JP2017096123A - エンジン作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグコードを保持する押さえ部材を設けることによりプラグコードがシリンダに接触しないように構成したエンジン作業機を提供する【解決手段】プラグコードが、エンジンカバー2の内側から外側に引き出された後に点火プラグに接続されるエンジン作業機において、エンジンカバー2は側壁面2bが形成され、この側壁面の気化器を通す開口21からプラグ方向に向けて細長く切り欠かれた切欠部22を設け、さらに切欠部の末端付近でシリンダ11と離れる方向に切り欠かれた窪み23を設けた。プラグコード19は窪み23内に配置され、インシュレータに一体に構成された押さえ部材にて、切欠部22を塞ぐようにしてプラグコードの位置を制限すると共に、冷却風がエンジンカバー内から外に漏れることを防止した。【選択図】図3

Description

本発明は、小型のエンジンが用いられるエンジン作業機に関し、特にプラグコードのエンジンカバー内部から外部への引き出し構造の改良に関する。
刈払機、送風機、チェンソー、パワーカッター等、作業者が携帯して使用する携帯用作業機や、発電機には、動力源として特許文献1に記載のように小型のエンジンが用いられる。図9は従来のエンジン作業機101の一例である刈払機の側面図である。図9に示すように、小型の2サイクルエンジンを搭載したエンジン作業機101は、パイプ上のメインパイプ104に図示しない駆動軸を通じ、この駆動軸をメインパイプの一端に設けられたエンジン110にて回転させることで、メインパイプ104の他端に設けた回転刃112を回転させる。回転刃112の近傍には、刈り取った草の飛散防止のための飛散防御カバー113が設けられる。エンジン作業機101はメインパイプ104の長手方向後端に取り付けられ、その前方には作業者が把持するハンドル部108が設けられる。ハンドル部108にはエンジンの回転数を調整するためのスロットルレバー107が設けられる。スロットルレバー107の操作は図示しないスロットルワイヤによってエンジン110の図示しない気化器に伝達される。ハンドル部108よりも前方側には、作業者がハンドル部108を握る手とは別の手で握るためのサブハンドル109が設けられる。エンジン作業機101で用いられるようなエンジン110は、小型軽量で大きな出力を得ることができ、燃料を補給することにより長時間の作業が可能となる。
一般的な刈払機においては、小型化のためエンジンカバーの内部から気化器側にプラグコードを引き出すための切欠きを、エンジンカバーの側壁に設ける場合がある。この切欠きの位置は、冷却風への影響を避けるために、冷却風の少ない箇所に設けることが考えられる。例えば図10、図11にエンジン作業機におけるエンジンカバー102の形状の一例を参考として示される。図10、図11ではプラグ用の開口部がエンジンカバー102の側方側、即ち気化器と同じ側に開口する。ここではエンジンカバー102は前面部分102eに隣接する左側側壁102bに開口121が形成され、開口121内に気化器(図示せず)とインシュレータ(図示せず)を貫通させる。左側側壁102bの下端部は縁部121aであって、仮想線121cよりも十分上側に移動し、これにより形成される空間(開口121)にインシュレータや気化器等の燃料供給装置が配置される。そしてこの開口121から上方向に切り欠かれた細長い切欠き122を形成して、その上端付近からプラグコードを引き出すようにした。この状態を示すのが図11である。図11において、プラグコード19はエンジンカバー102に形成された切欠き122の最上部付近から内側から外側に引き出されて先端にプラグコード19が接続される。この際、イグニッションコイル18から延びるプラグコード19は、矢印119bの位置でエンジンカバー102と交差し、エンジンカバー102の外側に引き出される。
特開2014−231743号公報
