JP6678330B2 - ショーケース - Google Patents

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本発明は、前面が開口する陳列室内に商品を陳列するショーケースであって、特に、前面開口に冷気のエアカーテンと常温空気のエアカーテンとを形成するショーケースに関する。
従来から、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに設置されるオープンショーケースは、断面略コ字状の断熱壁と、この断熱壁の側面に取り付けられる側板とから構成されており、断熱壁内を仕切板にて仕切ることにより、ダクトと前面が開口する陳列室とを形成している。そして、陳列室には商品を陳列する棚を架設するとともに、ダクト内には蒸発器を配置し、この蒸発器により冷却された冷気を前面開口上縁の冷気吐出口から吐出し、前面開口下縁の冷気吸込口から吸い込むことで、開口に冷気によるエアカーテンを形成していた(例えば、特許文献1参照)。
また、冷気吐出口より前側に外層吐出口を形成し、この外層吐出口から空気を吐出して冷気エアカーテンの前側に保護用のエアカーテンを形成するものもあった。
特開2012−161345号公報
このようなオープンショーケースでは、陳列室の前面が開口しているために顧客による商品の取り出しが容易であり、商品販売上の効果が極めて高いものであるが、陳列室からの冷気漏洩が著しいという問題がある。これを防止するために、前面開口には冷気によるエアカーテンを形成しているが、冷気の漏洩と外気の侵入は避けがたく、冷却効果の低下を招くとともに、消費電力の増加を招いてしまうという問題があった。
そこで、前記特許文献1ではオープンショーケースの前面開口に扉を取り付け可能な構成としていた。扉を取り付けて開口を開閉自在とすることで、冷気の漏洩や外気の侵入を防止若しくは低減することができる。
しかしながら、扉を取り付けた場合には、庫内と庫外との温度差から、扉に結露が発生するという問題がある。そのため、扉に結露が付着した状態で、扉を開いた場合、結露水が扉から床などに落下してしまい、結露水により汚れが発生したり、顧客が滑ってしまうおそれがあるという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、扉に付着した結露水の床などへの落下を防止することができ、結露水を内部に回収することのできるショーケースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、断面形状略コ字状の断熱壁と、前記断熱壁の側面に取り付けられる側板と、前記断熱壁内に形成され前面開口を有する陳列室と、前記前面開口を開閉する扉を有する扉ユニットと、備えてなるショーケースにおいて、前記扉ユニットの前記扉の下部を保持するとともに前記扉に付着した結露水を受ける下部扉保持部材と、前記扉を開閉自在に支持する下部ヒンジ部材と、を備え、前記下部ヒンジ部材は、前記前面開口の下端に設けられた下フレームに支持され、前記下部ヒンジ部材は、結露水を下フレームに案内する案内溝を備え、前記案内溝は、前記扉が全閉した状態および前記扉が全開した状態において、前記案内溝による結露水が、前記下フレームの上方に流れる位置に形成されていることを特徴とする。
また、前記構成において、前記下部扉保持部材の内側には、結露水を前記下部ヒンジ部材に案内する傾斜面を備えた水ガイド板が設けられていることを特徴とする。
また、前記構成において、前記下フレームの庫内側に、結露水をドレンパンに送る庫内側スリットを設け、前記下フレームは、結露水を前記庫内側スリットに案内する傾斜面を備えていることを特徴とする。
また、前記構成において、前記下フレームの庫外側に、結露水をドレンパンに送る庫外側スリットを設け、前記下フレームは、結露水を前記庫外側スリットに案内する傾斜面を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、下部ヒンジ部材の案内溝により、扉保持部材で受けた結露水を下フレームに案内するようにしているので、扉に結露が付着した状態で、扉を開いた場合でも、結露水が扉から床などに落下してしまうことを確実に防止することができ、下フレームに落下した結露水を機械室のドレンパンに回収することができる。
