JPH0890262A - レーザ加熱による厚板切断装置 - Google Patents

レーザ加熱による厚板切断装置

Info

Publication number
JPH0890262A
JPH0890262A JP6224937A JP22493794A JPH0890262A JP H0890262 A JPH0890262 A JP H0890262A JP 6224937 A JP6224937 A JP 6224937A JP 22493794 A JP22493794 A JP 22493794A JP H0890262 A JPH0890262 A JP H0890262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
laser
cutting
thick plate
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6224937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3394334B2 (ja
Inventor
Takeji Arai
武二 新井
Yasumasa Doi
泰正 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP22493794A priority Critical patent/JP3394334B2/ja
Publication of JPH0890262A publication Critical patent/JPH0890262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3394334B2 publication Critical patent/JP3394334B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的低出力な2KW級以下のレーザ発振器
を用いて例えば厚板20mm以上のワークを効率よく切
断すると共に、厚板の切断加工において、直線と円弧を
組合せた輪郭形状の切断加工を実現し、しかも厚さ方向
の直角度を得るようにしたことにある。 【構成】 直交するX軸,Y軸2軸の平面上を相対的に
移動制御されるワークW並びに加工ヘッド部3と、平面
に垂直に取り付けられた加工ヘッド部3をZ軸方向へ駆
動制御するZ軸5と、このZ軸5を中心に加工ヘッド部
3をC軸方向へ回転制御せしめるC軸と、前記各軸を制
御せしめる制御装置15と、を具備し、レーザ加工ヘッ
ド部3にZ軸方向へ位置決めされた切断用ガスノズル1
7とレーザ照射ヘッド19を設け、切断用ガスノズル1
7の噴射方向に対し斜めの任意の角度よりレーザ照射ヘ
ッド19で集光したレーザビームLBを加工進行方向と
同一線上に出射する出射ノズル27を設けてなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厚板のワークに穿孔
あるいは切断加工を行う際に、レーザビームをワークに
照射し加熱を与え、この加熱部分に可燃性ガスを与えて
穿孔あるいは切断加工を行うようにしたレーザ加熱によ
る厚板切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厚板のワークに切断加工を行う切
断手段としては、高出力レーザによる切断、ガス切断
(熔断)あるいはプラズマ切断が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の高出力レーザによる切断では5KW級以上のレーザ
発振器が必要で高コストがかかってしまうと共に効率よ
い切断が出来ない。また、従来のガス切断、プラズマ切
断では切断面の厚さ方向の直角度が得にくいという問題
がある。
【0004】この発明の目的は、比較的低出力な2KW
級以下のレーザ発振器を用いて例えば厚板20mm以上
のワークを効率よく切断すると共に、厚板の切断加工に
おいて、直線と円弧を組合せた輪郭形状の切断加工を実
現し、しかも厚さ方向の直角度を得るようにしたレーザ
加熱による厚板切断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1による発明のレーザ加熱による厚板切断装置
は、直交するX軸,Y軸2軸の平面上を相対的に移動制
御されるワーク並びに加工ヘッド部と、前記平面に垂直
に取り付けられた前記加工ヘッド部をZ軸方向へ駆動制
御するZ軸と、このZ軸を中心に加工ヘッド部をC軸方
向へ回転制御せしめるC軸と、前記X軸、Y軸、Z軸お
よびC軸を制御せしめる制御装置と、を具備し、前記加
工ヘッド部にZ軸方向へ位置決めされた切断用ガスノズ
ルとレーザ照射ヘッドを設け、前記切断用ガスノズルの
噴射方向に対し斜めの任意の角度より前記レーザ照射ヘ
ッドで集光したレーザビームを加工進行方向と同一線上
に出射する出射ノズルを設けてなることを特徴とするも
のである。
【0006】請求項2による発明のレーザ加熱による厚
板切断装置は、前記請求項1のレーザ加熱による厚板切
断装置において、前記切断用ガスノズルがZ軸より任意
の距離だけ隔ててZ軸方向へ位置決めされていると共に
前記レーザ照射ヘッドがZ軸と同軸に位置決めされてい
ることを特徴とするものである。
【0007】請求項3による発明のレーザ加熱による厚
板切断装置は、請求項1のレーザ加熱による厚板切断装
置において、前記切断用ガスノズルがZ軸と同軸に位置
決めされていると共に前記レーザ照射ヘッドがZ軸より
任意の距離だけ隔ててZ軸方向へ位置決めされているこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項4による発明のレーザ加熱による厚
板切断装置は、請求項3のレーザ加熱による厚板切断装
置において、前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レーザ
照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管にハ
ーフミラーと反射ミラーを備えると共に、前記レーザ照
射ヘッドに集光レンズと反射ミラーを備えてなることを
