JP2004204504A - 床材の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】床下地材の凹凸による床材の段差や、床材の膨張収縮による段差が発生しにくく、且つ床材の厚みを薄くでき、厚みを薄くしたにもかかわらず強度の高い床材の接続構造を提供する。
【解決手段】木粉樹脂複合材1を基材とする床材2を床下地材3に複数並べて載置する。隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成する。一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部6の上方に形成された上段部7に嵌め込む。粘着テープ8を隣接する床材2の下面に跨って貼着する。
【選択図】 図1
【解決手段】木粉樹脂複合材1を基材とする床材2を床下地材3に複数並べて載置する。隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成する。一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部6の上方に形成された上段部7に嵌め込む。粘着テープ8を隣接する床材2の下面に跨って貼着する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接する床材の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、リフォームする際に用いられる合板や、MDF等を基材とする床材が知られており、この床材は床下地材に貼着されることで施工が行われている。
【0003】
しかし、このものは隣接する床材が接続されていないため、床下地材の凹凸による床材の段差、床材の膨張収縮による目隙や突き上げが発生しやすいという問題がある。
【0004】
そこで従来では、床材を床下地材に複数並べて載置し、隣接する床材のうち、一方の床材の側面の上下方向中央部に実部を形成すると共に他方の床材の側面の上下方向中央部に凹部を形成し、一方の床材の実部を他方の床材の凹部に嵌め込んで本実接続し、床下地材上面に両面粘着テープの下面を貼着すると共に上面を隣接する床材の下面に跨って貼着して床材を接続し、これによって上記問題を改善していた(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−27037号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記特許文献1に示す従来例においては、実部の形状及び強度を確保するために実部の厚みを厚くしなければならず、これによって3mm以下の厚みの薄い実部を有する床材を製造することができなかった。よって従来では床下地材に厚みの厚い床材を貼着して床材の施工を行っていたのだが、この場合ドアのアンダーカットや収納レールの張り替え等の大掛かりな施工が必要でり、非常にコストがかかってしまっていた。また上記合板、MDF等を基材とする床材は強度が低く、この点からも厚みの薄い床材を利用することができず、上記と同様の問題があった。
【0007】
また特許文献1に示すような本実接続の場合、1枚目の床材を接続した後の2枚目以降の床材の接続にあっては、先に施工した床材の実部(もしくは凹部)に次の床材の凹部(実部)を横方向から差し込むことで実部と凹部とを嵌合させるといった施工が行われるのが一般的であるが、この場合、床材の差し込み方向と粘着テープの粘着面との向きとが直交する方向にあるため、2枚目以降の床材を接続する際は床材の接続前に床材の下面が両面粘着テープに当たり、この後床材を横方向にスライドさせることで床材同士を接続することとなり、これによって両面粘着テープが床材により捲れてしまい、施工が非常に難しく、またこの場合、隣合う床材間に両面粘着テープが入り込んでしまって目隙が発生する等の問題が生じる。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、床下地材の凹凸による床材の段差や、床材の膨張収縮による突き上げや目隙が発生しにくく、床材の厚みを薄くでき、且つ接続の際に両面粘着テープが捲れることなく簡単に施工でき、厚みを薄くしたにもかかわらず強度の高い床材の接続構造を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る床材の接続構造は、木粉樹脂複合材1を基材とする床材2を床下地材3に複数並べて載置し、隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成し、一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部6の上方に形成された上段部7に嵌め込み、粘着テープ8を隣接する床材2の下面に跨って貼着してなることを特徴とするものである。
