JP2017096061A - 鉄筋コンクリート梁の施工方法、スペーサ兼捨て型枠、及び鉄筋コンクリート梁 - Google Patents

鉄筋コンクリート梁の施工方法、スペーサ兼捨て型枠、及び鉄筋コンクリート梁 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄筋コンクリート梁のコンクリートの固化後にすぐに解体できるスペーサ兼捨て型枠を用いた施工方法を提供する。【解決手段】支柱51を立設し、スペーサ兼捨て型枠30の堰止部31を下に向けて、堰止部31を支柱51の上端に設置し、主筋21及びせん断補助筋22を有する鉄筋組立体20を鉄筋受部32上に設置し、底型枠41に形成された開口41aを堰止部31によって塞ぐようにして底型枠41を堰止部31に取り付け、底型枠41の両側の縁部に側型枠42を立設し、底型枠41及び側型枠42によって囲まれた領域にコンクリートを打設して、堰止部31の上部及び鉄筋受部32をコンクリートに埋設する。【選択図】図5

Description

本発明は、鉄筋コンクリート梁の施工方法、スペーサ兼捨て型枠、及び鉄筋コンクリート梁に関する。
一般的な鉄筋コンクリート建物の梁の施工方法では、まず支保工を設置し、次にその支保工の上端に大引き等を介して型枠を設置し、次に型枠の内側に鉄筋を配筋し、次に型枠の内側にコンクリートを打設する(特許文献1参照)。
特開2014−91909号公報 特開2013−221342号公報
この方法では、型枠がその支保工の上端に大引き等を介して設置されているので、コンクリートの固化後は支保工を解体した後に型枠を解体することになる。よって、コンクリートの硬化後すぐに型枠を別の箇所のコンクリート打設に転用することができない。このため、梁の施工に用いた型枠を別の箇所のコンクリート打設に転用する場合には、建物の施工期間が長期化してしまう。一方、型枠を転用しない場合には、別の箇所のコンクリート打設のために別の型枠を準備する必要があり、コスト高を招いてしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。本発明が解決しようとする課題は、鉄筋コンクリート梁のコンクリートの固化後にすぐに型枠を解体できるようにすることである。
以上の課題を解決するべく、本発明の鉄筋コンクリート梁の施工方法は、支持構造物を設ける工程と、堰止部とその堰止部の上に設けられた鉄筋受部とを有するスペーサ兼捨て型枠の前記堰止部を下に向けて、前記堰止部を前記支持構造物に支持させる工程と、主筋及びせん断補助筋を有する鉄筋組立体を前記鉄筋受部上に設置する鉄筋設置工程と、底型枠に形成された開口を前記堰止部によって塞ぐようにして前記底型枠を前記堰止部に取り付け、前記底型枠の両側の縁部に側型枠を立設する工程と、前記底型枠及び前記側型枠によって囲まれた領域にコンクリートを打設して、前記堰止部の上部及び前記鉄筋受部を前記コンクリートに埋設する打設工程と、前記底型枠及び前記側型枠を撤去する工程と、を備える。
本発明によれば、スペーサ兼捨て型枠が支持構造物に支持され、底型枠の開口がスペーサ兼捨て型枠の堰止部によって塞がれるようにして底型枠がスペーサ兼捨て型枠の堰止部に取り付けられるので、コンクリートが脱型できる程度に固化した後に支柱を撤去せずとも、底型枠及び側型枠をコンクリートから剥離することができる。よって、その底型枠及び側型枠の効率的な転用に寄与することができ、例えばその底型枠及び側型枠を別の箇所のコンクリートの打設にすぐに転用することができる。
好ましくは、前記鉄筋設置工程において、前記鉄筋受部の上面に凹設された溝に前記主筋を嵌める。
よって、鉄筋組立体の位置が決まり、かぶり厚を正確に確保することができる。また、主筋の位置が適切に定まり、例えば複数の主筋の間隔を適切に保てる。
好ましくは、前記打設工程において、前記堰止部と前記鉄筋受部との間に設けられた間隔保持部によって前記堰止部と前記鉄筋受部との間に形成された隙間に前記コンクリートを充填させる。
よって、スペーサ兼捨て型枠とコンクリートの一体性が向上する。
