JP5281281B2 - 棚構造 - Google Patents

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Description

この発明は、棚板の支持手段であるだぼの突きだしがなく、棚板を随時、そのままの状態で上方に移動可能とし、また、必要に応じて、そのままの状態で下方に向けて移動可能とした棚構造の提供に関する。
家具や建具等における一般的な棚構造にあっては、棚板が固定タイプのものと、可動タイプのものとがある。
かかる棚構造において可動タイプの棚構造では、収納対象に合わせて、棚を構成している各棚板を上下方に移動させ、その位置で固定する手段として棚板の受けだぼを用いており、かかる、だぼによる棚板の支承における不具合を避ける各種の試みがなされている。
例えば、棚板の支承手段としてだぼを用いながら、当該棚板の前端側に荷重が付加された場合における不具合を避けるために、棚板の背面側に開口する水平な溝を設け、この溝に側板のだぼを係合させることで、棚板の前端側に荷重が付加された場合でも、棚板が脱落することの無いキャビネットが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−191455
しかしながら、この種の棚の取り付け構造では、棚板の移動に際して、逐一、棚上に在る物を降ろした後に、棚板を取り外し、目的とする高さ位置にあるだぼ穴にだぼを差しかえて、この差し込み用意されただぼ上に、取り外した棚板を載せかえ設置して、再度、棚板上に並べ置く必要があった。
この結果、いったん、セットした棚板は、これを移動セットするためのだぼ穴やだぼの存在にもかかわらず、棚板の位置ずらせをすることなく、そのままの状態で用いられているケースが多々見受けられた。
また、だぼ穴にだぼを差し入れて棚板を受ける棚構造では、逐一、だぼを抜き出し、これを、新規に棚板をしつらえる位置のだぼ穴に差し入れて棚板の受け部を構成する必要があり、前記棚板上に在る物品の載せかえ作業に併せて当該棚板の移動を煩雑なものとしていた。
また、かかるだぼ穴にだぼを前もって差し入れて棚板の受けだぼを構成する手法では、各側板の同一高さにあるだぼ穴にだぼを差し入れて棚板を水平にセットする必要があり、この同一高さにあるだぼ穴に対して、だぼを都合よく差し入れセットすることが難しかった。
この発明は、かかる棚板の支承構造における不具合を解消し、棚板を、たんに、上方に移動させることで、棚板を上方に移動セットできると共に、当該棚板の動作に工夫を凝らすことで、当該棚板の下方に向けた移動をも容易とした棚構造の提供を目的としている。
この発明は、前記課題を解決するために、一対の側板間に棚板を架け渡し支承する棚構造であって、
前記側板は、当該側板の互いに向き合った面に、収納凹部と、この収納凹部に当該収納凹部から一部を出没可能に収納されている受け具を備えており、
前記棚板は、前記側板に接する側端面に開口して前記受け具の一部を受け入れる受け凹部と、この受け凹部内に前記受け具の一部を入れ込む入れ込み手段と、この受け凹部内に受け入れられた前記受け具の一部を当該受け凹部から前記収納凹部に戻す押し戻し手段とを備えており、
前記棚板の上方に向けた移動により前記入れ込み手段で、前記受け具の一部を該棚板の受け凹部内に入れ込み当該棚板を支承し、かつ、該棚板の上方に向けた移動により該受け凹部内の前記受け具の一部を前記押し戻し手段で、前記収納凹部に戻し得るようにしてあることを特徴とする棚構造としてある。
このように構成される棚構造では、棚板上に在るものを一切、上げ下げすることなく、随時、随意に、棚板を上方に移動し、要請される高さ位置にある受け具によって、当該位置に棚板を移動セットすることができる。
また、棚板の受け手段として用いられていない受け具は、側板における収納凹部内に収納状態としておくことができ、棚板空間の活用を安全かつ円滑になすことができる。
また、棚板は、受け具を逐一、同一高さ位置にセットする必要がなく、これを上方に向けて平行移動することで、各受け具のセット位置に自動的に確実にセットされる。
また、この棚板を支承する受け具は、当該棚板の支承に際しても、棚板で隠され、すっきりとした棚の収納空間を構成することができる。
また、前記構成に係る棚構造にあって、前記棚板に備えられる入れ込み手段が受け具を吸引する永久磁石であり、当該受け具の押し戻し手段が当該永久磁石の吸引力に抗して当該受け具を前記収納凹部側に押し戻す当該受け具の一部を受け入れた受け凹部の開口縁であることを特徴とする棚構造では、前記特長に併せて受け具、当該受け具の入れ込み手段、押し戻し手段を簡易に構成することができる。
また、前記構成に係る棚構造にあって、前記側板の収納凹部に受け具が起立状態から回動可能に備えられており、前記棚板に備えられる弾性材が当該受け具の回動軸線より下側に弾接して当該受け具の入れ込み手段とされ、かつ、上側に弾接されて当該受け具を前記収納凹部に起立状態に押し戻す押し戻し手段とされている棚構造では、棚板を確実に受ける受け具を簡易に構成でき、かつ、側板の収納凹部内に当該受け具を違和感無く納め入れることができる。
