JP3441244B2 - 熱切断加工機のワークテーブル - Google Patents

熱切断加工機のワークテーブル

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JP3441244B2 JP15609695A JP15609695A JP3441244B2 JP 3441244 B2 JP3441244 B2 JP 3441244B2 JP 15609695 A JP15609695 A JP 15609695A JP 15609695 A JP15609695 A JP 15609695A JP 3441244 B2 JP3441244 B2 JP 3441244B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/14Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using a fluid stream, e.g. a jet of gas, in conjunction with the laser beam; Nozzles therefor
    • B23K26/1423Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using a fluid stream, e.g. a jet of gas, in conjunction with the laser beam; Nozzles therefor the flow carrying an electric current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザ加工機や
プラズマ加工機のごとき熱切断加工機のワークテーブル
に係り、さらに詳細には、例えばレーザ加工機において
使用されるアシストガスや、プラズマ加工におけるプラ
ズマジェット噴流がワークの加工部分からワークの下方
向へ通過したときのガス流を吸引装置の吸引口側へ指向
案内する構成としてなる熱切断加工機のワークテーブル
に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関係すると思われる先行例とし
て、例えば実公平6−233号がある。上記先行例から
も明らかなように、レーザ加工機の加工ヘッドに対して
ワークテーブルが相対的に移動する形式においては、ワ
ークのレーザ加工時にワークを支持する針状のワーク支
持部材が多数設けられていると共に、ワークテーブルに
対するワークの移送時にのみワークを移動可能に支持す
るワーク移送時支持部材が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザ加工
機によってワークの切断加工を行うときには、加工ヘッ
ドからワークの加工部分へアシストガスが噴出される。
また、プラズマ加工機によってワークの切断加工を行う
ときは、加工ヘッドからプラズマジェットが噴出され
る。そして、ワークの下側には、例えばドロス等の粉塵
が飛散される。
【0004】したがって、レーザ加工機等の熱切断加工
機においては、ワークテーブルの下方位置に吸引ダクト
のごとき吸引装置を配置し、ワークの切断加工時に生じ
た粉塵を吸引する構成が採用されている。
【0005】ところが、従来の構成においては、針状の
ワーク支持部材を植設した梁部材やワーク移送時支持部
材に、ワークの加工部分からワークの下側へ通過したガ
ス流が当接すると、上記ガス流の方向性が一定せずに、
四方八方へ飛散すると共に舞上るので、集塵効果が悪く
なると言う問題があると共に、例えばワークに大きな穴
が加工してあると、当該穴から外部に飛散し、周囲環境
に悪影響を与えることがある等の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,上述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の
発明は、ワークの熱切断加工時に上記ワークを支持する
ワーク支持部材と、ワークテーブルに対するワークの移
送時にワークを移動可能に支持するワーク移送時支持部
材とを備え、かつ上記ワーク移送時支持部材の先端部
を、前記ワーク支持部材の上端部より高く突出した状態
の第1位置と、前記ワーク支持部材の上端部より低く没
入した状態の第2位置とへ移動自在に設けてなる熱切断
加工機におけるワークテーブルにおいて、前記ワーク移
送時支持部材が前記第2位置に位置するときに、熱切断
機の加工ヘッドから噴射され、ワークの加工部分からワ
ークの下方向へ通過したガス流を、ワークテーブルの下
方位置に配置した吸引装置の吸引口側へ案内するための
ガス流案内板を、前記ワーク移送時支持部材に設けてな
る熱切断加工機のワークテーブルである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ワーク移送時支持部材は、第2位置に
位置するときには下部側が吸引装置の吸引口側へ指向す
るように傾斜した状態にあり、ガス流案内板は、ワーク
移送時支持部材が傾斜した状態にあるときの傾斜上面側
