JP2014047741A - エンジン及びエンジン作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】インシュレータの形状及び取付方法を改良し、エンジン停止時の残留熱による気化器の温度上昇を低減させたエンジンを提供する。
【解決手段】吸気通路が形成されるインシュレータ13をネジ材25によってシリンダ2の吸気口16に取付け、インシュレータの他端に気化器が取付けられるエンジンであって、吸気口の周囲に取付面2bが形成され、ネジ材と螺合するめねじ部31aが形成される複数のネジボス部31を、取付面から気化器側に突き出すように形成した。インシュレータには取付面と接するフランジ部13aが形成され、フランジ部にネジボス部を貫通させる貫通部を形成した。取付面はネジボス部の座面よりもシリンダの中心側に位置するように構成され、ネジボス部の座面のインシュレータ側への延長線上において、インシュレータの吸気通路を形成する円筒部13bとの間に隙間36を形成した。
【選択図】図4
【解決手段】吸気通路が形成されるインシュレータ13をネジ材25によってシリンダ2の吸気口16に取付け、インシュレータの他端に気化器が取付けられるエンジンであって、吸気口の周囲に取付面2bが形成され、ネジ材と螺合するめねじ部31aが形成される複数のネジボス部31を、取付面から気化器側に突き出すように形成した。インシュレータには取付面と接するフランジ部13aが形成され、フランジ部にネジボス部を貫通させる貫通部を形成した。取付面はネジボス部の座面よりもシリンダの中心側に位置するように構成され、ネジボス部の座面のインシュレータ側への延長線上において、インシュレータの吸気通路を形成する円筒部13bとの間に隙間36を形成した。
【選択図】図4
Description
本発明は主に刈払機、送風機、チェンソー、パワーカッタなどの携帯型作業機の動力源として用いられる小型のエンジン及びそれを用いたエンジン作業機に関する。
主に携帯型作業機の動力源として用いられる小型のエンジンにおいては、シリンダに吸気口が設けられ、吸気口にシリンダよりも熱伝導率の極めて小さい断熱部材であるインシュレータを介在させて、燃料供給を行う気化器をエンジンに取り付けている。吸気口の近傍のシリンダ側には、インシュレータとの接触する取付面(締結面)からピストン側に向かってめねじ部が形成され、ネジ材によってインシュレータが吸気口に取り付けられる(特許文献1)。この種のエンジンは駆動軸に取り付けられた冷却ファンによってエンジンの冷却を行う強制空冷エンジンであるため、エンジン停止時においては冷却風が停止し、その後は自然空冷によってエンジンの冷却が行われる。エンジンが停止すると気化器およびインシュレータ内部における燃料と空気の混合気の流動も停止するため、混合気による気化器およびインシュレータの冷却効果がなくなるので、シリンダからインシュレータを介して気化器に熱伝導が発生し、気化器の温度が上昇する。気化器の温度上昇が大きくなり過ぎると、燃料(ガソリン)の多くが蒸発することになるため、再始動時には気化器からエンジンに十分な燃料を供給することができなくなり、始動が困難になる。
気化器の温度上昇を抑制するには、断熱部材であるインシュレータを長くすることが単純かつ効果的である。一方、インシュレータにおいて十分な取り付け強度を維持するためにはネジ材とめねじ部の嵌合長さを一定以上とする必要がある。このことから、特許文献1に記載の構造においてインシュレータを長くする場合、インシュレータをエンジン側に長くすることは極めて難しい。更に、当然ながらインシュレータをエンジンから離れる方向に長くすることはエンジン又は作業機自体の寸法(製品寸法)の増大に直結するため、小型化の要求が強い携帯型作業機では実施することが困難であった。インシュレータを長くせずに気化器の温度上昇を抑制するには、エンジン停止後の自然空冷 の効率を向上させる必要があるが、このためシリンダを覆うカバー材に多数の放熱口を設けたり、特許文献2に記載のようにインシュレータに放熱板を取り付けることにより対策している。
エンジンのシリンダには冷却効率を向上させるために薄い放熱フィンが多数設けられているため、カバー材に多数の放熱口を設けることはエンジン運転時の振動によってシリンダおよび放熱フィンから発生する放射音がカバー材によって遮音されることなく外部に放出されることにつながり、騒音の増大を招いていた。また、インシュレータに放熱板を取り付けることは、部品追加である上に、放熱板が振動によって放射音を発生させ、やはり騒音の増大を招くという問題があった。このように従来技術においては、製品寸法を維持しながらインシュレータを長くすることが極めて難しい上に、エンジン停止後の自然空冷の効率を向上させる手段を部品点数の増加ないし騒音の増大無しに解決することが難しかった。