この発明に係る棚構造は、棚板を受ける受け具が側板の収納凹部内にあり、かつ、棚板を受ける際には、当該棚板の側端面にある受け凹部内で受けられており、棚空間がすっきりとした空間として構成されると共に、棚板の上方に向けた移動によって側板に備えられている任意位置の受け具に当該棚板を支承させて棚を構成できることから、棚板上にのせ置かれている物品の移動処理をすることなく容易かつ確実に棚空間の変更をなすことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係る棚構造について具体的に説明する。
図1〜図7は、この発明を実施するための最良の形態に係る典型的な第一の棚構造を、図8〜図15は、典型的な第二の棚構造を、図16〜図23は、典型的な第三の棚構造を示している。
図1〜図7に示される典型的な第一の棚構造は、図1で棚の主要部を斜め上方から見て、図2で、側板A、A間に棚板Bを組み付ける状態を、要部を断面して、図3では、側板Aに棚板Bを組み付けた状態を、図4では、受け具20に受けられていた棚板Bを上方に移動して当該受け具20による支承を外す状態を、図5では、側板Aの受け具20位置から棚板Bを完全に上方に移動した状態を、それぞれ要部を断面して示している。また、図6では、この図5の状態にある棚板Bを、当該棚板Bの受け凹部30が側板Aに備えられている受け具20の上下方向に存在しない位置まで引き出した状態を断面して上方から見て示しており、図7では、受け具20を備える収納凹部構成部品11を斜め上方から見て示している。
図8〜図15に示される典型的な第二の棚構造は、図8で棚の主要部を斜め上方から見て、図9では、側板A、A間に棚板Bを組み付ける状態を、要部を断面して、図10では、側板Aに備えられている受け具20を入れ込み手段40で受け凹部30に弾発した状態を、図11では、この受け凹部30に弾発された受け具20の上端で受け凹部30の上面を支承させるように棚板Bを下方に落とし込み、当該受け具20で棚板Bを組み付けた状態を、図12では、受け具20に受けられていた棚板Bを上方に移動して当該受け具20による支承を外し、当該受け具20を収納凹部10内に直立を維持するように押し戻した状態を、図13では、側板Aの受け具20位置から棚板Bを完全に上方に移動した状態を、それぞれ要部を断面して示している。また、図14では、この図13の状態にある棚板Bを、当該棚板Bの受け凹部30が側板Aに備えられている受け具20の上下方向に存在しない位置まで引き出した状態を断面して上方から見て示しており、図15では、受け具20を備える収納凹部構成部品11と入れ込み手段40及び押し戻し手段50を備える受け凹部構成部品31とを斜め上方から見て示している。
図16〜図23に示される典型的な第三の棚構造は、図16で棚の主要部を斜め上方から見て、図17では、側板A、A間に棚板Bを組み付ける状態を、要部を断面して、図18では、側板Aに備えられている受け具20を入れ込み手段40で受け凹部30に弾発した状態を、図19では、この受け凹部30に弾発された受け具20の上端で受け凹部30の上面を支承させるように棚板Bを下方に落とし込み、当該受け具20で棚板Bを組み付けた状態を、図20では、受け具20に受けられていた棚板Bを上方に移動して当該受け具20による支承を外し、当該受け具20を収納凹部10内に直立を維持するように押し戻した状態を、図21では、側板Aの受け具20位置から棚板Bを完全に上方に移動した状態を、それぞれ要部を断面して示している。また、図22では、この図21の状態にある棚板Bを、当該棚板Bの受け凹部30が側板Aに備えられている受け具20の上下方向に存在しない位置まで引き出した状態を断面して上方から見て示しており、図23では、受け具20を備える収納凹部構成部品11と入れ込み手段40及び押し戻し手段50を備える受け凹部構成部品31とを斜め上方から見て示している。
まず、この発明を実施するための最良の形態に係る棚構造について具体的に説明する。
ここに示される棚構造は、一対の側板A間に棚板Bを架け渡し支承する棚構造であって、以下の構成を備えている。
すなわち、前記側板Aは、当該側板Aの互いに向き合った面に、収納凹部10と、この収納凹部10に当該収納凹部10から一部を出没可能に収納されている受け具20を備えており、
前記棚板Bは、前記側板Aに接する側端面に開口30aして前記受け具20の一部を受け入れる受け凹部30と、この受け凹部30内に前記受け具20の一部を入れ込む入れ込み手段40と、この受け凹部30内に受け入れられた前記受け具20の一部を当該受け凹部30から前記収納凹部10に戻す押し戻し手段50とを備えており、
前記棚板Bの上方に向けた移動により前記入れ込み手段40で、前記受け具20の一部を該棚板Bの受け凹部30内に入れ込み当該棚板Bを支承し、かつ、該棚板Bの上方に向けた移動により該受け凹部30内の前記受け具20の一部を前記押し戻し手段50で、前記収納凹部10に戻し得るようにしてある。
ここで用いられる側板A及び棚板Bは、いわゆる棚を構成し得るものであれば、いかなる素材のものであってもよく、また、いかなる形状をなすものであってもよい。
また、棚板Bを受ける受け具20は、側板Aに備えられている収納凹部10に当該収納凹部10から一部を出没可能に収納され、しかも、当該収納凹部10から突き出された受け具20で、当該側板A、A間にある棚板Bを支承し得るものであれば、いかなる素材からなるものであってもよく、また、いかなる形状をなすものであってもよい。また、かかる受け具20は、側板Aに直接凹設された収納凹部10に、その一部を出没可能に組み付けてあっても、別段に構成用意される収納凹部構成部品11に組み込まれた状態で側板A面に埋設して設けるなど、いかなる態様に設けてあってもよい。
