JP2000009221A - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の制御装置

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JP2000009221A
JP2000009221A JP17605498A JP17605498A JP2000009221A JP 2000009221 A JP2000009221 A JP 2000009221A JP 17605498 A JP17605498 A JP 17605498A JP 17605498 A JP17605498 A JP 17605498A JP 2000009221 A JP2000009221 A JP 2000009221A
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JP
Japan
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automatic transmission
solenoid valve
oil
control
temperature
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JP17605498A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yuasa
弘之 湯浅
Kaname Suehiro
要 末広
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動変速機の摩擦係合要素に対する油圧を、低
温時においても応答良く変化させる。 【解決手段】自動変速機の作動油の温度を検出し(S
2)、かかる油温の検出結果に基づき、油温が低いとき
ほどソレノイドバルブの駆動周波数を高く変更する(S
3)。そして、摩擦係合要素に対する油圧を制御するソ
レノイドバルブを、前記設定した駆動周波数に基づいて
デューティ制御する(S4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用自動変速機の
制御装置に関し、詳しくは、ソレノイドバルブの通電を
デューティ制御して摩擦係合要素に対する油圧を制御す
る構成の自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、1方向クラッチを用いずに、
2つの摩擦係合要素の締結と解放とを同時に油圧制御し
て変速を行う車両用自動変速機が知られており、かかる
自動変速機においては、解放側に対して相対的に締結側
の油圧変化が遅いとエンジン回転の吹き上がりが発生
し、逆に、解放側に対して相対的に締結側の油圧変化が
早いとトルクの引け,エンジン回転の低下(以下、イン
ターロックという)が発生することが知られている(特
開平2−37128号公報等参照)。
【0003】また、摩擦係合要素に対する作動油の供給
圧を、ソレノイドバルブのデューティ制御によって目標
圧に制御する構成が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に2つの摩擦係合要素の締結と解放とを同時に油圧制御
して変速を行う車両用自動変速機においては、締結側の
初期油圧の応答が変速ショックの発生に大きく影響する
ことが知られている。このため、始動直後等の作動油
(ATF)温度が低く十分な油圧応答が得られないとき
に、変速ショックを招く可能性があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、ソレノイドバルブの通電をデューティ制御して摩
擦係合要素に対する油圧を制御する構成の自動変速機に
おいて、低温時の油圧の応答性を向上させることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明は、ソレノイドバルブの通電をデューティ制御して
摩擦係合要素に対して供給される油圧を制御する構成の
車両用自動変速機の制御装置であって、作動油の温度を
検出する油温検出手段と、該油温検出手段で検出された
油温に応じて前記ソレノイドバルブの駆動周波数を変更
する駆動周波数変更手段と、を設けたことを特徴とす
る。
【0007】かかる構成によると、ソレノイドバルブを
デューティ制御して油圧を制御するときに、作動油の温
度に応じてソレノイドバルブの駆動周波数が変更され
る。請求項2記載の発明では、前記駆動周波数変更手段
が、前記油温検出手段で検出された油温が低いときほど
駆動周波数を高く変更する構成とした。かかる構成によ
ると、油温が低く油圧応答が低下するときには、駆動周
波数が高く変更され、油温の上昇に伴って駆動周波数が
より低く変更される。
【0008】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、油圧制御
の応答性に相関する油温に応じて、ソレノイドバルブの
駆動周波数を変更することで、油温に関わらずに必要な
油圧応答性を確保することができるようになるという効
果がある。請求項2記載の発明によると、油圧応答が低
下する低温時に応答性を改善できると共に、必要十分な
応答性が確保できる高温時には駆動周波数を低下させ
て、制御装置の負荷を軽減できるという効果がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は、実施の形態における車両用自動変速機の
システム構成を示す図である。この図1において、図示
しない車両に搭載されるエンジン1の出力トルクは、自
動変速機2を介して駆動輪に伝達される。
【0010】前記自動変速機2は、クラッチ,ブレーキ
などの摩擦係合要素に対する作動油圧の供給を、ソレノ
イドバルブユニット3を構成する複数のソレノイドバル
ブによってそれぞれに制御することで変速が行われる構
成のものである。該自動変速機2は、具体的には、図2
に示すように、トルクコンバータT/Cを介してエンジ
ンの出力トルクを入力する構成であって、フロント遊星
歯車組83,リヤ遊星歯車組84を備えると共に、摩擦係合
要素として、リバースクラッチR/C,ハイクラッチH
/C,バンドブレーキB/B,ロー&リバースブレーキ
L&R/B,フォワードクラッチFWD/Cを備える。
【0011】尚、図2において、81は変速機の入力軸,
82は変速機の出力軸を示し、また、Neはエンジン回転
速度,Ntはタービン回転速度,Noは出力軸回転速度
を示す。上記構成において、図3に示すように、前記リ
バースクラッチR/C,ハイクラッチH/C,バンドブ
レーキB/B,ロー&リバースブレーキL&R/B,フ
ォワードクラッチFWD/Cの締結,解放の組み合わせ
に応じて変速が行われ、例えば、3速→4速のアップシ
