JP2017096503A - 二元冷凍装置 - Google Patents

二元冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017096503A
JP2017096503A JP2014066216A JP2014066216A JP2017096503A JP 2017096503 A JP2017096503 A JP 2017096503A JP 2014066216 A JP2014066216 A JP 2014066216A JP 2014066216 A JP2014066216 A JP 2014066216A JP 2017096503 A JP2017096503 A JP 2017096503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
mass
temperature side
temperature
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014066216A
Other languages
English (en)
Inventor
治郎 湯澤
Jiro Yuzawa
治郎 湯澤
峻 豊岡
Shun Toyooka
峻 豊岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PHC Corp
Original Assignee
Panasonic Healthcare Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Healthcare Co Ltd filed Critical Panasonic Healthcare Co Ltd
Priority to JP2014066216A priority Critical patent/JP2017096503A/ja
Priority to PCT/JP2015/060407 priority patent/WO2015147338A1/ja
Publication of JP2017096503A publication Critical patent/JP2017096503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K5/00Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
    • C09K5/02Materials undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/04Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa
    • C09K5/041Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa for compression-type refrigeration systems
    • C09K5/044Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa for compression-type refrigeration systems comprising halogenated compounds
    • C09K5/045Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa for compression-type refrigeration systems comprising halogenated compounds containing only fluorine as halogen
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/37Capillary tubes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B6/00Compression machines, plants or systems, with several condenser circuits
    • F25B6/04Compression machines, plants or systems, with several condenser circuits arranged in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B7/00Compression machines, plants or systems, with cascade operation, i.e. with two or more circuits, the heat from the condenser of one circuit being absorbed by the evaporator of the next circuit
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2205/00Aspects relating to compounds used in compression type refrigeration systems
    • C09K2205/10Components
    • C09K2205/12Hydrocarbons
    • C09K2205/126Unsaturated fluorinated hydrocarbons

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