本発明は上記の課題を解決するため、その目的はエンジン停止後のシリンダから気化器側への熱伝導を抑えたエンジン及びエンジン作業機を提供することにある。
本発明の他の目的は、製品寸法を増大させることなくインシュレータを長くすることを可能としたエンジン及びエンジン作業機を実現することにある。
本発明のさらに他の目的は、再始動性の優れた使い勝手の良いエンジン及びエンジン作業機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、吸気通路が形成されるインシュレータを有し、ネジ材によってインシュレータがシリンダの吸気口に取り付けられ、インシュレータの他端に気化器が取り付けられるエンジンであって、シリンダの吸気口の周囲に取付面が形成され、ネジ材と螺合するめねじ部が形成される複数のネジボス部を取付面から気化器側に突き出すように形成し、インシュレータには取付面と接するフランジ部が形成され、フランジ部にはネジボス部を貫通させる貫通部(貫通穴、切り欠き溝等)を形成し、取付面がネジボス部の座面よりもシリンダの中心側に位置するように構成した。また、ネジボス部の座面のインシュレータ側への延長線上において、インシュレータの吸気通路を形成する円筒部との間に隙間が形成されるように構成した。
本発明の他の特徴によれば、ネジボス部の軸方向長さは、フランジ部の厚さの倍以上とした。また、ネジボス部の座面からフランジ部の間に、ネジ材の軸力を伝達する軸力伝達部材を介在させた。さらに、ネジボス部の少なくともインシュレータ側の側面を覆う被覆部材を設けた。被覆部材は、ネジボス部と同軸に嵌挿される円筒形のカラーとすると好ましい。
本発明のさらに他の特徴によれば、軸力伝達部材が被覆部材と一体に構成し、軸力伝達部材が被覆部材を兼ねて、インシュレータと一体に構成した。軸力伝達部材を少なくともシリンダより熱伝導率の低い材質で形成すると好ましい。
請求項1によれば、ネジ材と嵌合するめねじ部を有するネジボス部を、吸気口の取付面から気化器側に突き出して形成したので、十分なネジの嵌合長さを維持したままインシュレータをエンジン側に長くすることが可能となる。これにより、吸気口から気化器までの熱伝導距離を長くすることができるので、気化器に伝わる熱を抑制することができ、気化器の温度上昇を抑制することができる。
請求項2によれば、ネジボス部の座面のインシュレータ側への延長線上において、インシュレータの吸気通路を形成する円筒部との間に隙間を形成したので、ネジボス部とインシュレータの接触部においてインシュレータに熱伝導した熱が直ちに吸気通路部に伝わることがなく、熱が一端取付面側に移動した後に吸気通路部に伝わるようになる。従って、熱伝導の距離を長くすることができるので、さらに気化器に伝わる熱を抑制することができる。
請求項3によれば、ネジボス部の軸方向長さは、フランジ部の厚さの倍以上であるので、隙間を十分確保することができ、カバー材に多数の放熱口を空けたり、インシュレータないし吸気口に放熱板を取り付ける必要がなくなるので、部品点数の増加や騒音の増大を招くことがない。
請求項4によれば、ネジボス部の座面からフランジ部の間に、ネジ材の軸力を伝達する軸力伝達部材を介在させたので、ネジの締め付けによる軸力を確実にインシュレータに作用させることができる。
請求項5によれば、ネジボス部の少なくともインシュレータ側の側面を覆う被覆部材を設けたので、シリンダの一部でありシリンダとほぼ同等の温度となるネジボス部がインシュレータに対して直接露出しないため、ネジボス部から輻射によってインシュレータ側面に熱が伝わることがない。従って、さらにネジボス部からインシュレータに熱が伝わり難くなるので、気化器に伝わる熱を抑制し、気化器温度上昇を抑制できる。
請求項2によれば、ネジボス部の座面のインシュレータ側への延長線上において、インシュレータの吸気通路を形成する円筒部との間に隙間を形成したので、ネジボス部とインシュレータの接触部においてインシュレータに熱伝導した熱が直ちに吸気通路部に伝わることがなく、熱が一端取付面側に移動した後に吸気通路部に伝わるようになる。従って、熱伝導の距離を長くすることができるので、さらに気化器に伝わる熱を抑制することができる。
請求項3によれば、ネジボス部の軸方向長さは、フランジ部の厚さの倍以上であるので、隙間を十分確保することができ、カバー材に多数の放熱口を空けたり、インシュレータないし吸気口に放熱板を取り付ける必要がなくなるので、部品点数の増加や騒音の増大を招くことがない。
