JP2019173411A - 段板構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性に優れ、段鼻化粧材の交換が容易な段板構造を提供する。【解決手段】枠体111及び当該枠体111の内部に中実に形成された段板本体112を有する段板110と、段板110に取り付けられた前側受材120と、前側受材120と嵌合することで当該前側受材120に取り付けられ、段板110の段鼻側の端部を被覆する段鼻化粧材150と、を具備し、段鼻化粧材150は、段板110と前側受材120との取付部分、及び前側受材120と当該段鼻化粧材150との嵌合部分を被覆するように設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、階段の段板構造の技術に関する。
従来、階段の段板構造の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、鋼製段板と、固着具により鋼製段板に固定された化粧段板と、接着剤により化粧段板に固定された段鼻化粧材とを具備する段板構造が記載されている。当該段鼻化粧材は、化粧段板を固定するための固着具を覆うように設けられている。このため、固着具が表面に露出せず、意匠性に優れたものとすることができる。
特開平6−240833号公報
しかしながら、特許文献1に記載の段板構造は、接着剤で段鼻化粧材を段板に固定しているため、段鼻化粧材の交換が容易でないという問題があった。また、段鼻化粧材は傷ついても容易に交換できないため、段鼻化粧材の長年の使用により意匠性が低下するという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、意匠性に優れ、段鼻化粧材の交換が容易な段板構造を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、枠体及び当該枠体の内部に中実に形成された段板本体を有する段板と、前記段板に取り付けられた取付部材と、前記取付部材と嵌合することで当該取付部材に取り付けられ、前記段板の段鼻側の端部を被覆する段鼻化粧材と、を具備し、前記段鼻化粧材は、前記段板と前記取付部材との取付部分、及び前記取付部材と当該段鼻化粧材との嵌合部分を被覆するように設けられているものである。
前記段鼻化粧材は、前記取付部材を介することなく前記段板とねじ締結されているものであってもよい。
このような構成により、段鼻化粧材を段板により強固に取り付けることができる。
前記段鼻化粧材は、前記段板の段鼻側の端部の上面を被覆する上面部を具備すると共に、前記上面部において前記段板とねじ締結されており、前記段板構造は、前記段板の上面に設けられ、前記段板と前記段鼻化粧材とのねじ締結部分を被覆する上面化粧材を具備するものであってもよい。
このような構成により、段板と段鼻化粧材とのねじ締結部分を視認できないようにすることができるため、意匠性に優れたものとすることができる。
前記上面化粧材は、前記段鼻化粧材の前記上面部と嵌合することで当該上面部に取り付けられているものであってもよい。
このような構成により、段鼻化粧材から上面化粧材が浮き上がるのを防止することができると共に、嵌合を解除することで、段鼻化粧材から上面化粧材を容易に剥がすことができる。このため、段板と段鼻化粧材とのねじ締結部分を露出させることができ、ひいては、段板から段鼻化粧材を容易に取り外すことができる。
前記取付部材は、前記段板の底面及び段鼻側の端面に沿うように形成されているものであってもよい。
このような構成により、取付部材の位置決め及び取付けを容易に行うことができる。
前記段板の底面に設けられた底面化粧材を具備するものであってもよい。
このような構成により、段板の底面を意匠性に優れたものとすることができる。
前記段鼻化粧材は、アルミニウム製であってもよい。
このような構成により、段鼻化粧材を軽量化することができ、ひいては施工性を向上させることができる。
屋外階段に使用されるものであってもよい。
このような構成により、段鼻化粧材の交換が容易であるので、段鼻化粧材が傷つき易い屋外で使用する場合であっても、優れた意匠性を保つことができる。
意匠性に優れ、段鼻化粧材の交換が容易な段板構造とすることができる。
