JPH11129132A - 板材加工複合機における防塵装置 - Google Patents
板材加工複合機における防塵装置Info
- Publication number
- JPH11129132A JPH11129132A JP9295909A JP29590997A JPH11129132A JP H11129132 A JPH11129132 A JP H11129132A JP 9295909 A JP9295909 A JP 9295909A JP 29590997 A JP29590997 A JP 29590997A JP H11129132 A JPH11129132 A JP H11129132A
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- Japan
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- punch
- die
- punching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スパッタ等の粉塵が板材加工複合機に及ぼす
種々の悪影響を防止することを可能にする。 【解決手段】 板材加工複合機1におけるパンチング部
のダイ移動用のスリット部49はスリット用カバー81
により開閉移動自在である。熱切断加工時はスリット用
カバー81でスリット部49を被蓋して粉塵の侵入を防
ぎ、スリット部49の下方のダイ移動軸のLMガイドや
ボールねじのカジリや、スパッタによる配管のエア漏れ
や配線のショート等の故障をなくす。パンチング部に備
えたパンチング部退避領域にダイDを保護するダイ用カ
バーを設け、パンチブロック9内をパンチ用カバー87
でほぼ密閉状態にカバーし、パンチの摺動部からエアを
噴出してエアパージさせることにより、粉塵の侵入を防
ぎ、パンチとダイのカジリをなくす。多数のフリーベア
51とワークテーブル45との間に間隙を設け、スパッ
タをフリーベア51の外方へ落下させる。
種々の悪影響を防止することを可能にする。 【解決手段】 板材加工複合機1におけるパンチング部
のダイ移動用のスリット部49はスリット用カバー81
により開閉移動自在である。熱切断加工時はスリット用
カバー81でスリット部49を被蓋して粉塵の侵入を防
ぎ、スリット部49の下方のダイ移動軸のLMガイドや
ボールねじのカジリや、スパッタによる配管のエア漏れ
や配線のショート等の故障をなくす。パンチング部に備
えたパンチング部退避領域にダイDを保護するダイ用カ
バーを設け、パンチブロック9内をパンチ用カバー87
でほぼ密閉状態にカバーし、パンチの摺動部からエアを
噴出してエアパージさせることにより、粉塵の侵入を防
ぎ、パンチとダイのカジリをなくす。多数のフリーベア
51とワークテーブル45との間に間隙を設け、スパッ
タをフリーベア51の外方へ落下させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチ・プラズマ
複合機やパンチ・レーザ複合機等の熱切断加工機を備え
た板材加工複合機における防塵装置に関する。
複合機やパンチ・レーザ複合機等の熱切断加工機を備え
た板材加工複合機における防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工複合機はパンチング加工
機をベースにしてプラズマ加工機やレーザ加工機等の熱
切断加工機が搭載されている。例えばプラズマトーチを
搭載しているパンチ・プラズマ複合機では、パンチング
加工部及びプラズマトーチは本体フレームを構成する下
部フレームとこの下部フレーム上に支柱部を介して上部
フレームが一体的に枠体構成されている。さらに、前記
本体フレームの前後にはワークを載置するワークテーブ
ルが配置されており、このワークテーブルには前記ワー
クを把持して移動位置決めするワーク移動位置決め装置
が設けられている。
機をベースにしてプラズマ加工機やレーザ加工機等の熱
切断加工機が搭載されている。例えばプラズマトーチを
搭載しているパンチ・プラズマ複合機では、パンチング
加工部及びプラズマトーチは本体フレームを構成する下
部フレームとこの下部フレーム上に支柱部を介して上部
フレームが一体的に枠体構成されている。さらに、前記
本体フレームの前後にはワークを載置するワークテーブ
ルが配置されており、このワークテーブルには前記ワー
クを把持して移動位置決めするワーク移動位置決め装置
が設けられている。
【0003】ワークはワーク移動位置決め装置により移
動されながらパンチング加工され、さらにプラズマトー
チから噴射されるプラズマジェットにより熱切断加工さ
れる。
動されながらパンチング加工され、さらにプラズマトー
チから噴射されるプラズマジェットにより熱切断加工さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の熱切
断加工機を備えた板材加工複合機においては、例えば前
述したパンチ・プラズマ複合機では、プラズマ加工時に
発生するスパッタ及びドロスがパンチ・プラズマ複合機
における種々の故障を起こす原因となっていた。
断加工機を備えた板材加工複合機においては、例えば前
述したパンチ・プラズマ複合機では、プラズマ加工時に
発生するスパッタ及びドロスがパンチ・プラズマ複合機
における種々の故障を起こす原因となっていた。
【0005】例えば、ワークテーブルの上に飛散したス
パッタを排除する構造がないので、特にフリーベアが配
置されているワークテーブルでは、ワークテーブル上の
スパッタはワークテーブルの端から落下したり、あるい
はフリーベアに落下するために、フリーベアは侵入する
スパッタ等の粉塵により回転しなくなるという問題点が
あった。
パッタを排除する構造がないので、特にフリーベアが配
置されているワークテーブルでは、ワークテーブル上の
スパッタはワークテーブルの端から落下したり、あるい
はフリーベアに落下するために、フリーベアは侵入する
スパッタ等の粉塵により回転しなくなるという問題点が
あった。
【0006】さらに、飛散するスパッタが、パンチング
部における複数のパンチを装着したパンチブロックと複
数のダイを装着したダイブロックをそれぞれY軸方向に
移動せしめるためのLMガイドやボールねじに付着した
り、ワーク移動位置決め装置のキャレッジを移動せしめ
るためのLMガイドやボールねじに付着するので、前記
各LMガイドやボールねじがスパッタによりカジリが発
生するという問題点があった。
部における複数のパンチを装着したパンチブロックと複
数のダイを装着したダイブロックをそれぞれY軸方向に
移動せしめるためのLMガイドやボールねじに付着した
り、ワーク移動位置決め装置のキャレッジを移動せしめ
るためのLMガイドやボールねじに付着するので、前記
各LMガイドやボールねじがスパッタによりカジリが発
生するという問題点があった。
【0007】また、熱を帯びたスパッタが下部フレーム
の下方に配置されている配線や配管等の配管部に飛散
し、配線の被覆を溶かして絶縁不良やショートを誘発し
たり、あるいは配管を溶かして各種ガスの漏れを誘発す
るという問題点があった。
の下方に配置されている配線や配管等の配管部に飛散
し、配線の被覆を溶かして絶縁不良やショートを誘発し
たり、あるいは配管を溶かして各種ガスの漏れを誘発す
るという問題点があった。
【0008】さらに、スパッタがパンチの摺動面やダイ
のハメアイ面に侵入してパンチやダイのカジリが発生す
るという問題点があった。
のハメアイ面に侵入してパンチやダイのカジリが発生す
るという問題点があった。
【0009】さらに、プラズマトーチを1軸移動してい
るものでは、スパッタが落下する場所に溝を設け、この
溝内にドロスを溜めているが、ドロスが高温であるので
ドロスが溶着して塊になってしまう。この塊を取り除く
ためにはパンチ・プラズマ複合機の運転を停止する必要
があり、また前記塊を取り出すのが困難であるために時
間がかかるので、稼働時間の能率低下を来すという問題
点があった。
るものでは、スパッタが落下する場所に溝を設け、この
溝内にドロスを溜めているが、ドロスが高温であるので
