JP2017105025A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリントジョブの機密性を確保しつつパブリックな表示リストに表示する。【解決手段】機密ボックスの領域にプリントジョブを記憶し、パスワードの入力を伴うことで当該プリントジョブについて画像形成出力の指示が可能になる機密ボックス機能と、画像形成出力が指示されたプリントジョブについて画像形成に関する状況を管理する状況管理機能と、機密ボックス機能と状況管理機能とにおける各種情報を操作表示部に表示する情報表示機能と、プリントジョブ単位の画像データに基づいて画像形成部で画像形成する画像形成機能と、を有し、機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて状況を管理する際に、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で操作表示部に表示するよう制御し、機密ボックスに対応するパスワードが操作表示部に入力されている場合には、当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、機密ボックスの領域に記憶されたプリントジョブについて、機密性を確保しつつ、取り扱いを容易にする手法に関する。
ユーザは印刷処理を実行した場合、コンピュータ上で所定のプログラムを操作することで、PDL(Page Description Language)と呼ばれるページ記述言語で記述された印刷データを生成する。また、コンピュータは、このようなページ記述言語で記述された印刷データを、プリントコントローラを含む画像形成システムに送信する。画像形成装置は、コンピュータから送られてきた印刷データに基づいて、プリンタコントローラにて印刷データをラスタライズ処理(RIP(Raster Image Process)処理とも呼ぶ)して、ビットマップ形式のイメージデータを生成する。そして、画像形成装置において、プリンタコントローラから該イメージデータを含むプリントジョブのデータを画像形成部に送信し、画像形成部にて該データに基づく画像を用紙上に形成する。
なお、画像形成装置において、ボックス機能と呼ばれる機能があり、各種のデータをボックス単位で記憶しておき、必要に応じて処理を進めることが可能である。更に、このボックス機能として、パスワードでデータを保護する機密ボックスと呼ばれる機能も存在している。この場合、コンピュータから、パスワードで保護された機密ボックスに対して印刷データを送信する。そして、ユーザ自らが画像形成装置の操作表示部からパスワードを入力して機密ボックス内の印刷データを開き、印刷指示などの各種の指示を行うことが可能である。
以下、機密ボックスを使用した従来のプリントジョブの画像形成の手順を説明する。
(1)ユーザはコンピュータにおいて機密性の高い文書(機密文書)を作成する。
(2)ユーザは、コンピュータから画像形成装置に対して印刷を指示し、機密ボックス名とパスワードを付与した印刷データを機密のプリントジョブとして送信する。
(3)機密のプリントジョブを受信した画像形成装置は、RIP処理によりビットマップ形式のイメージデータを生成する。このとき、展開状況ジョブリスト画面には、機密のプリントジョブであるためファイル名がアスタリスク等で置換されてマスク表示される。
(4)画像形成装置は、RIP処理が完了すると機密ボックスを自動的に作成し、その機密ボックスに機密のプリントジョブのイメージデータを格納する。
(5)ユーザは、画像形成装置の操作表示部から機密ボックスを選択して、対応するパスワードを入力し、機密ボックスを開く。このときの機密ジョブリストは、ユーザがパスワードを入力しているため、プリントジョブの名称(ファイル名)は、マスク表示ではなく通常状態で表示される。
(6)ユーザは、機密のプリントジョブを選択し、画像形成出力ボタンを押して、画像形成を指示する。
(7)機密のプリントジョブは、機密ジョブリストから出力ジョブ予約リストへ移動する。なお、出力ジョブ予約リストは、機密のプリントジョブだけではなく、機密ではない他人の通常のプリントジョブが存在していれば、機密のプリントジョブと他人の通常のプリントジョブとが混在した状態で表示されるリストである。このとき、出力ジョブ予約リストはパブリックなものであり、他人が閲覧する可能性があるため、機密のプリントジョブについてはファイル名がマスク表示される。
(8a)機密のプリントジョブの画像形成出力が正常終了した場合には、機密のプリントジョブは、出力ジョブ予約リストから出力ジョブ履歴リストへ移動する。なお、出力ジョブ履歴リストは、機密のプリントジョブだけではなく、機密ではない他人の通常のプリントジョブが存在していれば、機密のプリントジョブと他人の通常のプリントジョブとが混在した状態で表示されるリストである。このとき、出力ジョブ履歴リストはパブリックなものであり、他人が閲覧する可能性があるため、機密のプリントジョブについてはファイル名がマスク表示される。
(8b)機密のプリントジョブの画像形成出力が正常終了しない場合には、機密のプリントジョブは、出力ジョブ予約リストから未出力ジョブ履歴リストへ移動する。なお、未出力ジョブ履歴リストは、機密のプリントジョブだけではなく、機密ではない他人の通常のプリントジョブが存在していれば、機密のプリントジョブと他人の通常のプリントジョブとが混在した状態で表示されるリストである。このとき、未出力ジョブ履歴リストはパブリックなものであり、他人が閲覧する可能性があるため、機密のプリントジョブについてはファイル名がマスク表示される。
以上のように、ユーザが機密ボックスから機密のプリントジョブについて画像形成指示をすると、機密ボックスから機密ジョブが削除され、ユーザ以外も閲覧可能性のあるパブリックな状態のジョブリスト(出力ジョブ予約リスト、出力ジョブ履歴リスト、未出力ジョブ履歴リスト)にプリントジョブが移動する。
このとき、パブリックなジョブリストには機密のプリントジョブや他の通常プリントジョブが並んで表示される。このため、機密のプリントジョブのセキュリティを確保するために、機密のプリントジョブのファイル名をマスク表示している。
一方で、パブリックなジョブリストで機密のプリントジョブをマスク表示することで機密性は保持されるものの、機密のプリントジョブを取り扱っているユーザ本人が、自分のプリントジョブがどれであるか、分からなくなる課題が発生していた。
たとえば、ユーザ本人が複数の機密のプリントジョブを並行して取り扱っている場合、あるいは、同じタイミングで別なユーザも機密のプリントジョブを取り扱っている場合など、個々の機密のプリントジョブを特定することができない状態に陥る。
なお、以上のような機密のプリントジョブの取り扱いとしては、以下の特許文献に対応策が検討されている。
特開2006-163261号公報 特開2007-58543号公報
以上の特許文献1は、機密性の高いジョブについてはセキュリティレベルの低い人からはその履歴やステータスが見れないようにして、機密性の高いジョブのセキュリティを強化している。しかし、パブリックなリストにおいて、ユーザ本人にも履歴やステータスが見られないというという問題が残されたままである。
また、以上の特許文献2は、機密性を高めるためのBOXが一つのみの構成において、機器にログインする際に使用される認証情報を用いて、BOXに登録されているジョブ一覧の表示を制御するようにしている。しかし、機密ボックス以外のパブリックなリストにおいて、ユーザ本人にも履歴やステータスが見られないというという問題が残されたままである。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、機密のプリントジョブについて機密性を確保しつつ、パブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)用紙に画像を形成する画像形成部と記憶領域をボックスの単位で管理しつつプリントジョブを記憶する記憶部と、各種情報を表示すると共に各種指示を受け付ける操作表示部と、前記プリントジョブ単位の画像データに基づいた前記画像形成部での画像形成と前記記憶部での記憶と前記操作表示部での入力と表示とを制御する制御部と、を有する画像形成装置であって、前記制御部は、前記ボックスにパスワードが付与されて管理される機密ボックスの領域に前記プリントジョブを記憶すると共に、前記パスワードの入力を伴うことで当該プリントジョブについて画像形成出力の指示が可能になる機密ボックス機能と、画像形成出力が指示された前記プリントジョブについて、画像形成に関する(画像形成予約と画像形成出力との履歴)状況を管理する状況管理機能と、前記機密ボックス機能と前記状況管理機能とにおける各種情報を前記操作表示部に表示する情報表示機能と、前記プリントジョブ単位の画像データに基づいて前記画像形成部で画像形成する画像形成機能と、を有しており、前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で前記操作表示部に表示するよう制御し、前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、前記機密ボックスに対応する前記パスワードが前記操作表示部に入力されている場合には、当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する。
(2)用紙に画像を形成する画像形成部と記憶領域をボックスの単位で管理しつつプリントジョブを記憶する記憶部と、各種情報を表示すると共に各種指示を受け付ける操作表示部と、前記プリントジョブ単位の画像データに基づいた前記画像形成部での画像形成と前記記憶部での記憶と前記操作表示部での入力と表示とを制御する制御部と、を有する画像形成装置であって、前記制御部は、前記ボックスにパスワードが付与されて管理される機密ボックスの領域に前記プリントジョブを記憶すると共に、前記パスワードの入力を伴うことで当該プリントジョブについて画像形成出力の指示が可能になる機密ボックス機能と、画像形成出力が指示された前記プリントジョブについて、画像形成に関する(画像形成予約と画像形成出力との履歴)状況を管理する状況管理機能と、前記機密ボックス機能と前記状況管理機能とにおける各種情報を前記操作表示部に表示する情報表示機能と、前記プリントジョブ単位の画像データに基づいて前記画像形成部で画像形成する画像形成機能と、を有しており、前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で前記操作表示部に表示するよう制御し、前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、前記機密ボックスに対応する前記パスワードが(操作部、PC、携帯端末から)入力されている場合には、当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に一定期間表示するよう制御する。
(3)上記(1)において、前記制御部は、前記機密ボックスに対応する前記パスワードが前記操作表示部以外のいずれかの部位から入力されてから一定期間は、前記機密ボックスに関連する前記プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する。
(4)上記(2)〜(3)において、前記一定期間は、予め定められた一定時間、又は、前記操作表示部においてリセットの操作がなされるまでである。
(5)上記(1)〜(4)において、前記制御部は、前記状況を管理する際の前記操作表示部における表示として、当該機密ボックスに関連しない別なプリントジョブと混在した状態で表示を行うよう制御する。
(6)上記(1)〜(5)において、前記制御部は、前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて、当該プリントジョブと前記機密ボックスとを関連付けて管理し、当該プリントジョブのファイル名の前記マスク状態と前記マスク解除状態とを制御する。
(7)上記(1)〜(6)において、前記機密ボックスが複数設けられており、複数の前記機密ボックスのそれぞれにおいて対応する前記パスワードが入力されると、前記制御部は、前記状況を管理する際に、前記パスワードがそれぞれ入力された複数の前記機密ボックスにおいて対応する複数の前記プリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する。
(8)上記(1)〜(7)において、同一の前記機密ボックスに前記プリントジョブが複数個記憶されており、前記機密ボックスの前記パスワードが入力されると、前記制御部は、前記状況を管理する際に、同一の前記機密ボックスに記憶されている複数の前記プリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する。
(9)上記(1)〜(8)において、前記機密ボックスの前記パスワードが新スワードに変更された場合、前記制御部は、前記新パスワードが入力されたことを確認して前記マスク解除状態の制御を行う。
(10)上記(1)〜(9)において、前記制御部は、前記機密ボックス及び前記パスワードとの関係を前記記憶部に記憶しておき、前記機密ボックスが削除された後に前記状況を管理する場合には、当該状況の管理において、削除された前記機密ボックスに対応する前記パスワードの入力を求め、削除された前記機密ボックスに対応する前記パスワードが入力されたことを確認して、前記マスク解除状態の制御を行う。
