JP2017104931A - 板材加工システム、及び板材加工方法 - Google Patents

板材加工システム、及び板材加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザヘッドを用いた加工機と、パンチプレス等の加工機との間でワークを短時間で搬送する。【解決手段】第1加工領域10RのワークWを加工する第1加工装置10と、第1加工領域10RのワークWを支持する腕部20bを有するフォーク装置20と、ワークWを搬送する搬送装置24と、第2加工領域30RにおいてワークWを加工する第2加工装置30と、第2加工領域を挟んで第1加工領域10Rの反対側に配置され、ワークWを支持可能に昇降する支持テーブル60と、を備え、フォーク装置20は、支持テーブル60が退避した場合に第1加工領域10Rに対して進退し、腕部20bと切り離し可能な進退駆動部21を備え、進退駆動部21は、腕部21bを切り離した後に第2加工領域30Rと支持テーブル60との間に配置されてワークWを支持可能なワーク支持部22を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、板材加工システム、及び板材加工方法に関する。
パンチプレス機は、ワークに対して穴開け加工や成形加工を行うことが知られている。これらの加工では、パンチ位置に対してワークの加工対象部分を位置決めして加工を行い、次いでワークを移動して次の加工対象部分を位置決めして加工を行う、といった動作が繰り返される。また、レーザ加工機を用いてワークに対して切断加工を行うことが知られている。レーザ加工機では、所定位置に保持されたワークにレーザを照射しつつレーザヘッドを移動させることにより、ワークの切断加工を行う。このような成形加工と切断加工とを1台の加工機で行うものとして、パンチプレス機にレーザヘッドを付加した板材加工システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−137868号公報
近年では、ファイバーレーザなどの熱密度の高いレーザ光が用いられるようになっており、レーザヘッドを高速で移動してもワークを切断できるようになっている。これに対して、特許文献1に記載の構成は、固定したレーザヘッドに対してワークを移動させて加工を行うため、高速切断が可能なレーザの利点を十分に活用できないという問題がある。また、パンチプレス機とレーザ加工機とを組み合わせる場合、両者の加工領域にワークを短時間で効率よく搬送することが求められる。
以上のような事情に鑑み、本発明は、レーザヘッドを用いた加工機と、パンチプレス等の加工機との間でワークを短時間で搬送することにより、ワークの加工効率を向上させることが可能な板材加工システム及び板材加工方法を提供することを目的とする。
本発明に係る板材加工システムは、第1加工領域に配置された板状のワークに対して相対的に移動して前記ワークを加工するレーザヘッドを有する第1加工装置と、第1加工領域に対して進退し、かつ、第1加工領域に配置されたワークを支持可能な複数の腕部を有するフォーク装置と、フォーク装置に支持されたワークを保持して搬送する搬送装置と、搬送装置によるワークの搬送経路の一部に形成された第2加工領域においてワークを加工する加工工具を有する第2加工装置と、第2加工領域を挟んで第1加工領域の反対側に配置され、ワークを支持可能な上昇位置と下降した退避位置との間を昇降する支持テーブルと、を備え、フォーク装置は、支持テーブルが退避位置にある場合に第1加工領域に対する進退が可能であり、かつ、腕部と切り離し可能な進退駆動部を備え、進退駆動部は、腕部を切り離した後に第2加工領域と支持テーブルとの間に配置されてワークを支持可能なワーク支持部を備える。
また、進退駆動部のワーク支持部は、上昇位置にある支持テーブルとほぼ同一の高さに設定されてもよい。また、進退駆動部のワーク支持部は、支持テーブルの幅とほぼ同一の幅に形成されてもよい。また、支持テーブルの上面及びワーク支持部の上面の少なくとも一方に、ワークの下面と接触するブラシ部またはフリーボールベアリングが設けられてもよい。また、フォーク装置は、腕部と進退駆動部とを連結または解放するロックピンを備えてもよい。また、フォーク装置の腕部は、第2加工領域を介して第1加工領域に対して進退し、搬送装置は、腕部の進退方向にワークを搬送するものでもよい。
また、本発明は、板状のワークを加工する板材加工方法であって、第1加工領域においてワークとレーザヘッドとを相対的に移動させてワークをレーザヘッドにより加工することと、第1加工領域に配置されたワークをフォーク装置の腕部で支持することと、腕部に支持されたワークを保持して搬送することと、ワークの搬送経路の一部に形成された第2加工領域においてワークを加工工具により加工することと、第2加工領域を挟んで第1加工領域の反対側に配置された支持テーブルを上昇させ、ワークを搬送する際に、支持テーブルでワークを支持することと、フォーク装置の腕部を進退させる進退駆動部を腕部から切り離して第2加工領域と支持テーブルとの間に配置させ、ワークを搬送する際に、進退駆動部に形成されたワーク支持部でワークを支持することと、を含む。