プラグコード19を引き出す場合、シリンダ11の放熱フィン11aの近傍に配置させてエンジンカバー102から外部に引き出し、引き出されたプラグコード19を曲げてその先端にプラグキャップ(図示せず)を装着する。この際、プラグコードを最短距離で配線するとプラグに差し込むことができないため、プラグコード19の長さはわずかに余裕を持たせる必要がある。しかしながら、図11のような切り欠きから引き出す場合には、プラグに装着後のプラグコード19はたるみを有するために、プラグコード19がシリンダ11の放熱フィン11aに接触して溶損してしまう恐れがある。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、エンジンカバーからの引き出しされる所定の位置でプラグコードを保持するようにした押さえ部材を設け、プラグコードがシリンダに接触しないように構成したエンジン作業機を提供することにある。
本発明の他の目的は、プラグコードの引き出し位置を移動してプラグコードがシリンダの放熱フィンに接触しないように構成したエンジン作業機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、プラグコードの押さえ部材をインシュレータと一体に製造することにより部品点数の増加を防止し、組立性を向上させたエンジン作業機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、マグネトロータの外周に近接して配置されるイグニッションコイルと、点火プラグに接続されるプラグコードを有する空冷式のエンジンと、シリンダの周囲を覆うエンジンカバーと、エンジンの出力により動作する作業具と、を備え、プラグコードが、イグニッションコイルから延びてエンジンカバーより外に引き出されてから点火プラグに接続される構造とし、イグニッションコイルから延出するプラグコードが、フィンの上方を所定の隙間を有するよう保持されるように構成した。プラグコードは、エンジンカバーのクランク軸の軸方向と直交する方向に向けて外に引き出され、エンジンカバーからの引き出し位置は、冷却ファンを兼ねるマグネトロータによる回転空間に隣接して配置される。この引き出し位置は、クランク軸の軸方向にみてマグネトロータよりもシリンダ側でエンジンカバーを通過して外方に引き出される。
本発明の他の特徴によれば、エンジンカバーは、プラグ装着口よりも下方向であって燃料供給装置とシリンダを接続するインシュレータとの間の側壁面が形成され、プラグコードの引き出し位置は吸気側壁面のクランクケース側からプラグ方向側に向けて延びるよう切り欠かれた切欠部内のプラグ側に設定される。また、プラグコードは、切欠部内においてクランクケース側が支持されることでクランクケース側への移動が規制される。切欠部には、切り欠き方向から略直交する方向に向けて更に切り欠かれたコード保持用の窪みが形成され、プラグコードは窪み内に位置づけられる。さらに、窪みの輪郭に沿って、エンジンカバーの表面と略直交方向に所定の長さを有するように延長されたガイド部を設けた。
本発明のさらに他の特徴によれば、シリンダと燃料供給装置は吸気通路を有するインシュレータによって接続され、プラグコードのクランクケース側への移動を規制する押さえ部材が、インシュレータに設けられる。この押さえ部材は切欠部に配置されたプラグコードの保持位置以外の切欠部の開口部分を覆う。また、押さえ部材のプラグコードと当接する部分には、プラグコードの長手方向に所定の長さを有するように延長されたガイド部が設けられる。さらに、インシュレータと押さえ部材は、合成樹脂の成型により一体に製造される。
本発明によれば、冷却風を生成するボリュート形状のファン室の側壁部分には影響させないようにしながら、プラグコードの引き出し位置をシリンダの放熱フィンから離れた位置に設けることができるので、プラグコードが溶損することがなく耐久性に優れたエンジン作業機を実現できる。また、インシュレータを用いてプラグコードの位置を制限するようにしたため、メンテナンス等の組み直し時にプラグコードを正しく取り回しすることができ、作業中にプラグコードの位置がずれてしまうことも防止できる。さらに、エンジンカバー内部の空間から外部への空気漏れを防ぐことができ、冷却効果を向上させたエンジン作業機を実現できる。さらに、イグニッションコイルからエンジンカバー外部へのプラグコードの引き出しは、冷却ファン室には干渉しないようにしたので、ファン室からシリンダ側に流れる空気の流れを乱す恐れがなく、エンジンの冷却効果を高めることができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例におけるエンジン作業機1のエンジン部分の正面図である。 