ドロスが溶着して塊になってしまう。この塊を取り除く
ためにはパンチ・プラズマ複合機の運転を停止する必要
があり、また前記塊を取り出すのが困難であるために時
間がかかるので、稼働時間の能率低下を来すという問題
点があった。
【0010】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、熱切断機を備えた板材加工複
合機のスパッタ等の粉塵が板材加工複合機に及ぼす種々
の悪影響を防止することを可能とする板材加工複合機に
おける防塵装置を提供することにある。
れたもので、その目的は、熱切断機を備えた板材加工複
合機のスパッタ等の粉塵が板材加工複合機に及ぼす種々
の悪影響を防止することを可能とする板材加工複合機に
おける防塵装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工複合機における防
塵装置は、クランプしたワークをワークテーブル上でワ
ーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決め装
置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズルを下
端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング加工
するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞれ、
前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自在に
設けている板材加工複合機における防塵装置において、
前記ワークテーブルの上面に突出する多数のフリーベア
を設けると共にワークテーブル上のスパッタをフリーベ
アの外方へ落下すべく前記フリーベアと前記ワークテー
ブル間に間隙を設けてなることを特徴とするものであ
る。
に請求項1によるこの発明の板材加工複合機における防
塵装置は、クランプしたワークをワークテーブル上でワ
ーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決め装
置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズルを下
端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング加工
するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞれ、
前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自在に
設けている板材加工複合機における防塵装置において、
前記ワークテーブルの上面に突出する多数のフリーベア
を設けると共にワークテーブル上のスパッタをフリーベ
アの外方へ落下すべく前記フリーベアと前記ワークテー
ブル間に間隙を設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0012】したがって、ワークテーブル上に飛散した
スパッタ等の粉塵は、ワークの移動時にフリーベアとワ
ークテーブル間の間隙からフリーベアの外方へ落下する
ので、スパッタ等の粉塵がフリーベアに入り込まなくな
るために、フリーベアの故障が発生しなくなる。
スパッタ等の粉塵は、ワークの移動時にフリーベアとワ
ークテーブル間の間隙からフリーベアの外方へ落下する
ので、スパッタ等の粉塵がフリーベアに入り込まなくな
るために、フリーベアの故障が発生しなくなる。
【0013】請求項2によるこの発明の板材加工複合機
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワークテーブル上のスパッタを貯溜せし
める窪み部を前記ワークテーブルに設けると共に前記窪
み部内のスパッタを落下せしめる排出用穴を前記窪み部
の底面に設けてなることを特徴とするものである。
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワークテーブル上のスパッタを貯溜せし
める窪み部を前記ワークテーブルに設けると共に前記窪
み部内のスパッタを落下せしめる排出用穴を前記窪み部
の底面に設けてなることを特徴とするものである。
【0014】したがって、板材加工複合機における種々
の故障の原因となるワークテーブル上のスパッタは窪み
部に集められて排出用穴からワークテーブルの下方へ落
下して減少するので、故障の頻度は少なくなる。
の故障の原因となるワークテーブル上のスパッタは窪み
部に集められて排出用穴からワークテーブルの下方へ落
下して減少するので、故障の頻度は少なくなる。
【0015】請求項3によるこの発明の板材加工複合機
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワークテーブルの上面に突出する多数の
フリーベアを設けると共にワークテーブル上のスパッタ
をフリーベアの外方へ落下すべく前記フリーベアと前記
ワークテーブル間に間隙を設け、前記ワークテーブル上
のスパッタを貯溜せしめる窪み部を前記ワークテーブル
に設けると共に前記窪み部内のスパッタを落下せしめる
排出用穴を前記窪み部の底面に設けてなることを特徴と
するものである。
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワークテーブルの上面に突出する多数の
フリーベアを設けると共にワークテーブル上のスパッタ
をフリーベアの外方へ落下すべく前記フリーベアと前記
ワークテーブル間に間隙を設け、前記ワークテーブル上
のスパッタを貯溜せしめる窪み部を前記ワークテーブル
に設けると共に前記窪み部内のスパッタを落下せしめる
排出用穴を前記窪み部の底面に設けてなることを特徴と
するものである。
【0016】したがって、ワークテーブル上に飛散した
スパッタ等の粉塵は、ワークの移動時にフリーベアとワ
ークテーブル間の間隙からフリーベアの外方へ落下する
ので、スパッタ等の粉塵がフリーベアに入り込まなくな
るために、フリーベアの故障が発生しなくなる。また、
板材加工複合機における種々の故障の原因となるワーク
テーブル上のスパッタは窪み部に集められて排出用穴か
らワークテーブルの下方へ落下して減少するので、故障
の頻度は少なくなる。
スパッタ等の粉塵は、ワークの移動時にフリーベアとワ
ークテーブル間の間隙からフリーベアの外方へ落下する
ので、スパッタ等の粉塵がフリーベアに入り込まなくな
るために、フリーベアの故障が発生しなくなる。また、
板材加工複合機における種々の故障の原因となるワーク
テーブル上のスパッタは窪み部に集められて排出用穴か
らワークテーブルの下方へ落下して減少するので、故障
の頻度は少なくなる。
【0017】請求項4によるこの発明の板材加工複合機
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記パンチング部のダイ移動用のスリットを
被蓋するスリット用カバーを開閉移動自在に設けてなる
ことを特徴とするものである。
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記パンチング部のダイ移動用のスリットを
被蓋するスリット用カバーを開閉移動自在に設けてなる
ことを特徴とするものである。
【0018】したがって、熱切断加工時はダイが退避さ
れる。このとき、ダイ移動用のスリットはスリット用カ
バーにより被蓋されるので、前記スリットの下方に位置
するダイ移動軸のLMガイドやボールねじのカジリがな
くなる。また、スパッタによる配管のエア漏れや配線の
ショート等の故障もなくなる。
れる。このとき、ダイ移動用のスリットはスリット用カ
バーにより被蓋されるので、前記スリットの下方に位置
するダイ移動軸のLMガイドやボールねじのカジリがな
くなる。また、スパッタによる配管のエア漏れや配線の
ショート等の故障もなくなる。
【0019】請求項5によるこの発明の板材加工複合機