請求項4によれば、ネジボス部の座面からフランジ部の間に、ネジ材の軸力を伝達する軸力伝達部材を介在させたので、ネジの締め付けによる軸力を確実にインシュレータに作用させることができる。
請求項5によれば、ネジボス部の少なくともインシュレータ側の側面を覆う被覆部材を設けたので、シリンダの一部でありシリンダとほぼ同等の温度となるネジボス部がインシュレータに対して直接露出しないため、ネジボス部から輻射によってインシュレータ側面に熱が伝わることがない。従って、さらにネジボス部からインシュレータに熱が伝わり難くなるので、気化器に伝わる熱を抑制し、気化器温度上昇を抑制できる。
請求項6の発明によれば、被覆部材はネジボス部と同軸に嵌挿される円筒形のカラーであるので、安価な部品によって輻射熱の伝達を効果的に防止することが。
請求項7の発明によれば、軸力伝達部が被覆部材を兼ねるように構成したので、軸力伝達部と被覆部材を別部品として部品点数が増加することを防止でき、製造コストの上昇を抑制することができる。
請求項8の発明によれば、軸力伝達部材が被覆部材を兼ねてインシュレータと一体に構成されるので、部品点数の増加を防止でき製造コストの上昇を抑制することができる。
請求項9によれば、軸力伝達部を少なくともシリンダ吸気口より熱伝導率の低い材質としたので、シリンダの熱を受けて温度上昇するネジの熱が軸力伝達部を介してインシュレータに伝わることを抑制できるので、さらに気化器に伝わる熱を抑制することができる。
請求項10によれば、請求項1から9のいずれか一項に記載のエンジンを用いて作業機器を駆動させるエンジン作業機であるので、再始動性の優れた使い勝手の良いエンジン作業機を実現できる。
請求項7の発明によれば、軸力伝達部が被覆部材を兼ねるように構成したので、軸力伝達部と被覆部材を別部品として部品点数が増加することを防止でき、製造コストの上昇を抑制することができる。
請求項8の発明によれば、軸力伝達部材が被覆部材を兼ねてインシュレータと一体に構成されるので、部品点数の増加を防止でき製造コストの上昇を抑制することができる。
請求項9によれば、軸力伝達部を少なくともシリンダ吸気口より熱伝導率の低い材質としたので、シリンダの熱を受けて温度上昇するネジの熱が軸力伝達部を介してインシュレータに伝わることを抑制できるので、さらに気化器に伝わる熱を抑制することができる。
請求項10によれば、請求項1から9のいずれか一項に記載のエンジンを用いて作業機器を駆動させるエンジン作業機であるので、再始動性の優れた使い勝手の良いエンジン作業機を実現できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
本実施例に係るチェンソーを説明する前に、まず図6〜図8を用いて従来のチェンソー101の構造を説明する。図6は従来例のエンジン作業機(チェンソー101)の上面図である。チェンソー101において、シリンダ及びクランクケースを有するエンジン本体部(図示せず)がエンジンカバー104等から構成されるハウジングの内部に収容され、図示しない作業機器を駆動させる動力源となる。シリンダ102には冷却効率向上のための図示しない放熱フィンが多数設けられる。クランク軸6の一方には冷却ファン5が取り付けられ、冷却ファン5はファンカバー41によって覆われる。ファンカバー41の内部にはリコイルスタータ等の図示しない始動装置が収容され、始動装置を操作するための始動グリップ27が配置される。クランク軸6の右側には、図示しないソーチェーンを駆動するための駆動装置が取り付けられ、駆動装置はサイドケース21によって覆われ、外部からの衝撃から保護される。サイドケース21内からはガイドバー11が前方に延在し、ガイドバー11に図示しないソーチェーンが取り付けられ、遠心クラッチ等を含む図示しない駆動装置によってソーチェーンが駆動される。
エンジンの上方にはシリンダ102を覆うようにエンジンカバー104が設けられる。シリンダ102は後述するエンジンケース40(図7参照)に固定され、エンジンケース40は図示しない防振スプリングを介してリアハンドル19に組みつけられる。エンジンカバー104の上方には、クランク軸6の左側(冷却ファン側)から右側(出力側)に所定の隙間を有してシリンダ102を覆うようにフロントハンドル10が設けられる。また、フロントハンドル10も防振スプリングを介してリアハンドル19に組みつけられる。フロントハンドル10はクランク軸6よりマフラ8側に偏って、従って始動グリップ27とは反対側に偏って配置される。作業者は始動グリップ27を引っ張ることで始動装置を介してクランク軸6を回転させ、エンジンを始動させる。このとき、フロントハンドル10がクランク軸を介して始動グリップ27の反対側に偏って配置されることにより、始動時に始動グリップ27とフロントハンドル10が干渉せず、スムーズに作業を行うことができる。