(11)上記(1)〜(10)において、前記制御部は、前記機密ボックス及び前記パスワードとの関係を前記記憶部に記憶しておき、前記機密ボックスに対応する前記パスワードが当該画像形成装置以外の機器において入力されて画像形成の指示がなされた場合には、前記状況の管理において、前記機密ボックスに対応する前記パスワードの入力を求め、削除された前記機密ボックスに対応する前記パスワードが前記操作表示部に入力されたことを確認して、前記マスク解除状態の制御を行う。
(12)上記(10)〜(11)において、前記制御部は、前記状況の管理において、前記マスク解除状態の制御を行うのに必要な前記パスワードの入力を求める画面を前記操作表示部に表示する。
(13)上記(1)〜(12)において、前記制御部は、実行中の前記プリントジョブがエラー(トナー補給、ペーパーエンプティ、紙種不一致など)により停止した場合は、マスク解除状態で前記操作表示部に表示しているファイル名の表示をマスク状態に戻すよう制御する。
すなわち、以上の本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて、画像形成装置においての操作表示部において出力予約や出力履歴や未出力履歴などの状況を管理する際に、原則として、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で操作表示部に表示するよう制御する。ここで、機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて、出力予約や出力履歴や未出力履歴などの状況を管理する際に、機密ボックスに対応するパスワードが操作表示部に入力されている場合には、当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に表示するよう制御する。すなわち、機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて操作表示部において状況を管理する際に、原則として、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で操作表示部に表示しておき、機密ボックスに対応するパスワードが操作表示部に入力されているという条件を満たす場合に当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に表示するため、機密のプリントジョブについて機密性を確保しつつ、パブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(2)機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて状況を管理する際に、原則として、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で操作表示部に表示するよう制御する。ここで、機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて状況を管理する際に、機密ボックスに対応するパスワードが、操作表示部や外部PC等のいずれかから入力されている場合には、当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に一定期間表示するよう制御する。すなわち、機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて操作表示部において状況を管理する際に、原則として、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で操作表示部に表示しておき、機密ボックスに対応するパスワードがいずれかの部位から入力されているという条件を満たす場合に当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で一定期間にわたって操作表示部に表示する。そして、マスク解除状態で表示した場合でも、一定期間を経過した後はマスク状態に戻すため、機密のプリントジョブについて機密性を確保しつつ、パブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(3)上記(1)において、機密ボックスに対応するパスワードが操作表示部以外のいずれかの部位から入力されてから一定期間は、機密ボックスに関連するプリントジョブのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に表示するように制御する。すなわち、機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて操作表示部において状況を管理する際に、原則として、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で操作表示部に表示しておき、機密ボックスに対応するパスワードが操作表示部に入力されているという条件を満たす場合に当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に表示し、更に、機密ボックスに対応するパスワードがいずれかの部位から入力されているという条件を満たす場合に当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で一定期間にわたって操作表示部に表示するため、機密のプリントジョブについて機密性を確保しつつ、パブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(4)上記(2)〜(3)において、マスク解除状態で機密のプリントジョブのファイル名を表示し、予め定められた一定時間を経過した場合、又は、操作表示部においてリセットの操作がなされた場合は、マスク解除状態からマスク状態に表示を戻す。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確保しつつ、一定の範囲内でパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(5)上記(1)〜(4)において、状況を管理する際の操作表示部における表示として、一定の条件を満たす場合には、当該機密ボックスに関連するプリントジョブと当該機密ボックスに関連しない別なプリントジョブと混在した状態で、マスク解除状態で機密のプリントジョブのファイル名を表示する。このため、機密のプリントジョブについて一定の条件を付すことで機密性を確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(6)上記(1)〜(5)において、機密ボックスに記憶されたプリントジョブについて、当該プリントジョブと機密ボックスとを関連付けて管理しておき、当該プリントジョブのファイル名のマスク状態とマスク解除状態とを制御するため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(7)上記(1)〜(6)において、パスワードがそれぞれ入力された複数の機密ボックスにおいて対応する複数のプリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に表示する。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(8)上記(1)〜(7)において、機密ボックスのパスワードが入力されると、同一の機密ボックスに記憶されている複数のプリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で操作表示部に表示する。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(9)上記(1)〜(8)において、機密ボックスのパスワードが新スワードに変更された場合、新パスワードが入力されることでマスク解除状態に制御される。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(10)上記(1)〜(9)において、機密ボックス及びパスワードとの関係を記憶しておき、削除された機密ボックスに対応する機密のプリントジョブについて状況を管理する場合、削除された機密ボックスに対応するパスワードが入力されたことを確認して、マスク解除状態の制御を行う。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(11)上記(1)〜(10)において、機密ボックス及びパスワードとの関係を記憶しておき、機密ボックスに対応するパスワードが当該画像形成装置以外の機器において入力されて画像形成の指示がなされた場合、削除された機密ボックスに対応するパスワードが操作表示部に入力されたことを確認して、マスク解除状態の制御を行う。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(12)上記(10)〜(11)において、マスク解除状態の制御を行うのに必要なパスワードの入力を求める画面を操作表示部に表示するため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
(13)上記(1)〜(12)において、実行中のプリントジョブがエラー(トナー補給、ペーパーエンプティ、紙種不一致などの各種エラー)により停止した場合は、マスク解除状態で操作表示部に表示しているファイル名の表示をマスク状態に戻すよう制御する。このため、エラー解除のために第三者が操作表示部を操作する状況が発生したとしても、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保することが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の全体動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の詳細動作を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の詳細動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 従来の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の詳細動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 従来の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の操作表示部の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の詳細動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の詳細動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置におけるテーブルの例を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔画像形成装置の構成〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100のシステム構成を示している。
画像形成装置100は、プリンタコントローラ110と画像形成部120を備えて構成される。プリンタコントローラ110は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク30を介してパーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理装置20と接続されており、情報処理装置20から送られてくるプリントジョブをラスタライズ処理してイメージデータを生成する処理(RIP処理)を実行する機能を有する。なお、イメージデータは画像形成に使用されるビットマップ形式の画像データである。
プリンタコントローラ110が情報処理装置20から受信するプリントジョブは、文字や図形をコードデータやベクトルデータで表した印刷データ、たとえば、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)で記述された印刷データを含むものであり、ラスタライズ処理(RIP処理)はコードデータやベクトルデータで構成される印刷データをビットマップ形式のイメージデータに展開する処理である。
画像形成部120は、プリンタコントローラ110からイメージデータを含むプリントジョブのデータ(以後、これをジョブデータと呼ぶ。)を受信し、該イメージデータに基づいて記録紙上にカラー画像またはモノクロ画像を形成して出力する画像形成出力機能を有する。ここでは、画像形成部120は画像形成出力機能のほかに、原稿を光学的に読み取りその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能などを備えた、所謂、デジタルカラー複合機として構成されている。
プリンタコントローラ110は、当該プリンタコントローラ110の動作を統括制御するCPU(Central Processing Unit)111と、ネットワーク30に接続するための通信機能を有するLAN−IF部112と、RIP処理により生成したイメージデータなどを記憶する画像メモリ113と、ネットワーク30から受信した印刷データやRIP処理の処理過程で生成される中間データなどを蓄積するハードディスク装置(HDD)114と、画像メモリ113へのデータのリード/ライト機能および画像形成部120との間で各種データの送受信機能を有するDRAM制御部115とを有している。