【0010】
このように隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成し、一方の床材2aの下突部6を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部4の上方に形成された上段部7に嵌め込み、床材2同士の接続を相じゃくり状の上下突部4、5を接続することによって行うことで、床材2を強度を確保しつつ3mm以下まで厚みを薄くすることができる。また、このような隣接する相じゃくり状の上下突部4、5を有する床材2の下面に跨って粘着テープ8を貼着することで、床下地材3の凹凸による床材2の段差や、床材2の膨張収縮による突き上げが発生しにくくなり、また床材2の熱や乾燥による収縮などによって発生する目隙を防止することができる。更に言うと、粘着テープ8をその下面が床下地材3に貼着される両面粘着テープ8とした場合、床材2の接続の際に床材2を上方から下方に向けて嵌め込むだけで、先に施工した床材2の上段部7に次の床材2の上突部5を上方から嵌め込むと共に、次の床材2の下面を両面粘着テープ8へ押さえ付けて床材2を貼着することができ、これによって接続する床材2によって両面粘着テープ8を捲りあげることなく簡単に床材2同士を接続することが可能となる。
【0011】
また請求項2記載の床材の接続構造は請求項1記載の床材の接続構造において、上記床材2が木粉樹脂複合材1の表面に化粧シート9を積層したものであることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項3記載の床材の接続構造は請求項1又は請求項2記載の床材の接続構造において、上記化粧シート9がオレフィン系の化粧シートであることを特徴とするものである。
【0013】
このように化粧シート9をオレフィン系の化粧シート9とすることで、環境面に優れた床材2を提供できる。
【0014】
また請求項4記載の床材の接続構造は請求項1〜3のいずれかに記載の床材の接続構造において、上記床材2の厚みが3mm以下であることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本実施形態における床材2の接続構造は、図1及び図2に示すように長尺状の床材2を床下地材3に複数並べて載置し、この隣接する床材2同士を接続するものである。
【0016】
図3に床材2を示す。
【0017】
床材2は基材となる板状の木粉樹脂複合材1(厚み1.3mm)の表面に化粧シート9(厚み180μm)を積層したものであり、厚みが3mm以下(約1.5mm)のものを使用する。なお、床材2は木粉樹脂複合材1に化粧シート9を積層したものに限定されるものではなく、木粉樹脂複合材1を基材とするものであれば良いものとする。
【0018】
上記化粧シート9としては例えばオレフィン系化粧シート(ポリプロピレン樹脂シート)が用いられる。オレフィン系樹脂を用いることは環境面より好ましく、特にポリプロピレンは性能やコストの面で好ましいからである。なお、化粧シート9としては上記樹脂シートの他に、単板(突き板)シートや、紙、あるいは木粉樹脂複合材1の表面に直接印刷したもの等も使用可能であり、その素材は限定されないものとする。
【0019】
また床材2を構成する木粉樹脂複合材1は、以下に示す木粉樹脂組成物を押出成形することで製造されている。なお、木粉樹脂複合材1の成形方法を押出成形としたのは、押出成形を用いれば木粉樹脂組成物1を押出成形した直後に化粧シート9を積層するといったように生産効率の高い工程を組めるからであるが、これに限定されるものではない。
【0020】
木粉樹脂組成物は、木粉と熱可塑性樹脂とを含有するものであって、本実施形態では上記の木粉及び熱可塑性樹脂に加えて吸湿や熱による膨張を抑えるために無機フィラーを含有している。
【0021】
熱可塑性樹脂としては特に限定されないが、オレフィン系樹脂が環境面より好ましく、特に性能やコストの面でポリプロピレンが好ましい。
【0022】
木粉としては混練時の分散性、成形性を向上させてより一層の強度を得るために、平均粒径が30〜100メッシュのものを用い、木粉樹脂組成物全量に対して5〜50質量%添加配合することが好ましい。
【0023】
無機フィラーとしてはアスペクト比の大きなマイカや、タルク、アルミナ等が性能の面で好ましい。またこの無機フィラーの添加量としては木粉樹脂組成物全量に対して10〜60質量%が好ましい。10質量%未満であると高い寸法精度が得られず、また60質量%を超えると成形品が脆くなるからである。なお、無機フィラーの配合量としては特に限定されず、必要とする吸湿や熱による膨張性能に合わせて適宜決定すれば良いものとする。
【0024】
また上記熱可塑性樹脂、木粉、無機フィラーの分散性や、成形品のより高い強度を得るために酸変性のオレフィン樹脂を配合することが好ましく、特にマレイン酸変性したオレフィン樹脂が性能、入手等の面で優れている。