に取付けてある熱切断加工機のワークテーブルである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、ガス流案内板は、ワークの下方向
へ通過したガス流が第2位置に位置するワーク移送時支
持部材の上面へ直接当接することを防止するように、前
記第2位置に位置するときのガス流案内板の上部側を、
第2位置に位置するワーク移送時支持部材の上面より上
方位置へ延伸してなる熱切断加工機のワークテーブルで
ある。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、ワーク支持部材は、ワーク
の加工部分からワークの下方向へ通過したガス流を吸引
装置の吸引口側へ案内する傾斜面を備えている熱切断加
工機のワークテーブルである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明は、ワークの熱切断加工
時に上記ワークを支持するワーク支持部材と、ワークテ
ーブルに対するワークの移送時にワークを移動可能に支
持するワーク移送時支持部材とを備え、かつ上記ワーク
移送時支持部材の先端部を、前記ワーク支持部材の上端
より高く突出した状態の第1位置と、前記ワーク支持部
材の上端部より低く没入した状態の第2位置とへ移動自
在に設けてなる熱切断加工機におけるワークテーブルに
おいて、前記ワーク移送時支持部材が前記第2位置に位
置するときに、熱切断機の加工ヘッドから噴射され、ワ
ークの加工部分からワークの下方向へ通過したガス流
を、ワークテーブルの下方位置に配置した吸引装置の吸
引口側へ案内するためのガス流案内板を、前記ワーク移
送時支持部材に設けてなるものてあるから、加工ヘッド
から噴射され、ワークの下側へ通過してワーク移送時支
持部材に当接する傾向にあるガス流は、ワーク移送時支
持部材に設けたガス流案内板によって吸引装置の吸引口
側へ指向案内される。
【0011】したがって、ワークの下側へ通過したガス
流が飛散したり舞上るようなことがなく、粉塵の吸引除
去を効率良く行うことができるものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ワーク移送時支持部材は、第2位置に
位置するときには下部側が吸引装置の吸引口側へ指向す
るように傾斜した状態にあり、ガス流案内板は、ワーク
移送時支持部材が傾斜した状態にあるときの傾斜上面側
に取付けてあるから、ワークの下側へ通過したガス流が
ワーク移送時支持部材に直接当接するようなことがな
く、ワーク移送時支持部材を、ガス流案内板によって保
護することができると共に、吸引装置の吸引口側へのガ
ス流の案内を確実に行うことができるものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、ガス流案内板は、ワークの下方向
へ通過したガス流が第2位置に位置するワーク移送時支
持部材の上面へ直接当接することを防止するように、前
記第2位置に位置するときのガス流案内板の上部側を、
第2位置に位置するワーク移送時支持部材の上面より上
方位置へ延伸してなるものであるから、ワーク移送時支
持部材にガス流が直接当接することを防止して保護する
ことができ、かつガス流を吸引装置の吸引口側へ指向案
内することができるものである。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、ワーク支持部材は、ワーク
の加工部分からワークの下方向へ通過したガス流を吸引
装置側へ案内する傾斜面を備えているものであるから、
ワーク支持部材に当接したガス流の飛散,舞上りを防止
して、吸引装置の吸引口側へ指向案内することができ、
粉塵の吸引除去を効率良く行うことができるものであ
る。
【0015】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について説
明するに、レーザ加工機やプラズマ加工機等のごとき熱
切断加工機は公知であるから、全体的構成の説明は省略
し、主要な構成部分についてのみ説明することにする。
【0016】さて、図1を参照するに、ワークWを水平
に支持するワークテーブル3の上方位置には、例えばレ
ーザ加工ヘッド等の加工ヘッド5が配置してあり、ワー
クテーブル3と加工ヘッド5は相対的に移動可能に設け
てある。
【0017】ワークテーブル3と加工ヘッド5とが相対
的に移動可能な構成としては、既に公知のように、定位
置に配置した加工ヘッド5に対してワークテーブル3が
X軸方向,Y軸方向の2方向へ移動位置決め自在な構
成、定位置に固定したワークテーブル3に対して加工ヘ
ッド5がX軸方向,Y軸方向の2方向へ移動位置決め自
在な構成、及びワークテーブル3又は加工ヘッド5の一
方がX軸方向で、他方がY軸方向に移動位置決め自在な
構成がある。
【0018】本実施例においては、少なくてもワークテ
ーブル3が一方向、又は二方向に移動する形式にて例示
してある。なお、ワークテーブル3を、X軸方向又Yは
軸方向の一方向或は両方向へ移動し位置決めする構成は
公知の構成で良いものであるから、ワークテーブル3を
移動した位置決めする構成についての詳細な説明は省略