このほか、図示省略してあるが、CPU111には、当該CPU111が読み出して実行するプログラムや固定データを記憶したROM(Read Only Memory)およびCPU111がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するためのワークメモリなどが接続されている。
図2は、画像形成部120の概略の機械構成を示している。画像形成部120は、自動原稿送り装置121を備えたスキャナ部122と、操作表示部123と、記録紙上に画像を形成して出力するプリンタ部124と、主制御部150を備えて構成される。
自動原稿送り装置121は、原稿載置トレイ121aに積載された原稿Jを1枚ずつスキャナ部122の読取箇所に送り込み、読み取りの済んだ原稿J’を排紙トレイ121bに排出する機能を有する。
スキャナ部122は、原稿Jをカラーもしくはモノクロで光学的に読み取って対応する画像データを取得する機能を有する。スキャナ部122は、光源とミラーとから成る露光走査部と、原稿からの反射光を受光しその光強度に応じた電気信号を色別に出力するカラーのラインイメージセンサ122aと、原稿からの反射光をラインイメージセンサ122aへ導く各種のミラーや集光レンズなどを備えている。スキャナ部122は、自動原稿送り装置121によって原稿を搬送することにより原稿を読み取り位置に対して相対移動させながら読み取る流し読み形式のほか、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で読み取ることができる。
プリンタ部124は、タンデム型の画像形成部を備えており、無端環状の中間転写ベルト131と、中間転写ベルト131上にそれぞれ単一色のトナー像を形成する複数の像形成部140Y、140M、140C、140Kと、画像形成される記録紙を給紙する給紙部132と、給紙された記録紙を搬送する搬送部133と、定着装置134とを備えている。
像形成部140Yは、イエロー(Y)色の画像を中間転写ベルト131上に形成し、像形成部140Mは、マゼンタ(M)色の画像を中間転写ベルト131上に形成し、像形成部140Cは、シアン(C)色の画像を中間転写ベルト131上に形成し、像形成部140Kは、ブラック(K)色の画像を中間転写ベルト131上に形成するものである。
像形成部140Yは、表面に静電潜像が形成される円筒状の静電潜像担持体としての感光体141Yと、その周囲に配置された帯電装置142Yと現像装置143Yとクリーニング装置144Yとを有する。またレーザーダイオードと、ポリゴンミラーと、各種レンズおよびミラー等で構成されたレーザーユニット145Yを備えている。
感光体141Yは、図示省略の駆動部に駆動されて一定方向(図中の矢印A方向)に回転し、帯電装置142Yは、感光体141Yを一様に帯電させる。レーザーユニット145Yは、イエロー色の画像データに応じてオン/オフされたレーザー光で感光体141Yを走査することにより、感光体141Yの表面に静電潜像を形成する。現像装置143Yは、感光体141Y上の静電潜像をイエロー色のトナーによって顕像化する。感光体141Yの表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト131と接触する箇所で中間転写ベルト131に転写される。クリーニング装置144Yは、転写後に感光体141Yの表面に残留するトナーをブレード等で擦って除去し回収する機能を有する。
像形成部140M、像形成部140C、像形成部140Kはトナーの色が相違することと、それぞれの色に対応する画像データでレーザーユニットのレーザー光がオン/オフされる点を除いて像形成部140Yと同一の構成であり、それらの説明は省略する。なお、図中、色違いであるが同じ構成の要素には、数字が同一であって添え字をYに代えてその色を示す記号M(M色に対応)、C(C色に対応)、K(K色に対応)とした符号を付してある。
中間転写ベルト131は複数のローラに掛け渡すようにして巻回されており、画像形成中は図中の矢印B方向に周回する。周回する過程で、(Y)、(M)、(C)、(K)の順に各色の画像(トナー像)が像形成部140Y、140M、140C、140Kによって中間転写ベルト131上に重ねるように形成されてカラー画像が合成される。このカラー画像は、二次転写位置Dで中間転写ベルト131から記録紙に転写される。
周回方向で二次転写位置Dの下流には、転写後に中間転写ベルト131上に残留しているトナーを除去するためのベルトクリーニング装置135が設置されている。
給紙部132は、画像形成に供される記録紙を収納する複数の給紙カセット132a〜132cを有し、選択された給紙カセット132a〜132cのいずれかから記録紙を1枚ずつ搬送部133に向けて送り出す機能を有する。なお、搬送部133は、給紙部132から繰り出された記録紙を二次転写位置Dおよび定着装置134を通過させて、図示省略の後処理装置もしくは排紙トレイへ排出する通常経路133aのほか、定着装置134を通った記録紙の表裏を反転させた後、二次転写位置Dの上流で再び通常経路133aへ合流させる反転経路133bを備えており、両面印刷に対応している。
後処理装置は、記録紙に折り目をつけたり、複数の記録紙を束ねてステイプルで綴じたり、パンチで穴を開けたりする機能などを備えた装置であり、画像形成部120の後段に接続される。後処理装置での処理内容は、画像形成部120の主制御部150から後処理装置へ出力する制御コマンドにより指定される。
図1に戻って画像形成部120の電気的構成を説明する。画像形成部120は、当該画像形成部120の動作を統括制御する主制御部150に、スキャナ部122とプリンタ部124と操作表示部123とを接続して構成される。
スキャナ部122は、図2に示すラインイメージセンサ122aのほか、当該スキャナ部122の動作全体を制御するスキャナ制御部122bを備えている。
プリンタ部124は画像データに応じてオン/オフされる各レーザーダイオード(LD)124aのほか、中間転写ベルト131や像形成部140Y、140M、140C、140K、給紙部132、搬送部133、定着装置134などの動作を制御するプリンタ制御部124bを有している。このほか、図示省略してあるが、プリンタ制御部124bには中間転写ベルト131、像形成部140Y、140M、140C、140K、給紙部132、搬送部133などを作動させるためのモータ、ソレノイド、センサなどが接続されている。
操作表示部123は、各種設定画面や操作画面、後述するジョブ選択画面170、ジョブ編集画面180、出力ジョブ予約リスト画面190などを表示する機能、オペレータに向けて各種案内情報や通知、警告などを表示する機能、オペレータから各種の設定/選択操作や編集操作、出力指示(画像形成の開始指示)を受け付ける機能を有する。操作表示部123は、液晶ディスプレイからなる表示部123aと、その画面上に敷設されたタッチスイッチおよびその他のスイッチから成る操作部123bと、表示部123aおよび操作部123bを制御する操作制御部123cとを有して構成される。
なお、スキャナ制御部122b、操作制御部123c、プリンタ制御部124bはそれぞれCPU(Central Processing Unit)およびROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを主要部とする回路で構成されており、ROMに格納されたプログラムに従って各種の制御を実行する。
主制御部150は、画像形成部120の動作を統括制御する機能を果たし、読み取り処理部152と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御部52と、圧縮IC154aと、伸張IC154bと、半導体メモリで構成された画像メモリ155と、書き込み処理部158と、CPU151と、ROM159aと、RAM159bと、不揮発メモリ159cと、ハードディスク装置156(HDDとも記す)などを備えて構成される。
CPU151は、画像形成部120の動作全体を制御する機能を有する。ROM159aには、プログラムや各種固定データなどが記憶されており、CPU151はROM159aに格納されたプログラムに従って動作する。RAM159bは、CPU151がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリとして使用される。不揮発メモリ159cは、電源オフ後も記憶しておくべきユーザデータやシステムデータ、各種設定値などが記憶されるメモリである。後述するプリントキューはRAM159bまたは不揮発メモリ159cに作成され記憶される。
読み取り処理部152は、スキャナ部122の出力する画像データに対して拡大処理、鏡像処理、誤差拡散処理などを施す機能を有する。
DRAM制御部153は、ダイナミックRAMからなる画像メモリ155へのリード・ライトおよびリフレッシュのタイミング制御や、画像データを圧縮して圧縮メモリ155bに格納したり、圧縮メモリ155bから圧縮画像データを読み出して伸張したりする際のタイミング制御などを行う。またDRAM制御部153にはPCI(Peripheral Component Interconnect)バス104を通じてプリンタコントローラ110のDRAM制御部115と接続されており、プリンタコントローラ110との間でPCIバス104を通じて各種のデータを授受する機能を有する。
圧縮IC154aは画像データを圧縮し、伸張IC154bは圧縮された画像データ(圧縮画像データ)を元のイメージデータに伸張する機能を有する。画像メモリ155は、非圧縮の画像データをページ単位で記憶可能なページメモリ155aとしての機能と、圧縮画像データを記憶する圧縮メモリ155bなどとして使用される。
ハードディスク装置156には、プリンタコントローラ110から受信したプリントジョブのデータ(ジョブデータ)などが記憶され保存される。
書き込み処理部158は、圧縮メモリ155bから読み出して伸張された画像データに応じて各色レーザーユニット145Y、145M、145C、145Kのレーザーダイオードをオン/オフさせるための信号を、プリンタ部124の動作に応じたタイミングで出力する機能を有する。
なお、ここでは、プリンタコントローラ110は画像形成装置100の内部に組み込まれている状態を示している。プリンタコントローラ110を画像形成装置100の外部に設ける場合には、プリンタコントローラ110と画像形成部120との間でのデータの送受信は、それに適したインターフェイスで行われる。
〔画像形成装置の動作〕
ここで、本実施形態の画像形成装置における画像形成の動作について、図3のフローチャートにより全体動作を説明し、図8,14,18のフローチャートにより本実施形態の特徴部分の動作を説明する。
〔全体動作〕
図3は、画像形成装置100における印刷処理全体の流れを示している。
情報処理装置20は、機密ボックス指定でパスワードが付された機密プリントジョブ(PDL形式)を生成する。そして、情報処理装置20は、プリンタドライバを通してプリンタコントローラ110へ、機密ボックス指定でパスワードが付された機密プリントジョブ(PDL形式)を送信する。画像形成装置100は、機密ボックス指定でパスワードが付された機密プリントジョブ(PDL形式)を受信する(図3中のステップS100)。
なお、情報処理装置20は機密ではない通常のプリントジョブ(PDL形式)を生成して画像形成装置10に送信することも可能であるが、ここでは機密のプリントジョブについての説明を行う。
情報処理装置20からプリントジョブを受信した画像形成装置100のプリンタコントローラ110は、この受信した機密プリントジョブの印刷データに対してRIP処理(ラスタライズ処理)を行ってビットマップ形式のイメージデータを生成する(ステップS101)。
なお、このRIP処理中は、CPU111とCPU151とは、RIP処理中であることを示す展開状況ジョブリスト画面123G1(図4)について対象となる機密プリントジョブのファイル名をマスク状態(ファイル名をアスタリスク(*)で置換した状態)で操作表示部123に表示する(図4の展開状況ジョブリスト画面123G1中の123G1a参照)。
なお、この展開状況ジョブリスト画面123G1では、情報処理装置20から送信されてきたプリントジョブがRIP処理されている時に表示されるだけではなく、操作表示部123においてパラメータの変更が入力されたプリントジョブについて再RIP処理されているときにも状況が表示される。また、この展開状況ジョブリスト画面123G1では、プリントジョブを選択してから「削除」のタブを選択することで、プリントジョブを削除することもできる。
プリンタコントローラ110におけるRIP処理が完了すると、プリンタコントローラ110から展開されたビットマップ形式の機密プリントジョブを受領した出力制御部150のCPU151は、記憶部としてのHDD156内にボックス単位の記憶領域としての機密ボックスを作成し、この機密ボックス内に機密プリントジョブを格納(記憶)する(図3中のステップS102)。
そして、CPU151は、作成した機密ボックスを図5のように操作表示部123にボックス表示画面123G2として表示する。なお、図5のボックス表示画面123G2において、123G2aと123G2bとの2つのボックスを示している。
なお、ボックス機能は、HDD156内の記憶領域をボックスの単位で管理してプリントジョブを記憶する機能である。また、機密ボックス機能は、ボックスにパスワードが付与されて管理される機密ボックスの領域に機密プリントジョブを記憶すると共に、パスワードの入力を伴うことで機密プリントジョブについて画像形成出力の指示が可能になる機能である。
