JPH11123581A - レーザ加工機における消火方法およびその装置 - Google Patents

レーザ加工機における消火方法およびその装置

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JPH11123581A
JPH11123581A JP9287066A JP28706697A JPH11123581A JP H11123581 A JPH11123581 A JP H11123581A JP 9287066 A JP9287066 A JP 9287066A JP 28706697 A JP28706697 A JP 28706697A JP H11123581 A JPH11123581 A JP H11123581A
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Masataka Kashiro
政孝 鍛代
Koichi Endo
広一 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシテーブル上のワークをレーザ加工する
際に発生するスパッタ等によって生じたブラシテーブル
の火災を消火する。 【解決手段】 表面に多数のブラシ17を植設したブラ
シテーブル19上に載置したワークWに、レーザ加工ヘ
ッド11の下端のノズルからレーザビームを照射してレ
ーザ加工する。レーザ加工ヘッド11の周囲付近のブラ
シテーブル19を加工ヘッドカバー29で被蓋する。加
工ヘッドカバー11内に火災を検知する火災検知センサ
41を設け、前記加工ヘッドカバー11内に消火剤45
を供給する消火剤供給装置51を設ける。スパッタによ
りブラシテーブル19に火災が発生すると、加工ヘッド
カバー29内の温度が上昇する。火災検知センサ41の
検知信号により制御装置43では消火剤供給装置51に
指令が発生され、消火剤供給装置51では消火剤45が
消火剤噴射口47から加工ヘッドカバー11内に噴射さ
れ、火災が消火される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機にお
ける消火方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチ・レーザ複合機やレーザ加
工機等のレーザ加工を行う板材加工装置では、下向き成
形や傷対策仕様の場合はワークを載置するテーブルとし
て耐熱性のブラシテーブルが使用されている。
【0003】レーザ加工により溶融したワークのスパッ
タが加工位置の周囲に飛散する。この飛散したスパッタ
等はワークの下面あるいは上面近傍から集塵機により吸
引されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパン
チ・レーザ複合機やレーザ加工機における集塵機では、
スパッタ等を十分に吸引できないために、グリスやエア
ブローの油が耐熱性のブラシテーブルに付着した場合で
は、レーザ加工中のスパッタが飛散したり、酸素のアシ
ストガスの条件下で切断加工が行われると、スパッタの
ためにブラシが燃える可能性があり、実際に火災が発生
してしまうという問題点があった。
【0005】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ブラシテーブル上のワークを
レーザ加工する際に発生するスパッタ等によって生じた
ブラシテーブルの火災を消火するレーザ加工機における
消火方法およびその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のレーザ加工機における消火
方法は、表面に多数のブラシを植設したブラシテーブル
の上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端のノズルか
ら前記ブラシテーブル上に載置したワークにレーザビー
ムを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機における消
火方法において、前記レーザ加工ヘッドの周囲付近のブ
ラシテーブルを加工ヘッドカバーで被蓋し、この加工ヘ
ッドカバー内の火災を火災検知センサにより検知し、こ
の火災検知センサの検知信号により加工ヘッドカバー内
に消火剤を噴出せしめることを特徴とするものである。
【0007】したがって、ワークは加工ヘッドカバー内
でレーザ加工され、このとき発生するスパッタは周囲に