冷却風CAの流れを説明するために、図1に対してエンジン10の位置を付加した正面図である。 図1のエンジンカバー2の外観形状を示す斜視図である。 図1のA−A部からみたエンジンカバー2とプラグコード19を示す図である(インシュレータの図示を省略)。 図1のA−A部からみたエンジンカバー2とプラグコード19を示す図である(インシュレータを図示)。 図1のB−B部の断面図である。 インシュレータ40の単体形状を示す斜視図である。 本発明の第二の実施例に係るインシュレータ80の単体形状を示す斜視図である。 エンジン作業機の一例(刈払機)を示す斜視図である。 参考例としてのエンジンカバー102の外観形状を示す斜視図である。 参考例としてのエンジンカバー102の側面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1、2は、本発明の実施例におけるエンジン作業機のエンジン部分の正面図である。図2においては図1に対してエンジン10の位置を付加した。ここでは、刈払機に適用された際のエンジン部分であって、刈払機に最適なエンジンカバー2とファンケース3によりハウジングが形成され、その内部にエンジン10(図2参照)が収容される。エンジン10は、2サイクルの小型エンジンであって、クランク軸がメインパイプ104(図10参照)と同軸上に配置され、シリンダがクランク軸を回転可能に支持するクランクケース14から略垂直方向上側に伸びるように配置され、図示しないピストンがシリンダ11内を上下方向に往復運動する。シリンダ11の左側には気化器35等の燃料供給装置が配置され、右側には、マフラー8等の排気機器が配置される。エンジンカバー2は、プラスチック等の合成樹脂の一体成形により製造され、エンジンのシリンダの前方、上方及び後方と、マフラー部分(エンジン右側側面)を覆う形状とされる。エンジンの左側側面には、気化器35が設けられ、気化器35に接続されるエアフィルタ部分(図示せず)は合成樹脂製のサイドカバー6によって覆われエアフィルタ室(図示せず)が形成される。エンジン10は、クランク軸と駆動軸5が同軸となる位置に配置され、前後方向に延びる水平に配置される。
駆動軸5の周囲は合成樹脂製のファンケース3によって覆われる。ファンケース3、エンジンカバー2はクランクケース(図示せず)に固定され、ファンケース3はマグネトロータ17を覆い、エンジンカバー2はシリンダ11とイグニッションコイル18を覆う。ファンケース3の下側にはエンジン作業機1を床等に置いた際に安定して保持するための脚部4が形成される。エンジン部分の下側には燃料タンク28が設けられ、燃料タンク28から燃料吸引パイプ29が気化器35に接続され、気化器35の燃料リターン口からの第一リターンパイプ30がプライマリポンプ31に接続され、プライマリポンプ31から第二リターンパイプ32により燃料タンク28に接続される。エンジンカバー2の上部には、点火プラグ(図示せず)を装着するときに貫通させ、点火プラグに装着されるプラグキャップ20を通すための開口たるプラグ装着口2aが形成される。プラグキャップに接続されるプラグコード19と共に2本のリード線26、27が外部に引き出される。リード線26、27の端部には端子が接続され、これらはエンジンを停止させるためのキルスイッチ(図示せず)に接続される。キルスイッチは、後述するイグニッションコイルを短絡させることによりプラグコードへの点火用の高圧電流の供給を遮断させることによりエンジンを停止させるためのスイッチである。
図2では、マグネトロータ17によって発生される冷却風CAの流れを矢印で示している。エンジン10は、シリンダ11の中心軸線が鉛直方向となるように配置される、いわゆる直立エンジンであって、図示しないピストンがシリンダ11内で上下方向に往復移動する。シリンダ11の上部に点火プラグ(図示せず)が設けられ、右側側部にマフラー(図示せず)が設けられ、図示しないクランク軸は、前後方向に延びるように水平に配置される。
