JPH10137970A - 熱加工装置およびその装置に用いる加工ヘッド - Google Patents

熱加工装置およびその装置に用いる加工ヘッド

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JPH10137970A
JPH10137970A JP8298870A JP29887096A JPH10137970A JP H10137970 A JPH10137970 A JP H10137970A JP 8298870 A JP8298870 A JP 8298870A JP 29887096 A JP29887096 A JP 29887096A JP H10137970 A JPH10137970 A JP H10137970A
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JP
Japan
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processing
brush
workpiece
head
thermal
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JP8298870A
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Takashi Iwasaki
敬 岩崎
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工時にスパッタが周辺に飛散することがな
く、作業者に対する危険性,火災発生の危険性を大幅に
改善できるようにする。 【解決手段】 支持テーブル21,23L,23R上に
被加工材Wを支持せしめた状態で加工ヘッド11に備え
られた加工部25より熱ビームを被加工材Wへ向けて照
射せしめて被加工材Wに熱加工を行う熱加工装置1にお
いて、前記加工ヘッド11に炭素繊維からなるブラシ3
3を植設せしめて、しかも、前記ブラシ33は熱加工時
に加工ヘッド11の外縁部から加工領域が直視できない
ように前記加工部25を囲繞した外周部に設けてなるこ
とを特徴とする熱加工装置であり、また、炭素繊維から
なるブラシ33を植設した加工ヘッド11も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加工材に熱加
工を行う熱加工装置およびその装置に用いる加工ヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工装置(レーザ切断加工
装置,レーザ溶接装置)またはプラズマ加工装置などの
熱加工装置や、これらの熱加工装置とプレスあるいはパ
ンチプレスなどの板材加工装置との複合加工装置におい
ては、支持テーブル上に被加工材を支持せしめた状態で
加工ヘッドに備えられた加工部(ノズルまたはトーチ)
より熱ビームを被加工材へ向けて照射せしめて被加工材
に熱加工を行ったり、更にプレス加工も併せて行う加工
方式が知られている。
【0003】熱加工時には、加工部(ノズルまたはトー
チ)の周辺にスパッタが生じるが、このスパッタを効果
的に抑制するスパッタ飛散防止装置が設けられておら
ず、発生したスパッタにより熱加工に種々な支障を来た
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スパッタの
飛散を防止するには、スパッタの発生する加工領域を何
らかの手段で遮蔽すれば良いわけであるが、実際にこの
ようなスパッタ飛散防止装置が設けられない理由を、一
例としてレーザー切断加工装置について示すと、次のと
おりである。
【0005】第1には、例えば被加工材を加工テーブル
上に固定しこのテーブルを駆動するテーブル移動方式の
レーザ切断加工装置では、その被加工材の支持体として
棒状の金属材料先端を円錐形に加工した支点を多数設け
たいわゆる針山剣山テーブルや、板状の金属材料を多数
の山型もしくは波型を有する形状に切断しこれらの先端
部で被加工材を多点支持するようないわゆるスキッドテ
ーブルなどが用いられている。このようなテーブル移動
方式のレーザ切断加工装置では、前記支持点のピッチと
加工製品の形状寸法との関係で切断後の製品がうまくテ
ーブル下部へ落下(若しくはテーブル上に支持)され
ず、傾いた状態で引っかかり起き上がるような場合が発
生する。また、特に薄板の場合材料端部が変形し起きあ
がっている例がよく見受けられる。このような場合に
は、たとえば加工ヘッド(ノズル部)と上記変形した起
上り部との衝突が起きてしまう。
【0006】第2に、飛散するスパッタが高温の溶融金