本発明の板材加工システムによれば、フォーク装置の腕部によりワークを支持し、腕部と切り離された進退駆動部が第2加工領域と支持テーブルとの間に配置されて、進退駆動部のワーク支持部によりワークを支持可能となる。従って、フォーク装置が第1加工領域のワークを支持する間に支持テーブルを上昇可能であり、この支持テーブルと併せてワーク支持部によりワークを搬送する際の支持経路を形成するので、ワークの搬送開始を早期に行うことができ、その後の第2加工領域での加工開始を早めることでワークを効率よく加工することができる。また、支持テーブルと併せて、進退駆動部のワーク支持部でワークを支持するので、第2加工装置によるワークの加工を安定して行うことができ、さらに、ワークを安定して搬送することができる。
また、進退駆動部のワーク支持部が、上昇位置にある支持テーブルとほぼ同一の高さに設定されたものでは、ワーク支持部と支持テーブルとで段差がないので、ワークを安定して搬送できる。また、進退駆動部のワーク支持部が、支持テーブルの幅とほぼ同一の幅に形成されたものでは、ワーク支持部と支持テーブルとをほぼ同一の幅とするので、ワークを安定して支持することができる。また、支持テーブルの上面及びワーク支持部の上面の少なくとも一方に、ワークの下面と接触するブラシ部またはフリーボールベアリングが設けられたものでは、ブラシ部またはフリーボールベアリングにより搬送中のワークに対する抵抗を低減でき、ワークが損傷するのを抑制できる。また、フォーク装置が、腕部と進退駆動部とを連結または解放するロックピンを備えるものでは、ロックピンにより腕部と進退駆動部との連結または解放を確実に行うことができる。また、フォーク装置の腕部が、第2加工領域を介して第1加工領域に対して進退し、搬送装置が、腕部の進退方向にワークを搬送するものでは、腕部の進退方向とワークの搬送方向とが同一であるので、スペース効率を向上させ、システムを小型化できる。
また、本発明の板材加工方法によれば、ワークを第1加工領域から第2加工領域に搬送する際、フォーク装置の腕部から切り離された進退駆動部のワーク支持部と、支持テーブルとでワークを支持するので、ワークを安定して支持することができ、さらに、進退駆動部が元の位置まで戻る必要がないので、ワークの搬送開始を早めることができ、これにより第2加工領域での加工開始を早くすることでワークの加工効率を向上させることができる。
実施形態に係る板材加工システムの一例を示す平面図である。 第1加工装置及び第2加工装置の一例を示す斜視図である。 フォーク装置及び支持テーブルの一例を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、フォーク装置及び支持テーブルを用いた板材加工システムの動作を示す断面図である。 (A)〜(C)は、図4に続いて、板材加工システムの動作を示す断面図である。 (A)〜(C)は、図5に続いて、板材加工システムの動作を示す断面図である。 (A)及び(B)は、図6に続いて、板材加工システムの動作を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、水平面に平行な平面をXY平面とする。このXY平面に平行な任意の方向をX方向と表記し、X方向に直交する方向をY方向と表記する。なお、後述する腕部20bの進退方向(ワークWの搬送方向)は、Y方向とする。また、XY平面に垂直な方向を上下方向またはZ方向と表記する。また、本明細書において上方は+Z方向であり、下方は−Z方向である。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
図1は、実施形態に係る板材加工システム1の一例を示す上方から見た平面図である。図2は、実施形態に係る板材加工システム1の一例を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、板材加工システム1は、例えば、金属製の矩形板状のワークWに対して、切断加工や成形加工、タップ加工、打ち抜き加工等の複数種類の加工を行う。本実施形態では、ワークWに対して切断加工及び成形加工を行う板材加工システム1を例に挙げて説明する。板材加工システム1は、第1加工装置10と、フォーク装置20と、搬送装置24と、第2加工装置30と、制御部50と、支持テーブル60と、を有している。
第1加工装置10は、ワークWに対してレーザ加工を施すことにより、所望の形状の製品に切断するレーザ加工機である。第1加工装置10は、レーザヘッド11と、ヘッド駆動部12とを有している。レーザヘッド11は、下方にレーザ光を射出する射出部(不図示)を有している。レーザヘッド11は、光ファイバ(不図示)などの光伝送体を介してレーザ光源(不図示)に接続されている。レーザ光源としては、例えばファイバーレーザなどの固体レーザの光源が用いられる。レーザヘッド11は、ヘッド駆動部12により、X方向、Y方向及びZ方向に移動可能であり、ワークWに対して相対的に移動する。なお、レーザヘッド11がX方向及びY方向に移動する範囲を含んで第1加工領域10Rが設定される。
