JP2007175133A - 昇降棚装置 - Google Patents

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Naoyuki Harano
直之 原野
Koji Kawai
幸治 川合
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Abstract

【課題】棚5の水平面への投影面が上方停止位置から下方停止位置までの間で少なくとも一部が重なった状態で水平又は略水平姿勢で昇降する棚5に、物を置いた状態でも上方停止位置Uに停止維持できるようにする。
【解決手段】固定部3,4に取付け可能な左右一対の取付部材6,7と、棚5と、取付部材5,6の各々と棚5の側部5a(又は5b)との間に設けられ、棚5を昇降させる左右一対の昇降リンク機構8,9とを備え、取付部材5,6と棚5との間に、降下中の棚5の移動を下方停止位置Lで停止させる下方停止手段10と、上昇中の棚5の上方停止位置Uでの保持と該保持の解除とを行う保持・解除手段11とを設けたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降棚装置に関するものである。
従来、昇降棚装置には、特許文献1に記載のものがある。この昇降棚装置は、流し台の上方側に位置する固定部に取付け可能な一対の取付け基材の各々に、洗浄された洗浄物を水切り状態で載置可能な水切り棚を水平又は略水平姿勢で昇降自在に支持する昇降リンク機構を設けるとともに、水切り棚を最下端の水切り位置と最上端の格納位置とに選択的に付勢保持可能な付勢手段を設けたものがある。付勢手段は、引張コイルバネの弾性復元力で水切り棚を格納位置側に移動付勢するとともに、水切り位置においては、引張コイルバネの上方への弾性復元力よりも水切り棚及び二組の昇降リンクの自重による下方への付勢力が強いため、水切り棚は水切り位置と格納位置とに選択的に安定して保持することができるように構成されている。
特開2005−288151公報
しかし、前記特許文献1に記載の昇降棚装置は、水切り棚を最上端の格納位置に付勢保持可能な付勢手段を備えているため、物を載置した棚の総重量が付勢保持力より勝っているときには、物を置いた状態の棚を停格納位置に止維持させることができない問題点がある。そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、棚に物を置いた状態でも上方停止位置に停止維持できる昇降棚装置の提供を目的とする。
棚に物を置いた状態でも上方停止位置に棚を停止維持できるようにするために請求項1記載の本発明が採用した手段は、固定部に取付け可能な左右一対の取付部材と、棚と、取付部材の各々と棚の側部との間に設けられ、棚の水平面への投影面が上方停止位置から下方停止位置までの間で少なくとも一部が重なった状態で水平又は略水平姿勢で前記棚を昇降させる左右一対の昇降リンク機構とを備えた昇降棚装置において、前記取付部材と前記棚との間に、降下中の棚の移動を下方停止位置で停止させる下方停止手段と、上昇中の棚の上方停止位置での保持と該保持の解除とを行う保持・解除手段とを設けたことを特徴する昇降棚装置である。
請求項1記載の本発明にあっては、降下中の棚を下方停止位置に下方停止手段で停止させ、また、物を載置した上昇中の棚を保持・解除手段で上方停止位置に保持して停止維持させることができると共に、保持・解除手段の解除で棚を下方停止位置へ向かって降下させることができる。また、棚の水平面への投影面が上方停止位置から下方停止位置までの間で少なくとも一部が重なった状態で棚を昇降させるので、棚が昇降の際に前後に大きく移動せずに使いやすい。
保持・解除手段の構造を簡単にして操作を容易とするために請求項2記載の本発明が採用した手段は、前記保持・解除手段は、前記昇降リンク機構と前記取付部材に設けれたラッチ機構との組合せからなり、前記昇降リンク機構は、係止操作用間隔を開けて平行な上下一対の昇降リンクと、上昇中の上下一対の昇降リンクを上昇限界位置で停止させるストッパとを備えて、各昇降リンクの両端側が取付部材と棚の側部とにそれぞれ枢着され、上記ラッチ機構は、突出方向へ付勢すると共に上昇する昇降リンクで押圧される傾斜案内面を形成した係合片を備えて、各係合片は、上昇限界位置より下方で上下移動する上下一対の昇降リンクによる繰り返す押圧操作を受けると突出位置と後退位置とを択一的に交互に位置を切換え、突出位置では上記係止操作用間隔へ前記係合片が突出して上方の昇降リンクを係止して上方の昇降リンクの降下を停止させ又は上方の昇降リンクより更に上方に位置して垂直投影すると上方の昇降リンクと前記係合片が重なり、また、後退位置では上記係止操作用間隔へ前記係合片がわずかに突出して上昇中の下方の昇降リンク又は降下中の上方の昇降リンクで押圧される請求項1記載の昇降棚装置である。