図7は図6のB−B部の断面図である。エンジンケース40及びエンジンカバー104によりエンジン冷却室123が形成される。シリンダ102の吸気口116にはインシュレータ113が取り付けられ、インシュレータ113の他端には気化器14が取り付けられる。エンジンカバー104においてインシュレータ113の上方には開口部120が形成される。気化器14はエンジンケース40、エンジンカバー104、断熱板42によって形成される気化器収納室7に収納され、エンジン冷却室123と隣接して配置される。気化器14にはエアフィルタ24を保持するためのクリーナサポート15が取り付けられ、エアフィルタ24を介して外気が吸引される。エンジンカバー104はクリーナノブ43によってエアフィルタ24と共にクリーナサポート15に組みつけられる。シリンダ102の排気口117には遮熱板12を介在させてマフラ8が取り付けられる。遮熱板12はエンジン冷却室123の一部を形成している。シリンダ102の頂部には、点火プラグ18が取り付けられる。また、リアハンドル19において、気化器14の下方には燃料タンク39が形成され、図示しない燃料チューブによって燃料タンク39と気化器14が接続される。
図8は図7のC−C部におけるインシュレータ113及びシリンダ102の断面図である。シリンダ102には図示しないピストンが往復動するためのシリンダボア102aが形成され、シリンダボア102aの近傍であって、図示しない排気口と吸気口116の中心を結ぶ線に対して対象の位置にそれぞれ2つの掃気ポート135が形成される。インシュレータ113には略円筒形の吸気通路部113bが形成され、吸気通路部113bのシリンダ102側及び気化器14側はそれぞれフランジ部113a、113cが形成される。フランジ部113aは吸気口116の周囲の取付面に2本のネジ25によって固定される。従来例によるインシュレータ113は、円筒形の吸気通路部113bの内部が、吸気口116と気化器14を流体的に接続する空洞部となっている。インシュレータ113の材質はゴム材であり、アルミ合金製であるシリンダ102より熱伝導率が大幅に小さい。インシュレータ113の取付面側であってシリンダ102と接する部分にはパッキン132が介在される。吸気口116にはネジ25と嵌合するめねじ部131が、ネジ25の呼び径に応じた必要な嵌合長さDだけ形成されている。ここで、インシュレータ113の吸気通路部113bの長さ(管路長)はBであって、インシュレータ113の気化器取り付け部であるフランジ部113cの端面とシリンダ102の中心との距離はAとなる。
再び図6、図7を用いてエンジン運転時の強制空冷の動作を説明する。エンジンが運転している状態ではクランク軸6の図示しないリコイルスタータ側に取り付けられた冷却ファン5が回転するため、シリンダ102の周囲には図6の矢印51のように冷却ファン5によって生成された冷却風がシリンダ102の放熱フィン137(図7参照)にあたり、シリンダ102の周囲を矢印52及び53のように流れる気流が発生する。つまりこれら気流は冷却風吐出口133からエンジン冷却室123に導入された後、シリンダ102の熱を奪いながら流れ、サイドケース21に形成された排出口(又はスリット)から外部に排出される。
エンジンが停止すると冷却ファン5が停止するため、図6の矢印51〜53のような気流が停止する。そのためエンジンから発生する高温の上昇気流、すなわち自然対流の気流によってエンジンやインシュレータ等の冷却が行われる。このとき、インシュレータ113は吸気口116付近から熱を受けることになり、インシュレータ113を冷却する自然対流の気流は、図7の矢印61のように上方向に流れる、この高温の上昇気流が発生するため、エンジンカバー104において、インシュレータ113に開口部120を形成しておくことにより、この気流を効果的に外部に排出するように構成し、インシュレータ113を介して気化器14側に熱伝導する熱量をできるだけ低減できるように構成した。
また図8のH1のごとく、吸気口116周辺からインシュレータ113のフランジ部113a、吸気通路部113b及びフランジ部113cを介して気化器14に向かって熱伝導が発生し、気化器14が温度上昇する。エンジンの燃料にガソリンを用いる場合には、55〜60℃で成分の多くが蒸発するため、気化器14が55〜60℃に達すると燃料タンク39から気化器14に燃料が供給されても、燃料がシリンダ102内に供給される前に直ちに蒸発してしまうため、十分な燃料をエンジンに供給することが困難となり、エンジンを再度始動しようとしても始動が困難になってしまう。そこで本実施例においては、インシュレータの形状を変更すると共に、シリンダの取り付け部分の形状を変更して、エンジンの大型化を避けつつ、停止後のエンジンから気化器側への熱伝導を抑制するように構成した。
