JP2017099145A - 間接活線工事用先端工具 - Google Patents

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Hiroyuki Moriyama
裕之 森山
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Abstract

【課題】リングなどを確実に操作可能とした間接活線工事用先端工具を提供する。【解決手段】バインド打ち器10は、先端工具本体1、可動軸2、及び可動フック棒3を備える。又、バインド打ち器10は、圧縮コイルばね41と捩りコイルばね42を備える。先端工具本体1は、軸部1sとC字状の固定フック部1hを有する。軸部1sは、絶縁操作棒と着脱自在な接続部1bを有する。可動軸2は、固定フック部1hが延びる方向と略直交する方向に移動できる。可動フック棒3は、固定フック部1hと逆方向に延びている。圧縮コイルばね41は、可動フック棒3が固定フック部1hの先端部側に近づく力を付勢している。捩りコイルばね42は、可動フック棒3の先端部が固定フック部1hの先端部側に向かって閉じる力を付勢している。圧縮コイルばね41と捩りコイルばね42が協働して操作リング72rをバインド打ち器10の内部に保持できる。【選択図】図1

Description

本発明は、間接活線工事用先端工具に関する。特に、絶縁操作棒などを用いて、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線作業できる間接活線工事用工具であって、高圧配電線を碍子に支持するバインド線を操作するためのフック形状のバインド打ち器を改良して、電線の被覆を剥離する電線被覆剥離工具に設けたリングなどを確実に操作可能とした間接活線工事用先端工具の構造に関する。
活線工事は、高圧配電線を無停電状態で配電工事を実施している。活線工事には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがあることが知られている。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の高圧配電線に直接触れて配電工事を行っている。一方、間接活線工法は、作業者が絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の高圧配電線に直接触れることなく配電工事を行うことができる。
一般に、絶縁操作棒は、長尺の操作棒とこの操作棒の先端部に取り付けた配電作業用工具(以下、先端工具という)で構成している。そして、絶縁操作棒は、高圧配電線を把持、又は切断するなど、作業目的に対応して、先端工具を交換できるように構成している。
このような先端工具として、高所に配置された高圧配電線の被覆を剥離可能な、間接活線工事用の電線被覆剥離工具、及び、この電線被覆剥離工具を操作するための間接活線工事用のフック形状のバインド打ち器(先端工具)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−182820号公報
図5は、従来技術による電線被覆剥離工具の一例を示す斜視図である。本願の図5は、特許文献の図10に相当している。又、図6は、従来技術によるバインド打ち器の一例を示す図であり、図6(A)は、バインド打ち器の左側面図、図6(B)は、バインド打ち器の正面図である。
図5を参照すると、電線被覆剥離工具(以下、剥離工具と略称する)7は、電線Wの被覆を剥離できる切断刃7cを本体7bに備えている。又、剥離工具7は、アイハンドル71とアイボルト72を本体7bに備えている。アイハンドル71とアイボルト72は、それらの軸中心が直交するように配置されている。
図5を参照すると、アイハンドル71は、送りねじ部71sと蝶形の把持部71cを有している。送りねじ部71sは、本体7bとねじ結合している。把持部71cを送りねじ部71sの軸回りに回転することで、電線Wをその外周方向から押圧する可動ダイスを移動できる。
図5を参照すると、把持部71cは、後述するバインド打ち器8に設けたフック部8aが係合可能な係合穴71hを中央部に開口している。係合穴71hにフック部8aを係止し、把持部71cを軸回りに一方の方向に回転することで、固定ダイスに向かって可動ダイスを進出できる。そして、固定ダイスと可動ダイスが相対的に近づくことで、切断刃7cを電線Wの被覆に食い込ませることができる。次に、剥離工具7を電線Wの回りに360度旋回することで、電線Wの被覆を剥離できる。
図5を参照すると、アイボルト72は、円柱状の絶縁シャフト72sと円環状の操作リング72rを備えている。絶縁シャフト72sは、その基端部を本体7bに固定している。又、絶縁シャフト72sは、その先端部に操作リング72rを取り付けている。