また、棚板Bに備えられる受け凹部30は、側板Aに接する側端面に開口30aし、しかも、前記の受け具20の一部を受け入れて、この受け凹部30に受け入れられた前記受け具20で当該棚板Bを支承し得るものであれば、当該棚板Bに直接凹設してあっても、別段に構成用意される受け凹部構成部品31を棚板Bの側端面に埋設して設けるなど、いかなる態様に設けてあってもよい。
また、前記棚板Bに備えられる受け具20の入れ込み手段40と当該受け具20の押し戻し手段50は、側板Aに備えられている受け具20の一部を棚板Bの受け凹部30内に都合良く入れ込み、この入れ込まれた受け具20で当該棚板Bを支承し、しかも、必要に応じて、この受け凹部30に受け入れられた受け具20を側板Aにある収納凹部10に向けて都合良く押し戻し得る機能を備えるものであれば、いかなる素材からなるものであっても、また、いかなる形態からなるものであってもよく、両者を別々に構成してあっても、当該入れ込み手段40と押し出し手段とを同一の手段で構成してあってもよく、さらに、当該棚板B側に備えられる入れ込み手段40及び押し戻し手段50と、側板Aに備えられる受け具20及び受け具20の備え付け収納凹部10と共働して、受け具20の入れ込み及び押し出しをなすようにしてあってもよい。
前記側板Aに備えられる収納凹部10は、棚板Aにおける仮想の垂直線上に、多段的に設けてあり、しかも、当該収納凹部10内に備えられる受け具20によって、棚板Bの一端側を2カ所以上で受けうるように、当該側板Aにおける幅方向、すなわち、横方向の同一高さ位置に2個以上が設けられるようにしてあることが好ましく、例えば、一対の側板A、A間に備えられる棚板Bを、同一の高さ位置にある4個の受け具20で受けるようにして棚構造を構成することができる。
また、かかる棚板Bは、これを支承する側板A、A間で、左右、前後方向にずれることなく上下方向に平行に移動し得るように構成してあることが好ましく、例えば、一対の平行に起立されている側板A、Aを、背板Cや、天板、底板等で連結して、棚板の納め入れられる矩形の収納空間を構成し、当該矩形の収納空間を構成する各側板A、A間に、例えば、棚板Bの後端面を背板Cに接しさせた状態で組み付け、当該棚板Bを、その後端面を背板Cに接しさせながら上下方向に移動させることで、棚板Bに備えられている受け凹部30に、同一の仮想の垂直線上に備えられている側板Aの受け具20を、順次に入れ込み、支承させることができる。
また、かかる側板A、Aに対する棚板Bの上下方向に向けた移動は、棚板Bの側端面に接する側板Aに当該棚板Bを、左右方向、前後方向にずれないように案内するガイド手段を設け、又は、棚板Bの側に、側板A、Aに対して、左右方向、前後方向にずれないように案内するガイド手段を設けると共に、当該ガイド手段を用いて、棚板Bを移動させることで、側板Aの仮想の垂直線上に多段的に備えられている各収納凹部10の受け具20を棚板Bの受け凹部30に順次に受け入れ、支承させることができる。
なお、前記受け具20を備える収納凹部10を上下方向に多段的に備えている上下方向に長い板状材を別段に用意し、この別段に用意された板状材を側板Aの面に適宜数、並設して各側板Aを構成し、又は、前記板状材を側板Aの面に凹設した縦向きの複数条の溝に埋設して各側板Aを構成し、この側板A、A間に上下方向に移動可能に組み入れられる棚板Bを、前記受け具20で支承するように構成してあってもよい。
そして、第一の実施の形態に係る棚構造では、前記棚板Bに備えられる入れ込み手段40が受け具20を吸引する永久磁石41であり、当該受け具20の押し戻し手段50が当該永久磁石41の吸引力に抗して当該受け具20を前記収納凹部10側に押し戻す当該受け具20の一部を受け入れた受け凹部30の開口縁30a’で構成してある。
また、第二及び第三の実施の形態に係る棚構造では、前記側板Aの収納凹部10に受け具20が起立状態から回動可能に備えられており、前記棚板Bに備えられる弾性材42が当該受け具20の回動軸線より下側に弾接して当該受け具20の入れ込み手段40とされ、かつ、上側に弾接されて当該受け具20を前記収納凹部10に起立状態に押し戻す押し戻し手段50として構成してある。
まず、図1〜図7に示される第一の棚構造について詳細に説明する。
この、第一の棚構造は、一対の側板A間に棚板Bを架け渡し支承する棚構造であって、前記側板Aは、当該側板Aの互いに向き合った面に、収納凹部10と、この収納凹部10に当該収納凹部10から一部を出没可能に収納されている受け具20を備えており、
前記棚板Bは、前記側板Aに接する側端面に開口30aして前記受け具20の一部を受け入れる受け凹部30と、この受け凹部30内に前記受け具20の一部を入れ込む入れ込み手段40と、この受け凹部30内に受け入れられた前記受け具20の一部を当該受け凹部30から前記収納凹部10に戻す押し戻し手段50とを備えており、
前記棚板Bの上方に向けた移動により前記入れ込み手段40で、前記受け具20の一部を該棚板Bの受け凹部30内に入れ込み当該棚板Bを支承し、かつ、該棚板Bの上方に向けた移動により該受け凹部30内の前記受け具20の一部を前記押し戻し手段50で、前記収納凹部10に戻し得るようにしてあって、