特徴とするものである。
【0009】請求項5による発明のレーザ加熱による厚
板切断装置は、請求項3のレーザ加熱による厚板切断装
置において、前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レーザ
照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管に複
数の反射ミラーを備えると共に、前記レーザ照射ヘッド
に集光レンズと反射ミラーを備えてなることを特徴とす
るものである。
【0010】請求項6による発明のレーザ加熱による厚
板切断装置は、請求項3のレーザ加熱による厚板切断装
置において、前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レーザ
照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管に複
数の反射ミラーを備えると共に、前記レーザ照射ヘッド
に集光レンズを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項7による発明のレーザ加熱による厚
板切断装置は、請求項3のレーザ加熱による厚板切断装
置において、前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レーザ
照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管に複
数の反射ミラーと集光ミラーとを備えてなることを特徴
とするものである。
【0012】請求項8による発明のレーザ加熱による厚
板切断装置は、請求項3のレーザ加熱による厚板切断装
置において、前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レーザ
照射ヘッドとを連結した前記C軸の位置決め角度方向と
直角方向に回動するA軸と、このA軸を制御せしめる制
御装置とを具備してなることを特徴とするものである。
【0013】請求項9によるレーザ加熱による厚板切断
装置は、請求項8のレーザ加熱による厚板切断装置にお
いて、前記A軸に複数の反射ミラーを備えると共に前記
レーザ照射ヘッドに集光レンズと反射ミラーを備えてな
ることを特徴とするものである。
【0014】請求項10によるレーザ加熱による厚板切
断装置は、請求項8のレーザ加熱による厚板切断装置に
おいて、前記A軸に反射ミラーと集光ミラーを備えてな
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項11によるレーザ加熱による厚板切
断装置は、請求項8,9,10のレーザ加熱による厚板
切断装置において、前記レーザ照射ヘッドは、前記加工
進行方向に対して直角な左右方向に、Z軸に対して微小
角度±15度の傾斜角以内で前記A軸により回動し任意
の角度に設定制御されることを特徴とするものである。
【0016】請求項12によるレーザ加熱による厚板切
断装置は、請求項1〜11のレーザ加熱による厚板切断
装置において、前記レーザ照射ヘッドは、集光ビームを
前記切断用ガスノズルより噴射されたガス流のノズル先
端より任意の高さで前記XY平面に対し15〜75度の
照射角度で交差させるべく制御されることを特徴とする
ものである。
【0017】請求項13によるレーザ加熱による厚板切
断装置は、請求項1〜11のレーザ加熱による厚板切断
装置において、前記出射ノズル角度を任意に調整となら
しめ、出射ノズル角度に合わせて反射ミラーが出射ノズ
ルの中心に集光ビームを通過するように伝達機構を介し
て回動すべく制御されることを特徴とするものである。
【0018】請求項14によるレーザ加熱による厚板切
断装置は、請求項1〜11のレーザ加熱による厚板切断
装置において、前記出射ノズルの出射口の近傍には、穿
孔・切断時に発生する溶融金属の付着、あるいは進入を
防ぐために圧縮ガスによるエアカーテンを形成するエア
カーテンノズルを設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項15によるレーザ加熱による厚板切
断装置は、請求項1〜11のレーザ加熱による厚板切断
装置において、前記出射ノズルから照射されるレーザビ
ームは、ワークに対する前記切断用ガスノズルの直径の
投影箇所をレーザビームの照射基準位置として設定制御
されることを特徴とするものである。
【0020】請求項16による発明のレーザ加熱による
厚板切断装置は、請求項1〜11のレーザ加熱による厚
板切断装置において、前記レーザ照射ヘッドの下部また
は下方あるいは近傍に冷却媒体噴射装置を備えてなるこ
とを特徴とするものである。
【0021】
【作用】以上のような請求項1のレーザ加熱による厚板
切断装置とすることにより、レーザビームがZ軸内を通
って加工ヘッド部に備えられたレーザ照射ヘッド内の集
光レンズで集光されると共に反射ミラーを経てワークに
照射されて加熱される。このワークの加熱された部分に
加工ヘッドに備えられた切断用ノズルから燃焼ガスを噴
射せしめることによりワークに切断加工が行われる。
【0022】請求項2ではZ軸と同軸に位置決めされた
レーザ照射ヘッド内の集光レンズでレーザビームが集光
されると共に反射ミラーを経てワークにレーザビームが
照射されて加熱される。このワークの加熱された部分に
Z軸より任意の距離だけ隔てられた切断用ガスノズルか
ら燃焼ガスが噴射されてワークに切断加工が行われる。
【0023】請求項3ではZ軸より任意の距離だけ隔て
られたレーザ照射ヘッドからレーザービームがワークへ
照射されて加熱される。このワークの加熱された加熱部
分にZ軸と同軸に位置決めされた切断用ガスから燃焼ガ
スが噴射されてワークに切断加工が行われる。
【0024】請求項4ではZ軸内のレーザビームが連結
管に備えられたハーフミラーで反射され、さらに反射ミ
ラー、集光レンズを経て反射ミラーで反射されてレーザ
ビームがワークに照射されて加熱される。このワークの
加熱された部分にZ軸内のレーザビームがハーフミラー
を透過してZ軸と同軸に備えられた切断用ガスノズルか
らのアシストガスの噴射と共にワークに照射されてワー
