JP2004153680A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンピュータ11またはコンピュータ12が備える記憶装置を自機の記憶装置として処理すべき画像データをコア部10がネットワーク処理部7を制御して登録し、該登録された画像データをネットワークNETを介してコンピュータ11またはコンピュータ12が備えるハードディスク30またはハードディスク36から読み出して受信する構成を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して不揮発性の記憶装置を備える情報処理装置と通信可能な画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像処理装置のハードディスクに、スキャン画像や、PDL画像を一旦蓄積し、画像処理装置の操作部からそれら画像を指定し、プリント、FAX送信などを行うことが出来るボックス機能が知られている。また、ハードディスクをいくつかの領域に分割し、各領域に対して使用するユーザを限定する、パーソナルボックス機能も知られている。操作部からパスワードを入力し、パーソナルボックスにあらかじめ設定されているパスワードと一致したら、パーソナルボックス内に画像を保存、あるいは、パーソナルボックス内の画像を引き出すことを許可する。これにより、各個人の機密性を保持することが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては下記のような問題があった。
【0004】
即ち、画像処理装置のボックス機能を実現するための記憶装置として、ハードディスクなどの媒体を使用しているが、画像処理装置を複数の人が共用して使用するという性質上、すぐにボックスの容量がいっぱいになるといった不具合があった。
【0005】
また、安価な画像処理装置の場合、コスト上、ハードディスクなどの記憶媒体を使用することが出来ず、個人毎のボックスに画像データを蓄積するような構成を取ることが出来なかった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、情報処理装置が備える記憶装置を自機の記憶装置として処理すべき画像データを登録し、該登録された画像データを前記ネットワークを介して前記記憶装置から読み出して受信することにより、情報処理装置の記憶装置をリモート記憶装置として代替使用可能となり、記憶装置を利用した各種の画像処理を実現できる安価な画像処理システムを自在に構築できる画像処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、記憶装置を備える情報処理装置と、ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、所定の画像処理要求を行う操作部と、前記操作部による指示に基づき、処理すべき画像データを前記ネットワークを介して前記記憶装置に転送して登録し、該登録された画像データを前記ネットワークを介して前記記憶装置から読み出して受信する画像データ処理手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適用可能な画像処理システムの構成を説明するブロック図であり、例えば画像処理装置(複合画像処理装置を含む)、情報処理装置、および周辺機器とが通信可能に構成されたシステム例に対応する。
【0009】
図1において、100は画像処理装置で、リーダ部1と、プリンタ部2と、コントローラ部3とからなり、コントローラ部3は、モデム通信部4、ネットワーク処理部7、PDL展開部8、コア部10等から構成され、コア部10がそれぞれのデバイスのデータ処理状態を制御可能に構成されている。
【0010】
リーダ部1は、画像処理装置100にセットされた原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを、コア部10を通じて、プリンタ部2へ出力(複写処理に基づく出力)する。プリンタ部2は、リーダ部1からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0011】
コンピュータ(PC)11、12は、本発明に係る画像処理システムにおける情報処理装置として構成され、パーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)である。20はリモートPCで、インターネット網21,ネットワークNETを介して画像処理装置100と通信可能に接続されている。
【0012】
また、コンピュータ11、12からは、PDLプリントデータをネットワーク14、ネットワーク処理部7を通じて、コア部10に流し、PDL展開部8でPDLデータをプリンタ部2で記録できる画像データに展開(ラスタライズ)し、コア部10を通じて、プリンタ部2に出力する。プリンタ部2は、コア部10からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0013】
14はファクシミリ装置であり、例えばリーダ部1で読み取った原稿画像を、コア部10、モデム通信部4を経由し、公衆回線網15を通じてファックス送信する。あるいは、他のファックス装置からの画像データを、公衆回線網15、モデム通信部4、コア部10を通じて受信し、プリンタ部2で受信画像をプリントする。
【0014】
また、本発明に係る画像処理装置における記憶手段としての例は、コンピュータ11、12内の後述するハードディスク30、36である。
【0015】
35、37は前記コンピュータ11、12に接続される表示装置であり、例えば、LCDディスプレイで構成される。31、38は前記コンピュータ11の入力装置であり、キーボード,ポインティングデバイス(図示しない)等より構成される。 なお、図1に示すシステム構成は一例であり、本発明の適用可能システムは、図1のシステム構成に限定されるものではない。
【0016】
図2は、図1に示した画像処理装置100の構成例を示す概略断面図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0017】
図2において、画像処理装置100は、画像処理装置本体(複写装置本体)100A、デッキ150、循環式自動原稿送り装置(RDF)180から構成されている。
【0018】
画像処理装置本体100Aは、プラテンガラス101、スキャナ102、走査ミラー104、105、106、レンズ108、CCDセンサ(イメージセンサ部)109、感光体ドラム110、1次帯電器112、前露光ランプ114、クリーニング装置116、転写帯電器118、119、露光制御部120、現像器121、転写ベルト130、上段カセット131、下段カセット132、ピックアップローラ133、134、給紙ローラ135、136、レジストローラ137、吸着帯電器138、転写ベルトローラ170、定着前帯電器139、140、定着器141、排紙ローラ142、排紙フラッパ154、反転パス155、再給紙トレイ156、多重フラッパ157、搬送パス158、給紙ローラ159、経路160、排出ローラ161、第1の送りローラ162、第2の送りローラ162a、反転ローラ163を備えている。
【0019】
なお、107は反射光であり、反射画像をレンズ108を介してCCDセンサ109に原稿画像の反射画像として結像する。129はレーザ光で、CCDセンサ109に結像して、光電変換された画像データに所定の画像処理が施された後、露光制御部120に備えられる半導体レーザを該画像データに基づいて変調されることにより生成される。
【0020】
190はオプション接続可能なフィニッシャで、画像処理装置100で印刷された転写紙をスタックするものである。パス193は、画像処理装置100で印刷された転写紙を受け取る経路である。ローラ197は、パス193から搬送された転写紙を、パス195あるいはパス196に送り出すものである。パス195へ送り出すには、排紙フラッパ194を下方に移動し、パス196へ送り出すには、排紙フラッパ194を上方に移動させる。そして、パス196を通った場合は、ローラ198によって、ビン192に排紙される。パス195を取った場合は、そのままビン191に排紙される。例えば、コピーを行った場合は、転写紙をビン191に排紙し、PDLプリントを行った場合は、ビン192に排紙することで、ユーザの利便性が上がる。
【0021】
ペーパデッキ150はリフタ151と給紙ローラ152を備える。また、153は手差し給紙部である。180はRDFで、積載される原稿束から分離される原稿シートを画像処理装置100のプラテンガラス101上に給紙して、所定位置に排紙する。
【0022】
上記構成を詳述すると、図1におけるリーダ部1は、図2のプラテンガラス101〜CCDセンサ109に対応し、図1におけるプリンタ部2は、図2の感光体ドラム110〜反転ローラ163に対応する。
【0023】
まず、リーダ部1について詳述する。
【0024】
プラテンガラス101は、原稿載置台として機能する。スキャナ102は、原稿照明ランプ103、走査ミラー104等で構成される。スキャナ102は、不図示のモータにより所定方向に往復走査されることにより、原稿の反射光107を、走査ミラー104〜106を介してレンズ108を透過させてCCDセンサ109に結像する。CCDセンサ109で、電気信号に変換され、CCDセンサ109付近の、図示しないスキャナ画像処理部によって、A/D変換、シェーディング補正が行われ、後述するコア部10の後述する図3のゲートアレイ326を介して、メモリ324に、デジタル画像データとして蓄積される。