図5又は図6を参照すると、バインド打ち器8は、長尺の絶縁操作棒80の先端部に着脱自在に取り付けられている。図5に示したバインド打ち器8は、ツイストロックと呼ばれる接続金具(図示せず)を基端部に備えている。絶縁操作棒80は、用途の異なる先端工具を交換自在な、いわゆる共用操作棒であって、ツイストロック形のバインド打ち器8を先端部に取り付けている。
一方、図6に示したバインド打ち器8は、円板状の菊座部8bを基端部に備えている。絶縁操作棒80の先端部に設けたツイストロック形の接続金具(図示せず)に雄ねじ部を設け、菊座部8bの中央部に雄ねじ部を挿通すると共に、蝶ナット(図示せず)を雄ねじ部に締結することで、絶縁操作棒80が延びる方向に対して、任意の角度でバインド打ち器8を固定できる(図5参照)。
図5又は図6を参照すると、バインド打ち器8は、棒状の軸部8sとフック部8aを備えている。フック部8aは、軸部8sから連続して、C字状に屈曲している。又、バインド打ち器8は、円柱状のピン部8pを備えている。ピン部8pは、フック部8aの開口8kと反対側に、軸部8sから突出している。なお、バインド打ち器の名称は、高圧配電線を碍子に支持するバインド線を操作できることに由来している。
次に、図5又は図6を参照して、電線被覆の剥離方法を説明する。最初に、間接活線工事用の把持工具6を用いて、電線Wを下方から支持する(図5参照)。次に、係合穴71hにフック部8aを係止し、把持部71cを軸回りに一方の方向に回転することで、切断刃7cを電線Wの被覆に食い込ませることができる。
次に、図5を参照して、ピン部8pを操作リング72rに挿入し、剥離工具7が電線Wの回りに時計方向(図中、矢印A参照)に旋回する力に抗して、剥離工具7が電線Wの回りに反時計方向(図中、矢印B参照)に360度旋回することで、電線Wの被覆を剥離できる。そして、例えば、電線Wの被覆を端末から引き抜くことで、電線Wの芯線を露出できる。
なお、図5を参照すると、剥離工具7は、電線Wを把持した状態で、アイボルト72が下方に垂れ下がるように、重心を構成している。これにより、剥離工具7を電線Wの回りに反時計方向に旋回したときに、重心の位置が変わることから、剥離工具7は電線Wの回りに時計方向に旋回する力が発生する。
しかしながら、従来技術による電線被覆の剥離方法は、剥離工具7を電線Wの回りに反時計方向に略90度以上旋回させようとすると、フック部8aが絶縁シャフト72sに妨げられて、それ以上の旋回が困難であるという問題があった。
このような不具合を解消するため、図5を参照して、フック部8aを操作リング72rに挿入し、剥離工具7を電線Wの回りに反時計方向に略180度以上旋回し、剥離工具7がその重量バランスから反時計方向に旋回するようになった時点で、反対側からフック部8aを操作リング72rに係止し、更に、剥離工具7を電線Wの回りに反時計方向に略180度旋回することで、電線Wの被覆を剥離していた。
しかし、図5又は図6を参照すると、前述した電線被覆の剥離方法であっても、軸部8sが延びる方向に対して、フック部8aの先端部側が略直交する方向に大きく飛び出しているので、フック部8aの先端部側が剥離工具7、又は他の絶縁操作棒に妨げられないように、絶縁操作棒80を操作することが困難であった。
以上のことから、電線の被覆を剥離する電線被覆剥離工具に設けたリングなどを確実に操作可能とした間接活線工事用先端工具が求められていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電線の被覆を剥離する電線被覆剥離工具に設けたリングなどを確実に操作可能とした間接活線工事用先端工具を提供することを目的とする。
本発明者は、C字状に屈曲した固定フック部の先端部に可動軸を移動自在に連結すると共に、可動フック棒が固定フック部の先端部側に近づく力を付勢する圧縮コイルばねを可動軸の他端部側に配置し、可動フック棒の先端部が固定フック部の先端部側に向かって閉じる力を付勢する捩りコイルばねを可動フック棒の基端部に配置し、圧縮コイルばねと捩りコイルばねが協働して、操作リングをバインド打ち器の内部に保持できるように構成することで、操作リングがバインド打ち器から外れ難くなると考え、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工事用先端工具を発明するに至った。
