JP2017095897A - 水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃性及びデザイン性が良好な水栓を提供する。【解決手段】水栓は、カウンターの背板部27の前面27Aに取り付けられた状態で、背板部27の前面27Aに対して交差する方向に伸びており、湯水の混合比と吐水量とを調整する操作レバー33を有した水栓本体30と、水栓本体30を経由した湯水を先端の吐水口から吐水する吐水管と、水栓本体30を少なくとも前方及び下方から覆うように取り付けられ、下部に上下方向に貫通した第2挿通孔75Bが形成されたカバー70と、連結部91、中間部93、及びカバー70の第2挿通孔75Bを挿通してカバー70の下方に突出する把持部95を有しており、中間部93の一方の端部93Aが上下方向に伸びた状態において、中間部93の他方の端部93Bが操作レバー33の中心軸Xから離れた位置で上下方向に向けて伸びるように中間部93が曲げられたハンドル90とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は水栓に関するものである。
特許文献1に従来の水栓が開示されている。この水栓は洗面化粧台のミラーキャビネットの下方であって、洗面ボウルの上方に取り付けられている。この水栓は、水栓本体、カバー、ハンドル、及びシャワーヘッドを備えている。この水栓は、水栓本体がカバー内の右側に配置され、水栓本体の下部がカバーの下面から下方に突出している。ハンドルは水栓本体の下面から下方に伸びている。この水栓は、ハンドルを左右方向に回動させると湯水の混合比が調整され、ハンドルを前後方向に移動させると湯水の吐水量が調整される。シャワーヘッドは、カバー内の左側に配置され、吐水口が前方斜め下方を向いてカバーから露出している。また、シャワーヘッドは、水栓本体に連通しており、水栓本体を経由した湯水が先端の吐水口から吐水される。このように、この水栓は洗面化粧台のミラーキビネットの下方にコンパクトに取り付けることができる。
特開2011−64034号公報
しかし、特許文献1の水栓は水栓本体の下部がカバーの下方から突出しているため、カバーと水栓本体との間に隙間が有ったり、カバーの下面に凹凸が有ったりする。このため、この水栓は、カバーと水栓本体との間の隙間に汚れが溜まり、さらに凹凸が有るため、清掃性が悪い。また、この水栓はカバーと水栓本体との間の隙間や凹凸がデザイン性を悪くしている。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、清掃性及びデザイン性が良好な水栓を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の水栓は、上下方向に立ち上がった取付面に取り付けられた状態で、この取付面の前方であって、この取付面に対して交差する方向に伸びており、湯水の混合比と吐水量とを調整する操作レバーを有した水栓本体と、
この水栓本体に連通し、前記水栓本体を経由した湯水を先端の吐水口から吐水する吐水管と、
前記取付面に取り付けられた前記水栓本体を少なくとも下方から覆うように取り付けられ、下部に上下方向に貫通した挿通孔が形成されたカバーと、
前記操作レバーに連結される連結部、一方の端部が前記連結部に連続した中間部、及び前記中間部の他方の端部に連続して伸び、前記カバーの前記挿通孔を挿通して前記カバーの下方に突出する把持部を有しており、前記中間部の他方の端部が前記操作レバーの中心軸から離れた位置で上下方向に向けて伸びるように前記中間部が曲げられたハンドルと、
を備えていることを特徴とする。