【0025】
このように木粉樹脂組成物から成形される木粉樹脂複合材1を床材2の基材とすることで、床材2の強度の高くでき、これにより床材2は十分な強度を有する厚みの薄いものとなる。
【0026】
そして上記床下地材3に複数並べて載置される各床材2は、長尺状の床材2の4辺のうち、隣合う2辺に相当する側面の下半部に下突部4が形成され、床材2の他の隣合う2辺に相当する側面の上半部に上突部5が形成されている。すなわち隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成し、他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成するのである。なお、ここでは長尺状の床材2の4辺全てに相当する側面に突部4、5を設けた例を示したが、床材2の対向する2辺のうち、1辺に相当する側面に下突部4を設け、他の1辺に相当する側面に上突部5を設けても良く、またこの場合、対向する2辺とは長辺の2辺であっても良いし、短辺の2辺であっても良いものとする。
【0027】
そして上記床材2は以下に示す粘着テープ8を介して床下地材3に貼着される。
【0028】
本実施形態における粘着テープ8としては、発泡体を基材とする厚みの厚いテープよりも、不織布や、和紙、樹脂シートを基材とする厚みの薄いテープが好ましい。発泡体を基材とするものや、厚みの厚いテープでは荷重により厚みが変動してしまい、これにより歩行時に違和感を感じたり、床材2に段差が生じてしまったりするからである。具体的には床材2の厚みの約1/2〜1/3以下の厚みを有する粘着テープ8を使用すれば良い。そして本実施形態においてはアクリル系両面粘着テープ(積水化学製 ♯595 厚み0.17、基材 和紙)を粘着テープ8として用いている。これにより例えば上記の構成であれば床材2と両面粘着テープ8を合わせて1.7mmとすることができ、床材2と床下地材3との段差を一般的にバリアフリー構造となる3mm以内に抑えることが可能となる。
【0029】
以下に上記床材3を床下地材に載置し、隣接する床材2同士を接続する方法を示す。
【0030】
まず、床下地材3上面に両面粘着テープ8の下面を貼着する。この時、両面粘着テープ8は、後に床材2を床下地材3に載置した際に上面が隣接する床材2の下面に跨って貼着されるように床下地材に貼着される。具体的には、図2に示すように床下地材3に長尺の両面粘着テープ8a(以下単に両面粘着テープ8aと称す)を所定間隔(床材2の短手方向の長さ)毎に平行に貼着すると共に、床下地材3の両面粘着テープ8、8間の中央部に位置する箇所に短尺の両面粘着テープ8b(以下端に両面粘着テープ8bと称す)を両面粘着テープ8aと平行な方向における所定間隔(床材2の長手方向の長さ)毎に貼着する。
【0031】
そして上記のように床下地材3上面に貼着した両面粘着テープ8に床材2を1枚ずつ貼着していく。具体的には、まず1枚目の床材2の下面の短手方向両端部を上方から両面粘着テープ8aの上面の幅方向半部に貼着させると共に1枚目の床材2の下面の長手方向両端部の短手方向中央部を両面粘着テープ8bの上面の長手方向半部に貼着させる。この後、2枚目の床材2の上突部5を1枚目の床材2の下突部4上方に形成された上段部7に上方から嵌め込み、これと同時に2枚目の床材2の下面の短手方向両端部を上方から押さえつけて両面粘着テープ8aの上面の幅方向半部に貼着させると共に2枚目の床材2の下面の長手方向両端部の短手方向中央部を上方から押さえつけて両面粘着テープ8bの上面の長手方向半部に貼着させる。そして3枚目以降の床材2は上記2枚目の床材2と同様の動作を行って床材2を接続していく。
【0032】
すなわち、上記床材2の接続構造は、隣接する床材2のうち、一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部4の上方に形成された上段部7に嵌め込んで床材2同士を相じゃくり接続し、そして両面粘着テープ8aを短手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着すると共に両面粘着テープ8bを長手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着したものとなる。この接続状態では、一方の床材2aは一方の床材2aの下突部4が他方の床材2の上突部5によって上方から押さえらることによって浮き上がりが防止され、他方の床材2bは両床材2a、2bに跨って貼着された両面粘着テープ8によって浮き上がりが防止されることとなる。なお、上記では両面粘着テープ8aを短手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着すると共に両面粘着テープ8bを長手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着した例を示したが、長手方向に隣接する床材2の下面にのみ跨って両面粘着テープ8を貼着しても良く、また短手方向に隣接する床材2の下面にのみ跨って両面粘着テープ8を貼着しても良いものとする。