(1)本発明による間接活線工事用先端工具は、長尺の絶縁操作棒の先端部に着脱自在に固定し、係止対象物を係止可能な間接活線工事用先端工具であって、前記絶縁操作棒の先端部に着脱自在に固定された接続部を基端部に配置した棒状の軸部、及び前記軸部と連続すると共に、前記軸部が延びる方向に対して迂回するように、C字状に屈曲した固定フック部を有する先端工具本体と、前記固定フック部の先端部側が延びる方向と略直交する方向に移動自在に、前記固定フック部の先端部と連結した可動軸と、基端部が前記可動軸の一端部と回転自在に連結し、先端部が前記固定フック部の先端部側に沿って、前記固定フック部の先端部と逆方向に延びる可動フック棒と、前記可動軸の他端部側に配置され、前記可動フック棒が前記固定フック部の先端部側に近づく力を付勢する圧縮コイルばねと、前記可動フック棒の基端部に配置され、前記可動フック棒の先端部が前記固定フック部の先端部側に向かって閉じる力を付勢する捩りコイルばねと、を備え、前記可動フック棒の先端部と前記固定フック部の先端部側の間から係止対象物を導入すると共に、係止対象物を前記可動フック棒の基端部側に移動すると、前記圧縮コイルばねと前記捩りコイルばねが協働して係止対象物を内部に保持する。
(2)前記先端工具本体は、前記可動軸をその軸方向にスライド自在に案内するガイド穴を有する軸受部を前記固定フック部の先端部に備え、前記可動軸は、その外周方向に突出した回り止め用のキーを備え、前記ガイド穴は、半径方向の一部が断絶したキー穴を有し、前記キーは、前記キー穴とスライド自在に嵌合していることが好ましい。
(3)前記係止対象物は、剥離工具を電線回りに一方の方向に旋回させるアイボルトの先端部に設けた操作リングであってもよい。
(4)前記接続部は、前記絶縁操作棒が延びる方向に対して、前記軸部を任意の角度で固定自在な円板状の菊座部を備えてもよい。
(5)前記接続部は、用途の異なる先端工具を交換自在な共用操作棒に接続可能なツイストロック形の一対の鉤穴を有してもよい。
本発明による間接活線工事用先端工具は、C字状に屈曲した固定フック部の先端部に可動軸を移動自在に連結すると共に、可動フック棒が固定フック部の先端部側に近づく力を付勢する圧縮コイルばねを可動軸の他端部側に配置し、可動フック棒の先端部が固定フック部の先端部側に向かって閉じる力を付勢する捩りコイルばねを可動フック棒の基端部に配置し、圧縮コイルばねと捩りコイルばねが協働して、操作リングをバインド打ち器の内部に保持できるように構成しているので、電線被覆剥離工具に設けたリングなどの係止対象物を確実に操作できる。
本発明の一実施形態による間接活線工事用先端工具の構成を示す正面図であり、係止対象物を内部に導入する前の状態図である。 前記実施形態による間接活線工事用先端工具の構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による間接活線工事用先端工具の正面図であり、係止対象物を内部に導入する直前の状態図である。 前記実施形態による間接活線工事用先端工具の正面図であり、係止対象物を内部に導入した状態図である。 従来技術による電線被覆剥離工具の一例を示す斜視図である。 従来技術によるバインド打ち器の一例を示す図であり、図6(A)は、バインド打ち器の左側面図、図6(B)は、バインド打ち器の正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[間接活線工事用先端工具の構成]
最初に、本発明の一実施形態による間接活線工事用先端工具の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による間接活線工事用先端工具の構成を示す正面図であり、係止対象物を内部に導入する前の状態図である。図2は、前記実施形態による間接活線工事用先端工具の構成を示す斜視分解組立図である。
図3は、前記実施形態による間接活線工事用先端工具の正面図であり、係止対象物を内部に導入する直前の状態図である。図4は、前記実施形態による間接活線工事用先端工具の正面図であり、係止対象物を内部に導入した状態図である。
なお、従来技術で使用した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じとするので、以下説明を省略することがある。又、係止対象物としては、図5に示した操作リング72rを実施例として開示するが、係止対象物は操作リングに限定されない。
(全体構成)
次に、本発明の一実施形態による間接活線工事用先端工具の全体構成を説明する。図1から図4を参照すると、本発明の一実施形態による間接活線工事用先端工具(以下、バインド打ち器という)10は、先端工具本体1、可動軸2、及び可動フック棒3を備えている。
図1から図4を参照すると、先端工具本体1は、棒状の軸部1sと固定フック部1hを有している。軸部1sは、その基端部に接続部1bを設けている。接続部1bは、絶縁操作棒80の先端部に着脱自在に固定できる(図5参照)。固定フック部1hは、軸部1sと連続している。又、固定フック部1hは、軸部1sが延びる方向に対して迂回するように、C字状に屈曲されている。