また、鉄筋コンクリート梁を現場打ちコンクリートによって構築するのに用いられるスペーサ兼捨て型枠が、前記鉄筋コンクリート梁のコンクリートの下面において露出するようにして、前記コンクリートに埋設された堰止部と、前記堰止部の上に設けられるとともに、前記コンクリートに埋設され、前記コンクリートに埋設された前記鉄筋コンクリート梁の鉄筋の下面に接触し、前記鉄筋をその下から受ける鉄筋受部と、を備える。
このスペーサ兼捨て型枠を上述の施工方法に用いることができる。よって、このスペーサ兼捨て型枠は、底型枠及び側型枠を別の箇所のコンクリートの打設にすぐに転用することに寄与する。
好ましくは、スペーサ兼捨て型枠が、前記堰止部と前記鉄筋受部との間に設けられた間隔保持部を備え、前記間隔保持部によって前記堰止部と前記鉄筋受部との間に隙間が形成されている。
よって、堰止部と鉄筋受部との間の隙間にコンクリートが充填されて、スペーサ兼捨て型枠とコンクリートの一体性が向上する。
鉄筋コンクリート梁が、コンクリートと、主筋及びせん断補助筋を有するとともに、前記コンクリートに埋設された鉄筋組立体と、スペーサ兼捨て型枠と、を備え、前記スペーサ兼捨て型枠が、前記コンクリートの下面において露出するようにして、前記鉄筋コンクリート梁のコンクリートに埋設された堰止部と、前記堰止部の上に設けられるとともに、前記コンクリートに埋設され、前記鉄筋組立体の下面に接触し、前記鉄筋組立体をその下から受ける鉄筋受部と、有する。
この鉄筋コンクリート梁は上述の施工方法によって施工されたものである。よって、この鉄筋コンクリート梁は、底型枠及び側型枠の効率的な転用に寄与するものである。
本発明によれば、鉄筋コンクリート梁のコンクリートが脱型できる程度に固化したらすぐに型枠を解体でき、その型枠の底型枠及び側型枠の効率的な転用に寄与することができる。よって、型枠の使用量を減らすことでコスト削減を図ることができ、工期の短縮も図れる。
鉄筋コンクリート梁の軸方向に沿った鉛直断面図である。 鉄筋コンクリート梁の軸方向に垂直な鉛直断面図である。 スペーサ兼捨て型枠の斜視図である。 間隔保持部の一部の斜視図である。 図1と同一箇所における型枠構造物の鉛直断面図である。 図2と同一箇所における型枠構造物の鉛直断面図である。 鉄筋コンクリート梁の施工方法の説明図である。 鉄筋コンクリート梁の施工方法の説明図である。 鉄筋コンクリート梁の施工方法の説明図である。 鉄筋コンクリート梁の施工方法の説明図である。 鉄筋コンクリート梁の施工方法の説明図である。 変形例のスペーサ兼捨て型枠の斜視図である。 変形例のスペーサ兼捨て型枠の斜視図である。 変形例のスペーサ兼捨て型枠の斜視図である。 変形例のスペーサ兼捨て型枠の斜視図である。 変形例のスペーサ兼捨て型枠の斜視図である。 変形例の型枠構造物の鉛直断面図である。 変形例の鉄筋コンクリート梁の軸方向に沿った鉛直断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1. 鉄筋コンクリート梁
図1は、鉄筋コンクリート梁1の軸方向に沿った鉛直断面図であり、図2は、鉄筋コンクリート梁1の軸方向に垂直な鉛直断面図である。この鉄筋コンクリート梁1は、集合住宅、事務所、ビルディング等の建物に適用される。この鉄筋コンクリート梁1は、立設された柱の間に水平に架け渡されるように施工されたものである。
鉄筋コンクリート梁1は、コンクリート10、鉄筋組立体20及びスペーサ兼捨て型枠30が一体化されることによって構成される。
鉄筋組立体20は複数本の主筋21及び複数本のせん断補強筋(肋筋)22を有し、主筋21及びせん断補強筋22が配筋されることによって鉄筋組立体20が組み立てられる。
主筋21は鉄筋コンクリート梁1の軸方向に延びているとともに、柱に定着されている。これら主筋21は上下二段に配置され、上段には4本の主筋21が配置され、下段には5本の主筋21が配置されている。せん断補強筋22は、これら主筋21を囲むようにして主筋21に組まれているとともに、主筋21の長手方向に沿って所定間隔で配列されている。そして、主筋21及びせん断補強筋22がコンクリート10に埋設されている。なお、これら主筋21の配置及び本数は適宜変更してもよい。また、せん断補強筋22以外の補強筋がコンクリート10に埋設されてもよい。