属であり、可撓性のあるビニール、プラスチック等の高
分子材料製シートや繊維または、ガラス繊維あるいはこ
れらの成型材では、溶融,燃焼,炭化を起こす為使用で
きないか、使用してもその寿命は著しく短かかった。
【0007】第3には、これら加工機には光軸固定機、
光軸移動機(2軸,3軸,5軸等),3次元ロボット等
多種多様であり、これらすべてに対応できる方法は、加
工ヘッドの周辺に取付けられる方法に限られ、前述の様
な加工領域だけを遮蔽する方法では根本的な解決とはな
らない。
【0008】第4に、シールドとして作用する為には被
加工材とシールドの間隔は極めて小さくなければならな
い。そのため、加工点が移動する場合でも、これらの隙
間は完全に遮蔽される必要がある。
【0009】第5には、第3,第4から導かれる結論と
して、被加工材側の形状に応じたフレシキビティが必要
である。
【0010】以上から従来技術ではこれらを解決された
ものはなかった。
【0011】この発明の目的は、加工時にスパッタが周
辺に飛散することがなく、作業者に対する危険性,火災
発生の危険性を大幅に改善できるようにした熱加工装置
およびその装置に用いる加工ヘッドを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の熱加工装置は、支持テーブ
ル上に被加工材を支持せしめた状態で加工ヘッドに備え
られた加工部より熱ビームを被加工材へ向けて照射せし
めて被加工材に熱加工を行う熱加工装置において、前記
加工ヘッドに炭素繊維からなるブラシを植設せしめてな
ることを特徴とするものである。
【0013】したがって、支持テーブル上に被加工材を
支持せしめた状態で加工ヘッドの加工部より熱ビームを
被加工材へ向けて照射せしめて被加工材に熱加工を行う
際、加工ヘッドに植設された炭素繊維からなるブラシの
先端を被加工材に密着するようにして熱加工が行われ
る。
【0014】而して、熱加工時に発生するスパッタはブ
ラシにより周辺に飛散するのが防止されると共に作業者
に対する危険性,火災発生の危険性が大幅に改善され
る。また、ブラシは炭素繊維からなっているので、長寿
命かつ被加工材の表面に傷を付けないですむ。さらに、
加工点をシールドする効果を有すると共に集塵効率も向
上される。
【0015】請求項2によるこの発明の熱加工装置は、
請求項1の熱加工装置において、前記ブラシを加工ヘッ
ドの加工部周辺に設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0016】したがって、加工装置のタイプや種類に関
係することなく、請求項1による効果を奏する。
【0017】請求項3によるこの発明の熱加工装置は、
請求項1の熱加工装置において、前記ブラシは熱加工時
に加工ヘッドの外縁部から加工領域が直視できないよう
に前記加工部を囲繞した外周部に設けてなることを特徴
とするものである。
【0018】したがって、請求項1による効果がより一
層発揮される。
【0019】請求項4によるこの発明の熱加工装置は、
支持テーブル上に被加工材を支持せしめた状態で加工ヘ
ッドに備えられた加工部より熱ビームを被加工材へ向け
て照射せしめ被加工材に熱加工を行う熱加工装置におい
て、前記加工部に装着したブラシ支持部材を、前記被加
工材の方向に付勢手段を介して前記加工ヘッドに設ける
と共に、前記ブラシ支持部材の前記加工部を囲繞した外
周部に炭素繊維からなるブラシを植設せしめてなること
を特徴とするものである。
【0020】したがって、支持テーブル上に被加工材を
支持せしめた状態で加工ヘッドの加工部より熱ビームを
被加工材へ向けて照射せしめて被加工材に熱加工を行う
際、加工ヘッドに付勢手段を介してブラシ支持部材を設
け、このブラシ支持部材の被加工材側において前記加工
部を囲繞した外周部に植設された炭素繊維からなるブラ
シの先端が常に被加工材に密着されて熱加工が行なわれ
る。
【0021】而して、加工部と被加工材のギャップが多
少変化してもブラシは被加工材に密着状態が保たれるた
め、ギャップの変化に関係なく高いシールド効果が得ら
れると共に、被加工材に多少の凹凸があっても追従し、
またブラシが多少摩耗してもシールド効果は変わらな
い。それ以外は請求項1と同様の効果を奏する。
【0022】請求項5によるこの発明の熱加工装置は、
請求項1〜4の熱加工装置において、前記熱加工装置が
レーザ加工装置またはプラズマ加工装置であることを特
徴とするものである。
【0023】したがって、熱加工装置としてレーザ加工
装置またはプラズマ加工装置を用いることにより、より
一層の効果が発揮される。
【0024】請求項6によるこの発明の加工ヘッドは、
加工部を先端のほぼ中心部に備えた加工ヘッドであっ
