JP2017105394A - 車両内部構造 - Google Patents

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大貴 松岡
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学 皆見
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晃久 三田
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Abstract

【課題】取扱いが容易な物品収納容器を備えた車両内部構造を提供する。【解決手段】座席のシートクッション下方に設けられた収納スペースと前記座席の後方にある荷室の下部に設けられたラゲッジボックス6とを備えた車両内部構造において、前記収納スペースと前記ラゲッジボックス内とのどちらにも配置可能に構成された物品収納容器5を備え、前記物品収納容器が前記ラゲッジボックス内に配置された状態においては、前記物品収納容器の第1フランジ部51が前記ラゲッジボックスの車幅方向両側にある側壁67及び68の一方に係合しており、前記物品収納容器の第2フランジ部に設けられている切欠き部53が、前記ラゲッジボックスの収納部中央に設けられた突出部63bに係合している。【選択図】図10

Description

本発明は車両内部構造に関する。
車両に搭載されるとともに持ち運び可能な荷物入れ容器が、特許文献1に記載されている。この荷物入れ容器は、容器本体と、該容器本体内の収納室を仕切るための仕切り部材と、容器本体を持ち上げるためのハンドルとを備えている。仕切り部材は、容器本体に対して脱着可能であり、仕切りとして使用しない場合にはハンドルと容器本体の壁面とで挟むようにして収納することができる。
特許第5249880号公報
しかしながら、従来の荷物入れ容器は比較的大きいため、該荷物入れ容器の取扱いが容易ではない可能性がある。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、取扱いが容易な物品収納容器を備えた車両内部構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、座席のシートクッション下方に設けられた収納スペースと前記座席の後方にある荷室の下部に設けられたラゲッジボックスとを備えた車両内部構造において、前記収納スペースと前記ラゲッジボックス内とのどちらにも配置可能に構成された物品収納容器を備え、前記物品収納容器は、ある周壁縁部に形成された第1フランジ部と、前記周壁縁部に対向する別の周壁縁部に形成された第2フランジ部と、前記第2フランジ部に設けられた切欠き部とを備え、前記物品収納容器が前記収納スペースに配置された状態においては、前記第1フランジ部が前記座席の下部に設けられたフレーム部材に係合しているとともに、前記第2フランジ部が前記フレーム部材に係合しているか又は前記切欠き部が前記座席のシートクッション下方にある所定部材に係合しており、前記物品収納容器が前記ラゲッジボックス内に配置された状態においては、前記第1フランジ部が前記ラゲッジボックスの車幅方向両側にある側壁の一方に係合しており、前記切欠き部が前記ラゲッジボックスの収納部中央に設けられた突出部に係合している。
別の実施形態によれば、前記ラゲッジボックスの前記突出部の車幅方向左右両側にある収納部をそれぞれ覆うように第1ラゲッジボード及び第2ラゲッジボードが設けられており、前記第1ラゲッジボード及び前記第2ラゲッジボードの一部が前記突出部により支持されている。
さらに別の実施形態によれば、前記突出部が前記ラゲッジボックスに対して取外し可能に構成されている。
その他の実施形態によれば、前記ラゲッジボックスの車幅方向両側にある側壁に、前記ラゲッジボックスの前壁よりも車両前方に延びている側壁延長部が設けられており、前記側壁延長部に、前記第1ラゲッジボード及び前記第2ラゲッジボードを上下方向に入れることのできる溝がそれぞれ形成されている。