請求項2記載の本発明にあっては、上昇中の棚を保持・解除手段で保持する場合には、棚と共に上昇中の上下一対の昇降リンクが上昇限界位置へ至る間に、突出位置に待機中の係合片を上昇中の上方の昇降リンクで押圧し、続けて上方の昇降リンクの離れた係合片を係止操作用間隔へ突出させて後退位置とし、更に続けて後退位置の係合片を上昇中の下方の昇降リンクで押圧し、次に、上下一対の昇降リンクを上昇限界位置から棚と共に降下させると、下方の昇降リンクの離れた係合片を係止操作用間隔へ突出させて突出位置とし、続けて降下中の上方の昇降リンクを係合片で係止して、棚を上方停止位置で保持する。また、保持・解除手段で解除して棚を下方停止位置へ向かって降下させる場合には、先ず上下一対の昇降リンクを上昇限界位置まで上昇させて、突出位置に待機中の係合片を上昇する下方の昇降リンクで押圧し、次に、上下一対の昇降リンクを上昇限界位置から棚と共に棚の下方停止位置へ向け降下させる間に、下方の昇降リンクの離れた係合片を係止操作用間隔へ突出させて後退位置とし、続けて降下中の上方の昇降リンクで係合片を再度押圧し、その後に上方の昇降リンクが離れた係合片を突出位置へ突出させ、次に保持・解除手段で保持する次の操作まで待機させる。
保持・解除手段の操作を容易とするために請求項3記載の本発明が採用した手段は、前記保持・解除手段は、前記棚に設けられ、棚の左右両側から係合位置へ突出するように付勢した進退自在な左右一対の係合片と、前記取付部材の各々に設けられ、係合位置の各係合片と係合する係合部と、前記棚に設けられ両係合片を非係合位置まで後退させる解除手段とを備えた請求項1記載の昇降棚装置である。係合部に対する係合片の係合が円滑にできるように、取付部材と摺接する傾斜案内面を係合片に形成することもある。
請求項3記載の本発明にあっては、上昇中の棚を保持・解除手段で保持する場合には、各係合部に、係合位置へ前進した各係合片を係合させて棚を上方停止位置に停止維持させ、また、保持・解除手段の保持を解除して棚を降下させる場合には、解除手段で両係合片を非係合位置まで後退させて係合部との係合を解除して棚を降下させることができる。
請求項1記載の本発明に係る昇降棚装置は、降下する棚を下方停止位置に下方停止手段で停止させ、また、上昇中の棚を保持・解除手段で上方停止位置に保持して物を載置した状態の棚でも上方停止位置に停止維持させることができる。
請求項2記載の本発明に係る昇降棚装置は、取付部材に係合片を設けて保持・解除手段を構成するため保持・解除手段の構造を簡単にできると共に、棚と共に上下一対の昇降リンクを上昇限界位置の近辺で上下移動させることで、上昇中の棚の上方停止位置での保持と、この保持の解除とができるため、保持・解除の操作が容易となる。
請求項3記載の本発明に係る昇降棚装置は、係合位置へ前進する係合片を係合部に係合させ、また、解除手段で係合部に対する係合片の係合を解除することで、上昇中の棚の上方停止位置での保持と、この保持の解除とができるため、保持・解除の操作が容易となる。
本発明に係る昇降棚装置(以下、「本発明棚装置」と言う。)を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図5は第1の実施の形態に係る本発明棚装置1を示すものであり、図1は流し台2の上方に配設した本発明棚装置1の棚5を下方停止位置Lに停止維持させている状態であって、上下方向の中間を省略すると共に取付部材6の一部を破断した右側面断面図、図2は同状態の中間省略した正面図、図3は本発明棚装置1の棚5を上方停止位置Uに停止維持させている状態の中間省略した右側面断面図、図4は保持・解除手段11の左側のラッチ機構20と左側の昇降リンク機構8との関係を示すものであって、(A)〜(E)は上昇中の棚5を上方停止位置Uに保持させまでの各動作を説明する正面断面図、図5は保持・解除手段11の左側のラッチ機構20と左側の昇降リンク機構8との関係を示すものであって、(A)〜(E)は棚5の上方停止位置Uでの保持状態を解除して棚5の降下を可能とする各動作を説明する正面断面図である。