エンジン10の図示しないクランク軸には冷却ファンが一体に形成されたマグネトロータ17が取り付けられる。マグネトロータ17は、エンジン10の回転変動を抑制するためのフライホイールとしての機能と、点火用の高圧電流を発生させるための機能の一部と、エンジン10を冷却するために冷却風を生成する冷却ファンの機能を果たす。マグネトロータ17は例えばアルミニウム合金の一体成形によって製造され、外周部分において、軸方向に延びる複数のフィンが形成され、マグネトロータ17の回転によって外気を吸引し、ファンケース3の内部のファン室7において所定方向に冷却風CAを形成する。冷却風CAは、ファンケース3とエンジンカバー2の一部により画定されるボリュート形状に形成されたファン室7の内壁部分に沿ってシリンダ11の複数の放熱フィン11aに向けて送風される。
マグネトロータ17の外周面の一部には図示しないマグネットが設けられ、マグネットとイグニッションコイル18の電磁誘導により発生された高圧電流は、プラグコード19とプラグキャップ20を介して点火プラグ37に伝達される。一方、イグニッションコイル18にはエンジン10を停止させるための短絡用の端子18a、18b(図2では18bしか見えない)が設けられ、端子18bにはリード線27が接続される。同様にして図示しない短絡用の端子18aにはリード線26が接続される。クランクケース14の下側には、燃料タンク28が設けられる。燃料タンク28には、ガソリンとオイルの混合油が入れられ、燃料タンク28の開口部には燃料キャップ28aが設けられる。
マグネトロータ17の前方側には遠心クラッチ38が設けられ、遠心クラッチ38と図示しない駆動力伝達機構を介して作業具(ここでは図9の回転刃112)を駆動する。遠心クラッチ38はエンジン10の回転数が上がれば回転刃112を回転させ、エンジン10の回転数が所定回転数(クラッチ接続回転数)未満に下がれば回転刃112への動力伝達を遮断する。エンジン10の後方側であってクランク軸の後端側にはエンジン10の始動用のリコイルスタータ(図示せず)が設けられる。リコイルスタータとしては公知のものを用いれば良いので、ここでの詳細な説明は省略する。
図3は図1のエンジンカバー2の外観形状を示す斜視図である。エンジンカバー2は、例えばプラスチック等の合成樹脂の一体成形によって製造されるものであり、シリンダ11の放熱フィンの側面と上面の大部分が、シリンダ11と所定の距離を隔てた壁面にて覆われる。エンジンカバー2の基本的な形状は図10で示した参考としてのエンジン作業機でのエンジンカバー102と同様である。本実施例ではプラグコード19を引き出すために開口21から上方向に細長く切り欠かれる切欠部22が設けられる。さらに、切欠部22の切り欠きの末端部分、即ち上側端部から前方側にさらに切り欠かれた窪み23が形成される。窪み23はプラグコード19を保持する位置を決定するために使用され、エンジン10の運転時にはプラグコード19は窪み23の内部に配置される。窪み23の外縁には、プラグコード19とエンジンカバー2の接触面積を増やしてプラグコード19の損傷を防ぐために、プラグコード19の長手方向に延在するフランジ状のガイド部24が設けられる。ガイド部24はプラグコード19の長手方向と平行に延びるように形成され、プラグコード19と接触する部分のほぼ全域で形成されるので、半円筒状のパイプをエンジンカバー2に取り付けたような形状でもある。ガイド部24はエンジンカバー2と一体成形で製造される。
図4は図1のA−A部からエンジン10側を見た図であって、(1)はエンジンカバー2とファンケース3の左側面図である。(1)においてエンジンカバー2の前壁の内側部分は、マグネトロータ17によって生成された空気を所定の方向(シリンダ11の放熱フィンに当たる方向)に導くためのファン室7となっており、ファン室7側からシリンダ11を隔てた対面側となる後側にはシリンダ11を冷却した後の冷却風CAを内部から外部に通過させるためのスリット状の風窓2cが多数形成される。エンジンカバー2の左側、即ち気化器35が設けられる側(吸気側)は、冷却風CAを外部に漏らさないための壁面2bとなっており、気化器35とシリンダ11を接続するインシュレータ(図5にて後述)を避けて、壁面2bの下側に開口21が確保されるように形成される。ここでは図示していないがシリンダ11の右側側面には図示しないマフラーがボルトにてシリンダの排出口付近に配置され、マフラーとシリンダの間にはシリンダの右側側面のほぼ全体に対応する遮風板を設けることによって、左側の壁面2bと同様の機能を果たす。このように左側壁と遮風板によって、マグネトロータ17から生成された冷却風CAがシリンダ11の放熱フィン11aの前側部分から後方向に流れて、後面側の風窓2cから外部に排出される。