この水栓は、ハンドルの中間部の他方の端部が操作レバーの中心軸から離れた位置で上下方向に伸びるように中間部が曲げられている。つまり、この水栓は、曲がり部が操作レバーの中間部の一方の端部から他方の端部に向けて左右方向に伸びている。これによって、この水栓は、ハンドルを操作して、水栓本体の操作レバーを動かして湯水の混合比を調整する際に、ハンドルの中間部がカバーの挿通孔を通過する付近において、ハンドルの中間部の軌道範囲を狭くすることができる。つまり、この水栓は、ハンドルの中間部が挿通するカバーの挿通孔を小さくすることができる。よって、カバーの下部をすっきりとした形状にすることができる。
したがって、本発明の水栓は、清掃性及びデザイン性を良好にすることができる。
ここで、上下方向に立ち上がった取付面とは、鉛直線方向に立ち上がっている取付面に限らず、鉛直線に対して傾斜して立ち上がった取付面も含まれる。また、湯水の混合比が調整されるとは、湯が混合されずに水のみを吐水したり、水が混合されずに湯のみを吐水したりする場合を含み、湯水の混合比を調整することをいう。また、操作レバーの中間部の他方の端部が上下方向に伸びるとは、鉛直線方向に伸びた状態に限らず、鉛直線に対して傾斜した方向に伸びた状態も含む。
実施例1の水栓が取り付けられた洗面化粧台を示す正面図である。 実施例1の水栓が取り付けられた洗面化粧台を示す側面図である。 実施例1の水栓であって、止水状態のハンドル位置であり、かつ湯水が混合されて吐水されるハンドル位置を示しており、(A)は正面視の断面図であり、(B)は側面視の断面図である。 実施例1の水栓であって、止水状態のハンドル位置であり、かつ湯が混合されずに水のみが吐水されるハンドル位置を示しており、(A)は正面視の断面図であり、(B)は側面視の断面図である。 実施例1の水栓であって、止水状態のハンドル位置であり、かつ水が混合されずに湯のみが吐水されるハンドル位置を示しており、(A)は正面視の断面図であり、(B)は側面視の断面図である。 実施例1の水栓であって、吐水状態のハンドル位置であり、かつ混合された湯水が吐水されるハンドル位置を示しており、(A)は正面視の断面図であり、(B)は側面視の断面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の水栓の前記ハンドルの前記中間部の一方の端部が上下方向に伸びた状態において、前記中間部は、前記一方の端部から前記他方の端部に向けて左右方向に伸びつつ前方又は後方に膨らむように湾曲した曲がり部を有し得る。この場合、この水栓は、曲がり部が操作レバーの中間部の一方の端部から他方の端部に向けて前方又は後方に膨らむように湾曲している。これによって、この水栓は、ハンドルを操作して、水栓本体の操作レバーを動かして湯水の吐水量を調整する際、ハンドルの中間部がカバーの挿通孔を通過する付近において、ハンドルの中間部の軌道範囲を狭くすることができる。このため、この水栓は、ハンドルの中間部が挿通するカバーの挿通孔を小さくすることができる。よって、カバーの下部をすっきりとした形状にすることができる。
ここで、湯水の吐水量が調整されるとは、止水状態を含み、止水状態から最大吐水量までの間で吐水量を調整することをいう。また、操作レバーの中間部の一方の端部が上下方向に伸びるとは、鉛直線方向に伸びた状態に限らず、鉛直線に対して傾斜した方向に伸びた状態も含む。
本発明の水栓の前記カバーは下部に上方に窪んだ凹部が形成されており、前記挿通孔は前記凹部に形成され得る。この場合、この水栓はカバーの挿通孔を水栓本体の操作レバーの中心軸に近づけることができる。これによって、この水栓は、ハンドルの中間部が挿通するカバーの挿通孔を小さくすることができ、カバーの下部をよりすっきりとした形状にすることができる。
本発明の水栓において、前記ハンドルに干渉しないように、前記凹部は前記挿通孔から下方外側に傾斜する傾斜面によって形成され得る。この場合、この水栓は、挿通孔から下方外側に傾斜する傾斜面によってハンドルに干渉しないようにしているため、挿通孔を大きくしなくてもハンドルを操作して操作レバーを回動端に回動させることができる。つまり、この水栓は、ハンドルの中間部が挿通するカバーの挿通孔を小さくすることができ、カバーの下部をよりすっきりとした形状にすることができる。なお、回動端とは操作レバーが最も回動した状態をいう。