ヘッド駆動部12は、ガントリー12aと、スライダ12bと、昇降部12cとを有している。ガントリー12aは、Y方向に沿って配置され、一対のガイドレール12d上に配置されている。一対のガイドレール12dは、第1加工領域10RをY方向に挟んでX方向に沿って互いに平行に配置されるように、フレーム18に形成される。ヘッド駆動部12は、例えばボールねじ機構など、ガントリー12aをX方向に移動させる駆動機構(不図示)を有している。ガントリー12aは、この駆動機構により、ガイドレール12dに沿ってX方向に移動可能となっている。
ガントリー12aの上面(+Z側の面)には、ガイド12eが設けられている。ガイド12eは、Y方向に沿って形成されており、スライダ12bを案内する。スライダ12bは、ガントリー12aの上面から−X側の面にわたって配置されている。ヘッド駆動部12は、例えばボールねじ機構など、スライダ12bをY方向に移動させる不図示の駆動機構を有している。スライダ12bは、この駆動機構により、ガイド12eに沿ってY方向に移動可能となっている。
スライダ12bの−X側の面には、ガイド12fが設けられている。ガイド12fは、上下方向に沿って形成されており、昇降部12cを案内する。昇降部12cは、スライダ12bの−X側の面上に配置されている。ヘッド駆動部12は、例えばボールねじ機構など、昇降部12cを上下方向に移動させる不図示の駆動機構を有している。昇降部12cは、この駆動機構により、ガイド12fに沿って上下方向に移動可能となっている。
上記レーザヘッド11は、昇降部12cに保持されている。ガントリー12aのX方向の移動、スライダ12bのY方向の移動、及び昇降部12cの上下方向の移動により、レーザヘッド11は、第1加工領域10Rの上方をX方向、Y方向及びZ方向に移動可能となっている。なお、ヘッド駆動部12は、上記した構成に限定されない。例えば、ロボットアームによりレーザヘッド11をX、Y、Z方向に移動させるものでもよい。また、レーザヘッド11を移動させることに代えて、ワークWを移動させるものや、レーザヘッド11及びワークWの双方を移動させるものでもよい。
第1加工領域10Rには、パレット13が配置される。パレット13は、不図示の移動装置により位置13Pと第1加工領域10Rとの間を移動する。パレット13は、ワークWを載置し、第1加工領域10Rに対してワークWを搬入または搬出する。また、パレット13は、第1加工領域10Rにおいて、ワークWを支持するテーブルとしても機能する。パレット13は、フレーム18に備える載置部14上に載置される。載置部14は、パレット13を位置決めした状態で、不図示の駆動装置によって昇降し、パレット13を昇降させることが可能である。
パレット13は、図1及び図2に示すように、ベースプレート13a及び複数の支持プレート13bを有している。支持プレート13bは、矩形状のベースプレート13aの上面に立った状態でX方向に並んで配置され、その上端でワークWの下面を支持する。2つの支持プレート13bの間隔は、後述するフォーク装置20の腕部20bが差し込み可能に設定される。各支持プレート13bは、例えば鋸歯状に形成された複数の上端部13cを有している。各上端部13cは、ベースプレート13aからの高さ(Z方向の位置)が同一となるように形成される。
複数の上端部13cには、ワークWが載置される。また、上端部13cが鋸歯状であるため、ワークWに対する接触面積が小さい。これにより、ワークWの加工によって支持プレート13bに溶着するのを減少でき、後述のフォーク装置20によって支持プレート13bからワークWを容易に引き離すことができる。なお、上端部13cは、鋸歯状とすることに限定されず、例えば、剣山状、波形状、または複数のピンを用いてもよい。
パレット13は、ワークWを支持プレート13bの上端部13cに載置した状態で外部(例、位置13P)から−X方向に移動して搬入され、ワークWを乗せたまま第1加工装置10の加工領域に配置される。また、パレット13は、加工済みのワークWを載置して+X方向に移動して外部(例、位置13P)に搬出される。パレット13は、第1加工装置10と外部とを往復移動するように構成される。このワークWの搬入及びワークWの搬出は、パレット13に代えて、例えば、外部のローダ装置(不図示)等を用いて行うことができる。
なお、フレーム18は、−Y側の起立部分において不図示の開口部が形成されており、後述する第2加工装置30のフレーム31に形成された開口部34と同様に、ワークW、搬送装置24の一部及びフォーク装置20が通過可能に形成されている。
フォーク装置20は、基部20aと、腕部20bと、進退駆動部21と、を有している。基部20aは、X方向に延びて形成される。腕部20bは、基部20aから+Y方向に延びる棒状に形成されている。腕部20bは、基部20aの上面に、X方向に並んで複数設けられる。各腕部20bは、フォーク装置20を+Y方向に移動させた場合、各腕部20bが支持プレート13b同士の間を+Y方向に進入可能となるように形成されている。