開口21の形状はインシュレータ40の形状に沿っており、ここでは前方側から後方側にいくつにつれて下になるように、下端部21aのように斜めに形成される。開口21の目的がインシュレータを避けるための形状だけであるならば、前側の上縁は点線21bのようにして、下端部21aと点線21bにより山状に形成すれば良い。しかしながら本実施例では、プラグコード19をイグニッションコイル18に接続した状態、且つ、プラグキャップ20を点火プラグ37から取り外した状態で、エンジンカバー2を上側からクランクケースに装着できるように、開口21から上方向に細長く開口させた切欠部22を形成した。さらに、切欠部22の末端付近(上端付近)において、切欠き方向(下から上方向)から略直交する方向(後方から前方方向)に向けて更に切り欠かれたコード保持用の窪み23を形成した。窪み23はプラグコード19を収容すると共に、2本のリード線26、27を貫通させるため、その一部に小さな小窪み23aをも形成した。よって窪み23の図4のような側面視形状は、プラグコード19と2本のリード線26、27の形状に対応した形状となる。このように本実施例では窪み23を設けて、そこにプラグコード19とリード線26,27を配置した。尚、窪み23を設ける位置をもっと下側にすることも考え得る。しかしながら、開口21の前側であってエンジンカバー2の内側はマグネトロータ17が回転することで冷却風をシリンダ11に供給するためのファン室7となっているため、窪み23はできるだけ上方に位置する方が好ましい。また、窪み23を下側に配置することはプラグコード19を長くしなくてはならないので不利である。
図4(2)は、プラグコード19と内部に収容されるエンジン10等の構成部品の配置関係を示した図である。マグネトロータ17の外周側に隣接してイグニッションコイル18が設けられる。イグニッションコイル18には点火プラグ(図示せず)に高圧電流を供給するためのプラグコード19が矢印19aにて接続される。また、イグニッションコイル18は矢印19bの地点で窪み23部分を貫通してエンジンカバー2の外部に引き出される。このようにプラグコード19の引き出し点を、冷却ファンを兼ねるマグネトロータ17による回転空間に隣接して配置し、図11で示した位置よりも前方側に移動させた。この結果、プラグコード19のエンジンカバー2から外部への引き出し位置19bが上下方向に見て上側に離れるように配置され、前後方向に見ると参考例よりも前側に離れるように配置される。この結果、エンジンの運転中にプラグコード19が放熱フィン11aに接触してしまう恐れを大幅に減少させることができる。さらに、切欠部22の上端付近から前方側に切り欠かれた窪み23としたので、マグネトロータ17によって生成される冷却風CAを導くファン室7の後側壁面(図4(1)の点線7a)に干渉しないので、ファン室7の形状を変更する必要が無く、冷却風CAの流れを阻害することがない。さらに、切欠部22、窪み23、ガイド部24は、合成樹脂製のエンジンカバー2の成型によって容易に形成できるので、製造原価の上昇を抑制することができる。
図5は、図1のA−A部の断面図である。これは図4にインシュレータの断面図を追加した図となる。インシュレータ40は、気化器35(図1参照)をシリンダ11に固定するための接続部材であって、気化器35とシリンダ11の吸入口(図示せず)を接続する吸気通路が形成された筒状の部材である。本実施例では、インシュレータ40の断面外形を角状に形成し、中央に断面形状が円形の吸気通路42が形成され、吸気通路42の前後方向両側に図示しないネジにてインシュレータ40をシリンダ11に取り付けるためのネジ穴43a、43bが形成される。インシュレータ40は、さらに吸気通路42に吸気方向の途中から、吸気方向と略直交するように延びる平板部分(44、45であり詳細は図7で後述)が形成される。この平板部分(44、45)は、合成樹脂製のインシュレータ40と一体で成型される部分であって、プラグコード19が窪み23から脱落しないように保持する押さえ部材としての機能と、エンジンカバー2の左側の開口21(図4参照)と壁面2bに形成された切欠部22を塞ぐことにより、冷却風CAの一部が切欠部22から外部に漏れないための遮風板としての機能を果たす。さらに、平板部分のうちコード保持壁45のプラグコード19に接する部分には、プラグコード19の長手方向に所定の長さを有するガイド部46が形成され、エンジンカバー2側に形成されたガイド部24と、コード保持壁45側に形成されたガイド部46によって、プラグコード19の周囲を筒状に覆うことにより、プラグコード19に対して広い接触面積にて保持するように構成した。