て、前記加工部を囲繞した加工ヘッドの先端の外周部に
炭素繊維からなるブラシを植設してなることを特徴とす
るものである。
【0025】したがって、請求項3と同様の効果を奏す
る。
【0026】請求項7によるこの発明の加工ヘッドは、
加工部を先端のほぼ中心部に備えた加工ヘッドであっ
て、前記加工部を装着したブラシ支持部材を、前記被加
工材の方向に付勢手段を介して前記加工ヘッドに設ける
と共に、前記ブラシ支持部材の前記加工部を囲繞した外
周部に炭素繊維からなるブラシを植設してなることを特
徴とするものである。
【0027】したがって、請求項4と同様の効果を奏す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基いて詳細に説明する。
【0029】図6を参照するに、熱加工装置としての例
えばレーザ加工装置1は立設された下部フレーム3を備
えており、この下部フレーム3上の後部寄りにはコラム
5が上下方向へ一体化されており、このコラム5には前
記下部フレーム3の上方位置にオーバハングした上部フ
レーム7が備えられている。そして、この下部フレーム
3,コラム5および上部フレーム7とでC字形のフレー
ム形状をなしている。
【0030】前記下部フレーム3の後方には、レーザ発
振器9が載置されており、このレーザ発振器9からのレ
ーザビームLBは、前記上部フレーム7の内に設けられ
た複数のベンドミラー(図示省略)を経由して加工ヘッ
ドとしてのレーザ加工ヘッド11に導かれている。そし
て、レーザ加工ヘッド11内にはレーザビームLBを集
光する凸レンズなどの集光用光学系(図示省略)が設け
られている。
【0031】前記上部フレーム7と下部フレーム3の間
には、被加工材WをX軸方向およびY軸方向に移動位置
決めする被加工材移動位置決め装置13が設けられてい
る。この被加工材移動位置決め装置13には、被加工材
Wをクランプする複数のクランプ装置15を備えたX軸
キャレッジ17が、Y軸キャレッジベース19にX軸方
向へ移動位置決め自在に設けられている。また、前記下
部フレーム3の上面には、被加工材テーブルとしての固
定テーブル21が設けられており、前記Y軸キャレッジ
ベース19には、前記固定テーブル21の両側をY軸方
向に移動自在の左右の被加工材支持テーブルとしての可
動テーブル23L,23Rが設けられている。
【0032】前記レーザ加工ヘッド11の下端部におけ
るほぼ中央部には加工部としてのノズル25が設けられ
ており、このノズル25から、前記集光用光学系で集光
されたレーザビームLBがこのレーザ加工ヘッド11の
下方に位置決めされた被加工材Wの表面に照射されると
同時に酸素または窒素などのアシストガスが噴射され
て、被加工材Wに切断または溶接などのレーザ加工が行
われる。なお、前記被加工材移動位置決め装置13およ
びレーザ発振器9はNC制御装置27によって適宜に制
御されるものである。
【0033】図1は前記図6のレーザ加工ヘッド11の
下方の固定テーブル21部を矢視Iから見た縦断面図の
1部分である。また、図2は図1おけるII−II線に沿っ
た矢視図である。
【0034】図1および図2を参照するに、下部フレー
ム3上に設けられ、被加工材を支持する固定テーブル2
1上には回転自在な複数の支持用フリーベアリング29
が設けられていると共にレーザ加工ヘッド11の下方近
傍の領域にはカッティングプレート31が設けられてい
る。このカッティングプレート31上には回転自在な複
数の支持用フリーベアリング33が設けられている。
【0035】前記レーザ加工ヘッド11の下部における
ノズル25を囲繞した外周部には、リング状に複数の炭
素繊維からなるブラシ33が植設されている。なお、レ
ーザ加工ヘッド11の外周部には90度間隔でノズル芯
出し用ノブ35が取付けられている。この各ノズル芯出
しノブ35を調整することによりノズル25の芯出しが
行われる。
【0036】前記ブラシ33は前記ノズル25を中心に
して例えば半径100mm離れた円周部にリング状に植
設されている。しかも、ブラシ33の一例としては、繊
維の長さが5〜10mmで、直径が5〜15μmの炭素
繊維の集合体が用いられる。また、炭素繊維の溶融温度
は約3700℃である。
【0037】上記構成により、レーザ加工ヘッド11の
下部におけるノズル25を囲繞した外周部に、リング状
に複数の炭素繊維からなるブラシ33を植設することに
よって、ピアス時の被加工材Wに対する水平方向へのス
パッタ飛散、厚板ピアス失敗時の噴上り(噴火),厚板
加工時,切断不良(ガウジング)時のドロスの周辺飛
散,薄板高速切断時のドロスの周辺への飛散、レーザ溶
接時のスパッタ飛散、あるいはレーザ溶接時の粉末フィ