本発明に係るショーケースの実施形態を示す正面図である。 本実施形態の側面断面図である。 本実施形態の上部前方の拡大断面図である。 扉を開いた状態で上方から見た場合の斜視図である。 扉を開いた状態で扉の下方を示す斜視図である。 下部ヒンジ部材および下部扉保持部材を示す一部の斜視図である。 下部ヒンジ部材の斜視図部ある。 扉、下部ヒンジ部材および下部扉保持部材の分解斜視図である。 下部扉保持部材および下部ヒンジ部材による結露水の流れを示す説明図である。 下部ヒンジ部材および下フレームによる結露水の流れを示す説明図である。 扉下方における冷気の流れを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るショーケースの実施形態を示す正面図である。図2は本実施形態のショーケースの側面断面図、図3は本実施形態のショーケースの上部前方の拡大断面図である。
本実施形態のショーケース1は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗内に据え付けられる。
図1に示すように、ショーケース1は、前面が開口し上面、背面および下面を覆う断面形状略コ字状の断熱壁10と、据え付け現場において断熱壁10の外面側に取り付けられる断熱性の側板11とから構成されている。断熱壁10の内側には、断熱壁10に対して所定の間隙を有するように内側パネル12が設けられている。
内側パネル12の下端には、前面開口13に向かって延在する底板14が一体に取り付けられており、これら内側パネル12および底板14の内側は、前面開口13を有する陳列室15とされている。
内側パネル12および底板14と断熱壁10との間の空間は、冷気用ダクト18とされている。
また、陳列室15の内部には、陳列室15の背面側に位置する内側パネル12の前面側に設けられる図示しない支柱に着脱自在に取付けられる一対のブラケット20と、このブラケット20に指示された棚板21とが複数段設置されている。そして、棚板21の上面に、商品が陳列される構成とされている。
また、棚板21は、前方に引き出し自在とされており、棚板21の上面に商品を補充する際には、陳列室15の前面開口13より前方に引き出して作業を行うことができるように構成されている。
また、内側パネル12の上部前端部分には、キャノピー23が前面開口13の全幅にわたって取り付けられており、キャノピー23の内側には、陳列室15の内部を照明する照明灯24が取付けられている。
キャノピー23の前側には、陳列室15の前面開口13の上方を被覆する上パネル25が取り付けられており、この上パネル25には陳列室15の内部温度を表示するための温度計26が取り付けられている。
また、キャノピー23の前端であって照明灯24より後方側には、冷気用ダクト18に連通し、冷気用ダクト18の内部の冷気を陳列室15に吹き出す冷気吐出口30が形成されている。また、底板14の前端部には、冷気用ダクト18に連通する冷気吸込口31が形成されている。
また、内側パネル12の背面側における冷気用ダクト18の内部には、冷却装置の蒸発器32が配設されており、蒸発器32の上方における冷気用ダクト18の内部には、冷気用送風機33が設置されている。
また、断熱壁10の上面には、常温空気用ダクト19が形成されている。常温空気用ダクト19は、後述する扉の前面側には、常温空気用ダクト19に連通する常温空気吐出口34が形成されている。常温空気用ダクト19の後方には、常温空気吸込口35が形成されており、常温空気用ダクト19の内部には、常温空気用送風機36が設置されている。
また、本実施形態においては、常温空気吐出口34部分には、常温空気吐出口34から吐出される常温空気を扉の表面に案内する送風ガイド37が設けられている。
そして、冷気用送風機33を駆動することにより、蒸発器32と熱交換した冷気が冷気用ダクト18の内部を上昇し、冷気吐出口30から前面開口13に向けて吐出される。前面開口13に吐出された冷気は、冷気吸込口31から冷気用ダクト18の内部に吸い込まれ、これにより、前面開口13には冷気によるエアカーテンが形成されるとともに、この冷気のエアカーテンの一部が陳列室15の内部に循環される。
なお、内側パネル12には、図示しない冷気吹出口が形成されており、冷気のエアカーテンの一部とこれら冷気吹出口から吹き出される冷気によって陳列室15の内部は所定温度に冷却される。