各腕部20bは、例えば、支持プレート13bとほぼ等しいピッチでX方向に並んで形成される。腕部20bの上面には、不図示のブラシ部が所定間隔で設けられている。このブラシ部は、例えば樹脂等の材料を用いて形成されており、ワークWを搬送する際にワークWを支持する。ブラシ部は、ワークWを搬送する際の抵抗を低減し、ワークWの下面に傷が付くのを抑制する。なお、ブラシ部を設けるか否かは任意である。また、ブラシ部に代えて、複数のフリーボールベアリング(ボールが全方向に転動可能)が配置されてもよい。
フォーク装置20は、不図示のガイドを備え、腕部20b及び腕部20bを進退駆動部21によって待機領域20Rから第1加工領域10Rに対して進退可能である。待機領域20Rは、第1加工領域10Rの周囲の領域の一部である。腕部20bの進退方向は、Y方向に設定される。待機領域20Rは、少なくとも腕部20bが−Y方向に移動して、後述する第2加工領域30Rから離れた領域を含んで設定される。待機領域20Rは、第2加工装置30を挟んで第1加工装置10(第1加工領域10R)の反対側に設定される。腕部20bは、待機領域20Rから、第2加工領域30Rを超えて、第1加工領域10Rに入り込むことができる範囲まで移動可能である。なお、腕部20bが第1加工領域10Rに入り込んだ際、腕部20b(基部10a)の位置を保持するために、不図示のロックピン等が設けられている。
進退駆動部21は、基部20aの−Y側に配置され、基部20a及び腕部20bと同様に、不図示のガイドによってY方向に移動可能である。進退駆動部21の駆動方法は任意である。例えば、進退駆動部21は、電気モータ等によって回転駆動するピニオンギアを備え、このピニオンギアが不図示のガイドに沿って形成されたラックと噛み合うことでY方向に移動可能としてもよい。
図3(A)及び(B)は、フォーク装置20及び支持テーブル60の一例を示す斜視図である。図3(A)に示すように、進退駆動部21は、基部20aに対して連活または解放するためのロックピン21aを備える。ロックピン21aは不図示の駆動部によって駆動される。ロックピン21aが基部20aの一部に形成された孔部20cに入り込むことにより、進退駆動部21と基部20aとが連結されて一体として移動する。また、ロックピン21aが孔部20cから外れた場合は、進退駆動部21は、基部20aから切り離された状態となる。なお、基部20aと進退駆動部21との連結または解放の手段は任意である。例えば、電磁石等を用いて基部20aと進退駆動部21との連結または解放を行ってもよい。
進退駆動部21の上部には、X方向に長い矩形板状のワーク支持部22が形成される。進退駆動部21の上面側に複数のブラシ部23が形成される。ブラシ部23は、上端でワークWを支持する。ただし、ブラシ部23の配置は任意であり、また、ブラシ部23に代えて、複数のフリーボールベアリングが配置されてもよい。また、ブラシ部23を形成するか否かは任意である。ワーク支持部22の幅(X方向の長さ)は、支持テーブル60の幅(X方向の長さ)とほぼ同一に設定される。これにより、ワークWを安定して支持することができる。さらに、ワーク支持部22の上面(ブラシ部23の上端)の高さは、フォーク装置20の腕部20aの上面(ブラシ部がある場合はブラシ部の上端)、及び上昇位置にある支持テーブル60の上面(ブラシ部23の上端)とほぼ同一面となるように設定される。これにより、ワークWを安定して搬送することができる。
支持テーブル60は、第2加工領域30Rを挟んで第1加工領域10Rの反対側に配置される。支持テーブル60は、矩形板状の部材が用いられ、上面側に複数のブラシ部23が形成される。支持テーブル60の大きさは、支持するワークWの大きさに対して設定される。ブラシ部23は、上端でワークWを支持するため、一定間隔で形成される。ただし、複数のブラシ部23の配置は任意であり、また、ブラシ部23に代えて、複数のフリーボールベアリングが配置されてもよい。また、ブラシ部23を形成するか否かは任意である。支持テーブル60は、昇降装置61により昇降可能に形成される。支持テーブル60は、上面が、フォーク装置20の腕部20aの上面、及び支持テーブル60の上面とほぼ同一面となる上昇位置と、フォーク装置20の進退と干渉しないように下方に退避した退避位置との間を昇降する。昇降装置61は、電気モータの他に、油圧または空圧シリンダ機構等が用いられる。
また、図3(B)に示すように、進退駆動部21のロックピン21aを駆動して基部20aとの連結を解放した後、進退駆動部21は、−Y方向に移動して、上昇位置にある支持テーブル60の+Y側に配置可能である。このとき、基部20a及び腕部20bは第1加工領域10Rに残ったままである。なお、第1加工装置10に備える不図示のロックピンにより基部20aが第1加工領域10R内の所定位置に保持されてもよい。
図3では第2加工領域30R(図1参照)の記載を省略しているが、進退駆動部21は、第2加工領域30Rと支持テーブル60との間に配置される。その結果、進退駆動部21のワーク支持部22は、支持テーブル60と並んだ状態で配置される。これにより、後述する搬送装置24によりワークWを−Y方向に搬送する際、ワークWをワーク支持部22及び支持テーブル60によって安定して支持することができる。また、進退駆動部21は、第2加工領域30Rの−Y側に配置されるので、ワークWを第2加工装置30により加工する際に、加工の妨げとなることがない