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記パンチング部にダイ及びパンチを退避せ
しめるパンチング部退避領域を設け、このパンチング部
退避領域にダイを保護するダイ用カバーを設け、前記パ
ンチング部のパンチを収納するパンチブロック内をほぼ
密閉状態にカバーするパンチ用カバーを設け、パンチの
摺動部からエアを噴出してエアパージせしめるべく前記
パンチ用カバー内にエアを供給するエア供給装置を設け
てなることを特徴とするものである。
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記パンチング部にダイ及びパンチを退避せ
しめるパンチング部退避領域を設け、このパンチング部
退避領域にダイを保護するダイ用カバーを設け、前記パ
ンチング部のパンチを収納するパンチブロック内をほぼ
密閉状態にカバーするパンチ用カバーを設け、パンチの
摺動部からエアを噴出してエアパージせしめるべく前記
パンチ用カバー内にエアを供給するエア供給装置を設け
てなることを特徴とするものである。
【0020】したがって、熱切断加工時は、ダイがパン
チング部退避領域に退避されると共にダイ用カバーで保
護されるので、スパッタがダイのハメアイ面に入り込む
ことがなくなる。また、エア供給装置によりパンチ用カ
バー内にエアが供給されるとエアがパンチの摺動部から
噴出してエアパージされるので、スパッタがパンチの摺
動面に入り込むことがなくなる。したがって、パンチと
ダイのカジリの故障がなくなる。
チング部退避領域に退避されると共にダイ用カバーで保
護されるので、スパッタがダイのハメアイ面に入り込む
ことがなくなる。また、エア供給装置によりパンチ用カ
バー内にエアが供給されるとエアがパンチの摺動部から
噴出してエアパージされるので、スパッタがパンチの摺
動面に入り込むことがなくなる。したがって、パンチと
ダイのカジリの故障がなくなる。
【0021】請求項6によるこの発明の板材加工複合機
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワーク移動位置決め装置のキャレッジの
周りにスパッタの侵入を防止するプロテクターを設けて
なることを特徴とするものである。
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワーク移動位置決め装置のキャレッジの
周りにスパッタの侵入を防止するプロテクターを設けて
なることを特徴とするものである。
【0022】したがって、キャレッジはプロテクターに
よりスパッタの侵入が防止されるので、ワーク移動軸の
LMガイドやボールねじのカジリがなくなる。
よりスパッタの侵入が防止されるので、ワーク移動軸の
LMガイドやボールねじのカジリがなくなる。
【0023】請求項7によるこの発明の板材加工複合機
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワークテーブルに、前記加工ヘッドが移
動する経路の下方位置にスリット孔を設け、このスリッ
ト孔の下方に水路を設け、前記加工ヘッドによる熱切断
加工時に落下するスパッタを水洗すべく冷却水を噴射せ
しめる散水パイプを前記水路の上部に設けてなることを
特徴とするものである。
における防塵装置は、クランプしたワークをワークテー
ブル上でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめる
ノズルを下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパン
チング加工するパンチとダイを備えたパンチング部とを
それぞれ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に
移動自在に設けている板材加工複合機における防塵装置
において、前記ワークテーブルに、前記加工ヘッドが移
動する経路の下方位置にスリット孔を設け、このスリッ
ト孔の下方に水路を設け、前記加工ヘッドによる熱切断
加工時に落下するスパッタを水洗すべく冷却水を噴射せ
しめる散水パイプを前記水路の上部に設けてなることを
特徴とするものである。
【0024】したがって、水路内は常時冷却水が流れて
いるので水路に落下したスパッタは冷却されて水路内に
付着することなく冷却水により自動的に排出されるので
稼働時間の向上に寄与する。
いるので水路に落下したスパッタは冷却されて水路内に
付着することなく冷却水により自動的に排出されるので
稼働時間の向上に寄与する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工複合機に
おける防塵装置の実施の形態について、板材加工複合機
としてパンチ・プラズマ複合機を例にとって図面を参照
して説明する。
おける防塵装置の実施の形態について、板材加工複合機
としてパンチ・プラズマ複合機を例にとって図面を参照
して説明する。
【0026】図1及び図2を参照するに、本実施の形態
に係わる板材加工複合機としての例えばパンチ・プラズ
マ複合機1は、下部フレーム3と、この下部フレーム3
上に作業領域を設けるべく適宜に離隔すると共に支柱部
(図示省略)を介して一体的に設けられた上部フレーム
5などにより枠体構成されている。
に係わる板材加工複合機としての例えばパンチ・プラズ
マ複合機1は、下部フレーム3と、この下部フレーム3
上に作業領域を設けるべく適宜に離隔すると共に支柱部
(図示省略)を介して一体的に設けられた上部フレーム
5などにより枠体構成されている。
【0027】前記作業領域にはワークWにパンチング加
工を施すパンチング部が設けられている。パンチング部
は、下部フレーム3、上部フレーム5にそれぞれ碁盤目
状に複数のダイD、パンチPを装着したダイブロック
7、パンチブロック9が相対向し、互いに平行な移動軸
であるリニアガイド11、13を介してY軸方向(図2
において左右方向)へ移動自在に設けられている。
工を施すパンチング部が設けられている。パンチング部
は、下部フレーム3、上部フレーム5にそれぞれ碁盤目
状に複数のダイD、パンチPを装着したダイブロック
7、パンチブロック9が相対向し、互いに平行な移動軸
であるリニアガイド11、13を介してY軸方向(図2
において左右方向)へ移動自在に設けられている。
【0028】前記ダイブロック7、パンチブロック9に
はナット部材15、17が一体化されており、このナッ
ト部材15、17にはY軸方向へ延伸したY軸用ボール
ねじ19、21が螺合されている。このY軸用ボールね
じ19、21は軸受23、25で回転自在に支承されて
いると共に例えば図2に示されているようにプーリ、ベ
ルト等の同期用伝達部材27を介してY軸用駆動モータ
29に連結されている。
はナット部材15、17が一体化されており、このナッ
ト部材15、17にはY軸方向へ延伸したY軸用ボール
ねじ19、21が螺合されている。このY軸用ボールね
じ19、21は軸受23、25で回転自在に支承されて
いると共に例えば図2に示されているようにプーリ、ベ
ルト等の同期用伝達部材27を介してY軸用駆動モータ
29に連結されている。
【0029】上記構成により、Y軸用駆動モータ29が
駆動されると、Y軸用ボールねじ19、21が同期して
回転されるので、ナット部材15、17を介してダイブ
ロック7、パンチブロック9がY軸方向へ同期して移動
される。なお、Y軸用ボールねじ19、21はそれぞれ
別々のY軸用駆動モータに連結し、この2つのY軸用駆
動モータを同期して駆動されるように用いてダイブロッ
ク7とパンチブロック9を同期して移動させることもで
きる。
駆動されると、Y軸用ボールねじ19、21が同期して
回転されるので、ナット部材15、17を介してダイブ
ロック7、パンチブロック9がY軸方向へ同期して移動
される。なお、Y軸用ボールねじ19、21はそれぞれ
別々のY軸用駆動モータに連結し、この2つのY軸用駆
動モータを同期して駆動されるように用いてダイブロッ
ク7とパンチブロック9を同期して移動させることもで
きる。
【0030】また、前記パンチブロック9の上方には図
1に示されているようにラム(図示省略)を介してパン
チPを打圧するためのラムシリンダ31が設けられてお