次に、本発明の水栓を具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の水栓は、図1及び図2に示すように、洗面化粧台1に取り付けられている。洗面化粧台1は、ミラーキャビネット10と、ミラーキャビネット10の下方に配置される洗面台20とを備えている。洗面化粧台1はミラーキャビネット10の左右幅と洗面台20の左右幅が同じである(ここで、左右は図1における左右である。以下同じ。)。
ミラーキャビネット10は、図1に示すように、左右方向で3分割された鏡11,13,15と、各鏡11,13,15の後方に設けられた収納部17と、各鏡11,13,15の上方に配置された照明器具19とを有している。中央に位置する鏡11は、正面視で縦長長方形状であり、左右に位置する鏡13,15に比べて左右方向の幅が広い。中央に位置する鏡11は、鉛直線方向に伸びる右側の一辺の後側を回転軸にして、収納部17の前面を開閉自在に取り付けられている。左右に位置する鏡13,15は、正面視で縦長長方形状であり、左右方向の幅が同じである。また、左右に位置する鏡13,15は、鉛直方向に伸びる内側の一辺の後側を回転軸にして、収納部17の前面を開閉自在に取り付けられている。照明器具19はミラーキャビネット10の左右幅全体に伸びて設けられている。
洗面台20は、カウンター21と、カウンター21を載置するキャビネット29とを有している。カウンター21は、洗面ボウル23、カウンター部25、及び背板部27が一体的に形成されている。洗面ボウル23はカウンター21の左右方向の中央に設けられている。カウンター部25は洗面ボウル23の左右両側に設けられ、上方から見た平面視で奥行き方向の長い長方形状である。背板部27は、洗面ボウル23の後面の上端縁及びカウンター部25の後端縁に連続し、カウンター部25よりも上方に伸びている。背板部27は正面視で横長長方形状である。また、背板部27の前面27Aは、平面であり、上方に向けてわずかに後方に傾いた傾斜面である。背板部27の左右方向の幅はミラーキャビネット10の左右方向の幅と同じである。キャビネット29は前方へ引き出せる2段の引き出し29Aが設けられている。
この洗面化粧台1は、先ず、洗面台20を床面の所定の位置に載置した状態で、洗面台20を壁面へねじ止めして固定する。次に、ミラーキャビネット10を洗面台20の背板部27の上端面に下端面が当接させつつ、背板部27の左右端とミラーキャビネット10の左右端を揃えて載置した状態で、ミラーキャビネット10を壁面へねじ止めして固定する。このようにして、この洗面化粧台1は洗面室に設置される。
水栓は、図1〜図6に示すように、水栓本体30、吐水管50、カバー70、及びハンドル90を備えている。水栓本体30は、図3〜図6に示すように、カウンター21の背板部27の上端部に取り付けられている。背板部27の前面27Aは、前述したように、平面であり、上方に向けてわずかに後方に傾いた傾斜面である。背板部27の前面27Aが上下方向に立ち上がった取付面に相当する。
水栓本体30は、図2に示すように、給湯管3と給水管5が連結されている。水栓本体30は、図3(B)〜図6(B)に示すように、可動ディスク31と、固定ディスク32を収納している。可動ディスク31と固定ディスク32は、図示しない複数の貫通孔が形成されている。水栓本体30は、可動ディスク31と固定ディスク32の夫々に形成された貫通孔の重なり具合によって、給湯管3から供給された湯と、給水管5から供給された水との混合比を調整したり、吐水量を調整したりすることができる。
