JP2017101508A - 段鼻部材及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】階段Sの施工時の段鼻部材12の踏板5に対する取付作業を容易化し、美麗な施工外観が得られるようにする。【解決手段】段鼻部材12は、踏板5における踏板基材6上面の前端部に固定されかつ上面に第1及び第2凹溝部15,16を有するベース部13と、装着部26の下面に第1及び第2凹溝部15,16にそれぞれ嵌合可能な第1及び第2凸条部33,35を有し、両凸条部33,35の両凹溝部15,16への嵌合によってベース部13の上面に取り外し可能に組み付けられるカバー部25とを備える。ベース部13は硬質樹脂からなるが、カバー部25は軟質樹脂からなる。【選択図】図6

Description

本発明は、段鼻部材及びその施工方法に関する。
従来、階段を昇降するときの踏板での滑りを防止する等の目的で、踏板の前端部に段鼻部材を取り付けることが一般に行われている。
特許文献1には、階段の踏板の上面前端部に固定されるベース部と、このベース部に嵌着され、その状態でベース部の上面と踏板の前端面とを被覆する断面略L字状のカバー部とを備えた段鼻部材が示されている。
特開2005−207063号公報
しかし、上記特許文献1の段鼻部材は、カバー部が断面L字状に屈曲しているため、施工現場で電動工具で踏板の形状に合わせて切断する際、当て木を使用しないと屈曲箇所に割れや欠けが生じやすく、切断作業に手間がかかるという問題がある。
また、当て木を使用しても所望の寸法に切断し難く、カバー部の寸法誤差により段鼻部材と側桁や壁等との間に隙間が生じたときには、階段の施工外観の見映えが悪化する。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、段鼻部材の構造を改良することにより、階段の施工時の踏板に対する段鼻部材の取付作業を容易化し、美麗な施工外観が得られるようにすることにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、踏板に固定されるベース部と、それに組み付けられるカバー部とで材料を異ならせ、ベース部材は硬質樹脂で構成するが、カバー部は切断の容易な軟質樹脂で構成するようにした。
具体的には、第1の発明は、階段の踏板前端部に取付固定される段鼻部材が対象であり、この段鼻部材は、上記踏板の上面前端部に固定されかつ係合部を有するベース部と、上記係合部に係合可能な被係合部を有し、該被係合部の係合部との係合によって上記ベース部の上面に取り外し可能に組み付けられるカバー部とを備え、上記ベース部が硬質樹脂からなる一方、カバー部は軟質樹脂からなることを特徴とする。本発明では、階段の奥行方向(登り方向)に向かって手前側を「前」とし、奥側を「後」として定義する。
この第1の発明では、段鼻部材のベース部は階段の踏板の上面前端部に固定され、このベース部に対しカバー部が、そのカバー部の被係合部をベース部の係合部に係合させることによって組み付けられる。そのとき、ベース部は硬質樹脂であるものの、カバー部は軟質樹脂でベース部よりも軟らかいので、このカバー部を踏板の形状に合わせて切断する際にカバー部を変形させて切断することが可能なため、その切断が硬質樹脂に比べて容易になり、その分、段鼻部材や階段の施工性を高めることができる。
また、こうしてカバー部の切断が容易になることで、所望の寸法に正確に切断できるようになり、カバー部の寸法誤差による段鼻部材と側桁や壁等との間に隙間が生じ難くなり、階段の施工外観を美麗にしてその見映えを向上させることができる。
しかも、カバー部は軟質樹脂であるので、硬質樹脂製のカバー部に比べて階段昇降時の足触りがソフトになる。
さらに、ベース部に組み付けられるカバー部が仮に硬質樹脂製であると、そのカバー部の被係合部は、運搬時等で他のものとぶつかったり、或いは施工時にベース部の係合部にずれた状態で係合されたりすると破損する虞れがある。しかし、本願発明のように軟質樹脂製のカバー部では、それらを防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、ベース部の上面には、係合部としてベース部の長さ方向に延びる少なくとも第1及び第2の2つの凹溝部がベース部の幅方向に前後に並んで形成されている一方、カバー部のベース部との対向面には、被係合部としてカバー部の長さ方向に延びる少なくとも第1及び第2の2つの凸条部がカバー部の幅方向に前後に並んで形成されていて、上記第1及び第2凸条部がそれぞれ第1及び第2凹溝部に嵌合することによってカバー部がベース部に組み付けられるようになっている。そして、上記第1凸条部には、該第1凸条部が第1凹溝部に嵌合されたときに該第1凹溝部から抜け出るのを阻止する抜け止め部が設けられ、上記第2凸条部は、上記第1凸条部に比べて大きな断面積及び低い突出高さを有することを特徴とする。