飛散し、加工ヘッドカバーにより遮蔽されて加工ヘッド
カバー内のブラシテーブル上に落下する。スパッタが耐
熱性のブラシテーブルに付着しているグリスやエアブロ
ーの油に引火して火災が発生すると、加工ヘッドカバー
内の温度が上昇する。温度センサの検知信号により消火
剤が消火剤噴射口から加工ヘッドカバー内に噴射され、
火災が消火される。
【0008】請求項2によるこの発明のレーザ加工機に
おける消火方法は、表面に多数のブラシを植設したブラ
シテーブルの上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端
のノズルから前記ブラシテーブル上に載置したワークに
レーザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機
における消火方法において、前記レーザ加工ヘッドのノ
ズルの付近の火災を火災検知センサにより検知し、この
火災検知センサの検知信号によりレーザ加工ヘッド内に
消火用ガスを供給し、この消火用ガスをノズルの先端か
ら噴出せしめることを特徴とするものである。
【0009】したがって、レーザ加工によるスパッタが
耐熱性のブラシテーブルに付着しているグリスやエアブ
ローの油に引火して火災が発生すると、ノズル付近の温
度が上昇する。火災検知センサの検知信号により消火用
ガスがレーザ加工ヘッドを経てノズルから噴射されて火
災が消火される。
【0010】請求項3によるこの発明のレーザ加工機に
おける消火装置は、表面に多数のブラシを植設したブラ
シテーブルの上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端
のノズルから前記ブラシテーブル上に載置したワークに
レーザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機
における消火装置において、前記レーザ加工ヘッドの周
囲付近のブラシテーブルを被蓋する加工ヘッドカバーを
設け、この加工ヘッドカバー内に火災を検知する火災検
知センサを設け、前記加工ヘッドカバー内に消火剤を供
給する消火剤供給装置を設け、前記火災検知センサの検
知信号により加工ヘッドカバー内に消火剤を噴出せしめ
るべく前記消火剤供給装置に指令を発生する制御装置を
設けてなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、ワークは加工ヘッドカバー内
でレーザ加工され、このとき発生するスパッタは周囲に
飛散し、加工ヘッドカバーにより遮蔽されて加工ヘッド
カバー内のブラシテーブル上に落下する。スパッタが耐
熱性のブラシテーブルに付着しているグリスやエアブロ
ーの油に引火して火災が発生すると、加工ヘッドカバー
内の温度が上昇する。制御装置では前記温度センサの検
知信号により前記消火剤供給装置に指令が発生され、消
火剤供給装置では消火剤が消火剤噴射口から加工ヘッド
カバー内に噴射され、火災が消火される。
【0012】請求項4によるこの発明のレーザ加工機に
おける消火装置は、表面に多数のブラシを植設したブラ
シテーブルの上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端
のノズルから前記ブラシテーブル上に載置したワークに
レーザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機
における消火装置において、前記レーザ加工ヘッドのノ
ズルの付近に火災を検知する火災検知センサを設け、前
記レーザ加工ヘッド及びノズル内にアシストガスを供給
するガス供給装置を設けると共にこのガス供給装置に消
火用ガスを供給可能な切替バルブを設け、前記火災検知
センサの検知信号によりレーザ加工ヘッド内に消火用ガ
スを供給しノズルから噴出せしめるべく前記切替バルブ
に指令を発生する制御装置を設けてなることを特徴とす
るものである。
【0013】したがって、レーザ加工によるスパッタが
耐熱性のブラシテーブルに付着しているグリスやエアブ
ローの油に引火して火災が発生すると、ノズル付近の温
度が上昇する。火災検知センサの検知信号により制御装
置から切替バルブに指令が発生し、消火用ガスがレーザ
加工ヘッドを経てノズルから噴射されて火災が消火され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ加工機にお
ける消火方法およびその装置の実施の形態について、パ
