JP2017104055A - パン粉付き冷凍食品の製造方法 - Google Patents

パン粉付き冷凍食品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017104055A
JP2017104055A JP2015240859A JP2015240859A JP2017104055A JP 2017104055 A JP2017104055 A JP 2017104055A JP 2015240859 A JP2015240859 A JP 2015240859A JP 2015240859 A JP2015240859 A JP 2015240859A JP 2017104055 A JP2017104055 A JP 2017104055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
bread crumbs
ingredients
bread
coating liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015240859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6634278B2 (ja
Inventor
幸一 藤井
Koichi Fujii
幸一 藤井
博章 宮崎
Hiroaki Miyazaki
博章 宮崎
輝彦 三谷
Teruhiko Mitani
輝彦 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmaruko Foods Co Ltd
Original Assignee
Sanmaruko Foods Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanmaruko Foods Co Ltd filed Critical Sanmaruko Foods Co Ltd
Priority to JP2015240859A priority Critical patent/JP6634278B2/ja
Publication of JP2017104055A publication Critical patent/JP2017104055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6634278B2 publication Critical patent/JP6634278B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

【課題】 運搬時の振動や摩擦、あるいは凍結・融解の繰り返しによるパン粉の脱落を効果的に抑制し、良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品の製造方法を提供する。
【解決手段】 具材にパン粉を付着させてパン粉付き具材を作製するパン粉付け工程と、水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液を前記パン粉付き具材の表面に噴霧する噴霧工程と、前記被覆液を噴霧したパン粉付き具材を冷凍する冷凍工程とを有するパン粉付き冷凍食品の製造方法。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パン粉付き冷凍食品の製造方法に関し、特に、パン粉の脱落が少なく、良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品の製造方法に関する。
冷凍コロッケや冷凍トンカツといった、具材にパン粉を付着させたパン粉付き冷凍食品は、一般に、工場で製造された後、梱包され、輸送されて小売店ないし消費者の元へ届けられ、加熱調理して食される。この一連の運搬時には、パン粉付き冷凍食品に摩擦や振動、時には衝撃が加えられる。また、消費者が小売店で購入して持ち帰る際には、凍結していたパン粉付き冷凍食品が融解し、その後、家庭の冷凍庫で再度冷凍される場合も多い。係る摩擦や振動、衝撃、凍結と融解の繰り返し等により、パン粉付き冷凍食品に付着していたパン粉が落ちて、食する際の見た目や食感が悪くなるという問題がある。
この点、パン粉の脱落を防ぐ方法として、特許文献1には、食材に付着させたパン粉の層(第2ブレッダー層)の外側に、タンパク質類、多糖類及び合成糊料類からなる群より選ばれる少なくとも1種を主成分とする外側皮膜材を噴霧して、外側皮膜材層を設ける方法が開示されている(同文献;第18欄および第19欄)。また、特許文献2には、パン粉付き食材の表面にゼラチンと乳化油脂とを含む調製液を付着させ、その調製液付き食材の表面にさらにパン粉を付着させた後、プレスする方法が開示されている(同文献;要約書および明細書段落[0040])。また、特許文献3には、食材にパン粉を付着させた後、プレスし、続いて、食材に付着させたパン粉に水分を吸収させる方法が開示されている(同文献;要約書および明細書段落[0008][0013])。