この第2の発明では、ベース部の上面に形成されている第1及び第2凹溝部に、カバー部に形成されている第1及び第2凸条部がそれぞれ嵌合することによって、カバー部がベース部に装着状態に組み付けられる。仮に、第1及び第2の2つの凸条部が互いに同じ形状である場合、軟質樹脂のカバー部に多少の捻れがあると、それら第1及び第2の2つの凸条部がそれぞれベース部の第1及び第2凹溝部に対し位置ずれして同時にスムーズに嵌合し難くなる可能性が生じる。しかし、本発明では、第2凸条部の断面積が第1凸条部に比べ大きく、その高さも第1凸条部よりも低いので、2つの凸条部が多少位置ずれしていても、第2凸条部が優先的に第2凹溝部に嵌合し易くなる。この第2凸条部が第2凹溝部に嵌合することで、ベース部に対するカバー部の位置決めが行われ、この位置決めにより、断面積が小さくて高さの高い第1凸条部も第1凹溝部に対して容易に嵌合することができる。そして、この第1凸条部は、第2凸条部に比べて細くかつ大きく突出しているので、第1凹溝部に嵌合すれば第2凸条部よりも抜け難くなる。しかも、この第1凸条部には抜け止め部が設けられているので、この抜け止め部により第1凸条部が第1凹溝部から抜け出るのは阻止される。これらによって軟質樹脂のカバー部を確実にかつスムーズにベース部に組み付けることができる。
第3の発明は、第2の発明において、上記第1凸条部は第2凸条部よりも後側に配置されていることを特徴とする。
この第3の発明では、抜け止め部を有する第1凸条部は第2凸条部よりも後側に位置しているので、カバー部をより一層確実にかつスムーズにベース部に組み付けることができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、上記カバー部は、ベース部の上面に取り外し可能に組み付けられる装着部と、該装着部の前端部に一体に連続し、カバー部のベース部への組み付け状態で踏板の前端面を覆う前面部とを有する断面略L字状とされていることを特徴とする。
この第4の発明では、カバー部は、ベース部の上面に組み付けられる装着部と、その装着部の前端部に一体に連続する前面部とを有するので、カバー部のベース部への組み付け状態では、この前面部により踏板の前端面を覆うことができ、階段の外観を優れたものにすることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれか1つにおいて、上記カバー部は、装着部の後端部に連続しかつカバー部のベース部への組み付け状態で踏板上面の前部を覆う被覆部を有することを特徴とする。
この第5の発明では、カバー部のベース部への組み付け状態で踏板上面の前部が被覆部により覆われるので、階段の外観を優れたものにすることができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれか1つの段鼻部材を施工する方法であって、ベース部を踏板の上面に少なくとも両面テープによる貼着により固定した後、カバー部の被係合部をベース部の係合部に係合してカバー部をベース部に組み付けることを特徴とする。
この第6の発明では、段鼻部材のベース部が踏板の上面に両面テープによる貼着により固定され、次いで、このベース部に対しカバー部がそれぞれ被係合部と係合部との係合により組み付けられる。このように被係合部及び係合部の係合と両面テープによる固定とが併用されて段鼻部材が施工されるので、その施工性が優れるとともに、段鼻部材を踏板に確実に固定することができる。
本発明によると、踏板の上面前端部に固定されるベース部と、このベース部の上面に係合構造により取り外し可能に組み付けられるカバー部とを備えた段鼻部材において、ベース部を硬質樹脂とし、カバー部は軟質樹脂としたことにより、カバー部の切断が硬質樹脂に比べ容易になって段鼻部材や階段の施工性を高めることができる。また、カバー部の寸法誤差による段鼻部材と側桁や壁等との間に隙間が生じ難くなり、階段の施工外観を美麗にしてその見映えを向上させることができる。また、軟質樹脂のカバー部により階段昇降時の足触りがソフトになる。さらに、カバー部の被係合部が、運搬時や施工時に破損するのを防止することができる。