クに切断加工が行われる。
【0025】請求項5では、Z軸内のレーザビームが連
結管に備えられた複数の反射ミラーを経て集光レンズで
集光され、さらに反射ミラーで反射されてワークにレー
ザビームが照射されて加熱される。このワークの加熱さ
れた部分にZ軸と同軸に備えられた切断用ガスノズルか
ら燃焼ガスが噴射されてワークに切断加工が行われる。
【0026】請求項6ではZ軸内のレーザビームが連結
管内の複数の反射ミラーで反射されると共にレーザ照射
ヘッド内の集光レンズで集光されたレーザビームがワー
クに照射されて加熱される。このワークの加熱された部
分にZ軸と同軸に備えられた切断用ガスノズルから燃焼
ガスが噴射されて切断加工が行われる。
【0027】請求項7では、Z軸内のレーザビームが連
結管内の反射ミラーで反射されると共に集光ミラーで集
光されてレーザ照射ヘッドからワークに照射されて加熱
される。このワークの加熱された部分にZ軸とZ軸に備
えられた切断用ガスノズルから燃焼ガスが噴射されてワ
ークに切断加工が行われる。
【0028】前記請求項1〜7によれば加工ヘッド部が
Z軸を中心にC軸によりC軸方向へ回転されるから、ワ
ークの加工進行方向に沿ってレーザビームがワークに照
射されて加熱される。このワークの加熱された部分に切
断用ガスノズルから燃焼ガスが噴射されるように制御さ
れるから、比較的低出力な2KW級のレーザ発振器を用
いて厚板に効率よく切断加工される。しかも、C軸がX
Y平面の現在位置を基準として、単位時間後の移動ベク
トル方向に位置決め制御して切断加工を行うことができ
る。加工経路上の交点では、次のベクトルの移動方向に
C軸を位置決め後、XY平面上の移動を開始するし、加
工経路上の円弧の始点ではベクトルの移動方向にC軸を
位置決めと同時に予め任意に設定した角度だけ振り、円
弧の終点では始点で振った角度をゼロに戻すことができ
るから、直線に円弧を組合わせた輪郭形状の切断加工を
行うことができる。
【0029】請求項8では、加工ヘッド部にZ軸とレー
ザ照射ヘッドとを連結したA軸を備えたからレーザ照射
ヘッドがA軸方向に回動される。
【0030】請求項9ではZ軸内のレーザビームがA軸
に備えらた複数の反射ミラーを経てレーザ照射ヘッド内
の集光レンズで集光されると共に反射ミラーで反射され
てワークに照射されて加熱される。このワークの加熱さ
れた部分にZ軸と同軸に備えられた切断用ガスノズルか
ら燃焼ガスが噴射されて切断加工が行われる。
【0031】請求項10では、Z軸内のレーザビームが
A軸に備えられた反射ミラーで反射されると共に集光ミ
ラーで集光されてワークに照射されて加熱される。この
加熱された部分にZ軸と同軸に備えられた切断用ガスノ
ズルから燃焼ガスが噴射されてワークに切断加工され
る。
【0032】しかも、請求項11では前記請求項8,
9,10においてA軸の制御により、レーザ照射ヘッド
を加工進行方向に対して直角な左右方向に、Z軸に対し
て微小角度±15の傾斜角度以内で任意の角度に設定制
御できるので、厚さ方向の真直角を得る切断加工が行わ
れる。
【0033】請求項12では、レーザ照射ヘッドは集光
ビームを切断用ガスノズルより噴射されたガス流のノズ
ル先端より任意の高さでXY平面に対して15〜75度
の照射角度で交差させるべく制御されるから、ワークの
厚さに対して広範囲な切断加工が行われる。
【0034】請求項13では、出射ノズル角度を任意に
調整ならしめ、出射角度に合わせて反射ミラーが出射ノ
ズルの中心に集光ビームを通過するように伝達機構を介
して回動すべく制御されるから、集光ビームの中心が常
に出射ノズルの中心に一致してレーザビームを出射ノズ
ルからワークへ向けて照射させることができる。
【0035】請求項14では、出射ノズルの出射口の近
傍に圧縮ガスによるエアカーテンノズルを設けたことに
より、エアカーテンノズルから圧縮ガスが噴射されるか
ら、圧縮ガスによりエアカーテンが形成されて、穿孔・
切断時に発生する溶融金属の付着あるいは進入が防止さ
れる。
【0036】請求項15では、出射ノズルから照射され
るレーザビームは、ワークに対する切断用ガスノズルの
直径の投影箇所をレーザビームの照射基準位置として設
定制御されるから、均一な切断が行われる。
【0037】請求項16では、レーザ照射ヘッドの下部
または下方あるいは近傍に冷却媒体噴射装置を備えたこ
とにより、切断後の余分な熱滞留部分を切断後直ちに冷
却させるから、他の部分への熱の伝導と滞留を最小限に
抑えることができ、さらに隣接する周辺部分の初期温度
一定温度以下に抑えることができるので、切断品質が安
定し、接近した箇所でも連続的な加工をすることができ
るようになる。
【0038】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0039】図1にはレーザ加熱による厚板切断装置の
第1実施例が示されている。図1においてレーザ加熱に
よる厚板切断装置1は、例えばX軸方向(図1において
左右方向)およびY軸方向(図1において紙面に対して
直交する方向)へ移動自在な図示省略のワークテーブル
上に載置されたワークWとこのワークWの上方に固定さ
れた加工ヘッド部3とを備えている。ワークWと加工ヘ
ッド部3とは相対的に移動すればよいのでワークWを固
定し、加工ヘッド部3をX軸,Y軸方向へ移動せしめる
ようにしてもよいものである。
【0040】この加工ヘッド部3は図示省略のZ軸駆動
モータによってZ軸方向(図1において上下方向)へ移
動自在なZ軸5の下部に設けられている。このZ軸5に
はギヤ7が嵌合されており、このギヤ7には別のギヤ9
が噛合されている。このギヤ9はC軸駆動モータ11の
出力軸13に嵌着されている。
【0041】上記構成により、C軸駆動モータ11を駆
動せしめると、出力軸13を介してギヤ9が回転され
る。このギヤ9の回転によりギヤ7を介してZ軸5がZ
軸5を中心にしてC軸方向(Z軸5の中心廻り方向)へ
回転されることになる。
【0042】前記X軸,Y軸,Z軸およびC軸を制御せ
しめる制御装置15が設けられている。
【0043】前記加工ヘッド部3には切断用ガスノズル
17と、レーザ照射ヘッド19とを備えている。本実施
例においては、切断用ガスノズル17が前記Z軸5にブ
