JP2017099806A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】温蔵と冷蔵に切り換え可能な温冷陳列部を備える多段式のショーケースにおいて、棚板の前端部の構造を簡素化し、さらに、陳列部の温度状態の切り換えに付随する作業の手間を削減する。【解決手段】温冷陳列部16の棚板18の前端部に、該陳列部16の温度状態を表示する温冷表示板21を着脱自在に装着する。温冷表示板21を左右横長の帯板状に形成し、その表裏に温蔵表示25と冷蔵表示26を設ける。温冷表示板21のいずれか一方の長辺部21aに連続して風向板27を設ける。温冷表示板21の温蔵表示25を前面に向けた状態において、風向板27が棚板18の下面に突出して、冷気窓38から前向きに吹き出される冷気を下向きに変向案内する。【選択図】図1

Description

本発明は、温蔵と冷蔵に切り換え可能な温冷陳列部を備える多段式のショーケースに関する。本発明において温蔵とは、ヒータ等を用いた加熱状態での貯蔵と、常温(ショーケースが設置される店舗等の室温)による貯蔵とを含むものとする。
この種のショーケースは、例えば特許文献1に公知である。そこでは、前面が開口した貯蔵室内に、温蔵と冷蔵に切り換え可能な上下3段の陳列部が設けてある。温蔵状態における陳列部はヒータで加熱され、冷蔵状態における陳列部は、その前面に形成される冷気のエアカーテンで冷却される。具体的には、上段および中段の陳列部の下面に、前端に開口を有する棚下部ダクトが形成されており、各棚下部ダクトの後端は、ダンパーで開閉される冷気吹出口を介して、背面板の後方の冷気ダクトに連通している。上段側および中段側の冷気吹出口をダンパーで閉塞すると、冷気を貯蔵室の上端の冷気吹出部へ導いて、全陳列部の前面に冷気のエアカーテンを形成できる。上段側の冷気吹出口を開放すると、冷気を上段側の棚下部ダクトへ導いて、中段陳列部と下段陳列部の前面に冷気のエアカーテンを形成できる。中段側の冷気吹出口を開放すると、冷気を中段側の棚下部ダクトへ導いて、下段陳列部の前面に冷気のエアカーテンを形成できる。
本発明では、陳列部の棚板の前端部に風向板を配置し、棚板の下面に沿って前向きに流れる冷気を下向きに変向して、当該棚板の下方に冷気のエアカーテンを形成するが、この種の風向板に関しては特許文献2が公知である。そこでは、風向板が棚板の前面下部に回動自在に軸着してあり、風向板を上方へ跳ね上げることが可能となっている。風向板を上方へ跳ね上げると、当該風向板が軸着された棚板の直下の棚板を前方へ引き出す際に、当該棚板上に陳列された商品が風向板にぶつかるのを解消して、棚板をスムーズに引き出すことができる。また、特許文献2の図面に示すように、ショーケースの各陳列部の前端部には、該陳列部の温度状態を示す表示体が装着してある。
特開2004−12021号公報(段落番号0013〜0016、図4〜図7) 特開2004−337229号公報(段落番号0015〜0018、図2、図3)
特許文献1のショーケースでは、陳列部の下面に設けた棚下部ダクトを利用して冷気のエアカーテンを形成するので、同ダクトを設ける分だけ貯蔵室の容量が低下する不利がある。一方、特許文献2のショーケースでは、棚板の下面に沿って前向きに吹き出す冷気を風向板で下向きに変向してエアカーテンを形成するので、棚下部ダクトを省略でき、その分だけ貯蔵室の容量を増加させることができる。また、全陳列部の前面にエアカーテンを形成する場合など、風向板が不要になる場合には、風向板を上方へ跳ね上げておくことにより、風向板が棚板の引き出しの妨げになるのを解消することができる。
しかし、特許文献2のショーケースでは、棚板の前端部に風向板を軸着し、さらに陳列部の温度状態を示す表示体を棚板の前端部に装着するので、棚板の前端部の構造が複雑化する不利がある。また、陳列部の温蔵と冷蔵を切り換える際に、風向板の位置を変更し、さらに表示体の表示内容を変更する必要があり、この一連の作業に手間が掛かる不利がある。
本発明の目的は、温蔵と冷蔵に切り換え可能な温冷陳列部を備える多段式のショーケースにおいて、棚板の前端部の構造を簡素化し、さらに、陳列部の温度状態の切り換えに付随する作業の手間を削減することにある。
本発明に係るショーケースにおいては、前面が開口する貯蔵室3に、温蔵と冷蔵に切り換え可能な温冷陳列部16を設ける。貯蔵室3の下部前端に設けられた吸込口5から、貯蔵室3の上部前端に設けられた吹出口6にわたって、ダクト4を形成する。貯蔵室3とダクト4を前後に隔てる背面板2aに、ダンパー37で開閉される冷気窓38を形成する。冷蔵状態の温冷陳列部16の前面に、吹出口6あるいは冷気窓38から吹き出された冷気によるエアカーテンを形成する。温冷陳列部16の棚板18の前端部に、該陳列部16の温度状態を表示する温冷表示板21を着脱自在に装着する。温冷表示板21を左右横長の帯板状に形成し、その表裏に温蔵表示25と冷蔵表示26を設ける。温冷表示板21のいずれか一方の長辺部21aに連続して風向板27を設ける。温冷表示板21の温蔵表示25を前面に向けた状態において、風向板27が棚板18の下面に突出して、冷気窓38から前向きに吹き出される冷気を下向きに変向案内することを特徴とする。温冷表示板21の冷蔵表示26を前面に向けた状態においては、風向板27を棚板18の下面に突出させてもよく、また突出させなくてもよい。