スペーサ兼捨て型枠30は、主筋21の長手方向に沿って所定間隔で配列されている。スペーサ兼捨て型枠30はその一部がコンクリート10の下面において露出するようにしてコンクリート10に埋設されており、スペーサ兼捨て型枠30の上端面が鉄筋組立体20(特に主筋21)の下面に接触している。このスペーサ兼捨て型枠30は、コンクリート10の打設の際の型枠として利用されるとともに、鉄筋組立体20を支持して必要なかぶり厚を保持するためのスペーサとして利用される。また、スペーサ兼捨て型枠30は、コンクリート10の打設の際の型枠と支保工(支持構造物)との間に介在して、型枠を支持する支持材としても利用される。
図3は、スペーサ兼捨て型枠30の斜視図である。スペーサ兼捨て型枠30はコンクリート製の堰止部31、コンクリート製の鉄筋受部32及び金属製の間隔保持部33等を有する。堰止部31は板状に形成されていて、堰止部31の中央部31aがその両側の側部31bよりも厚く形成されている。その中央部31aの下面と側部31bの下面が面一に形成され、中央部31aが側部31bの上面に対して突出し、中央部31aの上面と側部31bの上面が段状になっている。
鉄筋受部32は堰止部31の上に設けられている。具体的には、鉄筋受部32と堰止部31の中央部31aとが上下に対向し、鉄筋受部32と堰止部31の中央部31aとの間に隙間34が形成されている。
鉄筋受部32は板状に形成されており、鉄筋コンクリート梁1の軸方向に沿った向きの寸法が堰止部31の中央部31aと等しくなるように構成されている。また、鉄筋受部32の上面には互いに平行な複数(図3では、5つ)の溝32aが形成されている。これら溝32aは鉄筋受部32の側面から反対側の側面にわたって延在している。
堰止部31と鉄筋受部32の間の隙間34は、堰止部31と鉄筋受部32との間に設けられた間隔保持部33によって保たれている。図4は、間隔保持部33の一部を示した斜視図である。間隔保持部33は、図4に示すようなトラス筋33aを並列したものであり、トラス筋33aは、上側のトップ筋33bと、トップ筋33bの下側においてトップ筋33bに対して平行に設けられたボトム筋33cと、トップ筋33bとボトム筋33cとの間に架け渡されたラチス筋33dとを有する。ラチス筋33dが波状に形成され、ラチス筋33dの波頭部がトップ筋33bに接合され、ラチス筋33dの波底部がボトム筋33cに接合されている。このような間隔保持部33の上部(特に、ラチス筋33dの上部とトップ筋33b)が鉄筋受部32に埋設されるようにして鉄筋受部32が形成(打設)されており、間隔保持部33の下部(特に、ラチス筋33dの下部とボトム筋33c)が堰止部31の中央部31aに埋設されるようにして堰止部31が形成(打設)されている。
図1及び図2に示すように、下側の主筋21が鉄筋受部32の上面に接触している。具体的には、これら主筋21がそれぞれ溝32aに沿って敷設されるようにして溝32aに嵌められている。また、鉄筋受部32及び間隔保持部33はコンクリート10に埋設されている。堰止部31の大部分(中央部31aの上部)がコンクリート10に埋設されており、堰止部31の中央部31aの下部及び側部31bがコンクリート10の下面から突き出て、堰止部31の下面が露出している。そして、側部31bの上面がコンクリート10の下面に接触しており、コンクリート10が堰止部31と鉄筋受部32との間の隙間34に充填されることで、間隔保持部33がコンクリート10に付着し、コンクリート10とスペーサ兼捨て型枠30の一体性が向上している。
図1及び図2に示すように、主筋21が鉄筋受部32の上面に接触することによって、コンクリート10の下面と鉄筋組立体20の下端との間の間隔(かぶり厚)が確保される。また、図2に示すように、主筋21が鉄筋受部32の溝32aにそれぞれ嵌められることによって、コンクリート10の側面と鉄筋組立体20の側端との間の間隔(かぶり厚)が確保される。主筋21の位置が定まり、これら主筋21の間隔を適切に保てる。
2. 型枠構造物
図5及び図6を参照して、鉄筋コンクリート梁1の施工に用いる型枠構造物2について説明する。図5は、軸方向に沿った鉛直断面図であり、図6は、軸方向に垂直な鉛直断面図である。図5及び図6では、型枠構造物2とともに鉄筋組立体20も示されている。
型枠構造物2は、型枠40、支保工(支持構造物)50及び複数のスペーサ兼捨て型枠30等を備える。