ユーザは、操作表示部123のボックス表示画面123G2(図5)において、画像形成を実行しようとする所望の機密ボックスを選択することができる。ここで、ボックス画面123G2においては、機密ボックスとしてのボックスA(図5中の123G2a)と機密ボックスとしてのボックスB(図5中の123G2b)とが選択可能である。ここでは、ボックス画面123G2において、ユーザがボックスA(123G2a)を選択したと仮定する。
すると、CPU151は、図6のように操作表示部123にパスワード入力画面123G3を表示する。ユーザは、ボックス画面123G2において選択した機密ボックスに割り当てていたパスワードを、このパスワード入力画面123G3において入力する。
パスワード入力画面123G3において入力されたパスワードが正しければ、CPU151は、ユーザが選択した機密ボックスとしてのボックスAに格納されているプリントジョブを、図7の機密ジョブリスト画面123G4として操作表示部123に表示する。この機密ジョブリスト画面123G4では、ボックスAを開く際にパスワードが入力されているため、ファイル名についてはマスク解除状態にされている(図3中のステップS103)。
なお、図7の機密ジョブリスト画面123G4では、機密プリントジョブとして、ファイルA1とファイルA2とが表示されている。
また、この機密ジョブリスト画面123G4では、機密プリントジョブのファイルA1を選択した状態を示している(図7中の123G4Aのグレー部分)。
このように機密プリントジョブを選択した状態において、削除1ボタン(図7中の123G4d)を押下すると、選択されている機密プリントジョブが属する機密ボックスの削除を指示することができる。また、このように機密プリントジョブを選択した状態において、削除2ボタン(図7中の123G4e)を押下すると、選択された機密プリントジョブの削除を指示することができる。また、このように機密プリントジョブを選択した状態において、編集1ボタン(図7中の123G4b)を押下すると、図6のパスワード入力画面123G3に戻り、選択された機密プリントジョブの属する機密ボックスのパスワードを変更することができる。また、このように機密プリントジョブを選択した状態において、編集2ボタン(図7中の123G4c)を押下すると、選択された機密プリントジョブについての設定変更を指示することができる。
なお、この実施形態では、このように機密プリントジョブを選択した状態において、出力ボタン(図7中の123G4a)を押下すると、選択された機密プリントジョブについて、ユーザが画像形成を指示する(図3中のステップS104)。
機密プリントジョブについて画像形成の指示を受けたCPU151は、該当する機密プリントジョブ(図7中のファイルA1、ファイルA2)を、機密ジョブリスト画面123G4(図7)から、後述する出力ジョブ予約リスト画面123G5に移して、画像形成の出力中あるいは出力待ちの状態を表示する(図3中のステップS105)。
また、機密プリントジョブについて画像形成の指示を受けたCPU151は、プリンタ部124内のプリンタ制御部124bに対して画像形成を指示する(図3中のステップS106)。なお、プリンタ部124における画像形成については既知の動作であるため、詳細説明を省略する。
この際に、CPU151は、プリンタ部124において画像形成を指示した機密プリントジョブについての画像形成実行状況(出力(出力完了)/未出力(出力未完了))についての報告を受ける(図3中のステップS107)。
機密プリントジョブについて画像形成の完了報告をプリンタ制御部124bから受けたCPU151は、該当する機密プリントジョブを、出力ジョブ予約リスト画面123G5(図10)から、後述する出力ジョブ履歴リスト画面に移して、画像形成の出力完了の状態を表示する(図3中のステップS108)。
一方、機密プリントジョブについて画像形成の未完了報告をプリンタ制御部124bから受けたCPU151は、該当する機密プリントジョブを、出力ジョブ予約リスト画面123G5(図10)から、後述する未出力ジョブ履歴リスト画面に移して、画像形成の未出力完了の状態を表示する(図3中のステップS109)。
〔詳細動作(1)〕
以下、機密プリントジョブを選択して画像形成を指示した場合における出力ジョブ予約リスト画面123G5の表示について、図8のフローチャートと、図9以降の表示画面説明図を参照して説明を続ける。
機密プリントジョブの画像形成の指示を受けたCPU151は、操作表示部123に表示する画面として、機密ジョブリスト画面123G4から出力ジョブ予約リスト画面123G5に遷移する(図8中のステップS1051)。
CPU151は、出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示すべきプリントジョブが存在しているか、プリントジョブの画像形成実行状況やプリントジョブの画像形成予約状況を確認する(図8中のステップS1052)。
出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示すべきプリントジョブが存在している場合(図8中のステップS1052でYES)、CPU151は、表示すべきプリントジョブの種類を判断する(図8中のステップS1053)。ここで、表示すべきプリントジョブの種類とは、パスワードが付与された機密ボックスに格納されていた機密プリントジョブであるか、あるいは、機密プリントジョブに該当しない非機密プリントジョブであるか、である。
表示すべきプリントジョブが非機密プリントジョブであれば(図8中のステップS1053で「非機密」)、CPU151は、出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示すべきプリントジョブについて非マスク状態(マスク解除状態)で表示する(図8中のステップS1055)。なお、非機密プリントジョブであれば、非マスク条件を維持し続けるため(図8中のステップS1056でYES)、出力ジョブ予約リスト画面123G5の表示をそのまま続けて処理を終了する(図8中のエンド)。
表示すべきプリントジョブが機密プリントジョブに該当すれば(図8中のステップS1053で「機密」)、CPU151は、該当する機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かを判断する(図8中のステップS1054)。
ここで、マスク解除条件の具体例(第1解除条件)としては、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、操作表示部123のボックス表示画面123G2(図5)において機密ボックスが選択されて、パスワード入力画面123G3(図6)においてパスワードが入力されていること、である。このような第1解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図8中のステップS1054でYES)は、CPU151は、出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図8中のステップS1055)。
また、ここで、マスク解除条件の具体例(第2解除条件)としては、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、情報処理装置20において機密ボックスが選択されてパスワードが入力されて、かつ、そのパスワード入力から一定時間(例えば、10分)の範囲内である、ことである。このような第2解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図8中のステップS1054でYES)は、CPU151は、出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図8中のステップS1055)。
なお、マスク解除条件の具体例(第3解除条件(第2解除条件の変形例))として、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、操作表示部123において機密ボックスが選択されてパスワードが入力された場合であってパスワード入力から第1の一定時間(例えば、30分)の範囲内である、情報処理装置20において機密ボックスが選択されてパスワードが入力された場合であってパスワード入力から第2の一定時間(例えば、5分)の範囲内である、ことである。このような第3解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図8中のステップS1054でYES)は、CPU151は、出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図8中のステップS1055)。なお、外部の情報処理装置20からパスワードを入力した場合の第2の一定時間を、操作表示部123からパスワードを入力した場合の第1の一定時間より短く(あるいは長くなく)設定することが、機密性を保つ上で好適である。
なお、パスワード入力からの一定時間で管理する場合には、機密プリントジョブであってパスワードが入力されてから一定時間を過ぎると非マスク条件を維持しなくなるため(図8中のステップS1056でNO)、出力ジョブ予約リスト画面123G5のマスク解除状態の表示をマスク状態の表示に変更する(図8中のステップS1057)。
そして、以上の第1解除条件を満たさない(図8中のステップS1054でNO)、または、以上の第2解除条件や第3解除条件を当初は満たしたものの維持できなくなった(図8中のステップS1054でYES、S1055、S1056でNO)、といった場合であっても、ユーザがパスワードを操作表示部123から入力した場合には、非マスク条件を獲得するため(図8中のステップS1058でYES)、出力ジョブ予約リスト画面123G5のマスク状態の表示をマスク解除状態の表示に変更する(図8中のステップS1055)。
CPU151は、以上の処理について、出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示すべき全てのプリントジョブについて繰り返し(図8中のステップS1052でYES)、表示すべき他のプリントジョブが存在しなければ処理を終了する(図8中のステップS1052でNO、エンド)。
図9は従来の出力ジョブ予約リスト画面123G5’であり、機密プリントジョブについてはファイル名がマスク状態になっている。この具体例では、ユーザAの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G5a1、ユーザAの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G5a2、ユーザEの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G5e1、がマスク状態で出力ジョブ予約リスト画面123G5’に表示されている。このような状態では、ユーザAは自分の機密プリントジョブについて出力中であるか出力待であるのかの判断が難しい。
図10は本実施形態の出力ジョブ予約リスト画面123G5であり、一部の機密プリントジョブについてはファイル名がマスク解除状態になっており、他の機密プリントジョブについてはファイル名がマスク状態になっている。この具体例では、ユーザAの機密プリントジョブ(ファイル名:ファイルA1)123G5A1、ユーザAの機密プリントジョブ(ファイル名:ファイルA2)123G5A2、がマスク解除状態で出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示されている。このような状態であれば、ユーザAは自分の機密プリントジョブについて出力中であるか出力待であるのかの判断が容易になる。なお、この場合、ユーザAはパスワードを入力している等により非マスク条件を満たしている状態であり、機密性が保たれた状態である。また、ユーザEの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G5E1については、非マスク条件を満たさないため、マスク状態で出力ジョブ予約リスト画面123G5に表示されている様子を示している。例えば、ユーザEはパスワードを入力していない等の状態であり、機密性が保たれた状態である。
以上のように、機密プリントジョブと他人の通常プリントジョブや他人の機密プリントジョブとが混在した状態で表示されるパブリックな状態の出力ジョブ予約リストにおいて、機密のプリントジョブについて機密性を一定範囲で確保しつつ、パブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
〔詳細動作(1)におけるテーブルの内容〕
以上の実施形態の動作説明において、機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かの判断(図8中のステップS1054、S1056、S1058)については、CPU151は、以下に説明するテーブルを参照することにより判断する。
図11は機密ボックスリスト表示のための情報が格納された第1テーブルの一例を示している。この第1テーブルでは、各機密ボックスに対応して、機密ボックス名、パスワード、状態、過去ジョブID、現在ジョブIDが格納されている。すなわち、CPU151は該当する情報を当該テーブルに格納しておく。この第1テーブルで、機密ボックス名は表示情報であるが、それ以外の情報(パスワード、状態、過去ジョブID、現在ジョブID)は非表示情報である。この第1テーブルは、機密ボックスリストとして、ボックス表示画面123G2を表示する際にCPU151が参照するテーブルでもある。