する。
【0019】前記ワークテーブル3の下方位置でかつ前
記加工ヘッド5に対応した位置には集塵装置(図示省
略)に連通した吸引装置7としてのダクトの吸引口9が
配置してある。そして、上記吸引口9に対抗しかつ離隔
した位置には、ガス流の飛散を防止する飛散防止板11
が設けてある。
【0020】上記吸引装置7の下方位置には、ワークW
から切断分離されて落下したチップを外部へ搬出するた
めのチップコンベア13が配置してある。
【0021】前記ワークテーブル3には格子スキッド1
5が設けてあり、この格子スキッド15には、ワークW
のレーザ加工時(熱切断加工時)にワークWを支持する
複数のワーク支持部材17が設けてあると共に、ワーク
テーブル3に対するワークWの移送時にワークWを支持
するワーク移送時支持部材19が設けてある。
【0022】上記ワーク支持部材17は、図2に示すよ
うに、ワークWを支持する三角形状の小突起20を上部
に適宜間隔に備えた支持プレート21により構成した場
合には、当該支持プレート21の上部側を傾斜面21F
に形成してある。この傾斜面21Fは、前記加工ヘッド
5の下方に位置したとき、上記加工ヘッド5から噴射さ
れ、ワークWの加工部分から下側へ通過したガス流G
を、前記吸引装置7の吸引口9側へ指向案内するように
傾斜してある。
【0023】前記ワーク支持部材17として、ワークテ
ーブル3に備えた梁部材23に針状の支持部材25を複
数植設した構成の場合には、上記支持部材25を挿通自
在の穴27を備え、かつワークWの加工部分から下側へ
通過したガス流を前記吸引口9側へ指向案内する傾斜面
29Fを備えたガス案内板29を前記梁部材23に取付
けた構成とすることが望ましい。
【0024】なお、前記梁部材23の上面を同方向への
傾斜面に形成した場合には、当該傾斜面がガス案内面と
なるので、前記ガス案内板29を省略することができ
る。
【0025】前記ワーク移送時支持部材19は、図3に
示すように、格子スキッド15に軸31を介して上下に
回動自在に支持されており、先端部には、ワークWを移
動自在に支持するためのボール又はローラのごとき回転
体33が回転自在に支持されている。
【0026】上記ワーク移送時支持部材19は、前記回
転体33が前記ワーク支持部材17の上端部17Tより
高く突出してワークWを移動可能に支持する第1位置1
9Fと、前記回転体33が前記ワーク支持部材17の上
端部17Tより低く没入した第2位置19Sとへ回転可
能に設けてある。
【0027】上記第1位置19Fはワーク移送時支持部
材19が垂直に立った状態のときであり、第2位置は、
本実施例においては、前記加工ヘッド5の下方位置に位
置するときに、先端部が前記吸引装置7の吸引口9方向
へ指向するように傾斜した状態のときである。
【0028】前記ワーク移送時支持部材19を、第1位
置19Fと第2位置19Sとへ回転移動するために、前
記軸31にピニオン35が取付けてあり、このピニオン
35にはラック37が噛合してある。そして、このラッ
ク37には、例えば流体圧シリンダ等のごときアクチュ
エータ(図示省略)によって往復動される往復作動杆3
9が連結してある。
【0029】なお、ワーク移送時支持部材19を上下に
回動する構成としては、上記構成に限ることなく、例え
ば軸31にアームを取付け、このアームをアクチュエー
タによって揺動する構成とすることもできる。すなわ
ち、ワーク移送時支持部材19を上下に回動する構成と
しては、種々の構成を採用することができる。
【0030】また、前記ワーク移送時支持部材19に
は、前記加工ヘッド5から噴射され、ワークWの加工部
分から下方向へ通過したガス流Gを、前記吸引装置7の
吸引口9側へ指向し案内するガス流案内板41が取付け
てある。
【0031】上記ガス流案内板41は、ワーク移送時支
持部材19が第2位置19Sにあって傾斜した状態にあ
るとき、ワーク移送時支持部材19の上側に位置するよ
うに取付けてあり、かつ第2位置に位置するときの上部
側41Uは、第2位置のワーク移送時支持部材19の上
面19Uより上方位置に延伸してある。
【0032】以上のごとき構成において、ワークテーブ
ル3にワークWを移送するときには、アクチュエータを
作動して、ワーク移送時支持部材19を第1位置19F
に位置決めし、回転体33によってワークWを支持する
ことにより、ワーク支持部材17に干渉することなくワ
ークWの移送を容易に行うことができる。
【0033】ワークWを移送した後、前記アクチュエー
タを逆方向に作動してワーク移送時支持部材19を第2
位置19Sに位置決めすることにより、ワークWはワー
ク支持部材17によって支持される。
【0034】その後、加工ヘッド5からレーザ光をワー
クWに照射すると共にアシストガスを噴射してワークW
の熱切断加工を行うものである。この際、加工ヘッド5
から噴射され、ワークWの下方向へ通過したガス流G
は、ワーク支持部材17の傾斜面及びガス流案内板41
によって吸引装置7の吸引口9側へ指向案内されるの
で、上記ガス流G中の粉塵等が飛散したり舞上ることな
く前記吸引口9側へ案内され、吸引口9によって効率良
く吸引除去される。
【0035】したがって、ワークWに比較的大きな穴が