特開平2−16937号公報 特開平9−19264号公報 特開2006−345719号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明においては、外側皮膜材として20%濃度の卵白溶液および5%濃度のカラギーナン溶液を用いたパン粉付き冷凍食品について、1ヶ月貯蔵した後の外観や食感を評価しているに過ぎない(同文献;第34〜37欄、第40〜41欄)。このため、摩擦や振動、あるいは凍結と融解の繰り返しによるパン粉の脱落や食感の劣化を十分に抑制しうるか否かは不明である。また、特許文献2に記載された発明は、調製液に含まれるゼラチンの接着作用とプレス工程とによりパン粉の剥落を防ぐものである(同文献;段落[0017][0022])。このため、2度のパン粉付け工程やプレス工程が必要となり、工程が煩雑となる。
特許文献3に記載された発明もまた、パン粉付き食材をプレスすることによりパン粉の剥落を防ぐものであり(同文献;段落[0008][0013])、食材に付着させたパン粉に水分を吸収させるのは、食感(サクサク感)を向上させるために過ぎない(同文献;段落[0006])。さらに、実施例においては、冷凍トンカツを製造した後、フライ調理して、剣立ちやサクサク感を評価しているに過ぎない(同文献;段落[0016]および[表1])。このため、摩擦や振動、あるいは凍結と融解の繰り返しによるパン粉の脱落を十分に抑制しうるか否かは不明である。
すなわち、運搬時のパン粉の脱落を十分に抑制し、消費者が食する際に良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品を、より簡易に製造する方法が求められている。本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、被覆液の噴霧という簡易な工程を行うことにより、運搬時の摩擦や振動、あるいは凍結と融解の繰り返しによるパン粉の脱落を効果的に抑制し、良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品の製造方法を提供することを目的としている。
本発明者らは、鋭意研究の結果、パン粉付き具材を冷凍する前に、水あめや還元水あめを含有する被覆液を噴霧することにより、摩擦や振動あるいは凍結と融解の繰り返しによるパン粉の脱落を抑制するとともに、衣の剣立ちや食感を向上できることを見出した。そこで、この知見に基づいて、下記の各発明を完成した。
(1)本発明に係るパン粉付き冷凍食品の製造方法の第1の態様は、具材にパン粉を付着させてパン粉付き具材を作製するパン粉付け工程と、水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液を前記パン粉付き具材の表面に噴霧する噴霧工程と、前記被覆液を噴霧したパン粉付き具材を冷凍する冷凍工程とを有する。
(2)本発明に係るパン粉付き冷凍食品の製造方法の第2の態様は、具材にパン粉を付着させてパン粉付き具材を作製するパン粉付け工程と、前記パン粉付き具材を揚げる一次揚げ工程と、水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液を前記揚げたパン粉付き具材の表面に噴霧する噴霧工程と、前記被覆液を噴霧したパン粉付き具材を揚げる二次揚げ工程と、前記揚げたパン粉付き具材を冷凍する冷凍工程とを有する。
(3)本発明において、(1)および(2)の噴霧工程における前記被覆液のパン粉付き具材への噴霧量は、具材の重量の8重量%以下に相当する量であることが好ましい。
(4)本発明において、(1)〜(3)の噴霧工程における前記被覆液は、タンパク質を含有することが好ましい。
本発明によれば、摩擦や振動あるいは凍結・融解の繰り返しによるパン粉の脱落を効果的に抑制し、剣立ちが良く、サクサクした食感が大きいパン粉付き冷凍食品を製造することができる。したがって、本発明によれば、運搬過程を経ても、歩留まりが大きく、食する際に良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品を製造することができる。
被覆液を噴霧する前後のパン粉の様子を示す写真である。 摩擦振動試験における、パン粉付き冷凍食品の梱包の様子を示す写真である。 (A)は、パン粉付き冷凍食品から脱落したパン粉の量を示す写真である。(B)は、各試験区の被覆液の配合および摩擦振動試験後の評価結果を示す表である。 被覆液を噴霧したポテトコロッケ(試験区C)および噴霧しないポテトコロッケ(試験区A)の衣の剣立ちを示す写真である。 (A)は、パン粉付き冷凍食品から脱落したパン粉の量を示す写真である。(B)は、各試験区の被覆液の噴霧量および摩擦振動試験後の評価結果を示す表である。 被覆液の噴霧量が異なるポテトコロッケの衣の剣立ちを示す写真である。
以下、本発明に係るパン粉付き冷凍食品の製造方法について、詳細に説明する。本発明において、「パン粉付き冷凍食品」は、具材にパン粉が付着されてなる冷凍食品をいう。一般に、パン粉付き冷凍食品は、油で揚げる、または電子レンジで加熱するなどの方法により加熱調理を施してから食される。本発明の第1の態様は、主として、油で揚げる加熱調理(油揚げ調理)を施してから食するタイプのパン粉付き冷凍食品の製造方法に関するものである。また、本発明の第2の態様は、主として、電子レンジによる加熱調理(電子レンジ調理)を施してから食するタイプのパン粉付き冷凍食品の製造方法に関するものである。
