JP2017086598A - 収納構造体 - Google Patents

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神子島 岩男
Iwao Mikojima
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Abstract

【課題】従来にない作用効果を発揮する非常に実用的な収納構造体を提供する。【解決手段】枠体1内に引出体2を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、引出体2に引出体2の側部から外方へ向けて突出する突状部3を設け、突状部3が引出体2の出し入れ方向への移動に際して当接し引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部4を枠体1に設け、被当接部4の長さ方向所定位置に引出体2の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部5を設け、突状部3が被当接部4に圧接するよう付勢する付勢機構6を備えて、突状部3が傾斜部5を圧接状態で移動する際、引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成したものである。【選択図】図8

Description

本発明は、収納構造体に関するものである。
本出願人は、枠体内に引出体を出し入れ収納自在に設けた収納構造体として、特許第5140033号に開示される収納構造体(以下、従来例)を提案している。
この従来例は、引出体の引出下面部の前端部に第一凹状部を設けるとともに、枠体に対する引出体の押し込み収納の際、引出下面部を摺動し第一凹状部に落ち込み係合する第一凸状部を、引出下面部を支承する枠体の引出支承部の前端部に設けて、枠体に対する引出体の収納状態を保持する第一保持機構を具備し、引出支承部の後端部に第二凹状部を設けるとともに、枠体に対する引出体の押し込み収納の際、引出支承部を摺動し第二凹状部に落ち込み係合する第二凸状部を引出下面部の後端部に設けて、枠体に対する引出体の収納状態を保持する第二保持機構を具備したものである。
従って、枠体に対する引出体の収納状態が保持されて、引出体の良好な収納状態が得られるのは勿論、枠体に対する引出体の出し入れを極めて円滑に行うことができ、しかも、この枠体に対して収納状態の引出体の引き出し始めだけでなく、引き出した後の引き出し操作及び押し込み操作が極めて滑らかに行えることになり良好な操作感が得られ、そして更に、前述した良好な作用効果を発揮する構造が簡易且つ確実に実現できることになる。
特許第5140033号公報
本発明は、前述したような収納構造体に鑑み、より一層商品価値に秀れ画期的な収納構造体を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
枠体1内に引出体2を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記引出体2に該引出体2の側部から外方へ向けて突出する突状部3を設け、この突状部3が前記引出体2の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部4を前記枠体1に設け、前記被当接部4の長さ方向所定位置に前記引出体2の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部5を設け、前記突状部3が前記被当接部4に圧接するよう付勢する付勢機構6を備えて、前記突状部3が前記傾斜部5を圧接状態で移動する際、前記引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体に係るものである。
また、枠体1内に引出体2を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記引出体2に該引出体2の側部から外方へ向けて突出する突状部3を設け、この突状部3が前記引出体2の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部4を前記枠体1に設け、前記被当接部4の長さ方向所定位置に前記引出体2の引き出し方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部5を設け、前記突状部3が前記被当接部4に圧接するよう付勢する付勢機構6を備えて、前記突状部3が前記傾斜部5を圧接状態で移動する際、前記引出体2の引き出し方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体に係るものである。
また、前記突状部3は、前記引出体2の左右側部夫々から外方へ向けて突出する状態に設けられ、前記被当接部4は前記枠体1の左右部位に設けられ、この左右の被当接部4夫々に前記傾斜部5が設けられていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の収納構造体に係るものである。
また、前記突状部3は、転動部材3’を前記引出体2に回転自在に設けて構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納構造体に係るものである。
また、前記付勢機構6は、前記引出体2に設けられる押圧力に対して弾性復帰力を生じながら倒れ動するアーム状部材7で構成され、このアーム状部材7の先端部に前記転動部材3’を設けて前記突状部3を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納構造体に係るものである。