図1は、段鼻部材の側面図である。 図2は、ベース部の側面図である。 図3は、ベース部を上側から見たときの斜視図である。 図4は、カバー部の側面図である。 図5は、カバー部を下側から見たときの斜視図である。 図6は、図7のVI−VI線拡大断面図である。 図7は、階段の斜視図である。 図8は、側桁の側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図7は、本発明の実施形態に係る段鼻部材12が施工される階段Sを示し、この階段Sは直階段を構成している。すなわち、階段Sは、例えば下地壁面Wに左右に対向するように配置されて固定された左右の側桁1,1(左側のみを示す)と、それら側桁1,1間に掛け渡された複数の踏板5,5,…と、上側の踏板5下面の前端部及び下側の踏板5上面の後側部の間に設けられた複数の蹴込板10,10,…とを有する側桁階段である。尚、本実施形態では、階段Sの奥行方向(登り方向)に向かって手前側を「前」とし、奥側を「後」とし、左側を「左」とし、右側を「右」として説明する。
図8に示すように、上記左右の側桁1,1の対向面には、各踏板5の左右端部(長さ方向の端部)を嵌合するための水平前後方向に延びる踏板嵌合溝2,2,…と、各蹴込板10の左右端部(長さ方向の端部)を嵌合するための上下方向に延びる蹴込板嵌合溝3,3,…とが交互に連続するように形成されている。
上記各踏板5は、図6に示すように、所定の強度を備えた踏板基材6と、この踏板基材6の上面に一体的に貼着された表面材7とを有する。踏板基材6は、所定の厚さ(例えば36mm)を有する板材からなる。その材料は特に限定されず、一般の階段に用いられる踏板と同じ材料のものが用いられ、例えば合板、パーティクルボード、複合合板、集成材、無垢材等である。踏板基材6の下面の前端部には、蹴込板10の上端部を嵌合するための嵌合溝6aが形成されている。
上記表面材7は、所定厚さ(例えば7.5mm)の薄板状のもので、例えば化粧材と、その裏面に貼着され、制振材及びクッション材の少なくとも一方とからなる。化粧材としては、MDFやハードボード等の木質基材、これらに樹脂を含浸させたもの等が用いられる。制振材としては、PVCマット、ゴムマット、アスファルトマット、インシュレーションボード等が用いられる。クッション材としては、不織布、ウレタン等の樹脂発泡体等が用いられる。尚、表面材7はこれらに限らず、単体材料でも複合材料でもよく、樹脂化粧シートや樹脂基材、木質基材等を使用できる。
また、表面材7を踏板基材6に貼着するための手段は限定されないが、特に踏板5の更新性を求める場合には、リフォームする際に踏板基材6から表面材7がきれいに剥がれるような接着剤や両面テープを用いるのが望ましい。接着剤としては、低粘着性接着剤や弾性接着剤が好ましく、例えばシリル化ウレタン接着剤、特殊シリコン樹脂接着剤、変性シリコン樹脂接着剤が用いられ、適宜接着剥離強度を調整したものを用いてもよい。両面テープとしては、片面が低粘着性とされたテープ等が用いられる。
また、踏板基材6と表面材7とは前後方向(階段奥行方向)の幅も互いに異なり、表面材7の幅が踏板基材6の幅よりも後述する段鼻部材12におけるベース部13の前後の幅寸法(例えば26mm)だけ短くなっている。
上記蹴込板10は、一般の階段に用いられる蹴込板と同じ材料のものが用いられ、例えば合板、パーティクルボード、MDF、複合合板、集成材等である。
そして、上記左右の側桁1,1の対応する踏板嵌合溝2,2には各踏板5の左右端部が嵌め込まれ、この踏板5はクサビ(図示せず)により側桁1,1に固定されている。すなわち、各踏板嵌合溝2は、その下側の溝側面が後下がりに傾斜していて、溝幅が後側に向かって大きくなっており、踏板嵌合溝2に踏板5を嵌め込んだときに、その踏板5の下面後端部と踏板嵌合溝部2の下側溝側面との間に隙間を生じさせ、その隙間にクサビを打ち込むことで踏板5を固定するようにしている。
また、左右の側桁1,1の対応する蹴込板嵌合溝3,3に各蹴込板10の左右端部が嵌合され、その蹴込板10の上端部は、上側の踏板基材6下面の嵌合溝6aに嵌合され、下端部は下側の踏板5の後端部に固定されている。
図6に示すように、上記各踏板5の前端部(段鼻部)には、階段Sを昇降する人が踏板5上で滑らないようにするための本発明の実施形態に係る段鼻部材12が取付固定されており、この段鼻部材12よりも後側(奥側)の範囲の踏板基材6上面、すなわち踏板基材6上面の前端部を除く領域に上記表面材7が貼着されている。
上記段鼻部材12は、図1に示すように、踏板5における踏板基材6の上面前端部に固定されるベース部13と、このベース部13に取り外し可能に組み付けられるカバー部25とを備えている。ベース部13は、例えばPVC樹脂の他、ABS、PP、PS等の硬質樹脂の押出成形材からなっている。