ここで、第1テーブルの状態列には、パスワードを入力して機密ボックスを開いたのが、画像形成装置の操作表示部123(「本体操作部」)であるか、情報処理装置20の操作部(「外部機器」)であるかが、格納される。また、この状態列では、操作表示部123のハードキー押下によりリセットされた場合、又は、マスク解除から一定時間が経過した場合には、状態列は「クローズ」に変更される。但し、ボックス表示画面(図5)を閉じたとしても、状態は「クローズ」にはならず、リセットや一定時間経過まで維持される。
また、第1テーブルの過去のジョブID列は、過去に対象の機密ボックスに入っていた機密プリントジョブのジョブIDが格納されている。過去に機密ボックスに入っていたとは、画像形成の指示がなされたことを意味しており、画像形成が完成していれば該当する機密プリントジョブは出力ジョブ履歴リストに加えられ、画像形成が未完成であれば該当する機密プリントジョブは未出力ジョブ履歴リストに加えられる。
第1テーブルのジョブID(現在)列は、現在、対象の機密ボックスに入っている機密プリントジョブのジョブIDが格納される。出力ボタン(図7中の123G4a)を押下して機密プリントジョブの画像形成をユーザが指示(図3中のステップS104)した場合は、現在ジョブID列のデータは、過去ジョブID列へ移動する。
図12は機密ジョブリスト表示のための情報が格納された第2テーブルの一例を示している。この第2テーブルでは、各ジョブIDに対応して、機密ファイル名、ユーザ名、動作モード(プリンタモード/コピーモード)、ページ数、部数が格納されている。すなわち、CPU151は該当する情報を当該テーブルに格納しておく。この第2テーブルで、ジョブID以外(機密ファイル名、ユーザ名、動作モード、ページ数、部数)は表示情報である。この第2テーブルは、機密ジョブリストとして、機密ジョブリスト画面123G4を表示する際にCPU151が参照するテーブルでもある。
図13は出力ジョブ予約リスト表示のための情報が格納された第3テーブルの一例を示している。この第3テーブルでは、各ジョブIDに対応して、機密ボックス名、ファイル名、ユーザ名、動作モード(プリンタモード/コピーモード)、ページ数、状態(出力中/待機中)が格納されている。すなわち、CPU151は該当する情報を当該テーブルに格納しておく。この第3テーブルで、ジョブIDと機密ボックス名以外(ファイル名、ユーザ名、動作モード、ページ数、部数)は表示情報である。また、この第3テーブルは、出力ジョブ予約リストとして、出力ジョブ予約リスト画面123G5を表示する際にCPU151が参照するテーブルでもある。
そして、以上のように、図11の第1テーブルと図12の第2テーブルと図13の第3テーブルとはそれぞれがジョブIDを有している。このため、CPU151は、第3テーブルを用いて出力ジョブ予約リスト画面123G5を表示する際に、ジョブIDを利用して第1テーブルや第2テーブルを参照し、上述したような機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かの判断(図8中のステップS1054、S1056、S1058)をすることができる。
〔詳細動作(2)〕
以下、機密プリントジョブを選択して画像形成を指示し、正常に出力された場合(図3中のステップS107でYES)における出力ジョブ履歴リスト画面123G6の表示(図3中のステップS108)について、図14のフローチャートと、図15のテーブル説明図と、図16及び図17の表示画面説明図を参照して説明を続ける。
機密プリントジョブの画像形成の正常出力(完了)報告をプリンタ制御部124bから受けたCPU151は、操作表示部123に表示する画面として、出力ジョブ予約リスト画面123G5から出力ジョブ履歴リスト画面123G6に遷移する(図14中のステップS1081)。
CPU151は、出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示すべき正常出力で終了したプリントジョブが存在しているか、プリントジョブの画像形成実行状況を確認する(図14中のステップS1082)。
出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示すべきプリントジョブが存在している場合(図14中のステップS1082でYES)、CPU151は、表示すべきプリントジョブの種類を判断する(図14中のステップS1083)。ここで、表示すべきプリントジョブの種類とは、パスワードが付与された機密ボックスに格納されていた機密プリントジョブであるか、あるいは、機密プリントジョブに該当しない非機密プリントジョブであるか、である。
表示すべきプリントジョブが非機密プリントジョブであれば(図14中のステップS1083で「非機密」)、CPU151は、出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示すべきプリントジョブについて非マスク状態(マスク解除状態)で表示する(図14中のステップS1085)。なお、非機密プリントジョブであれば、非マスク条件を維持し続けるため(図14中のステップS1086でYES)、出力ジョブ履歴リスト画面123G6の表示をそのまま続けて処理を終了する(図14中のエンド)。
表示すべきプリントジョブが機密プリントジョブに該当すれば(図14中のステップS1083で「機密」)、CPU151は、該当する機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かを判断する(図14中のステップS1084)。
ここで、マスク解除条件の具体例(第1解除条件)としては、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、操作表示部123のボックス表示画面123G2(図5)において機密ボックスが選択されて、パスワード入力画面123G3(図6)においてパスワードが入力されていること、である。このような第1解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図14中のステップS1084でYES)は、CPU151は、出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図14中のステップS1085)。
また、ここで、マスク解除条件の具体例(第2解除条件)としては、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、情報処理装置20において機密ボックスが選択されてパスワードが入力されて、かつ、そのパスワード入力から一定時間(例えば、10分)の範囲内である、ことである。このような第2解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図14中のステップS1084でYES)は、CPU151は、出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図14中のステップS1085)。
なお、マスク解除条件の具体例(第3解除条件(第2解除条件の変形例))として、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、操作表示部123において機密ボックスが選択されてパスワードが入力された場合であってパスワード入力から第1の一定時間(例えば、30分)の範囲内である、情報処理装置20において機密ボックスが選択されてパスワードが入力された場合であってパスワード入力から第2の一定時間(例えば、5分)の範囲内である、ことである。このような第3解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図14中のステップS1084でYES)は、CPU151は、出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図14中のステップS1085)。なお、外部の情報処理装置20からパスワードを入力した場合の第2の一定時間を、操作表示部123からパスワードを入力した場合の第1の一定時間より短く(あるいは長くなく)設定することが、機密性を保つ上で好適である。
一方、マスク解除条件に合致しない場合には(図14中のステップS1084でNO)、出力ジョブ履歴リスト画面123G6で該当する機密プリントジョブの表示をマスク状態にする(図14中のステップS1087)。
なお、パスワード入力からの一定時間で管理する場合には、機密プリントジョブであってパスワードが入力されてから一定時間を過ぎると非マスク条件を維持しなくなるため(図14中のステップS1086でNO)、出力ジョブ履歴リスト画面123G6のマスク解除状態の表示をマスク状態の表示に変更する(図14中のステップS1087)。
そして、以上の第1解除条件を満たさない(図14中のステップS1084でNO)、または、以上の第2解除条件や第3解除条件を当初は満たしたものの維持できなくなった(図14中のステップS1084でYES、S1085、S1086でNO)、といった場合であっても、ユーザがパスワードを操作表示部123から入力した場合には、非マスク条件を獲得するため(図14中のステップS1088でYES)、出力ジョブ履歴リスト画面123G6のマスク状態の表示をマスク解除状態の表示に変更する(図14中のステップS1085)。
CPU151は、以上の処理について、出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示すべき全てのプリントジョブについて繰り返し(図14中のステップS1082でYES)、表示すべき他のプリントジョブが存在しなければ処理を終了する(図14中のステップS1082でNO、エンド)。
以上の実施形態の動作説明において、機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かの判断(図14中のステップS1084、S1086、S1088)については、CPU151は、以下に説明するテーブルを参照することにより判断する。
図15は出力ジョブ履歴リスト表示のための情報が格納された第4テーブルの一例を示している。この第4テーブルでは、各ジョブIDに対応して、機密ボックス名、ファイル名、ユーザ名、動作モード(プリンタモード/コピーモード)、ページ数、出力履歴(終了)が格納されている。すなわち、CPU151は該当する情報を当該テーブルに格納しておく。この第4テーブルで、ジョブIDと機密ボックス名以外(ファイル名、ユーザ名、動作モード、ページ数、出力履歴)は表示情報である。また、この第4テーブルは、出力ジョブ履歴リストとして、出力ジョブ履歴リスト画面123G6を表示する際にCPU151が参照するテーブルでもある。
そして、以上のように、図11の第1テーブルと図12の第2テーブルと、図15の第4テーブルとはそれぞれがジョブIDを有している。このため、CPU151は、第4テーブルを用いて出力ジョブ履歴リスト画面123G6を表示する際に、ジョブIDを利用して第1テーブルや第2テーブルを参照し、上述したような機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かの判断(図14中のステップS1084、S1086、S1088)をすることができる。
図16は従来の出力ジョブ履歴リスト画面123G6’であり、機密プリントジョブについてはファイル名がマスク状態になっている。この具体例では、ユーザAの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G6a1、ユーザDの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G6d1、ユーザEの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G6e1、がマスク状態で出力ジョブ履歴リスト画面123G6’に表示されている。このような状態では、ユーザAは自分の機密プリントジョブについて出力中であるか出力待であるのかの判断が難しい。
図17は本実施形態の出力ジョブ履歴リスト画面123G6であり、一部の機密プリントジョブについてはファイル名がマスク解除状態になっており、他の機密プリントジョブについてはファイル名がマスク状態になっている。この具体例では、機密ボックスAから開かれた機密プリントジョブ(ファイル名:ファイルA100)123G6A1がマスク解除状態で出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示されている。また、ユーザDの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G6D1、ユーザEの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G6E1については、非マスク条件を満たさないため、マスク状態で出力ジョブ履歴リスト画面123G6に表示されている様子を示している。
以上のように、機密プリントジョブと他人の通常プリントジョブや他人の機密プリントジョブとが混在した状態で表示されるパブリックな状態の出力ジョブ履歴リストにおいて、機密のプリントジョブについて機密性を一定範囲で確保しつつ、パブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