次に、図1〜図4を用いて本発明の実施例に係るチェンソー1について、従来例と異なる点を主に説明する。図1〜図4において、図6〜図8の構成と同一の部品、同一の構成には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の実施例によるエンジン作業機(チェンソー1)の縦断面図である。ここで、インシュレータ13による吸気通路部が図7で示した従来のインシュレータ113に比べて長くなるように構成した。一方、シリンダ2の吸気口16付近の形状を変更してインシュレータ13の取り付け面のブロックを薄肉化して、気化器14とピストンの中心軸との距離が図7で示した従来例と変わらないように構成した。その他の構成部品で変更した部分はエンジンカバー4であり、図7に存在した開口部120を無くした形状とした。尚、エンジンカバー4については、従来の開口部120を有するエンジンカバー104をそのまま用いても良い。
図2は、図1のシリンダ2にインシュレータ13を取り付けた状態を示す斜視図である。インシュレータ13は中央の吸気通路部13bの両側にフランジ部13a、13cが形成されたものであって、シリンダ2に固定される側のフランジ部13aは比較的大きめの面を有して、吸気口16の周囲に形成された取付面(図では見えない)に当接され、吸気口16の左右2箇所において、シリンダ2側から円筒形のネジボス31(図4で後述)が、インシュレータ13側に突き出すよう形成されており、その突き出したネジボス31にカラー29とワッシャ28を介してネジ25によって固定される。尚、本実施例において、ネジ25は六角穴付ボルトとしているが、それだけに限られずにねじ、ボルト、小ねじ、止めねじとナット等の任意のねじ部品を用いても良い。インシュレータ13の上部には、シリンダ内の圧力を伝達するための圧力管13eが形成され、その圧力管13eは気化器14に形成された図示しないクランク圧取り入れ穴と接続される。円筒形の吸気通路部13bの内部が、吸気口16と気化器14を流体的に接続する空洞部となっている。インシュレータ13の材質は、ゴム材(たとえば熱伝導率0.3W/mK)であり、アルミ合金製であるシリンダ2(たとえば熱伝導率145W/mK)より熱伝導率が大幅に小さい。インシュレータ13のフランジ部13cには、面圧をあげてシール性を向上するための突起13fが円周方向に連続して形成される。尚、インシュレータ13のフランジ部の構造は、突起13fを設ける又は設けないなど様々な方法を採用することができる。また、製造方法についても任意であるので、詳細説明は省略する。
図3は図1のインシュレータ13の取付部付近の部分拡大断面図である。図3でわかるように、吸気口16にはインシュレータ13のフランジ部13aと当接する取付面2bが形成される。フランジ部13aと取付面2bの間には、必要に応じてパッキン32が介在される。フランジ部13aには、強度を向上させるために図示しない金属製のプレートを取り付けても良い。その場合、金属製のプレートはフランジ部13a内に鋳込むように一体成形で製造するか、もしくはフランジ部13aの表面に接合するようにして製造できる。
図4は図1のA−A部におけるインシュレータ13及びシリンダ2の断面図である。吸気口16の左右両側において、ネジボス31が気化器14側に突出するように形成され、ネジボス31内にはめねじ部31aが内部に形成される。ネジボス31の座面(ワッシャ28が当接する面)は、インシュレータ13の吸気口16側のフランジ部13aの当接面(取付面位置26)よりもインシュレータ13側に突き出すよう形成される。インシュレータ13のフランジ部13aはネジボス31を貫通させるための貫通部が形成され、筒状のカラー29およびワッシャ28を介在させてネジ25によって固定される。尚、ネジボス31を貫通させるための貫通部は、貫通穴で形成しても、切り欠いた部分や軸方向に延びる溝で形成しても良い。ネジ25の軸力は、軸力伝達部材たるカラー29を介してフランジ部13aに伝達されることによりインシュレータ13が吸気口16周囲の取付面2b(図3参照)に固定される。尚、カラー29は、ネジボス31の少なくともインシュレータ13側の側面を覆う被覆部材としても機能し、ネジボス31からの輻射熱がインシュレータ13の吸気通路部13bに空気伝搬しにくいように熱伝導率が小さな部材で構成すると好ましい。例えば、カラー29およびワッシャ28は、アルミ合金製のシリンダ2よりも熱伝導率が小さな樹脂材(たとえば熱伝導率0.3W/mK)で成形すると良い。カラー29は円筒状とし、ネジボス31を吸気通路部13b側の側面を含むネジボス31の全体を包み込むよう組みつけられる。ここで図4のようにネジ25を締め付けた状態ではネジボス31は外部からは全く見えない状態になる。インシュレータ13の吸気通路部13bとカラー29の間には隙間36が形成される。
