JP2017088467A - ガラス基板に孔を形成する装置および方法 - Google Patents

ガラス基板に孔を形成する装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の直径および開口形状を有する孔を、より高い確度で形成することが可能な装置を提供する。
【解決手段】ガラス基板に孔を形成する装置であって、ガラス基板の第1の表面の側にレーザ光を照射するレーザ光源と、前記ガラス基板の第2の表面の側に配置されるベースプレートと、を有し、前記ベースプレートは、中央部分に設けられた凹部、および該凹部に配置され前記ガラス基板を支持する複数の支柱を有し、前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置され、前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、30mmより小さく、前記支柱は、高さhが70μmよりも大きい、装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガラス基板に孔を形成する装置および方法に関する。
ガラス基板にレーザ光を照射することにより、ガラス基板に孔を形成する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−123577号
従来の孔形成技術を用いて形成された孔の中には、しばしば、寸法および形状に問題があるものが含まれる場合が認められる。例えば、形成された複数の孔の中に、所定の直径範囲に属さないものが含まれたり、真円から逸脱した形態の開口を有する孔が含まれたりする場合がある。
このため、所望の寸法および形状を有する孔を、高い確度で形成することが可能な孔形成技術が要望されている。
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、所望の直径および開口形状を有する孔を、より高い確度で形成することが可能な装置ならびに方法を提供することを目的とする。
ガラス基板に孔を形成する装置であって、
ガラス基板の第1の表面の側にレーザ光を照射するレーザ光源と、
前記ガラス基板の第2の表面の側に配置されるベースプレートと、
を有し、
前記ベースプレートは、中央部分に設けられた凹部、および前記凹部に配置され前記ガラス基板を支持する複数の支柱を有し、
前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置され、
前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、30mmより小さく、
前記複数の支柱の高さhは、70μmよりも大きい、装置。
さらに、本発明では、ガラス基板に孔を形成する方法であって、
(a)被加工体を準備するステップであって、前記被加工体は、第1および第2の表面を有するガラス基板を有し、さらに任意で、前記ガラス基板の前記第1の表面に設置された第1の保護フィルム、および/または前記ガラス基板の前記第2の表面に設置された第2の保護フィルムを有するステップと、
(b)前記ガラス基板の前記第1の表面の側からレーザ光を照射し、前記ガラス基板に孔を形成するステップと、
を有し、
前記(b)のステップは、前記被加工体をベースプレート上に載置した状態で実施され、前記被加工体は、前記ガラス基板の前記第2の表面の側が前記ベースプレートに近い側となるように載置され、
前記ベースプレートは、中央部分に設けられた凹部、および前記凹部に配置され前記被加工体を支持する複数の支柱を有し、
前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置され、
前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、30mmより小さく、前記複数の支柱の高さhは、70μmよりも大きくなるように選定される、方法。
なお、本明細書において、「孔」とは、貫通した孔および所定の深さを有する非貫通の孔の両方を含むものとする。
また、本明細書において、「略垂直」とは、90°±2°の範囲とする。
本発明では、所望の直径および開口形状を有する孔を、より高い確度で形成することが可能な装置ならびに方法を提供することができる。
従来の孔形成装置の構成を概略的に示した図である。 本発明の一実施形態による孔形成装置の構成を概略的に示した図である。 図2に示した孔形成装置に使用されるベースプレートの概略的な上面図である。 本発明の一実施形態による別の孔形成装置の構成を概略的に示した図である。 本発明の一実施形態によるガラス基板に孔を形成する方法のフローを概略的に示した図である。 実験1−1において得られた、ベースプレートの支柱の間隔dと平均開口直径daveの関係を、まとめて示した図である。 実験1−2において得られた、ベースプレートの支柱の間隔dと平均開口直径daveの関係を、まとめて示した図である。 実験1−3において得られた、ベースプレートの支柱の間隔dと平均開口直径daveの関係を、まとめて示した図である。
以下、本発明について詳しく説明する。
(従来の孔形成装置)
本発明についてより良く理解するため、まず、図1を参照して、従来の孔形成装置の構成について、簡単に説明する。
図1には、ガラス基板に孔を形成する際に使用される従来の孔形成装置の構成を概略的に示す。
図1に示すように、従来の孔形成装置1は、レーザ光源10と、ベースプレート45とを有する。
レーザ光源10は、被加工対象となるガラス基板80に向かってレーザ光13を照射する役割を有する。