〔詳細動作(3)〕
以下、機密プリントジョブを選択して画像形成を指示し、正常に出力されなかった場合(図3中のステップS107でNO(未出力))における未出力ジョブ履歴リスト画面123G7の表示(図3中のステップS109)について、図18のフローチャートと、図19のテーブル説明図と、図20及び図21の表示画面説明図を参照して説明を続ける。
機密プリントジョブの画像形成の未出力(未完了)報告をプリンタ制御部124bから受けたCPU151は、操作表示部123に表示する画面として、出力ジョブ予約リスト画面123G5から未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に遷移する(図18中のステップS1091)。
CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべき未出力で終了したプリントジョブが存在しているか、プリントジョブの画像形成実行状況を確認する(図18中のステップS1092)。
未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべきプリントジョブが存在している場合(図18中のステップS1092でYES)、CPU151は、表示すべきプリントジョブの種類を判断する(図18中のステップS1093)。ここで、表示すべきプリントジョブの種類とは、パスワードが付与された機密ボックスに格納されていた機密プリントジョブであるか、あるいは、機密プリントジョブに該当しない非機密プリントジョブであるか、である。
表示すべきプリントジョブが非機密プリントジョブであれば(図18中のステップS1093で「非機密」)、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべきプリントジョブについて非マスク状態(マスク解除状態)で表示する(図18中のステップS1095)。なお、非機密プリントジョブであれば、非マスク条件を維持し続けるため(図18中のステップS1096でYES)、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7の表示をそのまま続けて処理を終了する(図18中のエンド)。
表示すべきプリントジョブが機密プリントジョブに該当すれば(図18中のステップS1093で「機密」)、CPU151は、該当する機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かを判断する(図18中のステップS1094)。
ここで、マスク解除条件の具体例(第1解除条件)としては、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、操作表示部123のボックス表示画面123G2(図5)において機密ボックスが選択されて、パスワード入力画面123G3(図6)においてパスワードが入力されていること、である。このような第1解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図18中のステップS1094でYES)は、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図18中のステップS1095)。
また、ここで、マスク解除条件の具体例(第2解除条件)としては、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、情報処理装置20において機密ボックスが選択されてパスワードが入力されて、かつ、そのパスワード入力から一定時間(例えば、10分)の範囲内である、ことである。このような第2解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図18中のステップS1094でYES)は、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図18中のステップS1095)。
なお、マスク解除条件の具体例(第3解除条件(第2解除条件の変形例))として、該当する機密プリントジョブに対応する機密ボックスについて、操作表示部123において機密ボックスが選択されてパスワードが入力された場合であってパスワード入力から第1の一定時間(例えば、30分)の範囲内である、情報処理装置20において機密ボックスが選択されてパスワードが入力された場合であってパスワード入力から第2の一定時間(例えば、5分)の範囲内である、ことである。このような第3解除条件を満たす機密プリントジョブについて(図18中のステップS1094でYES)は、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図18中のステップS1095)。なお、外部の情報処理装置20からパスワードを入力した場合の第2の一定時間を、操作表示部123からパスワードを入力した場合の第1の一定時間より短く(あるいは長くなく)設定することが、機密性を保つ上で好適である。
一方、マスク解除条件に合致しない場合には(図18中のステップS1094でNO)、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7で該当する機密プリントジョブの表示をマスク状態にする(図18中のステップS1097)。
なお、パスワード入力からの一定時間で管理する場合には、機密プリントジョブであってパスワードが入力されてから一定時間を過ぎると非マスク条件を維持しなくなるため(図18中のステップS1096でNO)、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7のマスク解除状態の表示をマスク状態の表示に変更する(図18中のステップS1097)。
そして、以上の第1解除条件を満たさない(図18中のステップS1094でNO)、または、以上の第2解除条件や第3解除条件を当初は満たしたものの維持できなくなった(図18中のステップS1094でYES、S1095、S1096でNO)、といった場合であっても、ユーザがパスワードを操作表示部123から入力した場合には、非マスク条件を獲得するため(図18中のステップS1098でYES)、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7のマスク状態の表示をマスク解除状態の表示に変更する(図18中のステップS1095)。
CPU151は、以上の処理について、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべき全てのプリントジョブについて繰り返し(図18中のステップS1092でYES)、表示すべき他のプリントジョブが存在しなければ処理を終了する(図18中のステップS1092でNO、エンド)。
以上の実施形態の動作説明において、機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かの判断(図18中のステップS1094、S1096、S1098)については、CPU151は、以下に説明するテーブルを参照することにより判断する。
図19は未出力ジョブ履歴リスト表示のための情報が格納された第5テーブルの一例を示している。この第5テーブルでは、各ジョブIDに対応して、機密ボックス名、ファイル名、ユーザ名、未出力履歴(ジョブキャンセル/ユーザリミットオーバー/保存数オーバー/部門リミットオーバー等)が格納されている。すなわち、CPU151は該当する情報を当該テーブルに格納しておく。
この第5テーブルで、ジョブIDと機密ボックス名以外(ジョブID、機密ボックス名、ファイル名、ユーザ名、未出力履歴)は表示情報である。また、この第5テーブルは、出力ジョブ履歴リストとして、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7を表示する際にCPU151が参照するテーブルでもある。
そして、以上のように、図11の第1テーブルと図12の第2テーブルと、図19の第5テーブルとはそれぞれがジョブIDを有している。このため、CPU151は、第5テーブルを用いて未出力ジョブ履歴リスト画面123G7を表示する際に、ジョブIDを利用して第1テーブルや第2テーブルを参照し、上述したような機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かの判断(図18中のステップS1094、S1096、S1098)をすることができる。
図20は従来の未出力ジョブ履歴リスト画面123G7’であり、機密プリントジョブについてはファイル名がマスク状態になっている。この具体例では、ユーザAの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G7a1、ユーザDの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G7d1、ユーザEの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G7e1、がマスク状態で未出力ジョブ履歴リスト画面123G7’に表示されている。このような状態では、ユーザAは自分の機密プリントジョブについて未出力であるか否かの判断が難しい。
図21は本実施形態の未出力ジョブ履歴リスト画面123G7であり、一部の機密プリントジョブについてはファイル名がマスク解除状態になっており、他の機密プリントジョブについてはファイル名がマスク状態になっている。この具体例では、機密ボックスAから開かれた機密プリントジョブ(ファイル名:ファイルA100)123G7A1がマスク解除状態で未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示されている。また、ユーザDの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G7D1、ユーザEの機密プリントジョブ(ファイル名:不明)123G7E1については、非マスク条件を満たさないため、マスク状態で未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示されている様子を示している。
以上のように、機密プリントジョブと他人の通常プリントジョブや他人の機密プリントジョブとが混在した状態で表示されるパブリックな状態の出力ジョブ履歴リストにおいて、機密のプリントジョブについて機密性を一定範囲で確保しつつ、パブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
〔詳細動作(4)〕
以下、機密プリントジョブを選択して画像形成を指示し、正常に出力されなかった場合(図3中のステップS107でNO(未出力))における未出力ジョブ履歴リスト画面123G7の表示(図3中のステップS108)について、図22のテーブル説明図と、図23の表示画面説明図と、図24のフローチャートとを参照して、機密プリントジョブが削除された後の動作について説明する。
既に説明したように、操作表示部123に表示された機密ジョブリスト画面123G4(図7)において、機密プリントジョブが選択された状態において、ユーザが削除1ボタン(図7中の123G4d)を押下すると、選択されている機密プリントジョブが属する機密ボックスの削除を指示することができる。この場合、CPU151により、機密ボックスと共に機密プリントジョブも削除される。また、機密プリントジョブが選択された状態において、ユーザが削除2ボタン(図7中の123G4e)を押下すると、選択された機密プリントジョブの削除を指示することができる。
このような削除指示に基づいてCPU151により機密ボックスや機密プリントジョブが削除されると、第1テーブル(機密ボックスリスト)や第2テーブル(機密ジョブリスト)についても、該当する機密ボックスや機密プリントジョブの情報が削除される。
このため、以上のような削除をした後にユーザが機密プリントジョブの出力履歴を確認したいと思っても、参照する情報が第1テーブル等に存在しないため、出力ジョブ履歴リスト画面123G6(動作(2):図17)において、マスク状態のファイル名についてマスク解除することができないことになる。同様に、以上のような削除をした後に機密プリントジョブの未出力履歴を確認したいと思っても、参照する情報が第1テーブル等に存在しないため、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7(動作(3):図21)において、マスク状態のファイル名についてマスク解除することができないことになる。
以上のような出力履歴の確認のマスク解除(詳細動作(2))や、未出力履歴の確認の際のマスク解除(詳細動作(3))のため、詳細動作(4)としては以下のような処理を行う。なお、ここでは、未出力履歴について説明するが、出力履歴についても同様に実行することができる。以下、図22の第5テーブル(未出力ジョブ履歴リスト(機密ボックス削除対応))、図23の未出力ジョブ履歴リスト画面123G7、図24のフローチャートを参照して、詳細動作(4)の動作説明を行う。
なお、図24のフローチャートにおいて、図14で既に説明した詳細動作(2)や図18で既に説明した詳細動作(3)と共通する部分には、同一のステップ番号を付すことで重複した説明を省略することにする。