有る場合であっても、粉塵が上記穴から舞上って飛散す
るようなことがなく、周囲環境に悪影響を付与するよう
なことがないものである。
【0036】また、ガス流案内板41の存在により、ワ
ーク移送時支持部材19にガス流Gが直接当接するよう
なことがなく、ワーク移送時支持部材19を保護するこ
とができるものである。なお、ガス流案内板41に対す
る溶融物の付着が激しいようなときには、ワーク移送時
支持部材19に対してガス流案内板41を、ボルト等を
介して着脱交換可能に取付けて、新しいガス流案内板4
1と交換して使用する構成とすることが望ましい。
【0037】ところで、ワーク移送時支持部材19は第
2位置19Sにおいて傾斜した状態にあるから、図3に
示すように、加工ヘッド5とワーク移送時支持部材19
との位置的関係においては、ワークWの切断加工時に、
加工ヘッド5からのレーザ光LBの1部が回転体33を
直接照射することになる。しかし、上記回転体33は集
光レンズLの焦点位置から充分に離れており、その照射
エネルギーの密度は小さく、またレーザ光LBが集中的
に照射されるものではないので、レーザ光LBによって
回転体33が損傷されて回転不能にようなことはないも
のである。
【0038】また、ガス流案内板41に沿ってガス流G
が流下するので、前記回転体33とワーク移送時支持部
材19との微少間隙に粉塵等が入り込むようなことはな
いものである。
【0039】図4は第2実施例を示すもので、前記実施
例の構成と同一機能を奏する部分には同一符号を付し
て、重複した説明は省略する。
【0040】この第2実施例においては、ワーク移送時
支持部材19が第2位置19Sにおいて垂直に吊下した
状態にあるときに、ガス流案内板41が傾斜するよう
に、移送時支持部材19に対してガス流案内板41を適
宜に傾斜して取付けた構成である。
【0041】図5は第3実施例を示すもので、この第3
実施例は、ワーク移送時支持部材19が第2位置19S
において水平状態にあるときに、ガス流案内板41が傾
斜した構成を示したものである。
【0042】上記第2,第3実施例においても、ガス流
案内板41の存在により、前記第1実施例と同様の作用
効果を奏し得るものである。
【0043】図6は第4実施例を示すものである。この
実施例は、ワーク移送時支持部材19が第2位置19S
に位置するときの先端部の指向方向に対して、反対側の
方向に吸引装置の吸引口9が位置する場合を示すもので
ある。
【0044】この実施例においては、軸31に一体的に
支持された複数のワーク移送時支持部材19の先端部付
近に、ワーク移送時支持部材19の長手方向に対してほ
ぼ直交する状態にガス流案内板41を取付けたものであ
る。
【0045】上記構成によれば、ワーク移送時支持部材
19が第2位置19Sに位置するときの傾斜方向(右下
がり方向の傾斜)とガス流案内板41の傾斜方向(左下
がり方向の傾斜)とが逆方向となり、ワーク移送時支持
部材19の先端部の指向方向の反対側に吸引口9が位置
する場合であっても、ガス流Gを上記吸引口9の方向へ
指向案内することができるものである。
【0046】なお、上記ガス流案内板41とワーク移送
時支持部材19とのなす角度を、適宜に設けることによ
り、ワーク移送時支持部材19を、第2位置において水
平あるいは垂直にすることも可能である。
【0047】なお、本発明は前述のごとき実施例に限る
ものではななく、その他の変更態様でも実施可能なもの
である。例えばワーク移送時支持部材19を、傾斜した
状態のワーク支持部材17の下側へかくれるように下降
し、この下降した第2位置からワーク支持部材17の傾
斜に沿って上昇して上方向に突出した第1位置に移動す
る構成とすることも可能である。この場合、ワーク支持
部材17の下側へワーク移送時支持部材19がかくれる
ので、ガス流案内板41を省略することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1に記載の発明は、ワークの熱切断加
工時に上記ワークを支持するワーク支持部材と、ワーク
テーブルに対するワークの移送時にワークを移動可能に
支持するワーク移送時支持部材とを備え、かつ上記ワー
ク移送時支持部材の先端部を、前記ワーク支持部材の上
端部より高く突出した状態の第1位置と、前記ワーク支
持部材の上端部より低く没入した状態の第2位置とへ移
動自在に設けてなる熱切断加工機におけるワークテーブ
ルにおいて、前記ワーク移送時支持部材が前記第2位置
に位置するときに、熱切断機の加工ヘッドから噴射さ
れ、ワークの加工部分からワークの下方向へ通過したガ
ス流を、ワークテーブルの下方位置に配置した吸引装置
の吸引口側へ案内するためのガス流案内板を、前記ワー
ク移送時支持部材に設けてなるものであるから、加工ヘ
ッドから噴射され、ワークの下側へ通過してワーク移送
時支持部材に当接する傾向にあるガス流は、ワーク移送
時支持部材に設けたガス流案内板によって吸引装置の吸
引口側へ指向案内される。
【0049】したがって、ワークの下側へ通過したガス
流が飛散したり舞上るようなことがなく、粉塵の吸引除
去を効率良く行うことができるものである。