支保工50は複数本の支柱51等を有する。これら支柱51が、下方の梁又は基礎上に立設されているとともに、施工しようとする鉄筋コンクリート梁1の軸方向に沿って所定間隔で複数列(図6では、2列)に配列されている。なお、これら支柱51が筋交いや水平材によって連結されていてもよい。
支柱51の上端には受板52が設けられており、スペーサ兼捨て型枠30が受板52上に設置されて支柱51によって支持されている。具体的には、スペーサ兼捨て型枠30の鉄筋受部32が上側に位置し、スペーサ兼捨て型枠30の堰止部31が下側に位置した状態で、堰止部31が鉄筋コンクリート梁1の幅方向に隣り合う支柱51の受板52の間に架け渡されるようにして受板52上に設置されている。必要に応じて、スペーサ兼捨て型枠30が受板52に仮止めされていてもよい。
型枠40は、上面が開放されていて、図6に示すようにコ字型(U字型)に設けられている。型枠40は底型枠41及び一対の側型枠42を有し、底型枠41と側型枠42が組み付けられることによって型枠40が構成される。底型枠41が水平な姿勢に支持されており、側型枠42が底型枠41の両側の縁部において立設されている。
底型枠41(特に、底型枠41の堰板)には、複数の開口41aが梁1の軸方向に所定間隔で配列されるように形成されており、開口41aの縁部には桟材44が取り付けられている。具体的には、桟材44が、開口41aの縁に沿った状態で底型枠41(特に、底型枠41の堰板)の下面に釘によって固定されているとともに、開口41aの縁から開口41aの内側にはみ出ている。
スペーサ兼捨て型枠30の堰止部31は開口41aを閉塞するように底型枠41に取り付けられている。具体的には、堰止部31の下部が開口41aに嵌め込まれ、桟材44が堰止部31の側部31bの下面に釘によって固定されている。堰止部31の側部31bと底型枠41の堰板は厚さが等しく、堰止部31の側部31bの上面が底型枠41の上面と面一にされており、堰止部31の中央部31aが底型枠41の上面から突き出ている。
鉄筋受部32は、その上面が型枠40の内側の底面(底型枠41の上面)から上に離れた状態で、型枠40の内側に配されている。組み立てられた鉄筋組立体20の下部主筋21がそれぞれ溝32aに沿って敷設されるようにして溝32aに嵌められており、これにより、鉄筋組立体20の幅方向の動きが規制されているとともに、鉄筋組立体20が側型枠42から離間している。また、鉄筋組立体20が鉄筋受部32に支持されることによって、鉄筋組立体20が底型枠41から離間している。また、下部主筋21がそれぞれ溝32aに嵌められることによって、下部主筋21の位置が定まり、これら下部主筋21の間隔が適切に保たれている。
3. 施工方法
図7〜図11を参照して、鉄筋コンクリート梁1の施工方法について説明する。図7〜図11は鉄筋コンクリート梁1の施工工程を説明するための断面図であり、図7〜図11に示す断面の位置は図1及び図5に示す断面の位置と同じである。
まず、図7に示すように、施工しようとする鉄筋コンクリート梁1の軸方向に沿って支柱51を所定間隔で複数列に配列するようにして、これら支柱51を立設する。
次に、図8に示すように、スペーサ兼捨て型枠30の堰止部31を下に向けた状態で、堰止部31を幅方向に隣り合う支柱51の上端間に架け渡すようにして、堰止部31を支柱51の受板52上に設置する。
次に、複数本の主筋21及び複数本のせん断補強筋22を配筋して、鉄筋組立体20を組み立てる。鉄筋組立体20の組立作業は、支柱51の上端上で行うのではなく、地面上、スラブ上、基礎上又は工場内等で行う。よって、鉄筋組立体20の配筋作業を容易に行うことができる。
次に、図9に示すように、その鉄筋組立体20をクレーン等によって吊り上げて、鉄筋受部32上に設置する。この際、下部主筋21をそれぞれ溝32aに嵌めて、主筋21をそれぞれ溝32aに沿って敷設する。
なお、複数本の主筋21及び複数本のせん断補強筋22をスペーサ兼捨て型枠30の鉄筋受部32の上に直接配筋して、鉄筋組立体20を鉄筋受部32の上に直接組み立ててもよい。
次に、図10に示すように、型枠40を支柱51上に組み立てる。