より好ましくは、温冷表示板21の温蔵表示25と冷蔵表示26を上下逆さまに表示する。温蔵表示25を前面に向けた状態においては、風向板27が温冷表示板21の下側に位置して棚板18の下面に突出する。冷蔵表示26を前面に向けた状態においては、風向板27が温冷表示板21の上側に位置する。
温冷表示板21を、棚板18の前端部に設けられた装着溝33に上方から挿入して、装着溝33の溝底で支持する。装着溝33の溝底に、風向板27の挿通を許すスリット34を形成する。温冷表示板21の温蔵表示25を前面に向けた状態においては、風向板27がスリット34より下方へ突出して、温冷表示板21の前記一方の長辺部21aが装着溝33の溝底で受け止められる。温冷表示板21の冷蔵表示26を前面に向けた状態においては、温冷表示板21の他方の長辺部21bが装着溝33の溝底で受け止められる。
温冷表示板21の左右長さを風向板27の左右長さより大きく設定して、温冷表示板21の左右両端に左右方向の突出部28を形成する。温冷表示板21を装着溝33に挿入した状態において、左右の突出部28を装着溝33の溝底で受け止める。
装着溝33の前面を、透明材からなる前壁32で区画する。
風向板27を冷気窓38よりも左右方向に長く形成して、左右方向において風向板27が冷気窓38の全長にわたって重なるようにする。
本発明に係るショーケースでは、温冷陳列部16の棚板18の前端部に温冷表示板21を着脱自在に装着し、温冷表示板21の一方の長辺部21aに連続して風向板27を設けた。風向板27は、温冷表示板21の温蔵表示25を前面に向けた状態において、棚板18の下面に突出して、冷気窓38から前向きに吹き出される冷気を下向きに変向案内する。これにより、冷気が貯蔵室3の前面開口から外方へ漏れ出ることを防ぐとともに、当該棚板18の下方における冷気のエアカーテンの形成を補助することができる。本発明のように温冷表示板21の長辺部21aに連続して風向板27を設けると、両者21・27を1つの支持構造で支持することができるので、両者21・27を別体とする場合に比べて、棚板18の前端部の構造を簡素化してコストを削減することができる。
温冷表示板21の温蔵表示25と冷蔵表示26を上下逆さまに表示し、温蔵表示25を前面に向けた状態では風向板27を温冷表示板21の下側に位置させ、冷蔵表示26を前面に向けた状態では風向板27を温冷表示板21の上側に位置させることができる。つまり、温冷陳列部16を温蔵用として使用する場合は、温蔵表示25を前面に向けて風向板27を温冷表示板21の下側に位置させ、風向板27を棚板18の下面に突出させてその機能を発揮させる。一方、温冷陳列部16を冷蔵用として使用する場合は、冷蔵表示26を前面に向けて風向板27を温冷表示板21の上側に位置させる。この状態では風向板27がその機能を発揮しないが、このとき冷気は冷蔵用の温冷陳列部16よりも上方の冷気窓38あるいは吹出口6から吹き出すため、冷蔵用の温冷陳列部16の風向板27がその機能を発揮する必要は無い。むしろ、風向板27が棚板18の下面に突出しないことで、当該棚板18の直下の棚板18を前方へ引き出す際に、引き出す棚板18上の商品が風向板27にぶつからないという有利な効果を奏する。
温冷表示板21を、棚板18の前端部に設けた装着溝33に上方から挿入して、装着溝33の溝底で支持する。温蔵表示25を前面に向けた状態においては、風向板27が装着溝33の溝底のスリット34より下方へ突出して、温冷表示板21の一方の長辺部21aが装着溝33の溝底で受け止められる。冷蔵表示26を前面に向けた状態においては、温冷表示板21の他方の長辺部21bが装着溝33の溝底で受け止められる。以上の構成によれば、温冷表示板21を装着溝33から上方へ抜き出し、その前後および上下を反転させ、装着溝33に再び差し込むだけの簡単な作業で、温冷表示板21の前面側の表示内容と、風向板27のスリット34からの突出の有無を同時に変更できる。従って、温冷表示板の表示内容と風向板の位置を個別に行う必要があった従来のショーケースに比べて、温冷陳列部16の温度状態の切り換えに付随する作業の手間を削減できる。
温冷表示板21の左右長さを風向板27の左右長さより大きく設定して、温冷表示板21の左右両端に、装着溝33の溝底で受け止められる突出部28を設けると、同じ目的の突出部を温冷表示板21の前後面に設ける場合に比べて、同前後面に設けられる温蔵表示25および冷蔵表示26の見栄えを良くすることができる。複数枚の温冷表示板21を前後に重ねた場合に嵩張らない点でも有利である。