図6は図1のB−B部の断面図である。エンジン10のシリンダ11は、クランクケース14に対して4本のボルト15a〜15dにより固定される。シリンダ11の軸方向に向けて複数の放熱フィン11aが隙間を空けて積層される。放熱フィン11aの形状は略四角形の基本形状であるが、ボルト15a〜15dの締め付け作業を阻害しないように四隅がカットされたような形状とされる。放熱フィン11aのボルト15a〜15dの締め付け方向に干渉しない部分では、径方向外側まで大きく延在するようにして放熱面積を増大しており、これにより冷却ファン(マグネトロータ17)による冷却効果を向上させている。プラグコード19は、イグニッションコイル18の一部から引き出され、矢印48付近でシリンダ11の放熱フィン11aの外縁部と所定の距離を隔てるようにして窪み23(図4参照)からエンジンカバー2の外側に引き出される。尚、上面視においては、矢印48付近でプラグコード19は下側の放熱フィン11aと上面視で干渉するような位置関係となるが、実際には上側の放熱フィン11aの大きさは小さいためプラグコード19とは接触しないし、下側の放熱フィン11aとは上下方向に十分な空間を有するように離れているので接触しない。このように、プラグコード19はシリンダ11から十分な距離を隔てるように配置されるので、エンジン稼働中の振動によって放熱フィン11aに触れてしまう恐れがない。さらに、リード線26、27はプラグコード19よりもさらに前側(マグネトロータ側)に配置され、その引き出し点がガイド部24の内部にあるので、リード線26、27がシリンダ11に接触してしまう恐れもない。
図7はインシュレータ40の単体形状を示す斜視図である。インシュレータ40は、角柱状の本体部分41に、吸気通路42と2つのネジ穴43a、43bが形成される。さらに、吸気通路42の下側には、吸気通路42とほぼ平行に延びる通路たるパルス通路43cが形成される。このパルス通路43cは、クランク室の圧力を伝達する圧力管の一部として機能する。本体部分41のエンジン側の端部には、吸気通路の軸線方向とは直交方向(径方向外側)に延びるように平板部分(44、45)が形成される。平板部分の一つは開口閉鎖壁44であって、インシュレータ40の上側部分とエンジンカバー2の下端部21a(図4(1)参照)との間を埋める役割をする。平板部分の2つめは、切欠部22の開口部分のほぼ全体を覆うようにしつつプラグコード19が位置する部分を除いたように壁部を形成するコード保持壁45が形成される。コード保持壁45の上端付近であってプラグコード19が接する部分には、プラグコード19の外径サイズに合わせた円弧状であって、窪みの輪郭に沿って、エンジンカバーの表面と略直交方向に所定の長さを有するように延長されたガイド部46が形成される。ガイド部46のプラグコード19と当接する部分は、プラグコード19の長手方向に沿って所定の幅、例えばコード保持壁45の板厚の2〜5倍程度になるようにして、プラグコード19とコード保持壁45との接触面積を増やして、エンジン稼働時の振動等でプラグコード19が傷みにくいようにしている。インシュレータ40にはさらに、スロットルワイヤを保持するスロットル保持部47bが形成され、スロットル保持部47bはコード保持壁45の本体部分41への付け根付近から延在するアーム部47aの先端に形成される。
このように開口閉鎖壁44とコード保持壁45がインシュレータ40の一部として一体に形成されるので、エンジン10にエンジンカバー2を取り付けると、開口閉鎖壁44とコード保持壁45が確実にエンジンカバー2の開口21と切欠部22に当接することになる。尚、本実施例では切欠部22とコード保持壁45が互いに平板状であって、その縁部分が当接するだけの形状であるが、どちらかに凹部または段差部を設けて、他方の平板状の縁部としっかりと係合するように構成しても良い。