ンチ・レーザ複合加工機を例にとって図面を参照して説
明する。
【0015】図4を参照するに、本実施の形態に係わる
パンチ・レーザ複合加工機1は、下部フレーム(図示省
略)と、下部フレーム上に作業領域を設けるべく適宜に
離隔すると共に支柱部(図示省略)を介して一体的に設
けられた上部フレーム(図示省略)などにより枠体構成
されている。
【0016】前記作業領域の一側にはワークWにパンチ
ング加工を施すパンチング部が設けられている。パンチ
ング部は、上部フレームに回動自在に装着した円板状の
上部タレット3およびこの上部タレット3に対して適宜
に離隔されると共に下部フレームに対し回動自在に装着
した円板状の下部タレット5などにより構成されてい
る。上部タレット3の同心円上には円周方向に適宜に離
隔して配置されたパンチ7が着脱自在に装着されてい
る。下部タレット5には前記複数のパンチ7と対応する
適数のダイ9が着脱自在に装着されている。
【0017】上部、下部タレット3,5は図示せざるタ
レット駆動機構によって同期して同方向に回動されると
共に所定位置において割り出されて停止される。上部タ
レット3に装着されたパンチ7は加工位置に割り出され
た加工ステーションにて上部フレームに備えたラム作動
部(図示省略)を介して上下動するストライカ(図示省
略)によって打圧されるものである。なお、パンチの加
工位置は図1および図3においてパンチセンタP.Cで
表されている。
【0018】また、パンチ・レーザ複合加工機1には上
部フレームに図3において上部、下部タレット3,5の
加工位置の右側にレーザ加工ヘッド11が設けられてお
り、このレーザ加工ヘッド11の先端のノズルからレー
ザビームがワークWに向けて照射される。
【0019】より詳しくは、パンチ・レーザ複合加工機
1にはレーザビームを発振するレーザ発振器(図示省
略)が内蔵され、このレーザ発振器で発振されたレーザ
ビームは強度調整装置(図示省略)を経てレーザ加工ヘ
ッド11の部分においてベンドミラー(図示省略)を介
して垂直下方向へ反射される。このレーザビームはレー
ザ加工ヘッド11の内部に設けられた焦光レンズ(図示
省略)で集光される。この集光されたレーザビームの照
射光軸軸心に対して移送位置決めされたワークW上に、
レーザビームの焦点を結ばせて、所望の形状に切断する
などのレーザ加工が行なわれる。なお、レーザの加工位
置は図1および図3においてレーザセンタL.Cで表さ
れている。
【0020】前記下部フレーム上における他側には、ワ
ークWを載置するセンターテーブル13(固定テーブ
ル)が設けられており、このセンターテーブル13の側
面方向(図3において上下方向)にはセンターテーブル
13と共にワークWを載置支持するサイドテーブル15
(可動テーブル)が図3において左右方向に移動自在に
装着されている。
【0021】前記センターテーブル13及びサイドテー
ブル15は例えば図1に示されているように表面に多数
の耐熱性のブラシ17を植設したブラシテーブル19と
なっており、下向き成形や傷対策仕様である。
【0022】また、前記サイドテーブル15はそれぞれ
の一端を移動方向と直交する方向に延伸したキャレッジ
ベース21を介して一体的に連結されており、このキャ
レッジベース21には、キャレッジベース21の長手方
向と同方向に摺動自在なキャレッジ23が装着されてい
る。このキャレッジ23にはワークWの端部を把持自在
の適数(本実施の形態の例では2個)のクランプ装置2
5がキャレッジ23の移動方向に移動・固定自在に装着
されている。
【0023】前記キャレッジベース21の長手方向には
キャレッジ23を装着したボールネジ(図示省略)が設
けられており、このボールネジには伝達部材を介してX
軸用駆動モータ(図示省略)が連結されている。
【0024】上記構成により、X軸用駆動モータを駆動
させると、ボールネジを介してキャレッジ23が図3に
おいて上下方向(X軸方向)に移動されることになる。
なお、キャレッジ23の一端はY軸用駆動モータ(図示
省略)と連結されており、Y軸用駆動モータを駆動せし
めることによってキャレッジベース21は左右方向(Y
軸方向)に移動されることになる。したがって、クラン
プ装置25に把持されたワークWはX軸、Y軸方向へ移
動されることとなる。
【0025】次に、本発明の実施の形態の主要部を示す
レーザ加工機における消火装置27について、詳しく説
明する。
【0026】図1及び図2は第1実施例の消火装置27