【課題】地球温暖化係数(GWP)が小さく地球に優しい冷媒組成物であり、かつ−80℃以下という低温を達成でき、冷凍能力や他の性能面でも優れた性能を有する冷媒として使用できる冷媒組成物を使用した二元冷凍装置の提供。【解決手段】低温側冷媒として、ジフルオロエチレン(R1132a)を含有するとともに、R508AあるいはR508Bを混合することで不燃化ないし微燃化させた冷媒組成物を使用し、高温側冷媒として使用される冷媒組成物であって、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフルオロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物に1,1,1,2,3−ペンタフロロペンテン(HFO-1234ze)を加え地球温暖化係数(GWP)が1500以下である冷媒組成物を採用した二元冷凍装置により課題を解決できる。【選択図】図1

Description

本発明は、混合冷媒を使用した二元冷凍装置に関するものであり、さらに、詳しくは、地球温暖化係数(Global−warming potential:以下、GWPと称す)が小さく地球に優しい冷媒組成物であり、かつ−80℃以下という低温を達成でき、冷凍能力や他の性能面でも優れた性能を有する冷媒として使用できる冷媒組成物およびそれを使用した、実際に低温を達成できる二元冷凍装置に関するものである。
従来、冷凍機の冷媒として用いられているものにはジフロロメタン(R32)/ペンタフロロエタン(R125)/1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)(15/15/70質量%)非共沸混合物(R407D)あるいはペンタフロロエタン(R125)/1,1,1−トリフロロエタン(R143a)/1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)(44/52/4質量%)非共沸混合物(R404A)が使用されてきた。R407Dの沸点は約−39℃で、R404Aの沸点は約−46℃であり通常の冷凍装置に好適である。更に圧縮機への吸込温度が比較的高くても吐出温度が圧縮機のオイルスラッジを引き起こす程高くならない。ただ、R404Aは、GWPが3920と比較的高い。
一方、−80℃以下というより低い温度帯を得るためには、R508A(トリフルオロメタンR23とヘキサフルオロエタンR116との共沸混合物)が使用される。R508Aの沸点は−85.7℃であり、低温を得るのに最適である。
然し乍ら上記各冷媒は地球温暖化係数(GWP値)が、非常に高いと言う物性を有している。
この冷媒組成物は、比熱比が高めのトリフルオロメタン(R23)を39重量%、比熱比が低めのヘキサフルオロエタン(R116)を61重量%混合した共沸混合物(R508A、沸点−85.7℃)からなる冷媒組成物あるいは、この共沸混合物と、n−ペンタンまたはプロパンとの混合物からなり、このn−ペンタンまたはプロパンを、トリフルオロメタンとヘキサフルオロエタンの総重量に対して14%以下の割合で混合した冷媒組成物であり、−80℃という低温を達成できるものである。
しかし、前記R508AのGWPは13200と大きく、問題となっている。
二酸化炭素(R744)はGWP1と小さいが、圧力の上昇、吐出温度の上昇によるオイルの劣化やスラッジ発生の問題があるため、二酸化炭素に、プロパン、シクロプロパン、イソブタン、ブタンなどの炭化水素類を全体の30から70%程度混合した混合冷媒およびそれを用いた冷凍サイクル装置(特許文献1参照)が提案されている。
また、イソブタン40〜60%、残部がトリフロロメタン(R23)である混合冷媒(特許文献2参照)、ジフルオロメタンとペンタフルオロエタンとの混合物にプロパンを65%以上混合した混合冷媒(特許文献3参照)などが提案されている。
特開2005−15633号公報 特許第5009530号公報 特許第4085897号公報
前記従来技術はプロパンなどの炭化水素類は可燃性であり、かつ冷媒全体の30から70%程度混合しているので、爆発の危険性がある。
本発明の目的は、従来の問題を解決し、GWPが小さく地球に優しい冷媒組成物であって、かつCOPが高く、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、n−ペンタンまたはプロパンをオイルキャリアとして使用すれば圧縮機にオイルを戻すことができ、爆発の危険性がなく、−80℃以下という低温を達成でき、冷凍能力や他の性能面でも優れた性能を有する混合冷媒を採用した二元冷凍装置を提供することである。
前記課題を解決するために発明者は鋭意研究した結果、低温側冷媒回路に封入される冷媒を、ジフルオロエチレン(R1132a)に対してR508AあるいはR508Bを混合することで不燃化ないし微燃化させた冷媒あるいはさらに所定量の二酸化炭素(R744)を混合した非共沸混合物と、冷媒総質量に対して所定量以下のn−ペンタンまたはプロパンとの混合物を低温側冷媒回路に使用し、
高温側冷媒回路に封入される冷媒を、R407DあるいはR404A代替の混合冷媒でかつGWPが1500以下である混合冷媒と、所定量以下のn−ペンタンとの混合物を使用することにより課題を解決できることを見いだし、本発明を成すに至った。
前記課題を解決するための請求項1記載の発明は、高温側冷凍回路と低温側冷凍回路を備え、前記低温側冷凍回路中の冷媒の凝縮を前記高温側冷媒回路中のカスケードコンデンサを通過する冷媒により行う二元冷凍装置であって、
前記低温側冷凍回路中の冷媒として、ジフルオロエチレン(R1132a)を含有するとともに、
R508A{トリフルオロメタン(R23)39質量%とヘキサフルオロエタン(R116)61質量%を混合した共沸混合物}あるいはR508B{トリフルオロメタン(R23)46質量%とヘキサフルオロエタン(R116)54質量%を混合した混合物}を混合することで不燃化ないし微燃化させた冷媒組成物を使用する、