具体的には、まず、底型枠41に開口41aを形成するようにして底型枠41を組み立てつつ、底型枠41を水平にして支柱51の上端に持ち上げることによって、堰止部31の下部を底型枠41の開口41aに嵌め込んで、開口41aを堰止部31によって閉塞する。次に、桟材44を開口41aの縁部に沿わせるようにして桟材44を底型枠41及び堰止部31の下面に当てて、桟材44及び底型枠41に釘を打ち付けることによって桟材44を底型枠41に固定するとともに、桟材44及び堰止部31に釘を打ち込むことによって桟材44を堰止部31に固定し、これにより底型枠41をスペーサ兼捨て型枠30の堰止部31に取り付ける。次に、側型枠42をそれぞれ底型枠41の両側部に立設して、側型枠42を底型枠41及びスペーサ兼捨て型枠30に固定する。型枠40の組立の際には、底型枠41を鉄筋組立体20から下方に離間させるともに、側型枠42を鉄筋組立体20から横方向に離間させる。
鉄筋組立体20がスペーサ兼捨て型枠30に支持されているので、別途スペーサを設置せずともに、型枠40の組み立ての際にかぶり厚を確保することができる。
図11に示すように、型枠40の組み立て後、フレッシュコンクリート15を型枠40の内側に流し込むことによって、堰止部31の上部、鉄筋受部32及び鉄筋組立体20をフレッシュコンクリート15に浸漬するとともに、フレッシュコンクリート15を隙間34に充填させる。
その後、型枠40内のフレッシュコンクリート15を養生して、フレッシュコンクリート15を硬化させる。これにより、固まったコンクリート10が成型される。その際、フレッシュコンクリート15が隙間34に回り込んで充填されていたので、コンクリート10とスペーサ兼捨て型枠30の一体性が向上する。
コンクリート10が脱型できる程度に硬化した後、底型枠41及び側型枠42をコンクリート10から剥離することによって、型枠40を撤去する。スペーサ兼捨て型枠30が支柱51の上端に設置され、底型枠41がそのスペーサ兼捨て型枠30に組み付けられていたので、支保工50の解体の前に底型枠41をコンクリート10から剥離することができる。よって、取り外した底型枠41を別の場所(例えば、上階)の鉄筋コンクリート梁の施工に早期に利用することができ、建物の工期の短縮に寄与することができる。
次に、支保工50を撤去する。
4. スペーサ兼捨て型枠の変形例
(1) 上述の実施の形態では間隔保持部33が鋼材であったが、間隔保持部33がコンクリート製であってもよい。また、上述の実施の形態では堰止部31及び鉄筋受部32がコンクリート製であったが、堰止部31及び鉄筋受部32が鋼製であってもよい。堰止部31、鉄筋受部32及び間隔保持部33が同一組成物であれば、堰止部31、鉄筋受部32及び間隔保持部33を三次元プリンターによって一体成型してもよい。
(2) 上述の実施の形態では、間隔保持部33によって堰止部31と鉄筋受部32との間に隙間34が形成されていたが、図12に示すように間隔保持部及び隙間が設けられておらず、鉄筋受部32が堰止部31上に直接設けられて、鉄筋受部32と堰止部31が一体成型されていてもよい。
(3) 図13に示すように、鉄筋受部32が鉄筋コンクリート梁1の軸方向に分割されていて、鉄筋受部32が複数(図13では、2個)の鉄筋受部分割体32bからなるようにしてもよい。
(4) 図14又は図15に示すように、鉄筋受部32が鉄筋コンクリート梁1の軸方向に分割され、鉄筋受部分割体32bが堰止部31の側部31b上に設けられていてもよい。図14に示すように、間隔保持部33によって堰止部31の側部31bと鉄筋受部分割体32bとの間に隙間34が形成されている。図15で示されるものでは、間隔保持部及び隙間が設けられておらず、鉄筋受部分割体32bが堰止部31の側部31b上に直接設けられて、鉄筋受部分割体32bと堰止部31が一体成型されている。なお、図14及び図15の何れの場合でも、堰止部31の中央部31aと側部31bの厚さが等しい。
(5) 図16に示すように、堰止部31の中央部31aと側部31bの厚さが等しく、鉄筋コンクリート梁1の軸方向に沿う鉄筋受部32の幅が鉄筋コンクリート梁1の軸方向に沿う堰止部31の幅にほぼ等しくてもよい。
5. 型枠構造物及び鉄筋コンクリート梁の変形例