水栓本体30は可動ディスク31に操作レバー33が連結されている。操作レバー33は背板部27の前面27Aの前方であって、背板部27の前面27Aに対して交差する方向に伸びている。水栓本体30は、操作レバー33を中心軸X周りに回動させることによって、固定ディスク32に対して可動ディスク31が回動し、湯水の混合比が調整される。
つまり、水栓本体30は、操作レバー33を中心軸X周りに反時計回転方向に回動させるにつれて、湯水の混合比の湯の割合が多くなる。一方、水栓本体30は、操作レバー33を中心軸X周りに時計回転方向に回動させるにつれて、湯水の混合比の水の割合が多くなる。また、水栓本体30は、操作レバー33を中心軸X周りに反時計回転方向の回動端に回動させる(最も反時計回転方向に回動させた状態にする)と、湯が混合されずに水のみを吐水することができる。一方、水栓本体30は、操作レバー33を中心軸X周りに時計回転方向の回動端に回動させる(最も時計回転方向に回動させた状態にする)と、水が混合されずに湯のみを吐水することができる。
また、操作レバー33は、中間部が回動軸34で軸支されており、後端部が可動ディスク31に連結されている。このため、水栓本体30は回動軸34を中心にして操作レバー33の中心軸Xに交差する方向に操作レバー33を動かすことができる。また、水栓本体30は、操作レバー33を中心軸Xに交差する方向に動かすことによって、固定ディスク32に対して可動ディスク31が移動し、湯水の吐水量が調整される。つまり、水栓本体30は、操作レバー33を中心軸Xに交差する方向の一方の移動端に移動させると、止水状態となり、他方の移動端に移動させると単位時間当たりの吐水量が最大の吐水状態にすることができる。
吐水管50は、図1及び図2に示すように、円筒状であり、洗面化粧台1の左右方向の中央部で、カウンター21の背板部27の前面27Aの上端部に取り付けられている。吐水管50は、カバー70の下部から突出し、前方斜め下方を向いて伸びている。吐水管50は先端に湯水を吐水する吐水口51が形成されている。吐水管50は水栓本体30を経由した湯水を吐水口51から吐水する。
カバー70は、図1に示すように、横長形状であり、ミラーキャビネット10の下端に連続して、背板部27の前面27Aの上端部に左右方向に伸びるように取り付けられている。カバー70は、左右方向の幅が、洗面化粧台1の左右方向の幅、つまり、ミラーキャビネット10及び背板部27の左右方向の幅と同じである。このため、カバー70は、背板部27の前面27Aの上端部を左右方向の全体に亘って覆っている。
カバー70は、図3〜図6に示すように、上壁部71、前壁部73、下壁部75、及び左右側壁部77を有している。上壁部71は、図3(B)〜図6(B)に示すように、水平面上で左右方向に伸びた平板である。カバー70は、ミラーキャビネット10の下面の前端部に上壁部71が当接した状態で、背板部27の前面27Aの上端部に取り付けられる。前壁部73は第1前壁部73Aと第2前壁部73Bとから構成されている。第1前壁部73Aは、上壁部71の前端縁から連続して下方に伸びつつ前方へ向けて湾曲しており、左右方向に伸びる凹部を形成している。第2前壁部73Bは第1前壁部73Aの下端縁に連続して鉛直線方向に垂下している。下壁部75は第2前壁部73Bの下端縁から後方に下方に傾斜しつつ伸びている。下壁部75の後端縁は背板部27の前面27Aと僅かな隙間Sを有している。仮に、後述する第1挿通孔75A、第2挿通孔75B、及び第3挿通孔75Cから水がカバー70内に侵入したとしても、カバー70内に侵入した水が、下壁部75の上面に沿って流れ、隙間Sから水抜きをすることができる。