図1から図4を参照すると、可動軸2は、固定フック部1hの先端部と連結している。可動軸2は、固定フック部1hの先端部側が延びる方向と略直交する方向に移動できる。
図1から図4を参照すると、可動フック棒3は、その基端部が可動軸2の一端部と回転自在に連結している。又、可動フック棒3は、その先端部が固定フック部1hの先端部側に沿って、固定フック部1hの先端部と逆方向に延びている。
又、図1から図4を参照すると、バインド打ち器10は、圧縮コイルばね41と捩りコイルばね42を備えている。圧縮コイルばね41は、可動軸2の他端部側に配置されている。そして、圧縮コイルばね41は、可動フック棒3が固定フック部1hの先端部側に近づく力を付勢している。
図1から図4を参照すると、捩りコイルばね42は、可動フック棒3の基端部に配置されている。そして、捩りコイルばね42は、可動フック棒3の先端部が固定フック部1hの先端部側に向かって閉じる力を付勢している。
図1を参照して、可動フック棒3の先端部と固定フック部1hの先端部側の間から操作リング72rを導入し(図3参照)、操作リング72rを可動フック棒3の基端部側に移動すると(図4参照)、圧縮コイルばね41と捩りコイルばね42が協働して操作リング72rをバインド打ち器10の内部に保持できる(図4参照)。
(先端工具本体の構成)
次に、実施形態による先端工具本体1の構成を説明する。図1から図4を参照すると、先端工具本体1は、円板状の菊座部11bを接続部1bに備えている。絶縁操作棒80の先端部に設けたツイストロック形の接続金具(図示せず)に雄ねじ部を設け、菊座部11bの中央部に雄ねじ部を挿通すると共に、蝶ナット(図示せず)を雄ねじ部に締結することで、絶縁操作棒80が延びる方向に対して、任意の角度で軸部1sを固定できる(図5参照)。
図1又は図3及び図4に示した接続部1bは、用途の異なる先端工具を交換自在な共用操作棒に接続可能なツイストロック形の一対の鉤穴を有するように構成してもよい。
図1から図4を参照すると、先端工具本体1は、円柱状のピン部1pを更に備えている。ピン部1pは、固定フック部1hに連結した可動フック棒3と反対側に、軸部1sから突出している。例えば、ピン部1pを操作リング72rに挿入し、剥離工具7を電線Wの回りに旋回できる(図5参照)。
図1から図4を参照すると、先端工具本体1は、軸受部12を固定フック部1hの先端部に備えている。図2を参照すると、軸受部12は、ガイド穴12hを開口している。ガイド穴12hは、可動軸2をその軸方向にスライド自在に案内できる。
(可動軸の構成)
次に、実施形態による可動軸2の構成を説明する。図2を参照すると、可動軸2は、その外周方向に突出した回り止め用のキー2kを備えている。一方、ガイド穴12hには、半径方向の一部が断絶したキー穴12kを有している。キー2kは、キー穴12kとスライド自在に嵌合している。これにより、可動軸2は、その軸回りの回転が規制され、軸方向の運動のみが許容される。
図2を参照すると、可動軸2は、一山クレビス形に形成した第1支持部2cを一端部に備えている。第1支持部2cには、回動ピン3pが挿入される第1貫通穴21hを開口している。
一方、図2を参照すると、可動フック棒3は、二山クレビス形に形成した第2支持部3cを基端部に備えている。第2支持部3cには、回動ピン3pが圧入される第2貫通穴31hを開口している。
図2を参照して、第2支持部3cの間に第1支持部2cを挿入し、第1貫通穴21hと第2貫通穴31hを一致させた状態で、第2貫通穴31hに回動ピン3pを圧入することで、可動フック棒3の基端部を可動軸2の一端部と回動自在に連結できる。
図1から図4を参照すると、可動軸2は、鍔部2fを他端部に備えている。図2を参照すると、鍔部2fは、可動軸2と別体で構成している。鍔部2fは、圧入ピン21pを突出している。
図2を参照して、可動軸2の他端部側に圧縮コイルばね41を外装した後に、圧入ピン21pを可動軸2の他端面に圧入することで、軸受部12の他端面と鍔部2fの間に圧縮コイルばね41を保持できる(図1又は図3及び図4参照)。
(捩りコイルばねの構成)
次に、実施形態による捩りコイルばね42の構成を説明する。図2を参照すると、捩りコイルばね42は、ばね性を有する鋼線が巻回された巻回部420と一組の端末部421・422で構成している。巻回部420は、ばね性を有する鋼線が巻回されている。一組の端末部421・422は、巻回部420の両端部から延出している。
図2を参照して、巻回部420は、第1支持部2cに外装している。一方の端末部421は、可動軸2の一端部側に当接している。他方の端末部422は、可動フック棒3の基端部側に当接している。