装着溝33の前面を区画する前壁32を設けると、温冷表示板21の前面を前壁32で支持して、温冷表示板21の装着溝33からの脱落を確実に防止できる。前壁32は透明材からなるため、温冷表示板21の温蔵表示25や冷蔵表示26が前壁32で遮蔽されることはない。
風向板27を冷気窓38よりも左右方向に長く形成し、左右方向において風向板27が冷気窓38の全長にわたって重なるようにすると、冷気窓38の左右中央部から吹き出される冷気だけでなく、冷気窓38の左右両端部から吹き出される冷気も、風向板27で受け止めて下向きに変向することができる。従って、冷気窓38から吹き出される冷気が貯蔵室3の外方へ漏れ出ることをより抑制して、冷蔵状態の温冷陳列部16を効果的に冷却できる。
本発明の第1実施例に係るショーケースの1つの使用状態を示す要部の縦断側面図である。 第1実施例に係るショーケースの全体を示す縦断側面図である。 第1実施例に係るショーケースの要部の正面図である。 第1実施例に係る温冷表示板の斜視図である。 第1実施例に係る温冷陳列部の前端部の縦断側面図である。 第1実施例に係る冷気ダクトとその周辺構造の縦断側面図である。 第1実施例に係るダンパーの斜視図である。 図6におけるA−A線断面図である。 図6におけるB−B線断面図である。 第1実施例に係るショーケースの別の使用状態を示す要部の縦断側面図である。 本発明の第2実施例に係る温冷表示板の要部の斜視図である。 第2実施例に係る温冷表示板を装着した状態を示す図である。 本発明の第3実施例に係る温冷表示板の要部の斜視図である。 第3実施例に係る温冷表示板を装着した状態を示す図である。 本発明の第4実施例に係る温冷表示板と支持枠の要部の斜視図である。 第4実施例に係る温冷表示板を装着した状態を示す図である。 本発明の別実施例に係るショーケースの全体を示す縦断側面図である。
(第1実施例) 図1ないし図10は、本発明に係るショーケースの第1実施例を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2においてショーケースは、断熱壁で形成された本体ケース1と、本体ケース1の内側に配置された内パネル2とを備えており、内パネル2で貯蔵室3が区画され、内パネル2と本体ケース1の間にダクト4が区画されている。内パネル2は背面板2aと天面板と底面板で側面視略コ字状に形成される。ダクト4は、貯蔵室3の下部前端に設けられた吸込口5から、貯蔵室3の上部前端に設けられた吹出口6にわたって形成してある。
ダクト4には蒸発器9と循環ファン10が配置されている。詳しくは、内パネル2の背面板2aの後方下部に蒸発器9が配置され、内パネル2の底面板の下方に循環ファン10が配置されている。循環ファン10を駆動すると、ダクト4内を吸込口5から吹出口6へ向かう空気の流れが形成される。本体ケース1の底壁の下面側には、冷凍ユニット11を収容する機械室12が形成してある。冷凍ユニット11は、蒸発器9と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機および凝縮器と、凝縮器を冷却するための冷却ファンなどを含んで構成される。
前面に開口を有する貯蔵室3には、温蔵と冷蔵に切り換え可能な上下4段の温冷陳列部16が設けてある。本実施例に係るショーケースは、全段を冷蔵用として使用する第1使用状態と、上側1段(第1陳列部16A)を温蔵用、下側3段(第2陳列部16B〜第4陳列部16D)を冷蔵用として使用する第2使用状態と、上側2段(第1陳列部16A・第2陳列部16B)を温蔵用、下側2段(第3陳列部16C・第4陳列部16D)を冷蔵用として使用する第3使用状態と、全段を温蔵用として使用する第4使用状態とに変更することができる。図2および図3において各温冷陳列部16は、商品が陳列される棚板18と、棚板18を前方へ引き出し可能に支持する左右一対の棚ブラケット19と、棚板18に内蔵されて温蔵時に通電されるヒータ20と、当該陳列部16の温度状態を表示する温冷表示板21などで構成される。温冷表示板21は棚板18の前端部に着脱自在に装着される。
図3および図4において温冷表示板21は、左右横長の帯板状に形成してあり、その表裏に温蔵表示25と冷蔵表示26が設けてある。これら表示25・26の一方を前面に向けて棚板18の前端部に装着することにより、当該棚板18上に陳列された商品が温蔵(HOT)状態であるか、冷蔵(COLD)状態であるかを表示することができる。本実施例では、温冷表示板21の一方の長辺部21aに連続して風向板27を一体に設けた。温蔵表示25と冷蔵表示26は上下逆さまに表示されており、温蔵表示25を前面に向けた状態では風向板27が温冷表示板21の下側に位置し、冷蔵表示26を前面に向けた状態では風向板27が温冷表示板21の上側に位置する。温冷表示板21の左右長さは風向板27の左右長さより大きく設定されて、温冷表示板21の左右両端には左右方向の突出部28が形成される。温冷表示板21と風向板27の前後厚み寸法は等しく、両者21・27の前後面はそれぞれ面一状に形成してある。