カバー70は、図1に示すように、下壁部75の左右方向の中央部に吐水管50が挿通する第1挿通孔75Aを形成している。第1挿通孔75Aは略円形状に開口している。また、カバー70は下壁部75にハンドル90が挿通する第2挿通孔75Bを形成している。第2挿通孔75Bは第1挿通孔75Aよりも右側に形成されている。第2挿通孔75Bは左右方向よりも前後方向が長い楕円形状に開口している。また、カバー70は下壁部75に洗面ボウル23の排水口に設けられた排水栓(図視せず。)を開閉する操作摘み24を挿通する第3挿通孔75Cが形成されている。第3挿通孔75Cは第1挿通孔75Aよりも左側に形成されている。第3挿通孔75Cは略円形状に開口している。ここで、左右は図1における左右をいう。カバー70は、図1〜図6に示すように、水栓本体30、吐水管50の根元部、及び排水栓を開閉する操作摘み24の取付部を前方及び下方から覆うように背板部27の前面27Aの上端部に取り付けられている。
ハンドル90は、図3〜図6に示すように、連結部91、中間部93、及び把持部95を有している。連結部91、中間部93、及び把持部95は一体的に形成されている。連結部91は、外形が略四角柱形状であり、操作レバー33の先端部にねじ止めされて連結されている。中間部93及び把持部95は全体的に略等しい幅を有し、かつ略等しい厚みを有した帯状である。把持部95は、図4に示すように、水栓本体30の操作レバー33が中心軸X周りに反時計回転方向の回動端に回動した状態(最も反時計回転方向に回動した状態)において、第2挿通孔75Bからカバー70の下方に突出している部分である。つまり、把持部95は水栓の使用者が把持する部分である。このため、中間部93は、図4に示すように、水栓本体30の操作レバー33が中心軸X周りに反時計回転方向の回動端に回動した状態において、カバー70内に位置している部分である。
中間部93は、図3〜図6に示すように、一方の端部93Aが連結部91の一側面から連続している。中間部93は曲がり部94を有している。曲がり部94は、図3(A)に示すように、正面視において、連結部91に連続している中間部93の一方の端部93Aが上下方向に伸び、かつ把持部95が連続する他方の端部93Bが操作レバー33の中心軸Xから離れた位置で上下方向に伸びた状態において、一方の端部93Aから他方の端部93Bに向けて左右方向に伸びつつ(図3(A)参照)、後方に膨らむように湾曲している(図3(B)参照)。詳しくは、曲がり部94は、一方の端部93Aの上端に連続して右方向に曲がり、右方向に向けて後方に伸びつつ下方に向けて湾曲し、他方の端部93Bの上端に連続している。
把持部95は中間部93の他方の端部93Bの下端に連続している。中間部93と把持部95との境界部96は、屈曲しており、図3(B)に示すように、中間部93の他方の端部93Bが鉛直線方向に垂下した状態に位置する際に、把持部95は下方に向けて前方に傾斜した状態になる。把持部95は下端部の裏面に凸部97が形成されている。この凸部97は使用者の指が把持部95に係止し易くするものである。
カバー70は、図3〜図6に示すように、第2挿通孔75Bが形成されている部分に上方に窪んだ凹部79が形成されている。凹部79は、図3(A)に示すように、水栓本体30が取り付けられている部分の下方から右方向に形成されている。第2挿通孔75Bは凹部79の底面を貫通して形成されている。また、第2挿通孔75Bは水栓本体30の操作レバー33よりも右側に形成されている。
第2挿通孔75Bから左方向に伸びる凹部79の内面は下方外側に傾斜する傾斜面79Aによって形成されている。ハンドル90を操作して、図5(A)に示すように、水栓本体30の操作レバー33が中心軸X周りに時計回転方向の回動端に回動した状態(最も時計回転方向に回動させた状態)において、凹部79の傾斜面79Aによって、ハンドル90がカバー70の下壁部75に干渉しない。このため、第2挿通孔75Bの左右方向の開口面積を大きくしなくてもよい。
次に、このような構成を有する水栓の操作について説明する。
この水栓は、吐水口51から吐水される湯水の温度を調整する際、つまり湯水の混合比を調整する際、ハンドル90の把持部95を使用者が把持し、把持部95を左右方向に振り子のように移動させる。すると、図3(A),図4(A),及び図5(A)に示すように、ハンドル90が連結部91(水栓本体30の操作レバー33の中心軸X)を中心に回動する。