上記ベース部13は、図2及び図3にも示すように、下面が踏板基材6の上面前端部に固定される平板状のもので、このベース部13の上面には、その幅方向の一端側である後端部(図2で右端部)にベース部13の長さ方向に延びる第1凹溝部15が、また幅方向の略中央にベース部13の長さ方向に延びる第2凹溝部16が、さらに幅方向の他端側である前端部(図2で左端部)にベース部13の長さ方向に延びる第3凹溝部17がそれぞれベース部13の長さ方向の全体に亘ってベース部13の幅方向に前後に並ぶように互いに平行に形成されている。第1凹溝部15の開口部の前後両側には、それぞれ開口部中央に向かって突出する板状の突出部19,19が第1凹溝部15の長さ方向全体に亘って一体に形成されており、この開口部で両突出部19,19が突出していることで、第1凹溝部15は、その開口部の溝幅が溝深さ方向の中間部よりも狭くなっていて中拡がりの溝に形成されている。
また、第2凹溝部16の開口部の前後両側にも、それぞれ開口部中央に向かって突出する板状の突出部19,19が第2凹溝部16の長さ方向全体に亘って一体に形成されており、この開口部での両突出部19,19の突出により、第2凹溝部16も、開口部の溝幅が溝深さ方向の中間部よりも狭くなっていて中拡がりの溝に形成されている。尚、第3凹溝部17の開口部両側にも、それぞれ開口部中央に向かって突出する板状の突出部19,19が第3凹溝部17の長さ方向全体に亘って一体に形成されており、この開口部での両突出部19,19の突出により、第3凹溝部17も、開口部の溝幅が溝深さ方向の中間部よりも狭くなっていて中拡がりの溝に形成されている。そして、両側の第1及び第3凹溝部15,17と中央の第2凹溝部16との間で異なる部分は開口部を含んだ溝幅だけで他の部分は同じであり、前後に位置する第1及び第3溝部15,17は溝幅が互いに同じであり、前後中央の第2凹溝部16の溝幅は第1及び第3凹溝部15,17よりも大きくなっている。尚、第3凹溝部17は、カバー部25の組み付けには関与しない。
さらに、ベース部13の下面前端部には、下方に延びる厚さの薄い位置決め片20がベース部13の長さ方向の全体に亘り一体に突設され、この位置決め片20の前面はベース部13の前端面と面一となっている。また、第2凹溝部16の底部において溝幅方向の中央部には、ステープルやビスを貫通させる位置を表すための凹部21がベース部13の長さ方向の全体に亘り形成されている。
これに対し、上記カバー部25も樹脂の押出成形材からなっているが、このカバー部25は例えばPVC樹脂の他、TPE(例えばTPO、TPU)等の軟質樹脂からなる。この軟質樹脂製のカバー部25は、例えばPVC基材であってアニール処理が施されており、温度による伸縮を抑えるため、押し出し成形後に加熱処理を加えて強制的に収縮させている。軟質樹脂製のカバー部25は、押出成形の原料としての軟質材料に100度未満の硬度のものが好適に使用され、例えば85度のものが使用されている。
図4及び図5に示すように、カバー部25は、下面(ベース部13との対向面)において上記ベース部13の上面に取り外し可能に組み付けられる平板状の装着部26と、この装着部26の前端部(幅方向の一端)に連続して一体に形成され、装着部26と直交する方向の下方に延びる平板状の前面部27とを有し、この前面部27と装着部26とによりカバー部25は断面略L字状とされている。そして、前面部27裏面の上下中間部には両面テープTが貼着されるようになっており、図6に示すように、段鼻部材12が階段Sの踏板5に取り付けられ、そのベース部13が踏板5上面の前端部に固定され、ベース部13にカバー部25が後述の凸条部33,35の凹溝部15,16との嵌合によって組み付けられた組み付け状態では、カバー部25の前面部27が踏板5の踏板基材6前端面を覆い、その状態で前面部27が踏板基材6前端面に両面テープTにより固定されるようになっている。
上記前面部27の下端部には、後側に向かって延びる係止部28が一体に形成されている。この係止部28は、段鼻部材12が踏板5に取り付けられていないフリー状態では後側に向かって上側に向かうように後上がりに傾斜しており、図6に示すように、段鼻部材12が踏板5に取り付けられ、カバー部25の前面部27が踏板5の踏板基材6前端面を覆うと、その下端部の係止部28が弾性によって踏板基材6の下面に圧接して係止されるようになっている。