図3および図5において棚板18は、ヒータ20を内蔵する中空状の水平板からなる棚板本体29と、棚板本体29の前端部に固定された支持枠30とを備える。支持枠30は、下壁31と前壁32を一体に備えた断面L字状の枠体からなり、下壁31の後側の過半部が棚板本体29の下面に固定されて、前壁32と棚板本体29の前面の間に温冷表示板21用の装着溝33が形成されている。温冷表示板21は装着溝33に上方から挿入されて、装着溝33の溝底を構成する下壁31の前端部で支持される。また下壁31の前端部には、先の風向板27の挿通を許すスリット34が形成してある。スリット34の左右寸法は、風向板27の左右寸法より僅かに大きく、かつ、温冷表示板21の左右寸法より小さく設定してある。支持枠30は、温冷表示板21の表示25・26の透視を可能とする透明材で形成してある。
温蔵表示25を前面に向けた温冷表示板21を装着溝33に挿入すると、図3および図5(a)に示すように、風向板27がスリット34から棚板18の下面に突出して、温冷表示板21の左右両側の突出部28が、温冷表示板21の一方の長辺部21aの側において、スリット34の左右の下壁31で受け止められる。一方、冷蔵表示26を前面に向けた温冷表示板21を装着溝33に挿入すると、図3および図5(b)に示すように、温冷表示板21の左右両側の突出部28が、温冷表示板21の他方の長辺部21bの側において、スリット34の左右の下壁31で受け止められる。このとき風向板27は温冷表示板21の上側に位置する。風向板27の作用については後述する。
図3および図6において背面板2aには、ダンパー37で開閉される上下2個の冷気窓38が形成してある。各冷気窓38は左右横長の矩形状に形成してあり、その左右寸法は風向板27の左右寸法よりも小さく設定してある。そのため、左右方向において風向板27が冷気窓38の全長にわたって重なっている。上側の冷気窓38は、第1陳列部16Aの左右の棚ブラケット19の間に配置されて、当該陳列部16Aの棚板18の下面に臨んでいる。下側の冷気窓38は、第2陳列部16Bの左右の棚ブラケット19の間に配置されて、当該陳列部16Bの棚板18の下面に臨んでいる。また背面板2aには、一群の長穴状の吹出穴が形成してある。吹出穴は背面板2aの主に左右端寄りに配置されて、冷蔵時における温冷陳列部16の温度むらを解消する。
図6においてダンパー37は、冷気窓38を閉塞してダクト4を開放する起立姿勢(下側のダンパー37参照)と、冷気窓38を開放してダクト4を閉塞する傾倒姿勢(上側のダンパー37参照)との間で姿勢変更可能に支持される。図6および図7においてダンパー37は、冷気窓38あるいはダクト4を閉塞する左右横長の閉塞板41と、ダンパー37の姿勢を変更操作するための操作片42と、多数の通風口44が左右方向に列設された通風板43と、後述の支軸54で支持される左右一対の軸受片45と、閉塞板41の下面の後端部に設けられた磁石46などで構成される。
閉塞板41は、背面板2aの後面側に配置されてダクト4内を前後傾動する。図6の下側に示すように、起立姿勢における閉塞板41は、背面板2aと平行な姿勢で背面板2aの後面に接触し、冷気窓38を後方から閉塞する。図6の上側に示すように、傾倒姿勢における閉塞板41は、ダクト4の後面に突設された支持片50で支持されて、ダクト4を閉塞する。このとき、閉塞板41の下面の磁石46が支持片50に磁気吸着することにより、傾倒姿勢におけるダンパー37のがたつきが規制される。
操作片42は、閉塞板41の下端に連続して形成されて、冷気窓38を介して前方、すなわち貯蔵室3内へ突出している。通風板43は、閉塞板41の下端から操作片42とほぼ逆向きに伸びており、ダンパー37の起立姿勢においてはダクト4内に位置し、傾倒姿勢においては冷気窓38内に位置する。通風板43の左右寸法は冷気窓38の左右寸法よりも小さく設定されて、通風板43の左右両側にはそれぞれ通風隙間51が形成される(図8参照)。従って、ダンパー37を傾倒させると、ダクト4を上昇して閉塞板41でせき止められた冷気が、通風板43の各通風口44および左右両側の通風隙間51から貯蔵室3へ吹き出す。
軸受片45は、閉塞板41の左右縁の下部から後方へ折り曲げ形成してある。各軸受片45には、起立姿勢において上下方向に長い長穴状の軸受穴53が形成してある。各軸受穴53には支軸54が挿通されており、これら左右一対の支軸54によりダンパー37が起立姿勢と傾倒姿勢の間で姿勢変更可能に支持される。図9において支軸54は、軸受穴53内に配置される軸部55の左右に、軸部55よりも大径の頭部56と小径のねじ部57が設けられたビスからなる。背面板2aの後面側において冷気窓38の左右両側には、背面板2aに直交する縦板58が設けられている。左右の軸受片45の軸受穴53に支軸54を挿通し、ねじ部57を縦板58にねじ込むことにより、ダンパー37が縦板58に取り付けられている。