【0025】
次にプリンタ部2について詳述する。
【0026】
露光制御部120は、半導体レーザ、ポリゴンスキャナ等で構成されており、上記コア部10のメモリ324に蓄積されたデジタル画像データをメモリ324から読み出し、後述するコア部10のゲートアレイ326が、デジタル画像データからビデオ信号に変換し、I/F325を通じてプリンタ部に送る。
【0027】
そして、そのビデオ信号に基づいて変調されたレーザ光129を、感光体ドラム110に照射する。感光体ドラム110の回りには、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、119、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。
【0028】
感光体ドラム110を中心とした画像形成部126において、感光体ドラム110は、不図示のモータにより図中矢印方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。
【0029】
一方、上段カセット131或いは下段カセット132からピックアップローラ133、134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136により本体に送られ、レジストローラ137により転写ベルトに給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器118、119により転写紙に転写される。
【0030】
転写後の感光体ドラム110は、クリーニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、転写ベルト130から分離され、定着前帯電器139、140によりトナーが再帯電され、定着器141に送られ加圧、加熱により定着され、排紙ローラ142により本体100の外に排出される。
【0031】
吸着帯電器138は、レジストローラ137から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させる。転写ベルトローラ170は、転写ベルト130の回転に用いられると同時に、吸着帯電器138と対になって、転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させる。
【0032】
画像処理装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、画像処理装置本体100には、例えば100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153が装備されている。
【0033】
排紙フラッパ154は、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。
【0034】
多重フラッパ157は、両面記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、これを左方向に倒すことにより、反転パス155を介さず、直接、搬送パス158に転写紙を導く。給紙ローラ159は、経路160を通じて転写紙を感光体ドラム110側に給紙する。
【0035】
排出ローラ161は、排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を右に倒し、記録(複写)済みの転写紙を反転パス155を介した後、多重フラッパ157を左に倒し、搬送パス158を介して裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。
【0036】
また、多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を左に倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス158を介した後、再給紙トレイ156に格納する。再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経路160を介して本体のレジストローラ137に導かれる。
【0037】
本体から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161によって転写紙を裏返して機外へ排出する。また、機外へ排出された転写紙は、フィニッシャ190に搬送される。
【0038】
図3は、図1に示した画像処理装置100のコア部10の構成を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0039】
図3において、コア部10は、インタフェース部(I/F)320、322、328、327、データ処理部321、326、CPU323(各制御手段)、メモリ324を備えている。
【0040】
上記構成を詳述すると、リーダ部1からの画像データは、I/F322を介してデータ処理部321へ転送される。データ処理部321では、画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行う。また、そして、データ処理部321へ転送された画像データは、CPU323を通じて、メモリ324にデジタル画像データとして蓄積される。また、操作部500からの制御コマンドに応じて、CPU323、データ処理部326、I/F327を通じて、プリンタ部2へ転送される。または、インタフェース部320を介してモデム通信部4、ネットワーク処理部7へ転送される。
【0041】
また、ネットワーク処理部7を介して入力された画像を表すコードデータは、I/F320を介して、CPU323へ転送され、CPUが、PDLコードであると判定した場合、PDLコードを、I/F320を通じて、PDL展開部8へ転送されて、そこで、画像ビットマップデータに展開される。この画像ビットマップデータは、I/F320、CPU323を通じて、メモリ324へ蓄積されていく。その後、CPU323、データ処理部326、I/F327を通じて、プリンタ部2へ転送され、プリントする。
【0042】
モデム通信部4からのファックス画像データは、I/F320、CPU323を介して、データ処理部326へ転送された後、I/F327を介して、プリンタへ転送される。
【0043】
CPU323は、メモリ324に記憶されている制御プログラム、及び、I/F328経由で操作部500から受けた制御コマンドに従って、上記のような制御を行う。また、メモリ324はCPU323の作業領域としても使われる。
【0044】
このように、本画像処理装置では、画像入出力制御部3のコア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0045】
図4は、図1に示した画像処理装置100の操作部500の表示部に表示される基本画面を示す説明図である。なお、本実施形態において、該画面はタッチパネルで構成されており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。
【0046】
図4において、コピーモードキー524は、複写動作を行う場合に押すキーである。そして、このコピーモードキー524が押されたときに、コピーモードの画面530を表示する。
【0047】
拡張機能キー501は、このキー501を押すことによって両面複写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。
【0048】
540はステータスラインであり、機器の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。図4に示す表示例の場合、「コピー中」であることを示している。
【0049】
画像モードキー502は、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。ユーザモードキー503は、モードメモリの登録、標準モード画面の設定が行える。
【0050】
応用ズームキー504は、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。M1キー505、M2キー506、M3キー507は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び出す際に押すキーである。オプションキー509は、フィルムから直接複写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行うキーである。
【0051】
ソータキー510は、ソート、ノンソート、グループの設定を行うキーである。原稿混載キー511は、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押すキーである。
【0052】
等倍キー512は、複写倍率を100%にする際に押すキーである。縮小キー514、拡大キー515は、定型の縮小、拡大を行う際に押すキーである。用紙選択キー513は、複写用紙の選択を行う際に押すキーである。濃度キー518、520は、濃度キー518を押す毎に濃く複写され、濃度キー520を押す毎に薄く複写される。