このようにインシュレータ13を構成し、シリンダ2から突出して形成されるネジボス31に取り付ける方法により、シリンダ2の中心からインシュレータ13先端までの距離Aが従来と同等であるにも関わらず、取付面位置26からインシュレータ13先端までの距離が、従来のネジの座面(ネジボス座面)から気化器までの距離Bに加えて、ネジの座面(ネジボス座面)から取付面位置26までの距離Cの分だけ長くすることが可能となり、インシュレータ13の有効管路長はB+Cとなった。この結果、アルミ金属製のシリンダ2に対して極めて熱伝導率の小さいインシュレータ13における熱伝導距離が長くなるため、インシュレータ13を介して気化器14に到達する熱量を大幅に低減することが可能となった。しかも、シリンダ2から気化器14までの距離は距離Aが示すごとく従来と同等であるため、チェンソー1が大型化することがない。さらに、カラー29およびネジボス31が吸気通路部13bと直接接することがないので、ネジボス31からカラー29に伝わった熱はH2のごとく締結面(取付面位置26付近)まで移動してから、吸気通路部13bを通って気化器14に向かう。従って、ネジボス31からインシュレータ13が受ける熱の移動距離を長くすることができるので、より一層、気化器14に伝わる熱量を低減することができる。さらに、カラー29によってネジボス31の吸気通路部13b側を含む全体が覆われているため、ネジボス31から吸気通路部13bに直接輻射熱が伝わることがないので、ネジボス31からインシュレータ13に伝わる熱量をより一層低減できる。
次に図5を用いてインシュレータ13、ネジボス31、カラー29のサイズの関係を更に説明する。図5は図4のネジ25付近の部分拡大図であって、説明の便宜上、中心線より左側にはインシュレータ13を取り付けた状態を、右側にはインシュレータ13、ネジ25等を取り外した状態を示している。本実施例のシリンダ2においては、図8で示したシリンダ102に対して点線38の部分を切り落としてインシュレータの取付面位置26をピストンの中心軸に近づけるように構成した。このような加工は、めねじ部31aから所定距離を隔てた全周部分において行われ、その加工の結果、取付面位置26から気化器14側に突き出すようなネジボス31が形成される。インシュレータ13のフランジ部13aには、円筒形のネジボス31を貫通させる丸い穴が2つ形成され、それらの穴に左右のネジボス31をそれぞれ貫通させる。その後にネジボス31にカラー29を挿入し、ワッシャ28を挿入したネジ25をめねじ部31aに締め付けることによりインシュレータ13をシリンダ2に固定する。尚、本実施例の取り付け構造は、インシュレータ13をネジボス31にはめ込むことによってインシュレータ13がシリンダ2に対して仮固定されるので、その後のネジ25による締め付け作業が容易であり組み立て作業性が向上する。
ここで、シリンダ2の吸気口16近傍の取付面とフランジ部13aの気化器側の距離(フランジ部13aの厚さ)はL1、カラー29の軸方向長さがL2、ワッシャの厚さをL3とすると、L1<L2+L3の関係となるように構成するのが好ましく、特に好ましくは、取付面位置26から突出するネジボス31の軸方向長さL1+L2は、フランジ部13aの厚さL1の倍以上とすると好ましい。また、ネジボス31の座面のインシュレータ13の中心部側への延長線(点線)上に隙間が形成されるように構成する。このように構成すると、カラー29はネジ25の軸力伝達とネジボス31の輻射熱遮断という2つの役割を同時に果たすことになり、たとえば輻射熱の遮断のために更に遮熱材を設けるといった必要がなく、部品点数をも削減することができる。さらに、カラー29およびワッシャ28はアルミ合金製のシリンダ2より熱伝導率の小さな樹脂で成形されているので、ネジボス31およびネジ25からカラー29およびワッシャ28を介してインシュレータ13に伝わる熱量をより一層低減できる。また、めねじ部31aの軸方向長さは従来とほぼ同じであり、ネジ25の嵌合長さは従来と同じくDである。従って、ネジ25の締め付け強度は従来同等に十分確保される。