また、前面部27後面(裏面)の上部には、ベース部13の前端部とそれから下方に延びる上記位置決め片20とを収容するための凹陥部29が形成されており、この凹陥部29の深さは、凹陥部29にベース部13の前端部と位置決め片20とが収容された状態で位置決め片20の後面が凹陥部29以外の前面部27の後面と面一になるように設定されており、踏板基材6に固定されたベース部13にカバー部25を組み付けたときに、カバー部25の前面部27後面と踏板基材6の前端面との間に、上記両面テープTの接着が阻害される程度の大きな隙間が生じないようにしている。
さらに、上記装着部26の上面には、その長さ方向に互いに平行に延びる複数(図示例では3つ)の滑り止め用凹溝30,30,…が幅方向に前後に並んで形成されている。装着部26の幅方向の他端である後端部(図4で右端部)には、先端に向かって厚さが薄くなる被覆部31が装着部26の長さ方向の全体に亘り一体に形成されている。この被覆部31は、段鼻部材12が踏板5に取り付けられていないフリー状態では先端部が下方に向かって湾曲しており、図6に示すように、段鼻部材12が踏板5に取り付けられると、弾性により先端部が踏板5の表面材7上面に圧接して該前部を覆うようになっている。
上記装着部26の下面には、前面部27と反対側の後端部に、カバー部25(装着部26)の長さ方向に延びる被係合部としての1枚の板状の第1凸条部33が、また幅方向略中央部に、カバー部25(装着部26)の長さ方向に延びる被係合部としての1つの第2凸条部35がそれぞれ下方に向かって突出するように一体に形成されており、これら凸条部33,35は、装着部26の長さ方向の全体に亘ってカバー部25の幅方向に前後に並ぶように設けられている。すなわち、第1凸条部33は第2凸条部35よりも後側に配置されている。
上記第1凸条部33は先端側部の断面が先細りテーパ形状のもので、その前後方向(図1及び図4で左右方向)の寸法である厚さは上記ベース部13の第1凹溝部15の開口部の溝幅よりも小さく、かつ下方への突出高さは第1凹溝部15の溝深さよりも小さく設定されており、第1凸条部33をベース部13の第1凹溝部15の内部にその開口部から嵌合可能となるように構成されている。
また、第1凸条部33の先端部には抜け止め部34が一体に形成されている。この抜け止め部34は、第1凸条部33の先端部に一体化された断面く字状のもので、抜け止め部34により第1凸条部33全体の断面形状が矢印状をなしている。抜け止め部34での第1凸条部33の厚さは第1凹溝部15の開口部の溝幅よりも大きく設定されており、第1凸条部33を第1凹溝部15に嵌合したときに、抜け止め部34が、その抜け止め部34での第1凸条部33の厚さが小さくなるように変形しながら第1凹溝部15の開口部を潜ってその内部に嵌合され、その嵌合状態で抜け止め部34が第1凹溝部15の開口部両側の突出部19,19に引っ掛かることにより、第1凸条部33が第1凹溝部15から抜け出るのを阻止するようにしている。
一方、第2凸条部35は第1凸条部33とは異なり、第1凸条部33の厚さ(前後方向の寸法)よりも厚くかつ第1凸条部33の突出高さよりも低い断面矩形の角材状のもので、第1凸条部33に比べて大きな断面積及び低い突出高さを有する。第2凸条部35の厚さは上記ベース部13の第2凹溝部16の開口部の溝幅よりも小さく、かつ突出高さは第2凹溝部16の溝深さよりも小さく設定されていて、第2凸条部35をベース部13の第2凹溝部16の内部にその開口部から嵌合することが可能となっている。そして、この第2凸条部35を第2凹溝部16に嵌合したときに、第2凸条部35の厚さ方向の両側面と第2凹溝部16の開口部両側縁の突出部19,19との間にそれぞれ隙間が空けられ、例えば第2凸条部35の厚さ方向の前側面と第2凹溝部16の開口部前側縁との間の隙間(図1で左側の隙間)が、第2凸条部35の厚さ方向の後側面と第2凹溝部16の開口部後側縁との間の隙間(同右側の隙間)よりも大きくなるように構成されている。
尚、図1及び図4において、37はカバー部25の装着部26、前面部27、被覆部31及び係止部28の外表面の全面に亘り一体に形成された化粧被覆層で、この化粧被覆層37はカバー部25の押出成形の際にそれと一体に押し出されて形成される。
以上の構造により、本実施形態では、ベース部13上面の第1及び第2凹溝部15,16がいずれも係合部を、またカバー部25における装着部26下面の第1及び第2凸条部33,35が当該係合部に係合可能な被係合部をそれぞれ構成しており、カバー部25の第1及び第2凸条部33,35がそれぞれベース部13の第1及び第2凹溝部15,16に嵌合すること(被係合部の係合部との係合)によってカバー部25がベース部13に取り外し可能に組み付けられるようになっている。
