JP6360392B2 - 高分子材料のシミュレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フィラーモデルとポリマーモデルとの緩和計算を円滑に行うことができる高分子材料のシミュレーション方法に関する。
近年、ゴム配合の開発のために、フィラーと高分子材料とからなる複合材料の性質を、コンピュータを用いて評価するためのシミュレーション方法(数値計算)が種々提案されている。この種のシミュレーション方法では、先ず、コンピュータに、フィラーを複数のフィラー粒子でモデル化したフィラーモデルと、高分子材料を少なくとも一つのポリマー粒子でモデル化したポリマーモデルとが入力される。
また、フィラー粒子間、フィラー粒子とポリマー粒子との間、及び、ポリマー粒子間には、互いの距離が予め定められたカットオフ距離未満になったときに、引力又は斥力が生じる相互ポテンシャル(例えば、Lennard-Jonesポテンシャル)が定義されている。この相互ポテンシャルは、粒子間距離が小さいほど、指数関数的に大きくなる。そして、コンピュータは、予め定められた仮想空間内で、フィラーモデルとポリマーモデルとの分子動力学( Molecular Dynamics : MD )計算による緩和計算を行う。関連する技術としては、次のものがある。
特開2006−64658号公報
一般に、ポリマーモデルは、仮想空間に多数(例えば、100個以上)設けられるため、乱数関数に従って、仮想空間にランダムに配置される。このため、ポリマーモデルのポリマー粒子は、フィラー粒子間に配置される場合がある。このような状態で分子動力学計算が行われると、フィラー粒子間に配置されたポリマー粒子と、フィラー粒子との間の相互ポテンシャルが非常に大きくなるとともに、粒子間に引力又は斥力が複雑に作用し、計算が強制的に中断されるおそれがある。
また、上記のような問題を解決するために、ポリマーモデルを、仮想空間に手動で配置することも考えられるが、上記のように多数配置する必要があるため、非常に時間を要するという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、フィラーモデルとポリマーモデルとの緩和計算を円滑に行うことができる高分子材料のシミュレーション方法を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、フィラーと高分子材料とからなる複合材料の性質を、コンピュータを用いて評価するためのシミュレーション方法であって、前記コンピュータに、前記フィラーが複数のフィラー粒子でモデル化された少なくとも一つのフィラーモデルを、入力する工程、前記コンピュータに、前記高分子材料が少なくとも1つのポリマー粒子でモデル化された複数のポリマーモデルを、入力する工程、前記コンピュータが、予め定めた仮想空間内で、前記ポリマーモデルと前記フィラーモデルとの分子動力学計算を行うシミュレーション工程を含み、前記フィラー粒子間、前記フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間、及び前記ポリマー粒子間には、互いの距離が予め定められたカットオフ距離未満になったときに、引力又は斥力が生じる相互ポテンシャルが定義され、前記フィラー粒子と、前記ポリマー粒子との間に、互いの距離がカットオフ距離未満になったときに斥力のみが生じる斥力ポテンシャルが定義され、前記フィラーモデルは、前記複数のフィラー粒子のうち、前記フィラーモデルの重心点に最も隣接する一つの重心フィラー粒子を含み、前記シミュレーション工程は、前記フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間、及び前記ポリマー粒子間の前記相互ポテンシャルを無効にし、かつ、少なくとも前記重心フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間の前記斥力ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う第1計算工程と、前記第1計算工程の後に、前記斥力ポテンシャルを無効にし、かつ、全ての前記相互ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