【0033】
このように隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成し、一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部6の上方に形成された上段部7に嵌め込んで、床材2同士の接続を相じゃくり状の上下突部4、5同士を接続すると共に粘着テープ8を隣接する床材の下面に跨って貼着して行うことで、床下地材3の凹凸による床材2の段差や、床材2の膨張収縮による突き上げが発生しにくくなる。尚且つこのように床材2同士の接続を相じゃくり状の上下突部4、5を接続することによって行うことで、特許文献1に示す実部を有する強度的に問題があった床材2を強度を確保しつつ3mm以下の厚みまで薄くすることができ、これによってリフォームの際にドアのアンダーカットや収納レールの張り替え等の大掛かりな施工をする必要がなくなり、大幅にコストを削減できる。また、粘着テープ8を隣接する床材2の下面に跨って貼着することで、床材2の熱や乾燥による収縮などによって発生する目隙を防止することができる。更に言うと、床下地材3上面に貼着した両面粘着テープ8に隣接する床材2の下面に跨って貼着することで、床材2の段差や突き上げをより一層防止することができる。
また本実施形態では上記のように床材2の接続するにあたって、床材2の接続の際に床材2を上方から下方に向けて嵌め込むだけで、先に施工した床材2の上段部7に次の床材2の上突部5を上方から嵌め込むと共に、次の床材2の下面を両面粘着テープ8へ押さえ付けて床材2を貼着することができ、すなわちこの場合床材2の嵌め込み方向と粘着テープ8の粘着面との向きとが直交する方向にでき、これによって接続する床材2により両面粘着テープ8を捲りあげることなく簡単に床材2同士を接続することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、隣接する床材のうち、一方の床材の側面下半部に下突部を形成すると共に他方の床材の側面上半部に上突部を形成して隣接する床材の側面に相じゃくり状の上下突部を形成し、一方の床材の下突部を他方の床材の上突部の下方に形成された下段部に嵌め込むと共に他方の床材の上突部を一方の床材の下突部の上方に形成された上段部に嵌め込み、床材同士の接続を相じゃくり状の上下突部同士を接続することによって行うことで、床材を強度を確保しつつ3mm以下の厚みまで薄くすることができ、これによってリフォームの際にドアのアンダーカットや収納レールの張り替え等の大掛かりな施工をする必要がなくなり、大幅にコストを削減できる。また、このような隣接する相じゃくり状の上下突部を有する床材の下面に跨って粘着テープを貼着することで、床下地材の凹凸による床材の段差や、床材の膨張収縮による突き上げが発生しにくくなり、また床材の熱や乾燥による収縮などによって発生する目隙も防止することができる。更に言うと、粘着テープを特に下面が床下地材に貼着される両面粘着テープとした場合、床材の接続の際に、先に施工した床材の上段部に次の床材の上突部を上方から嵌め込むと共に、次の床材の下面を両面粘着テープへ押さえ付けて床材を貼着することができ、これによって接続する床材によって両面粘着テープを捲りあげることなく簡単に床材同士を接続することが可能となり、且つこの場合両面粘着テープが隣接する床材間に入り込むなどにより発生する目隙も防止できる。
【0035】
また請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、化粧シートをオレフィン系の化粧シートとすることで、環境面に優れた床材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例の床材の接続構造を示す要部拡大図である。
【図2】同上の床材を示す説明図である。
【図3】同上の床材の接続構造を示す平面視説明図である。
【符号の説明】
1 木粉樹脂複合材
2a 床材
2b 床材
3 床下地材
4 下突部
5 上突部
6 下段部
7 上段部
8 粘着テープ
9 化粧シート
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接する床材の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、リフォームする際に用いられる合板や、MDF等を基材とする床材が知られており、この床材は床下地材に貼着されることで施工が行われている。
【0003】
しかし、このものは隣接する床材が接続されていないため、床下地材の凹凸による床材の段差、床材の膨張収縮による目隙や突き上げが発生しやすいという問題がある。