次に、レーザ光源10からガラス基板80の第1の表面82に向かって、レーザ光13が照射される。レーザ光13は、ガラス基板80の第1の表面82の照射領域93に照射される。
これにより、ガラス基板80の照射領域93の温度が局部的に上昇し、その直下に孔が形成される。
次に、ベースプレート45を水平方向に移動させ、ガラス基板80を所定の場所に配置する。その後、同様の工程により、第2の孔が形成される。
このような工程を繰り返すことにより、ガラス基板80に複数の孔を形成できる。
ここで、このような従来の孔形成装置1を用いて形成された孔95の中には、しばしば、寸法および形状に問題があるものが含まれる場合がある。例えば、形成された孔95の直径が、意図した範囲から逸脱していたり、真円から逸脱した形態の開口を有する孔95が含まれたりする場合がある。
本願発明者らは、このような問題に対処するため、鋭意研究開発を実施してきた。その結果、本願発明者らは、ガラス基板80のある領域では、第1の表面82に照射されるレーザ光13の焦点が、他の領域に比べてZ方向(ガラス基板80の厚さ方向)にずれる場合があり、これが孔95の直径が意図した範囲から逸脱する原因となっていることを見出した。なお、レーザ光13の焦点のずれの要因としては、
・ベースプレート45上に配置されるガラス基板80の自重により、ガラス基板80がたわむこと、および
・加工中に、ガラス基板80が熱応力によって変形すること
などが考えられる。
また、本願発明者らは、ベースプレート45の凹部46の深さが孔95の第2の開口(ガラス基板80の第2の表面84の側の開口)の形状(真円度)に関係していることを見出した。より具体的には、ベースプレート45の凹部46の深さが比較的浅い場合、孔95の第2の開口の真円度が悪くなる傾向にある。なお、この原因として、凹部46内に蓄積される熱により、孔95の第2の開口が熱溶融することが考えられる。
本願発明者らは、以上の考察に基づき、以下の(i)および(ii)の対策により、前述のような問題が抑制されることを見出し、本願発明に至った:
(i)ガラス基板80の第1の表面82上の加工領域内で、レーザ光13が、場所によらずなるべく一定の焦点を形成できるようにすることにより、孔の直径の精度を高める;および
(ii)ベースプレート45の凹部46の深さを所定の範囲以上とすることにより、孔95の第2の開口が熱溶融することを回避する。
すなわち、本願発明では、第1の形態(本願第1発明)として、
ガラス基板に孔を形成する装置であって、
ガラス基板の第1の表面の側にレーザ光を照射するレーザ光源と、
前記ガラス基板の第2の表面の側に配置されるベースプレートと、
を有し、
前記ベースプレートは、中央部分に設けられた凹部、および前記凹部に配置され前記ガラス基板を支持する複数の支柱を有し、
前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置され、
前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、30mmより小さく、
前記複数の支柱の高さhは、70μmよりも大きい、装置が提供される。
また、本願発明では、第2の形態(本願第2発明)として、
ガラス基板に孔を形成する装置であって、
ガラス基板の第1の表面の側にレーザ光を照射するレーザ光源と、
前記ガラス基板の前記第1の表面の側に配置される、針状の先端を有する第1の電極と、
前記ガラス基板の前記第2の表面の側に配置される第2の電極と、
前記第1の電極と第2の電極の間に放電を発生させる直流電圧電源と、
を有し、
前記第2の電極は、中央部分に設けられた凹部、および該凹部に配置され前記ガラス基板を支持する複数の支柱を有するベースプレートで構成され、
前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置され、
前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、30mmより小さく、
前記複数の支柱は、高さhが70μmよりも大きい、装置が提供される。
本願第1発明および第2発明では、ベースプレートの凹部内に複数の支柱が設けられる。複数の支柱の少なくとも一部は、三角格子状に配置される。これらの複数の支柱は、複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔がdとなるように、三角格子状に配置され、dは、30mmより小さいという特徴がある。
支柱をこのような間隔dで、ベースプレートの凹部内に規則的に配置することにより、ベースプレートの上部に配置されるガラス基板の変形を有意に抑制することができる。また、これにより、レーザ光が、ガラス基板の第1の表面上で場所によらず実質的に一定の焦点を形成できるようになり、孔の直径の精度を高めることが可能になる。
また、本願第1発明および第2発明では、ベースプレートの支柱の高さhが70μmよりも高いという特徴を有する。
ベースプレートの支柱の高さhをこのように調整することにより、加工中に、ベースプレートの凹部内に蓄積される熱により孔の第2の開口が熱溶融することを有意に回避することができる。また、これにより、孔の開口形状を所望の形状(真円)に近づけることが可能となる。
以上のような効果により、本願第1発明および第2発明では、所望の直径および開口形状を有する孔を、より高い確度で形成することが可能となる。
(本発明の一実施形態による孔形成装置)
次に、図2〜図3を参照して、本発明の一実施形態による孔形成装置について説明する。
図2には、本発明の一実施形態による孔形成装置(以下、「第1の孔形成装置」という)の構成を概略的に示す。また、図3には、第1の孔形成装置が備えるベースプレートの概略的な上面図を示す。