【0053】
濃度表示部517は、濃度キー518、520を押すと表示が左右に変化する。AEキー519は、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押すキーである。
【0054】
HiFiキー521は、写真原稿のように中間調の濃度が濃い原稿の複写の際に押すキーである。文字強調キー522は、文字原稿の複写で文字を際だたせたい場合に押すキーである。
【0055】
ガイドキー(?キー)523は、あるキーの機能がわからないとき押すキーであり、そのキーの説明が表示される。ファクスキー525は、ファクスを行うときに押すキーである。
【0056】
ボックスキー526は、本発明に関わる、情報処理機器の記憶装置を操作するときに押すキーである。プリンタキー527は、プリントの濃度を変更する、あるいは、リモートのホストコンピュータからのPDLデータのプリント出力詳細情報を参照したい場合に押すキーである。550は履歴キーであり、これを押下することで、印刷済みのジョブの履歴情報を表示する。例えば印刷ジョブの、終了時刻、ユーザ名、ファイル名、印刷枚数等の情報を表示する。501は格納機能キー、528はIDキー、508はコールキー、516はズームキーである。
【0057】
図5は、図1に示した画像処理装置100の操作部500に表示されるボックス基本画面の一例を示す図である。
【0058】
本実施形態において、ボックスには、画像処理装置100のスキャン画像や、画像データが格納されるが、画像データの記憶領域は、実際は、画像処理装置100とネットワーク接続される情報処理装置の記憶手段に確保される。
【0059】
つまり、画像処理装置内では画像データの領域を確保しない。そのため、図5は、画像処理装置100の操作部500から、ネットワークNETを通じて、各情報処理装置(PC)のハードディスク内に格納されている画像データ領域を直接参照している様子を示している。
【0060】
400はボックス画面であり、基本画面500Aでボックスキー526を押したときに表示する。401はNo.1ボックスキーであり、No.1ボックスキー401を押すことで、PC11のハードディスク30内の「¥¥kato−pc¥box」に格納されている画像データの一覧を表示することができる。
【0061】
403はNo.1ボックスのアドレスであり、No.1ボックスの実体は、PC11のハードディスク30に格納されている画像データの格納場所である、例えば「¥¥kato−pc¥box」にあることを示している。
【0062】
同様に、402はNo.2ボックスキーであり、No.2ボックスキーを押すことで、PC12のハードディスク36に格納されている画像データの一覧を表示することができる。404は、No.2ボックスのアドレスであり、No.2ボックスの実体は、PC12のハードディスク36に格納されている画像データの格納場所である、例えば「¥¥tanaka−pc¥box」にあることを示している。
【0063】
405は下スクロールキーであり、ボックスが、No.3以上ある場合で、下スクロールして、他のボックスを表示したい場合に押す。一回押す毎に、ボックスNo.が、一つ進んで表示される。406は上スクロースキーであり、一回押す毎に、ボックスNo.が、一つ若い番号へずれて表示される。
【0064】
407は戻るキーであり、400のボックス画面を閉じて、メイン画面500Aに戻る場合に押す。
【0065】
図6は、図1に示した画像処理装置100の操作部500に表示されるボックス処理画面の一例を示す図であり、図5に示したボックス基本画面において、No.1ボックスキー401を押したときの、画像処理装置の操作部500に表示される表示画面に対応する。
【0066】
図6において、481は画像データ一覧であり、PC11内のハードディスク30、つまり、アドレス「¥¥kato−pc¥box」に、「見積書.doc」、「File0001.jpg」のデータが格納されていることを示している。
【0067】
482は上スクロールキー、483は下スクロールキーであり、表示されている画像データ以外の画像データの一覧を上または下に一つずつスクロールして表示するときに押す。484はスキャンキーであり、画像処理装置のリーダ部1でスキャンした原稿をスキャンし、ボックスNo.1つまり、「¥¥kato−pc¥box」にスキャンした画像データを送信するときに押す。
【0068】
プリントキー485は、ボックス内の画像データを印刷したい場合に押すキーであり、例えば「見積書.doc」を印刷したい場合、その文書名を表示している場所をタッチして反転させ、その後、プリントキー485を押すことで、PC11内のハードディスク30に格納されている「見積書.doc」を画像処理装置100で印刷することができる。
【0069】
送信キー486は、ボックス内の画像データを指定し、FAX送信、あるいは、他の装置へ送信、あるいは、他のPCのハードディスクへ送信する場合に押す。例えば「File0001.jpg」を送信したい場合、その文書名を表示している場所をタッチして反転させ、その後、送信キー486を押すことで、PC11内のハードディスク30に格納されている「File0001.jpg」を、画像処理装置へ引き出し、そこから、FAX送信、あるいは、他の装置へ送信、あるいは、他のPCのハードディスクへ送信することができる。
【0070】
487は戻るキーであり、ボックス処理画面480を閉じて、ボックス基本画面400に戻る場合に押す。
【0071】
図7は、本発明に係る画像処理装置における第1のボックス機能処理状態を説明する模式図であり、本発明を構成する送信記憶手段、受信手段のデータ処理状態例を説明する図である。
【0072】
図8は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、コア部10によるデータ処理例に対応する。なお、S101〜S110は各ステップを示す。
【0073】
図8に示すステップS101で、まず操作したいボックスを指定する。これは、図5において、ボックスキー401、402などを押す操作に対応する。次に、ステップS102において、図6に示したボックス処理画面となり、スキャンキー484を押したかを判定して、スキャンキー484を押下していないと判定した場合は、ステップS104へ進む。
【0074】
一方、スキャンキー484を押下したと判定した場合は、ステップS103で、スキャン画像450は、リーダ部1から、jpeg形式の形で受け取り、(図7に示す転送データ451)、I/F322、データ処理部321、CPU323、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、PC11のハードディスク30に、図7に示す転送データフロー452として転送されスキャン画像450として格納される。
【0075】
この場合、スキャンファイル名称は、画像処理装置側で、任意のファイル名、例えば、「File0001.jpg」で一旦作られる。但し、格納するボックスに同一名称のファイル名があった場合は、別のファイル名、例えば、「File0002.jpg」で格納するようにする。
【0076】
次に、ステップS104において、図6に示したボックス画面で画像データ名を指定して反転させ、プリントキー485を押したかを判定して、プリントキー485を押していないと判定した場合は、ステップS107以降へ進む。
【0077】
一方、ステップS104で、プリントキー485を押していると判定した場合は、ステップS105で文書指定、つまり、図6に示したプリントしたい画像データのファイル名の表示箇所をタッチしたかを判定し、押していると判定した場合は、ステップS106で、対象画像プリントデータ455をハードディスク30から読み出し、PDL形式のデータに変換してから、図7に示すデータ転送フロー456として画像処理装置100へ転送され、ネットワーク処理部7、I/F320、PDL展開部8へ転送し、PDLからビットマップ形式画像へ変換し、I/F320、CPU323、データ処理部326、I/F327を通じて、データ転送フロー457として、プリンタ部2へビットマップ画像データを転送し、プリンタ部2でプリントする。
【0078】
なお、対象画像プリントデータ455は、図7に示すデータ作成フロー454に基づきPC11内のアプリケーションにより作成される。また、対象画像プリントデータは、スキャン画像データ450でもよく、同様にハードディスク30から読み出し、スキャン画像データのまま、データ転送フロー456で、ネットワーク処理部7、I/F320、CPU323、データ処理部326、I/F327を通じて、データ転送フロー457で、プリンタ部2へ画像を転送し、プリンタ部2でプリントする。
【0079】
次に、ステップS107で、送信キー486を押したかを判定して、押していないと判定した場合は、ステップS110へ進む。
【0080】
一方、ステップS107で、送信キー486を押していると判定した場合は、ステップS108で、文書指定、つまり、図6に示した送信したい画像データのファイル名の表示箇所をタッチしたかを判定し、タッチしていると判定した場合は、ステップS109で、対象画像プリントデータ455を、ハードディスク30から読み出し、図7に示すデータ転送フロー456で、ネットワーク処理部7、I/F320を通じて、CPU323がメモリ324に一旦受け取る。