本発明棚装置1は、図1〜図3に示す如く、流し台2の上方に配設した吊り収納キャビネット等からなる左右の固定部3,4の間の空間に設けられるものであって、流し台2の上方で棚5が水平又は略水平姿勢を維持しつつ昇降するようになっている。本発明棚装置1は、固定部3,4に取付け可能な左右一対の取付部材6,7と、棚5と、各取付部材6(7)と棚5の側部5a(5b)との間に設けらた左右一対の昇降リンク機構8,9と、各取付部材6(7)と棚5との間に設けられ、降下中の棚5の移動を下方停止位置Lで停止させる(図1の状態)下方停止手段10と、各取付部材6(7)と棚5との間に設けられ、上昇中の棚5の上方停止位置Uでの保持(図3の状態)と該保持の解除とを行う保持・解除手段11とを備えている。本発明棚装置1は、左右一対の取付部材6,7と左右一対の昇降リンク機構8,9との間の各々にバランス用引張バネ27を設け、棚5の重量よりも軽い力で棚5を昇降操作できるようにしてある。本発明棚装置1は、保持・解除手段11で棚5を上方停止位置Uに保持しているときにも棚5の上方に上方収納空間Dを確保するように配置され、棚5に載置した物Mを上方収納空間Dに収納できるようにしてある。
本例は、吊り収納キャビネット等からなる左右の固定部3,4の間に目隠し板25を横架し、上方停止位置Uで棚5が保持されている本発明棚装置1を手前側から見え難くいように覆い隠して、見栄えよくしてある。
前記左右一対の昇降リンク機構8,9は、棚5の仮想水平面への投影面が上方停止位置Uから下方停止位置Lまでの間で少なくとも一部が重なった状態で水平又は略水平姿勢を維持しつつ棚5を昇降させるように構成してある。本例の昇降リンク機構8,9は、棚5を上方停止位置Uから下方停止位置Lへ向かって降下させるときに、流し台2の上方において手前側(使用者側)から後方(奥側)へ棚5を移動させるようになっており、棚(水切り棚)5から滴下する水を流し台2のシンク2aで受け止めるようにしてある。左右一対の昇降リンク機構8,9は、左右対称に形成され、各昇降リンク機構8(9)は、係止操作用間隔Sを開けて平行に並ぶ上下一対の昇降リンク12,13と、昇降リンク12,13の上昇限界位置A(図4(C)及び図5(B)参照)及び棚5の下方停止位置L(図1参照)で昇降リンク12,13に当接して昇降リンク12,13を停止させるストッパ14とを備え、昇降リンク12,13の両端側を取付部材6(7)と棚5の側部5a(5b)とに枢着15,16,17,18させ、昇降リンク12,13と取付部材6(7)と棚5の側部5a(5b)とからなる平行リンク機構を構成している。前記左右一対の昇降リンク機構8,9は、上方の昇降リンク12,12どうしを連結棒26で連結して、両昇降リンク12,12の間隔を一定にしてある。
上記ストッパ14は、各取付部材6(7)から昇降リンク12,13の係止操作用間隔Sへ突出した突設片で形成され、上方の昇降リンク12との組合せで下方停止手段10を構成して、棚5の下方停止位置Lで昇降リンク12,13を停止させるときには上方の昇降リンク12が当接するようになっている(図1参照)。また、ストッパ14は、昇降リンク12,13を上昇限界位置Aで停止させるとき(図4(C)及び図5(B)の状態)には下方の昇降リンク13の側面13bが当接するようになっている。
前記棚5は、ステンレス鋼素材から形成され、線材を主材とする網状の棚部5cと、棚部5cの前端縁又は後端縁が接合される前後一対の棒状の枠体5d,5eと、手前下方の棒状の連結体5fと、これら枠体5d,5e及び連結体5fの左右端面に接合した左右一対の板状の側部5a(5b)とから構成されている。棚部5cは、網状とすることで水切りができるようなっているが、多孔板で形成することも、また水切り棚としないときには、板材を折り曲げて形成したものを選択することが可能である。
前記保持・解除手段11は、前記左右一対の昇降リンク機構8,9と、前記左右一対の取付部材6,7の各々に設けられた左右一対のラッチ機構20,20との組合せからなる。なお、保持・解除手段11は、図1及び図3では左側のみが示しているが、右側は左側と左右対称となっている。各ラッチ機構20は、図4及び図5に示す如く、取付部材6に取り付けたケーシング21と、ケーシング21内で左右方向へ摺動自在に案内されてケーシング外へ突出する係合片22と、係合片22を突出方向へ付勢するバネ23と、上下一対の昇降リンク12,13の上下移動による繰り返す押圧操作を受ける係合片22が突出位置Bと後退位置Cとを択一的に交互に位置を切換えるための位置切換え機構24とを備えている。係合片22は、下面側に傾斜案内面22aを形成し、上昇中の下方の昇降リンク13で押圧されるときに円滑に後退するようにしてある。また、係合片22は、尖端部を丸めて湾曲させることで、後退位置Cに停止中の尖端部に降下中の上方の昇降リンク12を円滑に当接させて、更にわずかに後退できるようにしてある。上下一対の昇降リンク12,13は、係合片22に当接する箇所に合成樹脂製の緩衝材12a,13aを取り付け、係合片22との当接が円滑に行われるようにしてある。
