磁電流の平均値に基づいて判定する例を示した。これに対して、本実施形態では、図8に示すように、切替判定部90に、対応する油圧回路200における油圧を検出する油圧センサ140、メインシャフトの回転数を検出するメインシャフト回転数センサ150、およびカウンターシャフトの回転数を検出するカウンターシャフト回転数センサ160が接続されている。
図7に示すように、油圧、メインシャフトの回転数、およびカウンターシャフトの回転数は、変速状態に依存する。
例えば、変速状態が2速から3速に遷移する場合において、油圧センサ140により検出される油圧が、所定の閾値油圧以上になることを以って、切替判定部90が、変速状態の切り替えが完了したと判定しても良い。
また、変速状態が2速から3速に遷移する場合において、メインシャフト回転数センサ150により検出される回転数と、カウンターシャフト回転数センサ160により検出される回転数とにより算出されるギア比に基づいて、切替判定部90が、変速状態の切り替えが完了したと判定しても良い。なお、メインシャフトおよびカウンターシャフトの回転数に基づいて変速状態の切り替えの完了を判定する手段は、クラッチの係合およびリリースを確実に判定できるため好ましい。
(第4実施形態)
本実施形態における変速システム1000は、第1実施形態の構成要素に加えて、図9に示すように、駆動回路110に温度検出部11を備えている。温度検出部11はスイッチング素子10の近傍に設置されていることが好ましい。
本実施形態における周波数切替部60は、温度検出部11により検出される温度、すなわちスイッチング素子10の温度が所定の閾値以下となる条件においては、常に第2周波数F2を以ってソレノイド220に通電するよう駆動部50に指示を出力する。換言すれば、スイッチング素子10の温度が所定の閾値より高い条件においては、第1〜第3実施形態にて説明したような、第1周波数F1と第2周波数F2の混在した駆動を行う。
スイッチング素子10の温度が所定の閾値より高い条件とは、スイッチング素子10の温度上昇に留意する必要のある状況であり、第1周波数F1と第2周波数F2の混在した駆動を行うことにより、常に第2周波数F2で駆動する従来の形態に較べて発熱量を抑制することができる。
一方、スイッチング素子10の温度が所定の閾値以下の条件とは、熱的に余裕のある状況であり、常に同一の第2周波数F2で駆動することにより、周波数切替部60の、周波数の切り替えに係る処理負荷を軽減することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した各実施形態では、変速状態として1速〜3速を有する変速システム1000について説明したが、これは一例であって、変速状態の数は3段階に限定されるものではない。また、変速状態を実現するソレノイド220の有効/無効の組み合わせも、図3に示す組み合わせに限定されるものではない。
また、上記した各実施形態では、変速状態の切り替えが完了するまでの間、第2周波数F2での駆動を継続する例を示したが、変速状態切り替え後の第2周波数F2での駆動は必須ではない。例えば、第1実施形態のソレノイドAにおいて、図6に示す時刻t1〜時刻t2の間の過渡期間は、必ずしも第2周波数F2で駆動しなくてもよく、第1周波数F1で駆動してもよい。すなわち、切替判定部90は必ずしも備えていなくても良い。ただし、過渡期間を第2周波数F2で駆動することにより、可動鉄心230やスプール240が確実にスライドを完了するまで、変速状態の切り替えに対する応答性を維持することができ、静止摩擦に起因するヒステリシスを抑制することができる。
10…スイッチング素子,20…電流検出回路,50…駆動部,60…周波数切替部,70…変速状態検出部,80…推定部,90…切替判定部,100…電子回路,110…駆動回路,120…電子制御装置,1000…変速システム

Claims (8)

  1. 複数の変速状態を切り替える自動変速機において、スプール(240)の駆動をソレノイド(220)の励磁電流により制御する電子制御装置であって、
    前記ソレノイドに流れる前記励磁電流を制御するスイッチング素子(10)に、PWM信号を入力する駆動部(50)と、
    前記駆動部に接続され、前記駆動部から出力される前記PWM信号の周波数を、少なくとも、第1周波数F1と、前記第1周波数よりも高い周波数の第2周波数F2と、に切り替え可能な周波数切替部(60)と、
    現在の前記変速状態を検出する変速状態検出部(70)と、
    現在の前記変速状態に基づいて次の前記変速状態を推定する推定部(80)と、を備え、
    前記周波数切替部は、推定される次の前記変速状態の切り替えに伴って、有効と無効とが切り替わる前記ソレノイドに対応する前記スイッチング素子に入力される前記PWM信号の周波数を第2周波数とする電子制御装置。
  2. 前記周波数切替部は、前記変速状態によらず、前記第1周波数と前記第2周波数とを間欠的に切り替える請求項1に記載の電子制御装置。
  3. さらに、前記変速状態の切り替えの完了を判定する切替判定部(90)を備え、
    前記変速状態の切り替えに伴う前記励磁電流の過渡期間において、前記周波数切替部は、少なくとも前記変速状態の切り替えが完了するまで、前記第2周波数の状態を継続する請求項1または請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記切替判定部は、前記ソレノイドに流れる前記励磁電流の平均値に基づいて前記変速状態の切り替えの完了を判定する請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記切替判定部は、前記自動変速機の油圧に基づいて前記変速状態の切り替えの完了を判定する請求項3に記載の電子制御装置。
  6. 前記切替判定部は、前記自動変速機のメインシャフトの回転数とカウンターシャフトの回転数とに基づいて前記変速状態の切り替えの完了を判定する請求項3に記載の電子制御装置。
  7. さらに、前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出部(11)を備え、
    前記駆動部は、前記スイッチング素子の温度が所定の閾値以下となる条件においては常に前記第2周波数を以って前記ソレノイドに通電する請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子制御装置。
  8. 複数の変速状態を切り替える変速システムであって、
    ソレノイド(220)と、前記ソレノイドの励磁電流により生じる磁界によって移動して油圧を変化させるスプール(240)とを有する油圧回路(200)と、
    前記ソレノイドに流れる前記励磁電流を制御するスイッチング素子(10)と、前記スイッチング素子に入力するPWM信号を生成する電子制御装置(120)と、を有する電子回路(100)と、を備え、
    前記電子制御装置は、
    前記スイッチング素子に、PWM信号を入力する駆動部(50)と、
    前記駆動部に接続され、前記駆動部から出力される前記PWM信号の周波数を、少なくとも、第1周波数F1と、前記第1周波数よりも高い周波数の第2周波数F2と、に切り替え可能な周波数切替部(60)と、
    現在の前記変速状態を検出する変速状態検出部(70)と、
    現在の前記変速状態に基づいて次の前記変速状態を推定する推定部(80)と、を備え、
    前記周波数切替部は、推定される次の前記変速状態の切り替えに伴って有効と無効とが切り替わる前記ソレノイドに対応する前記スイッチング素子に入力される前記PWM信号の周波数を第2周波数とする変速システム。
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