二元冷凍装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の二元冷凍装置において、前記低温側冷凍回路中の冷媒は二酸化炭素(R744)を更に含有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の二元冷凍装置において、前記二酸化炭素(R744)を、総質量に対して20質量%以下の割合で含有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、オイルキャリアとして、n−ペンタンを前記低温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で含有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、オイルキャリアとして、プロパン(R290)を前記低温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で含有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、前記高温側冷凍回路中の冷媒として、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフロロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物と、1,1,1,2,3−ペンタフロロペンテン(HFO−1234ze)とを含有し、地球温暖化係数(Global−warming potential:GWP)を1500以下とした冷媒組成物を使用することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、高温側冷凍回路中の冷媒として、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフロロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物と、1,1,1,2−テトラフロロペンテン(HFO−1234yf)とを含有し、地球温暖化係数(Global−warming potential:GWP)を1500以下とした冷媒組成物を使用することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、6又は7に記載の二元冷凍装置において、前記高温側冷凍回路中の冷媒に、オイルキャリアとして、n−ペンタンを前記高温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して6質量%以下の割合で含有することを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明は、高温側冷凍回路と低温側冷凍回路を備え、前記低温側冷凍回路中の冷媒の凝縮を前記高温側冷媒回路中のカスケードコンデンサを通過する冷媒により行う二元冷凍装置であって、
前記低温側冷凍回路中の冷媒として、ジフルオロエチレン(R1132a)を含有するとともに、
R508A{トリフルオロメタン(R23)39質量%とヘキサフルオロエタン(R116)61質量%を混合した共沸混合物}あるいはR508B{トリフルオロメタン(R23)46質量%とヘキサフルオロエタン(R116)54質量%を混合した混合物}を混合することで不燃化ないし微燃化させた冷媒組成物を使用する、二元冷凍装置であり、
R508AやR508BのGWPは13200と大きいが沸点がそれぞれ−88.3℃、−86℃と低く、ジフルオロエチレン(R1132a)のGWPは10と小さく、沸点が−85.7℃と低いので、R508AやR508Bの単独使用の場合よりGWPが小さくなり地球に優しく、−80℃以下という低温を達成できる冷媒組成物であって、COPが低下せず、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、爆発の危険性がない、という顕著な効果を奏する。
R1132aは可燃性冷媒であり、例えばジフルオロエチレン(R1132a)に対して二酸化炭素(R744)を単独で20質量%以下混合しても燃焼性が残存する。そこで、不燃性であるR508AあるいはR508Bを混合することによって不燃化ないし微燃化させることができるので、燃焼性に関する心配を払拭できる。しかし、R508AやR508BのGWPは大きいため、その添加量は不燃化ないし微燃化となる最低限の組成とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の二元冷凍装置において、前記低温側冷凍回路中の冷媒は二酸化炭素(R744)を更に含有す
ることを特徴とするものであり、
二酸化炭素(R744)のGWPは1であるので、GWPが小さく地球に優しく、−80℃以下という低温を達成できる、というさらなる顕著な効果を奏する。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の二元冷凍装置において、前記二酸化炭素(R744)を、総質量に対して20質量%以下の割合で含有することを特徴とするものであり、
二酸化炭素(R744)のGWPは1であるので、GWPが小さく地球に優しく、−80℃以下という低温を達成できる冷媒組成物であって、かつ二酸化炭素(R744)の添加量が混合冷媒組成物の総質量に対して20質量%以下と少ないので、吐出圧力や吐出温度が高くならず、したがってCOPが低下せず、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、爆発の危険性がない、というさらなる顕著な効果を奏する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、オイルキャリアとして、n−ペンタンを前記低温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で含有することを特徴とするものであり、
n−ペンタンを、前記共沸混合物の総質量に対して14質量%以下の割合で混合すると、n−ペンタンは、オイルキャリアとして超低温域でも有効に働くため、オイルによる詰まりを解消する役割をする上、
n−ペンタンの添加量が14質量%以下と少ないので、爆発の危険性がない、というさらなる効果を奏する。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、オイルキャリアとして、プロパン(R290)を前記低温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で含有することを特徴とするものであり、