【0081】
なお、送信のプロトコルと宛先は、あらかじめ画像処理装置のメモリ324に登録されており、それが、FAXと電話番号であれば、モデム通信部4、公衆回線網15を通じて、相手先のFAX14へ画像を送信する(図7のデータ転送フロー460参照)。
【0082】
また、送信のプロトコルがネットワークプロトコルであり、宛先がPCのネットワークアドレス(IPアドレスなど)の場合、メモリ324の画像を、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、他のPC12へ送信する。
【0083】
また、送信のプロトコルがネットワークプロトコルであり、宛先がPCのハードディスクの格納場所、例えば、「¥¥tanaka−pc¥box」の場合、メモリ324の画像を、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、他のPC12のハードディスク36へ格納する。
【0084】
そして、ステップS110では、図5に示した、戻るキー407が押されたかを判定し、押されていると判定した場合は、処理を終了し、押されていないと判定した場合は、ステップS102に戻る。
【0085】
これにより、画像処理装置100において、ハードディスク等を備えていなくても、PC側のハードディスクを画像処理装置100のリモートボックスとして機能させ、画像処理装置100がハードディスク等のボックスを備えているのと同等のボックス機能処理を低コストで実現できる。
【0086】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、出力すべき情報が、コンピュータ11のハードディスク上で管理されている文書または画像を画像処理装置100のボックス機能で登録あるいは出力する場合について説明したが、出力情報がコンピュータ11とコンピュータ12のハードディスク上で別個独立管理されている場合でも、画像処理装置100上の操作画面より、それぞれのコンピュータ11とコンピュータ12に管理されている情報を選択し、該選択された各情報を結合してプリントしたり、外部に送信したりするように制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0087】
以下、図9、図10、図11、図12を用いて、第2実施形態について説明する。
【0088】
図9は、本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における操作画面例を示す図であり、図5に示した操作画面において、No.1ボックスキー401を押したときの、画像処理装置の操作部の操作画面例を示している。
【0089】
図9において、601は画像データ一覧であり、PC11内のハードディスク30、つまり、アドレス「¥¥kato−pc¥box」に、「File0001.jpg」というデータが格納されていることを示している。
【0090】
602は上スクロールキー、603は下スクロールキーであり、表示されている画像データ以外の画像データの一覧を上または下に一つずつスクロールして表示するときに押す。
【0091】
608はスキャンキーであり、画像処理装置のリーダ部1でスキャンした原稿をスキャンし、ボックスNo.1つまり、「¥¥kato−pc¥box」にスキャンした画像データを送信するときに押す。
【0092】
プリントキー609は、ボックス内の画像データを印刷したい場合に押すキーであり、例えば「File0001.jpg」を印刷したい場合、その文書名を表示している場所をタッチして反転させ、その後、プリントキー609を押すことで、PC11内のハードディスク30に格納されている「File0001.jpg」を、画像処理装置で印刷することができる。
【0093】
送信キー610は、ボックス内の画像データを指定し、FAX送信、あるいは、他の装置へ送信、あるいは、他のPCのハードディスクへ送信する場合に押す。例えば、「File0001.jpg」を送信したい場合、その文書名を表示している場所をタッチして反転させ、その後、送信キー610を押すことで、PC11内のハードディスク30に格納されている「File0001.jpg」を、画像処理装置へ引き出し、そこから、FAX送信、あるいは、他の装置へ送信、あるいは、他のPCのハードディスクへ送信することができる。
【0094】
611は戻るキーであり、画面600を閉じて、画面400に戻る場合に押す。604は選択キーであり、画像データ一覧601に表示されている文書名の欄をタッチして表示を反転させた後、選択キー604を押すことにより、その文書名を選択状態にする。複数の文書を選択状態にする場合、同様に、画像データ一覧601に表示されている他の文書名の欄をタッチして反転させた後、選択キー604を押すことにより、同様にその文書も選択状態にする。選択状態になった場合、その文書名を表示している右端に、「*」マークを表示する。
【0095】
605は選択クリアキーであり、直前に選択キー604で選択した文書を選択状態から外すときに押す。606は選択全クリアキーであり、選択キー604で選択したすべての文書を選択状態から外すときに押す。
【0096】
また、このとき、他のボックス画面において選択した文書も含め、選択状態から外れる。607は選択文書数表示部であり、選択状態となった文書の合計数を表示する。これは、他のボックス画面において選択した文書も含めた合計数を表示している。
【0097】
図10は、本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における操作画面例を示す図であり、図5に示した操作画面において、No.2ボックスキー402を押したときの、画像処理装置の操作部の画面例を示している。
【0098】
図10において、631は画像データ一覧であり、PC12内のハードディスク36、つまり、アドレス「¥¥tanaka−pc¥box」に、「議事録.txt」というデータが格納されていることを示している。
【0099】
632は、上スクロールキー、633は下スクロールキーであり、表示されている画像データ以外の画像データの一覧を上または下に一つずつスクロールして表示するときに押す。
【0100】
638はスキャンキーであり、画像処理装置のリーダ部1でスキャンした原稿をスキャンし、ボックスNo.2つまり、「¥¥tanaka−pc¥box」にスキャンした画像データを送信するときに押す。
【0101】
プリントキー639は、ボックス内の画像データを印刷したい場合に押すキーであり、例えば、「議事録.txt」を印刷したい場合、その文書名を表示している場所をタッチして反転させ、その後、プリントキー639を押すことで、PC12内のハードディスク36に格納されている「議事録.txt」を、画像処理装置で印刷することができる。
【0102】
送信キー640は、ボックス内の画像データを指定し、FAX送信、あるいは、他の装置へ送信、あるいは、他のPCのハードディスクへ送信する場合に押す。例えば、「議事録.txt」を送信したい場合、その文書名を表示している場所をタッチして反転させ、その後、送信キー640を押すことで、PC12内のハードディスク36に格納されている「議事録.txt」を、画像処理装置へ引き出し、そこから、FAX送信、あるいは、他の装置へ送信、あるいは、他のPCのハードディスクへ送信することができる。
【0103】
641は戻るキーであり、画面630を閉じて、画面400に戻る場合に押す。634は選択キーであり、テキストデータ一覧631に表示されている文書名の欄をタッチして表示を反転させた後、選択キー634を押すことにより、その文書名を選択状態にする。
【0104】
複数の文書を選択状態にする場合、同様に、テキストデータ一覧631に表示されている他の文書名の欄をタッチした後、選択キー634を押すことにより、同様にその文書も選択状態にする。選択状態になった場合、その文書名を表示している個所は、反転表示される。
【0105】
635は選択クリアキーであり、直前に選択キー634で選択した文書を選択状態から外すときに押す。636は選択全クリアキーであり、選択キー634で選択したすべての文書を選択状態から外すときに押す。
【0106】
また、このとき、他のボックス画面において選択した文書も含め、選択状態から外れる。637は選択文書数表示部であり、選択状態となった文書の合計数を表示する。これは、他のボックス画面において選択した文書も含めた合計数を表示している。
【0107】
これにより、図9、図10に示した操作画面による操作手順により、結局、「File0001.jpg」,「議事録.txt」の2文書が選択状態になっていることを示している。
【0108】
図11は、本発明に係る画像処理装置における第2のボックス機能処理状態を説明する模式図であり、本発明を構成する複数データ受信手段と、結合手段のデータ処理状態例を説明する。
【0109】
図12は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、コア部10によるデータ処理例に対応する。なお、S201〜S206は各ステップを示す。
【0110】