ラケット21を介してZ軸5より任意の距離Lだけ隔て
てZ軸方向へ位置決めされて設けられている。レーザ照
射ヘッド19はZ軸5と同軸すなわちZ軸5の下部に一
体化されており、Z軸5内には集光レンズ23を備えて
いると共に、前記レーザ照射ヘッド19内には反射ミラ
ー25がXY平面に対して照射角度θだけ傾いて備えら
れている。しかも、レーザ照射ヘッド19の図1におい
て左側下部に出射ノズル27が設けられている。この出
射ノズル29のレーザ射出口29は切断用ガスノズル1
7の噴射方向に対して斜めの任意の角度より、反射ミラ
ー25で反射されたレーザビームLBを加工進行と同一
線上に出射するように設けられている。
【0044】上記構成により、ワークWに対してZ軸を
図1において矢印で示したごとく加工進行方向へ移動せ
しめる。その際、図示省略のレーザ発振器より発振され
たレーザビームLBはZ軸5内を通って集光レンズ23
で集光される。集光レンズ23で集光されたレーザビー
ムLBは反射ミラー25で反射されて出射ノズル27の
レーザ噴出口29からワークWへ照射されて加熱される
ことになる。
【0045】ワークWの加熱された加熱部分の温度はワ
ークWの少なくとも燃焼温度であって融解温度まで達し
ないものである。このワークWの加熱された加熱部分に
切断用ガスノズル17から酸素などの可燃性ガスが噴射
されることによりワークWに切断加工が行われることに
なる。
【0046】図2には第2実施例のレーザ加熱による厚
板切断装置が示されている。図2において図1における
部品と同じ部品には同一符号を符して説明する。すなわ
ち、図2において前記加工ヘッド部3には前記Z軸5と
前記レーザ照射ヘッド19とを連結した連結管31が設
けられている。この連結管31を介して前記Z軸5と同
軸に前記切断用ガスノズル17が設けられている。しか
も切断用ガスノズル17内には集光レンズ33が備えら
れている。
【0047】前記連結管31の図2において左側にはハ
ーフミラー35が備えられていると共に右側には反射ミ
ラー37が備えられている。それ以外の構成は図1にお
ける構成と同じであるから説明を省略する。
【0048】上記構成により、ワークWに対してZ軸を
図2において矢印で示した如く加工進行方向へ移動せし
める。その際、図示省略のレーザ発振器より発振された
レーザビームLBの一部はZ軸5内を通ってハーフミラ
ー35で反射されると共に反射ミラー37でも反射され
て集光レンズ23で集光される。集光レンズ23で集光
されたレーザビームLBは反射ミラー25で反射されて
出射ノズル27のレーザ噴出口29からワークWへ照射
されて上述と同様の加熱温度で加熱されることになる。
【0049】ハーフミラー35で透過されたレーザビー
ムLBが集光レンズ33で集光される。集光されたレー
ザビームLBが切断用ガスノズル17の一部に設けられ
たガス入口39から供給されたアシストガスと共に、ワ
ークWの加熱された加熱部分に照射されることによりワ
ークWに切断加工が行われることになる。
【0050】図3には第3実施例のレーザ加熱による厚
板切断装置が示されている。図3において図2における
部品と同じ部品には同一分号を符して説明する。すなわ
ち、図3において、前記連結管31の左側に図2におけ
るハーフミラー35の代りに反射ミラー41を設けると
共に連結管31の左側下部にブラケット43を介して切
断用ガスノズル17を設けたものである。それ以外は図
2における構成と同じであるから説明を省略する。
【0051】上記構成により、ワークWに対してZ軸を
図3において矢印で示した如く加工進行方向へ移動せし
める。その際、図示省略のレーザ発振器より発振された
レーザビームLBはZ軸5内を通って反射ミラー41で
反射されると共に、反射ミラー37でも反射されて集光
レンズ23で集光される。集光レンズ23で集光された
レーザビームLBは反射ミラー25で反射されて出射ノ
ズル27のレーザ噴出口29からワークWへ照射されて
上述と同様の加熱温度で加熱されることになる。
【0052】このワークWの加熱された加熱部分に、切
断用ガスノズル17から可燃性ガスが噴射されることに
よりワークWに切断加工が行われることになる。
【0053】図4には第4実施例のレーザ加熱による厚
板切断装置が示されている。図4において図3における
部品と同じ部品には同一符号を符して説明する。すなわ
ち、図4において連結管31が図3に示したごとく水平
でなく、右斜め上りに傾斜されていて、この連結管31
の左側下部に反射ミラー41を、連結管31の右側上部
に反射ミラー37を備えたものである。また、レーザ照
射ヘッド19内に反射ミラー27をなくすと共にレーザ
照射ヘッド19の先端にレーザ噴出口29を備えるよう
にした。それ以外の構成は図3と同じであるので、説明
を省略する。
【0054】上記構成により、ワークWに対してZ軸を
図4において矢印で示した如く加工進行方向へ移動せし
める。その際、図示省略のレーザ発振器より発振された
レーザビームLBはZ軸5内を通って反射ミラー41で
反射されると共に反射ミラー37でも反射されて集光レ
ンズ23で集光される。集光レンズ23て集光されたレ
ーザビームLBはレーザ噴出口29からワークWへ照射
されて上述と同様の加熱温度で加熱されることになる。
【0055】このワークWの加熱された加熱部分に、切
断用ガスノズル17から可燃性ガスが噴射されることに
よりワークWに切断加工が行われることになる。
【0056】図5には第5実施例のレーザ加熱による厚
板切断装置が示されている。図5において図4における
部品と同じ部品には同一の符号を符して説明する。すな
わち、図5において、連結管31を右斜め上りとせずに
水平に設け、この連結管31の左側に反射ミラー41を
備えると共に連結管31の右側には集光ミラー45を備
えたものである。そして、レーザ照射ヘッド19内には
集光レンズ、反射ミラーを設けずにレーザ照射ヘッド1
9の先端にレーザ噴出口29を備えたものである。それ
以外の構成は図4における構成と同じであるから、説明
を省略する。
【0057】上記構成により、ワークWを図5において
矢印で示した如く加工進行方向へ移動せしめる。その
際、図示省略のレーザ発振器より発振されたレーザビー