り、このラムシリンダ31はパンチブロック9内のパン
チPを選択するためにパンチブロックフレーム(図示省
略)にU軸方向(X軸方向と同じ方向)及びV軸方向
(Y軸方向と同じ方向)へ移動、位置決め自在に設けら
れている。例えば、ラムシリンダ31はU軸用駆動モー
タにより回転駆動されるU軸用ボールねじと、V軸用駆
動モータにより回転駆動されるV軸用ボールねじにより
移動、位置決めされるよう構成されている。
1に示されているようにラム(図示省略)を介してパン
チPを打圧するためのラムシリンダ31が設けられてお
り、このラムシリンダ31はパンチブロック9内のパン
チPを選択するためにパンチブロックフレーム(図示省
略)にU軸方向(X軸方向と同じ方向)及びV軸方向
(Y軸方向と同じ方向)へ移動、位置決め自在に設けら
れている。例えば、ラムシリンダ31はU軸用駆動モー
タにより回転駆動されるU軸用ボールねじと、V軸用駆
動モータにより回転駆動されるV軸用ボールねじにより
移動、位置決めされるよう構成されている。
【0031】上記構成により、所望のパンチPが位置決
めされた上方位置にラムシリンダ31がU軸、V軸方向
へ移動されて位置決めされるので、ラムシリンダ31の
ストライカを上下動せしめることによって、ラムを介し
て所望のパンチPが打撃されることによりパンチPとダ
イDとの協働でワークWにパンチング加工が行われる。
めされた上方位置にラムシリンダ31がU軸、V軸方向
へ移動されて位置決めされるので、ラムシリンダ31の
ストライカを上下動せしめることによって、ラムを介し
て所望のパンチPが打撃されることによりパンチPとダ
イDとの協働でワークWにパンチング加工が行われる。
【0032】また、パンチ・プラズマ複合加工機1には
上部フレーム5に図1においてパンチブロック9の加工
位置の左側に加工ヘッドとしてのプラズマトーチ33が
設けられており、このプラズマトーチ33の先端のノズ
ル35からプラズマジェットがワークWに向けて照射さ
れる。
上部フレーム5に図1においてパンチブロック9の加工
位置の左側に加工ヘッドとしてのプラズマトーチ33が
設けられており、このプラズマトーチ33の先端のノズ
ル35からプラズマジェットがワークWに向けて照射さ
れる。
【0033】より詳しくは、パンチ・プラズマ複合加工
機1にはプラズマジェットを発生せしめるために直流溶
接電源や高周波発生源(図示省略)が内蔵されている。
この直流溶接電源や高周波発生源によりプラズマトーチ
33内で発生するアーク熱でガスが高温に加熱されてプ
ラズマ状になり、このプラズマ状のガスつまりプラズマ
ジェットがノズル35から噴射され、所望の形状に切断
するなどのプラズマ加工が行なわれる。
機1にはプラズマジェットを発生せしめるために直流溶
接電源や高周波発生源(図示省略)が内蔵されている。
この直流溶接電源や高周波発生源によりプラズマトーチ
33内で発生するアーク熱でガスが高温に加熱されてプ
ラズマ状になり、このプラズマ状のガスつまりプラズマ
ジェットがノズル35から噴射され、所望の形状に切断
するなどのプラズマ加工が行なわれる。
【0034】なお、前記プラズマトーチ33は上部フレ
ーム5の図1において左側面をY軸方向に走行自在なト
ーチキャレッジ37に固定されており、このトーチキャ
レッジ37は図2に示されているようにトーチ移動用モ
ータ39に回転駆動されるトーチ用ボールねじ41にナ
ット部材43を介して螺合されている。また、プラズマ
トーチ33はトーチキャレッジ37に上下方向(Z軸方
向)に昇降自在に設けられている。したがって、前記プ
ラズマトーチ33はY軸方向及びZ軸方向に移動位置決
め自在である。なお、図2において右側にはパンチング
加工時にプラズマトーチ33が退避する加工ヘッド退避
領域HSが設けられている。
ーム5の図1において左側面をY軸方向に走行自在なト
ーチキャレッジ37に固定されており、このトーチキャ
レッジ37は図2に示されているようにトーチ移動用モ
ータ39に回転駆動されるトーチ用ボールねじ41にナ
ット部材43を介して螺合されている。また、プラズマ
トーチ33はトーチキャレッジ37に上下方向(Z軸方
向)に昇降自在に設けられている。したがって、前記プ
ラズマトーチ33はY軸方向及びZ軸方向に移動位置決
め自在である。なお、図2において右側にはパンチング
加工時にプラズマトーチ33が退避する加工ヘッド退避
領域HSが設けられている。
【0035】前記下部フレーム3の図1において左右側
には、ワークWを載置するワークテーブル45が設けら
れており、このワークテーブル45の側面方向(図1に
おいて紙面に対して垂直方向の手前側)にはワーク移動
位置決め装置47が設けられている。
には、ワークWを載置するワークテーブル45が設けら
れており、このワークテーブル45の側面方向(図1に
おいて紙面に対して垂直方向の手前側)にはワーク移動
位置決め装置47が設けられている。
【0036】なお、前記左右のワークテーブル45の間
には図1に示されているようにダイブロック7の上部が
Y軸方向に移動通過するためのダイ用スリット部49が
設けられている。また、ワークテーブル45には多数の
フリーベア51が設けられている。このフリーベア51
についての詳細は後述する。
には図1に示されているようにダイブロック7の上部が
Y軸方向に移動通過するためのダイ用スリット部49が
設けられている。また、ワークテーブル45には多数の
フリーベア51が設けられている。このフリーベア51
についての詳細は後述する。
【0037】前記ワーク移動位置決め装置47は、上部
フレーム5と下部フレーム3との間を通過するように図
1において左右方向に延伸したキャレッジベース53が
図2に示されているように設けられており、このキャレ
ッジベース53にはキャレッジベース53の長手方向と
同方向に摺動自在なキャレッジ55が装着されている。
このキャレッジ55にはワークWの端部を把持自在の適
数(本実施の形態では2個)のクランプ装置57がキャ
レッジ55の移動方向に移動・固定自在に装着されてい
る。
フレーム5と下部フレーム3との間を通過するように図
1において左右方向に延伸したキャレッジベース53が
図2に示されているように設けられており、このキャレ
ッジベース53にはキャレッジベース53の長手方向と
同方向に摺動自在なキャレッジ55が装着されている。
このキャレッジ55にはワークWの端部を把持自在の適
数(本実施の形態では2個)のクランプ装置57がキャ
レッジ55の移動方向に移動・固定自在に装着されてい
る。
【0038】前記キャレッジベース53の長手方向には
キャレッジ55を装着したキャレッジ用ボールねじ59
が設けられており、このキャレッジ用ボールねじ59に
は伝達部材を介してX軸用駆動モータ61が連結されて
いる。
キャレッジ55を装着したキャレッジ用ボールねじ59
が設けられており、このキャレッジ用ボールねじ59に
は伝達部材を介してX軸用駆動モータ61が連結されて
いる。
【0039】上記構成により、X軸用駆動モータ61を
駆動させると、キャレッジ用ボールねじ59を介してキ
ャレッジ55が図1において左右方向(X軸方向)に移
動されることになる。したがって、クランプ装置57に
把持されたワークWはX軸方向へ移動されることとな
る。
駆動させると、キャレッジ用ボールねじ59を介してキ
ャレッジ55が図1において左右方向(X軸方向)に移
動されることになる。したがって、クランプ装置57に
把持されたワークWはX軸方向へ移動されることとな
る。
【0040】次に、本発明の実施の形態の主要部を示す
板材加工複合機における防塵装置63について、詳しく
説明する。
板材加工複合機における防塵装置63について、詳しく
説明する。
【0041】図5及び図6を参照するに、多数のフリー
ベア51はワークテーブル45の下方に位置するフリー
ベア支持台65に取り付けられており、各フリーベア5
1の頂点がワークテーブル45に設けたフリーベア用穴
67からワークテーブル45の上面に突出するように設
けられている。前記フリーベア用穴67はワークテーブ
ル45上のスパッタがフリーベア51の外方へ落下され