一方、常温空気用送風機36を駆動することにより、常温空気用ダクト19の内部の空気が常温空気用ダクト19を通って、常温空気吐出口34から吐出される。そして、常温空気吐出口34から吐出された常温空気は、送風ガイド37により案内されて扉42の表面に向けて吹き付けられる。
これにより、扉ユニット40の陳列室15側に、冷気吐出口30および冷気吸込口31による冷気のエアカーテンが形成されることになり、扉ユニット40の外側に、常温空気吐出口34および常温空気吸込口35による常温空気のエアカーテンが形成されることになる。
また、前面開口13の上端には、上端に沿って延在する上フレーム45が取り付けられており、前面開口13の下端には、下端に沿って在する下フレーム46が取り付けられている。
また、本実施形態においては、図1および図2に示すように、ショーケース1の前面開口13には、扉ユニット40が取り付けられている。
扉ユニット40は、透明な板ガラスからなる左右にそれぞれ一対の扉42、42と、これら各扉42を開閉自在に支持するヒンジ機構43と、上フレーム45と扉42とを連結するステー44とから構成されている。
扉42は、扉42を回動自在に支持するヒンジ機構43により、上フレーム45および下フレーム46に取り付けられている。扉42は、正面視で略長方形状のガラス板で構成されている。
本実施形態においては、各扉42は、前面開口13の両側部分における上下端縁および前面開口13の中央部分における上下端縁にそれぞれヒンジ機構43が取り付けられており、これにより、各扉42は、陳列室15の左右のそれぞれ一対の扉42は、両側に開く両開き式の扉42とされている。
また、扉42の中央部分には、取っ手48が取り付けられている。
なお、扉42として、透明なガラス板の他、例えば、アクリル板など、他の素材を用いることも可能である。
図4は、扉42を開いた状態で上方から見た場合の斜視図である。図4に示すように、ヒンジ機構43は、断面形状略U字状を有し、扉42の上下端を挟んで支持する上部扉保持部材50および下部扉保持部材51をそれぞれ備えている。上部扉保持部材50および下部扉保持部材51は、例えば、金属などから構成されている。
上部扉保持部材50の基部には、上フレーム45に形成された図示しない支持孔に係合される支持軸53が一体に設けられている。そして、支持部52により扉42を支持した状態で、支持軸53を中心として回動自在とされている。
次に、上部のヒンジ機構について詳細に説明する。
図4に示すように、上フレーム45の下面と扉保持部材50の上面との間には、ステー44が連結されている。
ステー44は、一端部が上フレーム45に連結され内部が中空とされた長尺のステー枠60と、一端部が扉保持部材50に連結され、他端部がステー枠60の内側に摺動自在に挿入される長尺のステー可動部材61と、から構成されている。
ステー枠60のステー可動部材61の挿入端には、ステー枠60の上方から、ストッパ機構62が取り付けられている。ストッパ機構62は、ステー枠60の内側に向けてばね付勢された図示しないストッパを備えている。
ステー可動部材61の幅方向の中央部には、ステー可動部材61の長さ方向に延在しストッパが係合される摺動溝63が形成されている。
また、ステー可動部材61の摺動溝63の長手方向の延長上には、ストッパが係合する図示しないストッパ保持部が形成されている。このストッパ保持部は、本実施形態においては、例えば、扉42が75度の角度に開いた状態でストッパが係合する位置および扉42が90度の角度に開いた状態でストッパが係合する位置にそれぞれ形成されている。
このように構成することで、扉42が閉じた状態から扉42を開くと、ストッパがステー可動部材61の摺動溝63に係合しながら、ステー可動部材61は、ステー枠60の内側で摺動自在とされるので、ストッパが摺動溝63の端部に至るまでは、扉42は抵抗なく開くことができる。
ストッパが摺動溝63の端部まで移動した状態で、扉42をさらに開くと、ストッパが摺動溝63を乗り越えてストッパ保持部に係合する。この状態で、扉42は、75度に開いた状態で保持される。そして、扉42をさらに開くと、ストッパがストッパ保持部を乗り越えて、隣接するストッパ保持部に係合する。この状態で、扉42は、90度に開いた状態で保持される。