上述の如く、本発明によれば、座席のシートクッション下方に設けられた収納スペースと前記座席の後方にある荷室の下部に設けられたラゲッジボックスとを備えた車両内部構造において、前記収納スペースと前記ラゲッジボックス内とのどちらにも配置可能に構成された物品収納容器を備え、前記物品収納容器は、ある周壁縁部に形成された第1フランジ部と、前記周壁縁部に対向する別の周壁縁部に形成された第2フランジ部と、前記第2フランジ部に設けられた切欠き部とを備え、前記物品収納容器が前記収納スペースに配置された状態においては、前記第1フランジ部が前記座席の下部に設けられたフレーム部材に係合しているとともに、前記第2フランジ部が前記フレーム部材に係合しているか又は前記切欠き部が前記座席のシートクッション下方にある所定部材に係合しており、前記物品収納容器が前記ラゲッジボックス内に配置された状態においては、前記第1フランジ部が前記ラゲッジボックスの車幅方向両側にある側壁の一方に係合しており、前記切欠き部が前記ラゲッジボックスの収納部中央に設けられた突出部に係合している。
このように、比較的小型の物品収納容器が、座席下方に設けられた収納スペースとラゲッジボックス内とのどちらにも配置可能なため、物品収納容器の取扱いが容易となり、利便性が向上する。また、物品収納容器が収納スペースに配置された状態においては、第1フランジ部がフレーム部材に係合しているとともに、第2フランジ部がフレーム部材に係合しているか又は切欠き部が所定部材に係合している。さらに、物品収納容器がラゲッジボックス内に配置された状態においては、第1フランジ部がラゲッジボックスの左側壁又は右側壁に係合しているとともに、第2フランジ部における切欠き部が突出部に係合している。そのため、いずれの配置状態においても物品収納容器のがたつきを抑えることができる。
上述の如く、別の実施形態によれば、前記ラゲッジボックスの前記突出部の車幅方向左右両側にある収納部をそれぞれ覆うように第1ラゲッジボード及び第2ラゲッジボードが設けられており、前記第1ラゲッジボード及び前記第2ラゲッジボードの一部が前記突出部により支持されている。
そのため、ラゲッジボックスの開口部全体を覆うように単一のラゲッジボードを設ける場合と比べて、ラゲッジボード1枚あたりの重量を減らすことができる。その結果、ラゲッジボードの取扱いが簡便となる。さらに、それぞれ独立に開閉可能な第1ラゲッジボード及び第2ラゲッジボードを用いて、荷室を様々にアレンジすることができる。
上述の如く、さらに別の実施形態によれば、前記突出部が前記ラゲッジボックスに対して取外し可能に構成されている。突出部を取り外した場合には、取り外す前の突出部の左側の収納部及び右側の収納部を一体として、幅広に使うことができる。
上述の如く、その他の実施形態によれば、前記ラゲッジボックスの車幅方向両側にある側壁に、前記ラゲッジボックスの前壁よりも車両前方に延びている側壁延長部が設けられており、前記側壁延長部に、前記第1ラゲッジボード及び前記第2ラゲッジボードを上下方向に入れることのできる溝がそれぞれ形成されている。
そのため、第1ラゲッジボード及び第2ラゲッジボードの一方を溝に入れることで、使用者は、ラゲッジボックスに対する物品収納容器の着脱を行う際に、前記一方のラゲッジボードを支えておく必要がない。その結果、操作性が向上する。
車両内部構造の斜視図である。 助手席の斜視図である。 図2の部分拡大図である。 図3のA−A線断面図である。 車幅方向左側から荷室を見た側面図である。 荷室の後方斜視図である。 車幅方向左側から荷室を見た別の側面図である。 物品収納容器がラゲッジボックス内に配置された状態における、荷室の後方斜視図である。 車幅方向左側から荷室を見たさらに別の側面図である。 図8のB−B線断面図である。 荷室の後方斜視図の別の例である。 車幅方向左側から荷室を見た側面図の別の例である。 他の実施形態における助手席の斜視図である。 シートクッションを取り外した状態の助手席の斜視図である。 図14の部分拡大図である。 物品収納容器の拡大図である。 図13のC−C線断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。また、図において、矢印Fは、車両前後方向の前方を示し、矢印Bは車両前後方向の後方を示し、矢印Lは車幅方向の左方向を示し、矢印Rは車幅方向の右方向を示している。