【0004】
そこで従来では、床材を床下地材に複数並べて載置し、隣接する床材のうち、一方の床材の側面の上下方向中央部に実部を形成すると共に他方の床材の側面の上下方向中央部に凹部を形成し、一方の床材の実部を他方の床材の凹部に嵌め込んで本実接続し、床下地材上面に両面粘着テープの下面を貼着すると共に上面を隣接する床材の下面に跨って貼着して床材を接続し、これによって上記問題を改善していた(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−27037号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記特許文献1に示す従来例においては、実部の形状及び強度を確保するために実部の厚みを厚くしなければならず、これによって3mm以下の厚みの薄い実部を有する床材を製造することができなかった。よって従来では床下地材に厚みの厚い床材を貼着して床材の施工を行っていたのだが、この場合ドアのアンダーカットや収納レールの張り替え等の大掛かりな施工が必要でり、非常にコストがかかってしまっていた。また上記合板、MDF等を基材とする床材は強度が低く、この点からも厚みの薄い床材を利用することができず、上記と同様の問題があった。
【0007】
また特許文献1に示すような本実接続の場合、1枚目の床材を接続した後の2枚目以降の床材の接続にあっては、先に施工した床材の実部(もしくは凹部)に次の床材の凹部(実部)を横方向から差し込むことで実部と凹部とを嵌合させるといった施工が行われるのが一般的であるが、この場合、床材の差し込み方向と粘着テープの粘着面との向きとが直交する方向にあるため、2枚目以降の床材を接続する際は床材の接続前に床材の下面が両面粘着テープに当たり、この後床材を横方向にスライドさせることで床材同士を接続することとなり、これによって両面粘着テープが床材により捲れてしまい、施工が非常に難しく、またこの場合、隣合う床材間に両面粘着テープが入り込んでしまって目隙が発生する等の問題が生じる。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、床下地材の凹凸による床材の段差や、床材の膨張収縮による突き上げや目隙が発生しにくく、床材の厚みを薄くでき、且つ接続の際に両面粘着テープが捲れることなく簡単に施工でき、厚みを薄くしたにもかかわらず強度の高い床材の接続構造を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る床材の接続構造は、木粉樹脂複合材1を基材とする床材2を床下地材3に複数並べて載置し、隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成し、一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部6の上方に形成された上段部7に嵌め込み、粘着テープ8を隣接する床材2の下面に跨って貼着してなることを特徴とするものである。
【0010】
このように隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成し、一方の床材2aの下突部6を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部4の上方に形成された上段部7に嵌め込み、床材2同士の接続を相じゃくり状の上下突部4、5を接続することによって行うことで、床材2を強度を確保しつつ3mm以下まで厚みを薄くすることができる。また、このような隣接する相じゃくり状の上下突部4、5を有する床材2の下面に跨って粘着テープ8を貼着することで、床下地材3の凹凸による床材2の段差や、床材2の膨張収縮による突き上げが発生しにくくなり、また床材2の熱や乾燥による収縮などによって発生する目隙を防止することができる。更に言うと、粘着テープ8をその下面が床下地材3に貼着される両面粘着テープ8とした場合、床材2の接続の際に床材2を上方から下方に向けて嵌め込むだけで、先に施工した床材2の上段部7に次の床材2の上突部5を上方から嵌め込むと共に、次の床材2の下面を両面粘着テープ8へ押さえ付けて床材2を貼着することができ、これによって接続する床材2によって両面粘着テープ8を捲りあげることなく簡単に床材2同士を接続することが可能となる。
【0011】
また請求項2記載の床材の接続構造は請求項1記載の床材の接続構造において、上記床材2が木粉樹脂複合材1の表面に化粧シート9を積層したものであることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項3記載の床材の接続構造は請求項1又は請求項2記載の床材の接続構造において、上記化粧シート9がオレフィン系の化粧シートであることを特徴とするものである。
【0013】