前記棚板Bに備えられる入れ込み手段40が受け具20を吸引する永久磁石41としてあり、当該受け具20の押し戻し手段50が受け凹部30の開口縁30a’で構成してあり、当該永久磁石41の吸引力に抗して当該受け具20を該受け凹部30の開口縁30a’で前記収納凹部10側に押し戻すように構成してある。
ここで棚構造を構成する棚は、家具、建具等の任意の棚であって、例えば、側板A、背板C等で棚板Bを左右方向及び前後方向にずらさないように上下方向に移動しうるように構成した矩形空間に、例えば、当該棚板Bの後端面を前記背板Cに接するように設けてある。
かかる棚を構成する向き合っている一対の側板Aにおける互いに向き合っている面の互いに向き合う同一高さ位置に、当該側板Aの奥行き方向にわたって複数個、この図示例にあっては2個の並設される収納凹部10を、この側板Aの上下方向に同一の仮想垂直線上に位置するように複数段設けてある。
この収納凹部10は、当該側板Aに直接的に凹部を構成するようにしてあってもよく、この図示例におけるように収納凹部構成部品11で構成するようにしてあってもよい。この図示例では、側面に開口10aする扁平箱状のボックス体11’を用意しこのボックス体11’における開口縁の両側にある縦向きの鍔11aを、この鍔11aの鍔表面が側板A面に面一となるように当該側板Aに埋設状態に備え付けて収納凹部10を構成してある。
かかる側板Aに備えられている各収納凹部10に、それぞれ受け具20を備え付ける。この図示例では、永久磁石41によって吸引され得る磁性材、磁性材を含む素材、磁性材と併せて構成される受け具20は、永久磁石41の吸引力によって吸引されて水平向きに移動される摺動受け具21として用意される。
かかる摺動受け具21は、棚板Bに備えられる永久磁石41によって吸引移動され得る態様に当該収納凹部10、この図示例にあっては、ボックス体11’内に摺動可能に設けてあり、常時は、当該ボックス体11’内に納め入れられた状態とされており、棚板Bにおける永久磁石41による吸引に際して当該受け具21の一部を当該収納凹部10から棚板Bの受け凹部30内に入り込むように備えられている。
かかる摺動受け具21は、当該摺動受け具21が、より永久磁石41による吸引力で動作し、かつ、必要に応じて押し戻し得るように、例えば、直方体状に構成してあり、永久磁石41による吸引時に収納凹部10から突き出す側の下面側がカットされて傾斜ガイド面21bを備えるように構成してある。
この傾斜ガイド面21bは、角筒状をなす収納凹部構成部品11のボックス体11’に当該摺動受け具21が摺動可能に密に納め入れられて、前記永久磁石41で吸引移動された際に、該ボックス体11’に残されている部分から、受け凹部30内に受け入れられる部分とにわたる当該摺動受け具21の下面側に、当該ボックス体11’の側から受け凹部30に受け入れられる側に向けて傾斜状に上がる斜面として構成してある。また、この傾斜ガイド面21bは、摺動受け具21における収納凹部10に納め入れられている側から受け凹部30に吸引される当該摺動受け具21の下面側に備えられており、この傾斜ガイド面21bの下端が当該摺動受け具21の下面に連続され、かつ、上端が、当該摺動受け具21の先端の垂直面21cに連続するように構成してある。
かかる受け具21は、収納凹部構成部品11を構成するボックス体11’内に、水平方向に向けて摺動可能に密に納め入れられており、永久磁石41で引き出された際に、当該ボックス体11’内に残されている受け具部分が当該ボックス体11’内で密に保持され、このボックス体11’における上面21aにおける当該収納凹部10から突き出された部分上で、棚板Bを安定に支承しうるうように構成されている。
かかる点から、収納凹部構成部品11のボックス体11’をアルミ材やプラスチック材等の筒状非磁性材で構成し、摺動受け具21を当該筒状非磁性材に密に嵌り合う磁性材等からなる角状素材又は磁性材を備えて構成される角状素材、例えば、強磁性の角状材で構成すると共に、このボックス体11’から突出される摺動受け具21の上面21aが棚板Bを受け得る平滑な支承面とされ、当該棚板Bを支承するに足る強度を備えるように構成してある。
なお、このボックス体11’には、永久磁石41に吸引される素材からなる摺動受け具21が、このボックス体11’から抜け出したり、脱落するなどの不具合を解消するために、当該開口10aにおけるボックス体11’の下端縁に一対のストッパー片11b、11bを起立状態に設けてある。
かかる摺動受け具21を水平向きに摺動可能に備える側板A、A間に備えられる棚板Bには、当該側板Aに接する側端面に開口30aする受け凹部30が設けてあり、前記側板A、A間に当該棚板Bを移動し、この開口30aが前記側板Aの収納凹部10に向き合った際に、当該側板Aに備えられている前記受け具21が当該受け凹部30に入り込み得るように構成してある。
かかる摺動受け具21の入れ込まれる受け凹部30は、前記側板Aの各摺動受け具21に対応するように当該棚板Bの側端面に開口30aして設けてあっても、また、当該開口30aを構成するボックス体31’を備える受け凹部構成部品31を別段に構成用意し、この受け凹部構成部品31に備えられている鍔31aの表面が棚板Bの側端面に面一となるように当該棚板Bに埋設状態に組み付け用意してあってもよい。