図2に示すように、第1の孔形成装置100は、被加工体130に孔195を形成することができる装置である。
被加工体130は、第1の表面182および第2の表面184を有するガラス基板180を有する。また、被加工体130は、ガラス基板180の第1の表面182側に設置された第1の保護フィルム132と、ガラス基板180の第2の表面184側に設置された第2の保護フィルム134とを有する。従って、被加工体130の第1の表面133は、第1の保護フィルム132の外表面で構成され、被加工体130の第2の表面135は、第2の保護フィルム134の外表面で構成される。
第1の保護フィルム132、第2の保護フィルム134は、加工中に、ガラス基板180の表面(第1の表面182および/または第2の表面184)に、デブリ(加工屑)が付着することを回避する役割を有する。ただし、第1の保護フィルム132、第2の保護フィルム134は、本発明において、必須の部材ではなく、いずれか一方のみに設置されてもよく、両方省略されてもよい。
ガラス基板180の厚さは、例えば、0.05mm〜0.7mmの範囲であってもよい。
図2に示すように、第1の孔形成装置100は、レーザ光源110と、ベースプレート160とを有する。
レーザ光源110は、被加工体130の第1の表面133に向かってレーザ光113を照射する役割を有する。レーザ光源110は、例えば、COレーザであっても良く、UVレーザであっても良い。
ベースプレート160は、上部に被加工体130を支持し、固定する役割を有する。ベースプレート160の中央部分には、凹部169が形成されている。ベースプレート160は、例えば、アルミニウム金属またはアルミニウム合金のような導電性材料で構成されても良く、樹脂のような絶縁性材料で構成されても良い。
図3に示すように、ベースプレート160は、略円形の形状を有する。この外径は、被加工体130の直径と同じ、または被加工体130の直径よりも小さくなるように選定される。
また、ベースプレート160は、凹部169を区画する内壁164と、凹部169に設けられた複数の支柱170を有する。図2に示すように、ベースプレート160の内壁164の直径は、被加工体130の外径よりも小さくなるように形成される。従って、被加工体130は、ベースプレート160の上部表面163上に載置することができる。
さらに、ベースプレート160は、1以上の吸引孔162を有し、吸引孔162は、外部吸引装置に接続される。ベースプレート160は、吸引孔162により、上部に載置される被加工体130を上部表面163に吸引固定することができる。
ベースプレート160の各支柱170は、凹部169内に、規則的に配置される。具体的には、複数の支柱170の少なくとも一部は、凹部169内に、三角格子状に配置される。好ましくは、複数の支柱170の全部が、凹部169内に、三角格子状に配置される。支柱170が三角格子状に配置されるとは、支柱170が三角格子を構成する正三角形の頂点に配置されることをいう。図3に示すように、複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔はdである。言い換えると、複数の支柱170は、三角格子を構成する。該三角格子は、頂点に支柱170が配置された正三角形で構成される。一つの正三角形を構成する支柱170同士の間隔がdである。間隔dは、一つの支柱の中心と、前記一つの支柱に最も近い支柱の中心との距離、すなわち支柱同士の中心間距離である。
間隔dは、
d<30mm (1)式

を満たすように選定される。
また、各支柱170(および内壁164)は、高さhを有し、この高さhは、

70μm<h (2)式

となるように選定される。
各支柱170の高さhは、図2に示すように、凹部169の深さと一致する。また、各支柱170の高さhは、ベースプレート160の上部表面163と凹部169の底面の距離と一致する。
なお、図2、図3において、支柱170は、円柱状の形態として示されている。しかしながら、これは単なる一例であって、支柱170の形態は、三角柱状および四角柱状など、その他の形態であっても良い。支柱170の形態は、複数の支柱同士で同一であっても良く、異なっていても良い。
支柱170は、ベースプレート160と同じ材料で構成されても良く、異なる材料で構成されても良い。支柱170は、ベースプレート160と一体成型されていても良く、別々に成型されていても良い。また、支柱170は、支柱170の頂点部分が樹脂などの絶縁性材料でコーティングされていてもよい。例えば、導電性材料で構成された支柱170の頂点部分を樹脂でコーティングされていても良い。支柱170の頂点部分をコーティングすることで、支柱170と接触する被加工体130の接触面の傷つきを防止できる。
このようなベースプレート160を有する第1の孔形成装置100を用いて、ガラス基板180に孔を形成する場合、まずベースプレート160上に、被加工体130が配置される。次に、外部吸引装置が稼働される。これにより、ベースプレート160の吸引孔162を介して、被加工体130がベースプレート160の上部表面163上に吸引され、ここに固定される。
次に、レーザ光源110から被加工体130の第1の表面133に向かって、レーザ光113が照射される。レーザ光113は、被加工体130の第1の表面133の照射領域193に照射される。