ーラの飛散等加工点(ノズル先端,トーチ先端)からの
上記飛散を防止することができる。
【0038】炭素繊維は耐熱温度自体が高い上、熱伝導
率が極めて高い為、加熱されてもブラシ33の取付部
(レーザ加工ヘッド11の下部で通常アルミ部品ででき
ている)へすみやかに熱を逃がし、炭素繊維自体は蓋熱
して損耗することがない。
【0039】また、スパッタの飛散防止のみならず加工
点をシールドする効果を有する。例えば、飛散光、可視
光,紫外光,シールドガス等をシールドする。さらに集
塵効率も向上させることができる。
【0040】スパッタが周辺に飛散するのを防止するこ
とができるので、作業者に対する危険性、火災発生の危
険性を大幅に改善することができる。金属ワイヤ、高分
子ブラシ、カーテンなど多種のブラシ材質に比べて、長
寿命かつ被加工材Wの表面に傷を付けない。被加工材W
が変形していたり、起上っていても柔軟に対応すること
ができる。
【0041】図2に代えて、図3に示されているように
炭素繊維からなるブラシ33を2〜10φ程度の単位ブ
ラシでレーザ加工ヘッド11の下部に円環状として多数
植設したり、また、図4に示されいているような変形の
形状としてレーザ加工ヘッド11の下部に多数植設して
も、上述した実施の形態の例と同様の効果を奏する。
【0042】また図5には図1に代る実施の形態の例が
示されている。図5において図1における部品と同一部
品には同じ符号を符し重複する説明を省略する。
【0043】図5において、レーザ加工ヘッド11の被
加工材Wの方向例えば下部におけるほぼ中心部に設けら
れたノズル25にはブラシ支持部材としてのブラシ支持
リング37が装着され、このブラシ支持リング37の上
部は付勢手段としてのバネ,ゴムブーツ等の弾機39で
レーザ加工ヘッド11に対して常時上下方向へ付勢した
状態で設けられている。また、ブラシ支持リング39の
下部にはリング状の炭素繊維からなるブラシ33が植設
されている。
【0044】上記構成により、固定テーブル21,可動
テーブル23L,23Rに支持された被加工材W上にブ
ラシ33が密着した状態でノズル25から被加工材Wへ
向けてレーザビームLBが照射されることにより、被加
工材Wにレーザ加工が行われる。その結果、上述した実
施の形態の例と同様の作用並びに効果を有する他に、ノ
ズル25と被加工材Wのギャップが多少変化しても、炭
素繊維からなるブラシ33は被加工材Wを常に密着した
状態を保つため、ギャップの高さに関係なく、高いシー
ルド効果を得ることができると共に、ブラシ33が多少
摩耗してもシール効果は変わらない。
【0045】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。図5に示し
た例では、付勢手段としてバネ,ゴムブーツなどの弾機
39を用いた例で説明したが、空気圧,モータ,シリン
ダなどでも構わない。また、熱加工装置としてレーザ加
工ヘッド11を固定し、被加工材WをX軸,Y軸方向へ
移動せしめるタイプのレーザ加工装置を例にとって説明
したが、被加工材WをX軸方向へ、レーザ加工ヘッド1
1をY軸方向へ移動せしめるタイプや、被加工材Wを固
定し、レーザ加工ヘッド11をX軸,Y軸方向へ移動せ
しめるタイプであっても構わない。レーザ加工装置以外
のプラズマ加工装置でもよく、さらに電気抵抗溶接装置
であってもよい。このうち、レーザ加工装置(切断,溶
接)およびプラズマ加工装置を用いると、この発明の効
果がより顕著に発揮されるものである。
【0046】さらに、炭素繊維からなるブラシ33は被
加工材Wに対して垂直にレーザ加工ヘッド11(加工ヘ
ッド)に植設する必要がなく、水平あるいは斜めに植設
しても構わない。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、支持テーブル上
に被加工材を支持せしめた状態で加工ヘッドの加工部よ
り熱ビームを被加工材へ向けて照射せしめて被加工材に
熱加工を行う際、加工ヘッドに植設された炭素繊維から
なるブラシの先端を被加工材に密着するようにして熱加
工が行われる。
【0048】而して、熱加工時に発生するスパッタはブ
ラシにより周辺に飛散するのを防止することができると
共に作業者に対する危険性,火災発生の危険性を大幅に
改善せしめることができる。また、ブラシは炭素繊維か
らなっているので、長寿命かつ被加工材の表面に傷を付
けないですむ。さらに、加工点をシールドする効果を有
すると共に集塵効率も向上せしめることができる。
【0049】請求項2の発明によれば、加工装置のタイ
プや種類に関係することなく、請求項1による効果を奏
する。
【0050】請求項3の発明によれば、請求項1による