う第2計算工程とを含むことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記フィラーモデルは、前記重心フィラー粒子を中心として、一定の距離で同心円状に区分された複数の領域が定義され、前記複数の領域は、前記重心フィラー粒子が配置される最内端領域と、前記重心フィラー粒子から最も離れる最外端領域とを含み、前記第1計算工程は、前記最内端領域から前記最外端領域に向かって、前記領域ごとに、該領域に配置される前記フィラー粒子とポリマー粒子との間の前記斥力ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う工程を含む請求項1に記載の高分子材料のシミュレーション方法である。
また、請求項3記載の発明は、前記各領域の半径方向の幅は、前記フィラー粒子の前記相互ポテンシャルの前記カットオフ距離の0.8〜1.0倍である請求項2に記載の高分子材料のシミュレーション方法である。
また、請求項4記載の発明は、前記各領域に配置される前記フィラー粒子の前記斥力ポテンシャルの強度を、前記最内端領域から前記最外端領域に向かって、前記領域ごとに漸減する請求項2又は3に記載の高分子材料のシミュレーション方法である。
また、請求項5記載の発明は、前記第2計算工程は、前記ポリマー粒子間の前記相互ポテンシャルの粒子の直径に相当するパラメータσを徐々に大きくして、分子動力学計算を行う工程を含む請求項1乃至4のいずれかに記載の高分子材料のシミュレーション方法である。
本発明の高分子材料のシミュレーション方法は、コンピュータに、フィラーが複数のフィラー粒子でモデル化されたフィラーモデルを少なくとも一つ入力する工程、及び、高分子材料が少なくとも1つのポリマー粒子でモデル化された複数のポリマーモデルを入力する工程を含む。また、シミュレーション方法では、予め定めた仮想空間に、ポリマーモデルとフィラーモデルとを配置して分子動力学計算を行うシミュレーション工程を含む。
また、フィラー粒子間、フィラー粒子とポリマー粒子との間、及びポリマー粒子間には、互いの距離が予め定められたカットオフ距離未満になったときに、引力又は斥力が生じる相互ポテンシャルが定義される。さらに、フィラー粒子と、ポリマー粒子との間には、互いの距離がカットオフ距離未満になったときに斥力が生じる斥力ポテンシャルが定義される。また、フィラーモデルは、複数のフィラー粒子のうち、フィラーモデルの重心点に最も隣接する一つの重心フィラー粒子を含む。
シミュレーション工程は、前記フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間、及び前記ポリマー粒子間の前記相互ポテンシャルを無効にし、かつ少なくとも重心フィラー粒子とポリマー粒子との間の斥力ポテンシャルを有効にして、分子動力学計算を行う第1計算工程が含まれる。このような第1計算工程では、第1計算工程では、フィラー粒子間に配置されたポリマーモデルを、フィラーモデルの重心点から半径方向外側に向かって円滑に排除することができる。しかも、第1計算工程では、フィラー粒子とポリマー粒子との間の相互ポテンシャルが無効にされるため、フィラー粒子とポリマー粒子との間の相互ポテンシャルが大きくなるのを抑制でき、計算が強制的に中断されるのを防ぐことができる。従って、第1計算工程では、フィラーモデルとポリマーモデルとの緩和計算を効果的に行うことができ緩和構造を求める計算時間を短縮しうる。さらに、ポリマー粒子間の相互作用ポテンシャルが無効にされているため、フィラー粒子から排除されたポリマー粒子が、他のポリマー粒子と重なった場合でも、ポリマー粒子との間の相互ポテンシャルが大きくなるのを抑制でき、計算が強制的に中断されるのを防ぐことができる。
また、シミュレーション工程では、第1計算工程の後に、斥力ポテンシャルを無効にし、かつ、全ての相互ポテンシャルを有効にして、分子動力学計算を行う第2計算工程を含む。このような第2計算工程では、例えば、ポリマー粒子間の相互作用ポテンシャルを粒子の直径に相当するパラメータσを徐々に大きくしながら、相互作用ポテンシャルを作用させることにより、ポリマーモデルの緩和を促進させることができる。さらに、第2計算工程では、相互ポテンシャルが大きくなるのを抑制でき、計算が強制的に中断されるのを防ぐこともできる。従って、第2計算工程では、フィラー及び高分子材料の分子運動に近似させて、緩和計算することができるため、シミュレーション精度を維持することができる。