このように摺動受け具21を備えている側板A、A間に棚板Bを納め入れて、この棚板Bを移動させることによって、摺動受け具21の収納凹部10と棚板Bの受け凹部30とが一致した箇所で、当該摺動受け具21の入れ込み手段40を構成する永久磁石41が当該摺動受け具21を受け凹部30内に引き入れ、この摺動受け具21面上に棚板Bを支承するように機能する。
かかる摺動受け具21の入れ込み手段40を構成する永久磁石41は、この図示例では、アルミ材やプラスチック材等の非磁性材からなるボックス体31’内に備え付けられており、当該永久磁石41で引き寄せられた摺動受け具21は、このボックス体11’の天井面を確実に支持し、当該側板Aに組み付けられる棚板Bによる棚機構を構成する。
また、この棚板Bの受け凹部30に入れ込まれる摺動受け具21は、その突き出し下面側が、収納凹部10に収納されている側から突き出し先端側に向けて斜上する傾斜ガイド面21bとなるようにカットされており、棚板Bにおける受け凹部30の開口縁30a’が当該ガイド面21bに摺接して、棚板Bを上方に移動した際に、この開口縁30a’が摺動受け具21を当該受け凹部30から押し出す押し戻し手段50として機能する。
すなわち、棚板Bにおける受け凹部30内に備えられている永久磁石41で当該受け凹部30内に吸引されている摺動受け具21における前記傾斜ガイド面21bを、当該受け凹部30の開口縁30a’上に位置させることで、当該棚板Bの上方に向けた引き上げにより、前記摺動受け具21を永久磁石41の吸引力に抗して、前記収納凹部10側に戻す押し戻し手段50としてある。
したがって、棚板Bを移動した際には、当該棚板Bを支承している受け具21は、前記動作によって収納凹部10内に押し込まれており、側板A面がすっきりとした外観に整えられる。
かかる棚板Bを下方に移動させる際には、前記図5に示されるように摺動受け具21を収納凹部10に押し戻した状態で、図6に示されるように棚板Bを、前記受け具21の下方に受け凹部30が存在しない位置に到るまで前方に移動させ、この状態で、棚板Bを下方に移動すると共に、目的とする高さ位置で、前記受け具21を受け凹部30の上方又は下方に位置づけるように、この図示例では、棚板Bの後端面を背板Cに突き当てるように当該棚板Bを奥側に移動し、これを上方又は下方に移動することで、当該棚板Bを前記受け具21によって前記側板Aに支承させることができる。
ついで、図8〜図15に示される第二の棚構造について詳細に説明する。
この、第二の棚構造は、一対の側板A間に棚板Bを架け渡し支承する棚構造であって、前記側板Aは、当該側板Aの互いに向き合った面に、収納凹部10と、この収納凹部10に当該収納凹部10から一部を出没可能に収納されている受け具20を備えており、
前記棚板Bは、前記側板Aに接する側端面に開口30aして前記受け具20の一部を受け入れる受け凹部30と、この受け凹部30内に前記受け具20の一部を入れ込む入れ込み手段40と、この受け凹部30内に受け入れられた前記受け具20の一部を当該受け凹部30から前記収納凹部10に戻す押し戻し手段50とを備えており、
前記棚板Bの上方に向けた移動により前記入れ込み手段40で、前記受け具20の一部を該棚板Bの受け凹部30内に入れ込み当該棚板Bを支承し、かつ、該棚板Bの上方に向けた移動により該受け凹部30内の前記受け具20の一部を前記押し戻し手段50で、前記収納凹部10に戻し得るようにしてあって、
前記側板Aの収納凹部10に受け具20が起立状態から回動可能に備えられており、前記棚板Bに備えられる弾性材42が当該受け具20の回動軸線より下側に弾接して当該受け具20の入れ込み手段40とされ、かつ、上側に弾接されて当該受け具20を前記収納凹部10に起立状態に押し戻す押し戻し手段50として構成してある。
ここで棚構造を構成する棚は、家具、建具等の任意の棚であって、例えば、側板A、背板C等で棚板Bを左右方向及び前後方向にずらさないように上下方向に移動しうるように構成した矩形空間に、例えば、当該棚板Bの後端面を前記背板Cに接するように設けてある。
かかる棚を構成する向き合っている一対の側板Aにおける互いに向き合っている面の互いに向き合う同一高さ位置に、当該側板Aの奥行き方向にわたって複数個、この図示例にあっては2個の並設される収納凹部10を、この側板Aの上下方向に同一の仮想垂直線上に位置するように複数段設けてある。
この収納凹部10は、当該側板Aに直接的に凹部を構成するようにしてあってもよく、この図示例におけるように収納凹部構成部品11で構成するようにしてあってもよい。この図示例では、側面に開口10aする扁平箱状のボックス体11’を用意しこのボックス体11’における開口縁の両側にある縦向きの鍔11aを、この鍔11aの鍔表面が側板A面に面一となるように当該側板Aに埋設状態に備え付けて収納凹部10を構成してある。
かかる側板Aに備えられている各収納凹部10に、それぞれ受け具20を備え付ける。この図示例では、板バネ42’等の弾性材42によって弾発回動される回動受け具22を傾倒阻止片11cで所定の傾き状態に維持して棚板Bを支承する回動受け具22として用意される。
かかる回動受け具22は、棚板Bに備えられる入れ込み手段40及び押し戻し手段50として機能する弾性材42における突き出し弾性片部42’aによって回動されるように、収納凹部10を構成する収納凹部構成部品11のボックス体11’内に軸22cで回動可能に設けてある。