また、前記引出体2の引出下面部2aに突起部8を設けるとともに、前記引出体2の出し入れ方向への移動に際して前記突起部8が摺動する被摺動部9を、前記引出下面部2aを支承する前記枠体1の引出支承部1aに設け、前記被摺動部9の長さ方向所定位置に前記引出体2の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する被摺動傾斜部10を設け、前記引出体2の押し入れ方向への移動に際して、前記突起部8が前記被摺動傾斜部10に落ち込み摺動することで前記引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成し、前記突状部3が前記傾斜部5を移動する際に生じる推進力と、前記突起部8が前記被摺動傾斜部10に落ち込み摺動する際に生じる推進力は、前記引出体2の押し入れ方向への移動に際して重複若しくは連続して生じるように構成したことを特徴とする請求項1記載の収納構造体に係るものである。
また、枠体1内に引出体2を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記枠体1に該枠体1の側部から内方へ向けて突出する突状部を設け、この突状部が前記引出体2の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部を前記引出体2に設け、前記被当接部の長さ方向所定位置に前記引出体2の引き出し方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部を設け、前記突状部が前記被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、前記突状部が前記傾斜部を圧接状態で移動する際、前記引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体に係るものである。
また、枠体1内に引出体2を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記枠体1に該枠体1の側部から内方へ向けて突出する突状部を設け、この突状部が前記引出体2の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部を前記引出体2に設け、前記被当接部の長さ方向所定位置に前記引出体2の押し込み方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部を設け、前記突状部が前記被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、前記突状部が前記傾斜部を圧接状態で移動する際、前記引出体2の引き出し方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体に係るものである。
また、前記突状部は前記枠体1の左右側部夫々から内方へ向けて突出する状態に設けられ、前記被当接部は前記引出体2の左右部位に設けられ、この左右の被当接部夫々に前記傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の収納構造体に係るものである。
また、前記突状部は、転動部材を前記枠体1に回転自在に設けて構成したことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の収納構造体に係るものである。
また、前記引出体2の引出下面部2aに突起部8を設けるとともに、前記引出体2の出し入れ方向への移動に際して前記突起部8が摺動する被摺動部9を、前記引出下面部2aを支承する前記枠体1の引出支承部1aに設け、前記被摺動部9の長さ方向所定位置に前記引出体2の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する被摺動傾斜部10を設け、前記引出体2の押し入れ方向への移動に際して、前記突起部8が前記被摺動傾斜部10に落ち込み摺動することで前記引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成し、前記突状部が前記傾斜部を移動する際に生じる推進力と、前記突起部8が前記被摺動傾斜部10に落ち込み摺動する際に生じる推進力は、前記引出体2の押し入れ方向への移動に際して重複若しくは連続して生じるように構成したことを特徴とする請求項7記載の収納構造体に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、引出体の出し入れが良好に行われることになるなど、従来にない作用効果を発揮する非常に実用的な収納構造体となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の要部を示す斜視図である。 本実施例の要部を示す斜視図である。 本実施例の要部を示す断面図である。 本実施例の要部を示す斜視図である。 本実施例の要部を示す斜視図である。 本実施例の要部を示す斜視図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、突状部3が傾斜部5を圧接状態で移動する際、引出体2の押し入れ方向への推進力が生じる。例えば、枠体1に対する引出体2の押し入れ収納の際、枠体1に対して引出体2が完全に収納状態となる直前で前述した推進力が生じるように設定した場合には、この完全に収納状態となるよう、例えば自然に若しくは軽い押し力だけで引出体2が吸い込まれるように収納される。