次に、上記段鼻部材12を施工する方法について説明する。この段鼻部材12の施工に先だって階段Sの各踏板5及び各蹴込板10を側桁1,1に施工する。これらの施工については、まず、左右の側桁1,1の各々の対向面に、踏板5が嵌め込まれる複数の踏板嵌合溝2,2,…と、複数の蹴込板嵌合溝3,3,…とを形成しておき、それらの側桁1,1を互いに高さを合わせて下地壁面Wに固定する。次に、その左右の側桁1,1の各踏板嵌合溝2,2に各踏板5の踏板基材6の左右端部を嵌め込み、その踏板基材6と踏板嵌合溝2の下側溝側面との間の隙間にクサビを打ち込んで踏板基材6を固定する。また、この踏板基材6の側桁1への固定と並行して、上下の踏板基材6,6間に蹴込板10を固定し、その蹴込板10の左右端部を側桁1,1の各蹴込板嵌合溝3,3に、また上端部を上側の踏板基材6の嵌合溝6aにそれぞれ嵌め込み、蹴込板10の下端部は下側の踏板基材6の後端部に固定する。そして、このようにして複数の踏板基材6,6,…及び蹴込板10,10,…を側桁1,1に対し固定した後、各踏板基材6の上面に接着剤を塗布し、その踏板基材6上面に前端部を空けて表面材7を貼り付ける。
その後、各踏板5に段鼻部材12を施工する。具体的には、まず、踏板5における踏板基材6上面の前端部に段鼻部材12のベース部13を載置し、このベース部13を踏板基材6上面に両面テープTにより固定する。このとき、ベース部13下面の前端部の位置決め片20を踏板基材6の前端面に引っ掛かるように当接させて、ベース部13を踏板基材6に位置決めする。このことにより、その位置決めを容易に行うことができる。また、ステープルやビス等の固定具(図示せず)を併用してベース部13を踏板基材6上面に固定してもよい。このベース部13の第2凹溝部16の溝幅は他の第1及び第3凹溝部15,17よりも広いので、固定具は第2凹溝部16の底部を貫通させて固定するのが好ましく、その底部に形成されている凹部21で貫通させればよい。
こうしてベース部13が踏板5に固定されると、そのベース部13にカバー部25を装着部26にて組み付ける。具体的には、装着部26下面の第1凸条部33をベース部13上面の第1凹溝部15に、また装着部26下面の第2凸条部35をベース部13上面の第2凹溝部16にそれぞれ嵌合する(カバー部25の被係合部がベース部13の係合部に係合される)。また、カバー部25における前面部27の凹陥部29内にベース部13の前端部と位置決め片20とを収容させながら、その前面部27を踏板5の踏板基材6前端面に両面テープTにより固定する。このことでベース部13にカバー部25が組み付けられる。
この組付状態では、カバー部25の前面部27が踏板5の踏板基材6前端面を覆い、その下端部の係止部28が弾性によって踏板基材6下面に圧接して係止される。そのため、前面部27は下端の係止部28で踏板基材6に係止保持された状態となり、両面テープTによる固定構造と相俟って、その前面部27が踏板基材6前端面を覆った状態を安定して保つことができる。
また、カバー部25の装着部26後端に被覆部31が設けられているので、カバー部25のベース部13への組付状態では、被覆部31が弾性によって踏板5上面の表面材7前部に圧接してその表面材7前部を覆うようになる。
このように、段鼻部材12を施工する際、ベース部13を踏板5の踏板基材6上面に両面テープTにより貼着した後、カバー部25の第1及び第2凸条部33,35(被係合部)をそれぞれベース部13の第1及び第2凹溝部15,16(係合部)に嵌合してカバー部25をベース部13に組み付け、カバー部25の前面部27を踏板基材6の前端面に両面テープTにより貼着するので、両凸条部33,35及び両凹溝部15,16の嵌合と両面テープT,Tによる貼着とが併用されて段鼻部材12が施工されることとなり、その施工性が向上し、また段鼻部材12を踏板5に確実に固定することができる。
施工された階段Sに対し、そのリフォームのために踏板5の表面材7の交換が必要となった場合には、踏板基材6は側桁1の踏板嵌合溝2に嵌合したままで、その踏板基材6から古い表面材7を剥がし、その後、新しい表面材7を元の踏板基材6の上面に貼着すればよい。
また、同様に段鼻部材12の交換が必要となった場合には、そのベース部13は踏板5の踏板基材6に固定したままで、カバー部25の装着部26下面の第1及び第2凸条部33,35をそれぞれベース部13の第1及び第2凹溝部15,16から抜き出し、かつ前面部27後面と踏板基材6前端面との間の両面テープT,Tを剥がすことで、カバー部25をベース部13から取り外し、その後、新しいカバー部25を元のベース部13に組み付ければよい。そのとき、カバー部25が軟質樹脂製であるので、そのベース部13からの取り外しを容易に行うことができる。