図1及び図2に戻り、搬送装置24は、第1加工領域10RのワークWを待機領域20Rに向けて−Y方向に搬送し、また、待機領域20RのワークWを第1加工領域10Rに向けて+Y方向に搬送する。搬送装置24は、後述する第2加工装置30(第2加工領域30R)の−Y側に配置されている。搬送装置24は、キャリッジ25と、プレート26と、ワークホルダ27とを有している。
キャリッジ25は、X方向に延びて形成され、不図示の駆動装置により一対のガイド28に沿ってY方向に移動可能に形成される。駆動装置としては、例えばボールねじ機構やリニアモータなどが用いられる。プレート26は、上方から見て、矩形状に形成され、キャリッジ25の+Y側の側面に固定される。プレート26のY方向の長さは、キャリッジ25が第2加工装置30の−Y側に近接した際、ワークホルダ27がワークWを把持可能な長さに設定される。ワークホルダ27は、プレート26の+Y側において、X方向に間隔を空けて3箇所に設けられる。各ワークホルダ27は、不図示の駆動装置によりワークWの端部を挟み込んで把持または解放可能な構成が採用される。なお、ワークホルダ27の個数は任意である。ワークホルダ27は、ワークWを把持するものに代えて、ワークWの一部を吸着するものでもよい。
搬送装置24は、ワークホルダ27によってワークWを保持した状態でY方向に移動することにより、ワークWをY方向に搬送する。第2加工領域30Rは、搬送装置24によるワークWの搬送経路の一部に形成されている。搬送装置24は、ワークWを第1加工領域10R及び第2加工領域30Rの双方に対して搬送できる。なお、プレート26の一部及びワークホルダ27は、後述する第2加工装置30の開口部34を通過可能に形成されている。搬送装置24は、待機領域20Rにおいてフォーク装置20の上方に配置されるので、待機領域20Rの上方スペースを活用して、システム全体をコンパクトにすることができる。
第2加工装置30は、ワークWに対して、例えば、成形加工、タップ加工等を行う。第2加工装置30は、第1加工装置10(第1加工領域10R)と、フォーク装置20の待機領域20Rとの間に配置される。第2加工装置30は、フレーム31と、加工工具32と、ガイド33とを有する。フレーム31は、図2に示すように、加工工具32及びガイド33を支持する。フレーム31の中央部分は、上記したフォーク装置20や、プレート26の一部及びワークホルダ27、ワークWが通過可能な矩形状の開口部34が設けられる。フレーム31は、第1加工装置10の−Y側に配置され、その長手方向がX方向と平行になるように配置されている。
加工工具32は、ワークWに対して加工を行う。加工工具32としては、例えば、プレス工具35とタップ工具36とが配置される。プレス工具35は、例えばパンチ等の上型37と、例えばダイ等の下型38とによりワークWを挟み込んでワークWを加工する。プレス工具35は、複数の上型37を保持する上型支持ブロック39と、複数の下型38を保持する下型支持ブロック40と、成形ヘッド41と、を有する。上型支持ブロック39や成形ヘッド41は、開口部34の上方に配置される。下型支持ブロック40は、開口部34の下方に配置される。成形ヘッド41は、上型支持ブロック39の上方に配置される。複数の上型37のそれぞれは、複数の下型38のうち少なくとも1つに対応する。上型支持ブロック39及び下型支持ブロック40のそれぞれに複数の上型37及び下型38を備えるので、いずれかを選択することにより加工工具32を容易に変更できる。
複数の上型37及び下型38のそれぞれは、X方向に並んで、上型支持ブロック39及び下型支持ブロック40に保持される。成形ヘッド41は、不図示の駆動装置により上下方向に移動可能なヘッド部41aを有する。ヘッド部41aを上型37及び下型38のいずれかに位置決めし、下方に駆動することで上型37を下型38に向けて移動させる。また、下型支持ブロック40は、成形ヘッド40bを備え、選択された下型38を上方に移動させる。これにより、ワークWは、上型37と下型38とにより加工される。なお、下型支持ブロック40が成形ヘッド40bを備えるか否かは任意である。
フレーム31の−Y側の面には、加工工具32を案内するガイド33が複数取り付けられている。複数のガイド33のそれぞれは、腕部20bの進退方向(Y方向)と交差する交差方向(X方向)に延びている。複数のガイド33は、上型支持ブロック39を案内する上側ガイド42、下型支持ブロック40を案内する下側ガイド43、成形ヘッド41を案内するヘッド用ガイド45、タップ工具36を案内するタップ用ガイド46、である。上側ガイド42と下側ガイド43とは、開口部34を上下方向に挟んで配置される。なお、1つのガイド(例えば上側ガイド42など)を2以上の移動対象(例えば、上型支持ブロック39及びタップ工具36など)で共用してもよい。