また、本発明は、引出体2の側部から外方へ向けて突出する突状部3が付勢機構6を介して枠体1に設けられる被当接部4に圧接する構成である為、この種の物品に生じる引出体2の側方へのガタツキを防止する効果が得られる。
よって、本発明によれば、引出体2の出し入れが良好に行われることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、枠体1内に引出体2を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、引出体2に該引出体2の左右側部から外方へ向けて水平状態に突出する突状部3を設け、この突状部3が引出体2の出し入れ方向への移動に際して当接し引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部4を枠体1の左右側部に設け、各被当接部4の長さ方向所定位置に引出体2の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部5(突状部3が引出体2の押し入れ方向側へ落ち込むように傾斜する押し入れ方向側傾斜部5’)を設け、引出体2の出し入れ方向の移動に際して突状部3が被当接部4に圧接するよう付勢する付勢機構6を備えて、突状部3が押し入れ方向側傾斜部5’を圧接状態で落ち込み移動する際、引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成し、更に、被当接部4の長さ方向所定位置に引出体2の引き出し方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部5(突状部3が引出体2の引き出し方向側へ落ち込むように傾斜する引き出し方向側傾斜部5”)を設け、突状部3が引き出し方向側傾斜部5”を圧接状態で落ち込み移動する際、引出体2の引き出し方向への推進力が生じるように構成したものである。
尚、本実施例では、収納構造体として収納ケースを採用したが、例えばタンスや机の引出構造でも良いなど本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
枠体1は、図1,3に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で成形したものであり、夫々方形板状の天板部1A,底板部1B,左側板部1C,右側板部1D及び背板部1Eを有し、方形状の正面開口部を有する上下二段のケース状枠体である。尚、枠体1は支柱を組み合わせた構造でも良いなど、引出体2を出し入れ収納し得る構造であれば良い。
また、枠体1は、正面開口部から後述する引出体2を差し込み収納し得るように構成されており、枠体1を構成する底板部1Bは中央部位が開口形成され、この底板部1Bの前後左右周縁部上面は、引出体2を支承する支承上面としての引出支承部1aに設定されている。
この左右の引出支承部1aには、引出体2の出し入れ方向に長さを有し、後述する引出体2の引出下面部2aに設けられる突起部8が引出体2の出し入れ方向への移動に際して摺動する被摺動部9が設けられている。
この各被摺動部9は、図3に図示したように左右側板部1C,1D夫々の内側方に位置する引出支承部1aの支承上面で構成され、引出体2の出し入れ操作に際して後述する引出体2の突起部8が直線摺動するように構成されている。尚、この被摺動部9に滑面処理を行っても良い。
また、左右の被摺動部9夫々の前端は正面開口部まで連続し、後端には被摺動部9を摺動した突起部8が引出体2の自重を伴い落ち込み下り傾斜する被摺動傾斜部10が設けられている。
また、被摺動傾斜部10は、図3に図示したように引出支承部1aの後端部左右位置の表面を所定形状に凹設して構成されており、後端側の最底部から前端側へ向けて所定勾配に形成されるスロープ状の落ち込み摺動面を斜設して構成されている。
この被摺動傾斜部10の深さは、引出体2の円滑な出し入れの要素となる突起部8との落ち込み力の関係から設定され、被摺動傾斜部10の長さは、枠体1に対する引出体2の押し入れ収納の際、後述する突状部3が傾斜部5(押し入れ方向側傾斜部5’)を移動する際に生じる推進力と、突起部8が被摺動傾斜部10に落ち込み摺動する際に生じる推進力は、引出体2の押し入れ方向への移動に際して重複して生じるように構成されている。尚、この2つの推進力は連続して生じるように構成しても良い。
また、引出支承部1aは、図3に図示したように左右側端位置にして外側位置に垂直板状の立ち上がり部1bが長さ方向(引出体2の出し入れ方向)に形成されている。
この左右の立ち上がり部1bは、引出体2を出し入れさせた際、後述する引出体2の突状部3が当接する被当接部4であり、この被当接部4により確実に直線摺動するよう引出体2の左右下端部をガイドするガイド機構として構成されている。
従って、この左右の立ち上がり部1bにより引出体2がガイドされて常に規定の領域を直線摺動することにより、突起部8が被摺動傾斜部10へ落ち込み摺動することで生じる推進力が確実に発揮されることになる。