なお、本実施形態においては、ストッパ保持部として、扉42を75度および90度に開いた状態に保持する位置に設けるようにしたが、ストッパ保持部の形成位置および形成数は、必要に応じて任意に設定することができるものである。
また、ステー可動部材61の先端部には、所定以上の圧力がかかるとこの連結を解除する連結解除機構64が設けられている。連結解除機構64は、扉保持部材50に取付けられ内部が中空とされたステー連結部材65を備えており、ステー連結部材65は、扉保持部材50の上面に連結部材を貫通するピン66を介して固定されている。
ステー可動部材61の先端には、ピン66の両側に位置するように二股状に分かれた一対の連結片67が形成されており、これら各連結片67の先端部における互いに対向する面には、内側に突出するツメ68がそれぞれ形成されている。
そして、通常状態では、ステー連結部材65とステー可動部材61とは、連結片67のツメ68によりピン66に係合することで、互いに連結された状態に保持されている。
そして、扉42が90度の角度で開けられている状態からさらに開く方向に力が加わった場合に、連結片67のツメ68とピン66との係合が解除され、これにより、ステー可動部材61とステー連結部材65との連結が解除されるものである。
次に、下部のヒンジ機構43について詳細に説明する。
図5は、扉を開いた状態で扉の下方を示す斜視図である。図6は、下部ヒンジ部材および下部扉保持部材を示す一部の斜視図である。図7は、下部ヒンジ部材の斜視図部ある。図8は、扉、下部ヒンジ部材および下部扉保持部材の分解斜視図である。図9は、下部扉保持部材および下部ヒンジ部材による結露水の流れを示す説明図である。図10は、下部ヒンジ部材および下フレームによる結露水の流れを示す説明図である。図11は、扉下方における冷気の流れを示す説明図である。
図5および図6に示すように、下部のヒンジ機構43は、下部ヒンジ部材70を備えている。
下部ヒンジ部材70は、図7に示すように、下部ヒンジ部71と、下部扉支持部72とを備えている。下部ヒンジ部71は、略円柱状に形成されており、下部ヒンジ部71の下面には、下フレーム46に形成された図示しない支持孔に係合される支持軸73が一体に設けられている。
下部扉支持部72は、下部ヒンジ部71の周面から半径方向に延在する長尺状の板状に形成されている。下部ヒンジ部71の上面と、下部扉支持部72の上面とは、面一に形成されており、下部ヒンジ部71の上面には、中央部分から外周に向かって低くなるように傾斜された案内溝74が形成されている。案内溝74の下部ヒンジ部71の外周に位置する部分は、水落下部75とされている。
この案内溝74の形成方向は、扉42が全閉した状態の角度と、全開した状態の角度の間である下部扉支持部72の延長線に対して略45°の角度に形成されている。
なお、案内溝74は、これに限定されるものではない。例えば、扉42が全閉した状態および扉42が全閉した状態において、案内溝74の水落下部75が、常に、下フレーム46の上方に位置すれば、いずれに位置に形成するようにしてもよいし、平面視で扇状に案内溝74を形成するようにしてもよい。
また、図8に示すように、下部扉保持部材51は、扉42の表面および裏面から取り付けられる断面形状略L字状の一対の保持部材76,76を備えている。各保持部材76は、扉42に取り付けられた状態で、断面形状略U字状に形成されるようになっている。
下部扉保持部材51の内側には、水ガイド板77が設けられており、図9に示すように、この水ガイド板77は、扉42の先端側から下部ヒンジ部71に向かって低くなるように傾斜された傾斜面78を備えている。
また、各保持部材76と扉42の面との間には、間隙が形成されており、扉42に付着した結露水は、保持部材76と扉42との間隙79を介して落下し、水ガイド板77の傾斜面78により下部ヒンジ部71の案内溝74に向かって流れるように構成されている。
図10に示すように、下フレーム46の庫内側および庫外側には、結露水が落下するための庫内側スリット80および庫外側スリット81がそれぞれ形成されている。また、下フレーム46の上面には、下部ヒンジ部71の案内溝74による結露水の落下位置から庫内側に向かって低くなるように傾斜面82が形成されている。