を示しており、レーザ加工ヘッド11の周囲付近のブラ
シテーブル19を被蓋する加工ヘッドカバー29がパン
チ・レーザ複合加工機1の本体フレーム31に固定され
たカバー用昇降シリンダ33により昇降自在に設けられ
ている。この加工ヘッドカバー29は下向き開口の箱形
形状をなしており、加工ヘッドカバー29の上蓋35に
はレーザ加工ヘッド11を挿通可能な加工ヘッド挿通穴
37が設けられており、加工ヘッドカバー29の下部の
開口縁の全周には下向きに耐熱性のカバー用ブラシ39
が植設されている。
【0027】前記加工ヘッドカバー29内には火災を検
知する火災検知センサ41が設けられており、この火災
検知センサ41は後述する制御装置43に電気的に接続
されている。前記火災検知センサ41には所定の温度に
達したときに検知する温度センサ(熱検知し機センサ)
や、所定の光度に達したときに検知する光センサ(光検
知式センサ)などがあり、特に限定されない。この実施
例では60〜130°Cで検知する温度センサが用いら
れている。
【0028】また、前記加工ヘッドカバー29の内側壁
面には加工ヘッドカバー29内に消火剤45を噴射する
ための消火剤噴射口47が設けられており、この消火剤
噴射口47には消火剤用管路49を介して例えば図示せ
ざる炭酸ガスボンベや圧力調整器等の消火剤供給装置5
1が設けられている。なお、前記消化剤用管路49は消
化剤噴射口47と消化剤供給装置51との間を柔軟なホ
ース等でたるみを設けて連結されており、加工ヘッドカ
バー29が昇降するときに追従する。また、前記消火剤
45としては炭酸ガスや窒素ガス等を用いることができ
るが、特に消火用ガスに限定されず、例えば粉末状の消
火剤であっても構わない。
【0029】制御装置43は、前記火災検知センサ41
の検知信号により加工ヘッドカバー29内に消火剤45
を噴出せしめるよう前記消火剤供給装置51に指令を発
生するものである。
【0030】上記構成により、パンチ加工時はカバー用
昇降シリンダ33の作動により加工ヘッドカバー29が
上昇してレーザ加工ヘッド11の上部位置に位置してい
る。なお、レーザ加工ヘッド11も必要に応じて上昇さ
れる。
【0031】レーザ加工時は加工ヘッドカバー29が下
降して開口縁のカバー用ブラシ39の下端がワークWに
当接し、ワークWは加工ヘッドカバー29でレーザ加工
ヘッド11の周囲付近のブラシテーブル19が被蓋され
た状態になる。ワークWはブラシテーブル19と加工ヘ
ッドカバー29の開口縁の耐熱性のカバー用ブラシ39
との間を移動位置決めされ、加工ヘッドカバー29内で
レーザ加工ヘッド11の先端のノズル53からレーザビ
ームがワークWに向けて照射され、レーザ加工される。
【0032】このレーザ加工中に飛散するスパッタが加
工ヘッドカバー29により遮蔽されて加工ヘッドカバー
29内のブラシテーブル19上に落下し、ブラシ17に
付着しているグリスやエアブローの油に引火して火災が
発生すると、加工ヘッドカバー29内の温度が上昇す
る。この上昇した温度を火災検知センサ41である温度
センサが検知し、制御装置43では前記火災検知センサ
41の検知信号により加工ヘッドカバー29内に消火剤
45を噴出せしめるよう前記消火剤供給装置51に指令
を発生する。
【0033】消火剤供給装置51は例えば炭酸ガスボン
ベから消火剤45である炭酸ガスが消火剤用管路49を
経て消火剤噴射口47から加工ヘッドカバー29内に噴
射される。加工ヘッドカバー29内は炭酸ガスが充満す
るので火災が消火される。
【0034】図3は第2実施例の消火装置27を示して
おり、上述した第1実施例の消火装置27と同様の部分
は省略して説明する。
【0035】消火装置27では第1実施の形態のような
加工ヘッドカバー29が用いられておらず、前記レーザ
加工ヘッド11のノズル53の付近に火災を検知する火
災検知センサ55が設けられており、この火災検知セン
サ55は後述する制御装置57に電気的に接続されてい
る。
【0036】前記火災検知センサ55には前述した第1
実施の形態と同様な所定の温度に達したときに検知する
温度センサ(熱検知し機センサ)や、所定の光度に達し
たときに検知する光センサ(光検知式センサ)などがあ
り、特に限定されない。この実施の形態では60〜13
0°Cで検知する温度センサが用いられている。
【0037】また、この消火装置27には前記レーザ加
工ヘッド11及びノズル53内にアシストガスを供給す
るガス供給装置59が設けられている。このガス供給装