本実施形態のシミュレーション方法を実行するコンピュータの斜視図である。 本実施形態のシミュレーション方法のフローチャートである。 (a)は、フィラーモデルの概念図、(b)は、(a)のA−A端面図である。 ポリマーモデルの概念図である。 フィラー粒子とポリマー粒子とのポテンシャルを説明する概念図である。 (a)は、相互ポテンシャルと粒子間距離との関係を示すグラフ、(b)は斥力ポテンシャルと粒子間距離との関係を示すグラフである 仮想空間に配置されたフィラーモデル及びポリマーモデルを示す概念斜視図である。 本実施形態のシミュレーション工程のフローチャートである。 フィラーモデル及びポリマーモデルを拡大して示す概念図である。 本実施形態の第1計算工程のフローチャートである。 (a)は、第2領域のフィラーモデルの斥力ポテンシャルを有効にした状態を示す概念図、(b)は、第3領域のフィラーモデルの斥力ポテンシャルを有効にした状態を示す概念図である。 実施例の工程S614に用いられたフィラーモデルの重心点からの距離σに、ポリマー粒子が存在する確率を表す動径分布関数である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本実施形態の高分子材料のシミュレーション方法(以下、単に「シミュレーション方法」ということがある)は、フィラーと高分子材料とからなる複合材料の性質を、コンピュータを用いて評価するための方法である。フィラーとしては、例えば、カーボンブラック、シリカ又はアルミナ等が含まれる。また、高分子材料としては、例えば、ゴム、又は、樹脂等が含まれる。
図1に示されるように、コンピュータ1は、本体1a、キーボード1b、マウス1c及びディスプレイ装置1dを含む。この本体1aには、演算処理装置(CPU)、ROM、作業用メモリー、磁気ディスクなどの記憶装置及びディスクドライブ装置1a1、1a2などが設けられる。なお、記憶装置には、本実施形態のシミュレーション方法を実行するための処理手順(プログラム)が予め記憶される。
図2には、本実施形態のシミュレーション方法の具体的な処理手順が示されている。このシミュレーション方法では、先ず、コンピュータ1に、フィラーをモデル化したフィラーモデルが入力される(工程S1)。
図3(a)、(b)に示されるように、フィラーモデル3は、凝集した複数のフィラー粒子4でモデル化される。フィラーモデル3は、フィラーを分子動力学で取り扱うための数値データ(フィラー粒子4の質量、体積、直径及び初期座標などを含む)である。これらの数値データは、コンピュータ1に入力される。また、フィラーモデル3は、例えば、1000〜50000個のフィラー粒子4から構成されている。
本実施形態のフィラー粒子4は、いずれも直径を持った球で表現されている。また、フィラー粒子4は、フィラーモデル3の重心点3g付近を中心として配置されている。これにより、フィラーモデル3は、三次元の略球状に形成されている。本実施形態のフィラーモデル3は、重心点3gに最も隣接する一つの重心フィラー粒子4cと、該重心フィラー粒子4cの半径方向外側に配される複数の外側フィラー粒子4sとを含む。また、フィラー粒子4、4間には、平衡長が定義されたポテンシャルが設定される。これにより、フィラー粒子4、4を拘束する結合鎖(図示省略)が定義される。
ここで、「平衡長」とは、フィラー粒子4、4間の結合距離である。この結合距離が変化した場合は、フィラー粒子4、4間に定義された結合鎖(図示省略)によって、元の平衡長に保持される。これにより、フィラーモデル3は、三次元の略球状を維持することができる。なお、平衡長は、各フィラー粒子4、4の中心4a、4a間の距離として定義される。また、ポテンシャルについては、例えば、論文(Kurt Kremer & Gary S. Grest 著 「Dynamics of entangled linear polymer melts: A molecular-dynamics simulation」、J. Chem Phys. vol.92, No.8, 15 April 1990)に基づいて設定されるのが望ましい。