図6の下側に示す起立姿勢のダンパー37の操作片42に指を引っ掛け押し上げると、ダンパー37は軸受穴53と支軸54により上方へスライド案内され、支軸54が軸受穴53の下端に達したところで、ダンパー37が支軸54のまわりに後方へ揺動し、閉塞板41が支持片50で支持される傾斜姿勢になる。図6の上側に示す傾斜姿勢のダンパー37の操作片42に指を引っ掛け押し下げると、ダンパー37は支軸54のまわりに前方へ揺動し、閉塞板41が背面板2aに接触する。次いでダンパー37は、軸受穴53と支軸54により下方へスライド案内され、支軸54が軸受穴53の上端に達して起立姿勢となる。
次に、本実施例に係るショーケースの各使用状態について説明する。
(第1使用状態) 全陳列部16A〜16Dを冷蔵用として使用する第1使用状態では、図2に示すように各陳列部16A〜16Dの温冷表示板21を、冷蔵表示26を前面に向けて装着するとともに、上下の冷気窓38をダンパー37で閉塞し、ダクト4を上下方向の全長にわたって連通させる。冷凍サイクルおよび循環ファン10を駆動すると、蒸発器9で冷却された冷気が吹出口6から吸込口5へ下向きに吹き出されて、貯蔵室3内の全陳列部16A〜16Dの前面に冷気のエアカーテンが形成される。第1使用状態では、全陳列部16A〜16Dの風向板27が温冷表示板21の上側に位置するので、各陳列部16A〜16Dの棚板18上に比較的背の高い商品(例えば、500mLの冷蔵用ペットボトル飲料)を陳列しても、棚板18を前方へ引き出す際に商品が風向板27にぶつかることはない。
(第2使用状態) 第1陳列部16Aを温蔵用、第2陳列部16B〜第4陳列部16Dを冷蔵用として使用する第2使用状態では、第1陳列部16Aのヒータ20に通電して該陳列部16Aを加熱する。また図1および図3に示すように、第1陳列部16Aの温冷表示板21を、温蔵表示25を前面に向けて装着し、第2陳列部16B〜第4陳列部16Dの温冷表示板21を、冷蔵表示26を前面に向けて装着する。さらに、下側のダンパー37で冷気窓38を閉塞してダクト4を開放し、上側のダンパー37で冷気窓38を開放してダクト4を閉塞する。冷凍サイクルおよび循環ファン10を駆動すると、蒸発器9で冷却されてダクト4を上昇する冷気が、上側のダンパー37の閉塞板41でせき止められて、上側の冷気窓38内に位置する通風板43の各通風口44および左右両側の通風隙間51から前向きに吹き出される。この冷気は、第1陳列部16Aの棚板18の下面に沿って流れ、その前端部において風向板27により下向きに変向され、吸込口5から吸い込まれる。つまり、第2陳列部16B〜第4陳列部16Dの前面に冷気のエアカーテンが形成される。
第2使用状態における各部の温度計測値と、比較対象として風向板27を設けない場合の温度計測値をまとめて表1に示す。この計測は室温27℃、湿度70%の環境下で行った。表1において冷気窓38と吸込口5の温度は、これらを通過する冷気の温度を計測したものであり、また、各陳列部16B〜16Dの温度は、当該陳列部16B〜16Dに陳列された複数の商品の温度を計測し、その平均温度を求めたものである。この表1では、風向板27が有る場合の方が、無い場合に比べて各部の温度が低くなっており、この計測結果から、風向板27が冷気の漏れ出しを防いでエアカーテンの形成を補助し、各陳列部16B〜16Dの温度を低下させる作用効果を奏することが分かる。
Figure 2017099806
第2使用状態では、冷蔵用の第2陳列部16Bの上方において、第1陳列部16Aの風向板27が下向きに突出するため、第2陳列部16Bの棚板18上には比較的背の低い商品(例えば、350mLの冷蔵用ペットボトル飲料)を陳列した方が、当該棚板18をスムーズに引き出すことができる。一方、同じく冷蔵用の第3陳列部16Cおよび第4陳列部16Dの上方では風向板27が突出しないため、両陳列部16C・16Dの棚板18上には比較的背の高い商品を陳列しても、当該棚板18を支障無く引き出すことができる。
(第3使用状態) 第1陳列部16Aおよび第2陳列部16Bを温蔵用、第3陳列部16Cおよび第4陳列部16Dを冷蔵用として使用する第3使用状態では、第1陳列部16Aおよび第2陳列部16Bのヒータ20に通電して両陳列部16A・16Bを加熱する。また図10に示すように、第1陳列部16Aおよび第2陳列部16Bの温冷表示板21を、温蔵表示25を前面に向けて装着し、第3陳列部16Cおよび第4陳列部16Dの温冷表示板21を、冷蔵表示26を前面に向けて装着する。さらに、下側のダンパー37で冷気窓38を開放してダクト4を閉塞する。上側のダンパー37の姿勢は任意であるが、ここでは冷気窓38を閉塞するものとした。冷凍サイクルおよび循環ファン10を駆動すると、蒸発器9で冷却されてダクト4を上昇する冷気が、下側のダンパー37の閉塞板41でせき止められて、下側の冷気窓38内に位置する通風板43の各通風口44および左右両側の通風隙間51から前向きに吹き出される。この冷気は、第2陳列部16Bの棚板18の下面に沿って流れ、その前端部において風向板27により下向きに変向され、吸込口5から吸い込まれる。つまり、第3陳列部16Cおよび第4陳列部16Dの前面に冷気のエアカーテンが形成される。