これにより、被加工体130の照射領域193の温度が局部的に上昇し、その直下に存在する各部材(第1の保護フィルム132、ガラス基板180、および第2の保護フィルム134)の部分が除去される。これにより、ガラス基板180に孔195が形成される。孔195は、被加工体130のレーザ光113が照射された面側からベースプレート160に近い面側に向かって形成される。つまり、孔195は、第1の表面133から第2の表面135に向かって形成される。孔195が、被加工体130の第2の表面135に到達した場合は貫通孔となり、被加工体130の所定の深さで止まっている場合は非貫通孔となる。なお、第1の保護フィルム132および第2の保護フィルム134が無い場合は、孔195は、第1の表面182から第2の表面184に向かって形成される。孔195が、ガラス基板180の第2の表面184に到達した場合は貫通孔となり、ガラス基板180の所定の深さで止まっている場合は非貫通孔となる。
ここで、前述のように、従来の孔形成装置1では、形成された孔95の直径が、意図した範囲から逸脱していたり、真円から逸脱した形態の開口を有する孔95が生じたりする場合がある。
これに対して、第1の孔形成装置100では、支柱170は三角格子状に規則的に配置され、支柱170の間隔dは、30mmを超えないように選定されている。例えば、支柱170の間隔dは、15mm〜25mmの範囲であり、20mm〜25mmが好ましい。間隔dをこのような範囲にすることで、目標値+5%程度内の直径の孔を形成できる。
この場合、ベースプレート160の上部表面163上に配置される被加工体130の厚さ方向の変形が有意に抑制される。また、これにより、被加工体130の第1の表面133に照射されるレーザ光113の焦点が、Z方向(被加工体130の厚さ方向)に沿ってずれることが有意に抑制される。その結果、形成される孔195の直径の精度を高めることが可能になる。
また、第1の孔形成装置100では、ベースプレート160の支柱170の高さhは、(2)式を満たすように選定されている。例えば、支柱170の高さhは、70μmよりも大きく、100μm以上が好ましく、200μm以上がより好ましい。
この場合、凹部169内に蓄積される熱により、孔195の第2の開口(ガラス基板180の第2の表面184の側の開口)が熱溶融することが有意に抑制される。
その結果、第1の孔形成装置100では、所望の直径および開口形状を有する孔195を、高い確度で形成することが可能となる。
なお、支柱170の高さhは、熱溶融を抑制する観点からは無限大が理想ではあるが、取り扱い易さなどを考慮すると、5mm以下程度が好ましい。
また、一般に、支柱が存在する位置では孔品質を維持した状態で孔を形成することは難しいため、支柱の配置間隔が極端に狭くなると、ガラス基板の加工可能領域が著しく制限されるという問題が生じ得る。
この問題に対処するため、第1の孔形成装置100において、支柱170の間隔dは、10mmを超えるように選定することが好ましく、15mm以上がより好ましい。これにより、ガラス基板180の加工可能領域が狭くなり、ガラス基板180の未使用領域が増加するという問題を有意に回避することができる。被加工体130のたわみや変形を回避する観点からは、支柱170の間隔dは、20mm以上がさらに好ましい。
また、加工可能領域の観点からは、支柱170の太さ(延伸方向に垂直な断面の最大寸法)は、できる限り細いことが好ましい。支柱170の太さは、例えば、500μm〜5000μmの範囲であってもよい。
(本発明の一実施形態による別の孔形成装置)
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態による別の孔形成装置について説明する。
図4には、本発明の一実施形態による別の孔形成装置(以下、「第2の孔形成装置」という)の構成を概略的に示す。
なお、図4に示した第2の孔形成装置は、「放電補助式レーザ孔加工技術」を用いて、ガラス基板に複数の孔を形成できる装置である。
ここで、「放電補助式レーザ孔加工技術」とは、以下に示すような、ガラス基板に対するレーザ光照射によってガラス基板の照射領域に孔を形成し、その後電極間放電現象により、前記孔の形状を調整する技術の総称を意味する。なお、孔形状の調整とは、レーザ光照射によってガラス基板に孔を形成した際に生じるネッキングを低減することを意味する。ここで「ネッキング」とは、レーザ加工後に孔内に形成され得る狭窄部を意味する。
図4に示すように、第2の孔形成装置200は、レーザ光源210と、直流高電圧電源225と、第1の電極240および第2の電極260とを有する。
レーザ光源210は、被加工体230に向かってレーザ光213を照射する。
第1の電極240および第2の電極260は、それぞれ、導体250および導体255と電気的に接続されており、これらの導体250および導体255は、直流高電圧電源225と接続されている。
第1の電極240は、針状の形状を有する。一方、第2の電極260は、前述の図2および図3を参照して説明したベースプレート160と同様のベースプレートで構成される。従って、以下、第2の電極260をベースプレート260とも称する。
また、ベースプレート260は、前述のベースプレート160と同様の構成を有するため、図4のベースプレート260において、図2および図3に示したベースプレート160を構成する各部分に対応する部分には、図2および図3に示した参照符号に100を加えた参照符号が使用されている。例えば、ベースプレート260は、凹部269内に、規則的に配置された支柱270を有する。また、ベースプレート260は、被加工体230を上部表面263に吸引固定するための吸引孔262を有する。
被加工体230は、第1の表面282および第2の表面284を有するガラス基板280を有する。また、被加工体230は、ガラス基板280の第1の表面282側に設置された第1の保護フィルム232と、ガラス基板280の第2の表面284側に設置された第2の保護フィルム234とを有する。従って、被加工体230の第1の表面233は、第1の保護フィルム232の外表面で構成され、被加工体230の第2の表面235は、第2の保護フィルム234の外表面で構成される。本願では、被加工体230の第1の表面233を、「照射面」とも称する。