置59は図3に示されているようにレーザ加工ヘッド1
1の側壁にガス供給管61が接続されており、このガス
供給管61の後端は各種アシストガスを切換えて供給せ
しめるガス切替装置63に連結されている。
【0038】このガス切替装置63には大気を供給する
大気用供給管路65と、酸素ガスを供給する酸素ガス用
供給管路67と、消火剤45となる窒素ガスを供給する
窒素ガス用供給管路69が連結されており、各管路には
それぞれソレノイドバルブ71、73、75等の切替バ
ルブ77が設けられている。なお、前記消火剤45とし
ては窒素ガスに限定されず、炭酸ガス等の消火用ガスを
用いることができる。
【0039】また、制御装置57は前記火災検知センサ
55の検知信号によりレーザ加工ヘッド11内に消火剤
45を供給しノズル53から噴出せしめるよう前記切替
バルブ77に指令を発生するものである。
【0040】したがって、レーザ加工中に飛散するスパ
ッタがブラシテーブル19上に落下し、ブラシ17に付
着しているグリスやエアブローの油に引火して火災が発
生すると、レーザ加工ヘッド11の付近の温度が上昇す
る。この上昇した温度を火災検知センサ55である温度
センサが検知し、制御装置57では前記火災検知センサ
55の検知信号によりアシストガスが消火剤のアシスト
ガスに切り換えられるよう前記消火剤供給装置51に指
令が発生する。
【0041】例えば、レーザ加工時に使用されていた酸
素ガスのアシストガスの供給を停止するために酸素ガス
用供給管路67のソレノイドバルブ73が作動すると同
時に、窒素ガス用供給管路69のソレノイドバルブ75
が作動してレーザ加工ヘッド11内へ窒素ガスを供給す
るよう切換えられ、ノズル53から窒素ガスが噴出して
火災が消火される。
【0042】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態ではパン
チ・レーザ複合機を例にとって説明したがレーザ加工機
およびその他のレーザ加工装置を備えた加工機であって
も構わない。
【0043】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、ワークWは加
工ヘッドカバー内でレーザ加工され、このとき発生する
スパッタは周囲に飛散し、加工ヘッドカバーにより遮蔽
されて加工ヘッドカバー内のブラシテーブル上に落下す
る。スパッタが耐熱性のブラシテーブルに付着している
グリスやエアブローの油に引火して火災が発生すると、
加工ヘッドカバー内の温度が上昇するので、この温度上
昇を火災検知センサで検知でき、この検知信号により消
火剤が消火剤噴射口から加工ヘッドカバー内に噴射され
るので火災を確実に消火できる。
【0044】請求項2の発明によれば、レーザ加工によ
るスパッタが耐熱性のブラシテーブルに付着しているグ
リスやエアブローの油に引火して火災が発生すると、ノ
ズル付近の温度が上昇するので、この温度上昇を火災検
知センサで検知でき、この検知信号により消火剤がレー
ザ加工ヘッドを経てノズルから噴射されるので火災を確
実に消火できる。
【0045】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ワークは加工ヘッドカバー内でレー
ザ加工され、このとき発生するスパッタは周囲に飛散
し、加工ヘッドカバーにより遮蔽されて加工ヘッドカバ
ー内のブラシテーブル上に落下する。スパッタが耐熱性
のブラシテーブルに付着しているグリスやエアブローの
油に引火して火災が発生すると、加工ヘッドカバー内の
温度が上昇する。制御装置では前記温度センサの検知信
号により前記消火剤供給装置に指令を発生するので、消
火剤供給装置では消火剤を消火剤噴射口から加工ヘッド
カバー内に噴射するので、火災を消火できる。
【0046】請求項4の発明によれば、請求項2記載の
効果と同様であり、レーザ加工によるスパッタが耐熱性
のブラシテーブルに付着しているグリスやエアブローの
油に引火して火災が発生すると、ノズル付近の温度が上
昇する。この温度上昇を検知する火災検知センサの検知
信号により制御装置から切替バルブに指令を発生するの
で、消火用ガスがレーザ加工ヘッドを経てノズルから噴
射して火災を消火できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、第1実施例
の消火装置の正面図である。