本発明の一実施形態に係る段板構造が使用される屋外階段の斜視図。 本発明の一実施形態に係る段板構造の側面断面図。 本発明の一実施形態に係る段板構造の一部の側面断面図。 段板本体の材料を枠体に充填した様子を示した側面断面図。 底面化粧材を取り付ける様子を示した側面断面図。 段鼻化粧材を取り付ける様子を示した側面断面図。 上面化粧材を取り付ける様子を示した側面断面図。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る段板構造100が使用される屋外階段1の構成について説明する。
屋外階段1は、賃貸住宅等の住宅の共用部分に設けられるものである。屋外階段1は、主として、側板10、段板構造100及び蹴込板20を具備する。
側板10は、屋外階段1の左右側面部を構成するものであり、例えばささら桁である。側板10は、板状に形成され、板面を左右方向に向けた状態で屋外階段1の左右端部に設けられる。図1においては、左右の側板10のうち右側の側板10のみ図示している。
段板構造100は、屋外階段1を上り下りする際に屋外階段1の利用者が足を乗せる(踏む)部分である。段板構造100は、左右の側板10の間に亘るように設けられ、当該左右の側板10によって支持される。段板構造100は、屋外階段1の進行方向に並ぶように(後方に向かうにつれて上方に位置するように)複数設けられる。段板構造100の詳細については後述する。
蹴込板20は、隣り合う上下の段板構造100の隙間を隠す等の目的で設けられるものである。蹴込板20は、矩形板状に形成され、板面を前後方向に、かつ長手方向を左右方向に向けた状態で、段板構造100の後端部に設けられる。蹴込板20は、段板構造100の後端部から上方に立ち上がるように設けられる。
次に、図2及び図3等を用いて、本発明の一実施形態に係る段板構造100の構成について説明する。
段板構造100は、長手方向を左右方向に向けた略直方体状に形成される。段板構造100は、段板110、前側受材120、底側受材130、底面化粧材140、段鼻化粧材150及び上面化粧材160を具備する。
段板110は、段板構造100の主たる構造体を構成するものである。段板110は、枠体111及び段板本体112を具備する。
枠体111は、段板110の外郭を構成するものである。枠体111は、上方が開放された中空の略直方体状に形成される。枠体111は、長手方向を左右方向に向けて設けられる。枠体111は、鉄等の金属材料により形成される。
段板本体112は、枠体111の内部に中実に形成された部分(段板110の中実部を構成する)ものである。段板本体112は、コンクリートを枠体111の内部に充填することにより形成される。
前側受材120は、後述する段鼻化粧材150を取り付けるためのものである。前側受材120は、正面視略矩形状に形成される。前側受材120は、長手方向を左右方向に向けて、段板110(枠体111)の前側面にねじ等によって取り付けられる。前側受材120には、被嵌合穴121が形成される。
図3に示す被嵌合穴121は、後述する段鼻化粧材150が嵌合する部分である。被嵌合穴121は、前側受材120の前面に(前側受材120の前面が開口するように)凹状に形成される。被嵌合穴121は、前側受材120の左右側面が開口するように形成されていてもよく、前側受材120の左右中途部に形成されていてもよい。被嵌合穴121は、上下に間隔をおいて、一対形成される。以下では、上側の被嵌合穴121を被嵌合穴121aと称し、下側の被嵌合穴121を被嵌合穴121bと称する。
図3及び図4等に示す被嵌合穴121aは、後方に向かうにつれて上方に(斜め方向に)延びるように形成される。また、被嵌合穴121aは、その後端部(前側受材120の前後中途部)において上方に屈曲するように形成される。これにより、被嵌合穴121aの入口部分(前端部)には、上面から下方に(被嵌合穴121aの内部に)突出する爪部122aが形成される。
図3及び図4等に示す被嵌合穴121bは、後方に向かうにつれて下方に(斜め方向に)延びるように形成される。また、被嵌合穴121bは、その後端部(前側受材120の前後中途部)において下方に屈曲するように形成される。これにより、被嵌合穴121bの入口部分(前端部)には、下面から上方に(被嵌合穴121bの内部に)突出する爪部122bが形成される。
底側受材130は、後述する底面化粧材140を取り付けるためのものである。底側受材130は、底面化粧材140を固定可能な適宜の形状に形成される。底側受材130は、ねじ等により、段板110(枠体111)の前端部の底面に取り付けられる。
このような前側受材120及び底側受材130は、右側面視略L字状となるように、溶接等により一体的に形成されていてもよい。また、前側受材120及び底側受材130は、別体物を一体的に形成するものでなく、そもそも一体物として形成されていてもよい。