以上のように、本実施例においてはエンジンカバー2の切欠部22の端部から、横方向にさらに切り欠いた窪み23を形成してプラグコード19をシリンダ11から離した状態で安定して保持するようにした上に、コード保持壁45とガイド部46によってプラグコード19が窪み23から脱落しないように安定して保持することができる。これは窪み23と押さえ部材たるコード保持壁45の何れか、又は両方が協働してプラグコード19のシリンダ側(又はクランクケース側)への移動を規制する作用を行うことにより達成できたものである。また、コード保持壁45とガイド部46をインシュレータ40と一体に製造するので、組立手順の変更も必要なく、製造コストの上昇を抑えて本発明を実現できる。さらに、開口閉鎖壁44とコード保持壁45をインシュレータ40と分離できないように一体成形としたので、開口閉鎖壁44とコード保持壁45の取り付け忘れも生じない。さらに、プラグコード19のエンジンカバー2からの取り出し位置を変更できないので、作業者がエンジンカバー2を取り外してメンテナンスをした際に、組み立てミスによりプラグコード19の引き出し位置を変えてしまう恐れもない。
次に図8を用いて本発明の第二の実施例を説明する。第一の実施例で切欠部22から前方側にさらに切り欠かれた窪み23が形成されたが、窪み23を形成しない参考例に示したエンジンカバー102においても、平板部分(44、85)を一体に形成したインシュレータ80を用いることで、プラグコード19の良好な保持と、冷却風CAの切欠部からの漏れを防止できる。図8のインシュレータ80は、図7で示したインシュレータ40の一部分だけ、即ち、コード保持壁85とガイド部86の形状を変更したものである。これらの平板部分(44、85)を合成樹脂の一体成型で製造することは同じであり、インシュレータ40と同じ形状の部分は、同じ番号の符号を付している。コード保持壁85の末端(上端部)にはガイド部86が形成されている。ガイド部86はプラグコード19の形状に沿った円弧状に形成されている。ガイド部86において軸方向に所定の長さを形成することにより接触面積を増やして、振動等による擦れや破損を抑制するように構成しても良い。この場合は、プラグコード19とエンジンカバー102の当接部分において、プラグコード19の下側部分だけがガイド部86による円弧面で保持されることになるが、円弧面を設けることによって参考例として示したエンジン作業機で生じる恐れがあったプラグコード19のシリンダ11への接触を大幅に減らすことができる。このように、エンジンカバー102(図10参照)の変更をせずにインシュレータ40だけを交換するだけでも、本発明の効果を得ることができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例ではエンジン作業機の例として刈払機の例を用いて説明したが、エンジンによって駆動される作業機器の種類は刈払機だけに限られずに、チェンソー、カッタ、芝刈機、その他のエンジン作業機においても同様に適用することができる。また、上述のインシュレータ40、80と、平板部分(44と85、又は、44と46)を一体成形では無く、別部品で構成しても同様の効果が得られる。
1 エンジン作業機 2 エンジンカバー
2a プラグ装着口 2b 壁面
2c 風窓 3 ファンケース
4 脚部 5 駆動軸
6 サイドカバー 7 ファン室
8 マフラー 10 エンジン
11 シリンダ 11a 放熱フィン
11b 取付ボス 14 クランクケース
15a〜15d ボルト 16 ボルト
17 マグネトロータ 18 イグニッションコイル
18a 短絡端子 19 プラグコード
20 プラグキャップ 21 開口
21a 下端部 21b 点線
22 切欠部 23 窪み
23a 小窪み 24 ガイド部
26、27 リード線 28 燃料タンク
28a 燃料キャップ 29 燃料吸引パイプ
30 第一リターンパイプ 31 プライマリポンプ
32 第二リターンパイプ 35 気化器
37 点火プラグ 38 遠心クラッチ
40 インシュレータ 42 吸気通路
43a、43b ネジ穴 43c パルス通路
44 開口閉鎖壁 45 コード保持壁
46 ガイド部 47a アーム部
47b スロットル保持部 80 インシュレータ
85 コード保持壁 86 ガイド部
101 エンジン作業機 102 エンジンカバー
102b 左側側壁 102e 前面部分