プロパンを、前記冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で混合すると、プロパンも前述のn-ペンタンと同様なオイルキャリアの働きをする上、プロパンの添加量が14質量%以下と少ないので、爆発の危険性がない、というさらなる効果を奏する。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、前記高温側冷凍回路中の冷媒として、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフロロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物と1,1,1,2,3−ペンタフロロペンテン(HFO-1234ze)とを含有し、地球温暖化係数(Global−warming potential:GWP)を1500以下とした冷媒組成物を使用することを特徴とするものであり、
GWPが1500以下と小さく、地球に優しく、吐出圧力や吐出温度が高くならず、COPが低下せず、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、爆発の危険性がない、というさらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項7記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の二元冷凍装置において、高温側冷凍回路中の冷媒として、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフロロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物と、1,1,1,2−テトラフロロペンテン(HFO-1234yf)とを含有し、地球温暖化係数(Global−warming potential:GWP)を1500以下とした冷媒組成物を使用することを特徴とするものであり、
HFO−1234zeの替わりにHFO−1234yfを用いてもHFO−1234zeを用いた冷媒組成物と同じ作用効果を得ることができる、というさらなる顕著な効果を奏する。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7に記載の二元冷凍装置において、前記高温側冷凍回路中の冷媒に、オイルキャリアとして、n−ペンタンを前記高温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して6質量%以下の割合で含有することを特徴とするものであり、
n−ペンタンオイルキャリアとして作用するためオイルセパレータを使用するまでもなく圧縮機にオイルを戻すことができ、n−ペンタンの添加量が6質量%以下と少ないので、爆発の危険性がない、というさらなる顕著な効果を奏する。
図1は本発明の冷媒組成物を封入してなる二元冷凍装置の冷媒回路図である。
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。
図1は本発明の冷媒組成物を封入してなる二元冷凍装置の冷媒回路図である。S1は高温側冷媒サイクルを、また、S2は低温側冷媒サイクルを示している。
高温側冷媒サイクルS1を構成する圧縮機1の吐出側配管2は補助凝縮器3に接続され、補助凝縮器3は圧縮機1のオイルクーラー4、補助凝縮器5、低温側冷媒サイクルS2を構成する圧縮機6のオイルクーラー7、凝縮機8、乾燥器9、キャピラリーチューブ10を順次経て、カスケードコンデンサ11に接続され、受液器12を経て吸込側配管13により圧縮機1に接続されている。14は各凝縮器3,5及び8の冷却用ファンである。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の吐出側配管15は、オイルセパレータ16に接続され、そこで分離された圧縮機オイルは、リターン配管17にて圧縮機6に戻される。一方、冷媒は、配管18に流入して吸込側熱交換器19と熱交換した後、カスケードコンデンサ11内の配管20内を通過して凝縮し、乾燥器21、キャピラリーチューブ22を経て入口管23より蒸発器24に流入し、出口管25より出て吸込側熱交換器19を経て圧縮機6の吸込側配管26より圧縮機6に戻る構成である。27は膨張タンクであり、キャピラリーチューブ28を介して吸込側配管26に接続されている。
高温側冷媒サイクルS1には、1,1,1,2,3−ペンタフロロペンテン(HFO−1234ze)を含むHFC混合冷媒(GWP値:1500以下)が封入される。沸点は大気圧で約−40℃であり、この混合冷媒が各凝縮器3,5及び8にて凝縮し、キャピラリーチューブ10にて減圧されてカスケードコンデンサ11に流入して蒸発する。ここで、カスケードコンデンサ11は約−36℃程となる。
低温側冷媒サイクルS2には、R508A{トリフルオロメタン(R23)39質量%とヘキサフルオロエタン(R1116)61質量%を混合した共沸混合物}あるいはR508B{トリフルオロメタン(R23)46質量%とヘキサフルオロエタン(R1116)54質量%を混合した混合物}を混合することで不燃化ないし微燃化させた冷媒組成物と、冷媒組成物の総質量に対して20質量%以下の二酸化炭素(R744)を混合し、さらにn−ペンタンを混合した冷媒組成物が封入される。
ここで、n−ペンタンは、冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で混合して組成される。この結果、蒸発温度が約−90℃というかなり低温の冷媒組成物を封入することとなる。そして、圧縮機6から吐出された冷媒及び圧縮機オイルは、オイルセパレータ16に流入する。そこで、フィルターにより気相部分と液相部分とに分離され、オイルの大部分は液相であるため、リターン配管17より圧縮機6に戻れる。気相の冷媒とオイルは、配管18を通り吸込側熱交換器19と熱交換し、更に、カスケードコンデンサ11にて高温側冷媒サイクルS1内の冷媒の蒸発によって冷却されて凝縮する。その後、キャピラリーチューブ22にて減圧された後、蒸発器24に流入して蒸発する。この蒸発器24は、図示しない冷凍庫の壁面に熱交換関係に取り付けられて庫内を冷却する。ここで、蒸発器24での蒸発温度は約−90℃に達する。