そして、下部ヒンジ部71の案内溝74から下フレーム46の上面に落下した結露水は、下フレーム46の傾斜面82により、庫内側スリット80から落下して機械室に流れ込み、機械室の内部に設置された図示しないドレンパンに溜め込まれるように構成されている。また、下フレーム46の上面に落下した結露水の一部は、庫外側スリット81から落下し、下フレーム46の下面側に形成された間隙83を介して、同様に、機械室に流れ込み、ドレンパンに溜め込まれる。
なお、本実施形態においては、庫外側スリット81を形成するようにしているが、少なくとも庫内側スリット80を形成すれば、庫外側スリット81を省略するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、図5および図11に示すように、下フレーム46の扉42の庫内側には、立ち上げ部材85が設けられている。立ち上げ部材85は、その上端縁が下部の下部扉保持部材51より上方に位置するように形成されている。立ち上げ部材85の扉42側には、遮蔽部材としてのゴムなどの樹脂からなるパッキン86が貼り付けられている。
本実施形態においては、扉42が閉じた状態で、パッキン86と扉42とが当接するように構成されており、これにより、庫内の冷気が下部扉保持部材51に流れることを防止するように構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態においては、扉ユニット40により前面開口13を被覆するように構成されるので、陳列室15の内部と外部とを完全に遮断することができ、陳列室15の内部の温度を一定に保持することができ、冷却効率を高めることができる。
この場合に、本実施形態においては、扉ユニット40の陳列室15の内部側に、冷気吐出口30が配置され、扉ユニット40の外側に、常温空気吐出口34が配置されている。また、同様に、扉ユニット40の陳列室15側に、冷気吸込口31が配置され、扉ユニット40の外側に、常温空気吸込口35が配置されている。
そのため、扉ユニット40の陳列室15の内部側に、冷気吐出口30および冷気吸込口31による冷気のエアカーテンが形成されることになり、扉ユニット40の外側に、常温空気吐出口34および常温空気吸込口35による常温空気によるエアカーテンが形成される。
一般に、扉42を設置した場合、陳列室15の内部には、前述のように冷気のエアカーテンが形成され、扉42の内側面は、常に冷気にさらされている状態である。しかも、冷気吸込口31から冷気を吸い込む構造であり、冷気は下方に溜まりやすいことから、扉42の内側下方が最も冷えやすい傾向にある。
そのため、そのままの状態では、扉42の外側面下方が外気と比較して低温となるので、結露しやすい状態となる。
しかしながら、本実施形態においては、立ち上げ部材85を設けるとともに、立ち上げ部材85にパッキン86を設け、扉42が閉じた状態で、庫内の冷気が、下部扉保持部材51に到達しないようしているので、金属からなる下部扉保持部材51が必要以上に冷却されてしまうことを防止することができる。
しかも、扉ユニット40の外側に常温空気のエアカーテンを形成することができるので、扉42の外側面に常温空気を常に当てることが可能となり、扉42の外側面における結露を防止することができる。
前述のように結露の防止が可能であるが、万一、扉42に結露が発生した場合には、結露水は、扉42を伝わって下方に落ちていくが、下部扉保持部材51により結露水を受けることができる。そのため、扉42を開いた状態においても、下部扉保持部材51により結露水を受けることができるので、扉42が開いた際に、結露水が床など落下してしまうことを確実に防止することができる。
そして、下部扉保持部材51により受けた結露水は、傾斜面78に沿って下部ヒンジ部71に向かって流れ、下部ヒンジ部71の案内溝74により下フレーム46に落下される。下フレーム46に落下した結露水は、庫内側スリット80および庫外側スリット81を介して機械室のドレンパンに貯留される。
以上述べたように、本実施形態においては、扉ユニット40の扉42の下部を保持するとともに扉42に付着した結露水を受ける下部扉保持部材51と、扉42を開閉自在に支持する下部ヒンジ部材70と、を備え、下部ヒンジ部材70は、結露水を下フレーム46に案内する案内溝74を備えている。
これによれば、下部ヒンジ部材70の案内溝74により、下部扉保持部材51で受けた結露水を下フレーム46に案内するようにしているので、扉42に結露が付着した状態で、扉42を開いた場合でも、結露水が扉42から床などに落下してしまうことを確実に防止することができ、下フレーム46に落下した結露水を機械室のドレンパンに回収することができる。