第3使用状態における各部の温度計測値と、比較対象として風向板27を設けない場合の温度計測値をまとめて表2に示す。計測環境と各温度の計測方法は、先の表1のときと同様である。この表2でも、風向板27が有る場合の方が、無い場合に比べて各部の温度が低くなっており、この計測結果から、風向板27が冷気の漏れ出しを防いでエアカーテンの形成を補助し、各陳列部16C・16Dの温度を低下させる作用効果を奏することが分かる。
Figure 2017099806
第3使用状態では、温蔵用の第2陳列部16Bの上方において、第1陳列部16Aの風向板27が下向きに突出し、さらに冷蔵用の第3陳列部16Cの上方において、第2陳列部16Bの風向板27が下向きに突出するため、両陳列部16B・16Cの棚板18上には比較的背の低い商品を陳列した方が、当該棚板18をスムーズに引き出すことができる。ただし、主に温蔵の対象となる缶飲料や温蔵用ペットボトル飲料は、500mLの冷蔵用ペットボトル飲料よりも十分に背が低いことが一般的であるから、温蔵用の第2陳列部16Bの上方で風向板27が下向きに突出していても、風向板27が棚板18の引き出しの妨げになることは殆ど無い。また、冷蔵用の第4陳列部16Dの上方では風向板27が突出しないため、当該陳列部16Dの棚板18上には比較的背の高い商品を陳列しても、当該棚板18を支障無く引き出すことができる。
(第4使用状態) 全陳列部16A〜16Dを温蔵用として使用する第4使用状態では、各陳列部16A〜16Dのヒータ20に通電してこれを加熱するとともに、各陳列部16A〜16Dの温冷表示板21を、温蔵表示25を前面に向けて装着する。冷凍サイクルおよび循環ファン10は駆動しない。上下のダンパー37の姿勢は任意である。この使用状態では、第2陳列部16B〜第4陳列部16Dの上方において、第1陳列部16A〜第3陳列部16Cの風向板27がそれぞれ下向きに突出するが、上述のように温蔵用の商品は一般的に比較的背が低いことから、風向板27が棚板18の引き出しの妨げになることは殆ど無い。なお、第4使用状態において必要があれば、循環ファン10を駆動して各陳列部16A〜16Dの前面に常温空気のエアカーテンを形成することができる。または、循環ファン10を駆動するとともに、蒸発器9の除霜用のヒータに通電して、加熱空気のエアカーテンを形成することもできる。これらエアカーテンを形成する場合は、上下の冷気窓38をダンパー37で閉塞し、ダクト4を上下方向の全長にわたって連通させて、吹出口6から常温空気あるいは加熱空気が吹き出すようにすればよい。
次に、ショーケースの使用状態の変更作業について、具体例を挙げて説明する。全陳列部16A〜16Dを冷蔵用とする第1使用状態から、第1陳列部16Aのみを温蔵用に切り換えて第2使用状態に変更する場合は、機械室12に設けた不図示のスイッチを操作して、当該陳列部16Aのヒータ20に通電する。また、第1陳列部16Aの温冷表示板21を取り外して前後および上下に反転させ、温蔵表示25を前面に向けて再装着するとともに、上側のダンパー37を操作して、上側の冷気窓38を開放しダクト4を閉塞する(図1参照)。これにより、ダクト4からの冷気の吹出位置を、吹出口6から上側の冷気窓38に変更し、冷気のエアカーテンの形成位置を第2陳列部16B〜第4陳列部16Dの前面に変更することができる。第1陳列部16Aを温蔵用から再び冷蔵用に切り換える場合は、ヒータ20のスイッチ、温冷表示板21、およびダンパー37について、上記と逆の操作を行う。
全陳列部16A〜16Dを冷蔵用とする第1使用状態から、第1陳列部16Aおよび第2陳列部16Bを温蔵用に切り換えて第3使用状態に変更する場合は、機械室12に設けた不図示のスイッチを操作して、両陳列部16A・16Bのヒータ20に通電する。また、両陳列部16A・16Bの温冷表示板21を取り外して前後および上下に反転させ、温蔵表示25を前面に向けて再装着するとともに、下側のダンパー37を操作して、下側の冷気窓38を開放しダクト4を閉塞する(図10参照)。これにより、ダクト4からの冷気の吹出位置を、吹出口6から下側の冷気窓38に変更し、冷気のエアカーテンの形成位置を第3陳列部16Cおよび第4陳列部16Dの前面に変更することができる。第1陳列部16Aと第2陳列部16Bを温蔵用から再び冷蔵用に切り換える場合は、ヒータ20のスイッチ、2個の温冷表示板21、およびダンパー37について、上記と逆の操作を行う。