この実施形態では、段鼻部材12のカバー部25における装着部26下面の第1凸条部33に抜け止め部34が設けられ、第2凸条部35は、第1凸条部33に比べて大きな断面積及び低い突出高さを有することから、以下のような作用効果が得られる。
すなわち、仮に、第1及び第2の2つの凸条部33,35が互いに同じ形状である場合、軟質樹脂の特性によってカバー部25に多少の捻れがあると、カバー部25の装着部26をベース部13に組み付ける際に、第1及び第2の2つの凸条部33,35がそれぞれベース部13の第1及び第2凹溝部15,16に対し位置ずれして同時にスムーズに嵌合し難くなる可能性がある。これに対し、本実施形態のように、第2凸条部35の断面積が第1凸条部33に比べ大きく、その高さも第1凸条部33よりも低いので、2つの凸条部33,35が多少位置ずれしていても、第2凸条部35が優先的に第2凹溝部16に嵌合し易くなる。そして、この第2凸条部35が第2凹溝部16に嵌合することで、ベース部13に対するカバー部25の位置決めが行われ、この位置決めにより、断面積が小さくて高さの高い第1凸条部33も第1凹溝部15に対して容易に嵌合されるようになる。この第1凸条部33は、第2凸条部35に比べて細くかつ大きく突出しているので、第1凹溝部15に嵌合しさえすれば第2凸条部35よりも抜け難くなる。しかも、この第1凸条部33の先端部には抜け止め部34が設けられているので、この抜け止め部34により第1凸条部33が第1凹溝部15から抜け出るのは阻止される。これらによって軟質樹脂のカバー部25の装着部26を確実にかつスムーズにベース部13に組み付けることができる。
さらに、カバー部25の装着部26下面の第1凸条部33は第2凸条部35よりも後側に配置されているので、カバー部25をより一層確実にかつスムーズにベース部13に組み付けることができる。
そして、第2凸条部35の前後方向の厚さは第1凸条部33の厚さよりも厚いので、万一、第1凸条部33先端の抜け止め部34が強い衝撃の作用によって破断したり、経年変化等によって破損したりして、第1凸条部33の第1凹溝部15に対する係止効果が低下したとしても、厚さの厚い第2凸条部35を第2凹溝部16内に嵌合保持して係止効果を保つことができ、カバー部25がベース部13から簡単に脱落することはない。
また、段鼻部材12の施工時に、そのカバー部25を踏板5の長さ(階段Sの幅)や形状等に応じて切断する必要が生じたときには、その軟質樹脂製のカバー部25を切断すればよく、カバー部25を変形させて切断することが可能となるために、その切断は硬質樹脂を切断する場合に比べて容易になり、その結果、段鼻部材12や階段Sの施工性を高めることができる。
また、こうしてカバー部25の切断が容易になることで、所望の寸法に正確に切断できるようになり、カバー部25の寸法誤差による段鼻部材12と側桁1,1や壁等との間に隙間が生じ難くなり、階段Sの施工外観を美麗にしてその見映えを向上させることができる。
また、仮にベース部13に組み付けられるカバー部25が硬質樹脂製である場合、そのカバー部25の第1及び第2凸条部33,35(被係合部)も硬質樹脂となるが、この硬質樹脂製の凸条部33,35は、運搬時等で他のものとぶつかったり、或いは施工時にベース部13の硬質樹脂製の凹溝部15,16にずれた状態で係合されたりすると破損する虞れがある。しかし、本実施形態のように軟質樹脂製のカバー部25では、そのような破損を有効に防止することができる。
また、段鼻部材12のカバー部25は、ベース部13の上面に取り外し可能に組み付けられる装着部26と、この装着部26の前端部に一体に連続する前面部27とを有する断面略L字状とされているので、カバー部25のベース部13への組み付け状態では、この前面部27により踏板5の踏板基材6前端面を覆うことができ、階段Sの外観を優れたものにすることができる。
また、カバー部25は、装着部26の後端部に連続する被覆部31を有するので、カバー部25のベース部13への組み付け状態で踏板5上面の表面材7前部が被覆部31により覆われることとなり、階段Sの外観を優れたものにすることができる。
また、この実施形態においては、段鼻部材12のカバー部25が軟質樹脂であるので、階段Sの昇降時の段鼻部材12に対する足触りが硬質樹脂製のものに比べてソフトになる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、段鼻部材12におけるカバー部25の装着部26下面に2つの凸条部33,35を、またベース部13上面に両凸条部33,35が嵌合する2つの凹溝部15,16をそれぞれ設けているが、凸条部及び該凸条部が嵌合する凹溝部の数は1つ又は3つ以上であってもよい。