また、本実施形態のフィラーモデル3は、重心フィラー粒子4cを中心として、一定の幅W1で同心円状に区分された複数の領域T(本実施形態では、第1領域T1〜第4領域T4)が定義される。これにより、複数の領域Tには、重心フィラー粒子4cに最も隣接する最内端領域(第1領域)T1と、重心フィラー粒子4cから最も離れる最外端領域(第4領域)T4とが含まれる。また、本実施形態の最外端領域T4には、重心フィラー粒子4cから最も離間するフィラー粒子4が配置されている。なお、各フィラー粒子4がどの領域T1〜T4に配置されているか否かの判断は、各フィラー粒子4の中心4aを基準として判断されるものとする。
次に、コンピュータ1に、高分子材料をモデル化した複数のポリマーモデルが入力される(工程S2)。図4に示されるように、ポリマーモデル5は、高分子材料を少なくとも一つ、本実施形態では複数(例えば、100〜1000個)のポリマー粒子6でモデル化される。ポリマーモデル5も、高分子材料を分子動力学で取り扱うための数値データである。これらの数値データは、コンピュータ1に入力される。
また、ポリマー粒子6は、いずれも直径を持った球で表現される。また、ポリマー粒子6、6間には、平衡長が定義されたポテンシャルが設定される。これにより、ポリマーモデル5には、ポリマー粒子6、6を拘束する結合鎖(図示省略)が定義され、直鎖状の三次元構造を維持することができる。なお、ポテンシャルについては、例えば、上記論文(Kurt Kremer & Gary S. Grest 著「Dynamics of entangled linear polymer melts: A molecular-dynamics simulation」、J. Chem Phys. vol.92, No.8, 15 April 1990)に基づいて設定されるのが望ましい。
次に、図5に示されるように、各フィラー粒子4と各ポリマー粒子6との間、各フィラー粒子4、4間、及び、各ポリマー粒子6、6間に、粒子間の距離の関数である相互ポテンシャルPがそれぞれ定義される(工程S3)。本実施形態の相互ポテンシャルPは、LJ(Lennard-Jones)ポテンシャルであり、下記式(1)で定義される。

ここで、各定数及び変数は、次のとおりである。
ij:各粒子間距離
c:カットオフ距離
ε:各粒子間に定義される相互ポテンシャルの強度
σ:各粒子の直径に相当
相互ポテンシャルPは、粒子間距離rijが予め定められたカットオフ距離rc未満になる場合にのみ、粒子間に引力又は斥力を生じさせる。なお、粒子間距離rijがカットオフ距離rc以上になった場合は、相互ポテンシャルPがゼロになり、粒子間に引力又は斥力が生じない。図6(a)に示されるように、相互ポテンシャルPは、粒子間距離rijが小さくなるほど、指数関数的に大きくなる。このような相互ポテンシャルPは、分子動力学計算において、フィラー及び高分子材料の分子運動に近似させることができる。
また、図5に示されるように、相互ポテンシャルPが定義されるフィラー粒子4と、ポリマー粒子6との組み合わせについては、次のとおりである。
相互ポテンシャルP1:フィラー粒子4−ポリマー粒子6
相互ポテンシャルP2:フィラー粒子4−フィラー粒子4
相互ポテンシャルP3:ポリマー粒子6−ポリマー粒子6
相互ポテンシャルPの強度ε、粒子の直径σ、及び、カットオフ距離rcについては、例えば、上記論文や、使用するフィラーに合わせて、次のように設定されるのが望ましい。
相互ポテンシャルP1:ε=1.0、σ=1.0、rc=21/6σ
相互ポテンシャルP2:ε=1.0、σ=1.0、rc=21/6σ
相互ポテンシャルP3:ε=1.0、σ=1.0、rc=21/6σ
次に、フィラー粒子4とポリマー粒子6との間に、斥力が生じる斥力ポテンシャルUが定義される(工程S4)。本実施形態の斥力ポテンシャルUは、下記式(2)で定義される。

ここで、各定数及び変数は、次に示すものを除いて、上記式(1)と同一である。
ij:各粒子間に定義される斥力ポテンシャルUの強度