本発明に係るパン粉付き冷凍食品の製造方法の第1の態様は、下記(ア)〜(ウ)の工程を有する;
(ア)具材にパン粉を付着させてパン粉付き具材を作製するパン粉付け工程、
(イ)水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液を前記パン粉付き具材の表面に噴霧する噴霧工程、
(ウ)前記被覆液を噴霧したパン粉付き具材を冷凍する冷凍工程。
次に、本発明に係るパン粉付き冷凍食品の製造方法の第2の態様は、下記(カ)〜(コ)の工程を有する;
(カ)具材にパン粉を付着させてパン粉付き具材を作製するパン粉付け工程、
(キ)前記パン粉付き具材を揚げる一次揚げ工程、
(ク)水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液を前記揚げたパン粉付き具材の表面に噴霧する噴霧工程、
(ケ)前記被覆液を噴霧したパン粉付き具材を揚げる二次揚げ工程、
(コ)前記揚げたパン粉付き具材を冷凍する冷凍工程。
(ア)および(カ)のパン粉付け工程は、パン粉付き具材を作製する工程である。パン粉付き具材は、常法により作製することができる。具体的には、例えば、具材の表面に薄く小麦粉を付着させた後、溶き卵にくぐらせ、続いてパン粉を付着させることにより、パン粉付き具材を作製することができる。あるいは、バッター液に具材をくぐらせた後、パン粉を付着させることによりパン粉付き具材を作製してもよい。バッター液は、例えば、小麦粉、溶き卵および適量の水を混合したものや、小麦粉、でん粉類(キャッサバでん粉、くずでん粉、米でん粉、小麦でん粉、サゴでん粉、さつまいもでん粉、じゃがいもでん粉、とうもろこしでん粉など)、食用油脂および水の各適量を混合したものを用いることができる。
ここで、本発明において「具材」は、パン粉を付着させて油で揚げて食することができる食材であればよい。そのような食材として、具体的には、例えば、コロッケやメンチカツの具、カレーパンやピロシキなどの生地、豚肉や牛肉、鶏肉、ハムなどの食肉類、魚やエビ、イカ、貝などの魚介類、アスパラガスやナス、イモ、カボチャなどの野菜類、はんぺんやちくわなどの練り物などを挙げることができる。
(イ)および(ク)の噴霧工程は、パン粉付き具材の表面に水あめや還元水あめを含有する被覆液を噴霧する工程である。ここで、本発明に係る被覆液の効果を図面を用いて説明する。図1は、被覆液を噴霧する前後の具材に付着したパン粉を、実体顕微鏡(NSW−40L;カートン光学)を用いて20倍で観察した様子を示す写真である。図1において用いた被覆液は、粉末水あめ5重量%、コラーゲン0.5重量%、植物性タンパク製剤2%および水90重量%の割合で配合したものである。図1に示すように、被覆液をパン粉付き具材の表面に噴霧することにより、パン粉の細孔(ポーラス)が埋まって、パン粉が強化され、その結果、振動や摩擦あるいは凍結・融解によるパン粉の脱落が抑制されると本発明者らは考えている。
さらに、パン粉に付着した被覆液は、油揚げ調理または電子レンジ調理時に一気に蒸発し、それによりパン粉を起き上がらせるため、衣の剣立ちを良くし、サクサクした食感(サクサク感)を大きくすることができる。なお、本発明において「衣の剣立ちが良い」とは、パン粉付き冷凍食品の衣において、加熱調理により起き上がったパン粉の角度や数、大きさなどが大きいことをいう。
また、被覆液には水あめや還元水あめが含有されているため、パン粉に対する乾燥防止効果が水よりも高く、後述する実施例1および実施例2(1)で示すように、長期間冷凍保存をした場合でも、水を噴霧したものよりパン粉の脱落を効果的に抑制することができる。さらに、加熱調理を行った際には、パン粉を薄い飴でコーティングした状態となり、その結果、パン粉に歯応えを与え、衣全体のサクサク感を大きくして、食感を向上させる。
本発明において、「水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液」は、水あめおよび/または還元水あめと水とを混合することにより作製することができる。ここで、「水あめ」とは、一般に、デンプンを酸や糖化酵素で糖化して作られた粘液状の甘味料をいい、「還元水あめ」とは、水あめが持つカルボニル基を還元(水素を付加)して得られる糖アルコール類である。水あめおよび還元水あめは、糖化の程度(DE:Dextrose Equivalent)が高いもの(高糖化水あめ/高糖化還元水あめ:DE47〜55程度)から、中程度のもの(中糖化水あめ/中糖化還元水あめ:DE40〜45程度)、低いもの(低糖化水あめ/低糖化還元水あめ:DE25〜35程度)までがあるが、本発明においてはこれらのいずれも用いることができる。また、水あめは、液体状のものを用いてもよく、これを粉末状に加工した粉末水あめを用いてもよい。