また、上記実施形態では、カバー部25の装着部26下面に凸条部33,35(被係合部)を、またベース部13上面に凹溝部15,16(係合部)をそれぞれ設けているが、凸条部33,35及び凹溝部15,16を設ける部材を逆にし、ベース部13上面に凸条部33,35を、またカバー部25の装着部26下面に凹溝部15,16をそれぞれ設けるようにしてもよい。しかし、その場合、段鼻部材12の施工中に、カバー部25が組み付けられる前の硬質部材のベース部13が踏板5の踏板基材6に固定されたままになる状態が放置されたときに、そのベース部13上面の凸条部33,35が他のものに当たって破損する虞れがあること、軟質樹脂製の凸条部33,35を硬質樹脂製の凹溝部15,16に嵌合する方が逆の場合に比べて施工し易いこと等の理由により、上記実施形態のように構成するのが好ましい。
さらに、上記実施形態では、カバー部25は装着部26と前面部27とで構成されているが、装着部26のみからなるものであってもよい。
また、上記実施形態では、段鼻部材12を直階段をなす階段Sの踏板5に取り付けているが、本発明に係る段鼻部材12は、廻り階段の踏板にも取り付けることができるのは勿論である。
本発明は、カバー部の切断が硬質樹脂に比べ容易になって段鼻部材施工性を高めることができ、階段の施工外観を美麗にしてその見映えを向上させることができるので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
S 階段
T 両面テープ
1 側桁
5 踏板
6 踏板基材
7 表面材
12 段鼻部材
13 ベース部
15 第1凹溝部(係合部)
16 第2凹溝部(係合部)
20 位置決め片
25 カバー部
26 装着部
27 前面部
31 被覆部
33 第1凸条部
34 抜け止め部
35 第2凸条部

Claims (6)

  1. 階段の踏板前端部に取付固定される段鼻部材であって、
    上記踏板の上面前端部に固定され、係合部を有するベース部と、
    上記係合部に係合可能な被係合部を有し、該被係合部の係合部との係合によって上記ベース部の上面に取り外し可能に組み付けられるカバー部とを備え、
    上記ベース部が硬質樹脂からなる一方、カバー部は軟質樹脂からなることを特徴とする段鼻部材。
  2. 請求項1において、
    ベース部の上面には、係合部としてベース部の長さ方向に延びる少なくとも第1及び第2の2つの凹溝部がベース部の幅方向に前後に並んで形成されている一方、
    カバー部のベース部との対向面には、被係合部としてカバー部の長さ方向に延びる少なくとも第1及び第2の2つの凸条部がカバー部の幅方向に前後に並んで形成されていて、
    上記第1及び第2凸条部がそれぞれ第1及び第2凹溝部に嵌合することによってカバー部がベース部に組み付けられるようになっており、
    上記第1凸条部には、該第1凸条部が第1凹溝部に嵌合されたときに該第1凹溝部から抜け出るのを阻止する抜け止め部が設けられ、
    上記第2凸条部は、上記第1凸条部に比べて大きな断面積及び低い突出高さを有することを特徴とする段鼻部材。
  3. 請求項2において、
    第1凸条部は第2凸条部よりも後側に配置されていることを特徴とする段鼻部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    カバー部は、ベース部の上面に取り外し可能に組み付けられる装着部と、該装着部の前端部に一体に連続し、カバー部のベース部への組み付け状態で踏板の前端面を覆う前面部とを有する断面略L字状とされていることを特徴とする段鼻部材。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、
    カバー部は、装着部の後端部に連続しかつカバー部のベース部への組み付け状態で踏板上面の前部を覆う被覆部を有することを特徴とする段鼻部材。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つの段鼻部材を施工する方法であって、
    ベース部を踏板の上面に少なくとも両面テープによる貼着により固定した後、カバー部の被係合部をベース部の係合部に係合してカバー部をベース部に組み付けることを特徴とする段鼻部材の施工方法。
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