104 メインパイプ 107 スロットルレバー
108 ハンドル部 109 サブハンドル
110 エンジン 112 回転刃
113 飛散防御カバー 121 開口
121a 縁部 121c 仮想線
122 切欠き CA 冷却風

Claims (10)

  1. ピストンの往復運動により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸を回転可能に支持するクランクケースと、
    前記クランクケースに固定され外周に放熱用の複数のフィンが形成されたシリンダと、 前記クランク軸の一端側に固定されるマグネトロータと、
    前記マグネトロータの外周に近接して配置されるイグニッションコイルと、
    前記イグニッションコイルと点火プラグを接続するプラグコードと、を有するエンジンと、
    前記シリンダの周囲を覆うエンジンカバーと、
    前記エンジンの出力により動作する作業具と、を備え、
    前記プラグコードが、前記イグニッションコイルから延びて前記エンジンカバーより外に引き出されてから前記点火プラグに接続される構造としたエンジン作業機であって、
    前記イグニッションコイルから延出するプラグコードが、前記フィンの上方を所定の隙間を有するよう保持されることを特徴とするエンジン作業機。
  2. 前記プラグコードは、前記エンジンカバーの前記クランク軸の軸方向と平行な壁面から外に引き出され、
    前記引き出される引き出し位置は、冷却ファンを兼ねる前記マグネトロータによる回転空間に隣接して配置されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
  3. 前記プラグコードは、前記クランク軸の軸方向にみて前記マグネトロータよりもシリンダ側で前記エンジンカバーを通過して外方に引き出されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン作業機。
  4. 前記エンジンカバーは前記点火プラグを取り付けるためのプラグ装着口を有し、前記プラグ装着口の下方であって燃料供給装置を前記シリンダに接続する空間の間に吸気側壁面が形成され、
    前記プラグコードの引き出し位置は前記吸気側壁面の前記クランクケース側から前記点火プラグ方向側に向けて延びるよう切り欠かれた切欠部内のプラグ側に設定され、
    前記プラグコードは、前記切欠部内において前記クランクケース側が支持されることで前記クランクケース側への移動が規制され、前記フィンの上方に保持されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン作業機。
  5. 前記切欠部には、前記切り欠き方向から略直交する方向に向けて更に切り欠かれたコード保持用の窪みが形成され、前記プラグコードは前記窪みによって前記クランクケース側への移動が規制されることを特徴とする請求項4に記載のエンジン作業機。
  6. 前記窪みの輪郭に沿って、前記エンジンカバーの表面と略直交方向に所定の長さを有するように延長されたガイド部を設けたことを特徴とする請求項5に記載のエンジン作業機。
  7. 前記シリンダと前記燃料供給装置は吸気通路を有するインシュレータによって接続され、
    前記プラグコードの前記クランクケース側への移動を規制する押さえ部材が、前記インシュレータに設けられたことを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載のエンジン作業機。
  8. 前記押さえ部材は前記切欠部に配置された前記プラグコードの保持位置以外の前記切欠部の開口部分を覆うことを特徴とする請求項7に記載のエンジン作業機。
  9. 前記押さえ部材の前記プラグコードと当接する部分には、前記プラグコードの長手方向に所定の長さを有するように延長されたガイド部が設けられたことを特徴とする請求項7又は8に記載のエンジン作業機。
  10. 前記インシュレータと前記押さえ部材は、合成樹脂の成型により一体に製造されることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載のエンジン作業機。

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