また、被覆液にはタンパク質が含有されていることが好ましい。被覆液にタンパク質を含有させることにより、後述する実施例2(2)で示すように、衣の食感を軽く、歯切れをよくして、食感をより向上させることができる。ここで、タンパク質は、ゼラチンやコラーゲン、卵白などの動物性タンパク質であってもよく、大豆タンパク質などの植物性タンパク質であってもよく、これら両方を含有するものであってもよい。
本発明において、被覆液における水あめおよび/または還元水あめ、あるいは、水あめおよび/または還元水あめならびにタンパク質の濃度は特に限定されないが、例えば、被覆液の粘度が、200センチポアズ(cp)以上、好ましくは200〜1000cp、より好ましくは200〜600cp、さらに好ましくは200〜400cpとなる濃度を挙げることができる。上記の濃度であれば、被覆液のパン粉への付着が安定するとともに、被覆液の噴霧作業を容易に行うことができる。
被覆液の噴霧量としては、例えば、パン粉を付着させる前の具材の重量の1〜10重量%に相当する量を挙げることができるが、8重量%以下に相当する量が好ましい。具材の重量の8重量%以下であれば、後述する実施例5で示すように、油揚げ調理後または電子レンジ調理後に長時間経過しても、軽くサクサクとした良好な食感を保つことができる。
(ウ)および(コ)の冷凍工程は、パン粉付き具材を冷凍する工程である。パン粉付き具材の冷凍は常法に従って行うことができ、例えば、適宜温度を設定した冷凍庫内にパン粉付き具材を一定時間入れることにより冷凍することができる。
第2の態様におけるパン粉付き冷凍食品の製造方法は、(キ)の一次揚げ工程および(ケ)の二次揚げ工程を有する点、ならびに、一次揚げ工程と二次揚げ工程との間に(ク)の噴霧工程を行う点において、第1の態様と異なる。後述する実施例4で示すように、電子レンジ調理を施して食するタイプのパン粉付き冷凍食品については、一次揚げ工程の後かつ二次揚げ工程の前に噴霧工程を行うことにより、パン粉の脱落を効果的に抑制し、凍結・融解を繰り返しても、良好な食感を長時間呈するパン粉付き冷凍食品を製造することができる。
(キ)の一次揚げ工程および(ケ)の二次揚げ工程はいずれも、パン粉付き具材を油で揚げる工程である。用いる油の種類、揚げる温度や時間は、具材の種類やパン粉付き具材の量などに応じて、適宜設定することができる。
以下、本発明に係るパン粉付き冷凍食品の製造方法について、各実施例に基づいて説明する。なお、本発明の技術的範囲は、これらの実施例によって示される特徴に限定されない。
<実施例1>パン粉付き冷凍食品の製造
(1)パン粉付き冷凍食品の製造
じゃがいも15kgを茹でた後に潰しておいた。一方、みじん切りにしたタマネギ2kgを油で炒め、しんなりしたところで、合い挽き肉4kgを加えてさらに炒めた。潰したじゃがいもと、炒めたタマネギおよび合い挽き肉とを混合し、適量の塩および胡椒を加えて調味した後、1個あたり55gに分けて小判型に成型して、これをポテトコロッケの具材とした。次に、小麦粉、でん粉類、食用油脂および水の各適量を混合してバッター液とした。具材をバッター液にくぐらせた後、パン粉を付着させることにより、パン粉付き具材を作製した(パン粉付け工程)。16個のパン粉付き具材を1つの試験区として計3つの試験区を設定し、試験区A〜Cとした。
試験区Aには被覆液を噴霧せず、試験区Bには水を、試験区Cには50重量%濃度の水あめ水溶液を、被覆液として、パン粉付き具材の表面全体に噴霧した(噴霧工程)。噴霧量はパン粉付き具材1個あたり1〜5gとした。なお、50重量%の水あめ水溶液は、液体状の水あめ(マルトヘキサオースおよびマルトヘプタオースを主成分とするマルトオリゴ糖シラップ)と同重量の水とをミキサーで混合することにより調製した。続いて、−25〜−45℃に設定したスパイラルフリーザーを用いてパン粉付き具材を冷凍して(冷凍工程)、パン粉付き冷凍食品を製造した。その後、試験区毎にパン粉付き冷凍食品の重量を測定し、これを冷凍後重量とした。
(2)摩擦振動試験および評価
本実施例1(1)で製造したパン粉付き冷凍食品を、図2に示すように、8個つづポリ袋にいれてパック詰めにし、これを、やや余裕のある段ボール箱に詰めて梱包した。この8個詰めパックを別の段ボール箱へ詰め替えることを1ヶ月間に5回以上繰り返すことにより、パン粉付き冷凍食品に摩擦や振動を与える試験を行った。その後、試験区毎にパン粉付き冷凍食品の重量を測定し、これを試験後重量とした。冷凍後重量から試験後重量を減ずることにより、パン粉付き冷凍食品から脱落したパン粉の重量を算出した。また、冷凍後重量を100とした場合の試験後重量を百分率で表し、これを歩留まり(%)とした。また、各試験区のパン粉付き冷凍食品を油で揚げることによりポテトコロッケを製造し、衣の剣立ちを確認した。また、ポテトコロッケを試食して、サクサク感の大小等の食感を評価した。その結果を図3および図4に示す。
図3に示すように、脱落したパン粉の重量は、試験区Aで31.6g、試験区Bで22.4g、試験区Cで11.0gであり、歩留まりは、試験区Aで96.58%、試験区Bで97.63%、試験区Cで98.83%であった。また、食感は、試験区Aではサクサク感が小さく(×)、試験区Bではサクサク感がやや大きかった(△)のに対して、試験区Cではサクサク感が大きく、衣の歯応えがしっかりしていた(○)。また、図4に示すように、衣の剣立ちは、試験区Aでは悪く、試験区Bではやや良く(試験区Bは図示しない)、試験区Cでは顕著に良かった。