この図示例に係る回動受け具22は、この回動受け具22を納め入れている収納凹部10の前面を塞いで、側板A面と面一となるように、当該ボックス体11’の開口端側に起立板部22aを軸22cで、回動可能に備えており、この起立板部22aが起立している状態では、当該収納凹部10が塞がれた状態に構成してある。
この起立板部22aは、比較的下部側をボックス体11’の両側板に軸22cで回動可能に組み付けてあり、下端部から収納凹部10の内方に向けてほぼ直角に屈曲する突き当て板部22bを備えており、この突き当て板部22b端が、当該起立板部22aを傾倒した際にボックス体11の傾倒阻止片11cに突き当たるように構成してある。なお、この起立板部22aは、その上部側を収納凹部10から外方に突き出すように傾倒させうるように、下端面と当該ボックス体11’の底面との間に当該回動受け具22の回動隙間を生ずるように構成してある。
また、この回動受け具22における突き当て板部22bの内側の下端部には、当該回動受け具22の起立板部22aが起立状態を維持し得るように凸部22b’が隆起状態に設けてあり、この起立板部22aを起立状態とした際に、ボックス体11’の底面に圧接するようにしてある。
また、この回動受け具22は、起立板部22aの軸22cによる支持部より上方部分を収納凹部10側に押し込んだ際に、この凸部22bをボックス体11’の底面に押しつけ、かつ、起立板部22aの上端面の外側部が当該ボックス体11’の天井面に押しつけられて、当該起立板部22aを起立状態に維持しうるように、当該起立板部22aの上端面が外側端に向けて斜上する傾斜面としてあり、その頂端部分を押し込み突端22a’として構成してある。
かかる回動受け具22は、当該回動受け具22の入れ込み手段40及び押し戻し手段50として機能される板バネ42’等の弾性材42によって、その上端側を収納凹部10から外方に回動、開き出された際に、棚板Bにおけ受け凹部30に都合よく入り込み、かつ、当該棚板Bを安定に保持する強度を備えたものとして用意される。
かかる回動受け具22を回動可能に備える側板A、A間に備えられる棚板Bには、当該側板Aに接する側端面に開口30aする受け凹部30が設けてあり、前記側板A、A間で当該棚板Bを移動し、この開口30aが前記側板Aの収納凹部10に向き合った際に、当該側板Aに備えられている前記受け具22が当該受け凹部30に入り込み得るように構成してある。
かかる回動受け具22の入れ込まれる受け凹部30は、前記側板Aの各回動受け具22に対応するように当該棚板Bの側端面に開口30aして設けてあっても、また、当該開口30aを構成するボックス体31’を備える受け凹部構成部品31を別段に構成用意し、この受け凹部構成部品31に備えられている鍔31aの表面が棚板Bの側端面と面一になるように当該棚板Bに埋設状態に組み付け用意してあってもよい。
このように回動受け具22を備えている側板A、A間に棚板Bを納め入れて、この棚板Bを移動させることによって、回動受け具22の収納凹部10と棚板Bの受け凹部30とが一致した箇所で、当該回動受け具22の入れ込み手段40を構成する弾性材42が当該回動受け具22の軸22cより下方部分を収納凹部10側に押し入れると共に、当該回動受け具22、より詳しくは、起立板部22aの上部側を当該受け凹部30内に引き入れ、この回動受け具22面上に棚板Bを支承するように機能する。
また、側板A、A間にある棚板Bを上方に移動することで、前記弾性材42が起立板部22aの軸22cよりも上方側を収納凹部10側に押し込むことで、当該回動受け具22は、その突き当て板部22bにある凸部22b’をボックス体11’の底面に突き当て、かつ、起立板部22aの押し込み突端22a’を当該ボックス体11’の天井面に強く押し込まれて、この起立板部22aが収納凹部10面を垂直に塞ぐように起立状態に維持される。
かかる回動受け具22の回動を、必要に応じて強制する弾性材42は、この図示例では、受け凹部30、より具体的には、当該受け凹部30を構成する受け凹部構成部品31のボックス体31’の背板面に止着42’bした板バネ42’を当該ボックス体31’の底面側に延設し、その下端部の自由端に弾性片部42’aを設け、この弾性片部42’aで、回動受け具22の起立板部22aの上端側を当該受け凹部30内に押し入れる入れ込み手段40とし、また、この受け凹部30内にある起立板部22aの上端部を前記収納凹部10の側に押し戻す押し戻し手段50としてある。
すなわち、棚板Bの移動前においても、棚板Bの移動後においても、当該棚板Bを支承している受け具22は、前記動作によって収納凹部10内に押し込まれており、側板A面がすっきりとした外観に整えられる。
かかる棚板Bを下方に移動させる際には、前記図13に示されるように回動受け具22を収納凹部10に押し戻した状態で、図14に示されるように棚板Bを、前記受け具22の下方に受け凹部30が存在しない位置に到るまで前方に移動させ、この状態で、棚板Bを下方に移動すると共に、目的とする高さ位置で、前記受け具22を受け凹部30の上方又は下方に位置づけるように当該棚板Bを奥側、この図示例では、背板Cに当該棚板Bの後端面を接する位置まで移動し、これを上方又は下方に移動することで、当該棚板Bを前記受け具22によって前記側板Aに支承させることができる。
ついで、図16〜図23に示される第三の棚構造について詳細に説明する。
この、第三の棚構造は、一対の側板A、A間に棚板Bを架け渡し支承する棚構造であって、前記側板Aは、当該側板Aの互いに向き合った面に、収納凹部10と、この収納凹部10に当該収納凹部10から一部を出没可能に収納されている受け具20を備えており、