このように化粧シート9をオレフィン系の化粧シート9とすることで、環境面に優れた床材2を提供できる。
【0014】
また請求項4記載の床材の接続構造は請求項1〜3のいずれかに記載の床材の接続構造において、上記床材2の厚みが3mm以下であることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本実施形態における床材2の接続構造は、図1及び図2に示すように長尺状の床材2を床下地材3に複数並べて載置し、この隣接する床材2同士を接続するものである。
【0016】
図3に床材2を示す。
【0017】
床材2は基材となる板状の木粉樹脂複合材1(厚み1.3mm)の表面に化粧シート9(厚み180μm)を積層したものであり、厚みが3mm以下(約1.5mm)のものを使用する。なお、床材2は木粉樹脂複合材1に化粧シート9を積層したものに限定されるものではなく、木粉樹脂複合材1を基材とするものであれば良いものとする。
【0018】
上記化粧シート9としては例えばオレフィン系化粧シート(ポリプロピレン樹脂シート)が用いられる。オレフィン系樹脂を用いることは環境面より好ましく、特にポリプロピレンは性能やコストの面で好ましいからである。なお、化粧シート9としては上記樹脂シートの他に、単板(突き板)シートや、紙、あるいは木粉樹脂複合材1の表面に直接印刷したもの等も使用可能であり、その素材は限定されないものとする。
【0019】
また床材2を構成する木粉樹脂複合材1は、以下に示す木粉樹脂組成物を押出成形することで製造されている。なお、木粉樹脂複合材1の成形方法を押出成形としたのは、押出成形を用いれば木粉樹脂組成物1を押出成形した直後に化粧シート9を積層するといったように生産効率の高い工程を組めるからであるが、これに限定されるものではない。
【0020】
木粉樹脂組成物は、木粉と熱可塑性樹脂とを含有するものであって、本実施形態では上記の木粉及び熱可塑性樹脂に加えて吸湿や熱による膨張を抑えるために無機フィラーを含有している。
【0021】
熱可塑性樹脂としては特に限定されないが、オレフィン系樹脂が環境面より好ましく、特に性能やコストの面でポリプロピレンが好ましい。
【0022】
木粉としては混練時の分散性、成形性を向上させてより一層の強度を得るために、平均粒径が30〜100メッシュのものを用い、木粉樹脂組成物全量に対して5〜50質量%添加配合することが好ましい。
【0023】
無機フィラーとしてはアスペクト比の大きなマイカや、タルク、アルミナ等が性能の面で好ましい。またこの無機フィラーの添加量としては木粉樹脂組成物全量に対して10〜60質量%が好ましい。10質量%未満であると高い寸法精度が得られず、また60質量%を超えると成形品が脆くなるからである。なお、無機フィラーの配合量としては特に限定されず、必要とする吸湿や熱による膨張性能に合わせて適宜決定すれば良いものとする。
【0024】
また上記熱可塑性樹脂、木粉、無機フィラーの分散性や、成形品のより高い強度を得るために酸変性のオレフィン樹脂を配合することが好ましく、特にマレイン酸変性したオレフィン樹脂が性能、入手等の面で優れている。
【0025】
このように木粉樹脂組成物から成形される木粉樹脂複合材1を床材2の基材とすることで、床材2の強度の高くでき、これにより床材2は十分な強度を有する厚みの薄いものとなる。
【0026】
そして上記床下地材3に複数並べて載置される各床材2は、長尺状の床材2の4辺のうち、隣合う2辺に相当する側面の下半部に下突部4が形成され、床材2の他の隣合う2辺に相当する側面の上半部に上突部5が形成されている。すなわち隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成し、他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成するのである。なお、ここでは長尺状の床材2の4辺全てに相当する側面に突部4、5を設けた例を示したが、床材2の対向する2辺のうち、1辺に相当する側面に下突部4を設け、他の1辺に相当する側面に上突部5を設けても良く、またこの場合、対向する2辺とは長辺の2辺であっても良いし、短辺の2辺であっても良いものとする。
【0027】
そして上記床材2は以下に示す粘着テープ8を介して床下地材3に貼着される。
【0028】
本実施形態における粘着テープ8としては、発泡体を基材とする厚みの厚いテープよりも、不織布や、和紙、樹脂シートを基材とする厚みの薄いテープが好ましい。発泡体を基材とするものや、厚みの厚いテープでは荷重により厚みが変動してしまい、これにより歩行時に違和感を感じたり、床材2に段差が生じてしまったりするからである。具体的には床材2の厚みの約1/2〜1/3以下の厚みを有する粘着テープ8を使用すれば良い。そして本実施形態においてはアクリル系両面粘着テープ(積水化学製 ♯595 厚み0.17、基材 和紙)を粘着テープ8として用いている。これにより例えば上記の構成であれば床材2と両面粘着テープ8を合わせて1.7mmとすることができ、床材2と床下地材3との段差を一般的にバリアフリー構造となる3mm以内に抑えることが可能となる。