すなわち、試験区Cでは、試験区AおよびBと比較して、脱落したパン粉の量が少なく、歩留まりが大きかった。また、試験区Cでは、試験区AおよびBと比較して、衣の剣立ちが良く、サクサク感が大きく、衣の歯応えがしっかりしていて食感が良好であった。これらの結果から、被覆液をパン粉付き具材の表面に噴霧することにより、摩擦や振動によるパン粉の脱落を抑制し、良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品を製造できることが明らかになった。また、当該被覆液に水あめを含有させることにより、パン粉の脱落をより抑制し、食感をより向上させられることが明らかになった。
<実施例2>被覆液の検討
(1)還元水あめについて
16個のパン粉付き具材を1つの試験区として計3つの試験区(試験区A’、B’およびC’)を設定し、実施例1(1)に記載の方法によりパン粉付き冷凍食品を製造した。ただし、試験区A’には被覆液を噴霧せず、試験区B’には水を、試験区C’には50重量%濃度の還元水あめ水溶液を、被覆液として噴霧した。還元水あめは、低糖化還元水あめを用いた。続いて、実施例1(2)に記載の方法により摩擦振動試験を行い、脱落したパン粉の重量、歩留まりおよび食感を評価した。
その結果、試験区C’では、試験区A’およびB’と比較して、脱落したパン粉の量が少なく、歩留まりが大きかった。また、試験区C’では、試験区A’およびB’と比較して、衣の剣立ちが良く、サクサク感が大きく、衣の歯応えがしっかりしていて食感が良好であった。これらの結果から、還元水あめを含有する被覆液をパン粉付き具材の表面に噴霧することにより、摩擦や振動によるパン粉の脱落を抑制し、良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品を製造できることが明らかになった。
(2)タンパク質の含有効果について
16個のパン粉付き具材を1つの試験区として計5つの試験区(試験区D〜H)を設定し、実施例1(1)に記載の方法によりパン粉付き冷凍食品を製造した。ただし、被覆液は、表1に記載の配合のものを用いた。なお、水あめは、本実施例1(1)に記載の液体状水あめを、コラーゲンは、豚皮から抽出した豚由来コラーゲンを、ゼラチンは、豚皮から抽出した豚由来ゼラチンを、植物性タンパク製剤は、粉末状大豆たん白が60〜70%、脱脂粉乳が13〜17%、粉末水飴が13〜17%および粉末油脂が4〜6%の割合で混合された製剤を、それぞれ用いた。続いて、実施例1(2)に記載の方法により摩擦振動試験を行い、脱落したパン粉の重量、歩留まりおよび食感を評価した。その結果を表1に示す。なお、表1には、比較のため実施例1の結果も併せて示す。
表1に示すように、脱落したパン粉の重量は、試験区Dで11.1g、試験区Eで10.4g、試験区Fで12.9g、試験区Gで16.3g、試験区Hで15.7gであり、歩留まりは、試験区Dで98.83%、試験区Eで98.95%、試験区Fで98.65%、試験区Gで98.20%、試験区Hで98.29%であった。また、食感は、試験区D、E、F、GおよびHのいずれにおいても、サクサク感が大きく、衣の歯応えがしっかりしていたことに加えて、衣の歯切れがよく、極めて良好な食感であった(◎)。
すなわち、脱落したパン粉の量および歩留まりについては、試験区D、E、F、GおよびHでは、試験区AおよびBと比較して、脱落したパン粉の量が少なく、歩留まりが大きかった。また、試験区DとEとを比較すると、被覆液のコラーゲン含有量が多いEの方が、脱落したパン粉の量が少なく、歩留まりが大きかった。同様に、試験区GとHとを比較すると、被覆液のゼラチン含有量が多いHの方が、脱落したパン粉の量が少なく、歩留まりが大きかった。
また、食感については、試験区D、E、F、GおよびHでは、試験区AおよびBと比較して、サクサク感が大きく、衣の歯応えがしっかりしており、試験区Cと比較して、衣の食感が軽く、歯切れがよかった。
以上の結果から、被覆液に水あめや還元水あめとともにタンパク質を含有させることにより、摩擦や振動によるパン粉の脱落の抑制効果をより高め、食感もより向上させられることが明らかになった。
(3)水あめの形態(液体と粉末)について
16個のパン粉付き具材を1つの試験区として計2つの試験区(試験区IおよびJ)を設定し、実施例1(1)に記載の方法によりパン粉付き冷凍食品を製造した。ただし、被覆液は、表2に記載の配合のものを用いた。表2に示すように、試験区Iの被覆液には液体状の水あめ(実施例1(1)に記載のもの)を使用し、試験区Jの被覆液には粉末状の水あめ(マルトデキストリン)を使用した。コラーゲンおよび植物性タンパク製剤は、本実施例2(2)に記載のものを用いた。続いて、実施例1(2)に記載の方法により摩擦振動試験を行い、脱落したパン粉の重量、歩留まりおよび食感を評価した。その結果を表2に示す。