斥力ポテンシャルUは、相互ポテンシャルPと同様に、粒子間距離rijが予め定められたカットオフ距離rc未満になる場合にのみ、粒子間に斥力を生じさせる。図6(b)に示されるように、斥力ポテンシャルUは、相互ポテンシャルPと同様に、粒子間距離rijが小さくなるほど大きくなるが、相互ポテンシャルPに比べて、増加の割合が小さい。
また、フィラー粒子4は、直径を持った球で表現されるため、斥力ポテンシャルUを放射状に作用させることができる。斥力ポテンシャルUの強度aijについては、適宜設定することができるが、例えば1〜30の範囲で設定されるのが望ましい。また、斥力ポテンシャルUのカットオフ距離rcは、領域Tの幅W1(図3(b)に示す)よりも大に設定され、例えば、1.6が望ましい。
次に、図7に示されるように、予め定められた体積を持つ仮想空間8の中に、フィラーモデル3及びポリマーモデル5が配置される(工程S5)。この仮想空間8は、解析対象のゴムポリマーの微小構造部分に相当する。
本実施形態の仮想空間8は、1辺の長さL1が、例えば30〜50[σ]の立方体として定義される。また、仮想空間8には、例えば、フィラーモデル3が1〜5個程度、及び、ポリマーモデル5が100〜400本程度配置される。本実施形態のポリマーモデル5は、乱数関数に従って、仮想空間8にランダムに配置されている。
次に、コンピュータが、ポリマーモデル5とフィラーモデル3との分子動力学計算を行う(シミュレーション工程S6)。図8には、本実施形態のシミュレーション工程S6の具体的な処理手順が示されている。
本実施形態の分子動力学計算では、例えば、仮想空間8について所定の時間、配置した全てのフィラーモデル3及びポリマーモデル5が古典力学に従うものとして、ニュートンの運動方程式が適用される。そして、各時刻での全ての粒子4c、4s、6(図5に示す)の動きが追跡される。また、分子動力学計算を行うに際して、系内の粒子、体積及び温度は一定で行われる。
また、ポリマーモデル5は、上述したように、仮想空間8の中に、乱数関数に従ってランダムに配置されるため、図9に拡大して示されるように、ポリマーモデル5のポリマー粒子6が、フィラー粒子4、4間に配置される場合がある。このような状態で分子動力学計算が行われると、フィラー粒子4、4間に配置されたポリマー粒子6と、フィラー粒子4との間の相互ポテンシャルP1が非常に大きくなって計算を続行することができなくなる場合がある。
本実施形態のシミュレーション工程S6では、先ず、フィラー粒子4とポリマー粒子6との間の相互ポテンシャルP1、及びポリマー粒子6、6間の相互ポテンシャルP3を無効にし、かつ、少なくとも重心フィラー粒子4cとポリマー粒子6との間の斥力ポテンシャルUを有効にして、分子動力学計算が行われる(第1計算工程S61)。図10には、本実施形態の第1計算工程S61の具体的な処理手順が示されている。
本実施形態の第1計算工程S61では、先ず、フィラー粒子4とポリマー粒子6との間の相互ポテンシャルP1、及びポリマー粒子6、6間の相互ポテンシャルP3を無効にする(フィラー粒子4、4間の相互ポテンシャルP2のみ有効)(工程S611)。各相互ポテンシャルP1、P3は、各相互ポテンシャルP1、P3の強度ε又は直径に相当するσをゼロにすることにより、各相互ポテンシャルP1、P3を無効にすることができる。
次に、重心フィラー粒子4cの斥力ポテンシャルUを有効する(工程S612)。本実施形態の工程S612では、図9に示されるように、最内端領域T1に配置されるフィラー粒子4(本例では、重心フィラー粒子4cのみ)の斥力ポテンシャルUを有効にする。
次に、フィラーモデル3とポリマーモデル5との分子動力学計算を行う(工程S613)。この工程S613では、斥力ポテンシャルUが有効になったフィラー粒子4(重心フィラー粒子4c)と、ポリマー粒子6との間に、斥力ポテンシャルUを作用させて、分子動力学計算が行われる。これにより、工程S613では、ポリマー粒子6を、フィラーモデル3の重心点3gから半径方向外側に向かって排除することができる。
また、工程S613では、フィラー粒子4とポリマー粒子6との間の相互ポテンシャルP1、及びポリマー粒子6、6間の相互ポテンシャルP3を無効にして分子動力学計算が行われるため、フィラー粒子4とポリマー粒子6との間や、ポリマー粒子6、6間において、相互ポテンシャルP1、P3が過度に大きくなったり、引力又は斥力が複雑に作用したりするのを効果的に抑制でき、計算が強制的に中断するのを防ぐことができる。従って、第1計算工程S613では、フィラーモデル3とポリマーモデル5との重なりを円滑に取り除くことができる。