【図2】図1の矢視II−II線を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、第2実施例
の消火装置の概略図である。
【図4】本発明の実施の形態で使用される板材加工機の
一例を示すもので、パンチ・レーザ複合機の全体の平面
図である。
【符号の説明】
1 パンチ・レーザ複合加工機 11 レーザ加工ヘッド 13 センターテーブル 17 ブラシ 19 ブラシテーブル 27 消火装置 29 加工ヘッドカバー 41 火災検知センサ 43 制御装置 45 消火剤 47 消火剤噴射口 51 消火剤供給装置 53 ノズル 55 火災検知センサ 57 制御装置 63 ガス切替装置 67 酸素ガス用供給管路 69 窒素ガス用供給管路 71、73、75 ソレノイドバルブ 77 切替バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に多数のブラシを植設したブラシテ
    ーブルの上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端のノ
    ズルから前記ブラシテーブル上に載置したワークにレー
    ザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機にお
    ける消火方法において、 前記レーザ加工ヘッドの周囲付近のブラシテーブルを加
    工ヘッドカバーで被蓋し、この加工ヘッドカバー内の火
    災を火災検知センサにより検知し、この火災検知センサ
    の検知信号により加工ヘッドカバー内に消火剤を噴出せ
    しめることを特徴とするレーザ加工機における消火方
    法。
  2. 【請求項2】 表面に多数のブラシを植設したブラシテ
    ーブルの上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端のノ
    ズルから前記ブラシテーブル上に載置したワークにレー
    ザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機にお
    ける消火方法において、 前記レーザ加工ヘッドのノズルの付近の火災を火災検知
    センサにより検知し、この火災検知センサの検知信号に
    よりレーザ加工ヘッド内に消火用ガスを供給し、この消
    火用ガスをノズルの先端から噴出せしめることを特徴と
    するレーザ加工機における消火方法。
  3. 【請求項3】 表面に多数のブラシを植設したブラシテ
    ーブルの上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端のノ
    ズルから前記ブラシテーブル上に載置したワークにレー
    ザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機にお
    ける消火装置において、 前記レーザ加工ヘッドの周囲付近のブラシテーブルを被
    蓋する加工ヘッドカバーを設け、この加工ヘッドカバー
    内に火災を検知する火災検知センサを設け、前記加工ヘ
    ッドカバー内に消火剤を供給する消火剤供給装置を設
    け、前記火災検知センサの検知信号により加工ヘッドカ
    バー内に消火剤を噴出せしめるべく前記消火剤供給装置
    に指令を発生する制御装置を設けてなることを特徴とす
    るレーザ加工機における消火装置。
  4. 【請求項4】 表面に多数のブラシを植設したブラシテ
    ーブルの上方に設けられたレーザ加工ヘッドの下端のノ
    ズルから前記ブラシテーブル上に載置したワークにレー
    ザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工機にお
    ける消火装置において、 前記レーザ加工ヘッドのノズルの付近に火災を検知する
    火災検知センサを設け、前記レーザ加工ヘッド及びノズ
    ル内にアシストガスを供給するガス供給装置を設けると
    共にこのガス供給装置に消火用ガスを供給可能な切替バ
    ルブを設け、前記火災検知センサの検知信号によりレー
    ザ加工ヘッド内に消火用ガスを供給しノズルから噴出せ
    しめるべく前記切替バルブに指令を発生する制御装置を
    設けてなることを特徴とするレーザ加工機における消火
    装置。
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