底面化粧材140は、段板構造100の底部の意匠性(見栄え)を向上させるためのものである。底面化粧材140は、底面視矩形板状に形成される。底面化粧材140は、アルミニウム製に形成される。底面化粧材140は、板面を上下方向に向けた状態で段板110(枠体111)の底面(下面)側に設けられる。底面化粧材140の前部は、嵌合等適宜の方法により底側受材130に固定される。底面化粧材140の後部は、ねじ等の適宜の方法により段板110に固定される。
段鼻化粧材150は、段板110の段鼻側(前側)の端部を被覆するものである。段鼻化粧材150は、右側面視においてL字を180度回転させたような形状(側面視逆L字状)に形成される。段鼻化粧材150は、アルミニウム製に形成される。段鼻化粧材150は、正面部151及び上面部153を具備する。
図3に示す正面部151は、側面視逆L字状の段鼻化粧材150のうち、前部を構成する部分(側面視において上下方向に延びる部分)である。正面部151は、正面視矩形状に形成される。正面部151の後面は、前側受材120の前面と当接するように設けられる。正面部151には、嵌合部152が形成される。
嵌合部152は、前側受材120と嵌合する部分である。嵌合部152は、正面部151から後方に突出するように形成される。嵌合部152は、前側受材120の被嵌合穴121と対応する位置に、上下に間隔をおいて一対形成される。以下では、上側の嵌合部152を嵌合部152aと称し、下側の嵌合部152を嵌合部152bと称する。
図3及び図6等に示す嵌合部152aは、前側受材120の被嵌合穴121aと嵌合可能な形状に形成される。具体的には、嵌合部152aは、被嵌合穴121aに挿入可能に形成されるとともに、爪部122aに係合可能に形成される。
図3及び図6等に示す嵌合部152bは、前側受材120の被嵌合穴121bと嵌合可能な形状に形成される。具体的には、嵌合部152bは、被嵌合穴121bに挿入可能に形成されるとともに、爪部122bに係合可能に形成される。
図3に示す上面部153は、側面視逆L字状の段鼻化粧材150のうち、上部を構成する部分(側面視において前後方向に延びる部分)である。上面部153は、正面部151の上端部から後方に延びるように形成される。上面部153は、段板110(枠体111)の前側(段鼻側)の端部の上面に載置され、当該上面を被覆するように設けられている。上面部153には、被嵌合穴154が形成される。
図3及び図6等に示す被嵌合穴154は、後述する上面化粧材160が嵌合する部分である。被嵌合穴154は、段鼻化粧材150の上面に(上面が開口するように)凹状に形成される。被嵌合穴154は、側面視略円状に形成される。被嵌合穴154は、前後に間隔をおいて一対形成される。
このように形成された段鼻化粧材150は、段板110の段鼻側(前側)の端部を覆うとともに、段鼻化粧材150(正面部151)の前面が外部に露出するように設けられる(図1参照)。これにより、段板構造100ひいては屋外階段1の意匠性を向上させることができる。さらに、段鼻化粧材150は、段板110と前側受材120との取付部分、及び前側受材120と段鼻化粧材150との嵌合部分(被嵌合穴121及び嵌合部152)を、全体的に被覆するように設けられている。これにより、段板110と前側受材120との取付部分、及び前側受材120と段鼻化粧材150との嵌合部分(被嵌合穴121及び嵌合部152)を、外部から視認できないようにすることができる。よって、段板構造100ひいては屋外階段1の意匠性をさらに向上させることができる。
上面化粧材160は、段板構造100の上部の意匠性(見栄え)を向上させるためのものである。上面化粧材160は、平面視矩形板状に形成され、板面を上下方向に向けた状態で段板110の上面側に設けられる。上面化粧材160は、可撓性材料により形成され、例えばゴム製に形成される。これにより、屋外階段1の利用者がすべり難いようにすることができる。上面化粧材160には、嵌合部161が形成される。
図3及び図7等に示す嵌合部161は、段鼻化粧材150の被嵌合穴154と嵌合する部分である。嵌合部161は、上面化粧材160から下方に突出するように形成される。嵌合部161は、前後に間隔をおいて、被嵌合穴154と対応する位置に一対形成される。嵌合部161は、被嵌合穴154と概ね同じ形状に形成されることで、被嵌合穴154と嵌合可能に形成される。