まず、ステップS201で、ボックスNo.1の文書(画像データ)を選択する。なお、選択操作は、図9で説明した通りであり、画像データ一覧中より、例えば「File0001.jpg」を選択する。
【0111】
「File0001.jpg」は、リーダ部1からスキャンしたスキャン画像480をjpeg形式の形で受け取り(図11に示すデータ転送フロー470参照)、I/F322、データ処理部321、CPU323、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、PC11のハードディスク30に格納される(図11に示すデータ転送フロー470参照)。操作部上からは、ボックス画面401を通じて行うことになる。
【0112】
次に、ステップS202で、ボックスNo.2の文書を選択する。なお、選択操作は、図10で説明した通りであり、例えば「議事録.txt」を選択する。
【0113】
なお、「議事録.txt」は、PC12上のアプリケーションで生成したテキスト形式のデータであり、ハードディスク36内に格納されているテキスト文書481である。
【0114】
そして、ステップS203で、プリントキー609またはプリントキー639を押したかを判定して、押していないと判定した場合は、ステップS205に移る。
【0115】
一方、ステップS203でプリントキー609またはプリントキー639が押されていると判定した場合は、ステップS204で、選択した二つの出力情報、例えば画像と文書である、「File0001.jpg」、「議事録.txt」を結合し、プリントする。
【0116】
具体的には、ハードディスク30内のスキャン文書480を引き出し、ネットワーク処理部7、I/F320、CPU323、メモリ324に一旦格納する(図11のデータ転送フロー472参照)。
【0117】
次に、ハードディスク36内のテキスト文書481を、PDL形式のデータに変換してから、ネットワーク処理部7、I/F320、PDL展開部8へ転送してビットマップ展開し、I/F320、CPU323を通じてメモリ324に一旦格納する(図11のデータ転送フロー474参照)。
【0118】
そして、それら二つの文書を一つの文書として(図11の結合データ482)プリンタ部2へ転送し、まとめてプリントして(図11に示すデータ転送フロー475参照)、処理を終了する。
【0119】
一方、ステップS203でプリントキーが押下されていないと判定した場合には、ステップS205では、送信キー610または送信キー640を押したかを判定し、押していないと判定された場合には、処理を終了する。
【0120】
一方、ステップS205で、送信キー610または送信キー640が押下されていると判定した場合は、ステップS206で、選択した二つの情報(文書と画像)である、「File0001.jpg」、「議事録.txt」を結合して指定先に送信して、処理を終了する。
【0121】
具体的には、ハードディスク30内のスキャン文書480を引き出し、ネットワーク処理部7、I/F320、CPU323、メモリ324に一旦格納する(図11のデータ転送フロー472参照)。
【0122】
次に、ハードディスク36内のテキスト文書481を、PDL形式にしてから、ネットワーク処理部7、I/F320、PDL展開部8へ転送してビットマップ展開し、I/F320、CPU323を通じてメモリ324に一旦格納する。(図11に示すデータ転送フロー474)。
【0123】
なお、送信する際、プロトコルと宛先は、あらかじめ画像処理装置のメモリ324に登録されており、それが、FAXと電話番号であれば、モデム通信部4、公衆回線網15を通じて相手先のFAX14へ、メモリ324に格納された上記二つの文書を一つの文書として、まとめてFAX送信する(図11に示すデータ転送フロー476参照)。
【0124】
また、送信のプロトコルがネットワークプロトコルであり、宛先がPCのネットワークアドレス(IPアドレスなど)の場合、メモリ324に格納された上記二つの画像を一つの画像として(図11のデータ転送フロー476参照)、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、他のPC12へ送信する。
【0125】
また、送信のプロトコルがネットワークプロトコルであり、宛先がPCのハードディスクの格納場所、例えば、「¥¥sato−pc¥box」の場合、メモリ324の二つの画像を一つの画像として、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、他のPC18のハードディスク19に格納する。
【0126】
そして、それら二つの文書を一つの文書として(図11の結合データ482)プリンタ部2へ転送し、まとめてプリントする。
【0127】
また、リーダ部1からスキャンしたスキャン文書480をjpeg形式の形で受け取り(図11に示すデータ転送フロー470参照)、I/F322、データ処理部321、CPU323、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、PC11のハードディスク30に格納される(図11に示すデータ転送フロー471参照)。この際の操作は、操作部上のボックス画面401を通じて行うことになる。
【0128】
〔第3実施形態〕
上記各実施形態では、コンピュータ11,12に対するデータ書き込みあるいは登録されたボックス内の情報のプリント等に対して何ら制限を設けていない場合について説明したが、ボックス機能として確保される領域に対するアクセス制限を設けて、セキュリティ面を強化できるように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0129】
次に、図9、図10、図13、図14、図15を用いて、第3実施形態について説明する。
【0130】
図13は、本発明の第3実施形態を示す画像処理装置におけるユーザ識別情報入力画面の一例を示す図であり、本実施形態では、パスワード入力によりボックス機能操作に対するユーザ認証を行う場合に相当する。
【0131】
図13において、パスワード入力画面700は、図9に示したスキャンキー608を押したときに開く、パスワード入力画面である。
【0132】
つまり、スキャンキー608を押すことで、リーダ部1でスキャンしたスキャン画像805を、PC11のハードディスク30に格納することになるが、このとき、PC11のハードディスク30に対する書き込みがパスワードによる制限されている。
【0133】
また、図13に示す画面では、図10に示す操作画面において、文書を指定し、プリントキー639を押したときにも開く。
【0134】
つまり、プリントキー639を押すことで、PC12内のハードディスク36に格納されているテキスト文書827を読み出し、プリンタ部2でプリントすることになるが、このとき、PC12のハードディスク36からの文書の読み出し、ハードディスク36への文書の書き込みの両方にパスワードによる制限がされている。
【0135】
701はパスワード表示部であり、図示しないテンキーで、最大7桁までの数値を入力する度に、*マークを表示する。702はクリアキーであり、入力したパスワードをクリアする場合に押す。703はOKキーであり、入力したパスワードで認証する場合に押す。704は戻るキーであり、この画面に遷移する前の画面に戻る場合に押す。
【0136】
図14は、本発明に係る画像処理装置における第2のボックス機能処理状態を説明する模式図であり、認証送信記憶処理と、認証受信処理について説明する。
【0137】
図15は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、コア部10によるデータ処理例に対応する。なお、S301〜S311は各ステップを示す。
【0138】
まず、ステップS301で、ボックスを指定する。つまり、図5に示した、例えばボックスNo.1のキー401を押す。そして、ステップS302で、図9に示したスキャンキー608を押したかを判定し、押していないと判定した場合は、ステップS305へ移る。
【0139】
一方、ステップS302で、スキャンキー608を押していると判定した場合は、ステップS303で、ユーザにパスワード入力を促す。すなわち、図13に示した操作画面表示に遷移し、パスワードを入力させる。
【0140】
なお、入力パスワード806は、画像処理装置から、ネットワーク処理部7を通じてPC11へ転送し(図14に示すデータ転送フロー801参照)、PC11のハードディスク30内にあらかじめ登録されているパスワード807と比較する。図14に示す例の場合、入力パスワードが、例えば「123」であり、登録パスワードが「123」のため、コンピュータ11が認証し、該認証結果がOKであることをネットワーク処理部7を通じて、PC11から画像処理装置100へ送信する(図14に示すデータ転送フロー802参照)。そして、ステップS304へ移る。
【0141】
そして、ステップS303で、入力パスワードと登録パスワードが一致しない、つまり認証がNGだった場合、ステップS311へ移る。なお、この認証は、PC11のハードディスク30へのWrite権限の認証である。ハードディスク30からのReadに関しては認証を必要としない。
【0142】