るようにフリーベア51との間に間隙69が設けられて
いる。
ベア51はワークテーブル45の下方に位置するフリー
ベア支持台65に取り付けられており、各フリーベア5
1の頂点がワークテーブル45に設けたフリーベア用穴
67からワークテーブル45の上面に突出するように設
けられている。前記フリーベア用穴67はワークテーブ
ル45上のスパッタがフリーベア51の外方へ落下され
るようにフリーベア51との間に間隙69が設けられて
いる。
【0042】さらに、フリーベア支持台65には各フリ
ーベア51の取付位置の近くに複数の第1粉塵排出穴7
1が設けられている。
ーベア51の取付位置の近くに複数の第1粉塵排出穴7
1が設けられている。
【0043】上記構成により、ワークテーブル45上に
飛散したスパッタ等の粉塵は、ワークWの移動時にワー
クWに押されてフリーベア用穴67から落下するのであ
るが、このフリーベア用穴67とフリーベア51との間
の間隙69が設けられているため、図6に示されている
ようにフリーベア51の外方へ落下し、さらに前記複数
の第1粉塵排出穴71から下方へ排出される。したがっ
て、スパッタ等の粉塵がフリーベア51に入り込まなく
なるので、フリーベア51の故障が発生しなくなる。
飛散したスパッタ等の粉塵は、ワークWの移動時にワー
クWに押されてフリーベア用穴67から落下するのであ
るが、このフリーベア用穴67とフリーベア51との間
の間隙69が設けられているため、図6に示されている
ようにフリーベア51の外方へ落下し、さらに前記複数
の第1粉塵排出穴71から下方へ排出される。したがっ
て、スパッタ等の粉塵がフリーベア51に入り込まなく
なるので、フリーベア51の故障が発生しなくなる。
【0044】また、前記ワークテーブル45には窪み部
73が設けられており、この窪み部73の底面には数の
限定はないが、この実施の形態では5個の第2粉塵排出
穴75(排出用穴)が設けられている。なお、フリーベ
ア支持台65には各窪み部73の下方に位置して第3粉
塵排出穴77が設けられている。
73が設けられており、この窪み部73の底面には数の
限定はないが、この実施の形態では5個の第2粉塵排出
穴75(排出用穴)が設けられている。なお、フリーベ
ア支持台65には各窪み部73の下方に位置して第3粉
塵排出穴77が設けられている。
【0045】上記構成により、ワークテーブル45上に
飛散したスパッタ等の粉塵は、移動するワークWに押さ
れて窪み部73に集められて貯留される。この窪み部7
3内の粉塵は各第2粉塵排出穴75からワークテーブル
45の下方へ落下し、次いで第3粉塵排出穴77から下
方へ落下する。したがって、板材加工複合機における種
々の故障原因となるワークテーブル45上の粉塵が減少
するので、故障の頻度は少なくなる。
飛散したスパッタ等の粉塵は、移動するワークWに押さ
れて窪み部73に集められて貯留される。この窪み部7
3内の粉塵は各第2粉塵排出穴75からワークテーブル
45の下方へ落下し、次いで第3粉塵排出穴77から下
方へ落下する。したがって、板材加工複合機における種
々の故障原因となるワークテーブル45上の粉塵が減少
するので、故障の頻度は少なくなる。
【0046】再び図1を参照するに、ワークテーブル4
5の下方及び下部フレーム3の図1において右側にスト
ロークテーブル79が配置されており、このストローク
テーブル79にはダイ用スリット部49を被蓋可能なス
リット用カバー81が油圧シリンダ等の駆動装置により
斜めに昇降移動自在に設けられている。つまり、このス
リット用カバー81により前記ダイ用スリット部49が
開閉自在に設けられている。
5の下方及び下部フレーム3の図1において右側にスト
ロークテーブル79が配置されており、このストローク
テーブル79にはダイ用スリット部49を被蓋可能なス
リット用カバー81が油圧シリンダ等の駆動装置により
斜めに昇降移動自在に設けられている。つまり、このス
リット用カバー81により前記ダイ用スリット部49が
開閉自在に設けられている。
【0047】上記構成により、プラズマトーチ33によ
りワークWが熱切断加工される時は、ダイブロック7が
図2に示されているようにパンチング部退避領域PSに
退避され、このとき、ダイ用スリット部49はスリット
用カバー81の上昇により被蓋される。熱切断加工時に
発生するスパッタはスリット用カバー81で遮断される
ので、ダイ用スリット部49の下方に位置するダイブロ
ック7の移動軸としてのリニアガイド13やY軸用ボー
ルねじ19のカジリがなくなる。また、下部フレーム3
の近くにある配管や配線等の配管部83は保護されてス
パッタによるエア漏れやショート等の故障がなくなる。
りワークWが熱切断加工される時は、ダイブロック7が
図2に示されているようにパンチング部退避領域PSに
退避され、このとき、ダイ用スリット部49はスリット
用カバー81の上昇により被蓋される。熱切断加工時に
発生するスパッタはスリット用カバー81で遮断される
ので、ダイ用スリット部49の下方に位置するダイブロ
ック7の移動軸としてのリニアガイド13やY軸用ボー
ルねじ19のカジリがなくなる。また、下部フレーム3
の近くにある配管や配線等の配管部83は保護されてス
パッタによるエア漏れやショート等の故障がなくなる。
【0048】なお、パンチング加工時にはスリット用カ
バー81がストロークテーブル79上を下降され、ダイ
用スリット部49が開放される。
バー81がストロークテーブル79上を下降され、ダイ
用スリット部49が開放される。
【0049】図2を参照するに、パンチング部には図2
において左側にダイブロック7及びパンチブロック9を
退避せしめるパンチング部退避領域PSが設けられてお
り、このパンチング部退避領域PSにはダイブロック7
をカバーしてスパッタの侵入を防ぐためのダイ用カバー
85が設けられている。
において左側にダイブロック7及びパンチブロック9を
退避せしめるパンチング部退避領域PSが設けられてお
り、このパンチング部退避領域PSにはダイブロック7
をカバーしてスパッタの侵入を防ぐためのダイ用カバー
85が設けられている。
【0050】また、前記パンチング部のパンチを収納す
るパンチブロック9はパンチ用カバー87によりパンチ
ブロック9内がほぼ密閉状態にカバーされており、この
パンチ用カバー87内にエアを供給するエア供給装置8
9が設けられている。
るパンチブロック9はパンチ用カバー87によりパンチ
ブロック9内がほぼ密閉状態にカバーされており、この
パンチ用カバー87内にエアを供給するエア供給装置8
9が設けられている。
【0051】上記構成により、ダイブロック7は熱切断
加工時にパンチング部退避領域PSに退避されるときに
ダイ用カバー85で保護されるので、スパッタがダイD
のハメアイ面に入り込むことがなくなる。また、パンチ
ブロック9はエア供給装置89によりパンチ用カバー8
7内にエアが供給されるとエアがパンチPの摺動部から
噴出してエアパージされるので、スパッタがパンチPの
摺動面に入り込むことがなくなる。したがって、各パン
チP及び各ダイDのカジリによる故障がなくなる。
加工時にパンチング部退避領域PSに退避されるときに
ダイ用カバー85で保護されるので、スパッタがダイD
のハメアイ面に入り込むことがなくなる。また、パンチ
ブロック9はエア供給装置89によりパンチ用カバー8
7内にエアが供給されるとエアがパンチPの摺動部から
噴出してエアパージされるので、スパッタがパンチPの
摺動面に入り込むことがなくなる。したがって、各パン
チP及び各ダイDのカジリによる故障がなくなる。
【0052】図2及び図4を参照するに、前記ワーク移
動位置決め装置47のキャレッジ55の周り、例えば本
実施の形態ではキャレッジ55の図2において左側に
は、スパッタの侵入を防止するための板状でなるプロテ
クター91が設けられている。
動位置決め装置47のキャレッジ55の周り、例えば本
実施の形態ではキャレッジ55の図2において左側に
は、スパッタの侵入を防止するための板状でなるプロテ
クター91が設けられている。
【0053】上記構成により、熱切断加工時にワークW
が位置決めされるためにキャレッジ55が移動すると
き、図4に示されているようにキャレッジ55はプロテ