このように構成された二元冷凍装置において、低温側冷媒サイクルS2に封入される冷媒組成物は、蒸発温度が約−90℃程度となることから、R508Aの代替冷媒として十分に冷凍能力を発揮できる。
更に、前記冷媒組成物はオイルとの相溶性が悪いが、n−ペンタンを14質量%以下混合することにより解決できる。即ち、n−ペンタンは沸点が+36.0℃と高いが、圧縮機オイルとの相溶性が良好であり、n−ペンタンを14質量%の範囲で混合することにより、n−ペンタンにオイルを溶け込ませた状態で圧縮機まで帰還させることができ、圧縮機の油上がりによるロック等の弊害を防止できる。この結果、特にオイルセパレータ16にて完全にオイルを分離するまでもなく、圧縮機6にオイルを戻すことができる。ここで、n−ペンタンは沸点が高いため、あまり多量に混合すると蒸発温度が上昇して目的とする低温が得られないが、n−ペンタンを、14質量%以下の割合で混合することにより、蒸発温度を上昇させずしかもn−ペンタンが不燃域に維持しつつオイルを圧縮機へ帰還させることができる。
このように、本実施例の二元冷凍装置によれば、オイル戻りを良好とし、爆発等の危険を伴うことなく、蒸発器にて約−90℃程度の低温を達成することができ、規制冷媒を使用せずに血液保冷等の医療用フリーザーとして実用化できる。
また、n−ペンタンは市販されており、フリーザー等で使用する場合には容易に入手でき、実用的である。
また、プロパンは、ガス状態として、封入の作業性やサービス性を向上できる利点がある。
尚、本実施例では前記冷媒組成物とn−ペンタンとの混合物にて説明したが、n−ペンタンの代わりにR290(プロパン、C38)を同様の割合で混合しても同様の効果が得られる。即ち、プロパンも圧縮機オイルとの相溶性が良好であり、プロパンを14質量%混合することにより、プロパンにオイルを溶け込ませた状態で圧縮機6まで帰還させることができ、圧縮機6の油上がりによるロック等の弊害を防止できる。ここで、プロパンは沸点が−42.75℃と低いため、蒸発温度に与える影響はそれ程ないが、可燃性であるため、爆発の危険があり取扱に難点がある。しかし、プロパンの混合割合を14重量%以下とすることにより、プロパンを不燃域に維持することができ、爆発等の心配は無くなる。
なお、上記実施形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
次に実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明の主旨を逸脱しない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示した二元冷凍装置を使用し、外気温30℃で長時間連続して安定運転した後、サイクルS1およびサイクルS2の前記の点の温度を測定した。
高温側冷媒サイクルS1には、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフロロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物と、1,1,1,2,3−ペンタフロロペンテン(HFO-1234ze)とを含有する冷媒組成物(GWP1500以下)を封入した。カスケードコンデンサ11の出口で-36.3℃となった。
一方、低温側冷媒サイクルS2には、ジフルオロエチレン(R1132a)26.2 質量%/(R508B)65.2 質量%/二酸化炭素(R744)8.6質量%からなる冷媒混合物{R774/(R508B+R508B)比率=24.8%}に対してオイルキャリアとして、n−ペンタンを全体に対して5.5質量%添加した不燃性冷媒組成物(GWP値:約8732)を封入した。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の冷媒出口の吐出側配管15の温度79.2℃、同圧縮機6への冷媒吸入口の吸込側配管26の温度7.9℃、蒸発器24への入口配管23の温度−89.4℃、蒸発器24からの出口配管25の温度−74.4℃、図示しない冷凍庫内の温度−87.5℃が得られた。
(実施例2)
図1に示した二元冷凍装置を使用し、高温側冷媒サイクルS1および低温側冷媒サイクルS2には、実施例1と同じ冷媒組成物を封入し、外気温0℃で長時間連続して安定運転した後、サイクルS2の前記の点の温度を測定した。
カスケードコンデンサ11の出口で-52.7℃となった。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の冷媒出口の吐出側配管15の温度46.5℃、同圧縮機6への冷媒吸入口の吸込側配管26の温度−13.6℃、蒸発器24への入口配管23の温度−96.2℃、蒸発器24からの出口配管25の温度−81.0℃、図示しない冷凍庫内の温度−94.6℃が異常なく得られた。
(実施例3)
図1に示した二元冷凍装置を使用し、外気温0℃で長時間連続して安定運転した後、サイクルS1およびサイクルS2の前記の点の温度を測定した。
高温側冷媒サイクルS1には、実施例1と同じ冷媒組成物を封入した。カスケードコンデンサ11の出口で-52.7℃となった。
一方、低温側冷媒サイクルS2には、ジフルオロエチレン(R1132a)25.6 質量%/(R508B)63.6 質量%/二酸化炭素(R744)10.8質量%からなる冷媒混合物{R774/(R508B+R508B)比率=29.9%}に対してオイルキャリアとして、n−ペンタンを全体に対して5.4質量%添加した不燃性冷媒組成物(GWP値:約8518)を封入した。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の冷媒出口の吐出側配管15の温度47.3℃、同圧縮機6への冷媒吸入口の吸込側配管26の温度−13.7℃、蒸発器24への入口配管23の温度−96.5℃、蒸発器24からの出口配管25の温度−82.3℃、図示しない冷凍庫内の温度−95.2℃が異常なく得られた。
(実施例4)
図1に示した二元冷凍装置を使用し、外気温0℃で長時間連続して安定運転した後、サイクルS1およびサイクルS2の前記の点の温度を測定した。
高温側冷媒サイクルS1には、実施例1と同じ冷媒組成物を封入した。カスケードコンデンサ11の出口で-53.0℃となった。