【0029】
以下に上記床材3を床下地材に載置し、隣接する床材2同士を接続する方法を示す。
【0030】
まず、床下地材3上面に両面粘着テープ8の下面を貼着する。この時、両面粘着テープ8は、後に床材2を床下地材3に載置した際に上面が隣接する床材2の下面に跨って貼着されるように床下地材に貼着される。具体的には、図2に示すように床下地材3に長尺の両面粘着テープ8a(以下単に両面粘着テープ8aと称す)を所定間隔(床材2の短手方向の長さ)毎に平行に貼着すると共に、床下地材3の両面粘着テープ8、8間の中央部に位置する箇所に短尺の両面粘着テープ8b(以下端に両面粘着テープ8bと称す)を両面粘着テープ8aと平行な方向における所定間隔(床材2の長手方向の長さ)毎に貼着する。
【0031】
そして上記のように床下地材3上面に貼着した両面粘着テープ8に床材2を1枚ずつ貼着していく。具体的には、まず1枚目の床材2の下面の短手方向両端部を上方から両面粘着テープ8aの上面の幅方向半部に貼着させると共に1枚目の床材2の下面の長手方向両端部の短手方向中央部を両面粘着テープ8bの上面の長手方向半部に貼着させる。この後、2枚目の床材2の上突部5を1枚目の床材2の下突部4上方に形成された上段部7に上方から嵌め込み、これと同時に2枚目の床材2の下面の短手方向両端部を上方から押さえつけて両面粘着テープ8aの上面の幅方向半部に貼着させると共に2枚目の床材2の下面の長手方向両端部の短手方向中央部を上方から押さえつけて両面粘着テープ8bの上面の長手方向半部に貼着させる。そして3枚目以降の床材2は上記2枚目の床材2と同様の動作を行って床材2を接続していく。
【0032】
すなわち、上記床材2の接続構造は、隣接する床材2のうち、一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部4の上方に形成された上段部7に嵌め込んで床材2同士を相じゃくり接続し、そして両面粘着テープ8aを短手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着すると共に両面粘着テープ8bを長手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着したものとなる。この接続状態では、一方の床材2aは一方の床材2aの下突部4が他方の床材2の上突部5によって上方から押さえらることによって浮き上がりが防止され、他方の床材2bは両床材2a、2bに跨って貼着された両面粘着テープ8によって浮き上がりが防止されることとなる。なお、上記では両面粘着テープ8aを短手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着すると共に両面粘着テープ8bを長手方向に隣接する床材2の下面に跨って貼着した例を示したが、長手方向に隣接する床材2の下面にのみ跨って両面粘着テープ8を貼着しても良く、また短手方向に隣接する床材2の下面にのみ跨って両面粘着テープ8を貼着しても良いものとする。
【0033】
このように隣接する床材2のうち、一方の床材2aの側面下半部に下突部4を形成すると共に他方の床材2bの側面上半部に上突部5を形成して隣接する床材2の側面に相じゃくり状の上下突部4、5を形成し、一方の床材2aの下突部4を他方の床材2bの上突部5の下方に形成された下段部6に嵌め込むと共に他方の床材2bの上突部5を一方の床材2aの下突部6の上方に形成された上段部7に嵌め込んで、床材2同士の接続を相じゃくり状の上下突部4、5同士を接続すると共に粘着テープ8を隣接する床材の下面に跨って貼着して行うことで、床下地材3の凹凸による床材2の段差や、床材2の膨張収縮による突き上げが発生しにくくなる。尚且つこのように床材2同士の接続を相じゃくり状の上下突部4、5を接続することによって行うことで、特許文献1に示す実部を有する強度的に問題があった床材2を強度を確保しつつ3mm以下の厚みまで薄くすることができ、これによってリフォームの際にドアのアンダーカットや収納レールの張り替え等の大掛かりな施工をする必要がなくなり、大幅にコストを削減できる。また、粘着テープ8を隣接する床材2の下面に跨って貼着することで、床材2の熱や乾燥による収縮などによって発生する目隙を防止することができる。更に言うと、床下地材3上面に貼着した両面粘着テープ8に隣接する床材2の下面に跨って貼着することで、床材2の段差や突き上げをより一層防止することができる。