このように形成された上面化粧材160において、上面化粧材160のうち段鼻化粧材150の上面部153と対向する部分以外の部分(前端部を除く部分)は、接着剤162により段板110と固定されている(図7参照)。また、嵌合部161が段鼻化粧材150の被嵌合穴154と嵌合することで、接着剤162によって接着されていない上面化粧材160の前部の浮き上がりを防止している。
次に、図4から図7を用いて、本発明の一実施形態に係る段板構造100の製造方法について説明する。
まず、図4に示すように、枠体111の内部に、コンクリートを充填する。そして、充填したコンクリートの上面を平らにして段板本体112を成形することで、段板110を形成する。
次いで、前側受材120及び底側受材130をねじ等により枠体111に固定する。このとき、前側受材120が枠体111の前面に当接するように、かつ、底側受材130が枠体111の底面に当接するように設けられる。前側受材120及び底側受材130は一体的に、かつ、右側面視略L字状に形成されているため、段板110の前側(段鼻側)及び底面の端面に沿わせた状態で位置決めすることができる。このため、前側受材120及び底側受材130の位置決め及び取付けを容易に行うことができる。
次に、図5に示すように、底面化粧材140を段板110の底面側に固定する。底面化粧材140の前部は、底側受材130に嵌合させる等の適宜の方法で当該底側受材130に固定する。底面化粧材140の後部は、ねじ等の適宜の方法で枠体111の後部に固定する。
次に、図6に示すように、段鼻化粧材150を段板110及び前側受材120に固定する。具体的には、段鼻化粧材150の上面部153を段板110(枠体111)の前側(段鼻側)の端部の上面に載置し、段鼻化粧材150の嵌合部152を前側受材120の被嵌合穴121に嵌合させる。具体的には、嵌合部152aを被嵌合穴121aに挿入して爪部122aに係合させる(被嵌合穴121aに嵌合させる)。これと同時に、嵌合部152bを被嵌合穴121bに挿入して爪部122bに係合させる(被嵌合穴121bに嵌合させる)。
次に、段鼻化粧材150の上面部153を、段板110にねじbで固定する。段鼻化粧材150の上面部153及び枠体111に形成された貫通孔に上方からねじbを通し、段板本体112にねじ込むことにより、上面部153を段板110に固定する。
このようにして、段鼻化粧材150の嵌合部152を前側受材120の被嵌合穴121に嵌合させるとともに、段鼻化粧材150の上面部153を段板110にねじ締結(ねじbで固定)することにより、段鼻化粧材150を段板110及び前側受材120に取り付けることができる。
このように、嵌合だけでなくねじ締結も併用することにより、段鼻化粧材150を強固に段板110に固定することができる。また、利用者の上り下りの際に荷重がかかり易い部分である上面部153を、ねじbによって段板110に直接(前側受材120を介することなく)締結しているため、段鼻化粧材150の取り付けの安定性を向上させることができる。
また、段鼻化粧材150は比較的軽量なアルミニウム製であるため、段板構造100の軽量化を図ることができる。また、段鼻化粧材150の取り付けの際の施工性を向上させることができる。
次に、蹴込板20を段板110(枠体111)の後端部に、適宜の方法で固定する。
次に、図7に示すように、上面化粧材160を、嵌合部161が形成された面を下方に向けた状態で、段板110等の上面に敷設する。これにより、段板構造100の上面の意匠性を向上させることができる。このとき、上面化粧材160のうち段鼻化粧材150の上面部153と対向する部分以外の部分(前端部を除く部分)は、接着剤162により段板110と固定する。そして、上面化粧材160の前部で段鼻化粧材150の上面部153を覆うとともに、上面化粧材160の嵌合部161を段鼻化粧材150の被嵌合穴154に嵌合させる。
これにより、上面化粧材160の前部の浮き上がりが防止される。さらに、上面化粧材160の前部で、段板110と段鼻化粧材150とのねじbによる締結部分が被覆されるため、当該締結部分を外部から視認できないようにすることができる。したがって、段板構造100ひいては屋外階段1の意匠性を向上させることができる。
以上のようにして、段板構造100を製造することができる。