ムLBはZ軸5内を通って反射ミラー41で反射される
と共に集光ミラー45で集光される。集光ミラー45で
集光されたレーザビームLBはレーザ噴出口29からワ
ークWへ照射されて上述と同様の加熱温度で加熱される
ことになる。
【0058】このワークWの加熱された加熱部分に、切
断用ガスノズル17から可燃性ガスが噴射されることに
よりワークWに切断加工が行われることになる。
【0059】図1〜図5に示した第1実施例から第5実
施例までの実施例においては、比較的低出力な、2KW
級以下のレーザ発振器を用いて例えば板厚20mm以上
の極厚板を効率よく切断することができる。しかも、図
6に示されているように、出射ノズル27から照射され
るレーザビームLBは、ワークWに対する前記切断用ガ
スノズル17の直径の投影箇所をレーザビームLBの照
射基準位置として設定するこにより、良好な切断加工を
行うことができる。
【0060】また、上記各実施例においては、Z軸5を
制御装置15によりC軸方向に回転制御することができ
るから、直線と円弧を組み合せた輪郭形状の切断加工を
実現させることができる。例えば図7(A)に示されて
いるように、C軸はXY平面の現在位置を基準として、
単位時間後の移動ベクトル方向に位置決め制御を行うこ
とができる。また、図7(B)に示されているように、
加工経路上の交点では、次のベクトルの移動方向に前記
C軸を位置決め後、XY平面上の移動を開始することが
できる。さらに、図7(C)に示されているように、加
工経路上の円弧の始点では、前記ベクルの移動方向に前
記C軸を位置決めと同時に、予め任意に設定した角度
θ′だけ振ることもできる。また、前記円弧の終点では
始点で振った角度θ′をゼロに戻すこともできる。しか
も角度θ′は加工進行方向に対して±20度以内が望ま
しいものである。したがって、直線と円弧を組み合せた
輪郭形状の切断加工を行うことができる。
【0061】前記図4における第4実施例においては、
光学系とワークWとの間の距離を比較的長くとれるた
め、スパッタ等の付着に対して防止効果を高めることが
できる。また、図5における第5実施例においては、光
学系の使用枚数を削減することができる。
【0062】図8には第6実施例のレーザ加熱による厚
板切断装置が示されている。図8において図3における
部品と同じ部品には同一の符号を符して説明する。図8
において図3における連結管31の代りに、Z軸5とレ
ーザ照射ヘッド19との間に回動自在なA軸47を連結
したものである。このA軸47はA軸駆動モータ49で
A軸方向へ回動されるものである。前記A軸47内の左
側には反射ミラー51が備えられていると共に右側には
反射ミラー53が備えられている。それ以外の構成は図
3における構成と同じであるから説明を省略する。
【0063】上記構成により、ワークWを図8において
矢印で示した如く加工進行方向へ移動せしめる。その際
に、図示省略のレーザ発振器より発振されたレーザービ
ームLBはZ軸5内を通って反射ミラー51で反射され
ると共に反射ミラー53でも反射されて集光レンズ23
で集光される。集光レンズ23で集光されたレーザビー
ムLBは反射ミラー25で反射されて出射ノズル27の
レーザ出射口29からワークWへ照射されて上述と同様
の加熱温度で加熱されることになる。
【0064】このワークWの加熱された加熱部分に、切
断用ガスノズル17から可燃性ガスが噴射されることに
よりワークWに切断加工が行われることになる。
【0065】図9には第7実施例のレーザ加熱による厚
板切断装置が示されている。図9において図8における
部品と同じ部品には同一の符号を符して説明する。すな
わち、図9において、前記A軸47内の左側に反射ミラ
ー51を備えると共に右側に集光ミラー55を備えてた
ものである。また、レーザ照射ヘッド19内から集光レ
ンズ、反射ミラーを取り除いた。それ以外の構成は図8
における構成と同じであるから説明を省略する。
【0066】上記構成により、ワークWを図9において
矢印で示したごとく加工進行方向へ移動せしめる。その
際、図示省略のレーザ発振器より発振されたレーザビー
ムLBはZ軸5内を通って反射ミラー51で反射される
と共に集光ミラー55で集光される。集光ミラー55で
集光されたレーザビームLBはレーザ照射ヘッド19の
先端に備えられたレーザ射出口29からワークWへ照射
されて上述と同様の加熱温度で加熱されることになる。
【0067】このワークWの加熱された加熱部分に、切
断用ガスノズル17から可燃性ガスが噴射されることに
よりワークWに切断加工が行われることになる。
【0068】上記図8,図9における第6,第7実施例
においては、制御装置15によりA軸47が制御される
から、加工進行方向に対して直角な左右方向に、Z軸5
に対し微小角度±15の傾斜角以内でA軸47の回動に
よりレーザ照射ヘッド19が回動して任意の角度に設定
され、ワークWの厚さ方向の直角度を得るべく垂直切断
を行うことができる。この実施例においてもZ軸5がC
軸方向へ回転制御されるから、上述した実施例における
効果を兼ね備えていることは言うまでもない。前記A軸
47の回動による傾斜角は±5度の調整範囲で行われる
のが望ましいものである。
【0069】図1,図2,図3および図8におけるレー
ザ照射ヘッド19は、レーザビームLBを切断用ガスノ
ズル17より噴射されたガス流のノズル先端より任意の
高さで、XY平面に対し15〜75度望ましくは30〜
60度の角度で交差させるように制御されるものであ
る。その結果、効率よく切断加工を行うこができる。
【0070】図10に示されているように、レーザ照射
ヘッド19の軸心部にはノズル駆動歯車Z1が回転自在
に設けられ、このノズル駆動歯車Z1にはノズル伝達歯
車Z4が噛合されている。このノズル伝達歯車Z4の軸
にはミラー伝達歯車Z3が設けられ、このミラー伝達歯
車Z3にはミラー駆動歯車Z2が噛合されている。
【0071】上記構成により、例えば、歯車比Z1:Z
4=1:1,歯車比Z2:Z3=2:1および歯車比Z
1:Z2=1:2などとすることにより、出射ノズル2
7の角度を任意に調整可能とならしめ、出射ノズル27
の角度に合わせて反射ミラー25が出射ノズル27の中