まず、未出力ジョブ履歴リスト(機密ボックス削除対応)の第5テーブル(図22)に、各プリントジョブのパスワードを非表示情報として保持させておく(図24中のステップS1090)。図22は、未出力ジョブ履歴リスト表示のための情報が格納された第5テーブルを示している。この第5テーブルでは、各ジョブIDに対応して、機密ボックス名、パスワード、ファイル名、ユーザ名、未出力履歴(ジョブキャンセル/ユーザリミットオーバー/保存数オーバー/部門リミットオーバー等)が格納されている。すなわち、CPU151は該当する情報を当該テーブルに格納しておく。
CPU151は、機密プリントジョブの画像形成の未出力(未完了)報告をプリンタ制御部124bから受けた場合、または、ユーザから未出力履歴リストの表示要求を受けた場合、操作表示部123に表示する画面として、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に遷移する(図24中のステップS1091)。
CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべき未出力で終了したプリントジョブが存在しているか、プリントジョブの画像形成実行状況を確認する(図24中のステップS1092)。
未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべきプリントジョブが存在している場合(図24中のステップS1092でYES)、CPU151は、表示すべきプリントジョブの種類を判断する(図24中のステップS1093)。ここで、表示すべきプリントジョブの種類とは、機密プリントジョブであるか、あるいは、非機密プリントジョブであるか、である。
表示すべきプリントジョブが非機密プリントジョブであれば(図24中のステップS1093で「非機密」)、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべきプリントジョブについて非マスク状態(マスク解除状態)で表示する(図24中のステップS1095)。
表示すべきプリントジョブが機密プリントジョブに該当すれば(図24中のステップS1093で「機密」)、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7(図23)において、機密ボックス名とパスワードとの入力を求める入力画面123G7PWを表示し、ユーザに対して機密ボックス名とパスワードとの入力を求める(図24中のステップS1094a)。
そして、CPU151は該当する機密プリントジョブについて、第5テーブル(図22)に格納されている機密ボックス名及びパスワードと、図23における入力画面123G78PWでユーザにより入力された機密ボックス名及びパスワードとを照合する(図24中のステップS1094b)。すなわち、CPU151は、第5テーブルに格納されている情報とユーザから入力された情報とを照合して、該当する機密プリントジョブがマスク解除条件を満たすか否かを判断する(図24中のステップS1094)。
第5テーブルに格納されている情報とユーザから入力された情報とを照合して、機密ボックス名及びパスワードが一致していれば(図24中のステップS1094でYES)、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示する際に、マスク解除状態で表示する(図24中のステップS1095)。
一方、第5テーブルに格納されている情報とユーザから入力された情報とを照合して、機密ボックス名及びパスワードが一致していなければ(図24中のステップS1094でNO)、CPU151は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示する際に、マスク状態で表示する(図24中のステップS1097)。
CPU151は、以上の処理について、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7に表示すべき全てのプリントジョブについて繰り返し(図24中のステップS1092でYES)、表示すべき他のプリントジョブが存在しなければ処理を終了する(図24中のステップS1092でNO、エンド)。
以上のように、CPU151は、マスク解除状態の制御を行うのに必要なパスワードの入力を求める画面を操作表示部123に表示するため、元になる機密ボックスや機密プリントジョブが削除された後であっても、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような履歴かを把握可能になる。
なお、以上の説明は、未出力ジョブ履歴リスト画面123G7を具体例にしているが、これに限定されず、出力ジョブ履歴リスト画面123G6や、他のパブリックな状態の各種表示画面においても適用可能である。
〔詳細動作(5)〕
ここで、詳細動作(5)として、機密ボックスから機密プリントジョブを出力した後に、その機密ボックス名を変更し、更にその機密ボックスを削除した場合の実施例を説明する。この例は、機密ボックス名だけでなくパスワードにも適用される。
ユーザが機密ボックスについてのパスワードを入力して機密ボックスを開いた上で、機密プリントジョブを選択して画像形成を指示する(図25中のステップS200)。ここで、画像形成が正常に終了すれば、CPU151の制御により、該当する機密プリントジョブのジョブIDは機密ボックスリストの第1テーブルにおいて現在ジョブIDの欄から過去ジョブID欄に移され、これと並行して、出力ジョブ履歴リストの第4テーブルに履歴が作成される。また、画像形成が正常に終了していなければ、CPU151の制御により、該当する機密プリントジョブのジョブIDは機密ボックスリストの第1テーブルにおいて現在ジョブIDの欄から過去ジョブID欄に移され、これと並行して、未出力ジョブ履歴リストの第5テーブルに履歴が作成される(図25中のステップS201)。
なお、出力ジョブ履歴リストの第4テーブルや未出力ジョブ履歴リストの第5テーブルには、上述した詳細動作(4)と同様に、各プリントジョブのパスワードを非表示情報として保持させておく。
ここで、ユーザから機密ボックスのボックス名やパスワードの変更の指示がなされたとする(図25中のステップS202)。図7の機密ジョブリスト画面123G4において、機密プリントジョブを選択した状態で編集1ボタン(図7中の123G4b)を押下すると、図6のパスワード入力画面123G3に戻り、選択された機密プリントジョブの属する機密ボックスのパスワードを変更することができる。また、図7の機密ジョブリスト画面123G4において、機密プリントジョブを選択した状態で編集2ボタン(図7中の123G4c)を押下すると、選択された機密プリントジョブについての設定変更(例えば、機密ボックス名の変更)を指示することができる。
このように機密ボックスについての変更の指示を受けたCPU151は、指示に応じて機密ボックスのボックス名又はパスワードを変更する(図25中のステップS203)。なお、CPU151は、このような機密ボックスについての変更を、機密ボックスリストとしての第1テーブルに対して実行する。
図26に示す機密ボックスリストとしての第1テーブルでは、機密ボックスAのボックス名が、「ボックスA」から「ボックスE」に変更された状態を示している。なお、この機密ボックスリストとしての第1テーブルの変更があったとしても、この時点では出力ジョブ履歴リストの第4テーブルの出力履歴や未出力ジョブ履歴リストの第5テーブルの未出力履歴は更新されない。
更に、ユーザから機密ボックスの削除の指示がなされたとする(図25中のステップS2024)。操作表示部123に表示された機密ジョブリスト画面123G4(図7)において、機密プリントジョブが選択された状態において、ユーザが削除1ボタン(図7中の123G4d)を押下すると、選択されている機密プリントジョブが属する機密ボックスの削除を指示することができる。
このような削除指示に基づいて、CPU151は、機密ボックスの削除を実行する前に、以下の処理を実行する。
ここで、CPU151は、変更と削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」に、過去ジョブIDが存在するかを機密ボックスリストとしての第1テーブルにより確認する(図25中のステップS205)。なお、過去ジョブIDが存在することは、出力履歴リストの第4テーブルや未出力履歴リストの第5テーブルに対応する履歴が存在することを意味している。
ここで、変更と削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」に、過去ジョブIDが存在しなければ(図25中のステップS205でNO)、CPU151は、指示された機密ボックスの削除を実行する(図25中のステップS209)。なお、なお、このような削除指示に基づいてCPU151により機密ボックスが削除されると、第1テーブル(機密ボックスリスト)や第2テーブル(機密ジョブリスト)についても、該当する機密ボックスに関連する情報が削除される。
また、ここで、変更と削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」に、過去ジョブIDが存在すれば(図25中のステップS205でYES)、CPU151は、
出力ジョブ履歴リストの第4テーブルや未出力ジョブ履歴リストの第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブのジョブIDを探す(図25中のステップS206)。
出力ジョブ履歴リストの第4テーブルや未出力ジョブ履歴リストの第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブが存在しなければ(図25中のステップS206でNO)、CPU151は、変更と削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」における別の過去ジョブIDを探す(図25中のステップS205)。
出力ジョブ履歴リストの第4テーブルや未出力ジョブ履歴リストの第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブが存在すれば(図25中のステップS206でYES)、CPU151は、削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」における過去ジョブIDと第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブのジョブIDとが一致するかを判断する(図25中のステップS207)。
削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」における過去ジョブIDと第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブのジョブIDとで一致しなければ(図25中のステップS207でNO)、CPU151は、第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべき別のプリントジョブを探す(図25中のステップS206)。
削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」における過去ジョブIDと第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブのジョブIDとが一致する場合(図25中のステップS207でYES)、CPU151は、削除すべき機密ボックスにおける過去ジョブIDとジョブIDが一致した第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブについて、削除指示と削除指示のあった機密ボックスに関する変更内容(機密ボックス名又はパスワード)を反映させる(図25中のステップS208)。
そして、CPU151は、第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべき別のプリントジョブを探し(図25中のステップS206)、削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」における過去ジョブIDと第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべきプリントジョブのジョブIDとで一致するものが無くなるまで、以上の動作を繰り返す。また、CPU151は、変更と削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」における別の過去ジョブIDの全てについて以上の処理を繰り返す(図25中のステップS205)。
ここで、変更と削除の指示がなされた機密ボックス「ボックスE」に存在する全ての過去ジョブIDについて(図25中のステップS205)、第4テーブルや第5テーブルにおいて表示すべき全てのプリントジョブについて(図25中のステップS206)、ジョブIDの一致の探索や、過去ジョブIDとジョブIDが一致したプリントジョブについて変更内容の反映(図25中のステップS206)が完了したら、CPU151は、指示された機密ボックスの削除を実行する(図25中のステップS209)。
図26に示す機密ボックスリストとしての第1テーブルでは、図25中のステップS203において、機密ボックスAのボックス名が、「ボックスA」から「ボックスE」に変更される。
そして、図25中のステップS207において、図27に示す未出力ジョブ履歴リストとしての第5テーブルにおけるジョブIDの100と102とが、機密ボックスリストとしての第1テーブルにおける過去ジョブIDの100と102とに一致することが検出される。