一方、低温側冷媒サイクルS2には、ジフルオロエチレン(R1132a)25.2 質量%/(R508B)62.7 質量%/二酸化炭素(R744)12質量%からなる冷媒混合物{R774/(R508B+R508B)比率=32.4%}に対してオイルキャリアとして、n−ペンタンを全体に対して5.3質量%添加した不燃性冷媒組成物(GWP値:約8404)を封入した。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の冷媒出口の吐出側配管15の温度47.3℃、同圧縮機6への冷媒吸入口の吸込側配管26の温度−13.8℃、蒸発器24への入口配管23の温度−95.6℃、蒸発器24からの出口配管25の温度−83.2℃、図示しない冷凍庫内の温度−95.6℃が異常なく得られた。
(実施例5)
図1に示した二元冷凍装置を使用し、外気温0℃で長時間連続して安定運転した後、サイクルS1およびサイクルS2の前記の点の温度を測定した。
高温側冷媒サイクルS1には、実施例1と同じ冷媒組成物を封入した。カスケードコンデンサ11の出口で-52.9℃となった。
一方、低温側冷媒サイクルS2には、ジフルオロエチレン(R1132a)24.7 質量%/(R508B)61.7 質量%/二酸化炭素(R744)13.6質量%からなる冷媒混合物{R774/(R508B+R508B)比率=35.6%}に対してオイルキャリアとして、n−ペンタンを全体に対して5.2質量%添加した不燃性冷媒組成物(GWP値:約8249)を封入した。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の冷媒出口の吐出側配管15の温度47.2℃、同圧縮機6への冷媒吸入口の吸込側配管26の温度−13.9℃、蒸発器24への入口配管23の温度−96.6℃、蒸発器24からの出口配管25の温度−84.2℃、図示しない冷凍庫内の温度−96.0℃が異常なく得られた。
(実施例6)
図1に示した二元冷凍装置を使用し、外気温0℃で長時間連続して安定運転した後、サイクルS1およびサイクルS2の前記の点の温度を測定した。
高温側冷媒サイクルS1には、実施例1と同じ冷媒組成物を封入した。カスケードコンデンサ11の出口で-52.90℃となった。
一方、低温側冷媒サイクルS2には、ジフルオロエチレン(R1132a)24.4 質量%/(R508B)60.6 質量%/二酸化炭素(R744)15.0質量%からなる冷媒混合物{R774/(R508B+R508B)比率=35.6%}に対してオイルキャリアとして、n−ペンタンを全体に対して5.1質量%添加した不燃性冷媒組成物(GWP値:約8121)を封入した。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の冷媒出口の吐出側配管15の温度47.1℃、同圧縮機6への冷媒吸入口の吸込側配管26の温度−13.5℃、蒸発器24への入口配管23の温度−92.1℃、蒸発器24からの出口配管25の温度−81.2℃、図示しない冷凍庫内の温度−95.0℃が異常なく得られた。
(実施例7)
図1に示した二元冷凍装置を使用し、高温側冷媒サイクルS1および低温側冷媒サイクルS2には、実施例6と同じ冷媒組成物を封入し、外気温30℃で長時間連続して安定運転した後、サイクルS2の前記の点の温度を測定した。
カスケードコンデンサ11の出口で-36.6℃となった。
低温側冷媒サイクルS2の圧縮機6の冷媒出口の吐出側配管15の温度7.9℃、同圧縮機6への冷媒吸入口の吸込側配管26の温度7.9℃、蒸発器24への入口配管23の温度−90.6℃、蒸発器24からの出口配管25の温度−84.7℃、図示しない冷凍庫内の温度−91.4℃が得られた。
以上、実施例1〜7に示したように、GWPが小さい冷媒組成物を使用して十分に低い冷凍庫内温度が得られるとともに、COPが低下せず、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、爆発の危険性がなく運転できた。
本発明の二元冷凍装置は、前記低温側冷凍回路中の冷媒として、ジフルオロエチレン(R1132a)を含有するとともに、R508A{トリフルオロメタン(R23)39質量%とヘキサフルオロエタン(R1116)61質量%を混合した共沸混合物}あるいはR508B{トリフルオロメタン(R23)46質量%とヘキサフルオロエタン(R1116)54質量%を混合した混合物}を混合することで不燃化ないし微燃化させた冷媒組成物を使用する二元冷凍装置であり、
R508AやR508BのGWPはおよそ13200と大きいが沸点がそれぞれ−85.7℃、−86.9℃であり、−80℃以下の二元冷凍装置に活用されている。一方、ジフルオロエチレン(R1132a)のGWPは10と小さく、沸点が−85.7℃と低いので、R508AやR508Bの単独使用の場合よりGWPが小さくなり地球に優しく、−80℃以下という低温を達成できる冷媒組成物を用いるので、COPが低下せず、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、爆発の危険性がない、という顕著な効果を奏し、
また前記低温側冷凍回路中の冷媒として、所定量の二酸化炭素(R744)を含有する冷媒組成物を使用するものは、二酸化炭素(R744)のGWPが1であるので、GWPが小さく地球に優しく、−80℃という低温を達成できる冷媒組成物であって、かつ二酸化炭素(R744)の添加量が少ないので、吐出圧力や吐出温度が高くならず、したがってCOPが低下せず、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、爆発の危険性がない、というさらなる顕著な効果を奏し、
本発明の二元冷凍装置は、従来の冷媒であるR508Aに比べGWPが小さく地球に優しく、しかも、COPが高く、オイルの劣化やスラッジを引き起こすことがなく、n−ペンタンまたはプロパンをオイルキャリアとして少量使用するのでオイルセパレータで分離出来ないオイルも圧縮機に戻すことができ、爆発の危険性がなく、−80℃以下という低温を達成でき、冷凍能力や他の性能面でも優れた性能を発揮する、という顕著な効果を奏するので、産業上の利用価値が高い。