以上のように本実施例では、温冷陳列部16の温冷表示板21の一方の長辺部21aに連続して風向板27を設け、両者21・27を棚板18の前端部に設けた支持枠30で支持したので、両者21・27を別体とする場合に比べて、棚板18の前端部の構造を簡素化することができる。また本実施例では、温冷表示板21を装着溝33から上方へ抜き出し、その前後および上下を反転させ、装着溝33に再び差し込むだけの簡単な作業で、温冷表示板21の前面側の表示内容と、風向板27のスリット34からの突出の有無を同時に変更できる。従って、温冷表示板の表示内容と風向板の位置を個別に行う必要があった従来のショーケースに比べて、温冷陳列部16の温度状態の切り換えに付随する作業の手間を削減できる。なお上記の実施例では、全陳列部16A〜16Dの温冷表示板21を同一形状とし、それぞれが風向板27を一体に備えるものとしたが、第3陳列部16Cおよび第4陳列部16Dの温冷表示板21の風向板27は、その機能を発揮する場面が無いことから、当該温冷表示板21からは風向板27を省略してもよい。
(第2実施例) 図11および図12は、温冷表示板21の構造を変更した本発明の第2実施例を示す。本実施例では、温冷表示板21の表裏に、一方の長辺部21aに沿って左右一対の円柱状のストッパー61が突設されている。また、温冷表示板21の他方の長辺部21bの左右両端に、左右方向へ突出する舌片62が形成されている。図12(a)に示すように、温冷表示板21の温蔵表示25を前面に向けたときは、風向板27がスリット34から下方へ突出し、左右一対のストッパー61がスリット34の前後の下壁31で受け止められる。図12(b)に示すように、温冷表示板21の冷蔵表示26を前面に向けたときは、左右一対の舌片62がスリット34の左右の下壁31で受け止められる。他は第1実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様とする。
(第3実施例) 図13および図14は、温冷表示板21の構造を変更した本発明の第3実施例を示す。本実施例では、温冷表示板21の左右両側に、下壁31で受け止められる揺動レバー65が設けてある。揺動レバー65は、互いに直交する長片66と短片67を一体に備えるL字状に形成してある。長片66は、温冷表示板21の上下寸法とほぼ同一の長さ寸法を有し、短片67に連続する端部と反対側の端部が、温冷表示板21の他方の長辺部21b側の隅部に揺動ピン68で連結してある。揺動レバー65を揺動ピン68のまわりに揺動させると、長片66が温冷表示板21の短辺部(左右辺部)に沿う起立姿勢(図13に実線で示す)と、長片66が他方の長辺部21bの延長線に沿う横臥姿勢(図13に想像線で示す)とに姿勢変更可能である。温冷表示板21の一方の長辺部21aの左右両側には、起立姿勢における揺動レバー65の短片67の進入を許す切欠69が形成してある。短片67の前後寸法は、温冷表示板21の前後厚みおよびスリット34の前後幅より大きく設定してある。
温冷表示板21の温蔵表示25を前面に向けて装着するときは、図14(a)に示すように揺動レバー65を起立姿勢とする。これにより、風向板27がスリット34から下方へ突出する状態で、揺動レバー65の短片67の底面がスリット34の前後の下壁31で受け止められる。温冷表示板21の冷蔵表示26を前面に向けて装着するときは、図14(b)に示すように揺動レバー65を横臥姿勢とする。これにより、揺動レバー65の短片67の側面がスリット34の左右の下壁31で受け止められる。
(第4実施例) 図15および図16は、温冷表示板21と支持枠30の構造を変更した本発明の第4実施例を示す。本実施例では、温冷表示板21の一方の長辺部21aの左右両端部にストッパー73が固定されて、その前後端が温冷表示板21の表裏において突出している。また、支持枠30の左右両側に、スリット34を上面側から開閉するシャッター74が設けてある。シャッター74は前後スライド可能に設けられており、その移動ストロークの前端においてスリット34の上面を開放し、後端においてスリット34の上面に被さってこれを閉塞する。
温冷表示板21の温蔵表示25を前面に向けて装着するときは、シャッター74を前方へスライドさせてスリット34を開放する。これにより、図16(a)に示すように、風向板27がスリット34から下方へ突出する状態で、ストッパー73がスリット34の前後の下壁31で受け止められる。温冷表示板21の冷蔵表示26を前面に向けて装着するときは、シャッター74を後方へスライドさせてスリット34を閉塞する。これにより、図16(b)に示すように、温冷表示板21の他方の長辺部21bが左右のシャッター74の上面で受け止められる。なお、本実施例の変更例として、冷蔵表示26の上下の向きを温蔵表示25と同じにすることができ、この場合は、温冷表示板21の冷蔵表示26を前面に向けたときに、風向板27が温冷表示板21の下側に位置して、風向板27が左右のシャッター74の上面で受け止められる。