この結果、図27に示す未出力ジョブ履歴リストとしての第5テーブルにおけるジョブIDの100と102とは、図25中のステップS208において、機密ボックス名の「ボックスA」が「ボックスE」に更新される。
そして、機密ボックスについて変更された後に削除された場合であっても、上述した詳細動作(4)と同様に、CPU151がマスク解除状態の制御を行うのに必要なパスワードの入力を求める画面を操作表示部123に表示し、ユーザが変更後の情報を入力することで、出力履歴や未出力履歴をマスク解除して表示できる。すなわち、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような履歴かを把握可能になる。
なお、以上の説明は、未出力ジョブ履歴リストの第5テーブルを具体例にしているが、これに限定されず、出力ジョブ履歴リストや、他のパブリックな状態の各種表示のテーブルにおいても適用可能である。
〔詳細動作(6)〕
以上の詳細動作(1)〜詳細動作(5)のように、自分や他人のプリントジョブが混在するパブリックな状態の表示画面で機密プリントジョブについてマスク解除の表示をした場合に、実行中のプリントジョブがエラー(トナー補給、ペーパーエンプティ、紙種不一致などの各種エラー)により停止した場合は、CPU151は、マスク解除状態で操作表示部123に表示している機密プリントジョブのファイル名の表示をマスク状態に戻すよう制御する。これにより、エラー解除のために第三者が操作表示部を操作する状況が発生したとしても、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保することが可能になる。
同様に、以上の詳細動作(1)〜詳細動作(5)のように、自分や他人のプリントジョブが混在するパブリックな状態の表示画面で機密プリントジョブについてマスク解除の表示をした場合に、操作表示部123のハードキー押下によりリセットされた場合、又は、マスク解除から一定時間が経過した場合には、CPU151は、マスク解除状態で操作表示部123に表示している機密プリントジョブのファイル名の表示をマスク状態に戻すよう制御する。これにより、エラー解除のために第三者が操作表示部を操作する状況が発生したとしても、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保することが可能になる。
〔詳細動作(7)〕
以上の詳細動作(1)〜詳細動作(7)において、
複数の機密ボックスのそれぞれにおいて並行してパスワードが入力された場合、CPU151は、複数の機密ボックスにおいて対応する複数のプリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で操作表示部123に表示する。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
また、以上の詳細動作(1)〜詳細動作(7)において、機密ボックスのパスワードが入力されてマスク解除条件が満たされると、CPU151は、同一の機密ボックスに記憶されている複数のプリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で操作表示部123に表示する。このため、機密のプリントジョブについて機密性を確実に確保しつつ、かつ、一定の範囲内ではパブリックな表示リストにおいて自分のジョブがどのような状態かを把握可能になる。
〔その他の実施形態〕
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成や具体的な画面表示は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
また、実施の形態では、画像形成装置100の内部にプリンタコントローラ110が組み込まれている構成例を示したが、プリンタコントローラ110は画像形成装置100と別体に設けられてもよい。
20 情報処理装置
30 ネットワーク
100 画像形成装置
104 バス
110 プリンタコントローラ
111 CPU
112 LAN−IF部
113 画像メモリ
114 ハードディスク装置(HDD)
115 DRAM制御部
120 画像形成部
121 自動原稿送り装置
121a 原稿載置トレイ
121b 排紙トレイ
122 スキャナ部
122a ラインイメージセンサ
122b スキャナ制御部
123 操作表示部123
123a 表示部
123b 操作部
123c 操作制御部
124 プリンタ部
124a LD
124b プリンタ制御部
131 中間転写ベルト
132 給紙部
132a 給紙カセット
133 搬送部
133a 通常経路
133b 反転経路
134 定着装置
135 ベルトクリーニング装置
140Y、140M、140C、140K 像形成部
141Y、141M、141C、141K 感光体
142Y、142M、142C、142K 帯電装置
143Y、143M、143C、143K 現像装置
144Y、144M、144C、144K クリーニング装置
145Y、145M、145C、145K レーザーユニット
150 主制御部
151 CPU
152 読み取り処理部
153 DRAM制御部
154a 圧縮IC
154b 伸張IC
155 画像メモリ
155a ページメモリ
155b 圧縮メモリ
156 ハードディスク装置(HDD)
158 書き込み処理部
159a ROM
159b RAM
159c 不揮発メモリ

Claims (13)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部と
    記憶領域をボックスの単位で管理しつつプリントジョブを記憶する記憶部と、
    各種情報を表示すると共に各種指示を受け付ける操作表示部と、
    前記プリントジョブ単位の画像データに基づいた前記画像形成部での画像形成と前記記憶部での記憶と前記操作表示部での入力と表示とを制御する制御部と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記ボックスにパスワードが付与されて管理される機密ボックスの領域に前記プリントジョブを記憶すると共に、前記パスワードの入力を伴うことで当該プリントジョブについて画像形成出力の指示が可能になる機密ボックス機能と、
    画像形成出力が指示された前記プリントジョブについて、画像形成に関する状況を管理する状況管理機能と、
    前記機密ボックス機能と前記状況管理機能とにおける各種情報を前記操作表示部に表示する情報表示機能と、
    前記プリントジョブ単位の画像データに基づいて前記画像形成部で画像形成する画像形成機能と、を有しており、
    前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で前記操作表示部に表示するよう制御し、
    前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、前記機密ボックスに対応する前記パスワードが前記操作表示部に入力されている場合には、当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙に画像を形成する画像形成部と
    記憶領域をボックスの単位で管理しつつプリントジョブを記憶する記憶部と、
    各種情報を表示すると共に各種指示を受け付ける操作表示部と、
    前記プリントジョブ単位の画像データに基づいた前記画像形成部での画像形成と前記記憶部での記憶と前記操作表示部での入力と表示とを制御する制御部と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記ボックスにパスワードが付与されて管理される機密ボックスの領域に前記プリントジョブを記憶すると共に、前記パスワードの入力を伴うことで当該プリントジョブについて画像形成出力の指示が可能になる機密ボックス機能と、
    画像形成出力が指示された前記プリントジョブについて、画像形成に関する状況を管理する状況管理機能と、
    前記機密ボックス機能と前記状況管理機能とにおける各種情報を前記操作表示部に表示する情報表示機能と、
    前記プリントジョブ単位の画像データに基づいて前記画像形成部で画像形成する画像形成機能と、を有しており、
    前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、当該プリントジョブのファイル名をマスク状態で前記操作表示部に表示するよう制御し、
    前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて前記状況を管理する際に、前記機密ボックスに対応する前記パスワードが入力されている場合には、当該プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に一定期間表示するよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記機密ボックスに対応する前記パスワードが前記操作表示部以外のいずれかの部位から入力されてから一定期間は、前記機密ボックスに関連する前記プリントジョブのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記一定期間は、予め定められた一定時間、又は、前記操作表示部においてリセットの操作がなされるまでである、
    ことを特徴とする請求項2−3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記状況を管理する際の前記操作表示部における表示として、当該機密ボックスに関連しない別なプリントジョブと混在した状態で表示を行うよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記機密ボックスに記憶された前記プリントジョブについて、当該プリントジョブと前記機密ボックスとを関連付けて管理し、当該プリントジョブのファイル名の前記マスク状態と前記マスク解除状態とを制御する、
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記機密ボックスが複数設けられており、
    複数の前記機密ボックスのそれぞれにおいて対応する前記パスワードが入力されると、
    前記制御部は、前記状況を管理する際に、前記パスワードがそれぞれ入力された複数の前記機密ボックスにおいて対応する複数の前記プリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 同一の前記機密ボックスに前記プリントジョブが複数個記憶されており、
    前記機密ボックスの前記パスワードが入力されると、
    前記制御部は、前記状況を管理する際に、同一の前記機密ボックスに記憶されている複数の前記プリントジョブ全てについて、それぞれのファイル名をマスク解除状態で前記操作表示部に表示するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記機密ボックスの前記パスワードが新スワードに変更された場合、
    前記制御部は、前記新パスワードが入力されたことを確認して前記マスク解除状態の制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記機密ボックス及び前記パスワードとの関係を前記記憶部に記憶しておき、
    前記機密ボックスが削除された後に前記状況を管理する場合には、当該状況の管理において、削除された前記機密ボックスに対応する前記パスワードの入力を求め、
    削除された前記機密ボックスに対応する前記パスワードが入力されたことを確認して、前記マスク解除状態の制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1−9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、
    前記機密ボックス及び前記パスワードとの関係を前記記憶部に記憶しておき、
    前記機密ボックスに対応する前記パスワードが当該画像形成装置以外の機器において入力されて画像形成の指示がなされた場合には、前記状況の管理において、前記機密ボックスに対応する前記パスワードの入力を求め、
    削除された前記機密ボックスに対応する前記パスワードが前記操作表示部に入力されたことを確認して、前記マスク解除状態の制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1−10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記状況の管理において、前記マスク解除状態の制御を行うのに必要な前記パスワードの入力を求める画面を前記操作表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項10−11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、実行中の前記プリントジョブがエラーにより停止した場合は、マスク解除状態で前記操作表示部に表示しているファイル名の表示をマスク状態に戻すよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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