被当接部4は、引出体2の出し入れ方向への移動に際して突状部3が当接し引出体2の出し入れ方向に長さを有しており、即ち、枠体1の左右部位の前端から後端位置まで設けられており、この被当接部4の長さ方向所定位置(中央よりも後方位置)に平面視外方にして引出体2の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部5(突状部3が引出体2の押し入れ方向側へ落ち込むように傾斜する押し入れ方向側傾斜部5’)が設けられ、この押入れ方向傾斜部5’よりも前方位置にして被当接部4の長さ方向所定位置(中央よりも前方位置)に平面視外方にして引出体2の引き出し方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部5(突状部3が引出体2の引き出し方向側へ落ち込むように傾斜する引き出し方向側傾斜部5”)が設けられている。
従って、引出体2を押し入れ方向へ移動させて突状部3が後方の傾斜部5(押し入れ方向側傾斜部5’)を圧接状態で落ち込み移動する際、引出体2の押し入れ方向への推進力が生じ、一方、引出体2を引き出し方向へ移動させて突状部3が前方の傾斜部5(引き出し方向側傾斜部5”)を圧接状態で落ち込み移動する際、引出体2の引き出し方向への推進力が生じることになる。尚、本実施例では、被当接部4は、後方の傾斜部5(押し入れ方向側傾斜部5’)と前方の傾斜部5(引き出し方向側傾斜部5”)とが山状に近接した形状であるが、この後方の傾斜部5(押し入れ方向側傾斜部5’)と前方の傾斜部5(引き出し方向側傾斜部5”)との境界部に所定長の平坦部を設けても良いし、前方の傾斜部5(引き出し方向側傾斜部5”)及び後方の傾斜部5(押し入れ方向側傾斜部5’)のいずれか一方のみを設けるようにしても良いし、また、前方の傾斜部5(引き出し方向側傾斜部5”)及び後方の傾斜部5(押し入れ方向側傾斜部5’)夫々の位置を適宜変更しても良い。
また、左右側板部1C,1Dにして立ち上がり部1bの上部の前後位置には、ガイド転動部材11が回転自在に設けられており、この左右のガイド転動部材11は、出し入れ方向に移動する引出体2の左右側板部2C,2Dの外周面に当接するように構成されている。
従って、この左右のガイド転動部材11にガイドされて引出体2は良好(円滑)に出し入れ方向へ移動することになる。
また、枠体1は、図3に図示したように底板部1Bの前端左右位置に一対の突部12が設けられており、この各突部12は、引出体2の底面の後端左右位置に突設される一対の係止突部13が抜け止め係止するストッパーとして機能する。枠体1に対して引出体2を取り外す際も差し込む際も、引出体2の前端部が下方になるよう該引出体2全体を前傾させた状態とし、係止突部13が突部12を避けた状態で通過させることで行う。
引出体2は、図1,2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形したものであり、夫々方形状の前板部2A,底板部2B,左側板部2C,右側板部2D及び背板部2Eとから成り、方形状の上方開口部を有する箱状体である。
また、引出体2は、図12〜14に図示したように枠体1の正面開口部から差し込み収納し得るように構成されており、引出体2を構成する底板部2Bの下面は、枠体1の引出支承部1aに支承される引出下面部2aに設定されている。
この引出下面部2aは、図2に図示したように下端周縁部にリブ2b(補強リブ)が突設されており、枠体1の引出支承部1aに対して直線摺動する摺動リブ部としている。尚、この摺動リブ部2bに滑面処理を行っても良い。
また、この引出下面部2aの基端には突起部8が設けられている。
この突起部8は、図2に図示したように引出下面部2aの基端側表面に突出状に一体成形されており、頂点が湾曲となる山状体である。尚、突起部8は引出下面部2aを構成するパーツと別パーツとしても良い。
また、突起部8は、枠体1の引出支承部1aに設けられる被摺動部9に対して点接触する形状に設定されている。
また、引出体2には、該引出体2の側部から外方へ向けて突出する突状部3が設けられている。
この突状部3は、後述する付勢機構6を介して引出体2の底面部に設けられ該引出体2の左右側部から外方へ向けて突出するように構成されている。尚、突状部3は引出体2の左右側面部夫々に設けても良い。
また、突状部3は、引出体2の出し入れ方向への移動に際し、枠体1に設けられ引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部4を当接移動し、この突状部3が前述した被当接部4の前後の傾斜部5を圧接状態で落ち込み移動する際、引出体2の推進力が生じるように構成されている。
また、突状部3は、転動部材3’を引出体2に回転自在に設けて構成されている。
具体的には、突状部3は付勢機構6を介して引出体2に設けられており、図5〜7に図示したように、付勢機構6は、引出体2の底面部に設けられる被装着部に装着される基体14に突設され押圧力に対して弾性復帰力を生じながら倒れ動するアーム状部材7で構成され、このアーム状部材7の先端部に前記転動部材3’(ローラー部材)を設けて突状部3が構成されている。
尚、付勢機構6は前述した構造のものに限らず発条(スプリング等)を利用した構造でも良く、また、突状部3は球形状体でも円盤形状体でも良いし、転動するものに限らず先端が円弧形状で円滑に摺動するような突起でも良く、被当接部4に対して円弧で当接するものであれば良い。符号16は連結蓋である。
従って、この引出体2の左右に設けられた突状部3は、引出体2を枠体1に押し入れた際、付勢機構6を構成するアーム状部材7は内方に弾性復帰力を生じながら倒れ動することで、この付勢機構6の付勢により被当接部4に圧接状態(左右に突っ張った状態)で当接することになり、この圧接状態のまま被当接部4を転動することになる。
また、本実施例では、この突状部3が後方の傾斜部5(押し入れ方向側傾斜部5’)を移動する際に生じる推進力と、突起部8が被摺動傾斜部10に落ち込み摺動する際に生じる推進力は、引出体2の押し入れ方向への移動に際して重複して生じるように構成されている。