図1〜図4に示しているように、車両内部構造1は、助手席2と後部座席3と該後部座席の後方に設けられた荷室4とを備えている。助手席2は、車両前方へ跳ね上げ可能に構成されたシートクッション21を備えている。シートクッション21の下方に設けられた収納スペース24には、プラスチック製の物品収納容器5が着脱可能に配置されている。この物品収納容器5は、収納スペース24に配置された状態において、車両前方の周壁縁部及びこれに対向する車両後方の周壁縁部を外側に折り返すようにしてそれぞれ形成された第1フランジ部51及び第2フランジ部52を備えている。
第1フランジ部51及び第2フランジ部52は、シートクッション21の下方にあって車幅方向に延びている助手席2の支持フレーム22に係合している。第2フランジ部52の車幅方向略中央には、車両後側に開口部54を有する略U字状の切欠き部53が形成されている。切欠き部53は、シートクッション21の下方にあって、該シートクッション21を車両前方へ跳ね上げるための機構部23に係合している。切欠き部53が設けられていることにより、第2フランジ部52が機構部23に干渉することはない。
物品収納容器5はさらに、該容器の内側面に取り付けられた、該容器を持ち上げるためのハンドル55を有している。
後部座席3は、左後部座席31と右後部座席32とを備えており、それぞれ独立にスライドできる機構を有している。また、左後部座席31のシートバック33と、右後部座席32のシートバック34とは、独立に傾倒及び起立できるように構成されている。
図1及び図5〜図10に示しているように、荷室4の下部にはラゲッジボックス6が設けられている。ラゲッジボックス6の底壁61の略中央部分には、下方に凹んだ凹形状部62が形成されている。凹形状部62の略中央には、上方に突き出るように第1突出部63aが設けられている。第1突出部63aの高さは、凹形状部62の深さと略同じである。
第1突出部63aには、該第1突出部63aからさらに上方に突出するように第2突出部63bが設けられている。すなわち、第2突出部63bは、ラゲッジボックス6の収納部中央に設けられている。第2突出部63bは、ラゲッジボックス6の左側壁67及び右側壁68よりも上方に突出している。第2突出部63bから左側壁67までの間隔は、第2突出部63bから右側壁68までの間隔に略等しい。第2突出部63bは、第1突出部63aに対して取外し可能に構成されている。第1突出部63aの上面には、凹部63aが形成されている。第2突出部63bの下面には、凹部63aに嵌合する凸部63bが形成されている。
ラゲッジボックス6の底壁61には、フロアボード64が載置されている。ラゲッジボックス6の収納部は、フロアボード64により上下方向に二分されている。フロアボード64の下方には、パンク修理キットなどを収納することができる。パンク修理キットの例として、ジャッキ、ジャッキハンドル、ホイールレンチ、接着剤、コンプレッサーが挙げられる。
ラゲッジボックス6の収納部のうち、第2突出部63bの車幅方向左側の収納部6aを覆うように第1ラゲッジボード65が設けられている。第1ラゲッジボード65の左側端部と右側端部と後端部とは、車幅方向左側のクウォーターロアトリム突出部41と第2突出部63bとテールエンドロアトリム突出部42とによりそれぞれ支持されている。
また、第2突出部63bの車幅方向右側の収納部6bを覆うように第2ラゲッジボード66が設けられている。第2ラゲッジボード66の右側端部と左側端部と後端部とは、車幅方向右側のクウォーターロアトリム突出部41と第2突出部63bとテールエンドロアトリム突出部42とによりそれぞれ支持されている。