表2に示すように、脱落したパン粉の重量は、試験区Iで16.6g、試験区Jで15.5gであり、歩留まりは、試験区Iで98.24%、試験区Jで98.34%であった。また、食感は、試験区IおよびJのいずれにおいても、サクサク感が大きく、衣の歯応えがしっかりしており、衣の歯切れがよく、極めて良好な食感であった(◎)。すなわち、試験区IとJとを比較すると、食感は同等であったものの、試験区Jの方が脱落したパン粉の量が少なく、歩留まりが大きかった。これらの結果から、被覆液に配合する水あめとして粉末水あめを用いることにより、摩擦や振動によるパン粉の脱落をより抑制できることが明らかになった。
<実施例3>噴霧工程の適時の検討
80個のパン粉付き具材を1つの試験区として、計3つの試験区(試験区K〜M)を設定し、実施例1(1)に記載の方法によりパン粉付き冷凍食品を製造した。ただし、試験区Kには被覆液を噴霧せず、試験区Lには冷凍工程の前に、試験区Mには冷凍工程の後に、それぞれ噴霧工程を行った。また、被覆液は、粉末水あめ5重量%、コラーゲン0.5重量%、植物性タンパク製剤2%および水90重量%の割合で配合したものを用いた。粉末水あめ、コラーゲンおよび植物性タンパク製剤は、実施例2に記載のものを用いた。
続いて、実施例1(2)に記載の方法により摩擦振動試験を行い、脱落したパン粉の量、歩留まり、衣の剣立ちおよび食感を評価した。衣の剣立ちの評価は、試験区Kを基準(3点)として、剣立ちが良いほど数値が大きいものとして、1〜5の点数で表した。同様に、食感の評価は、試験区Kを基準(3点)として、数値が大きいほどサクサク感が大きいものとして、1〜5の点数で表した。評点は10名のパネリストにより行い、平均値を算出した。その結果を表3に示す。
表3に示すように、脱落したパン粉の重量は、試験区Kで150.9g、試験区Lで69.6g、試験区Mで81.6gであり、歩留まりは、試験区Kで96.89%、試験区Lで98.59%、試験区Mで98.36%であった。また、衣の剣立ちは、試験区Kの3点に対して、試験区Lでは5点、試験区Mでは4.8点であり、食感は、試験区Kの3点に対して、試験区Lでは4.6点、試験区Mでは4.7点であった。
すなわち、試験区LとMとを比較すると、食感は同等であったものの、試験区Lの方が脱落したパン粉の量が少なく、歩留まりが大きかった。また、試験区Lの方が、試験区Mよりも、剣立ちが良くポテトコロッケの見た目が優れていた。これらの結果から、冷凍工程の前に噴霧工程を行うことにより、摩擦や振動によるパン粉の脱落をより抑制し、衣の剣立ちをより向上させられることが明らかになった。
<実施例4>噴霧工程の適時の検討(第2の態様について)
(1)パン粉付き冷凍食品の製造
10個のパン粉付き具材を1つの試験区として、計4つの試験区(試験区N〜Q)を設定し、実施例1(1)に記載の方法によりパン粉付け工程まで行った。ただし、1個あたりの具材の重量は30gとした。続いて、試験区Nについては、165〜195℃に設定したフライヤーを用いて1〜4分程度揚げた(一次揚げ工程)後に、同温度に設定したフライヤーを用いて1〜4分程度揚げ(二次揚げ工程)、噴霧工程は行わなかった。一方、試験区Oについては、噴霧工程を行った後、一次揚げ工程および二次揚げ工程を行った。また、試験区Pについては、一次揚げ工程を行った後に噴霧工程を行い、続いて、二次揚げ工程を行った。また、試験区Qについては、一次揚げ工程および二次揚げ工程を行った後に噴霧工程を行った。噴霧工程は実施例1(1)に記載の方法により行った。ただし、被覆液は、いずれの試験区についても実施例3に記載のものを用いた。続いて、各試験区のパン粉付き具材について、実施例1(1)に記載の方法により冷凍工程を行い、パン粉付き冷凍食品を製造した。
(2)摩擦振動試験および評価
本実施例4(1)で製造したパン粉付き冷凍食品について、実施例1(2)に記載の方法により摩擦振動試験を行い、脱落したパン粉の量および歩留まりを評価した。その結果を表4に示す。
(3)凍結・融解試験および評価
次に、各試験区につき半数を、電子レンジを用いて加熱することによりポテトコロッケを製造した。このポテトコロッケを試食して食感を評価し、これを凍結・融解試験前の食感とした。残りの半数については、室温(約26℃)に2時間放置して自然解凍した後、−27℃の冷凍庫に1時間置いて凍結することを3回繰り返して、凍結・融解試験を行った。当該繰り返し回数は、製造工場から小売店までの冷凍食品の輸送中における融解と再凍結(1回目)、小売店での陳列中における融解と再凍結(2回目)および消費者による購入後の持ち帰り時の融解と家庭の冷凍庫における再凍結(3回目)を想定して決定したものである。その後、同様に電子レンジを用いて加熱することによりポテトコロッケを製造し、食感を評価して、これを凍結・融解試験後の食感とした。食感の評価は、試験区Nの凍結・融解前の食感を基準(3点)として、数値が大きいほどサクサク感が大きいものとして、1〜5の点数で表した。評点は10名のパネリストにより行い、平均値を算出した。その結果を表4に示す。
表4に示すように、脱落したパン粉の重量は、試験区Nで6.4g、試験区Oで5.3g、試験区Pで4.3g、試験区Qで5.9gであり、歩留まりは、試験区Nで98.15%、試験区Oで98.50%、試験区Pで98.78%、試験区Qで98.41%であった。また、凍結・融解試験前の食感は、試験区Nの3点に対して、試験区Oで4.5点、試験区Pで5点、試験区Qで5点であり、凍結・融解試験後の食感は、試験区Nで2.1点、試験区Oで3点、試験区Pで4.2点、試験区Qで4点であった。
すなわち、試験区Pが、脱落したパン粉の量が最も少なく、歩留まりが最も大きかった。また、食感についても、試験区Pが、凍結・融解試験の前後のいずれにおいても、サクサク感が最も大きかった。これらの結果から、電子レンジ調理をして食するタイプのパン粉付き冷凍食品については、一次揚げ工程の後かつ二次揚げ工程の前に噴霧工程を行うことにより、摩擦や振動によるパン粉の脱落を効果的に抑制し、良好な食感を呈するパン粉付き冷凍食品を製造できることが明らかになった。
<実施例5>噴霧量の検討
8個のパン粉付き具材を1つの試験区として、計4つの試験区(試験区R〜U)を設定し、実施例1(1)に記載の方法によりパン粉付き食品を作製した。ただし、噴霧工程における噴霧量を、試験区Sについては具材の重量(1個あたり55g)の2重量%(約1g)、試験区Tについては同4重量%(約2g)、試験区Uについては同8重量%(約4g)とした。被覆液は、実施例3に記載のものを用いた。また、試験区Rには噴霧工程を行わなかった。
続いて、実施例1(2)に記載の方法により摩擦振動試験を行い、脱落したパン粉の量、歩留まり、衣の剣立ちおよび食感を評価した。ただし、食感の評価は、パン粉付き冷凍食品を油で揚げた後、5時間経過した後に行い、試験区Rを基準(3点)として、数値が大きいほどサクサク感が大きいものとして、1〜5の点数で表した。評点は10名のパネリストにより行い、平均値を算出した。その結果を図5および図6に示す。
図5に示すように、脱落したパン粉の重量は、試験区Rで16.6g、試験区Sで8.3g、試験区Tで7.1g、試験区Uで6.4gであり、歩留まりは、試験区Rで96.35%、試験区Sで98.17%、試験区Tで98.48%、試験区Uで98.69%であった。また、食感は、試験区Rの3点に対して、試験区Sで5点、試験区Tで5点、試験区Uで4.4点であった。また、図6に示すように、衣の剣立ちは、試験区Rで小さく、試験区S、TおよびUで大きかった。
すなわち、試験区S、TおよびUのいずれにおいても、試験区Rと比較して、脱落したパン粉の重が少なくて歩留まりが大きく、また、衣の剣立ちが良く、サクサク感が大きかった。これらの結果から、噴霧量にかかわらず、被覆液をパン粉付き具材の表面に噴霧することにより、摩擦や振動によるパン粉の脱落を抑制し、良好な見た目および食感を呈するパン粉付き冷凍食品を製造できることが明らかになった。
一方、試験区S、TおよびUの間で食感を比較すると、試験区SおよびTの方が、試験区Uと比較してサクサク感が大きく、食感に軽さがある点で優れていた。この結果から、噴霧量は、具材の重量の8重量%以下とすることにより、油揚げや電子レンジによる加熱調理後、長時間経過しても良好な食感を呈するパン粉付き冷凍食品を製造できることが明らかになった。
<実施例6>輸送試験による評価
(1)パン粉付き冷凍食品の製造
20個のパン粉付き具材を1つの試験区として、計2つの試験区(試験区VおよびW)を設定し、実施例1(1)に記載の方法によりパン粉付き食品を作製した。ただし、試験区Vには被覆液を噴霧せず、試験区Wにのみ噴霧工程を行った。被覆液は、実施例3に記載のものを用いた。
(2)輸送試験および評価
本実施例6(1)のパン粉付き冷凍食品について、北海道津別町から北海道札幌市までの約320kmを宅配便サービスを利用してトラック輸送することにより、輸送試験を行った。その後、試験区毎にパン粉付き冷凍食品の重量を測定し、これを輸送後重量とした。試験後重量を輸送後重量に換えて、実施例1(2)に記載の方法により、脱落したパン粉の重量および歩留まりを算出した。その結果を表5に示す。
表5に示すように、脱落したパン粉の重量は、試験区Vで29.1g、試験区Wで13.6gであり、歩留まりは、試験区Vで98.12%、試験区Wで99.13%であった。すなわち、試験区Wでは、試験区Vと比較して、脱落したパン粉の重が少なくて歩留まりが大きかった。この結果から、被覆液をパン粉付き具材の表面に噴霧することにより、輸送時の摩擦や振動、衝撃等によるパン粉の脱落を効果的に抑制できることが明らかになった。

Claims (4)

  1. 具材にパン粉を付着させてパン粉付き具材を作製するパン粉付け工程と、
    水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液を前記パン粉付き具材の表面に噴霧する噴霧工程と、
    前記被覆液を噴霧したパン粉付き具材を冷凍する冷凍工程と
    を有する、パン粉付き冷凍食品の製造方法。
  2. 具材にパン粉を付着させてパン粉付き具材を作製するパン粉付け工程と、
    前記パン粉付き具材を揚げる一次揚げ工程と、
    水あめおよび/または還元水あめを含有する被覆液を前記揚げたパン粉付き具材の表面に噴霧する噴霧工程と、
    前記被覆液を噴霧したパン粉付き具材を揚げる二次揚げ工程と、
    前記揚げたパン粉付き具材を冷凍する冷凍工程と
    を有する、パン粉付き冷凍食品の製造方法。
  3. 噴霧工程における前記被覆液のパン粉付き具材への噴霧量が、具材の重量の8重量%以下に相当する量である、請求項1または請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記被覆液がタンパク質を含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
JP2015240859A 2015-12-10 2015-12-10 パン粉付き冷凍食品の製造方法 Active JP6634278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015240859A JP6634278B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 パン粉付き冷凍食品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015240859A JP6634278B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 パン粉付き冷凍食品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017104055A true JP2017104055A (ja) 2017-06-15
JP6634278B2 JP6634278B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=59058015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015240859A Active JP6634278B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 パン粉付き冷凍食品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6634278B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6634278B2 (ja) 2020-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102612323A (zh) 食用表面改性颗粒及其制造方法
WO2011152382A1 (ja) 惣菜用揚げ衣食品の製造法
EP0603879B1 (en) Fried food and process for producing same
JP6395125B2 (ja) 衣付き食品の製造方法
JP7317501B2 (ja) 揚げ物用衣材
JPS6352838A (ja) ねり粉被覆またはねり粉とパン粉被覆の下にソ−スを塗布した食品の製法
JPH10309171A (ja) フライ食品及びその製造法
US20220071245A1 (en) Dusting flour mix for fried food
JP4734046B2 (ja) パン粉付けフライ食品及びその製造法
GB2097646A (en) Coated edible products and processes for their preparation
JP2007181425A (ja) パン粉付けフライ食品の製造方法
CN111918561B (zh) 油炸物用包裹材料
JP6634278B2 (ja) パン粉付き冷凍食品の製造方法
Sreelekshmi et al. Battered and breaded fish products
JP4723134B2 (ja) 揚げ物用食品素材およびそれを用いた揚げ物食品
JPH08131109A (ja) 揚げ物用衣組成物
JP2002058437A (ja) フライ食品用具材及びそれを用いたフライ食品
JP7406493B2 (ja) 衣付き食品の製造方法
JP7356814B2 (ja) 揚げ物用衣材
JP2014082994A (ja) バッター液用粉末組成物
JP6979346B2 (ja) フローズンチルド衣材付き具材の製造方法及びフローズンチルド衣付き揚げ物の製造方法
JP5767488B2 (ja) パン粉付けフライ食品用バッターミックス
JP7175192B2 (ja) 揚げ物用衣材
Sreelekshmi et al. Coated products from fish meat
US20040018281A1 (en) Frozen, fully cooked fish and method of preparing same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6634278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250