また、本実施形態においては、下部扉保持部材51の内側には、結露水を下部ヒンジ部材70に案内する傾斜面78を備えた水ガイド板77が設けられている。
これによれば、下部扉保持部材51の水ガイド板に傾斜面78を形成しているので、扉42から落下した結露水を下部扉保持部材51および水ガイド板により受けるとともに、下部ヒンジ部材70に案内することができる。
また、本実施形態においては、下フレーム46の庫内側に、結露水をドレンパンに送る庫内側スリット80を設け、下フレーム46は、結露水を庫内側スリット80に案内する傾斜面82を備えている。
これによれば、下フレーム46に結露水を庫内側スリット80に案内する傾斜面82を形成するようにしているので、傾斜面82により、下フレーム46に落下した結露水を庫内側スリット80に案内することができる。
また、本実施形態においては、下フレーム46の庫外側に、結露水をドレンパンに送る庫外側スリット81を設け、下フレーム46は、結露水を庫外側スリット81に案内する傾斜面を備えている。
これによれば、下フレーム46に結露水を庫外側スリット81に案内する傾斜面を形成するようにしているので、傾斜面により、下フレーム46に落下した結露水を庫外側スリット81に案内することができる。
また、本実施形態においては、案内溝74は、扉42が全閉した状態および扉42が全閉した状態において、案内溝74による結露水が、下フレーム46の上方に流れる位置に形成されている。
これによれば、案内溝74により、結露水を確実に下フレーム46に案内することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更および応用が可能である。
1 ショーケース
10 断熱壁
11 側板
12 内側パネル
13 前面開口
14 底板
15 陳列室
18 冷気用ダクト
19 常温空気用ダクト
21 棚板
30 冷気吐出口
31 冷気吸込口
33 冷気用送風機
34 常温空気吐出口
35 常温空気吸込口
36 常温空気用送風機
37 送風ガイド
40 扉ユニット
41 フレーム
42 扉
43 ヒンジ機構
44 ステー
45 上フレーム
46 下フレーム
47 縦フレーム
50 上部扉保持部材
51 下部扉保持部材
70 下部ヒンジ部材
71 下部ヒンジ部
72 下部扉支持部
74 案内溝
77 水ガイド板
78 傾斜面
80 庫内側スリット
81 庫外側スリット
82 傾斜面
85 立ち上げ部材
86 パッキン

Claims (4)

  1. 断面形状略コ字状の断熱壁と、前記断熱壁の側面に取り付けられる側板と、前記断熱壁内に形成され前面開口を有する陳列室と、前記前面開口を開閉する扉を有する扉ユニットと、備えてなるショーケースにおいて、
    前記扉ユニットの前記扉の下部を保持するとともに前記扉に付着した結露水を受ける下部扉保持部材と、前記扉を開閉自在に支持する下部ヒンジ部材と、を備え、
    前記下部ヒンジ部材は、前記前面開口の下端に設けられた下フレームに支持され、
    前記下部ヒンジ部材は、結露水を前記下フレームに案内する案内溝を備え、
    前記案内溝は、前記扉が全閉した状態および前記扉が全開した状態において、前記案内溝による結露水が、前記下フレームの上方に流れる位置に形成されていることを特徴とするショーケース。
  2. 前記下部扉保持部材の内側には、結露水を前記下部ヒンジ部材に案内する傾斜面を備えた水ガイド板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記下フレームの庫内側に、結露水をドレンパンに送る庫内側スリットを設け、前記下フレームは、結露水を前記庫内側スリットに案内する傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記下フレームの庫外側に、結露水をドレンパンに送る庫外側スリットを設け、前記下フレームは、結露水を前記庫外側スリットに案内する傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のショーケース。
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