以上のごとく、本実施例によればネジ材の締め付け強度を維持し、製品の大型化を招くことなくインシュレータ13を長くし、気化器14の温度上昇を低減することが可能となる。これにより、気化器14の温度上昇による始動不良が改善される。また、図7に示したような従来は必要であった自然空冷促進のための放熱口たる開口部120を設けずとも、気化器14の温度上昇を低減できる。さらに、シリンダ2においては、薄い板状の放熱フィン37が多数配置されているため、エンジン運転中は振動によってこれらの放熱フィン37から騒音が放射されるが、エンジンカバー4に放熱口20が無いため、この放射音をそのまま外部に漏らすことを防止でき、騒音の低減をも可能になる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例においてはエンジン作業機の例としてチェンソーで説明したが、チェンソーだけに限られずに刈払機、ブロア、カッタ、ヘッジトリマなどその他の任意のエンジン作業機に適用しても良い。また、インシュレータはゴム材としたが、樹脂製でも良いしその他の熱伝導性の低い材料を用いても良い。また、カラーは樹脂製としたが、ネジ材の軸力の伝達が可能ならば、たとえばバネなどの弾性体でも良いし、高分子樹脂やその他の断熱材料を用いてインシュレータとカラーを一体成形にて製造しても良い。さらに、ワッシャを設けず、軸力伝達部材を直接ネジ材と接触させても良い。
1 チェンソー 2 シリンダ
2b 取付面 3 シリンダカバー
4 エンジンカバー 5 冷却ファン
6 クランク軸 7 気化器収納室
8 マフラ 9 クランクケース
10 フロントハンドル 11 ガイドバー
12 遮熱板 13 インシュレータ
13a フランジ部 13b 吸気通路部
13c フランジ部 13e 圧力管
13f 突起 14 気化器
15 クリーナサポート 16 吸気口
17 排気口 18 点火プラグ
19 リアハンドル 20 放熱口
21 サイドケース 23 エンジン冷却室
24 エアフィルタ 25 ネジ
26 取付面位置 27 始動グリップ
28 ワッシャ 29 カラー
31 ネジボス 31a めねじ部
32 パッキン 36 隙間
37 放熱フィン 39 燃料タンク
40 エンジンケース 41 ファンカバー
42 断熱板 43 クリーナノブ
101 チェンソー 102 シリンダ
102a シリンダボア 103 シリンダカバー
104 エンジンカバー 113 インシュレータ
113a フランジ部 113b 吸気通路部
113c フランジ部 116 吸気口
117 排気口 120 開口部
123 エンジン冷却室 131 めねじ部
132 パッキン 133 冷却風吐出口
135 掃気ポート 137 放熱フィン
A シリンダ中心からインシュレータ先端までの距離
B 取付面からインシュレータ先端までの熱伝導距離
C 従来例と本発明による実施例の取付面の移動距離
D ネジの嵌合長さ
H1、H2 熱の流れ
2b 取付面 3 シリンダカバー
4 エンジンカバー 5 冷却ファン
6 クランク軸 7 気化器収納室
8 マフラ 9 クランクケース
10 フロントハンドル 11 ガイドバー
12 遮熱板 13 インシュレータ
13a フランジ部 13b 吸気通路部
13c フランジ部 13e 圧力管
13f 突起 14 気化器
15 クリーナサポート 16 吸気口
17 排気口 18 点火プラグ
19 リアハンドル 20 放熱口
21 サイドケース 23 エンジン冷却室
24 エアフィルタ 25 ネジ
26 取付面位置 27 始動グリップ
28 ワッシャ 29 カラー
31 ネジボス 31a めねじ部
32 パッキン 36 隙間
37 放熱フィン 39 燃料タンク
40 エンジンケース 41 ファンカバー
42 断熱板 43 クリーナノブ
101 チェンソー 102 シリンダ
102a シリンダボア 103 シリンダカバー
104 エンジンカバー 113 インシュレータ
113a フランジ部 113b 吸気通路部
113c フランジ部 116 吸気口
117 排気口 120 開口部
123 エンジン冷却室 131 めねじ部
132 パッキン 133 冷却風吐出口
135 掃気ポート 137 放熱フィン
A シリンダ中心からインシュレータ先端までの距離
B 取付面からインシュレータ先端までの熱伝導距離
C 従来例と本発明による実施例の取付面の移動距離
D ネジの嵌合長さ
H1、H2 熱の流れ
Claims (10)
- 吸気通路が形成されるインシュレータを有し、ネジ材によって前記インシュレータの一端がシリンダの吸気口に取り付けられ、前記インシュレータの他端に気化器が取り付けられるエンジンであって、