【0050】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ワーク移送時支持部材は、第2位置に
位置するときには下部側が吸引装置の吸引口側へ指向す
るように傾斜した状態にあり、ガス流案内板は、ワーク
移送時支持部材が傾斜した状態にあるときの傾斜上面側
に取付けてあるから、ワークの下側へ通過したガス流が
ワーク移送時支持部材に直接当接するようなことがな
く、ワーク移送時支持部材を、ガス流案内板によって保
護することができると共に、吸引装置の吸引口側へのガ
ス流の案内を確実に行うことができないものである。
【0051】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、ガス流案内板は、ワークの下方向
へ通過したガス流が第2位置に位置するワーク移送時支
持部材の上面へ直接当接することを防止するように、前
記第2位置に位置するときのガス流案内板の上部側を、
第2位置に位置するワーク移送時支持部材の上面より上
方位置へ延伸してなるものであるから、ワーク移送時支
持部材にガス流が直接当接することを防止でき、かつガ
ス流を吸引装置の吸引口側へ指向案内することができる
ものでである。
【0052】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、ワーク支持部材は、ワーク
の加工部分からワークの下方向へ通過したガス流を吸引
装置の吸引口側へ案内する傾斜面を備えているものであ
るから、ワーク支持部材に当接したガス流の飛散,舞上
りを防止して、吸引装置の吸引口側へ指向案内すること
ができ、粉塵の吸引除去を効率良く行うことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るワークテーブルの構
成を概略的に示した説明図である。
【図2】ワーク支持部材の傾斜説明図である。
【図3】主要部分の拡大詳細説明図である。
【図4】第2実施例の作用説明図である。
【図5】第3実施例の作用説明図である。
【図6】第4実施例を示す作用説明図である。
【符号の説明】
3 ワークテーブル 5 加工ヘッド 7 吸引装置 9 吸引口 17 ワーク支持部材 19 ワーク投入時支持部材 21 支持プレート 31 軸 33 回転体 41 ガス流案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B23K 9/32 B23K 9/32 J 10/00 501 10/00 501A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 - 26/42 B23K 37/00,37/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの熱切断加工時に上記ワークを支
    持するワーク支持部材と、ワークテーブルに対するワー
    クの移送時にワークを移動可能に支持するワーク移送時
    支持部材とを備え、かつ上記ワーク移送時支持部材の先
    端部を、前記ワーク支持部材の上端部より高く突出した
    状態の第1位置と、前記ワーク支持部材の上端部より低
    く没入した状態の第2位置とへ移動自在に設けてなる熱
    切断加工機におけるワークテーブルにおいて、前記ワー
    ク移送時支持部材が前記第2位置に位置するときに、熱
    切断機の加工ヘッドから噴射され、ワークの加工部分か
    らワークの下方向へ通過したガス流をワークテーブルの
    下方位置に配置した吸引装置の吸引口側へ案内するため
    のガス流案内板を、前記ワーク移送時支持部材に設けて
    なることを特徴とする熱切断加工機のワークテーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、ワーク
    移送時支持部材は、第2位置に位置するときには下部側
    が吸引装置の吸引口側へ指向するように傾斜した状態に
    あり、ガス流案内板は、ワーク移送時支持部材が傾斜し
    た状態にあるときの傾斜上面側に取付けてあることを特
    徴とする熱切断加工機のワークテーブル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    ガス流案内板は、ワークの下方向へ通過したガス流が第
    2位置に位置するワーク移送時支持部材の上面へ直接当
    接することを防止するように、前記第2位置に位置する
    ときのガス流案内板の上部側を、第2位置に位置するワ
    ーク移送時支持部材の上面より上方位置へ延伸してなる
    ことを特徴とする熱切断加工機のワークテーブル。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の発明におい
    て、ワーク支持部材は、ワークの加工部分からワークの
    下方向へ通過したガス流を吸引装置の吸引口側へ案内す
    る傾斜面を備えていることを特徴とする熱切断加工機の
    ワークテーブル。
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