一方、ステップS303で、入力パスワードと登録パスワードが一致していると判定した場合は、ステップS304で、リーダ部1でセットされた原稿をスキャンし、I/F322、データ処理部321、CPU323、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、スキャン画像805をPC11のハードディスク30へ格納する(図1に示すデータ転送フロー804)。
【0143】
そして、ステップS305では、プリントキー639が押されたかを判定して、プリントキー639が押されていないと判定した場合は、ステップS308へ進み、プリントキー639が押されていると判定した場合は、ユーザにパスワード入力を促す。すなわち、図13に示した操作画面表示に遷移し、パスワードを入力させる。
【0144】
なお、入力パスワード821は、画像装置装置100から、ネットワーク処理部7を通じてPC12へ転送し(図14に示すデータ転送フロー822参照)、PC12のハードディスク36内にあらかじめ登録されているパスワード830と比較する。
【0145】
図14に示す例の場合、入力パスワードが「456」であり、登録パスワードが「456」のため、ステップS306でOK認証となり、該認証結果がOKであることをネットワーク処理部7を通じて、PC12から画像処理装置100へ送信する(図14に示すデータ転送フロー823)。尚、ステップS306で、認証がNGとなった場合は、ステップS311へ進む。
【0146】
そして、ステップS307では、PC12のアプリケーションで作成された(図14に示すデータ作成フロー820参照)文書データ827を、PDLの形式で、ネットワーク処理部7を通じて画像処理装置へ転送し(図14に示すデータ転送フロー824)、I/F320を通じて、PDL展開部8でPDLからビットマップ画像へ展開し、I/F320、CPU323、データ処理部326、I/F327を通じてプリンタ部2で印刷して(図14に示すデータ転送フロー826参照)、ステップS311へ進む。
【0147】
一方、ステップS305で、プリントキーが押下されていないと判定した場合は、ステップS308へ進み、送信キー640が押されたかを判定して、押していないと判定した場合は、ステップS311へ遷移する。
【0148】
一方、ステップS308で、送信キー640が押されていると判定した場合は、ユーザにパスワード入力を促す。すなわち、図13に示す操作画面表示に遷移し、パスワードを入力させる。
【0149】
この際、入力パスワード821は、画像処理装置から、ネットワーク処理部7を通じてPC12へ転送し(図14に示すデータ転送フロー822参照)、PC12のハードディスク36内にあらかじめ登録されているパスワード830と比較する。図14に示す例の場合、入力パスワードが「456」であり、登録パスワードが「456」のため、認証し、認証結果がOKであることをネットワーク処理部7を通じて、PC12から画像処理装置へ送信する(図14に示すデータ転送フロー823参照)。そして、入力パスワードと登録パスワードが一致しない、つまり認証がNGだった場合、ステップS311へ移る。
【0150】
一方、ステップS309で、認証がOKと判定された場合には、ステップS310で、PC12のアプリケーションで作成された(図14に示すデータ作成フロー820参照)文書データ827を、PDLの形式で、ネットワーク処理部7を通じて画像処理装置100へ転送し(図14に示すデータ転送フロー824参照)、I/F320を通じて、PDL展開部8でPDLからビットマップ画像へ展開し、I/F320を経由して、一旦メモリ324に格納した後、指定文書を送信して、ステップS311で、戻るキー611または641が押されたかを判定し、押されていないと判定した場合は、ステップS302へ戻り、押されていると判定した場合は、処理を終了する。
【0151】
以下、図5において、ボックスNo.2のキー402を押して、ボックスNo.2を指定した場合、図10の画面に遷移した上記処理例を説明する。
【0152】
図10において、「議事録.txt」の表示部をタッチして反転させ、送信キー640を押す。押していない場合、ステップS311へ遷移する。ステップS306では、ユーザにパスワード入力を促す。すなわち、図13の画面に遷移し、パスワードを入力させる。入力パスワード821は、画像処理装置から、ネットワーク処理部7を通じてPC12へ転送し(図14に示すデータ転送フロー822)、PC12のハードディスク36内にあらかじめ登録されているパスワード830と比較する。
【0153】
図14に示す場合、入力パスワードが「456」であり、登録パスワードが「456」のため、認証し、認証結果がOKであることをネットワーク処理部7を通じて、PC12から画像処理装置へ送信する(図14に示すデータ転送フロー823)。そして、ステップS310へ移る。
【0154】
入力パスワードと登録パスワードが一致しない、つまり認証がNGだった場合、ステップS311へ移る。
【0155】
なお、この認証は、ハードディスク12へのReadおよびWrite権限があるかどうかの認証となる。ステップS310では、PC12のアプリケーションで作成された(図14に示すデータ作成フロー820)文書データ827を、PDLの形式で、ネットワーク処理部7を通じて画像処理装置へ転送し(図14に示すデータ転送フロー824)、I/F320を通じて、PDL展開部8でPDLからビットマップ画像へ展開し、I/F320を経由して、一旦メモリ324に格納する。
【0156】
また、本実施形態において、送信する際、プロトコルと宛先は、あらかじめ画像処理装置のメモリ324に登録されており、それが、FAXと電話番号であれば、モデム通信部4、公衆回線網15を通じて相手先のFAX14へ、メモリ324に格納された画像をFAX送信する(図14に示すデータ転送フロー825)。
【0157】
また、送信のプロトコルがネットワークプロトコルであり、宛先がPCのネットワークアドレス(IPアドレスなど)の場合、メモリ324に格納された画像をI/F320、ネットワーク処理部7を通じて、他のPC18へ送信する。
【0158】
また、送信のプロトコルがネットワークプロトコルであり、宛先がPCのハードディスクの格納場所、例えば、「¥¥sato−pc¥box」の場合、メモリ324の画像を、I/F320、ネットワーク処理部7を通じて、他のPC18のハードディスク19に格納する(図14のデータ転送フロー825)。
【0159】
ステップS311では、戻るキー611または戻るキー641が押されたかを判定し、押されていない場合、ステップS302へ戻る。押された場合、処理を終了する。
【0160】
以下、図16に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0161】
図16は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0162】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0163】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0164】
本実施形態における図8,図12,図15に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0165】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0166】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0167】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0168】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0169】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0170】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組み合わせを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0171】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜23について説明する。
【0172】
〔実施態様1〕
情報処理装置(図1に示すコンピュータ11〜12等)とネットワークで接続する画像処理装置(図1に示す画像処理装置100)と、情報処理装置の記憶手段と、画像処理装置の操作部(図1に示す操作部500)と、画像形成装置の操作部により、画像処理装置の画像データをネットワーク手段(図1に示すネットワークNET)で前記情報処理装置へ送信し、前記情報処理装置の記憶手段へ記憶する送信記憶手段(図1に示すネットワーク処理部7)と、画像処理装置の操作部により、前記情報処理装置の記憶手段に記憶されている画像データを、ネットワーク手段で前記画像処理装置に受信する受信手段(図1に示すネットワーク処理部7)とを有することを特徴とする画像形成システム。
【0173】
〔実施態様2〕
前記画像処理装置の画像データは、原稿からスキャンして生成されたスキャン画像データである実施態様1の画像形成システム。
【0174】
〔実施態様3〕
前記情報処理装置の記憶手段に記憶されている画像データは、前記情報処理装置で生成された画像データである実施態様1の画像形成システム。