上型支持ブロック39は、駆動装置39aにより上側ガイド42に沿ってX方向に移動する。下型支持ブロック40は、駆動装置40aにより下側ガイド43に沿ってX方向に移動する。上型支持ブロック39及び下型支持ブロック40を移動させることにより、ワークWの任意のX方向に上型37及び下型38を位置決めできる。成形ヘッド41は、駆動装置41bによりヘッド用ガイド45に沿ってX方向に移動する。
タップ工具36は、例えば、ねじ穴を形成するためのタップ36aを有する。タタップ加工は、ワークWに対して、タップ36aを下方に移動させてワークWに接触させた後、タップ36aを不図示の駆動装置により回転させることによりを行う。タップ工具36は、駆動装置36bによりタップ用ガイド46に沿ってX方向に移動する。
また、第2加工装置30は、加工工具32の位置を検出する位置検出装置48を備えている。位置検出装置48は、例えば、光学式センサ等の非接触式センサが用いられるが、他の検出装置が用いられてもよい。位置検出装置48は、タップ工具36、上型支持ブロック39、下型支持ブロック40、及び成形ヘッド41のそれぞれに対応して設置される。各位置検出装置48による位置情報は制御部50に送られ、加工工具32の位置制御に用いられる。
第2加工装置30は、プレス工具35やタップ工具36によりワークWを加工する領域として第2加工領域30Rを有する。第2加工領域30Rは、第1加工領域10Rと待機領域20Rとの間に形成される。この第2加工領域30Rにおいて、ワークWが上記した搬送装置24によってY方向に搬送され、かつ、プレス工具35やタップ工具36がX方向に移動することにより、ワークWの任意の部分にプレス工具35やタップ工具36を位置決めできる。
制御部50は、制御部50は、板材加工システム1の各動作を統括的に制御し、中央演算処理装置(CPU)及び記憶装置を備えている。制御部50は、例えば、第1加工装置10のレーザヘッド11の位置やレーザの出力、フォーク装置20の駆動、搬送装置24の駆動やワークホルダ27の保持または解放、第2加工装置30の各加工工具32の位置決めや加工動作等を制御する。
次に、板材加工システム1の動作について、図4〜図7を参照して説明する。ただし、以下の説明は一例であって、動作を限定するものではない。まず、ワークWが第1加工領域10Rに搬入される。ワークWは、位置13P(図1参照)でパレット13に載置された後、パレット13が−X方向に移動することにより、図4(A)に示すように、第1加工領域10Rに配置される。
続いて、ワークWに対するレーザ加工が行われる。レーザ加工は、ヘッド駆動部12によりレーザヘッド11をX方向、Y方向、及びZ方向に移動させつつ、レーザヘッド11からワークWに対してレーザ光を射出する。レーザヘッド11をワークに対して相対的に移動させてレーザ加工を行うので、ワークWの加工を高速で行うことができる。なお、このレーザ加工では製品外形の切断まで行わず、穴あけ等の部分的な切断であってもよい。なお、レーザ加工に際して、図4(B)に示すように、搬送装置24を+Y方向に移動させてワークホルダ27でワークWを保持してもよい。
次に、図4(B)に示すように、搬送装置24を+Y方向に移動させてワークホルダ27でワークWの−Y側の端部を把持する。次に、図4(C)に示すように、進退駆動部21を駆動してフォーク装置20を待機領域20Rから+Y方向に移動させ、各腕部20bを支持プレート13bの間に進入させる。この状態では、ワークWは、支持プレート13bに載置された状態が維持される。なお、図4(A)〜(C)の動作の間、支持テーブル60は、下方の退避位置に退避している。
次に、載置部14を駆動してパレット13を下降させる。これにより、図5(A)に示すように、ワークWは、支持プレート13bから腕部20b上に載置される。このとき、レーザ加工によってワークWの一部が支持プレート13bに溶着している場合も、引き剥がすことができる。なお、図示していないが、ワークWは腕部20b上面のブラシ部に載置された状態となる。また、パレット13を下降させることには限定されない。例えば、腕部20bを上昇させることでパレット13からワークWを受け取ってもよい。また、腕部20bを上昇させつつ、パレット13を下降させて腕部20bがワークWを受け取ってもよい。また、図5(A)に示すように、支持テーブル60は、フォーク装置20が上方を+Y方向に通過した後、昇降装置61により上昇を開始する。
次に、図5(B)に示すように、進退駆動部21は、ロックピン21aを駆動して基部20aとの連結を解放した後、−Y方向に移動して支持テーブル60の+Y側に配置される。これにより、進退駆動部21は、第2加工領域30Rと支持テーブル60との間に配置される。このとき、腕部20bは、第1加工領域10Rにおいて、不図示のガイド等によりワークWを載置した状態で保持されている。なお、進退駆動部21を基部20aから切り離す際に、不図示のロックピン等によって基部20a(または腕部20b)を第1加工領域10Rの所定位置に保持させてもよい。また、進退駆動部21が−Y方向に移動する間においても、支持テーブル60は上昇位置に向けて上昇している。