心にレーザビームLBを通過させるように回動させるこ
とができる。したがって、常にレーザビームLBの中心
を出射ノズル27の中心に一致させて出射ノズル27の
回動に連動して反射ミラー25を回動させることができ
る。
【0072】図11に示されているように、出射ノズル
27のレーザ噴出口29の近傍にはエアカーテンノズル
57が設けられている。このエアカーテンノズル57よ
り圧縮ガスを噴射せしめると、この圧縮ガスによエアカ
ーテンが形成される。このエアカーテンの形成により、
穿孔・切断時に発生する溶融金属の付着あるいは進入を
防止することができる。
【0073】図12および図13に示されているよう
に、レーザ照射ヘッド19の下部には冷却媒体噴射装置
59を設けられている。この冷却媒体噴射装置59内に
は水などの冷却媒体を通過せしめる通路61が形成され
ていると共に、冷却媒体噴射装置59の下面には複数の
噴射口63が設けられている。
【0074】上記構成により、通路61に冷却媒体を供
給せしめると、複数の噴射口63からワークWへ向けて
冷却媒体が噴射されることになる。したがって、加熱さ
れた加熱部分の通過経路および切断を行っている場所、
すなわち、カッティングフロント(切断前線)を除き、
切断後の余分な熱滞留部分を切断直後に直ちに冷却する
ことができる。而して、他の部分への熱の滞留を最小限
に抑えることができ、さらに隣接する周辺部分の初期温
度を一定温度以下で抑えることができるので、切断品質
が安定し、接近した箇所でも連続的な加工を行うことが
できる。冷却媒体噴射装置59はZ軸5又はそれらに付
帯して取付けてもよいものである。
【0075】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0076】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1〜7による発明によれば、比較的低
出力な2KW級以下のレーザ発振器を用いて例えば板厚
20mm以上の厚板を効率よく切断することができる。
しかもZ軸をC軸方向へ回転制御することができるか
ら、直線と円弧を組み合わせた輪郭形状の切断加工を行
うことができる。
【0077】請求項6による発明によれば、さらに光学
系とワークとの間の距離を比較的長くとれるためスパッ
タ等の付着に対して防止効果を高めることができる。
【0078】請求項7による発明によれば、さらに光学
系の使用枚数を削減することができる。
【0079】請求項8〜11による発明によれば、前記
請求項1〜7による発明の効果に加えて、制御装置によ
りA軸が制御されるから、加工進行方向に対しても直角
な左右方向にZ軸に対して微小角度±15の傾斜角以内
でA軸の回動によりレーザ照射ヘッドが回動して任意の
角度に設定され、ワークの厚さ方向の直角度を得るべく
垂直切断を行うことができる。
【0080】請求項12の発明によれば、レーザ照射ヘ
ッドは集光ビームを切断用ガスノズルより噴射されたガ
ス流のノズル先端より任意の高さでXY平面に対して1
5〜75度の照射角度で交差させるべく制御されるか
ら、ワークの厚さに対して広範囲な切断加工を行うこと
ができる。
【0081】請求項13の発明によれば、出射ノズル角
度を任意に調整ならしめ、出射角度に合わせて反射ミラ
ーが出射ノズルの中心に集光ビームを通過するように伝
達機構を介して回動すべく制御されるから、集光ビーム
の中心が常に出射ノズルの中心に一致してレーザビーム
を出射ノズルからワークへ向けて照射させることができ
る。
【0082】請求項機14による発明によれば、出射ノ
ズルの出射口の近傍に圧縮ガスによるエアカーテンノズ
ルを設けたことにより、エアカーテンノズルから圧縮ガ
スが噴射されるから、圧縮ガスによりエアカーテンが形
成されて、穿孔・切断時に発生する溶融金属の付着ある
いは進入を防止することができる。
【0083】請求項15による発明によれば、出射ノズ
ルから照射されるレーザビームは、ワークに対する切断
用ガスノズルの直径の投影箇所をレーザビームの照射基
準位置として設定制御されるから、均一な切断を行うこ
とができる。
【0084】請求項16の発明によれば、レーザ照射ヘ
ッドの下部または下方あるいは近傍に冷却媒体噴射装置
を備えたことにより、切断後の余分な熱滞留部分を切断
後直ちに冷却されるから、他の部分への熱の伝導と滞留
を最小限に抑えることができ、さらに隣接する周辺部分
の初期温度を一定温度以下に抑えることができるので、
切断品質が安定し、接近した箇所でも連続的な加工をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する第1実施例のレーザ加熱に
よる厚板切断装置の説明図である。
【図2】この発明を実施する第2実施例のレーザ加熱に
よる厚板切断装置の説明図である。
【図3】この発明を実施する第3実施例のレーザ加熱に
よる厚板切断装置の説明図である。
【図4】この発明を実施する第4実施例のレーザ加熱に
よる厚板切断装置の説明図である。
【図5】この発明を実施する第5実施例のレーザ加熱に
よる厚板切断装置の説明図である。
【図6】切断用ガスノズルから噴射されるガス流とレー
ザビームとの関係を説明する説明図である。
【図7】本実施例でワークに切断加工を行う際の直線と
円弧との組み合せで輪郭部形状に切断する説明図であ
る。
【図8】この発明を実施する第6実施例のレーザ加熱に
よる厚板切断装置の説明図である。
【図9】この発明を実施する第7実施例のレーザ加熱に
よる厚板切断装置の説明図である。
【図10】レーザ照射ヘッドにおける出射ノズルと反射
ミラーとの関係を説明する説明図である。
【図11】レーザ出射ノズルの近傍にエアカーテンノズ
ルを設けた説明図である。
【図12】レーザ出射ヘッドの下部に冷却媒体噴射装置
を設けた説明図である。
【図13】図12における底面図である。
【符号の説明】
1 レーザ加熱による厚板切断装置 3 加工ヘッド部 5 Z軸 15 制御装置 17 切断用ガスノズル 19 レーザ照射ヘッド 23 集光レンズ 25 反射ミラー 27 出射ノズル 29 レーザ噴出口 47 A軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 26/04 C 26/08 F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交するX軸,Y軸2軸の平面上を相対