なお、第1の保護フィルム232、第2の保護フィルム234は、本発明において、必須の部材ではなく、いずれか一方のみに設置されてもよく、両方省略されてもよい。
このような第2の孔形成装置200を用いて、被加工体230のガラス基板280に複数の孔295を形成する場合、まず、被加工体230がベースプレート260の上に配置される。次に、外部吸引装置(図示されていない)が稼働される。これにより、ベースプレート260の吸引孔262を介して、被加工体230がベースプレート260の上部表面263上に吸引され、ここに固定される。
次に、レーザ光源210から被加工体230の第1の表面233に向かって、レーザ光213が照射される。レーザ光213は、被加工体230の第1の表面233の照射領域293に照射される。
これにより、被加工体230の照射領域293の温度が局部的に上昇し、その直下に存在する各部材(第1の保護フィルム232、ガラス基板280、および第2の保護フィルム234)の部分が昇華する。これにより、ガラス基板280に孔が形成される。
レーザ光213の照射後、直流高電圧電源225を用いて、第1の電極240と第2の電極(ベースプレート)260の間に直流高電圧が印加される。これにより、第1の電極240とベースプレート260間で放電が生じる。放電は、孔を介して生じる傾向にある。これは、この位置では、抵抗が他の部分よりも低くなっているためである。
放電の発生により、孔の形状が整えられ、ガラス基板280に孔295が形成される。
以降、同様の操作を行うことにより、ガラス基板280に複数の孔を形成することができる。
ここで、第2の孔形成装置200においても、ベースプレート260の支柱270の間隔dは、前述の(1)式を満たすように選定されている。例えば、支柱270の間隔dは、15mm〜25mmの範囲である。
従って、第2の孔形成装置200においても、ベースプレート260の上部表面263上に配置される被加工体230の厚さ方向の変形が有意に抑制される。また、これにより、被加工体230の第1の表面233に照射されるレーザ光213の焦点が、Z方向(被加工体230の厚さ方向)に沿ってずれることが有意に抑制される。その結果、形成される孔295の直径の精度を高めることが可能になる。
さらに、第2の孔形成装置200においても、ベースプレート260の支柱270の高さhは、前述の(2)式を満たすように選定されている。例えば、支柱270の高さhは、100μm以上である。また、第2の孔形成装置200は、第1の電極240とベースプレート260間で放電を生じさせるため、支柱270の高さhは1400μm以下が好ましい。
この場合、凹部269内に蓄積される熱により、孔295の第2の開口(ガラス基板280の第2の表面284の側の開口)が熱溶融することが有意に抑制される。
その結果、第2の孔形成装置200では、所望の直径および開口形状を有する孔295を、高い確度で形成することが可能となる。
第2の孔形成装置200においても、支柱270の間隔dは、10mmを超えるように選定されることが好ましく、15mm以上がより好ましく、20mm以上がさらに好ましい。これにより、ガラス基板280の加工可能領域が狭くなり、ガラス基板280の未使用領域が増加するという問題や、被加工体230のたわみや変形という問題を、有意に回避することができる。
なお、第2の孔形成装置200では、第1の電極240の先端から、被加工体230の第1の表面233のレーザ光213の焦点の中心までの距離をaとし、被加工体230の厚さをTとし、支柱270の高さをhとしたとき、a+T+hで表される距離Dは

D(=a+T+h)≦3000μm (3)式

を満たすように選定されることが好ましい。
距離Dが(3)式を満たさない場合、第1の電極240とベースプレート260の間で生じる放電が不安定になるおそれがあるからである。距離Dを3000μm以下とすることにより、両電極240、260間に安定した放電を発生させ、ネッキングが適正に抑制された孔295を形成することが可能となる。
以上、第1の孔形成装置100および第2の孔形成装置200を例に、本発明の一実施例の特徴について説明した。ただし、本発明は、これらの孔形成装置100、200の態様に限られるものではなく、例えば、孔形成装置100、200において、各種変更および置換が可能であることは当業者には明らかである。
例えば、第1の孔形成装置100および第2の孔形成装置200では、ベースプレート160、260の吸引孔162、262は、ベースプレート160、260の上部表面163、263に設けられる。しかしながら、この代わりにまたはこれに加えて、吸引孔は、支柱170、270の内部に形成されてもよい。
また、ベースプレート160、260の形状は、円形に限られるものではなく、ガラス基板180、280の形状に応じて、各種形状を選択しても良い。例えば、ベースプレート160、260は、正方形状、矩形状、および楕円状等であってもよい。その他にも各種変更が可能である。
(本発明の一実施形態によるガラス基板に孔を形成する方法)
次に、図5を参照して、本発明の一実施形態によるガラス基板に孔を形成する方法について説明する。
図5には、本発明の一実施形態によるガラス基板に孔を形成する方法(以下、「第1の孔形成方法」と称する)のフローを概略的に示す。
図5に示すように、第1の孔形成方法は、