次に、図5(C)に示すように、支持テーブル60は、昇降装置61により上昇位置まで上昇する。これにより、支持テーブル60の上面は、腕部20aの上面、及び進退駆動部21のワーク支持部22の上面とほぼ同一面となる。腕部20a、進退駆動部21、及び支持テーブル60は、ワークWを搬送するためのテーブルとして使用される。
次に、図6(A)に示すように、搬送装置24を−Y方向に移動させる。これにより、ワークWは、−Y方向に搬送され、ワークWの一部が第2加工領域30RにおいてY方向に位置決めされて第2加工装置30によりワークWの加工が行われる。なお、ワークWは、腕部20bの上面と、進退駆動部21のワーク支持部22のブラシ部23の上端と、支持テーブル60のブラシ部23の上端と、で支持されるので、安定して搬送される。また、進退駆動部21のワーク支持部22の上面(ブラシ部23の上端)と支持テーブル60の上面(ブラシ部23の上端)とがほぼ同一面に配置されるため、両者間に段差がなく、ワークWを安定してかつ下面の損傷を抑制して搬送できる。
第2加工装置30によるワークWの加工は図1及び図2参照しつつ、次のように行う。搬送装置24によりY方向に位置決めされたワークWは、加工工具32をX方向に移動させることにより、ワークWの所望位置に加工工具32を位置決めする。続いて、プレス工具35またはタップ工具36により、ワークWの所定位置に孔開け加工、成形加工、またはタップ加工を行う。例えば、プレス工具35の所望の上型37及び下型38をワークWの加工位置に合わせるように、上型支持ブロック39、下型支持ブロック40、及び成形ヘッド41を移動させ、続いて、ヘッド部41aを駆動して上型37と下型38とによりワークWの加工位置に対して孔空け加工または成形加工を行う。
また、タップ工具36を使用する場合、上型支持ブロック39、下型支持ブロック40及び成形ヘッド41を退避させ、タップ36aをワークWの加工位置に合わせた後にタップ36aを駆動して、ワークWの加工位置に対してタップ加工を行う。プレス工具35またはタップ工具36は、ワークWのX方向の複数個所にプレス工具35またはタップ工具36を移動させて加工を行い、続いて、搬送装置24によりワークWを−Y方向にずらした位置においてX方向の複数個所を加工するといった動作が繰り返される。これにより、ワークW全体に対してそれぞれ所望の加工を行う。なお、第2加工装置30によるワークWの加工時において、搬送装置24によりワークWを保持しているので、ワークWの位置ズレ等を抑制できる。
次に、第2加工装置30によるワークWの加工が終了した後、図6(B)に示すように、搬送装置24は、加工後のワークWを第1加工領域10Rに搬送する。この第1加工領域10Rにおいて、ワークWはフォーク装置20の腕部20bに載置される。次に、図6(C)に示すように、パレット13を上昇させ、ワークWを腕部20bから支持プレート13bに載置する。また、図7(A)に示すように、進退駆動部21を+Y方向に移動させ、基部20aに接触した際にロックピン21aを駆動して基部20aの孔部20cにロックピン21aを差し込む。これにより、進退駆動部21は基部20aと連結される。なお、進退駆動部21の移動開始のタイミングは、搬送装置24によりワークWを第1加工領域10Rに搬送した後、またはパレット13の上昇開始時、上昇中、上昇後のいずれであってもよい。
また、図7(A)に示すように、昇降装置61を駆動して、支持テーブル60を上昇位置から下降させる。なお、支持テーブル60を下降させるタイミングは、搬送装置24によりワークWを第1加工領域10Rに搬送した後、またはパレット13の上昇開始時、上昇中、上昇後、または進退駆動部21の移動開始時、移動中、移動後のいずれであってもよい。次に、図7(B)に示すように、支持テーブル60が退避位置まで下降した後、進退駆動部21を−Y方向に移動させる。これにより、進退駆動部21に連結された基部20a及び腕部20bは−Y方向に待機領域20Rまで移動する。
なお、パレット13に載置されたワークWに対して、再度レーザヘッド11からレーザ光を射出して、レーザ加工を行ってもよい。このレーザ加工は、先のレーザ加工で残した部分の切断や、製品外形の切断等を行ってもよい。また、レーザ加工中に搬送装置24のワークホルダ27でワークWを保持してもよい。ただし、このような2回目のレーザ加工を行うかは任意である。搬送装置24は、ワークホルダ27によるワークWの保持を解除し、−Y方向に移動して待機領域20Rに戻り、図4(A)に示す状態となる。
その後、パレット13は、加工済みのワークWを載置したまま+X方向に移動して、ワークWを第1加工領域10Rから搬出する。なお、レーザ加工の終了後、再度フォーク装置20の腕部20bを支持プレート13b間に進入させ、パレット13を下降させて腕部20b上にワークWを載置してから、パレット13を上昇させて支持プレート13b上にワークWを載置させてもよい。これにより、レーザ加工によってワークWの一部が支持プレート13bに溶着した場合でも引きはがすことができる。