このように製造される段板構造100は屋外階段1に使用されるため、利用者は靴を履いた状態で段板構造100に足を乗せることとなる。よって、屋内で使用される場合と比べて、段鼻化粧材150は傷つき易い状態で使用される。そこで、本実施形態に係る段板構造100は、上述のように構成されることにより、段鼻化粧材150を容易に交換可能に形成されている。以下、段鼻化粧材150の取り外し方法について説明する。
まず、上面化粧材160の前端部をめくるように上後方に引っ張ることで、嵌合部161と被嵌合穴154との嵌合を解除する。そうすることで、上面化粧材160の前部を段鼻化粧材150の上面部153から容易に剥がすことができる。これにより、段板110と段鼻化粧材150とのねじbによる締結部分を露出させることができる。このように、上面化粧材160の全体を接着剤162で固定せず、前端部を嵌合により固定しているため、ねじbを容易に取り外すことができる。
次に、段鼻化粧材150を押し上げて下側の嵌合部152bと爪部122bとの係合をはずすことで、嵌合部152bと被嵌合穴121bの嵌合を解除する。そして、段鼻化粧材150を下方にずらして上側の嵌合部152aと爪部122aとの係合をはずすことで、嵌合部152aと被嵌合穴121aの嵌合を解除する。
このようにして、段鼻化粧材150は、溶接等の固定手段ではなく、嵌合やねじ締結により前側受材120及び段板110に取り付けられているため、容易に取り外すことができる。このため、長年の使用等により段鼻化粧材150がさびたり傷ついた場合に、新しい段鼻化粧材150に容易に交換することができる。したがって、段鼻化粧材150の傷つきによる段板構造100ひいては屋外階段1の意匠性の低下を防止することができる。
以上の如く、本実施形態に係る段板構造100は、枠体111及び当該枠体111の内部に中実に形成された段板本体112を有する段板110と、前記段板110に取り付けられた前側受材120(取付部材)と、前記前側受材120と嵌合することで当該前側受材120に取り付けられ、前記段板110の段鼻側の端部を被覆する段鼻化粧材150と、を具備し、前記段鼻化粧材150は、前記段板110と前記前側受材120との取付部分、及び前記前側受材120と当該段鼻化粧材150との嵌合部分を被覆するように設けられているものである。
このように構成することにより、意匠性に優れ、段鼻化粧材150の交換が容易な段板構造100とすることができる。
また、前記段鼻化粧材150は、前記前側受材120を介することなく前記段板110とねじ締結されているものである。
このように構成することにより、段鼻化粧材150を段板110により強固に取り付けることができる。
また、前記段鼻化粧材150は、前記段板110の段鼻側の端部の上面を被覆する上面部153を具備すると共に、前記上面部153において前記段板110とねじ締結されており、前記段板構造100は、前記段板110の上面に設けられ、前記段板110と前記段鼻化粧材150とのねじ締結部分を被覆する上面化粧材160を具備するものである。
このように構成することにより、段板110と段鼻化粧材150とのねじ締結部分を視認できないようにすることができるため、意匠性に優れたものとすることができる。
また、前記上面化粧材160は、前記段鼻化粧材150の前記上面部153と嵌合することで当該上面部153に取り付けられているものである。
このように構成することにより、段鼻化粧材150から上面化粧材160が浮き上がるのを防止することができると共に、被嵌合穴154と嵌合部161との嵌合を解除することで、段鼻化粧材150から上面化粧材160を容易に剥がすことができる。このため、段板110と段鼻化粧材150とのねじ締結部分を露出させることができ、ひいては、段板110から段鼻化粧材150を容易に取り外すことができる。
また、前記前側受材120及び底側受材130は、前記段板110の底面及び段鼻側の端面に沿うように形成されているものである。
このように構成することにより、前側受材120及び底側受材130の位置決め及び取付けを容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る段板構造100は、前記段板110の底面に設けられた底面化粧材140を具備するものである。
このように構成することにより、段板110の底面を意匠性に優れたものとすることができる。
また、前記段鼻化粧材150は、アルミニウム製であるものである。
このように構成することにより、段鼻化粧材150を軽量化することができ、ひいては施工性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る段板構造100は、屋外階段1に使用されるものである。