フト時には、フォワードクラッチFWD/Cの解放と、
バンドブレーキB/Bの締結とが同時に行われることに
なる。
【0012】即ち、本実施の形態における自動変速機2
は、1方向クラッチを用いずに、2つの摩擦係合要素の
締結と解放とを油圧制御によって同時に行わせる変速
(所謂クラッチツウクラッチ変速)を実行する構成とな
っている。前記コントロールユニット4は、各摩擦係合
要素に対する目標油圧を演算し、該目標油圧に対応する
ONデューティ(制御信号)を、各ソレノイドバルブの
通電を制御するトランジスタに出力する一方、各摩擦係
合要素に対する実際の供給油圧を検出する油圧センサの
検出結果に基づいて、実際の供給油圧を目標油圧に一致
させるべく前記ONデューティをフィードバック補正し
て、実際の供給油圧が目標油圧に一致するようにソレノ
イドバルブの通電量を制御する。
【0013】前記ソレノイドバルブの通電制御は、具体
的には、図4の制御ブロック図に示すような構成によっ
て行われる。目標油圧演算部21では、摩擦係合要素に対
する目標油圧を演算する。中央値演算部22では、予め記
憶された油圧とONデューティとの相関に基づいて、前
記目標油圧演算部21で演算された目標油圧に対応するO
Nデューティを、フィードホワード量(F/F量)とし
て出力する。
【0014】一方、図示しない油圧センサから各ソレノ
イドバルブ23によって調整された油圧の検出結果が出力
され、前記目標油圧と前記油圧の検出結果との偏差が、
エラー量(制御偏差)として算出されるようになってい
る。そして、PIDフィードバック制御部24では、前記
エラー量からPID(比例・積分・微分)制御動作によ
ってフィードバック量(F/B量)を設定する。
【0015】前記フィードバック量(F/B量)は、前
記フィードホワード量(F/F量)に加算され、該加算
結果が最終的なONデューティとしてソレノイドバルブ
23(ソレノイドバルブ23への通電を制御するトランジス
タ)に出力される。尚、上記ソレノイドバルブ23の制御
回路では、目標油圧と実油圧とを比較してデューティを
フィードバック制御するようにしたが、目標油圧に対応
する目標電流値を設定し、該目標電流値に対応するON
デューティを設定する一方、実際にソレノイドバルブ23
に流れた電流の検出結果と前記目標電流値との偏差を求
めて、ONデューティをフィードバック制御する構成で
あっても良いし、更に、フィードバック制御を行わない
構成であっても良い。
【0016】上記のソレノイドバルブ23のデューティ制
御における駆動周波数は、図5のフローチャートに示す
ように、作動油の温度に応じて変更されるようになって
いる。図5のフローチャートにおいて、まず、S1で
は、イグニッションスイッチ(IGN)のON・OFF
を判別し、ONであればS2へ進む。
【0017】S2では、図1に示す油温センサ5(油温
検出手段)からの検出信号に基づいて作動油の温度を検
出する。次のS3では、予め油温に応じて駆動周波数を
記憶したテーブルを参照して、そのときの油温に対応す
る駆動周波数を検索する(駆動周波数変更手段)。前記
油温−駆動周波数のテーブルにおいては、図6に示すよ
うに、基準油温(例えば0℃)を境界として、低温側で
は比較的高い駆動周波数が設定され、高温側では比較的
低い駆動周波数が設定されるようにしてある。
【0018】尚、油温の増大変化に対応して徐々に駆動
周波数が低く設定される構成であっても良い。次のS4
では、前記S3で検索された駆動周波数に基づいて前記
ソレノイドバルブ23をデューティ制御する。上記構成に
よると、油圧制御の応答性が低下する油温が低いとき
に、ソレノイドバルブ23の駆動周波数が高く変更される
ことによって、必要十分な応答性を確保することができ
るようになり、油圧応答遅れによる変速ショックの発生
等を回避できる。また、油温が高く駆動周波数を低くし
ても油圧応答性を確保できるときには、駆動周波数を低
くしてコントロールユニット4の負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における自動変速機を示す図。
【図2】前記自動変速機の詳細を示す構成図。
【図3】前記自動変速機における摩擦係合要素の締結状
態の組み合わせによる変速の様子を示す図。
【図4】ソレノイドバルブの制御回路を示す制御ブロッ
ク図。
【図5】ソレノイドバルブの駆動周波数の変更制御を示
すフローチャート。
【図6】前記駆動周波数の変更特性を示す線図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 ソレノイドバルブユニット 4 コントロールユニット 5 油温センサ 21 目標油圧演算部 22 中央値演算部 23 ソレノイドバルブ 24 PIDフィードバック制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA07 DA23 EE04 EE48 FA05 FB02 FB24 KK17 3J052 AA04 CA07 CA31 FB31 FB35 GC34 GC43 GC44 HA02 LA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイドバルブの通電をデューティ制御
    して摩擦係合要素に対して供給される油圧を制御する構
    成の車両用自動変速機の制御装置であって、 作動油の温度を検出する油温検出手段と、 該油温検出手段で検出された油温に応じて前記ソレノイ
    ドバルブの駆動周波数を変更する駆動周波数変更手段
    と、 を設けたことを特徴とする車両用自動変速機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記駆動周波数変更手段が、前記油温検出
    手段で検出された油温が低いときほど駆動周波数を高く
    変更することを特徴とする請求項1記載の車両用自動変
    速機の制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6729987B2 (en) 2001-07-31 2004-05-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling vehicle automatic transmission
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JP2012077853A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Hitachi Constr Mach Co Ltd 電磁比例弁駆動制御装置
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