前記棚板Bは、前記側板Aに接する側端面に開口30aして前記受け具20の一部を受け入れる受け凹部30と、この受け凹部30内に前記受け具20の一部を入れ込む入れ込み手段40と、この受け凹部30内に受け入れられた前記受け具20の一部を当該受け凹部30から前記収納凹部10に戻す押し戻し手段50とを備えており、
前記棚板Bの上方に向けた移動により前記入れ込み手段40で、前記受け具22の一部を該棚板Bの受け凹部30内に入れ込み当該棚板Bを支承し、かつ、該棚板Bの上方に向けた移動により該受け凹部30内の前記受け具22の一部を前記押し戻し手段50で、前記収納凹部10に戻し得るようにしてあって、
前記側板Aの収納凹部10に受け具20が起立状態から回動可能に備えられており、前記棚板Bに備えられる弾性材42が当該受け具20の回動軸線より下側に弾接して当該受け具20の入れ込み手段40とされ、かつ、上側に弾接されて当該受け具20を前記収納凹部10に起立状態に押し戻す押し戻し手段50として構成してある。
ここで棚構造を構成する棚は、家具、建具等の任意の棚であって、例えば、側板A、背板C等で棚板Bを左右方向及び前後方向にずらさないように上下方向に移動しうるように構成した矩形空間に、例えば、当該棚板Bの後端面を前記背板Cに接するように設けてある。
かかる棚を構成する向き合っている一対の側板Aにおける互いに向き合っている面の互いに向き合う同一高さ位置に、当該側板Aの奥行き方向にわたって複数個、この図示例にあっては2個の並設される収納凹部10を、この側板Aの上下方向に同一の仮想垂直線上に位置するように複数段設けてある。
この収納凹部10は、当該側板Aに直接的に凹部を構成するようにしてあってもよく、この図示例におけるように収納凹部構成部品11で構成するようにしてあってもよい。この図示例では、側面に開口10aする扁平箱状のボックス体11’を用意しこのボックス体11’における開口縁の両側にある縦向きの鍔11aを、この鍔11aの鍔表面が側板A面に面一となるように当該側板Aに埋設状態に備え付けて収納凹部10を構成してある。
かかる側板Aに備えられている各収納凹部10に、それぞれ受け具20を備え付ける。この図示例では、板バネ42’等の弾性材42によって弾発回動される回動受け具22を収納凹部10の背面11dで所定の傾き状態に維持して棚板Bを支承する回動受け具22として用意される。
かかる回動受け具22は、棚板Bに備えられる入れ込み手段40及び押し戻し手段50として機能する弾性材42における突き出し弾性片部42’aによって回動されるように、収納凹部10を構成する収納凹部構成部品11のボックス体11内に軸22cで回動可能に設けてある。
この図示例に係る回動受け具22は、この回動受け具22を納め入れている収納凹部10の前面を塞いで、側板A面と面一となるように、当該ボックス体11’の開口端側に起立板部22aを軸22cで、回動可能に備えており、この起立板部22aが起立している状態では、当該収納凹部10が塞がれた状態に構成してある。
かかる状態で、起立板部22aにおける軸22cより下方が弾性材42で押し込まれた際、当該起立板部22aの上部側が受け凹部30内に都合よく入れ込まれると共に、下端側が収納凹部10、この図示例ではボックス体11’の背面11dに突き当てられ、起立板部22aを所定角度に維持して、棚板Bを都合よく支承するように機能する。
また、この図示例に係る回動受け具22は、起立板部22aの上端面と下端面とが、それぞれ傾斜面をなすように構成してあり、上端面の傾斜は収納凹部10の内側から外側に向けて斜上して、外側の頂端が押し込み突端22a’をなすように、また、下端面の傾斜は収納凹部10の外側から該収納凹部10の底面に向けて斜め下がりの構成としてあり、軸22cより起立板部22aの上側を収納凹部10に向けて押し込んだ際に、この上端の押し込み突端22a’と、下端の押し込み突端22a”とが、それぞれボックス体11’の天井面と底面とに強く押し込まれて、当該起立板部22aを起立状態に維持し得るようにしてある。
かかる回動受け具22は、当該回動受け具22の入れ込み手段40及び押し戻し手段50として機能される板バネ42’等の弾性材42によって、その上端側を収納凹部10から外方に回動、開き出された際に、棚板Bにおけ受け凹部30に都合よく入り込み、かつ、当該棚板Bを安定に保持する強度を備えたものとして用意される。
かかる回動受け具22を回動可能に備える側板A、A間に備えられる棚板Bには、当該側板Aに接する側端面に開口30aする受け凹部30が設けてあり、前記側板A、A間に当該棚板Bを移動し、この開口30aが前記側板Aの収納凹部10に向き合った際に、当該側板Aに備えられている前記受け具22が当該受け凹部30に入り込み得るように構成してある。
かかる回動受け具22の入れ込まれる受け凹部30は、前記側板Aの各回動受け具22に対応するように当該棚板Bの側端面に開口30aして設けてあっても、また、当該開口30aを構成するボックス体31’を備える受け凹部構成部品31を別段に構成用意し、この受け凹部構成部品31に備えられている鍔31aの表面が棚板Bの側端面に面一となるように当該棚板Bに埋設状態に組み付け用意してあってもよい。