S1 高温側冷媒サイクル
S2 低温側冷媒サイクル
1,6 圧縮機
11 カスケードコンデンサ
24 蒸発器

Claims (8)

  1. 高温側冷凍回路と低温側冷凍回路を備え、前記低温側冷凍回路中の冷媒の凝縮を前記高温側冷媒回路中のカスケードコンデンサを通過する冷媒により行う二元冷凍装置であって、
    前記低温側冷凍回路中の冷媒として、ジフルオロエチレン(R1132a)を含有するとともに、
    R508A{トリフルオロメタン(R23)39質量%とヘキサフルオロエタン(R116)61質量%を混合した共沸混合物}あるいはR508B{トリフルオロメタン(R23)46質量%とヘキサフルオロエタン(R116)54質量%を混合した混合物}を混合することで不燃化ないし微燃化させた冷媒組成物を使用する、
    二元冷凍装置。
  2. 前記低温側冷凍回路中の冷媒は二酸化炭素(R744)を更に含有する、請求項1に記載の二元冷凍装置。
  3. 前記二酸化炭素(R744)を、総質量に対して20質量%以下の割合で含有する、請求項2に記載の二元冷凍装置。
  4. オイルキャリアとして、n−ペンタンを前記低温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で含有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  5. オイルキャリアとして、プロパン(R290)を前記低温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して14質量%以下の割合で含有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  6. 前記高温側冷凍回路中の冷媒として、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフロロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物と、1,1,1,2,3−ペンタフロロペンテン(HFO-1234ze)とを含有し、地球温暖化係数(Global−warming potential:GWP)を1500以下とした冷媒組成物を使用する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  7. 高温側冷凍回路中の冷媒として、ジフロロメタン(R32)、ペンタフロロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフロロエタン(R134a)、1,1,3−トリフロロエタン(R143a)の冷媒群からなる非共沸混合物と、1,1,1,2−テトラフロロペンテン(HFO-1234yf)とを含有し、地球温暖化係数(Global−warming potential:GWP)を1500以下とした冷媒組成物を使用する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  8. 前記高温側冷凍回路中の冷媒に、オイルキャリアとして、n−ペンタンを前記高温側冷凍回路中の冷媒組成物の総質量に対して6質量%以下の割合で含有する、
    請求項6又は7に記載の二元冷凍装置。
JP2014066216A 2014-03-27 2014-03-27 二元冷凍装置 Pending JP2017096503A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014066216A JP2017096503A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 二元冷凍装置
PCT/JP2015/060407 WO2015147338A1 (ja) 2014-03-27 2015-03-26 二元冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014066216A JP2017096503A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 二元冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017096503A true JP2017096503A (ja) 2017-06-01

Family

ID=54195838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014066216A Pending JP2017096503A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 二元冷凍装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017096503A (ja)
WO (1) WO2015147338A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018508597A (ja) * 2015-01-30 2018-03-29 メキシケム フロー エセ・ア・デ・セ・ヴェ 1,1−ジフルオロエテンと、トリフルオロメタンと、第3の成分と、を含む組成物
WO2021210663A1 (ja) 2020-04-16 2021-10-21 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷媒およびその設計方法
WO2022075433A1 (ja) * 2020-10-07 2022-04-14 ダイキン工業株式会社 冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019163663A1 (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 Phcホールディングス株式会社 冷凍装置
GB201901890D0 (en) * 2019-02-11 2019-04-03 Mexichem Fluor Sa De Cv Compositions