効果をより一層発揮せしめることができる。
【0051】請求項4の発明によれば、支持テーブル上
に被加工材を支持せしめた状態で加工ヘッドの加工部よ
り熱ビームを被加工材へ向けて照射せしめて被加工材に
熱加工を行う際、加工ヘッドに弾機を介してブラシ支持
部材を設け、このブラシ支持部材の被加工材の方向例え
ば下部において前記加工部を囲繞した外周部に植設され
た炭素繊維からなるブラシの先端が常に被加工材に密着
されて熱加工が行なわれる。
【0052】而して、加工部と被加工材のギャップが多
少変化してもブラシは被加工材に常に密着状態が保たれ
るため、ギャップの変化に関係なく高いシールド効果を
得ることができると共に、ブラシが多少摩耗してもシー
ルド効果は変わらない。それ以外は請求項1と同様の効
果を奏する。
【0053】請求項5の発明によれば、熱加工装置とし
てレーザ加工装置またはプラズマ加工装置を用いること
により、より一層の効果を発揮せしめることができる。
【0054】請求項6,7の発明によれば、それぞれ請
求項3,4と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、図6におけるI矢視
の拡大図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った矢視図である。
【図3】図2に代る他の実施の形態例の説明図である。
【図4】図2に代る他の実施の形態の例の説明図であ
る。
【図5】図1に代わる他の実施の形態の説明図である。
【図6】この発明を実施する熱加工装置としての例えば
レーザ加工装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工装置(熱加工装置) 11 レーザ加工ヘッド(加工ヘッド) 21 固定テーブル(被加工材支持テーブル) 23L,23R 可動テーブル(被加工材支持テーブ
ル) 25 ノズル(加工部,加工点) 31 カッティングプレート 33 ブラシ 37 ブラシ支持リング(ブラシ支持部材) 39 弾機(付勢手段) W 被加工材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持テーブル上に被加工材を支持せしめ
    た状態で加工ヘッドに備えられた加工部より熱ビームを
    被加工材へ向けて照射せしめて被加工材に熱加工を行う
    熱加工装置において、前記加工ヘッドに炭素繊維からな
    るブラシを植設せしめてなることを特徴とする熱加工装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシを加工ヘッドの加工部周辺に
    設けてなることを特徴とする請求項1記載の熱加工装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシは熱加工時に加工ヘッドの外
    縁部から加工領域が直視できないように前記加工部を囲
    繞した外周部に設けてなることを特徴とする請求項1記
    載の熱加工装置。
  4. 【請求項4】 支持テーブル上に被加工材を支持せしめ
    た状態で加工ヘッドに備えられた加工部より熱ビームを
    被加工材へ向けて照射せしめて被加工材に熱加工を行う
    熱加工装置において、前記加工部に装着したブラシ支持
    部材を、前記被加工材の方向に付勢手段を介して前記加
    工ヘッドに設けると共に、前記ブラシ支持部材の前記加
    工部を囲繞した外周部に炭素繊維からなるブラシを植設
    せしめてなることを特徴とする熱加工装置。
  5. 【請求項5】 前記熱加工装置がレーザー加工装置また
    はプラズマ加工装置であることを特徴とする請求項1〜
    4記載の熱加工装置。
  6. 【請求項6】 加工部を先端のほぼ中心部に備えた加工
    ヘッドであって、前記加工部を囲繞した加工ヘッドの先
    端の外周部に炭素繊維からなるブラシを植設してなるこ
    とを特徴とする加工ヘッド。
  7. 【請求項7】 加工部を先端のほぼ中心部に備えた加工
    ヘッドであって、前記加工部を装着したブラシ支持部材
    を、前記被加工材の方向に付勢手段を介して前記加工ヘ
    ッドに設けると共に、前記ブラシ支持部材の前記加工部
    を囲繞した外周部に炭素繊維からなるブラシを植設して
    なることを特徴とする加工ヘッド。
JP8298870A 1996-11-11 1996-11-11 熱加工装置およびその装置に用いる加工ヘッド Pending JPH10137970A (ja)

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