(a)被加工体を準備するステップであって、前記被加工体は、第1および第2の表面を有するガラス基板を有し、さらに任意で、前記ガラス基板の前記第1の表面に設置された第1の保護フィルム、および/または前記ガラス基板の前記第2の表面に設置された第2の保護フィルムを有するステップ(ステップS110)と、
(b)前記ガラス基板の前記第1の表面の側からレーザ光を照射し、前記ガラス基板に孔を形成するステップ(ステップS120)と、
を有する。
ここで、ステップS120は、被加工体をベースプレート上に載置した状態で実施される。なお、被加工体は、ガラス基板の第2の表面の側がベースプレートに近い側となるように載置される。
なお、第2の孔形成装置のような「放電補助式レーザ孔加工技術」を用いる場合は、(b)ステップの後に、(c)前記孔を介して、前記ガラス基板に放電を発生させるステップ(ステップS130)を有する。その場合ステップS130は、ステップS120と同様に、被加工体をベースプレート上に載置した状態で実施される。
また、ベースプレートは、中央部分に設けられた凹部、および前記凹部に配置され前記被加工体を支持する複数の支柱を有し、前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置される。前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、10mmより大きく30mmより小さく、前記支柱は、高さhが70μmよりも大きくなるように選定される。
このような第1の孔形成方法では、前述のように、被加工体の厚さ方向の変形が有意に抑制される。また、これにより、形成される孔の直径の精度を高めることが可能になる。
また、ベースプレートの凹部内に蓄積される熱により、孔の第2の開口(ガラス基板の第2の表面の側の開口)が熱溶融することが有意に抑制される。その結果、第1の孔形成方法では、所望の直径および開口形状を有する孔を、高い確度で形成することが可能となる。
なお、ステップS130における放電は、ガラス基板の第1の表面の側に配置された針状の第1の電極と、ベースプレートとの間で生じても良い。この場合、ベースプレートは、導電性材料で構成される。
また、被加工体の厚さをTとし、第1の電極の先端から、被加工体の照射面(被加工体のレーザ光が照射される側の表面)上のレーザ光の焦点までの距離をaとしたとき、a+T+hで表される距離Dは、3000μm未満であることが好ましい。この場合、第1の電極とベースプレートの間で安定した放電を発生させることが可能となる。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実験1−1)
前述の図4に示したような構成の孔形成装置200を用いてガラス基板に複数の孔を形成し、その状態を評価した。
ガラス基板には、縦50mm×横50mm×厚さ0.3mmの寸法の無アルカリガラスを使用した。ガラス基板の第1の表面に、厚さ75μmの第1の保護フィルム(ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)を設置し、ガラス基板の第2の表面に、厚さ75μmの第2の保護フィルム(ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)を設置し、被加工体を作製した。
ベースプレートには、アルミニウム製の吸引式ベースプレート(寸法:約50mm×約50mm)を使用した。全ての支柱は、ベースプレートの凹部内に、三角格子状に配置した。支柱の間隔d=20mmとした。各支柱は円柱形状とし、支柱の太さは、直径1mmとし、支柱の高さhは、500μmとした。
被加工体にレーザ光を照射するレーザは、COレーザ(出力100W)とし、照射時間は、165μsecとした。被加工体の照射面でのレーザ光の焦点は、約69μm〜71μmを目標とした。レーザ光照射を完了してから、第1の針状電極とベースプレートとの間で、放電を発生させた。
このような条件下で、ガラス基板の中央部分(30mm四方の領域)に合計17856個の孔からなるパターンを形成した。各孔同士のピッチは、200μmとした。
なお、ガラス基板のサンプル数は2とした。すなわち、同一の条件で、2枚のガラス基板に孔の同じパターンを形成した。
得られた孔のガラス基板の第1の表面側における開口(孔の上部開口)の直径を評価した。なお、評価する孔の数は、それぞれのガラス基板において4個とし、これらは、三角格子状に配置された3つの支柱で取り囲まれた最小三角形単位に相当するガラス基板の領域の中から選定した。このようにして選定した合計8個の孔の上部開口の直径を平均して、平均開口直径daveを求めた。
また、ベースプレートの支柱の間隔dを5mm〜40mmの範囲で変化させて、同様の加工を実施し、得られた孔から、同様の方法により平均開口直径daveを求めた。
実験1−1において得られた結果を、まとめて図6に示す。
この結果から、支柱間隔dが5mm〜20mmの範囲では、孔の平均開口直径daveは、いずれも70.8μmであり、レーザ光の目標焦点径である69μm〜71μmとよい一致を示していることがわかる。これに対して、支柱間隔dが30mmおよび40mmでは、平均開口直径daveは、それぞれ、73.4μmおよび75.1μmとなっており、レーザ光の目標焦点径から逸脱していることがわかる。
このように、支柱間隔dを30mm未満とすることにより、形成される孔の直径の精度を高められることが確認された。
(実験1−2)
実験1−1と同様の評価を実施した。ただし、この実験1−2では、実験1−1の場合とは異なり、ガラス基板の厚さは、0.2mmとした。また、被加工体に照射するレーザ光の出力は、100Wとし、照射時間は、110μsecとした。被加工体の照射面でのレーザ光の焦点は、約63μm〜65μmを目標とした。その他の条件は、実験1−1の場合と同様である。