使用者が吐水口51から吐水される湯水の温度を低くしようとする際は、ハンドル90を右方向に移動させる。ハンドル90を右方向に移動させると、徐々にハンドル90の中間部93が第2挿通孔75Bからカバー70内に入り込む。湯が混合されずに水のみを吐水口51から吐水させたい場合は、図4(A)に示すように、ハンドル90を最も右側に移動させる。この状態でハンドル90の中間部93の全体が第2挿通孔75Bからカバー70内に入り込む。また、水栓本体30の操作レバー33は中心軸X周りに反時計回転方向の回動端に回動した状態になる。
また、使用者が吐水口51から吐水される湯水の温度を高くしようとする際は、ハンドル90を左方向に移動させる。ハンドル90を左方向に移動させると、徐々にハンドル90の中間部93が第2挿通孔75Bから出てくる。水が混合されずに湯のみを吐水口51から吐水させたい場合、図5(A)に示すように、ハンドル90を最も左側に移動させる。この状態でハンドル90の中間部93の他方の端部93B側が第2挿通孔75Bからカバー70の下方に露出する。また、水栓本体30の操作レバー33は中心軸X周りに時計回転方向の回動端に回動した状態になる。
このように、この水栓は、吐水口51から吐水される湯水の温度を調整する際、ハンドル90の中間部93がカバー70の第2挿通孔75Bを通過する付近において、ハンドル90の中間部93の軌道範囲が狭く、第2挿通孔75Bの左右方向の開口幅を小さくすることができる。
次に、この水栓は、吐水口51から吐水される湯水の吐水量を調整する際、ハンドル90の把持部95を使用者が把持し、把持部95を前後方向に振り子のように移動させる。すると、図3(B)及び図6(B)に示すように、ハンドル90が操作レバー33の回動軸34を中心に回動する。
使用者が吐水口51から湯水を吐水しようとする際は、ハンドル90を手前方向に移動させる。ハンドル90を手前方向に移動させると、徐々にハンドル90の先端部が上方向に移動し、吐水口51からの吐水量が徐々に増加する。つまり、図6(B)に示すように、湯水を混合させる状態に水栓本体30の操作レバー33を位置させたハンドル90を手前方向に移動させると、操作レバー33は先端部側が上方向に移動し、固定ディスク32に対して可動ディスク31が移動して、吐水口51から湯水を吐水することができる。
一方、使用者が吐水口51からの湯水の吐水を停止しようとする際(止水させる際)は、図3(B)に示すように、ハンドル90を奥方向に移動させる。ハンドル90を奥方向に移動させると、ハンドル90の先端が下方向に移動し、吐水口51からの吐水量が徐々に減少する。つまり、図3(B)に示すように、湯水を混合させる状態に水栓本体30の操作レバー33を位置させたハンドル90を奥方向に移動させると、操作レバー33は先端部側が下方向に移動し、固定ディスク32に対して可動ディスク31が移動して、吐水口51からの湯水の吐水量を減少させ、さらには止水することができる。
このように、この水栓は、吐水口51から吐水される湯水の吐水量を調整する際、ハンドル90の中間部93がカバー70の第2挿通孔75Bを通過する付近において、ハンドル90の中間部93の軌道範囲が狭く、第2挿通孔75Bの前後方向の開口幅を小さくすることができる。また、第2挿通孔75Bをカバー70の下壁部75の後端縁に近づけて開口させることができる。