尚、本実施例では、引出体2の出し入れ方向への移動に際して、引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成するとともに、引出体2の引き出し方向への推進力が生じるように構成しているが、いずれか一方の方向への推進力が生じるような構造としても良い。
符号15は引き出し用の摘子である。
以上の構成から成る本実施例に係る収納構造体の動作について説明する。
枠体1に対して引出体2を完全に引き出した状態から、図8に図示したように枠体1に引出体2を押し入れた際、左右の突状部3は付勢機構6の付勢に抗して平面方向から見て内方へ移動し、被当接部4に対して常時圧接状態となる。
続いて、引出体2を押し入れて突状部3を転動させ、更に付勢機構6の付勢に抗しつつ前方の傾斜部5を乗り越えて突状部3が後方の傾斜部5を移動する際には押し入れ方向に推進力が生じる(図9,10,11参照)。
この際、突起部8が被摺動傾斜部10に落ち込み摺動することで押し入れ方向に推進力が重複して生じている(図14参照)。
また、枠体1に完全に収納された状態の引出体2を引き出し、被当接部4に対して突状部3を転動させて、更に付勢機構6の付勢に抗しつつ後方の傾斜部5を乗り越えて突状部3が前方の傾斜部5を移動する際には引き出し方向に推進力が生じる。
本実施例は上述のように構成したから、突状部3が傾斜部5を圧接状態で落ち込み移動する際、引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるから、例えば、枠体1に対する引出体2の押し入れ収納の際、枠体1に対して引出体2が完全に収納状態となる直前で前述した推進力が生じるように設定した場合には、この完全に収納状態となるよう、例えば自然に若しくは軽い押し力だけで引出体2が吸い込まれるように収納される。
また、本実施例は、引出体2の側部から外方へ向けて突出する突状部3が付勢機構6を介して枠体1に設けられる被当接部4に圧接する構成である為、この種の物品(合成樹脂の成形品)に生じる引出体2の側方へのガタツキを防止する効果が得られる。
よって、本実施例によれば、引出体2の出し入れが良好に行われることになり、そして更に、前述した良好な作用効果を発揮する構造が簡易且つ確実に実現できることになる。
また、図示していないが、枠体1に突状部3を設け、この突状部3が当接する被当接部4を引出体2に設けた構成としても良い。
具体的には、枠体1内に引出体2を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、枠体1に該枠体1の側部から内方へ向けて突出する突状部を設け、この突状部が引出体2の出し入れ方向への移動に際して当接し引出体2の出し入れ方向に長さを有する被当接部を引出体2に設け、被当接部の長さ方向所定位置に平面視内方にして前記引出体2の引き出し方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部(引き出し方向側傾斜部)を設け、突状部が被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、突状部が傾斜部を圧接状態で落ち込み移動する際、引出体2の押し入れ方向への推進力が生じるように構成し、また、被当接部の長さ方向所定位置に平面視内方にして引出体2の押し込み方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部(押し入れ方向側傾斜部)を設け、突状部が被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、突状部が傾斜部を圧接状態で移動する際、引出体2の引き出し方向への推進力が生じるように構成したものである。
前述した構造の場合、枠体1に設けられる突状部は枠体1の前端位置に設けることとし、引き出し方向側傾斜部は被当接部の長さ方向前端位置に設け、一方、押し入れ方向側傾斜部は被当接部の長さ方向後端位置に設けるものである。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 枠体
1a 引出支承部
2 引出体
2a 引出下面部
3 突状部
3’ 転動部材
4 被当接部
5 傾斜部
6 付勢機構
7 アーム状部材
8 突起部
9 被摺動部
10 被摺動傾斜部

Claims (11)

  1. 枠体内に引出体を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記引出体に該引出体の側部から外方へ向けて突出する突状部を設け、この突状部が前記引出体の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体の出し入れ方向に長さを有する被当接部を前記枠体に設け、前記被当接部の長さ方向所定位置に前記引出体の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部を設け、前記突状部が前記被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、前記突状部が前記傾斜部を圧接状態で移動する際、前記引出体の押し入れ方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体。