また本実施形態では上記のように床材2の接続するにあたって、床材2の接続の際に床材2を上方から下方に向けて嵌め込むだけで、先に施工した床材2の上段部7に次の床材2の上突部5を上方から嵌め込むと共に、次の床材2の下面を両面粘着テープ8へ押さえ付けて床材2を貼着することができ、すなわちこの場合床材2の嵌め込み方向と粘着テープ8の粘着面との向きとが直交する方向にでき、これによって接続する床材2により両面粘着テープ8を捲りあげることなく簡単に床材2同士を接続することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、隣接する床材のうち、一方の床材の側面下半部に下突部を形成すると共に他方の床材の側面上半部に上突部を形成して隣接する床材の側面に相じゃくり状の上下突部を形成し、一方の床材の下突部を他方の床材の上突部の下方に形成された下段部に嵌め込むと共に他方の床材の上突部を一方の床材の下突部の上方に形成された上段部に嵌め込み、床材同士の接続を相じゃくり状の上下突部同士を接続することによって行うことで、床材を強度を確保しつつ3mm以下の厚みまで薄くすることができ、これによってリフォームの際にドアのアンダーカットや収納レールの張り替え等の大掛かりな施工をする必要がなくなり、大幅にコストを削減できる。また、このような隣接する相じゃくり状の上下突部を有する床材の下面に跨って粘着テープを貼着することで、床下地材の凹凸による床材の段差や、床材の膨張収縮による突き上げが発生しにくくなり、また床材の熱や乾燥による収縮などによって発生する目隙も防止することができる。更に言うと、粘着テープを特に下面が床下地材に貼着される両面粘着テープとした場合、床材の接続の際に、先に施工した床材の上段部に次の床材の上突部を上方から嵌め込むと共に、次の床材の下面を両面粘着テープへ押さえ付けて床材を貼着することができ、これによって接続する床材によって両面粘着テープを捲りあげることなく簡単に床材同士を接続することが可能となり、且つこの場合両面粘着テープが隣接する床材間に入り込むなどにより発生する目隙も防止できる。
【0035】
また請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、化粧シートをオレフィン系の化粧シートとすることで、環境面に優れた床材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例の床材の接続構造を示す要部拡大図である。
【図2】同上の床材を示す説明図である。
【図3】同上の床材の接続構造を示す平面視説明図である。
【符号の説明】
1 木粉樹脂複合材
2a 床材
2b 床材
3 床下地材
4 下突部
5 上突部
6 下段部
7 上段部
8 粘着テープ
9 化粧シート
Claims (4)
- 木粉樹脂複合材を基材とする床材を床下地材に複数並べて載置し、隣接する床材のうち、一方の床材の側面下半部に下突部を形成すると共に他方の床材の側面上半部に上突部を形成して隣接する床材の側面に相じゃくり状の上下突部を形成し、一方の床材の下突部を他方の床材の上突部の下方に形成された下段部に嵌め込むと共に他方の床材の上突部を一方の床材の下突部の上方に形成された上段部に嵌め込み、粘着テープを隣接する床材の下面に跨って貼着してなることを特徴とする床材の接続構造。
- 上記床材が木粉樹脂複合材の表面に化粧シートを積層したものであることを特徴とする請求項1記載の床材の接続構造。
- 上記化粧シートがオレフィン系の化粧シートであることを特徴とする請求項2記載の床材の接続構造。
- 上記床材の厚みが3mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の床材の接続構造。
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JP2002373198A JP2004204504A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 床材の接続構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100754417B1 (ko) | 2006-09-20 | 2007-09-06 | 김학용 | 염전 토판 피복용 플라스틱 시트 부재 및 이를 이용한 염전토판 피복 시공 방법 |
JP2010001627A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 板状建材 |
CN110924622A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-03-27 | 浙江华汇装饰工程股份有限公司 | 一种免钉安装的带龙骨地板系统的安装方法 |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002373198A patent/JP2004204504A/ja not_active Withdrawn
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