前記シリンダの前記吸気口の周囲に取付面が形成され、
前記ネジ材と螺合するめねじ部が形成される複数のネジボス部を前記取付面から前記気化器側に突き出すように形成し、
前記インシュレータには前記取付面と接するフランジ部が形成され、
前記フランジ部には前記ネジボス部を貫通させる貫通部を形成し、
前記取付面が前記ネジボス部の座面よりも前記シリンダの中心側に位置することを特徴とするエンジン。 - 前記座面の前記インシュレータ側への延長線上において、前記インシュレータの吸気通路を形成する円筒部との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
- 前記ネジボス部の軸方向長さは、前記フランジ部の厚さの倍以上であることを特徴とする請求項2に記載のエンジン。
- 前記ネジボス部の座面から前記フランジ部の間に、ネジ材の軸力を伝達する軸力伝達部材を介在させたことを特徴とする請求項2又は3に記載のエンジン。
- 前記ネジボス部の少なくともインシュレータ側の側面を覆う被覆部材を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエンジン。
- 前記被覆部材は、前記ネジボス部と同軸に嵌挿される円筒形のカラーであることを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
- 前記軸力伝達部材が前記被覆部材と一体に構成されることを特徴とする請求項6に記載のエンジン。
- 前記軸力伝達部材が前記被覆部材を兼ねて、前記インシュレータと一体に構成されることを特徴とする請求項6に記載のエンジン。
- 前記軸力伝達部材を少なくとも前記シリンダより熱伝導率の低い材質で形成したことを特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載のエンジン。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載のエンジンを用いて作業機器を駆動させることを特徴とするエンジン作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012192616A JP2014047741A (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | エンジン及びエンジン作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012192616A JP2014047741A (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | エンジン及びエンジン作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014047741A true JP2014047741A (ja) | 2014-03-17 |
Family
ID=50607670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012192616A Pending JP2014047741A (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | エンジン及びエンジン作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014047741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114598105A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-06-07 | 宁波创跃园林工具有限公司 | 一种链锯 |
-
2012
- 2012-08-31 JP JP2012192616A patent/JP2014047741A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114598105A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-06-07 | 宁波创跃园林工具有限公司 | 一种链锯 |
CN114598105B (zh) * | 2022-03-25 | 2023-12-22 | 宁波创跃园林工具有限公司 | 一种链锯 |
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