このように、実施例1の水栓は、水栓本体30、吐水管50、カバー70、及びハンドル90を備えている。水栓本体30は操作レバー33を有している。操作レバー33は、カウンター21の背板部27の前面27Aに取り付けられた状態で、背板部27の前面27Aの前方であって、背板部27の前面27Aに対して交差する方向に伸びている。また、操作レバー33は、湯水の混合比と吐水量とを調整する。吐水管50は、水栓本体30に連通し、水栓本体30を経由した湯水を先端の吐水口51から吐水する。カバー70は、カウンター21の背板部27の前面27Aに取り付けられた水栓本体30を前方及び下方から覆うように取り付けられている。カバー70は下壁部75に上下方向に貫通した第2挿通孔75Bが形成されている。ハンドル90は、連結部91、中間部93、及び把持部95を有している。連結部91は操作レバー33に連結されている。中間部93は一方の端部93Aが連結部91に連続している。把持部95は。中間部93の他方の端部93Bに連続して伸び、カバー70の第2挿通孔75Bを挿通してカバー70の下方に突出している。また、ハンドル90は、中間部93の一方の端部93Aが上下方向に伸びた状態において、中間部93の他方の端部93Bが操作レバー33の中心軸Xから離れた位置で上下方向に向けて伸びるように中間部93が曲げられている。
この水栓は、ハンドル90の中間部93の一方の端部93Aが上下方向に伸びた状態において、中間部93の他方の端部93Bが操作レバー33の中心軸Xから離れた位置で上下方向に伸びるように中間部93が曲げられている。このため、この水栓は、ハンドル90を操作して、水栓本体30の操作レバー33を動かして湯水の混合比や吐水量を調整する際に、ハンドル90の中間部93がカバー70の第2挿通孔75Bを通過する付近において、ハンドル90の中間部93の軌道範囲を狭くすることができる。つまり、この水栓は、ハンドル90の中間部93が挿通するカバー70の第2挿通孔75Bを小さくすることができる。よって、カバー70の下部をすっきりとした形状にすることができる。
したがって、実施例1の水栓は、清掃性及びデザイン性を良好にすることができる。
また、実施例1の水栓の操作レバー33の中間部93の一方の端部93Aが上下方向に伸びた状態において、中間部93は、一方の端部93Aから他方の端部93Bに向けて左右方向に伸びつつ後方に膨らむように湾曲した曲がり部94を有している。このように、この水栓は、曲がり部94が操作レバー33の中間部93の一方の端部93Aから他方の端部93Bに向けて左右方向に伸びている。このため、この水栓は、ハンドル90を操作して、水栓本体30の操作レバー33を中心軸X周りに回動させて湯水の混合比を調整する際、ハンドル90の中間部93がカバー70の挿通孔を通過する付近において、ハンドル90の中間部93の軌道範囲を狭くすることができる。また、この水栓は、曲がり部94が操作レバー33の中間部93の一方の端部93Aから他方の端部93Bに向けて後方に膨らむように湾曲している。これによって、この水栓は、ハンドル90を操作して、水栓本体30の操作レバー33を中心軸Xに交差する方向に移動させて湯水の吐水量を調整する際、ハンドル90の中間部93がカバー70の挿通孔を通過する付近において、ハンドル90の中間部93の軌道範囲を狭くすることができる。このため、この水栓は、ハンドル90の中間部93が挿通するカバー70の挿通孔を小さくすることができる。よって、カバー70の下部をすっきりとした形状にすることができる。
また、実施例1の水栓のカバー70は下部に上方に窪んだ凹部79が形成されており、第2挿通孔75Bは前記凹部79に形成されている。このため、この水栓はカバー70の第2挿通孔75Bを水栓本体30の操作レバー33の中心軸Xに近づけることができる。これによって、この水栓は、ハンドル90の中間部93が挿通するカバー70の第2挿通孔75Bを小さくすることができ、カバー70の下部をよりすっきりとした形状にすることができる。
また、実施例1の水栓において、操作レバー33を回動端に回動させた際のハンドル90に干渉しないように、凹部79は第2挿通孔75Bから下方外側に傾斜する傾斜面79Aによって形成されている。このため、この水栓は、第2挿通孔75Bを大きくしなくてもハンドル90を操作して操作レバー33を回動端に回動させることができる。つまり、この水栓は、ハンドル90の中間部93が挿通するカバー70の第2挿通孔75Bを小さくすることができ、カバー70の下部をよりすっきりとした形状にすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、水栓が洗面化粧台に取り付けられていたが、洗面化粧台に限らず取り付けることができる。