【0175】
〔実施態様4〕
前記受信手段により受信した画像データを、前記画像処理装置で印刷する実施態様1の画像形成システム。
【0176】
〔実施態様5〕
前記受信手段により受信した画像データを、前記画像処理装置からFAX送信する実施態様1の画像形成システム。
【0177】
〔実施態様6〕
前記受信手段により受信した画像データを、他の情報処理装置へ送信する実施態様1の画像形成システム。
【0178】
〔実施態様7〕
前記受信手段により受信した画像データを、他の情報処理装置へ送信し、他の情報処理装置の記憶手段へ記憶する実施態様1の画像形成システム。
【0179】
〔実施態様8〕
第1の情報処理装置(図1に示すコンピュータ11)、第2の情報処理装置(図1に示すコンピュータ12)とネットワークで接続する画像処理装置と、第1の情報処理装置内にある、第1の記憶手段(図1に示すハードディスク30)と、第2の情報処理装置内にある、第2の記憶手段(図1に示すハードディスク36)と、画像処理装置の操作部と、画像処理装置の操作部により、第1の記憶手段に記憶されている第1の画像データと、第2の記憶手段に記憶されている第2の画像データを指定し、それら画像データを、ネットワーク手段で前記画像処理装置に受信するデータ受信手段(図1に示すネットワーク処理部7)と、前記第2の受信手段により受信した第1、第2の画像データを画像処理装置で結合する結合手段(図1に示すコア部10)とを有することを特徴とする画像形成システム。
【0180】
〔実施態様9〕
前記第1の画像データ、または第2の画像データは、原稿からスキャンして生成されたスキャン画像データである実施態様8の画像形成システム。
【0181】
〔実施態様10〕
前記第1の画像データ、または第2の画像データは、前記情報処理装置で生成された画像データである実施態様8の画像形成システム。
【0182】
〔実施態様11〕
前記受信手段により受信し、結合した画像データを、前記画像処理装置で印刷する実施態様8の画像形成システム。
【0183】
〔実施態様12〕
前記受信手段により受信し、結合した画像データを、前記画像処理装置からFAX送信する実施態様8の画像形成システム。
【0184】
〔実施態様13〕
前記受信手段により受信し、結合した画像データを、他の情報処理装置へ送信する実施態様8の画像形成システム。
【0185】
〔実施態様14〕
前記受信手段により受信し、結合した画像データを、他の情報処理装置へ送信し、他の情報処理装置の記憶手段へ記憶する実施態様8の画像形成システム。
【0186】
〔実施態様15〕
情報処理装置とネットワークで接続する画像処理装置と、情報処理装置の記憶手段と、情報処理装置の記憶手段に記憶されるパスワードと、情報処理装置の記憶手段に記憶される画像データのアクセス権限と、画像処理装置の操作部と、
前記アクセス権限の内容に応じて、画像処理装置の操作部により入力されたパスワードと、前記情報処理装置の記憶手段に記憶されるパスワードを照合し、一致したら、画像処理装置の操作部により、画像処理装置の画像データをネットワークで前記情報処理装置へ送信し、前記情報処理装置の記憶手段へ記憶する認証送信記憶手段(図1に示すネットワーク処理部7,コア部10)と、前記アクセス権限の内容に応じて、画像処理装置の操作部により入力されたパスワードと、前記情報処理装置の記憶手段に記憶されるパスワードを照合し、一致したら、画像処理装置の操作部により、前記情報処理装置の記憶手段に記憶されている画像データをネットワーク手段で前記画像処理装置に受信する認証受信手段(図1に示すネットワーク処理部7,コア部10)とを有することを特徴とする画像形成システム。
【0187】
〔実施態様16〕
前記画像処理装置の画像データは、原稿からスキャンして生成されたスキャン画像データである実施態様15の画像形成システム。
【0188】
〔実施態様17〕
前記情報処理装置の記憶手段に記憶されている画像データは、前記情報処理装置で生成された画像データである実施態様15の画像形成システム。
【0189】
〔実施態様18〕
前記受信手段により受信した画像データを前記画像処理装置で印刷する実施態様15の画像形成システム。
【0190】
〔実施態様19〕
前記受信手段により受信した画像データを、前記画像処理装置からFAX送信する実施態様15の画像形成システム。
【0191】
〔実施態様20〕
前記受信手段により受信した画像データを、他の情報処理装置へ送信する実施態様15の画像形成システム。
【0192】
〔実施態様21〕
前記受信手段により受信し、結合した画像データを、他の情報処理装置へ送信し、他の情報処理装置の記憶手段へ記憶する実施態様15の画像形成システム。
【0193】
〔実施態様22〕
前記アクセス権限は、情報処理装置の記憶装置内の画像データの読み込み権限、または、情報処理装置内の記憶装置内へ画像データを書き込む権限であり、それぞれ、パスワードが必要かを示す、アクセス権限である実施態様15の画像形成システム。
【0194】
〔実施態様23〕
実施態様1、8、15を制御手順に置き換え可能なプログラム又は該プログラムを記憶してなる記憶媒体。
【0195】
上記各実施態様による効果は以下の通りである。
【0196】
実施態様1によれば、画像処理装置の操作部を使用し、画像処理装置の画像データを、ネットワーク経由で、例えば自分のPCのハードディスクに蓄積できるので、従来のように、複数の人が共有することによって画像処理装置のハードディスクがすぐにいっぱいになるといったことが避けられる。また、本発明のような構成の場合、画像処理装置に、ボックスの用途として使用するハードディスクが不要となり、コストダウンにつながるといった効果も生まれる。
【0197】
さらに、画像処理装置の操作部からは、蓄積する画像データの実体がPC上にあっても、あたかも画像処理装置内のボックス内にあるかのように操作できるので、今までの使い慣れている操作性がそのまま踏襲できるという効果もある。さらに、蓄積する画像データの実体が、例えば使用者自身のPC上のハードディスクにあることで、データ消去、データバックアップなどの管理をPC上でも行うことができるという効果がある。
【0198】
また、実施態様2によれば、原稿からスキャンして生成されたスキャン画像データをPC上のハードディスクに蓄積できるので、実施態様1の効果に加え、スキャン画像をボックスに蓄積できるという機能が実現できるという効果がある。
【0199】
また、実施態様3によれば、PCのハードディスクに記憶されている画像データは、PC上で生成される画像データであるので、請求項1の効果に加え、PC上で生成される画像データをボックスに蓄積できるという機能が実現できるという効果がある。
【0200】
また、実施態様4によれば、実施態様1の効果に加え、PC上のハードディスク内に蓄積されている、画像処理装置でスキャンした画像、あるいは、PC上で生成される画像データを引き出し、画像処理装置で印刷できるという機能が実現できるという効果がある。
【0201】
また、実施態様5によれば、実施態様1の効果に加え、PC上のハードディスク内に蓄積されている、画像処理装置でスキャンした画像、あるいは、PC上で生成される画像データを引き出し、前記画像処理装置からFAX送信できるという機能が実現できるという効果がある。
【0202】
また、実施態様6によれば、実施態様1の効果に加え、PC上のハードディスク内に蓄積されている、画像処理装置でスキャンした画像、あるいは、PC上で生成される画像データを引き出し、前記画像処理装置から、ftp、E−mail、などを使って、他のPCやサーバへ送信する機能が実現できるという効果がある。
【0203】
また、実施態様7によれば、実施態様1の効果に加え、PC上のハードディスク内に蓄積されている、画像処理装置でスキャンした画像、あるいは、PC上で生成される画像データを引き出し、他のボックスに相当する、他のPC上のハードディスクに送信し、蓄積することができる機能が実現できるという効果がある。つまり、あるボックス内のデータを他のボックスへコピーあるいは移動ができるという効果がある。
【0204】
また、実施態様8によれば、画像処理装置の操作部から操作できる複数のボックスの、それぞれの中身の画像データは、それぞれに対応した各PCのハードディスクに蓄積されることになる。
【0205】
したがって、従来のように、複数の人がそれぞれ自分のパーソナルボックスを持つことで、画像処理装置のハードディスクがすぐにいっぱいになるといったことが避けられる。
【0206】
また、本実施形態のような構成の場合、画像処理装置に、ボックスの用途として使用するハードディスクが不要となり、コストダウンにつながるといった効果も生まれる。さらに、画像処理装置の操作部からは、蓄積する画像データの実体がPC上にあっても、あたかも画像処理装置内のパーソナルボックス内にあるかのように操作できるので、今までの使い慣れている操作性がそのまま踏襲できるという効果もある。
【0207】
さらに、パーソナルボックスへ蓄積する画像データの実体が、各パーソナルボックス使用者自身のPC上のハードディスクにあることになるため、各個人のデータ消去、データバックアップなどの管理をPC上で各個人が行うことができ、従来のように、画像処理装置のハードディスクがいっぱいになったとき、消去するなどの管理者を特別に設けるといった煩わしさが避けられるという効果がある。また、画像処理装置の操作部から、複数のパーソナルボックス内にある任意の画像データを選択して引き出し、結合することで、別々のPC上で蓄積、作成された文書をまとめて画像処理装置で処理することが出来るという利便性が向上するという効果がある。