クター91によりスパッタの侵入が防止される。より詳
しくは、図4におけるプラズマ加工範囲WSとキャレッ
ジ移動範囲CS内に描かれているプラズマトーチ33の
各位置は、スパッタの飛散に対するプロテクター91の
保護範囲を便宜上示すためのもので、キャレッジ55に
対する見かけ上の位置であり、実際にはプラズマトーチ
33はプラズマ加工範囲WSをY軸方向に移動するが、
X軸方向には移動しない。
が位置決めされるためにキャレッジ55が移動すると
き、図4に示されているようにキャレッジ55はプロテ
クター91によりスパッタの侵入が防止される。より詳
しくは、図4におけるプラズマ加工範囲WSとキャレッ
ジ移動範囲CS内に描かれているプラズマトーチ33の
各位置は、スパッタの飛散に対するプロテクター91の
保護範囲を便宜上示すためのもので、キャレッジ55に
対する見かけ上の位置であり、実際にはプラズマトーチ
33はプラズマ加工範囲WSをY軸方向に移動するが、
X軸方向には移動しない。
【0054】図4に示されている各プラズマトーチ33
から伸びている2点鎖線とプロテクター91で囲まれる
範囲内に飛散するスパッタは、たとえワーク移動位置決
め装置47に衝突してもキャレッジ55はプロテクター
91により確実に防止されることを示している。したが
って、ワーク移動軸としてのリニアガイド93やキャレ
ッジ用ボールねじ59のカジリがなくなる。
から伸びている2点鎖線とプロテクター91で囲まれる
範囲内に飛散するスパッタは、たとえワーク移動位置決
め装置47に衝突してもキャレッジ55はプロテクター
91により確実に防止されることを示している。したが
って、ワーク移動軸としてのリニアガイド93やキャレ
ッジ用ボールねじ59のカジリがなくなる。
【0055】図1及び図3を参照するに、前記ワークテ
ーブル45にはプラズマトーチ33が移動する経路の下
方位置にスリット孔95が設けられており、このスリッ
ト孔95の端縁にはドロスを通過させるためのY軸方向
に延伸するカッティングプレート97が設けられてい
る。前記スリット孔95の下方には底面が一方向に傾斜
する水路99が設けられている。
ーブル45にはプラズマトーチ33が移動する経路の下
方位置にスリット孔95が設けられており、このスリッ
ト孔95の端縁にはドロスを通過させるためのY軸方向
に延伸するカッティングプレート97が設けられてい
る。前記スリット孔95の下方には底面が一方向に傾斜
する水路99が設けられている。
【0056】この水路99の上部には冷却水を噴射せし
める散水パイプ101が設けられている。前記プラズマ
トーチ33のノズル35から噴射されるプラズマジェッ
トによりワークテーブル45上のワークWが熱切断加工
される時にスパッタが生じ、このスパッタは前記水路9
9に落下する。プラズマ加工時は、冷却水が前記散水パ
イプ101から常時噴射されており、水路99内のスパ
ッタ(ドロス)は水洗される。
める散水パイプ101が設けられている。前記プラズマ
トーチ33のノズル35から噴射されるプラズマジェッ
トによりワークテーブル45上のワークWが熱切断加工
される時にスパッタが生じ、このスパッタは前記水路9
9に落下する。プラズマ加工時は、冷却水が前記散水パ
イプ101から常時噴射されており、水路99内のスパ
ッタ(ドロス)は水洗される。
【0057】前記水路99の下降方向側の一端には排水
口103が設けられ、この排水口103の下方には前記
水路99からのスパッタを含む排水を貯留せしめる水槽
105が設けられており、スパッタが水槽105内に沈
殿される。
口103が設けられ、この排水口103の下方には前記
水路99からのスパッタを含む排水を貯留せしめる水槽
105が設けられており、スパッタが水槽105内に沈
殿される。
【0058】この水槽105には槽内の冷却水を汲み上
げる循環ポンプ(図示省略)が設けられており、この循
環ポンプの吐出管にはフレキシブルホース等の給水管1
07が連結されている。したがって、水槽105内の冷
却水は循環ポンプで再び散水パイプ101に供給され散
水パイプ101から噴射されるので、冷却水は水槽10
5と散水パイプ101との間を循環され、熱切断加工時
は水路内に常時冷却水が流れている。
げる循環ポンプ(図示省略)が設けられており、この循
環ポンプの吐出管にはフレキシブルホース等の給水管1
07が連結されている。したがって、水槽105内の冷
却水は循環ポンプで再び散水パイプ101に供給され散
水パイプ101から噴射されるので、冷却水は水槽10
5と散水パイプ101との間を循環され、熱切断加工時
は水路内に常時冷却水が流れている。
【0059】また、図3を参照するに、前記水路99の
排水口103の付近には水路内の冷却水に浮遊する粉塵
を吸引するための集塵ダクト109が設けられ、この集
塵ダクト109は集塵機(図示省略)に連結されてい
る。
排水口103の付近には水路内の冷却水に浮遊する粉塵
を吸引するための集塵ダクト109が設けられ、この集
塵ダクト109は集塵機(図示省略)に連結されてい
る。
【0060】上記構成により、熱切断加工により発生す
るスパッタの一部は水路99内に常時流れている冷却水
に落下し、この冷却水によりスパッタが冷却されるので
水路99内に付着することなく、しかも傾斜のついた水
路99に沿って冷却水により自動的に排出されるので稼
働時間の向上に寄与する。
るスパッタの一部は水路99内に常時流れている冷却水
に落下し、この冷却水によりスパッタが冷却されるので
水路99内に付着することなく、しかも傾斜のついた水
路99に沿って冷却水により自動的に排出されるので稼
働時間の向上に寄与する。
【0061】なお、熱容量の大きな重い粉塵は冷却水に
水没し流されるが、水路99の冷却水に浮遊する粉塵は
集塵ダクト109により効率よく吸引される。この吸引
される粉塵は水路99内を流れるときと集塵ダクト10
9内を流れるときの両方で冷却されるので火種となる粉
塵量は少なくなる。
水没し流されるが、水路99の冷却水に浮遊する粉塵は
集塵ダクト109により効率よく吸引される。この吸引
される粉塵は水路99内を流れるときと集塵ダクト10
9内を流れるときの両方で冷却されるので火種となる粉
塵量は少なくなる。
【0062】また、前記水槽105を交換可能にするこ
とにより、水槽105内に沈殿されたスパッタ等のドロ
スの回収は容易になる。
とにより、水槽105内に沈殿されたスパッタ等のドロ
スの回収は容易になる。
【0063】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の例
では板材加工複合機としてパンチ・プラズマ複合機を例
にとって説明したがパンチ・レーザ複合機およびその他
の熱切断加工機を備えた板材加工複合機であっても構わ
ない。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の例
では板材加工複合機としてパンチ・プラズマ複合機を例
にとって説明したがパンチ・レーザ複合機およびその他
の熱切断加工機を備えた板材加工複合機であっても構わ
ない。
【0064】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、ワークテーブ
ル上に飛散したスパッタ等の粉塵は、ワークの移動時に
フリーベアとワークテーブル間の間隙からフリーベアの
外方へ落下するので、スパッタ等の粉塵をフリーベアに
入り込まなくできるために、フリーベアの故障を防止で
きる。
されるように、請求項1の発明によれば、ワークテーブ
ル上に飛散したスパッタ等の粉塵は、ワークの移動時に
フリーベアとワークテーブル間の間隙からフリーベアの
外方へ落下するので、スパッタ等の粉塵をフリーベアに
入り込まなくできるために、フリーベアの故障を防止で
きる。
【0065】請求項2の発明によれば、ワークテーブル
上のスパッタは窪み部に集められて排出用穴からワーク
テーブルの下方へ落下して減少するので、板材加工複合
機における種々の故障の頻度を少なくできる。
上のスパッタは窪み部に集められて排出用穴からワーク
テーブルの下方へ落下して減少するので、板材加工複合