次に、フィラー粒子4に斥力ポテンシャルUが設定された領域T(計算初期時は、最内端領域T1)内に、ポリマー粒子6が存在するか否かが判断される(工程S614)。この工程S614では、コンピュータ1が、斥力ポテンシャルUが設定された各領域T内を探索し、該領域T内に、ポリマー粒子6が存在するか否かが判断される。工程S614では、斥力ポテンシャルUが設定された領域T内に、ポリマー粒子6が存在しないと判断された場合、次の工程S615が行われる。
一方、斥力ポテンシャルUが設定された領域T内に、ポリマー粒子6が存在すると判断された場合は、単位ステップを進めて(工程S616)、工程613及び工程S614が再度実行される。これにより、第1計算工程S61では、斥力ポテンシャルUが設定された領域T内のポリマー粒子6を、該領域Tから確実に排除することができる。
次に、全ての領域T1〜T4のフィラー粒子4に斥力ポテンシャルUが設定されたか否かが判断される(工程S615)。この工程S615では、全ての領域T1〜T4のフィラー粒子4に斥力ポテンシャルUが設定されたと判断された場合、次の第2計算工程S62が行われる。
一方、全ての領域T1〜T4のフィラー粒子4に斥力ポテンシャルUが設定されていないと判断された場合は、図11(a)に示されるように、フィラー粒子4に斥力ポテンシャルUが設定される領域Tを、半径方向外側に1つ増やして(工程S617)、工程S613〜S615が再度行われる。例えば、斥力ポテンシャルUが設定された領域が最内端領域T1のみの場合には、最内端領域T1の半径方向外側の第2領域T2に配置されるフィラー粒子4とポリマー粒子6との間の斥力ポテンシャルUを新たに有効して、分子動力学計算が行われる。これにより、第1計算工程S61では、フィラー粒子4に斥力ポテンシャルUが設定される領域Tを、最内端領域T1から最外端領域T4に向かって一つずつ増やして、分子動力学計算を行うことができる。
従って、第1計算工程S61では、図9、及び、図11(a)、(b)に示されるように、フィラー粒子4、4間に配置されたポリマー粒子6を、最内端領域T1から最外端領域T4に向かって、領域T1〜T4ごとに排除することができる。これにより、第1計算工程S61では、ポリマー粒子6を、フィラーモデル3から確実に排除させることができる。
また、本実施形態の斥力ポテンシャルUは、図6(a)、(b)に示したように、粒子間距離rijが小さくなっても、その増加の割合が、相互ポテンシャルPに比べて小さいため、計算が強制的に中断するのを防ぐことができる。
なお、ポリマー粒子6をフィラーモデル3から効果的に排除させるために、フィラー粒子4に設定される斥力ポテンシャルUの強度aijは、最内端領域T1から最外端領域T4に向かって漸減するのが望ましい。これにより、ポリマー粒子6は、斥力ポテンシャルQが相対的に大きい最内端領域T1から、斥力ポテンシャルQが相対的に小さい最外端領域T4に向かって円滑に案内されるため、フィラーモデル3からポリマー粒子6をより確実に排除することができる。なお、斥力ポテンシャルUの強度aijは、上記した範囲(1〜30)内で設定されるのが望ましい。
次に、斥力ポテンシャルUを無効にし、かつ、全ての相互ポテンシャルP1〜P3(図5に示す)を有効にして、分子動力学計算が行われる(第2計算工程S62)。この第2計算工程S62では、第1計算工程S61が終了した後に行われるため、ポリマーモデル5がフィラーモデル3から完全に排除された状態で分子動力学計算が行われる。従って、第2計算工程S62では、従来のように、フィラー粒子4とポリマー粒子6との間の相互ポテンシャルPが非常に大きくなって計算を続行できなくなることもない。