【0208】
また、実施態様9,10によれば、実施態様8の効果に加え、それぞれのパーソナルボックスに格納されるデータは、スキャン画像でも、プリント画像でも良いので、画像処理装置上で、スキャン画像とプリント画像の任意の組み合わせで文書を結合し、まとめて画像処理装置で処理することが出来るという効果がある。
【0209】
また、実施態様11によれば、実施態様8の効果に加え、結合した画像データを、画像処理装置でまとめて印刷することができる。例えば、各パーソナルボックス内にあるそれぞれの文書をまとめてステイプルしたり、まとめた状態で複数部印刷することができ、従来のように、それぞれのパーソナルボックスの画像データをそれぞれ印刷したあと、手作業で結合したり、ホチキスとめするなどといった煩わしさが避けられるという効果がある。
【0210】
また、実施態様12によれば、実施態様8の効果に加え、各パーソナルボックス内にあるそれぞれの文書を結合したまま、画像処理装置からいっぺんにFAX送信することができ、従来のように、それぞれのパーソナルボックスの画像データをそれぞれ引き出し、宛先をそれぞれ指定して送信するといった煩わしさが避けられるという効果がある。
【0211】
また、実施態様13によれば、実施態様8の効果に加え、各パーソナルボックス内にあるそれぞれの文書を結合したまま、画像処理装置からいっぺんに他のPCあるいはサーバへ、ftp送信、E−mail送信などができ、従来のように、それぞれのパーソナルボックスの画像データをそれぞれ引き出し、宛先をそれぞれ指定して送信するといった煩わしさが避けられるという効果がある。
【0212】
また、実施態様14によれば、各パーソナルボックス内にあるそれぞれの文書を結合したまま、画像処理装置からいっぺんに他のPCに対応するパーソナルボックスへ送信することができるので、例えば、各文書を手分けして作成して、それぞれのパーソナルボックスへ格納しておき、提出用として、それぞれの文書を結合した状態で、他のパーソナルボックスへ蓄積するなどの利便性が生まれるという効果がある。
【0213】
また、実施態様15によれば、画像処理装置の操作部から操作できる複数のボックスの、それぞれの中身の画像データは、それぞれに対応した各PCのハードディスクに蓄積されることになる。
【0214】
したがって、従来のように、複数の人がそれぞれ自分のパーソナルボックスを持つことで、画像処理装置のハードディスクがすぐにいっぱいになるといったことが避けられる。また、本発明のような構成の場合、画像処理装置に、ボックスの用途として使用するハードディスクが不要となり、コストダウンにつながるといった効果も生まれる。
【0215】
さらに、画像処理装置の操作部からは、蓄積する画像データの実体がPC上にあっても、あたかも画像処理装置内のパーソナルボックス内にあるかのように操作できるので、今までの使い慣れている操作性がそのまま踏襲できるという効果もある。
【0216】
さらに、パーソナルボックスへ蓄積する画像データの実体が、各パーソナルボックス使用者自身のPC上のハードディスクにあることになるため、各個人のデータ消去、データバックアップなどの管理をPC上で各個人が行うことができ、従来のように、画像処理装置のハードディスクがいっぱいになったとき、消去するなどの管理者を特別に設けるといった煩わしさが避けられるという効果がある。
【0217】
また、各PCのハードディスクに対応するパーソナルボックスの読み出し、書き込みに対してパスワードによるアクセス制限を設けることで、他人によって自分のパーソナルボックス内の画像データを覗く、あるいは移動、消去するなどの弊害が避けられるという効果がある。
【0218】
また、実施態様16によれば、実施態様15の効果に加え、原稿からスキャンして生成されたスキャン画像データをパーソナルボックスで扱えるという効果がある。
【0219】
また、実施態様17によれば、実施態様15の効果に加え、PC上で生成された画像データを、パーソナルボックスで扱うことができるという効果がある。
【0220】
また、実施態様18によれば、実施態様15の効果に加え、パーソナルボックス内の画像データを、画像処理装置で印刷することができるという効果がある。
【0221】
また、実施態様19によれば、実施態様15の効果に加え、パーソナルボックス内の画像データを、画像処理装置からFAX送信することができるという効果がある。
【0222】
また、実施態様20によれば、実施態様15の効果に加え、パーソナルボックス内の画像データを、画像処理装置からftp送信、E−mail送信など行うことができるという効果がある。
【0223】
また、実施態様21によれば、実施態様15の効果に加え、パーソナルボックス内の画像データを、他のPCに対応するパーソナルボックスへ送信することができるので、利便性が高まるという効果がある。
【0224】
また、実施態様22によれば、実施態様15の効果に加え、パーソナルボックスの画像データの読み出し時にパスワードが必要かどうか、パーソナルボックスの画像データの書き出し、消去、移動時にパスワードが必要かどうかを設定することが出来るので、パーソナルボックスの用途に応じてきめ細かい管理ができるという効果がある。
【0225】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報処理装置が備える記憶装置を自機の記憶装置として処理すべき画像データを登録し、該該登録された画像データをネットワークを介して前記記憶装置から読み出して受信するので、情報処理装置の記憶装置をリモート記憶装置として代替使用可能となり、記憶装置を利用した各種の画像処理を実現できる安価な画像処理システムを自在に構築できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適用可能な画像処理システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した画像処理装置の構成例を示す概略断面図である。
【図3】図1に示した画像処理装置のコア部の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した画像処理装置の操作部の表示部に表示される基本画面を示す説明図である。
【図5】図1に示した画像処理装置の操作部に表示されるボックス基本画面の一例を示す図である。
【図6】図1に示した画像処理装置の操作部に表示されるボックス処理画面の一例を示す図である。
【図7】本発明に係る画像処理装置における第1のボックス機能処理状態を説明する模式図である。
【図8】本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における操作画面例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における操作画面例を示す図である。
【図11】本発明に係る画像処理装置における第2のボックス機能処理状態を説明する模式図である。
【図12】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施形態を示す画像処理装置におけるユーザ識別情報入力画面の一例を示す図である。
【図14】本発明に係る画像処理装置における第2のボックス機能処理状態を説明する模式図である。
【図15】本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
4 モデム通信部
7 ネットワーク処理部
8 PDL展開部
10 コア部
11,12 コンピュータ
14 ファックス装置
100 画像処理装置
500 操作部
Claims (1)
- 記憶装置を備える情報処理装置と、ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
所定の画像処理要求を行う操作部と、
前記操作部による指示に基づき、処理すべき画像データを前記ネットワークを介して前記記憶装置に転送して登録し、該登録された画像データを前記ネットワークを介して前記記憶装置から読み出して受信する画像データ処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
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US8213037B2 (en) | 2007-12-20 | 2012-07-03 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Multifunctional peripheral print container modification |
JP2010004531A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Sharp Corp | 複合機及びプリントコンテナを変更する方法 |
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