図17は、貯蔵室3に冷蔵専用の冷蔵陳列部17を設けた本発明の別実施例を示す。具体的には、貯蔵室3の上部に2段の温冷陳列部16が設けられ、貯蔵室3の下部に2段の冷蔵陳列部17が設けられている。冷蔵陳列部17は、温冷表示板21が風向板27を備えず、冷蔵表示26を前面に向けた状態で棚板18に分離不能に固定される点と、棚板18にヒータ20を内蔵しない点で、上側2段の温冷陳列部16と異なる。この別実施例に係るショーケースは、全段を冷蔵用として使用する第1使用状態と、上側1段を温蔵用、下側3段を冷蔵用として使用する第2使用状態と、上側2段を温蔵用、下側2段を冷蔵用として使用する第3使用状態とに変更することができる。この別実施例から分かるように、本発明に係るショーケースは、貯蔵室3内の少なくとも上段側に温冷陳列部16を備えていればよい。
上記の各実施例以外に、温冷表示板21の全体を風向板27よりも前後方向に厚く形成し、温冷表示板21をスリット34の前後の下壁31で受け止めることができる。温冷表示板21を着脱自在に支持する構造は支持枠30に限られず、例えば、温冷表示板21を棚板18の前面にねじで直接固定する構造などであってもよい。また温冷陳列部16において、ヒータ20は省略することができる。この場合の温冷陳列部16は、常温(ショーケースが設置される店舗等の室温)による貯蔵と冷蔵とに切り換え可能である。
3 貯蔵室
4 ダクト
5 吸込口
6 吹出口
16 温冷陳列部
18 棚板
21 温冷表示板
25 温蔵表示
26 冷蔵表示
27 風向板
28 突出部
30 支持枠
31 下壁
32 前壁
33 装着溝
34 スリット
37 ダンパー
38 冷気窓

Claims (6)

  1. 前面が開口する貯蔵室(3)に、温蔵と冷蔵に切り換え可能な温冷陳列部(16)が設けられており、
    貯蔵室(3)の下部前端に設けられた吸込口(5)から、貯蔵室(3)の上部前端に設けられた吹出口(6)にわたって、ダクト(4)が形成されており、
    貯蔵室(3)とダクト(4)を前後に隔てる背面板(2a)に、ダンパー(37)で開閉される冷気窓(38)が形成されており、
    冷蔵状態の温冷陳列部(16)の前面に、吹出口(6)あるいは冷気窓(38)から吹き出された冷気によるエアカーテンが形成されるショーケースであって、
    温冷陳列部(16)の棚板(18)の前端部に、該陳列部(16)の温度状態を表示する温冷表示板(21)が着脱自在に装着されており、
    温冷表示板(21)は左右横長の帯板状に形成されて、その表裏に温蔵表示(25)と冷蔵表示(26)が設けられており、
    温冷表示板(21)のいずれか一方の長辺部(21a)に連続して風向板(27)が設けられており、
    温冷表示板(21)の温蔵表示(25)を前面に向けた状態において、風向板(27)が棚板(18)の下面に突出して、冷気窓(38)から前向きに吹き出される冷気を下向きに変向案内することを特徴とするショーケース。
  2. 温冷表示板(21)の温蔵表示(25)と冷蔵表示(26)が上下逆さまに表示されており、
    温蔵表示(25)を前面に向けた状態においては、風向板(27)が温冷表示板(21)の下側に位置して棚板(18)の下面に突出し、
    冷蔵表示(26)を前面に向けた状態においては、風向板(27)が温冷表示板(21)の上側に位置する請求項1に記載のショーケース。
  3. 温冷表示板(21)が、棚板(18)の前端部に設けられた装着溝(33)に上方から挿入されて、装着溝(33)の溝底で支持されており、
    装着溝(33)の溝底に、風向板(27)の挿通を許すスリット(34)が形成されており、
    温冷表示板(21)の温蔵表示(25)を前面に向けた状態においては、風向板(27)がスリット(34)より下方へ突出して、温冷表示板(21)の前記一方の長辺部(21a)が装着溝(33)の溝底で受け止められており、
    温冷表示板(21)の冷蔵表示(26)を前面に向けた状態においては、温冷表示板(21)の他方の長辺部(21b)が装着溝(33)の溝底で受け止められる請求項2に記載のショーケース。
  4. 温冷表示板(21)の左右長さが風向板(27)の左右長さより大きく設定されて、温冷表示板(21)の左右両端に左右方向の突出部(28)が形成されており、
    温冷表示板(21)が装着溝(33)に挿入された状態において、左右の突出部(28)が装着溝(33)の溝底で受け止められる請求項3に記載のショーケース。
  5. 装着溝(33)の前面が、透明材からなる前壁(32)で区画されている請求項3または4に記載のショーケース。
  6. 風向板(27)が冷気窓(38)よりも左右方向に長く形成されて、左右方向において風向板(27)が冷気窓(38)の全長にわたって重なっている請求項1から5のいずれかに記載のショーケース。
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