実験1−2において得られた結果を、まとめて図7に示す。
この結果から、支柱間隔dが5mm〜20mmの範囲では、孔の平均開口直径daveは、64.5μm〜64.8μmの範囲であり、レーザ光の目標焦点径である64μm〜66μmとよい一致を示していることがわかる。これに対して、支柱間隔dが30mmおよび40mmでは、平均開口直径daveは、それぞれ、67.4μmおよび67.7μmとなっており、レーザ光の目標焦点径から逸脱していることがわかる。
このように、支柱間隔dを30mm未満とすることにより、形成される孔の直径の精度を高められることが確認された。
(実験1−3)
実験1−1と同様の評価を実施した。ただし、この実験1−3では、実験1−1の場合とは異なり、ガラス基板の厚さは、0.5mmとした。また、被加工体に照射するレーザ光の出力は、100Wとし、照射時間は、410μsecとした。被加工体の照射面でのレーザ光の焦点は、約89μm〜91μmを目標とした。その他の条件は、実験1−1の場合と同様である。
実験1−3において得られた結果を、まとめて図8に示す。
この結果から、支柱間隔dが5mm〜20mmの範囲では、孔の平均開口直径daveは、89.9μm〜90.6μmの範囲であり、レーザ光の目標焦点径である89μm〜91μmとよい一致を示していることがわかる。これに対して、支柱間隔dが30mmおよび40mmでは、平均開口直径daveは、それぞれ、91.3μmおよび92.4μmとなっており、レーザ光の目標焦点径から逸脱していることがわかる。
このように、支柱間隔dを30mm未満とすることにより、ガラス基板に形成される孔の開口直径の精度を高められることが確認された。
実験1−1〜実験1−3において得られた結果を、まとめて以下の表1に示した。
Figure 2017088467
(実験2)
前述の図4に示したような構成の孔形成装置200を用いてガラス基板に複数の孔を形成し、その状態を評価した。
ガラス基板には、縦50mm×横50mm×厚さ0.3mmの寸法の無アルカリガラスを使用した。ガラス基板の第1の表面に、厚さ75μmの第1の保護フィルム(ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)を設置し、ガラス基板の第2の表面に、厚さ75μmの第2の保護フィルム(ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)を設置し、被加工体を作製した。
ベースプレートには、アルミニウム製の吸引式ベースプレート(外寸法:約50mm×約50mmの矩形状)を使用した。
なお、このベースプレートでは、外周(4辺)に沿って枠状に形成された内壁によって凹部が区画されており、凹部内に支柱は配置されていない。すなわち、ベースプレートには、内壁と外周部の間の枠状の上部表面によって、被加工体を支持する構造のものを使用した。凹部の寸法は、縦25mm×横25mmとした。この縦または横の寸法は、ベースプレートの支柱間隔dに対応するパラメータとなる。また、凹部の深さは、100μmとした。この凹部の深さPは、前述の支柱の高さhに対応するパラメータとなる。
被加工体にレーザ光を照射するレーザは、COレーザ(出力100W)とし、照射時間は、168μsec〜173μsecとした。被加工体に照射されるレーザ光の焦点は、ガラス基板の第2の表面に形成される孔の第2の開口の直径が38μm(目標値)となるように設定した。レーザ光照射を完了してから、放電を発生させた。
このような条件下で、ガラス基板の中央部分に、単一の孔を形成した。
得られた孔のガラス基板の第2の表面側における開口(以下、「孔の底部開口」と称する)の形状を評価した。
また、ベースプレートの支柱の高さhに対応するパラメータとなる凹部の深さPを、0μm〜440μmの範囲で変化させて、同様の加工を実施し、孔の底部開口の形状を評価した。
実験の結果、凹部の深さPによって、孔の底部開口の状態が変化していることがわかった。特に、凹部の深さPが70μm以下の場合、孔の底部開口の形状は、真円から大きく逸脱していた。これに対して、凹部の深さPが100μm以上の場合、孔の底部開口の形状は、真円に近くなっていた。
なお、凹部の深さPが70μm以下の場合、孔加工後に、被加工体の第2の保護フィルムがベースプレートの凹部に付着していることが認められた。このことから、凹部の深さPが70μm以下の条件では、加工中に第2の保護フィルムが孔の直下のベースプレートの底面に付着して、ここに密閉凹部が形成され、この密閉凹部に蓄積された熱により、孔の底部開口が熱溶融したものと予想される。
このように、凹部の深さP、すなわちベースプレートの支柱の高さhを70μm超とすることにより、孔の底部開口の形状を所望の形状(真円)に近づけられることが確認された。
(実験3)
前述の図4に示したような構成の孔形成装置200を用いてガラス基板に複数の孔を形成した。
ガラス基板には、縦50mm×横50mm×厚さ0.3mmの寸法の無アルカリガラスを使用した。ガラス基板の第1および第2の表面にポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを設置し、被加工体を作製した。
被加工体の厚さTは、0.4mmである。
ベースプレートには、アルミニウム製の吸引式ベースプレート(寸法:約50mm×約50mm)を使用した。全ての支柱は、ベースプレートの凹部内に、三角格子状に配置した。支柱の間隔d=20mmとした。各支柱は、略円柱状形状とし、支柱の太さは、直径1mmとした。