    的に移動制御されるワーク並びに加工ヘッド部と、前記
    平面に垂直に取り付けられた前記加工ヘッド部をZ軸方
    向へ駆動制御するZ軸と、このZ軸を中心に加工ヘッド
    部をC軸方向へ回転制御せしめるC軸と、前記X軸、Y
    軸、Z軸およびC軸を制御せしめる制御装置と、を具備
    し、前記加工ヘッド部にZ軸方向へ位置決めされた切断
    用ガスノズルとレーザ照射ヘッドを設け、前記切断用ガ
    スノズルの噴射方向に対し斜めの任意の角度より前記レ
    ーザ照射ヘッドで集光したレーザビームを加工進行方向
    と同一線上に出射する出射ノズルを設けてなることを特
    徴とするレーザ加熱による厚板切断装置。
  2. 【請求項2】 前記切断用ガスノズルがZ軸より任意の
    距離だけ隔ててZ軸方向へ位置決めされていると共に前
    記レーザ照射ヘッドがZ軸と同軸に位置決めされている
    ことを特徴する請求項1記載のレーザ加熱による厚板切
    断装置。
  3. 【請求項3】 前記切断用ガスノズルがZ軸と同軸に位
    置決めされていると共に前記レーザ照射ヘッドがZ軸よ
    り任意の距離だけ隔ててZ軸方向へ位置決めされている
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加熱による厚板
    切断装置。
  4. 【請求項4】 前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レー
    ザ照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管に
    ハーフミラーと反射ミラーを備えると共に、前記レーザ
    照射ヘッドに集光レンズと反射ミラーを備えてなること
    を特徴とする請求項3記載のレーザ加熱による厚板切断
    装置。
  5. 【請求項5】 前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レー
    ザ照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管に
    複数の反射ミラーを備えると共に、前記レーザ照射ヘッ
    ドに集光レンズと反射ミラーを備えてなることを特徴と
    する請求項3記載のレーザ加熱による厚板切断装置。
  6. 【請求項6】 前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レー
    ザ照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管に
    複数の反射ミラーを備えると共に、前記レーザ照射ヘッ
    ドに集光レンズを備えてなることを特徴とする請求項3
    記載のレーザ加熱による厚板切断装置。
  7. 【請求項7】 前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レー
    ザ照射ヘッドとを連結した連結管を設け、この連結管に
    反射ミラーと集光ミラーとを備えてなることを特徴とす
    る請求項3記載のレーザ加熱による厚板切断装置。
  8. 【請求項8】 前記加工ヘッド部に前記Z軸と前記レー
    ザ照射ヘッドとを連結した前記C軸の位置め角度方向と
    直角方向に回動するA軸と、このA軸を制御せしめる制
    御装置とを具備してなることを特徴とする請求項3記載
    のレーザ加熱による厚板切断装置。
  9. 【請求項9】 前記A軸に複数の反射ミラーを備えると
    共に前記レーザ照射ヘッドに集光レンズと反射ミラーを
    備えてなることを特徴とする請求項8記載のレーザ加熱
    による厚板切断装置。
  10. 【請求項10】 前記A軸に反射ミラーと集光ミラーを
    備えてなることを特徴とする請求項8記載のレーザ加熱
    による厚板切断装置。
  11. 【請求項11】 前記レーザ照射ヘッドは、前記加工進
    行方向に対して直角な左右方向に、Z軸に対して微小角
    度±15度の傾斜角以内で前記A軸により回動し任意の
    角度に設定制御されることを特徴とする請求項8,9,
    10記載のレーザ加熱による厚板切断装置。
  12. 【請求項12】 前記レーザ照射ヘッドは、集光ビーム
    を前記切断ガスノズより噴射されたガス流のノズ先端よ
    り任意の高さで前記XY平面に対し15〜75度の照射
    角度で交差させるべく制御されことを特徴とする請求項
    4〜11記載のレーザ加熱による厚板切断装置。
  13. 【請求項13】 前記出射ノズル角度を任意に調整なら
    しめ、出射ノズル角度に合わせて反射ミラーが出射ノズ
    ルの中心に集光ビームを通過するように伝達機構を介し
    て回動すべく制御されることを特徴とする請求項1〜1
    1記載のレーザ加熱による厚板切断装置。
  14. 【請求項14】 前記出射ノズルの出射口の近傍には、
    穿孔・切断時に発生する溶融金属の付着、あるいは進入
    を防ぐために圧縮ガスによるエアカーテンを形成するエ
    アカーテンノズルを設けてなることを特徴とする請求項
    1〜11記載のレーザ加熱による厚板切断装置。
  15. 【請求項15】 前記出射ノズルから照射されるレーザ
    ビームは、ワークに対する切断用ガスノズルの直径の投
    影箇所をレーザビームの照射基準位置として設定制御さ
    れることを特徴とする請求項1〜11記載のレーザ加熱
    による厚板切断装置。
  16. 【請求項16】 前記レーザ照射ヘッドの下部または下
    方あるいは近傍に冷却媒体噴射装置を備えてなることを
    特徴とする請求項1〜11記載のレーザ加熱による厚板
    切断装置。