機における種々の故障の頻度を少なくできる。
【0066】請求項3の発明によれば、ワークテーブル
上に飛散したスパッタ等の粉塵は、ワークの移動時にフ
リーベアとワークテーブル間の間隙からフリーベアの外
方へ落下するので、スパッタ等の粉塵をフリーベアに入
り込まなくできるために、フリーベアの故障を防止でき
る。また、ワークテーブル上のスパッタは窪み部に集め
られて排出用穴からワークテーブルの下方へ落下して減
少するので、板材加工複合機における種々の故障の頻度
を少なくできる。
上に飛散したスパッタ等の粉塵は、ワークの移動時にフ
リーベアとワークテーブル間の間隙からフリーベアの外
方へ落下するので、スパッタ等の粉塵をフリーベアに入
り込まなくできるために、フリーベアの故障を防止でき
る。また、ワークテーブル上のスパッタは窪み部に集め
られて排出用穴からワークテーブルの下方へ落下して減
少するので、板材加工複合機における種々の故障の頻度
を少なくできる。
【0067】請求項4の発明によれば、熱切断加工時に
ダイが退避されるときはダイ移動用のスリットがスリッ
ト用カバーにより被蓋されるので、前記スリットの下方
に位置するダイ移動軸のLMガイドやボールねじのカジ
リ発生を防止できる。また、スパッタによる配管のエア
漏れや配線のショート等の故障を防止できる。
ダイが退避されるときはダイ移動用のスリットがスリッ
ト用カバーにより被蓋されるので、前記スリットの下方
に位置するダイ移動軸のLMガイドやボールねじのカジ
リ発生を防止できる。また、スパッタによる配管のエア
漏れや配線のショート等の故障を防止できる。
【0068】請求項5の発明によれば、熱切断加工時
は、ダイがパンチング部退避領域に退避されると共にダ
イ用カバーで保護されるので、スパッタがダイのハメア
イ面に入り込むことを防止できる。また、エア供給装置
によりパンチ用カバー内にエアが供給されるとエアがパ
ンチの摺動部から噴出してエアパージされるので、スパ
ッタがパンチの摺動面に入り込むことを防止できる。結
果として、パンチとダイのカジリの故障を防止できる。
は、ダイがパンチング部退避領域に退避されると共にダ
イ用カバーで保護されるので、スパッタがダイのハメア
イ面に入り込むことを防止できる。また、エア供給装置
によりパンチ用カバー内にエアが供給されるとエアがパ
ンチの摺動部から噴出してエアパージされるので、スパ
ッタがパンチの摺動面に入り込むことを防止できる。結
果として、パンチとダイのカジリの故障を防止できる。
【0069】請求項6の発明によれば、プロテクターに
よりキャレッジへのスパッタの侵入を防止できるので、
ワーク移動軸のLMガイドやボールねじのカジリ発生を
防止できる。
よりキャレッジへのスパッタの侵入を防止できるので、
ワーク移動軸のLMガイドやボールねじのカジリ発生を
防止できる。
【0070】請求項7の発明によれば、水路内は常時冷
却水が流れているので水路に落下したスパッタは冷却さ
れて水路内に付着することなく冷却水により自動的に排
出されるので稼働時間の向上に寄与する。
却水が流れているので水路に落下したスパッタは冷却さ
れて水路内に付着することなく冷却水により自動的に排
出されるので稼働時間の向上に寄与する。
【図1】本発明の実施の形態に使用される板材加工複合
機としてのパンチ・プラズマ複合機の要部断面を含む側
面図である。
機としてのパンチ・プラズマ複合機の要部断面を含む側
面図である。
【図2】本発明の実施の形態に使用される板材加工複合
機としてのパンチ・プラズマ複合機の正面図である。
機としてのパンチ・プラズマ複合機の正面図である。
【図3】図1の矢視III−III線の水路を含む断面
図である。
図である。
【図4】本発明の実施の形態に使用されるパンチ・プラ
ズマ複合機のワーク移動位置決め装置を示す平面図であ
る。
ズマ複合機のワーク移動位置決め装置を示す平面図であ
る。
【図5】ワークテーブルの要部を示す平面図である。
【図6】図5の矢視VI−VI線の断面図である。
1 パンチ・プラズマ複合機(板材加工複合機) 3 下部フレーム 7 ダイブロック 9 パンチブロック 33 プラズマトーチ(加工ヘッド) 45 ワークテーブル 47 ワーク移動位置決め装置 49 ダイ用スリット部 51 フリーベア 55 キャレッジ 63 防塵装置 67 フリーベア用穴 69 間隙 73 窪み部 75 第2粉塵排出穴(排出用穴) 81 スリット用カバー 85 ダイ用カバー 87 パンチ用カバー 89 エア供給装置 91 プロテクター 95 スリット孔 99 水路 101 散水パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23Q 11/00 B23Q 11/00 M Q // B23K 9/32 B23K 9/32 E
Claims (7)
- 【請求項1】 クランプしたワークをワークテーブル上
でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決
め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズル
を下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング
加工するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞ
れ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自
在に設けている板材加工複合機における防塵装置におい
て、 前記ワークテーブルの上面に突出する多数のフリーベア
を設けると共にワークテーブル上のスパッタをフリーベ
アの外方へ落下すべく前記フリーベアと前記ワークテー
ブル間に間隙を設けてなることを特徴とする板材加工複
合機における防塵装置。 - 【請求項2】 クランプしたワークをワークテーブル上
でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決
め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズル
を下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング
加工するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞ
れ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自
在に設けている板材加工複合機における防塵装置におい
て、 前記ワークテーブル上のスパッタを貯溜せしめる窪み部
を前記ワークテーブルに設けると共に前記窪み部内のス
パッタを落下せしめる排出用穴を前記窪み部の底面に設
けてなることを特徴とする板材加工複合機における防塵
装置。 - 【請求項3】 クランプしたワークをワークテーブル上
でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決
め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズル
を下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング
加工するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞ
れ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自
在に設けている板材加工複合機における防塵装置におい
て、 前記ワークテーブルの上面に突出する多数のフリーベア
を設けると共にワークテーブル上のスパッタをフリーベ
アの外方へ落下すべく前記フリーベアと前記ワークテー
ブル間に間隙を設け、 前記ワークテーブル上のスパッタを貯溜せしめる窪み部
を前記ワークテーブルに設けると共に前記窪み部内のス
パッタを落下せしめる排出用穴を前記窪み部の底面に設
けてなることを特徴とする板材加工複合機における防塵
装置。 - 【請求項4】 クランプしたワークをワークテーブル上
でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決
め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズル
を下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング
加工するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞ
れ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自
在に設けている板材加工複合機における防塵装置におい
て、 前記パンチング部のダイ移動用のスリット部を被蓋する
スリット用カバーを開閉移動自在に設けてなることを特
徴とする板材加工複合機における防塵装置。 - 【請求項5】 クランプしたワークをワークテーブル上
でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決
め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズル
を下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング
加工するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞ
れ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自
在に設けている板材加工複合機における防塵装置におい
て、 前記パンチング部にダイ及びパンチを退避せしめるパン
チング部退避領域を設け、このパンチング部退避領域に
ダイを保護するダイ用カバーを設け、前記パンチング部
のパンチを収納するパンチブロック内をほぼ密閉状態に
カバーするパンチ用カバーを設け、パンチの摺動部から
エアを噴出してエアパージせしめるべく前記パンチ用カ
バー内にエアを供給するエア供給装置を設けてなること
を特徴とする板材加工複合機における防塵装置。 - 【請求項6】 クランプしたワークをワークテーブル上
でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決
め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズル
を下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング
加工するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞ
れ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自
在に設けている板材加工複合機における防塵装置におい
て、 前記ワーク移動位置決め装置のキャレッジの周りにスパ
ッタの侵入を防止するプロテクターを設けてなることを
特徴とする板材加工複合機における防塵装置。 - 【請求項7】 クランプしたワークをワークテーブル上
でワーク搬送方向に移動位置決めするワーク移動位置決
め装置を設け、前記ワークを熱切断加工せしめるノズル
を下端に設けた加工ヘッドと、前記ワークにパンチング
加工するパンチとダイを備えたパンチング部とをそれぞ
れ、前記ワーク搬送方向に対して直交する方向に移動自
在に設けている板材加工複合機における防塵装置におい
て、 前記ワークテーブルに、前記加工ヘッドが移動する経路
の下方位置にスリット孔を設け、このスリット孔の下方
に水路を設け、前記加工ヘッドによる熱切断加工時に落
下するスパッタを水洗すべく冷却水を噴射せしめる散水
パイプを前記水路の上部に設けてなることを特徴とする
板材加工複合機における防塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9295909A JPH11129132A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 板材加工複合機における防塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9295909A JPH11129132A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 板材加工複合機における防塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129132A true JPH11129132A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17826721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9295909A Pending JPH11129132A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 板材加工複合機における防塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11129132A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008093775A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Okuma Corp | 切粉受け皿洗浄装置 |
JP2010042437A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Kataoka Seisakusho:Kk | レーザ加工機 |
WO2011033647A1 (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | 株式会社片岡製作所 | レーザ加工機 |
JP2013141735A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Ebara Corp | 研磨装置 |
JP2015223608A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | 村田機械株式会社 | 板材加工システム、及び板材加工方法 |
CN105935835A (zh) * | 2015-03-03 | 2016-09-14 | 村田机械株式会社 | 板材加工系统以及板材加工方法 |
JP2017104931A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 村田機械株式会社 | 板材加工システム、及び板材加工方法 |
US10456862B2 (en) | 2015-03-03 | 2019-10-29 | Murata Machinery, Ltd. | Plate processing system and plate processing method |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP9295909A patent/JPH11129132A/ja active Pending
Cited By (10)
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---|---|---|---|---|
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JP4616373B2 (ja) * | 2008-08-18 | 2011-01-19 | 株式会社片岡製作所 | レーザ加工機 |
WO2011033647A1 (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | 株式会社片岡製作所 | レーザ加工機 |
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