JP6897718B2 (ja) * 2019-06-26 2021-07-07 ダイキン工業株式会社 冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法
EP4063762A1 (en) 2021-03-26 2022-09-28 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. Cascaded heat pump system with low gwp refrigerant
JP7549270B2 (ja) 2022-12-28 2024-09-11 ダイキン工業株式会社 冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001040340A (ja) * 2000-01-01 2001-02-13 Sanyo Electric Co Ltd 二元冷凍装置
US20110088418A1 (en) * 2008-07-08 2011-04-21 Konstantinos Kontomaris Compositions comprising ionic liquids and fluoroolefins and use thereof in absorption cycle systems
EP2711406B1 (en) * 2011-05-19 2017-07-19 Asahi Glass Company, Limited Working medium and heat-cycle system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018508597A (ja) * 2015-01-30 2018-03-29 メキシケム フロー エセ・ア・デ・セ・ヴェ 1,1−ジフルオロエテンと、トリフルオロメタンと、第3の成分と、を含む組成物
WO2021210663A1 (ja) 2020-04-16 2021-10-21 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷媒およびその設計方法
WO2022075433A1 (ja) * 2020-10-07 2022-04-14 ダイキン工業株式会社 冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法
JP2022061974A (ja) * 2020-10-07 2022-04-19 ダイキン工業株式会社 冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法
JP7216887B2 (ja) 2020-10-07 2023-02-02 ダイキン工業株式会社 冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015147338A1 (ja) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5927339B2 (ja) 二元冷凍装置
WO2015147338A1 (ja) 二元冷凍装置
KR100652080B1 (ko) 냉동 장치
US8142680B2 (en) Compositions that can be used as refrigerants
JP5674157B2 (ja) 冷却器用途において用いるためのトランス−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン
JPH07504889A (ja) 冷媒組成物およびその使用方法
JP7226623B2 (ja) 熱サイクル用作動媒体、熱サイクルシステム用組成物および熱サイクルシステム
CA3125732A1 (en) Composition containing refrigerant, and refrigeration method using said composition, operating method for refrigeration device, and refrigeration device
Emani et al. Development of refrigerants: a brief review
US5351499A (en) Refrigerant composition and binary refrigeration system using it
CN106147716A (zh) 一种环保型制冷组合物
JP6181401B2 (ja) 二元冷凍装置
JP4651255B2 (ja) 冷媒組成物およびそれを用いた冷凍回路
US20090049856A1 (en) Working fluid of a blend of 1,1,1,3,3-pentafluoropane, 1,1,1,2,3,3-hexafluoropropane, and 1,1,1,2-tetrafluoroethane and method and apparatus for using
JP2014196869A (ja) 二元冷凍装置
JP3863831B2 (ja) 冷媒組成物およびこの冷媒組成物を用いた冷凍回路
JP2001072966A (ja) 混合冷媒とそれを用いた冷凍サイクル装置
KR100648412B1 (ko) 저온용 혼합냉매 조성물
TW201014899A (en) Refrigerant composition comprising pentafluoroethane (HFC125), 2,3,3,3-tetrafluoropropene (HFO1234yf) and 1,1,1,2-tetrafluoroethane (HFC134a)
JPH08165465A (ja) 冷媒組成物及び冷凍装置
JP2001040340A (ja) 二元冷凍装置
KR100558212B1 (ko) 초저온용 혼합냉매
CN115584241A (zh) 一种混合制冷剂、制冷系统及冰箱
JPH11158460A (ja) 冷媒組成物及びこれを使用した二元冷凍装置
JPH0737609B2 (ja) 冷媒組成物