左後部座席31のシートバック33の背面には、第1ラゲッジボード65の上をスライドできるように構成された第1スライドボード35が取り付けられている。第1スライドボード35の車幅方向の長さは、シートバック33の車幅方向の長さ及びラゲッジボード65の車幅方向の長さと対応する大きさに形成されている。さらに、第1スライドボード35の車両前後方向の長さは、起立状態のシートバック33の略下半部と、フロントモスト位置にある左後部座席31とラゲッジボード65との隙間とを覆うことが可能な大きさに形成されている(図5)。
第1スライドボード35の前後方向の中間部分には、車幅方向に沿って延びる回動軸としての回動可能なヒンジ35a及び35bが前後2箇所に横断して設けられている。これらヒンジ35a及び35bは薄肉ヒンジ構造であり、第1スライドボード35の一部肉厚を薄肉にして第1スライドボード35が折り曲げ可能に形成されている。このように、第1スライドボード35は、前端から後端まで一体に形成されている。前方側にあるヒンジ35aにより、左後部座席31のシートバック33のリクライニング(傾倒及び起立動作)時に対する第1スライドボード35の前側部分の追従が可能となっている。また、後方側のヒンジ35bにより、第1スライドボード35の下方に配置された第1ラゲッジボード65の開閉時に対するスライドボード35の後側部分の追従が可能となっている。
さらに、右後部座席32のシートバック34の背面には、第2ラゲッジボード66の上をスライドできるように構成された第2スライドボード36が取り付けられている。第2スライドボード36も、第1スライドボード35と同様の構成である。
ラゲッジボックス6の左側壁67には、前壁69よりも車両前方に延びた左側壁延長部67aが設けられている。この左側壁延長部67aには、上下方向に溝67bが設けられている。第1ラゲッジボード65を開ける際には、該第1ラゲッジボード65を縦にしてその前端部65aを溝67bに入れることで、第1ラゲッジボード65を前壁69とシートバック33との間に配置することができる。その際、第1スライドボード35は、第1ラゲッジボード65の動きに追従して、シートバック33と第1ラゲッジボード65との間で折り畳まれる(図6及び図7)。
同様に、ラゲッジボックス6の右側壁68には、前壁69よりも車両前方に延びた右側壁延長部(不図示)が設けられている。この右側壁延長部には、溝67bと同様の溝(不図示)が設けられている。第2ラゲッジボード66を開ける際には、該第2ラゲッジボード66を縦にしてその前端部66aを右側壁延長部の溝に入れることで、第2ラゲッジボード66を前壁69とシートバック34との間に配置することができる。その際、第2スライドボード36は、第2ラゲッジボード66の動きに追従して、シートバック34と第2ラゲッジボード66との間で折り畳まれる。
第1ラゲッジボード65が溝67bに入れられた状態において、ラゲッジボックス6の車幅方向左側の収納部6aに、収納スペース24から取り外した物品収納容器5を着脱可能に配置することができる(図8及び図9)。この状態で、物品収納容器5は、フロアボード64により支持されている。また、物品収納容器5の第1フランジ部51は、左側壁67に係合している。切欠き部53は、第2突出部63bに係合している。
同様に、第2ラゲッジボード66が右側壁延長部の溝に入れられた状態において、ラゲッジボックス6の車幅方向右側の収納部6bに、収納スペース24から取り外した物品収納容器5を着脱可能に配置することもできる。この状態で、物品収納容器5は、フロアボード64により支持されている。また、物品収納容器5の第1フランジ部51は、右側壁68に係合している。切欠き部53は、第2突出部63bに係合している。
以上のような実施形態によれば、比較的小型の物品収納容器5を、助手席下方に設けられた収納スペースとラゲッジボックス内とのどちらにも配置可能なため、物品収納容器5の取扱いが容易となり、利便性が向上する。また、収納スペースに配置された状態においては、第1フランジ部51及び第2フランジ部52が支持フレーム22に係合しているとともに、切欠き部53が機構部23に係合している。また、物品収納容器5をラゲッジボックス内に配置された状態においては、第1フランジ部51がラゲッジボックス6の左側壁67又は右側壁68に係合しているとともに、切欠き部53が第2突出部63bに係合している。そのため、いずれの配置状態においても物品収納容器5のがたつきを抑えることができる。