このように回動受け具22を備えている側板A、A間に棚板Bを納め入れて、この棚板Bを移動させることによって、回動受け具22の収納凹部10と棚板Bの受け凹部30とが一致した箇所で、当該回動受け具22の入れ込み手段40を構成する弾性材42が当該回動受け具22の軸22cより下方部分を収納凹部10側に押し入れると共に、当該回動受け具22、より詳しくは、起立板部22aの上部側を当該受け凹部30内に引き入れ、この回動受け具22面上に棚板Bを支承するように機能する。
また、側板A、A間にある棚板Bを上方に移動することで、前記弾性材42が起立板部22aの軸22cよりも上方側を収納凹部10側に押し込むことで、当該回動受け具22は、その起立板部22aの押し込み突端22a’をボックス体11’の天井面に、下端側の押し込み突端22a”を当該ボックス体11’の底面に押し当てて、当該収納凹部10面を垂直に塞ぐように起立状態に維持される。
かかる回動受け具22の回動を、必要に応じて強制する弾性材42は、この図示例では、受け凹部30、より具体的には、当該受け凹部30を構成する受け凹部構成部品31のボックス体31’の背板面に止着42’bした板バネ42’を当該ボックス体31’の底面側に延設し、その下端部の自由端に弾性片部42’aを設け、この弾性片部42’aで、回動受け具22の起立板部22aの上端側を当該受け凹部30内に押し入れる入れ込み手段40とし、また、この受け凹部30内にある起立板部22aの上端部を前記収納凹部10の側に押し戻す押し戻し手段50としてある。
すなわち、棚板Bの移動前においても、棚板Bの移動後においても、当該棚板Bを支承している受け具22は、前記動作によって収納凹部10内に押し込まれており、側板A面がすっきりとした外観に整えられる。
かかる棚板Bを下方に移動させる際には、前記図21に示されるように回動受け具22を収納凹部10に押し戻した状態で、図22に示されるように棚板Bを、前記受け具22の下方に受け凹部30が存在しない位置に到るまで前方に移動させ、この状態で、棚板Bを下方に移動すると共に、目的とする高さ位置で、前記受け具22を受け凹部30の上方又は下方に位置づけるように当該棚板Bを奥側、この図示例では、背板Cに当該棚板Bの後端面が接する位置まで移動し、これを上方又は下方に移動することで、当該棚板Bを前記受け具22によって前記側板Aに支承させることができる。
典型的な第一の棚構造を示す要部斜視図 同棚構造において棚板の組み付け前の状態を示す要部断面図 同棚板を組み付けた状態の要部断面図 同棚板を上方に移動している状態を示す要部断面図 同棚板が側板による支承を解かれた状態を示す要部断面図 同棚板を前方に移動した状態を示す平断面図 同棚構造に用いられる摺動受け具を備えた収納凹部構成部品を示す斜視図 典型的な第二の棚構造を示す要部斜視図 同棚構造において棚板の組み付け前の状態を示す要部断面図 同棚板の組み付け途中の状態を示す要部断面図 同棚板を組み付けた状態の要部断面図 同棚板を上方に移動している状態を示す要部断面図 同棚板が側板による支承を解かれた状態を示す要部断面図 同棚板を前方に移動した状態を示す平断面図 同棚構造に用いられる回動受け具を備えた収納凹部構成部品と弾性材を備えた受け凹部構成部品を示す斜視図 典型的な第三の棚構造を示す要部斜視図 同棚構造において棚板の組み付け前の状態を示す要部断面図 同棚板の組み付け途中の状態を示す要部断面図 同棚板を組み付けた状態の要部断面図 同棚板を上方に移動している状態を示す要部断面図 同棚板が側板による支承を解かれた状態を示す要部断面図 同棚板を前方に移動した状態を示す平断面図 同棚構造に用いられる回動受け具を備えた収納凹部構成部品と弾性材を備えた受け凹部構成部品を示す斜視図
符号の説明
10 収納凹部
20 受け具
30 受け凹部
40 入れ込み手段
50 押し戻し手段
A 側板
B 棚板

Claims (3)

  1. 一対の側板間に棚板を架け渡し支承する棚構造であって、
    前記側板は、当該側板の互いに向き合った面に、収納凹部と、この収納凹部に当該収納凹部から一部を出没可能に収納されている受け具を備えており、
    前記棚板は、前記側板に接する側端面に開口して前記受け具の一部を受け入れる受け凹部と、この受け凹部内に前記受け具の一部を入れ込む入れ込み手段と、この受け凹部内に受け入れられた前記受け具の一部を当該受け凹部から前記収納凹部に戻す押し戻し手段とを備えており、
    前記棚板の上方に向けた移動により前記入れ込み手段で、前記受け具の一部を該棚板の受け凹部内に入れ込み当該棚板を支承し、かつ、該棚板の上方に向けた移動により該受け凹部内の前記受け具の一部を前記押し戻し手段で、前記収納凹部に戻し得るようにしてあることを特徴とする棚構造。
  2. 前記棚板に備えられる入れ込み手段が受け具を吸引する永久磁石であり、当該受け具の押し戻し手段が当該永久磁石の吸引力に抗して当該受け具を前記収納凹部側に押し戻す当該受け具の一部を受け入れた受け凹部の開口縁であることを特徴とする請求項1に記載の棚構造。
  3. 前記側板の収納凹部に受け具が起立状態から回動可能に備えられており、前記棚板に備えられる弾性材が当該受け具の回動軸線より下側に弾接して当該受け具の入れ込み手段とされ、かつ、上側に弾接されて当該受け具を前記収納凹部に起立状態に押し戻す押し戻し手段とされていることを特徴とする請求項1に記載の棚構造。
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