上述の実施の形態では、型枠40の組立に際して、堰止部31を底型枠41の開口41aに嵌め込んで、堰止部31の下面と底型枠41の下面を面一にしていた。それに対して、図17に示すように、底型枠41に開口41aを形成するようにして底型枠41を組み立てつつ、底型枠41を水平にして持ち上げて、底型枠41の開口41aの縁部を堰止部31の下面に接触させることによって底型枠41の開口41aを堰止部31によって閉塞し、底型枠41の下面から底型枠41及び堰止部31の側部31bに釘打ちをしてもよい。これにより、底型枠41の開口41aがその上から堰止部31によって閉塞され、堰止部31が底型枠41上に設置される。
その後、型枠40の組み立て後、型枠40の内側にコンクリートを打設して、型枠40を撤去する。これにより製造された鉄筋コンクリート梁1を図18に示す。図18に示すように、堰止部31の下面とコンクリート10の下面が面一に設けられている。
1…鉄筋コンクリート梁, 2…型枠構造物, 10…コンクリート, 15…フレッシュコンクリート, 20…鉄筋組立体, 21…主筋, 22…せん断補強筋, 30…スペーサ兼捨て型枠, 31…堰止部, 32…鉄筋受部, 32a…溝、 33…間隔保持部, 34…隙間, 40…型枠, 41…底型枠, 41a…開口, 42…側型枠, 50…支保工, 51…支柱

Claims (6)

  1. 鉄筋コンクリート梁の施工方法において、
    支持構造物を設ける工程と、
    堰止部とその堰止部の上に設けられた鉄筋受部とを有するスペーサ兼捨て型枠の前記堰止部を下に向けて、前記堰止部を前記支持構造物に支持させる工程と、
    主筋及びせん断補助筋を有する鉄筋組立体を前記鉄筋受部上に設置する鉄筋設置工程と、
    底型枠に形成された開口を前記堰止部によって塞ぐようにして前記底型枠を前記堰止部に取り付け、前記底型枠の両側の縁部に側型枠を立設する工程と、
    前記底型枠及び前記側型枠によって囲まれた領域にコンクリートを打設して、前記堰止部の上部及び前記鉄筋受部を前記コンクリートに埋設する打設工程と、
    前記底型枠及び前記側型枠を撤去する工程と、を備えることを特徴とする鉄筋コンクリート梁の施工方法。
  2. 前記鉄筋設置工程において、前記鉄筋受部の上面に凹設された溝に前記主筋を嵌めることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート梁の施工方法。
  3. 前記打設工程において、前記堰止部と前記鉄筋受部との間に設けられた間隔保持部によって前記堰止部と前記鉄筋受部との間に形成された隙間に前記コンクリートを充填させることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄筋コンクリート梁の施工方法。
  4. 鉄筋コンクリート梁を現場打ちコンクリートによって構築するのに用いられるスペーサ兼捨て型枠であって、
    前記鉄筋コンクリート梁のコンクリートの下面において露出するようにして、前記コンクリートに埋設された堰止部と、
    前記堰止部の上に設けられるとともに、前記コンクリートに埋設され、前記コンクリートに埋設された前記鉄筋コンクリート梁の鉄筋の下面に接触し、前記鉄筋をその下から受ける鉄筋受部と、を備えることを特徴とするスペーサ兼捨て型枠。
  5. 前記堰止部と前記鉄筋受部との間に設けられた間隔保持部を備え、
    前記間隔保持部によって前記堰止部と前記鉄筋受部との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のスペーサ兼捨て型枠。
  6. コンクリートと、
    主筋及びせん断補助筋を有するとともに、前記コンクリートに埋設された鉄筋組立体と、
    スペーサ兼捨て型枠と、を備え、
    前記スペーサ兼捨て型枠が、
    前記コンクリートの下面において露出するようにして、前記鉄筋コンクリート梁のコンクリートに埋設された堰止部と、
    前記堰止部の上に設けられるとともに、前記コンクリートに埋設され、前記鉄筋組立体の下面に接触し、前記鉄筋組立体をその下から受ける鉄筋受部と、有することを特徴とする鉄筋コンクリート梁。
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