  2. 枠体内に引出体を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記引出体に該引出体の側部から外方へ向けて突出する突状部を設け、この突状部が前記引出体の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体の出し入れ方向に長さを有する被当接部を前記枠体に設け、前記被当接部の長さ方向所定位置に前記引出体の引き出し方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部を設け、前記突状部が前記被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、前記突状部が前記傾斜部を圧接状態で移動する際、前記引出体の引き出し方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体。
  3. 前記突状部は、前記引出体の左右側部夫々から外方へ向けて突出する状態に設けられ、前記被当接部は前記枠体の左右部位に設けられ、この左右の被当接部夫々に前記傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の収納構造体。
  4. 前記突状部は、転動部材を前記引出体に回転自在に設けて構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納構造体。
  5. 前記付勢機構は、前記引出体に設けられる押圧力に対して弾性復帰力を生じながら倒れ動するアーム状部材で構成され、このアーム状部材の先端部に前記転動部材を設けて前記突状部を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納構造体。
  6. 前記引出体の引出下面部に突起部を設けるとともに、前記引出体の出し入れ方向への移動に際して前記突起部が摺動する被摺動部を、前記引出下面部を支承する前記枠体の引出支承部に設け、前記被摺動部の長さ方向所定位置に前記引出体の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する被摺動傾斜部を設け、前記引出体の押し入れ方向への移動に際して、前記突起部が前記被摺動傾斜部に落ち込み摺動することで前記引出体の押し入れ方向への推進力が生じるように構成し、前記突状部が前記傾斜部を移動する際に生じる推進力と、前記突起部が前記被摺動傾斜部に落ち込み摺動する際に生じる推進力は、前記引出体の押し入れ方向への移動に際して重複若しくは連続して生じるように構成したことを特徴とする請求項1記載の収納構造体。
  7. 枠体内に引出体を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記枠体に該枠体の側部から内方へ向けて突出する突状部を設け、この突状部が前記引出体の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体の出し入れ方向に長さを有する被当接部を前記引出体に設け、前記被当接部の長さ方向所定位置に前記引出体の引き出し方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部を設け、前記突状部が前記被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、前記突状部が前記傾斜部を圧接状態で移動する際、前記引出体の押し入れ方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体。
  8. 枠体内に引出体を出し入れ収納自在に設けた収納構造体であって、前記枠体に該枠体の側部から内方へ向けて突出する突状部を設け、この突状部が前記引出体の出し入れ方向への移動に際して当接し前記引出体の出し入れ方向に長さを有する被当接部を前記引出体に設け、前記被当接部の長さ方向所定位置に前記引出体の押し込み方向側へ落ち込み傾斜する傾斜部を設け、前記突状部が前記被当接部に圧接するよう付勢する付勢機構を備えて、前記突状部が前記傾斜部を圧接状態で移動する際、前記引出体の引き出し方向への推進力が生じるように構成したことを特徴とする収納構造体。
  9. 前記突状部は前記枠体の左右側部夫々から内方へ向けて突出する状態に設けられ、前記被当接部は前記引出体の左右部位に設けられ、この左右の被当接部夫々に前記傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の収納構造体。
  10. 前記突状部は、転動部材を前記枠体に回転自在に設けて構成したことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の収納構造体。
  11. 前記引出体の引出下面部に突起部を設けるとともに、前記引出体の出し入れ方向への移動に際して前記突起部が摺動する被摺動部を、前記引出下面部を支承する前記枠体の引出支承部に設け、前記被摺動部の長さ方向所定位置に前記引出体の押し入れ方向側へ落ち込み傾斜する被摺動傾斜部を設け、前記引出体の押し入れ方向への移動に際して、前記突起部が前記被摺動傾斜部に落ち込み摺動することで前記引出体の押し入れ方向への推進力が生じるように構成し、前記突状部が前記傾斜部を移動する際に生じる推進力と、前記突起部が前記被摺動傾斜部に落ち込み摺動する際に生じる推進力は、前記引出体の押し入れ方向への移動に際して重複若しくは連続して生じるように構成したことを特徴とする請求項7記載の収納構造体。
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