なお、第2計算工程S62では、第1計算工程S61直後において、ポリマー粒子6間が重なって配置されている場合がある。従って、第2計算工程S62では、ポリマー粒子6の直径に相当するσの値が0、又は、最も隣接するポリマー粒子6間の粒子間距離が設定されるのが望ましい。これにより、第2計算工程S62では、ポリマー粒子間の相互作用ポテンシャルが大きくなることに起因する計算の中断を防ぐことができる。また、第2計算工程S62では、ポリマー粒子6、6間の相互ポテンシャルP3において、ポリマー粒子6の直径に相当するパラメータσを徐々に大きくして、分子動力学計算が実施されるのが望ましい。これにより、第2計算工程S62では、第1計算工程S61で相互ポテンシャルP3を無効したことによって重なって配置されたポリマーモデル5を、効率的に緩和させることができる。なお、パラメータσには、0、ポリマー粒子6、6間の最小距離、又は、フィラー粒子4とポリマー粒子6との間の最小距離が初期値として設定され、0.05〜0.2ずつ増分されるのが望ましい。
次に、第2計算工程S62の処理が、所定のステップ数に達したか否かが判断される(工程S63)。この工程S63では、コンピュータ1が、所定のステップ数に達したと判断した場合、次の評価工程S7が行われる。一方、所定のステップ数に達していないと判断した場合は、単位ステップを進めて(工程S64)、第2計算工程S62が再度実行される。これにより、第2計算工程S62では、所定のステップ数に達するまでの間、相互ポテンシャルPを作用させて、緩和計算を行うことができる。
次に、第2計算工程S62の結果から、フィラーモデル3及びポリマーモデル5の緩和状態が良好か評価される(評価工程S7)。この評価工程S7では、フィラーモデル3及びポリマーモデル5の緩和状態が良好であると判断された場合、本実施形態のシミュレーション方法による一連の処理が終了する。一方、緩和状態が良好でないと判断された場合には、例えば、ポリマーモデル5やフィラーモデル3の設定条件が変更され(工程S8)、工程S1〜S7が再度実施される。これにより、ポリマーモデル5を確実に緩和させる条件等を、効果的に解析することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図2に示される手順に従って、フィラーモデル及びポリマーモデルが、仮想空間内に配置された。また、フィラーモデルは、複数の領域が設定された。そして、フィラー粒子とポリマー粒子との間の相互ポテンシャルP1、及びポリマー粒子間の相互ポテンシャルP3を無効(フィラー粒子間の相互ポテンシャルP2のみを有効)にし、かつ、重心フィラー粒子の斥力ポテンシャルUを有効にして分子動力学計算を行う第1計算工程と、第1計算工程の後に、斥力ポテンシャルUを無効にし、かつ、全ての相互ポテンシャルP1〜P3を有効にして分子動力学計算を行う第2計算工程とが実施された。第1計算工程では、最内端領域から最外端領域に向かって、領域ごとに、該領域に配置されるフィラー粒子の斥力ポテンシャルUを有効にして分子動力学計算が行われた。また、第2計算工程では、ポリマー粒子間の相互ポテンシャルの粒子の直径に相当するパラメータσを徐々に大きくして、分子動力学計算が行われた(実施例)。
また、比較のために、全ての相互ポテンシャルPのみを有効にして分子動力学計算が行われた(比較例1、比較例2)。比較例1では、相互ポテンシャルPの粒子の直径に相当するσを0〜1までの間で、0.2ずつ大きくして、分子動力学計算が行われた。一方、比較例2では、相互ポテンシャルPの粒子の直径に相当するσに1のみを設定して、分子動力学計算が行われた。
そして、実施例、比較例1及び比較例2の方法が10回ずつ実施され、フィラーモデル及びポリマーモデルの緩和計算が成功した回数と、初期配置を求めるまでに要した計算時間が確認された。なお、相互ポテンシャルP及び斥力ポテンシャルUの各パラメータは、明細書中の記載通りであり、共通仕様は次のとおりである。また、テストの結果を表1に示す。
フィラーモデル:
個数:2個
半径:11.2σ
フィラーモデルのフィラー粒子の個数:6900個
領域の数:11
領域の幅W1:1.0
ポリマーモデル:
個数:248個
ポリマー粒子の個数:1000個
仮想空間:
60.0σ×60.0σ×80.0σの直方体
テストの結果、実施例の方法では、比較例1及び比較例2の方法に比べて、フィラーモデルとポリマーモデルとの緩和計算を確実に行えることが確認できた。また、実施例の方法で作成されたモデルは、比較例1の方法で作成されたモデルに比べて、短時間に初期配置を作成することができることが確認できた。