なお、ベースプレートとして、凹部の深さ、すなわち支柱の高さhが1010μmのもの、および1480μmのものの2種類を使用した。
被加工体にレーザ光を照射するレーザは、COレーザ(出力100W)とし、照射時間は、168μsec〜173μsecとした。被加工体に照射されるレーザ光の焦点は、ガラス基板の第2の表面に形成される孔の第2の開口の直径が38μm(目標値)となるように設定した。レーザ光照射を完了してから、放電を発生させた。
放電の際の第1の電極の先端から、被加工体の照射面におけるレーザ光の焦点までの距離aは、約1200μmである。従って、a+T+hで表される距離Dは、2610μm(支柱の高さhが1010μmの場合)、および3080μm(支柱の高さhが1480μmの場合)である。
以上のような条件下で、ガラス基板に複数の孔を形成した。
実験の結果、ベースプレートの支柱の高さhを1010μmとした場合(距離D=2610μm)、加工の際に、安定的に放電を発生させることができることがわかった。これに対して、ベースプレートの支柱の高さhを1480μmとした場合(距離D=3080μm)、意図しない場所で放電が生じたり、放電が生じなくなったりして、安定した放電現象が生じ難くなることがわかった。
この結果から、a+T+hで表される距離Dは、3000μm以下にすることが好ましく、2610μm以下にすることがより好ましいと言える。
1 従来の孔形成装置
10、110、210 レーザ光源
13、113、213 レーザ光
40 第1の電極
45、160、260 ベースプレート
46、169、269 凹部
80、180,280 ガラス基板
82、133、182、233、282 第1の表面
84、135、184、235、284 第2の表面
93、193、293 照射領域
95、195、295 孔
100 本発明による第1の孔形成装置
130、230 被加工体
132、232 第1の保護フィルム
134、234 第2の保護フィルム
162、262 吸引孔
163、263 上部表面
164、264 内壁
170、270 支柱
200 本発明による第2の孔形成装置
225 直流高電圧電源
240 第1の電極
250 導体
255 導体

Claims (9)

  1. ガラス基板に孔を形成する装置であって、
    ガラス基板の第1の表面の側にレーザ光を照射するレーザ光源と、
    前記ガラス基板の第2の表面の側に配置されるベースプレートと、
    を有し、
    前記ベースプレートは、中央部分に設けられた凹部、および前記凹部に配置され前記ガラス基板を支持する複数の支柱を有し、
    前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置され、
    前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、30mmより小さく、
    前記複数の支柱の高さhは、70μmよりも大きい、装置。
  2. 前記複数の支柱の全部が、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記dは、10mmよりも大きい、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記ベースプレートは、前記ガラス基板を吸引固定する吸引機構を有する、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の装置。
  5. 前記ベースプレートの前記凹部は、前記ベースプレートの外周部に形成された内壁により区画される、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の装置。
  6. 前記支柱は、最大寸法が500μm〜5000μmの範囲の太さを有する、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の装置。
  7. 前記ガラス基板は、0.05mm〜0.7mmの範囲の厚さを有する、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の装置。
  8. 前記ガラス基板の前記第1の表面には、第1の保護フィルムが設置され、前記第2の表面には、第2の保護フィルムが設置される、請求項1乃至7のいずれか一つに記載の装置。
  9. ガラス基板に孔を形成する方法であって、
    (a)被加工体を準備するステップであって、前記被加工体は、第1および第2の表面を有するガラス基板を有し、さらに任意で、前記ガラス基板の前記第1の表面に設置された第1の保護フィルム、および/または前記ガラス基板の前記第2の表面に設置された第2の保護フィルムを有するステップと、
    (b)前記ガラス基板の前記第1の表面の側からレーザ光を照射し、前記ガラス基板に孔を形成するステップと、
    を有し、
    前記(b)のステップは、前記被加工体をベースプレート上に載置した状態で実施され、前記被加工体は、前記ガラス基板の前記第2の表面の側が前記ベースプレートに近い側となるように載置され、
    前記ベースプレートは、中央部分に設けられた凹部、および前記凹部に配置され前記被加工体を支持する複数の支柱を有し、
    前記複数の支柱の少なくとも一部は、前記複数の支柱の延伸方向に略垂直な平面内で三角格子状に配置され、
    前記複数の支柱のうち一つの支柱と、前記一つの支柱に最も近い支柱との間隔dは、30mmより小さく、前記複数の支柱の高さhは、70μmよりも大きくなるように選定される、方法。
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