ラゲッジボックス6内に物品収納容器5が配置された状態では、物品収納容器5はフロアボード64により支持されるため、耐荷重性が向上する。
また、第1ラゲッジボード65及び第2ラゲッジボード66が設けられており、各々の一部が第2突出部63bにより支持される。そのため、ラゲッジボックス6の開口部全体を覆うように単一のラゲッジボードを設ける場合と比べて、ラゲッジボード1枚あたりの重量を減らすことができる。その結果、ラゲッジボードの取扱いが簡便となる。さらに、それぞれ独立に開閉可能な第1ラゲッジボード65及び第2ラゲッジボード66を用いて、荷室を様々にアレンジすることができる。
ラゲッジボード及びスライドボードが左右に二分されており、かつ、左後部座席31と右後部座席32とを車両前後方向で別々の位置にスライドさせることができる。これにより、荷室アレンジの多様化が図られる。
また、第1ラゲッジボード65及び第2ラゲッジボード66の一方を縦にしてラゲッジボックス6の溝に入れることにより、使用者は、ラゲッジボックス6に対する物品収納容器5の着脱を行う際に、前記一方のラゲッジボードを支えておく必要がない。結果として操作性が向上する。
また、第1スライドボード35は、第1ラゲッジボード65の動きに追従するように構成されている。そのため、第1ラゲッジボード65を開ける際には、該第1ラゲッジボード65により、第1スライドボード35の、車両後方へのスライドを抑制することができる。第2ラゲッジボード66及び第2スライドボード36についても同様である。
第1ラゲッジボード65及び第2ラゲッジボード66の一方の上に荷物がある場合には、その荷物を他方のラゲッジボードの上にずらして置くことができる。そして、前記一方のラゲッジボードを開けて、ラゲッジボックス6に対する物品収納容器5の着脱を行うことができる。
天候不良により濡れた背の高い物、嵩張る物、座席に置きたくない汚れ物が発生した場合には、その物が収納された物品収納容器5を、収納スペースではなく、ラゲッジボックス6内に配置することで、車室内の床面や荷室の汚れを気にすることなく車両内部に入れることができる。上記汚れ物の例としては、濡れた鞄、カッパ、ガーデニングで使用したスコップ及び長靴、バケツ、釣り竿等の釣り道具、雨天時に使用したゴルフシューズが挙げられる。
物品収納容器5は比較的小型のため、濡れた物又は汚れ物のみを収納した物品収納容器5を片手で持ち運ぶことができる。また、物品収納容器5はプラスチック製であるため、汚れが付いても水で簡単に洗うことができる。
また、第1突出部63aに対して取外し可能な第2突出部63bが取り外された場合は、ラゲッジボックス6の収納部6a及び6bを一体として、幅広に使うことができる。
[その他の形態]
収納スペースにおいて、物品収納容器5を、車両上下方向の取出しでなく、車両前後方向に取り出すことができるように構成してもよい。また、物品収納容器5が収納スペース24に配置されている状態において、切欠き部53が、機構部23ではない別の所定部材に係合していてもよい。さらに、物品収納容器5は、左後部座席31のシートクッション下方及び右後部座席32のシートクッション下方に設けられた収納スペースに着脱可能に配置することもできる。
シートクッション21は、車両前方へ跳ね上げ可能に構成されていなくてもよい。この場合、図13〜図17に示すように、支持フレーム22の車幅方向左右にワイヤーフレーム25が設けられている。このワイヤーフレーム25は、助手席2の下部にあって車両前後方向に延びるワイヤーフレーム本体部25aを備えている。そして、物品収納容器5が収納スペース24に配置された状態においては、物品収納容器5の車幅方向左右の周壁縁部に形成されたフランジ部56及び57がワイヤーフレーム本体部25aに係合している。物品収納容器5がラゲッジボックス6内に配置された状態においては、フランジ部56及び57の一方に形成された切欠き部(不図示)が、切欠き部53と同様に第2突出部63bに係合しているとともに、他方のフランジ部が左側壁67又は右側壁68に係合している。この物品収納容器5は、車両前後方向に取り出すことができる。