[間接活線工事用先端工具の作用]
次に、実施形態によるバインド打ち器10の作用及び効果を説明する。図1又は図2を参照すると、バインド打ち器10は、C字状に屈曲された固定フック部1hの先端部に可動軸2を移動自在に連結すると共に、可動フック棒3が固定フック部1hの先端部側に近づく力を付勢する圧縮コイルばね41を可動軸2の他端部側に配置している。
又、図1又は図2を参照すると、バインド打ち器10は、可動軸2の一端部と可動フック棒3の基端部を回転自在に連結すると共に、可動フック棒3の先端部が固定フック部1hの先端部側に向かって閉じる力を付勢する捩りコイルばね42を可動フック棒3の基端部に配置している。
以上の構成により、可動フック棒3の先端部と固定フック部1hの先端部側の間から操作リング72rを導入し(図3参照)、圧縮コイルばね41及び捩りコイルばね42の付勢力に抗して、操作リング72rを可動フック棒3の基端部側に移動できる(図4参照)。
図4に示した状態では、圧縮コイルばね41と捩りコイルばね42が協働して、操作リング72rをバインド打ち器10の内部に保持しているので、操作リング72rがバインド打ち器10から外れ難くなる。又、図4に示した状態では、可動フック棒3が閉じて、剥離工具7又は他の絶縁操作棒に妨げられないように、絶縁操作棒80を容易に操作できる(図5参照)。
本発明による間接活線工事用先端工具は、以下の効果が期待できる。
(1)係止対象物が間接活線工事用先端工具から容易に外れることを防止できる。
(2)間接活線工事用先端工具を旋回させたときに、他の絶縁操作棒の邪魔にならない。
(3)フック部の外形を縮小できるので、絶縁操作棒の操作性を向上できる。
(4)狭い個所でのアプローチが容易になる。
1 先端工具本体
1b 接続部
1h 固定フック部
1s 軸部
2 可動軸
3 可動フック棒
10 バインド打ち器(間接活線工事用先端工具)
41 圧縮コイルばね
42 捩りコイルばね
72r 操作リング(係止対象物)

Claims (5)

  1. 長尺の絶縁操作棒の先端部に着脱自在に固定し、係止対象物を係止可能な間接活線工事用先端工具であって、
    前記絶縁操作棒の先端部に着脱自在に固定された接続部を基端部に配置した棒状の軸部、及び前記軸部と連続すると共に、前記軸部が延びる方向に対して迂回するように、C字状に屈曲した固定フック部を有する先端工具本体と、
    前記固定フック部の先端部側が延びる方向と略直交する方向に移動自在に、前記固定フック部の先端部と連結した可動軸と、
    基端部が前記可動軸の一端部と回転自在に連結し、先端部が前記固定フック部の先端部側に沿って、前記固定フック部の先端部と逆方向に延びる可動フック棒と、
    前記可動軸の他端部側に配置され、前記可動フック棒が前記固定フック部の先端部側に近づく力を付勢する圧縮コイルばねと、
    前記可動フック棒の基端部に配置され、前記可動フック棒の先端部が前記固定フック部の先端部側に向かって閉じる力を付勢する捩りコイルばねと、を備え、
    前記可動フック棒の先端部と前記固定フック部の先端部側の間から係止対象物を導入すると共に、係止対象物を前記可動フック棒の基端部側に移動すると、前記圧縮コイルばねと前記捩りコイルばねが協働して係止対象物を内部に保持する、間接活線工事用先端工具。
  2. 前記先端工具本体は、前記可動軸をその軸方向にスライド自在に案内するガイド穴を有する軸受部を前記固定フック部の先端部に備え、
    前記可動軸は、その外周方向に突出した回り止め用のキーを備え、
    前記ガイド穴は、半径方向の一部が断絶したキー穴を有し、
    前記キーは、前記キー穴とスライド自在に嵌合している、請求項1記載の間接活線工事用先端工具。
  3. 前記係止対象物は、剥離工具を電線回りに一方の方向に旋回させるアイボルトの先端部に設けた操作リングである、請求項1又は2記載の間接活線工事用先端工具。
  4. 前記接続部は、前記絶縁操作棒が延びる方向に対して、前記軸部を任意の角度で固定自在な円板状の菊座部を備える、請求項1から3のいずれかに記載の間接活線工事用先端工具。
  5. 前記接続部は、用途の異なる先端工具を交換自在な共用操作棒に接続可能なツイストロック形の一対の鉤穴を有する、請求項1から3のいずれかに記載の間接活線工事用先端工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110198013A (zh) * 2019-07-09 2019-09-03 国网青海省电力公司海东供电公司 一种10kV配网不停电作业绝缘承力拉杆

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