加工済みのワークWは、例えば、位置13P(図1参照)においてワークW中から製品が不図示の仕分け装置等によりピックアップされ、残った残材がパレット13から排出される。その後、新たなワークWがパレット13上に載置され、上記した動作が行われ、かかる作業が繰り返されることにより複数のワークWが加工される。
以上のように、本実施形態によれば、フォーク装置20が第1加工領域10Rに移動したタイミングで支持テーブル60の上昇を行うことができ、腕部20b上のワークWの搬送開始を早めることができるので、ワークWの加工時間を短縮できる。また、進退駆動部21のワーク支持部22が第2加工領域30Rと支持テーブル60との間に配置されるので、ワークWはワーク支持部22及び支持テーブル60によって支持され、搬送装置24によるワークWの搬送を安定して行うことができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。上記した実施形態では、進退駆動部21のワーク支持部22として板状の部材が用いられるが、これに限定されない。例えば、ワーク支持部として板状の部材を用いずに、進退駆動部21の上面にブラシ部23が設けられたものでもよい。
W・・・ワーク
1・・・板材加工システム
10・・・第1加工装置
10R・・・第1加工領域
11・・・レーザヘッド
20・・・フォーク装置
20b・・・腕部
21・・・進退駆動部
21a・・・ロックピン
22・・・ワーク支持部
23・・・ブラシ部
24・・・搬送装置
30・・・第2加工装置
30R・・・第2加工領域
32・・・加工工具
60・・・支持テーブル
61・・・昇降装置

Claims (7)

  1. 第1加工領域に配置された板状のワークに対して相対的に移動して前記ワークを加工するレーザヘッドを有する第1加工装置と、
    前記第1加工領域に対して進退し、かつ、前記第1加工領域に配置された前記ワークを支持可能な複数の腕部を有するフォーク装置と、
    前記フォーク装置に支持された前記ワークを保持して搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置による前記ワークの搬送経路の一部に形成された第2加工領域において前記ワークを加工する加工工具を有する第2加工装置と、
    前記第2加工領域を挟んで前記第1加工領域の反対側に配置され、前記ワークを支持可能な上昇位置と下降した退避位置との間を昇降する支持テーブルと、を備え、
    前記フォーク装置は、前記支持テーブルが退避位置にある場合に前記第1加工領域に対する進退が可能であり、かつ、前記腕部と切り離し可能な進退駆動部を備え、
    前記進退駆動部は、前記腕部を切り離した後に前記第2加工領域と前記支持テーブルとの間に配置されて前記ワークを支持可能なワーク支持部を備える、板材加工システム。
  2. 前記進退駆動部の前記ワーク支持部は、上昇位置にある前記支持テーブルとほぼ同一の高さに設定される、請求項1に記載の板材加工システム。
  3. 前記進退駆動部の前記ワーク支持部は、前記支持テーブルの幅とほぼ同一の幅に形成される、請求項1または請求項2に記載の板材加工システム。
  4. 前記支持テーブルの上面及び前記ワーク支持部の上面の少なくとも一方に、前記ワークの下面と接触するブラシ部またはフリーボールベアリングが設けられる、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の板材加工システム。
  5. 前記フォーク装置は、前記腕部と前記進退駆動部とを連結または解放するロックピンを備える、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の板材加工システム。
  6. 前記フォーク装置の前記腕部は、前記第2加工領域を介して前記第1加工領域に対して進退し、
    前記搬送装置は、前記腕部の進退方向に前記ワークを搬送する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の板材加工システム。
  7. 板状のワークを加工する板材加工方法であって、
    第1加工領域において前記ワークとレーザヘッドとを相対的に移動させて前記ワークを前記レーザヘッドにより加工することと、
    前記第1加工領域に配置された前記ワークをフォーク装置の腕部で支持することと、
    前記腕部に支持された前記ワークを保持して搬送することと、
    前記ワークの搬送経路の一部に形成された第2加工領域において前記ワークを加工工具により加工することと、
    前記第2加工領域を挟んで前記第1加工領域の反対側に配置された支持テーブルを上昇させ、前記ワークを搬送する際に、前記支持テーブルで前記ワークを支持することと、
    前記フォーク装置の前記腕部を進退させる進退駆動部を前記腕部から切り離して前記第2加工領域と前記支持テーブルとの間に配置させ、前記ワークを搬送する際に、前記進退駆動部に形成されたワーク支持部で前記ワークを支持することと、を含む板材加工方法。
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