このように、物品収納容器5は、少なくとも、ある周壁縁部に形成されたフランジ部と、前記周壁縁部に対向する別の周壁縁部に形成された別のフランジ部と、両フランジ部の一方に設けられた切欠き部とを備えている。
なお、フランジ部56及び57の下方において、両フランジ部と略平行に、物品収納容器5の周壁部から車幅方向外側に突出した突条部58を設けてもよい。また、支持フレーム22及びワイヤーフレーム25をまとめて、座席下部に設けられたフレーム部材と呼ぶことができる。
また、図8に示したように、左後部座席のシートバック33及び右後部座席のシートバック34が起立した状態において、シートバック34のみを倒伏させてもよい。これを図11に示している。このように、荷室を様々にアレンジすることができる。
さらに、図11に示した状態において、左後部座席のシートバック33をも倒伏させることができる。そして、第1ラゲッジボード65を溝に入れ、第1スライドボード35のスライドを抑制することにより、これらラゲッジボード及びスライドボードを車両前後方向の仕切りとしても使用することができる。これを図12に示している。
ラゲッジボックスの前壁69の内側に上下方向の溝を設け、第2突出部63bの前面下部を車両前方側に延長した延長部に、前記溝にスライド挿入可能な凸部を設けてもよい。
凹形状部62及び第1突出部63aを設けないとすることも可能である。そして、第2突出部63bをラゲッジボックス6の底壁61に対して取外し可能に構成することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 車両内部構造
2 助手席
3 後部座席
4 荷室
5 物品収納容器
6 ラゲッジボックス

Claims (4)

  1. 座席のシートクッション下方に設けられた収納スペースと前記座席の後方にある荷室の下部に設けられたラゲッジボックスとを備えた車両内部構造において、
    前記収納スペースと前記ラゲッジボックス内とのどちらにも配置可能に構成された物品収納容器を備え、
    前記物品収納容器は、ある周壁縁部に形成された第1フランジ部と、前記周壁縁部に対向する別の周壁縁部に形成された第2フランジ部と、前記第2フランジ部に設けられた切欠き部とを備え、
    前記物品収納容器が前記収納スペースに配置された状態においては、前記第1フランジ部が前記座席の下部に設けられたフレーム部材に係合しているとともに、
    前記第2フランジ部が前記フレーム部材に係合しているか、又は前記切欠き部が前記座席のシートクッション下方にある所定部材に係合しており、
    前記物品収納容器が前記ラゲッジボックス内に配置された状態においては、前記第1フランジ部が前記ラゲッジボックスの車幅方向両側にある側壁の一方に係合しており、前記切欠き部が前記ラゲッジボックスの収納部中央に設けられた突出部に係合していることを特徴とする車両内部構造。
  2. 前記ラゲッジボックスの前記突出部の車幅方向左右両側にある収納部をそれぞれ覆うように第1ラゲッジボード及び第2ラゲッジボードが設けられており、
    前記第1ラゲッジボード及び前記第2ラゲッジボードの一部が前記突出部により支持されていることを特徴とする請求項1に記載の車両内部構造。
  3. 前記突出部が前記ラゲッジボックスに対して取外し可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両内部構造。
  4. 前記ラゲッジボックスの車幅方向両側にある側壁に、前記ラゲッジボックスの前壁よりも車両前方に延びている側壁延長部が設けられており、前記側壁延長部に、前記第1ラゲッジボード及び前記第2ラゲッジボードを上下方向に入れることのできる溝がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両内部構造。
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