図12には、実施例の工程S614において、斥力ポテンシャルが設定された領域内に、ポリマー粒子が存在しないと判断された各時点の動径分布関数が示される。この動径分布関数は、フィラーモデルの重心点からの距離σに、ポリマー粒子が存在する確率を表すものである。実施例では、領域ごとにフィラー粒子の斥力ポテンシャルUを有効にして分子動力学計算を行うことにより、ポリマー粒子をフィラーモデルの重心点から確実に排除できることが確認できた。
3 フィラーモデル
4 フィラー粒子
4c 重心フィラー粒子
5 ポリマーモデル
6 ポリマー粒子
P 相互ポテンシャル
U 斥力ポテンシャル

Claims (5)

  1. フィラーと高分子材料とからなる複合材料の性質を、コンピュータを用いて評価するためのシミュレーション方法であって、
    前記コンピュータに、前記フィラーが複数のフィラー粒子でモデル化された少なくとも一つのフィラーモデルを、入力する工程、
    前記コンピュータに、前記高分子材料が少なくとも1つのポリマー粒子でモデル化された複数のポリマーモデルを、入力する工程、
    前記コンピュータが、予め定めた仮想空間内で、前記ポリマーモデルと前記フィラーモデルとの分子動力学計算を行うシミュレーション工程を含み、
    前記フィラー粒子間、前記フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間、及び前記ポリマー粒子間には、互いの距離が予め定められたカットオフ距離未満になったときに、引力又は斥力が生じる相互ポテンシャルが定義され、
    前記フィラー粒子と、前記ポリマー粒子との間に、互いの距離がカットオフ距離未満になったときに斥力のみが生じる斥力ポテンシャルが定義され、
    前記フィラーモデルは、前記複数のフィラー粒子のうち、前記フィラーモデルの重心点に最も隣接する一つの重心フィラー粒子を含み、
    前記シミュレーション工程は、前記フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間、及び前記ポリマー粒子間の前記相互ポテンシャルを無効にし、かつ、少なくとも前記重心フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間の前記斥力ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う第1計算工程と、
    前記第1計算工程の後に、前記斥力ポテンシャルを無効にし、かつ、全ての前記相互ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う第2計算工程とを含むことを特徴とする高分子材料のシミュレーション方法。
  2. 前記フィラーモデルは、前記重心フィラー粒子を中心として、一定の距離で同心円状に区分された複数の領域が定義され、
    前記複数の領域は、前記重心フィラー粒子が配置される最内端領域と、前記重心フィラー粒子から最も離れる最外端領域とを含み、
    前記第1計算工程は、前記最内端領域から前記最外端領域に向かって、前記領域ごとに、該領域に配置される前記フィラー粒子とポリマー粒子との間の前記斥力ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う工程を含む請求項1に記載の高分子材料のシミュレーション方法。
  3. 前記各領域の半径方向の幅は、前記フィラー粒子の前記相互ポテンシャルの前記カットオフ距離の0.8〜1.0倍である請求項2に記載の高分子材料のシミュレーション方法。
  4. 前記各領域に配置される前記フィラー粒子の前記斥力ポテンシャルの強度は、前記最内端領域から前記最外端領域に向かって、前記領域ごとに漸減する請求項2又は3に記載の高分子材料のシミュレーション方法。
  5. 前記第2計算工程は、前記ポリマー粒子間の前記相互ポテンシャルの粒子の直径に相当するパラメータσを徐々に大きくして、分子動力学計算を行う工程を含む請求項1乃至4のいずれかに記載の高分子材料のシミュレーション方法。
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