このように構成することにより、段鼻化粧材150の交換が容易であるので、段鼻化粧材150が傷つき易い屋外で使用する場合であっても、優れた意匠性を保つことができる。
なお、本実施形態に係る前側受材120(及び底側受材130)は、取付部材の実施の一形態である。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、段鼻化粧材150は、段板110と前側受材120との取付部分、及び前側受材120と段鼻化粧材150との嵌合部分を全体的に被覆するものとしたが、これに限定されるものではなく、一部を被覆するものであってもよい。
また、本実施形態においては、段鼻化粧材150の上面部153は、段板110とねじ締結されるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば嵌合により固定されるものであってもよい。
また、本実施形態においては、段鼻化粧材150はアルミニウム製としたが、適宜の材料とすることができ、例えばステンレス製であってもよい。
また、本実施形態においては、上面化粧材160のうち段鼻化粧材150の上面部153と対向する部分以外の部分(前端部を除く部分)は、接着剤162により段板110と固定されているものとしたが、固定手段はこれに限定されるものではなく、例えば両面テープにより固定されていてもよい。
また、本実施形態においては、段鼻化粧材150は、屋外階段1に使用されるものとしたが、屋内階段に使用することもできる。
また、本実施形態においては、段鼻化粧材150(上面部153)と上面化粧材160とが嵌合する部分は、上面部153側が被嵌合穴154により凹状に形成され、上面化粧材160側が嵌合部161により凸状(突出するように)形成されるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記嵌合する部分は、上面部153側が凸状に形成され、上面化粧材160側が凹状に形成されるものであってもよく、又はこれらが組み合わされて形成されるものであってもよい。
1 屋外階段
100 段板構造
110 段板
111 枠体
112 段板本体
120 前側受材
130 底側受材
140 底面化粧材
150 段鼻化粧材
160 上面化粧材

Claims (8)

  1. 枠体及び当該枠体の内部に中実に形成された段板本体を有する段板と、
    前記段板に取り付けられた取付部材と、
    前記取付部材と嵌合することで当該取付部材に取り付けられ、前記段板の段鼻側の端部を被覆する段鼻化粧材と、
    を具備し、
    前記段鼻化粧材は、
    前記段板と前記取付部材との取付部分、及び前記取付部材と当該段鼻化粧材との嵌合部分を被覆するように設けられている、
    段板構造。
  2. 前記段鼻化粧材は、
    前記取付部材を介することなく前記段板とねじ締結されている、
    請求項1に記載の段板構造。
  3. 前記段鼻化粧材は、
    前記段板の段鼻側の端部の上面を被覆する上面部を具備すると共に、前記上面部において前記段板とねじ締結されており、
    前記段板構造は、
    前記段板の上面に設けられ、前記段板と前記段鼻化粧材とのねじ締結部分を被覆する上面化粧材を具備する、
    請求項2に記載の段板構造。
  4. 前記上面化粧材は、
    前記段鼻化粧材の前記上面部と嵌合することで当該上面部に取り付けられている、
    請求項3に記載の段板構造。
  5. 前記取付部材は、
    前記段板の底面及び段鼻側の端面に沿うように形成されている、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の段板構造。
  6. 前記段板の底面に設けられた底面化粧材を具備する、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の段板構造。
  7. 前記段鼻化粧材は、
    アルミニウム製である、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の段板構造。
  8. 屋外階段に使用される、
    請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の段板構造。
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