JP22493794A 1994-09-20 1994-09-20 レーザ加熱による厚板切断装置 Expired - Fee Related JP3394334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22493794A JP3394334B2 (ja) 1994-09-20 1994-09-20 レーザ加熱による厚板切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22493794A JP3394334B2 (ja) 1994-09-20 1994-09-20 レーザ加熱による厚板切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0890262A true JPH0890262A (ja) 1996-04-09
JP3394334B2 JP3394334B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=16821528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22493794A Expired - Fee Related JP3394334B2 (ja) 1994-09-20 1994-09-20 レーザ加熱による厚板切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3394334B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284698A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Ihi Corp レーザ用トーチヘッド及びハイブリッド溶接装置
CN104162587A (zh) * 2014-07-21 2014-11-26 苏州璟瑜自动化科技有限公司 带薄膜定位与激光切孔的冲孔装置
CN109623173A (zh) * 2019-01-31 2019-04-16 大族激光科技产业集团股份有限公司 激光切割头及激光切割装置
US11484925B2 (en) 2016-07-11 2022-11-01 Posco Apparatus for cutting material and system for cutting material

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284698A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Ihi Corp レーザ用トーチヘッド及びハイブリッド溶接装置
CN104162587A (zh) * 2014-07-21 2014-11-26 苏州璟瑜自动化科技有限公司 带薄膜定位与激光切孔的冲孔装置
US11484925B2 (en) 2016-07-11 2022-11-01 Posco Apparatus for cutting material and system for cutting material
CN109623173A (zh) * 2019-01-31 2019-04-16 大族激光科技产业集团股份有限公司 激光切割头及激光切割装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3394334B2 (ja) 2003-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1574279B1 (en) Laser beam machining apparatus
JP3056723B1 (ja) レ―ザ加工装置
US3597578A (en) Thermal cutting apparatus and method
JP2787990B2 (ja) レーザ光線を用いて加工品に凹所を形成する方法および装置
JP3686317B2 (ja) レーザ加工ヘッド及びこれを備えたレーザ加工装置
KR101718265B1 (ko) 가공장치 및 가공방법
KR101626312B1 (ko) 레이저 절단방법 및 레이저 절단장치
US4084988A (en) Method and apparatus for making instantaneous scarfing cuts
JP2010508149A (ja) レーザー加工方法及びシステム
WO2017170890A1 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP4133812B2 (ja) 脆性材料基板のスクライブ装置およびスクライブ方法
WO2006132229A1 (ja) レーザピアシング方法及び加工装置
JPH11156579A (ja) レーザー切断方法、レーザーピアス方法、レーザー溶接方法、およびレーザー加飾方法並びに前記各方法に使用するレーザー加工ヘッド
JPH05329679A (ja) レーザ加工方法及び装置
JP3394334B2 (ja) レーザ加熱による厚板切断装置
JPH06285662A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP3905732B2 (ja) レーザ加工ヘッド、これを用いるレーザ切断装置及びレーザ切断方法
JP3157294B2 (ja) レーザ切断方法および装置
CN117858779A (zh) 使用材料处理系统的边缘整形
JP2000141070A (ja) レーザ加工ヘッド
JP4194897B2 (ja) レーザ加工方法およびレーザ加工装置
JP2875626B2 (ja) レーザーピアシング方法
JP3179892B2 (ja) レーザ加工装置並びにレーザ加工方法
JP2003251482A (ja) レーザ加工方法およびその装置
JP2000282215A (ja) レ−ザアシスト高速フレ−ム溶射法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080131

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees