JP2017102025A - フィラーモデルの生成装置、生成方法、プログラム、及び、フィラーモデルのデータ構造 - Google Patents

フィラーモデルの生成装置、生成方法、プログラム、及び、フィラーモデルのデータ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】断面が曲面となるフィラー外表面を適切に再現したフィラーモデルを生成する方法を提供する。
【解決手段】断面が曲面となるフィラー外表面20に対応する曲面21上に、フィラー表面を構成する表面粒子30をランダムに複数個配置するステップST2と、表面粒子30に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い曲面21上における粒子30の再配置を繰り返し実行するステップST3〜10と、を含む。
【選択図】図5

Description

本開示は、分子動力学計算に用いるフィラーモデルに関する。
タイヤのゴムなどの高分子材料には、補強性の観点より、カーボンブラックやシリカなどの充填剤(フィラー)が配合されている。分子動力学計算を用いてフィラー充填型ゴムの挙動をシミュレーションするために、高分子モデルやフィラーモデルが必要となる。
分子動力学計算に使用されるフィラーモデルとして、大球タイプ、格子状タイプのモデルが知られている。
大球タイプのフィラー101は、図13の上部に示すように、直径の大きな1つの球をフィラー粒子としたものである。同図の下部に示すように、分子動力学計算において粒子間の相互作用を計算する必要があるが、全ての粒子ペアについて演算するのは非効率であるので、カットオフ距離に応じた近接距離NDを設定しておき、近接距離ND内の粒子100、100同士のみを計算するようにしている。しかしながら、同図の上部に示すように、大球タイプのフィラー101を採用すれば、近接距離NDを少なくとも大球の直径よりも大きく設定しなければ、大球フィラー101と小球100とが近接距離NDに入らないので、両者の接触時の力の計算ができない。近接距離NDを大きく設定すれば、当然ながら、計算対象となる粒子ペアが増えて、計算量が増大してしまう。よって、大球タイプのフィラーは、システム全体の計算コストが増大するので、実用的でない。
よく利用されるフィラーとして、特許文献1に示すように、格子状タイプが挙げられる。格子状タイプは、図14の上部に示すように、粒子が平面上に格子状に配置されている。格子状の配置により擬似的に球状フィラーを構成している。
特開2015−94750号公報
しかしながら、曲面を有するモデル(例えば球体モデル)を格子状タイプで生成した場合には、図14の上部に示すように、表面付近の粒子201を採用するか否かで大きさが変わるため、大きさの設定又は判定が難しい。また、同図の下部に示すように、格子状配置に起因する階段状部分を有し、表面が滑らかでないので、階段状部分が噛み合う形で一時的に安定な状態が観測されるといった、本来のフィラーに無い挙動が生じるおそれがある。図15Aは、直径20とする球内に3695個のフィラー粒子を格子状に配置したフィラーモデルを或る角度から見た図である。この図によれば、一見球状に見えなくもない。図15Bは、図15Aのフィラーモデルを別の角度から見た図である。この図を見れば明らかな通り、フィラーモデルは完全な球体とはいえず、8角形に視認可能である。
このような問題は、完全な球状フィラーを再現するときだけでなく、部分球状、部分楕円体、部分円柱形状など、断面が曲面となるフィラー外表面を有するフィラーにも同等のことが言える。しかしながら、従来では、この課題自体に言及する文献がない。
本開示は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、断面が曲面となるフィラー外表面を適切に再現したフィラーモデルを生成する方法、装置、プログラム、及びフィラーモデルのデータ構造を提供することである。
本開示は、上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本開示のフィラーモデルの生成方法は、
断面が曲面となるフィラー外表面に対応する曲面上に、フィラー表面を構成する表面粒子をランダムに複数個配置するステップと、
前記表面粒子に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い前記曲面上における粒子の再配置を繰り返し実行するステップと、
を含む。
本開示のフィラーモデルの生成装置は、
断面が曲面となるフィラー外表面に対応する曲面上に、フィラー表面を構成する表面粒子をランダムに複数個配置する表面粒子配置部と、
前記表面粒子に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い前記曲面上における粒子の再配置を繰り返し実行する表面粒子再配置部と、
を備える。
このように、フィラー表面を構成する表面粒子が曲面上に沿って配置されているので、格子状配置のような表面の段差がなくなり、フィラー外表面がより均一になり、フィラーの理想的な振る舞いを期待できる。さらに、表面粒子が曲面に沿って配置されているので、フィラーの大きさを容易に判定できる。さらに、格子状配置のように粒子の配置に制約がないので、任意の直径(大きさ)及び粒子数を設定可能となる。
本開示は、上記方法をコンピュータに実行させるプログラムとして特定可能である。
本開示のフィラーモデルのデータ構造は、
フィラー表面を構成する複数の表面粒子を含み、
前記各々の表面粒子の中心は、断面が曲面となるフィラー外表面に対応する曲面上のみに配置されており、
他の粒子モデルと共に所定の仮想空間に配置されると共に前記表面粒子にポテンシャルが設定され、前記ポテンシャルの下でコンピュータが分子動力学計算を実行し、前記フィラーモデルを含む各モデルの挙動を算出するために用いられる。
このように、各々の表面粒子の中心が、フィラー外表面に対応する曲面上のみに配置されているデータ構造であるので、格子状配置のような表面の段差がなくなり、フィラー外表面がより均一になり、コンピュータがポテンシャルの下に分子動力学計算を実行した際に、フィラーの理想的な振る舞いを期待できる。
本開示のフィラーモデルの生成装置を示すブロック図。 表面粒子のランダム配置に関する説明図。 表面粒子のモンテカルロ法による再配置に関する説明図。 モンテカルロ法による粒子の再配置に関する説明図。 モンテカルロ法による粒子の再配置に関する説明図。 内部粒子のランダム配置に関する説明図。 内部粒子のモンテカルロ法による再配置に関する説明図。 本開示の生成装置で実行されるフィラーモデル生成処理ルーチンを示すフローチャート。 本開示の生成装置で実行されるフィラーモデル生成処理ルーチンを示すフローチャート。 本開示の方法で生成した球状のフィラーモデルを示す図。 本開示の方法でランダムに配置した表面粒子を示す図。 図8Aに示す表面粒子をモンテカルロ法により再配置した図。 本開示の方法でランダムに配置した内部粒子を示す図。 図9Aに示す内部粒子をモンテカルロ法により再配置した図。 本開示の方法で生成したダンベル状のフィラーモデルを示す図。 本開示の方法で生成した楕円体のフィラーモデルを示す図。 本開示の方法で生成したカプセル状のフィラーモデルを示す図。 従来の大球タイプのフィラーモデルに関する説明図。 従来の格子状タイプのフィラーモデルに関する説明図。 従来の格子状タイプのフィラーモデルを或る角度から見た図。 従来の格子状タイプのフィラーモデルを図15Aとは異なる角度から見た図。
以下、本開示の一実施形態を、図面を参照して説明する。
[フィラーモデルの生成装置]
本実施形態の装置は、分子動力学計算で用いられるフィラーモデルを生成する装置である。フィラーモデルは、フィラー外表面が球状となるモデルを例に挙げて説明する。本開示では、フィラー外表面は断面が曲面のみとフィラーモデルを対象とする。外表面は、球体のように単一の曲面のみでもよく、複数の曲率の曲面のみを組み合わせたものでもよい。すなわち、平面が含まれていなければよい。
図1に示すように、装置1は、設定部10と、表面粒子配置部11と、表面粒子再配置部12と、内部粒子配置部13と、内部粒子再配置部14と、を有する。これら各部10〜14は、CPU、メモリ、各種インターフェイス等を備えたパソコン等の情報処理装置において予め記憶されている図示しないルーチンをCPUが実行することによりソフトウェア及びハードウェアが協働して実現される。
図1に示す設定部10は、キーボードやマウス等の既知の操作部を介してユーザからの操作を受け付け、生成するフィラーモデルに関するパラメータの設定を実行し、これらをメモリに記憶する。フィラーモデルに関する情報としては、フィラーの形状(球体、楕円体等)、フィラー全体の直径D、フィラー粒子の直径d、表面に配置する粒子数n(又は表面フィラー粒子充填率φ)、内部を含めた全粒子数N、カットオフ距離r_c、フィラー粒子に設定するポテンシャル(例えばWCA;Weeks-Chandler-Andersen)などが挙げられる。
図1に示す表面粒子配置部11は、図2Aに示すように、断面が曲面となるフィラー外表面20に対応する曲面21上に、フィラー表面を構成する表面粒子30をランダムに複数個配置する。表面粒子30の中心は曲面21上にある。配置数nは、設定部10により設定された値を用い、設定されなければ、次のように算出できる。半径R=(D−d)/2の曲面21上にあるフィラーの個数nは、n={φ・4πR}/{π(d/2)}で算出できる。表面フィラー粒子充填率はφであり、半径Rの球の表面積は4πRであり、表面粒子30を半分に割ったときの断面積はπ(d/2)である。
表面粒子配置部11は、表面粒子30をランダムに配置する際に、新たに配置した粒子30’の中心が既に配置されている粒子30の中心から所定距離(カットオフ距離r_c)未満にある場合には、新たに配置した粒子30’の配置をやり直す。これにより、全ての表面粒子30は、中心同士が所定距離(カットオフ距離r_c)以上必ず離れた状態に配置される。
図8Aは、表面粒子配置部11によって、表面粒子30をランダムに配置した一例を示す。
図1に示す表面粒子再配置部12は、表面粒子30に対してポテンシャルを設定する。本実施形態では、ポテンシャルとしてWCAポテンシャル(WCA;Weeks-Chandler-Andersen ;Lennard-Jonesポテンシャルの斥力部分のみ)を設定しているが、これに限定されない。Lennard-Jonesポテンシャル、Morseポテンシャルなど、ペアポテンシャルであれば何でも設定可能である。当然ながら、斥力及び引力の両方を有するポテンシャルも設定可能であるが、収束を確実にするためには斥力のみのポテンシャルを設定することが好ましい。
図1に示す表面粒子再配置部12は、図2Bに示すように、表面粒子30に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い曲面21上における粒子30の再配置を繰り返し実行する。この動作を実現するために、表面粒子再配置部12は、図1に示すように、候補粒子選択部12aと、移動前エネルギー算出部12bと、粒子移動実行部12cと、移動後エネルギー算出部12dと、判定部12eと、を有する。
図1に示す候補粒子選択部12aは、図3A及び図3Bに示すように、曲面21上における全粒子30から再配置候補となる粒子30’’をランダムに選択する。
図1に示す移動前エネルギー算出部12bは、図3A及び図3Bに示すように、選択した粒子30’’及びその周辺粒子30を少なくとも含む粒子群によるエネルギーUを算出する。粒子群としては、全ての表面粒子30を含めてもよいが、計算コスト低減のために、選択した粒子30’’を中心とする近接距離ND内に含まれる粒子群(近接リストの粒子)が好ましい。なお、図中では説明のために3つの粒子とし、各々の粒子に1〜3の番号を付している。粒子群によるエネルギーUは、次の式で算出できる。
=U(r12)+U(r13)+U(r23
すなわち、粒子1と2の相互作用ポテンシャル、粒子1と3の相互作用ポテンシャル、粒子2と3の相互作用ポテンシャルの和である。
図1に示す粒子移動実行部12cは、図3A及び図3Bに示すように、選択した粒子30’’を曲面21上においてランダムに移動させる。
移動後エネルギー算出部12dは、移動後における粒子群によるエネルギーUを算出する。算出方法は、移動前エネルギー算出部12bと同じであり、次の式となる。
U=U(r12)+U(r13)+U(r23
図1に示す判定部12eは、図3Aに示すように、移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下である場合、すなわちエネルギーが安定な方向に粒子30’’が移動した場合には、その移動を確定させる。
一方、判定部12eは、図3Bに示すように、移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーUよりも大きい場合、すなわちエネルギーが不安定な方向に粒子30’’が移動した場合には、メトロポリス判定を実行し、メトロポリス判定に従って移動を確定又はキャンセルする。
メトロポリス判定は、exp{−(U−U)/T}≧Rndであれば、粒子の移動を確定し、exp{−(U−U)/T}<Rndであれば、粒子の移動をキャンセルする。Rndは一様乱数を意味する。メトロポリス判定は局所的な安定領域を飛び越えて更に安定な領域に至る可能性を持たせるために採用している。
候補粒子選択部12aから判定部12eまでの処理は、所定回数繰り返すことが好ましい。本実施形態では、100万回繰り返し実行したが、その回数は任意である。
図8Bは、表面粒子再配置部12によって、図8Aに示す状態からモンテカルロ法により表面粒子30を再配置(均一化)した図である。
図1に示す内部粒子配置部13は、図4Aに示すように、表面粒子30の内側空間に、フィラー内部を構成する内部粒子40をランダムに複数個配置する。表面粒子30の内側空間は、曲面21よりも内側であればよい。配置数は、全粒子N−表面粒子数nである。内部粒子配置部13は、内部粒子40をランダムに配置する際に、新たに配置した粒子40の中心が既に配置されている粒子30,40(表面粒子30を含む)の中心から所定距離(カットオフ距離r_c)未満にある場合には、新たに配置した粒子40の配置をやり直す。これにより、全ての内部粒子40は、中心同士が所定距離(カットオフ距離r_c)以上必ず離れた状態に配置される。
図9Aは、内部粒子配置部13によって、内部粒子40をランダムに配置した一例を示す。なお、同図において表面粒子30は非表示にしてある。
図1に示す内部粒子再配置部14は、内部粒子40に対してポテンシャルを設定する。表面粒子30に設定したポテンシャルと同じポテンシャルがよい。
図1に示す内部粒子再配置部14は、図4Bに示すように、内部粒子40に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い内側空間における内部粒子40の再配置を繰り返し実行する。この動作を実現するために、内部粒子再配置部14は、図1に示すように、候補粒子選択部14aと、移動前エネルギー算出部14bと、粒子移動実行部14cと、移動後エネルギー算出部14dと、判定部14eと、を有する。これら各部14a,14b,14c,14d,14eは、処理する粒子が異なるものの、表面粒子再配置部12を構成する各部12a,12b,12c,12d,12eと同じであるので、説明を援用する。
図9Bは、内部粒子再配置部14によって、図9Aに示す状態からモンテカルロ法により内部粒子40を再配置(均一化)した図である。
[フィラーモデルの生成方法]
上記装置1を用いてフィラーモデルを生成する方法について、図5及び図6を参照して説明する。
まず、ステップST1において、設定部10は、生成するフィラーモデルに関するパラメータの設定を受け付け、それらの値をメモリに記憶する。
次のステップST2において、表面粒子配置部11は、断面が曲面となるフィラー外表面20に対応する曲面21上に、フィラー表面を構成する表面粒子30をランダムに複数個配置する。
次のステップST3〜ST10を所定回数実行することにより、表面粒子再配置部12は、表面粒子30に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い曲面21上における粒子30の再配置を繰り返し実行する。
ステップST3において、候補粒子選択部12aは、曲面21上における全粒子30から再配置候補となる粒子30’’をランダムに選択する。
次のステップST4において、移動前エネルギー算出部12bは、選択した粒子30’’及びその周辺粒子30を少なくとも含む粒子群によるエネルギーUを算出する。
次のステップST5において、粒子移動実行部12cは、選択した粒子30’’を曲面21上においてランダムに移動させる。
次のステップST6において、移動後エネルギー算出部12dは、移動後における粒子群によるエネルギーUを算出する。
次のステップST7において、判定部12eは、移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下であるかを判定する。移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下である場合(ST7:YES)には、判定部12eは、表面粒子30の移動を確定する(ST8)。
一方、ステップST7において、移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーUよりも大きいと判定された場合(ST7:NO)には、判定部12eは、次のステップST9において、メトロポリス判定[exp{−(U−U)/T}≧Rnd?]を実行する。ステップST9において、exp{−(U−U)/T}≧Rndであると判定された場合(ST9:YES)には、判定部12eは、表面粒子30の移動を確定する(ST8)。ステップST9において、exp{−(U−U)/T}≧Rndでないと判定された場合(ST9:NO)には、判定部12eは、表面粒子30の移動をキャンセルする(ST10)。
モンテカルロ法による表面粒子30の再配置が完了すれば、次のステップST11において、内部粒子配置部13は、表面粒子30の内側空間に、フィラー内部を構成する内部粒子40をランダムに複数個配置する。
次のステップST12〜ST19を所定回数実行することにより、内部粒子再配置部14は、内部粒子40に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い内側空間における内部粒子40の再配置を繰り返し実行する。
ステップST12において、候補粒子選択部14aは、全ての内部粒子40から再配置候補となる粒子40をランダムに選択する。
次のステップST13において、移動前エネルギー算出部14bは、選択した内部粒子40及びその周辺粒子(30,40)を少なくとも含む粒子群によるエネルギーUを算出する。
次のステップST14において、粒子移動実行部14cは、選択した内部粒子40を内側空間内においてランダムに移動させる。
次のステップST15において、移動後エネルギー算出部14dは、移動後における粒子群によるエネルギーUを算出する。
次のステップST16において、判定部14eは、移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下であるかを判定する。移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下である場合(ST16:YES)には、判定部14eは、内部粒子40の移動を確定する(ST17)。
一方、ステップST16において、移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーUよりも大きいと判定された場合(ST16:NO)には、判定部14eは、次のステップST18において、メトロポリス判定[exp{−(U−U0)/T}≧Rnd?]を実行する。ステップST18において、exp{−(U−U0)/T}≧Rndと判定された場合(ST18:YES)には、判定部14eは、内部粒子40の移動を確定する(ST17)。ステップST18において、exp{−(U−U)/T}≧Rndでないと判定された場合(ST18:NO)には、判定部14eは、内部粒子40の移動をキャンセルする(ST19)。
モンテカルロ法による内部粒子40の再配置が完了すれば、フィラーモデル生成処理を終了する。
上記装置及び方法により生成した球状のフィラーモデルを図7に示す。図7に示すフィラーモデルは、球状であり、フィラー全体の直径Dが20、フィラー粒子の直径dが1である。表面粒子30は1010個、内部粒子は2685個である。図15Bに示す同数(3695個)の格子状配置のフィラーモデルに比べて、表面が滑らかであることが一目瞭然である。
以上のように、本実施形態のフィラーモデルの生成方法は、
断面が曲面となるフィラー外表面20に対応する曲面21上に、フィラー表面を構成する表面粒子30をランダムに複数個配置するステップST2と、
表面粒子30に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い曲面21上における粒子30の再配置を繰り返し実行するステップST3〜10と、
を含む。
本実施形態のフィラーモデルの生成装置は、
断面が曲面となるフィラー外表面20に対応する曲面21上に、フィラー表面を構成する表面粒子30をランダムに複数個配置する表面粒子配置部11と、
表面粒子30に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い曲面21上における粒子30の再配置を繰り返し実行する表面粒子再配置部12と、
を備える。
上記によれば、フィラー表面を構成する表面粒子30が曲面21上に沿って配置されているので、格子状配置のような表面の段差がなくなり、フィラー外表面20がより均一になり、フィラーの理想的な振る舞いを期待できる。さらに、表面粒子30が曲面21に沿って配置されているので、フィラーの大きさを容易に判定できる。さらに、格子状配置のように粒子の配置に制約がないので、任意の直径(大きさ)及び粒子数を設定可能となる。
例えば、フラーレン構造のようにフィラー粒子を配置することが考えられるが、これでは、粒子数が60の倍数、又は80の倍数に限定されてしまう。本開示の方法によれば、60の倍数又は80の倍数以外の数の任意の数に表面粒子を設定可能である。
本実施形態において、表面粒子30を再配置するステップST3〜10は、
曲面21上における全粒子30から再配置候補となる粒子30’’をランダムに選択するステップST3と、
選択した粒子30’’及びその周辺粒子30を少なくとも含む粒子群によるエネルギーUを算出するステップST4と、
選択した粒子30’’をランダムに移動させ、移動後における粒子群によるエネルギーUを算出するステップST5,6と、
移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下である場合には、移動を確定させ(ST7,8)、移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーUよりも大きい場合には、メトロポリス判定を実行し(ST9)、メトロポリス判定に従って移動を確定又はキャンセルするステップST9,10と、
を含む。
本実施形態の方法において、表面粒子30の内側空間に、フィラー内部を構成する内部粒子40をランダムに複数個配置するステップST11と、
内部粒子40に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い内側空間における内部粒子40の再配置を繰り返し実行するステップST12〜19と、
を含む。
本実施形態の装置において、表面粒子30の内側空間に、フィラー内部を構成する内部粒子40をランダムに複数個配置する内部粒子配置部13と、
内部粒子40に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い内側空間における内部粒子40の再配置を繰り返し実行する内部粒子再配置部14と、
を備える。
上記によれば、内部空間に内部粒子40が配置されるので、フィラーモデルの内部拘束力が計算可能になる。
本実施形態の方法において、粒子をランダムに複数個配置するステップST2,11において、新たに配置した粒子の中心が既に配置されている粒子の中心から所定距離未満にある場合には、新たに配置した粒子の配置をやり直す。
本実施形態の装置において、表面粒子配置部11又は内部粒子配置部13は、新たに配置した粒子の中心が既に配置している粒子の中心から所定距離未満にある場合には、前記新たに配置した粒子の配置をやり直す。
これによれば、粒子同士は、その中心が所定距離以上離れることになるので、モンテカルロ法による再配置の処理がより早く収束することになり、計算コストを低減させることが可能となる。
本実施形態では、粒子に設定されるポテンシャルは、斥力のみのポテンシャルである。
この構成によれば、モンテカルロ法による再配置の処理がより早く収束することになり、計算コストを低減できる。
本実施形態のプログラムは、上記方法を構成する各ステップをコンピュータに実行させるプログラムである。このプログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。言い換えると、上記方法を使用しているとも言える。
本実施形態の方法、装置及びプログラムによって生成されたフィラーモデルデータは、
フィラー表面を構成する複数の表面粒子を含み、
前記各々の表面粒子の中心は、断面が曲面となるフィラー外表面に対応する曲面上のみに配置されている。
このフィラーモデルデータは、他の分子モデルと共に所定の仮想空間に配置されると共に前記表面粒子にポテンシャルが設定され、前記ポテンシャルの下でコンピュータが分子動力学計算を実行し、前記フィラーモデルを含む各モデルの挙動を算出するために用いられる。
前記表面粒子に設定されるポテンシャルとしては、表面粒子同士の結合ポテンシャル、他の粒子との非結合ポテンシャル等が挙げられる。
このように、各々の表面粒子30の中心が、フィラー外表面20に対応する曲面21上のみに配置されているデータ構造であるので、格子状配置のような表面の段差がなくなり、フィラー外表面20がより均一になり、コンピュータがポテンシャルの下に分子動力学計算を実行した際に、フィラーの理想的な振る舞いを期待できる。
以上、本開示の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、図1に示す各部10〜14は、所定プログラムをコンピュータのCPUで実行することで実現しているが、各部を専用メモリや専用回路で構成してもよい。
本実施形態では、フィラーモデルの表面だけでなく内部も含めて形成しているが、表面だけを形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、球状のフィラーモデルを生成しているが、断面が曲面となる外表面に沿って粒子を配置する箇所を含む形状であれば、球状に限定されない。例えば、図10に示すように、複数(2つ)の球体を重ねた形状をなすダンベル状でもよい。また、図11に示すように、楕円体でもよい。また、図12に示すように、部分球面と部分円柱側面とを結合したカプセル状でもよい。
本実施形態は、モデルの生成装置であるが、これに分子動力学計算実行部を設けて、計算するように構成してもよい。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
11…表面粒子配置部
12…表面粒子再配置部
13…内部粒子配置部
14…内部粒子再配置部
20…フィラー外表面
21…曲面
30…表面粒子
40…内部粒子

Claims (12)

  1. 断面が曲面となるフィラー外表面に対応する曲面上に、フィラー表面を構成する表面粒子をランダムに複数個配置するステップと、
    前記表面粒子に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い前記曲面上における粒子の再配置を繰り返し実行するステップと、
    を含む、フィラーモデルの生成方法。
  2. 前記表面粒子を再配置するステップは、
    前記曲面上における全粒子から再配置候補となる粒子をランダムに選択するステップと、
    前記選択した粒子及びその周辺粒子を少なくとも含む粒子群によるエネルギーUを算出するステップと、
    前記選択した粒子をランダムに移動させ、移動後における前記粒子群によるエネルギーUを算出するステップと、
    移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下である場合には、前記移動を確定させ、前記移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーUよりも大きい場合には、メトロポリス判定を実行し、前記メトロポリス判定に従って前記移動を確定又はキャンセルするステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記表面粒子の内側空間に、フィラー内部を構成する内部粒子をランダムに複数個配置するステップと、
    前記内部粒子に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い前記内側空間における内部粒子の再配置を繰り返し実行するステップと、
    を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記内部粒子を再配置するステップは、
    全ての前記内部粒子から再配置候補となる粒子をランダムに選択するステップと、
    前記選択した粒子及びその周辺粒子を少なくとも含む粒子群によるエネルギーUを算出するステップと、
    前記選択した粒子をランダムに移動させ、移動後における前記粒子群によるエネルギーUを算出するステップと、
    移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーU以下である場合には、前記移動を確定させ、前記移動後のエネルギーUが移動前のエネルギーUよりも大きい場合には、メトロポリス判定を実行し、前記メトロポリス判定に従って前記移動を確定又はキャンセルするステップと、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記粒子をランダムに複数個配置するステップにおいて、新たに配置した粒子の中心が既に配置されている粒子の中心から所定距離未満にある場合には、前記新たに配置した粒子の配置をやり直す、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記粒子に設定されるポテンシャルは、斥力のみのポテンシャルである、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 断面が曲面となるフィラー外表面に対応する曲面上に、フィラー表面を構成する表面粒子をランダムに複数個配置する表面粒子配置部と、
    前記表面粒子に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い前記曲面上における粒子の再配置を繰り返し実行する表面粒子再配置部と、
    を備える、フィラーモデルの生成装置。
  8. 前記表面粒子の内側空間に、フィラー内部を構成する内部粒子をランダムに複数個配置する内部粒子配置部と、
    前記内部粒子に設定されたポテンシャルに基づき算出されるエネルギーが小さくなるように、モンテカルロ法に従い前記内側空間における内部粒子の再配置を繰り返し実行する内部粒子再配置部と、
    を備える、請求項7に記載の装置。
  9. 前記表面粒子配置部又は前記内部粒子配置部は、新たに配置した粒子の中心が既に配置している粒子の中心から所定距離未満にある場合には、前記新たに配置した粒子の配置をやり直す、請求項7又は8に記載の装置。
  10. 前記粒子に設定されるポテンシャルは、斥力のみのポテンシャルである、請求項7〜9のいずれかに記載の装置。
  11. 請求項1〜6のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  12. フィラーモデルのデータ構造であって、
    フィラー表面を構成する複数の表面粒子を含み、
    前記各々の表面粒子の中心は、断面が曲面となるフィラー外表面に対応する曲面上のみに配置されており、
    他の粒子モデルと共に所定の仮想空間に配置されると共に前記表面粒子にポテンシャルが設定され、前記ポテンシャルの下でコンピュータが分子動力学計算を実行し、前記フィラーモデルを含む各モデルの挙動を算出するために用いられる、フィラーモデルのデータ構造。
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