(2)実施例1では、中間部の一方の端部が上下方向に伸びた状態で中間部の他方の端部が操作レバーの中心軸から離れた位置で上下方向に伸びていたが、中間部の一方の端部が上下方向に伸びずに左右方向のみに伸びて中間部の他方の端部が上下方向に伸びるようにしてもよい。
(3)実施例1では、ハンドルの中間部の湾曲部が後方に膨らむように湾曲していたが、湾曲部が前方に膨らむように湾曲していてもよい。
(4)実施例1では、カバーの下壁部に上方に窪んだ凹部を形成し、凹部に挿通孔を形成したが、カバーの下壁部に凹部を形成しなくてもよい。
(5)実施例1では、カバーの下壁部に形成した凹部が第2挿通孔から下方外側に傾斜する傾斜面によって形成されていたが、傾斜面によって凹部を形成しなくてもよい。
(6)実施例1では、カバーは上方が開口し、ミラーキャビネットの下端面がその開口を塞いでいたが、カバーが水栓本体の上方も覆うように形成してもよい。
(7)実施例1では、ミラーキャビネットを備えた洗面化粧台であったが、ミラーキャビネットの代わりに、例えば、一面鏡と、一面鏡の下端部に棚部とが設けられた洗面化粧台であって、その下に水栓(水栓本体、吐水口、カバー、及びハンドル)を取り付けてもよい。
(8)実施例1では、カバーの左右方向の幅と洗面化粧台の左右方向の幅とが同じであったが、カバーは洗面化粧台の左右方向の幅と同じ左右方向の幅を有していなくてもよく、水栓本体を少なくとも下方及び前方から覆うことができればよい。
27A…背板部の前面(取付面)
30…水栓本体
33…操作レバー
50…吐水管
51…吐水口
70…カバー
75B…第2挿通孔(挿通孔)
79…凹部
79A…傾斜面
90…ハンドル
91…連結部
93…中間部
93A…(中間部の)一方の端部
93B…(中間部の)他方の端部
94…曲がり部
95…把持部

Claims (4)

  1. 上下方向に立ち上がった取付面に取り付けられた状態で、この取付面の前方であって、この取付面に対して交差する方向に伸びており、湯水の混合比と吐水量とを調整する操作レバーを有した水栓本体と、
    この水栓本体に連通し、前記水栓本体を経由した湯水を先端の吐水口から吐水する吐水管と、
    前記取付面に取り付けられた前記水栓本体を少なくとも下方から覆うように取り付けられ、下部に上下方向に貫通した挿通孔が形成されたカバーと、
    前記操作レバーに連結される連結部、一方の端部が前記連結部に連続した中間部、及び前記中間部の他方の端部に連続して伸び、前記カバーの前記挿通孔を挿通して前記カバーの下方に突出する把持部を有しており、前記中間部の他方の端部が前記操作レバーの中心軸から離れた位置で上下方向に伸びるように前記中間部が曲がったハンドルと、
    を備えていることを特徴とする水栓。
  2. 前記ハンドルの前記中間部の一方の端部が上下方向に伸びた状態において、前記中間部は前記一方の端部から前記他方の端部に向けて左右方向に伸びつつ前方又は後方に膨らむように湾曲した曲がり部を有していることを特徴とする請求項1記載の水栓。
  3. 前記カバーは下部に上方に窪んだ凹部が形成されており、前記挿通孔は前記凹部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の水栓。
  4. 前記ハンドルに干渉しないように、前記凹部は前記挿通孔から下方外側に傾斜する傾斜面によって形成されていることを特徴とする請求項3記載の水栓。
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