上記位置切換え機構24は、係合片22に凹設した環状のカム溝24aと、ケーシング21に一端を揺動自在に支持させると共に他端の鉤部をカム溝24aに嵌入させた棒状カム24bとの組合せからなる。係合片22は、突出位置Bへ突出しているときには、上下一対の昇降リンク12,13の係止操作用間隔Sへ突出して上方の昇降リンク12を係止して上方の昇降リンク12の降下を停止させか(図4(E)状態)又は上方の昇降リンク12より更に上方に位置して垂直投影すると上方の昇降リンク12と重なる(図4(A)状態)ようになっている。また、係合片22は、後退位置Cへ後退しているときには、係止操作用間隔Sへ尖端部をわずかに突出して上昇する下方の昇降リンク13で押圧されか(図4(B)参照)又は降下する上方の昇降リンク12で押圧される(図5(C)参照)ようになっている。
前記保持・解除手段11の動作は次のようになっている。下方停止位置Lから上昇させる棚5を保持・解除手段11で保持する場合には、図4に示す如く、使用者が連結体5f(図1参照)等を持ち上げることで、突出位置Bに待機中の係合片22の傾斜案内面22aを上昇中の上方の昇降リンク12(同図(A))で押圧しつつ係合片22を後退させ、続けて上昇中の上方の昇降リンク12の離れた係合片22の尖端部を係止操作用間隔Sへわずかに突出させて後退位置Cとし(同図(B)の状態)、更に続けて後退位置Cの係合片22の尖端部を上昇中の下方の昇降リンク13で押圧しつつ昇降リンク12,13を上昇限界位置Aへ到達させ(同図(C)の状態)、次に、連結体5f(図1参照)等を持ち下げて棚5と共に昇降リンク12,13を降下させ、下方の昇降リンク13の離れた係合片22を係止操作用間隔Sへ突出させて突出位置Bとし(同図(D)の状態)、降下中の上方の昇降リンク12を係合片22で係止して(同図(E)の状態)、棚5を上方停止位置Uで保持する(図3の状態)。
また、保持・解除手段11を解除して上方停止位置Uで保持されている棚5を下方停止位置Lへ向かって降下させる場合には、図5に示す如く、使用者が連結体5f(図1参照)等を若干持ち上げられることで棚5と共に昇降リンク12,13を上昇限界位置A(同図(B)の状態)まで上昇させ、その間に突出位置Bに待機中の係合片22の傾斜案内面22aを上昇する下方の昇降リンク13で押圧し、次に、連結体5f(図1参照)等を持ち下げることで、下方の昇降リンク13の離れた係合片22の尖端部を係止操作用間隔Sへ突出させて後退位置とし(同図(C))、続けて降下中の上方の昇降リンク12で係合片22の尖端部を再度押圧し(同図(D))、その後に上方の昇降リンク12が離れた係合片22を突出位置Bへ突出させ(同図(E))、次に保持・解除手段11で保持する次の操作(図4参照)まで待機させる。保持・解除手段11の保持が解除された左右一対の昇降リンク機構8,9は、棚5と共に降下して、図1及び図2に示すように下方停止手段10により下方停止位置Lに停止する。
本発明棚装置1は、上昇中の棚5を保持・解除手段11で上方停止位置Uに保持することで、棚5に物Mを載置した状態でも棚5を上方停止位置Uで停止維持させることができると共に、保持・解除手段11の解除で棚5を下方停止位置Lへ向かって降下させ、下方停止手段10で下方停止位置Lに停止した棚5に対する物の出し入れ作業が楽にできるようになる。本例の本発明棚装置1は、棚5と共に上下一対の昇降リンク12,13を上昇限界位置Aの近辺で上下移動させる簡単な操作で、上昇中の棚5の上方停止位置Uでの保持と、この保持の解除とができるため、操作性が良く使用者の保持・解除の操作が非常に容易となる。また、本発明棚装置1は、棚5の水平面への投影面が上方停止位置Uから下方停止位置Lまでの間で少なくとも一部が重なった状態で棚5を昇降させるので、棚5が昇降の際に前後に大きく移動せずに使いやすい。
(第2の実施の形態)
図6及び図8は第2の実施の形態に係る本発明棚装置を示すものであり、図6は棚5を上方停止位置Uに保持させている状態の上下方向の中間を省略した右側面断面図である。図7は棚5を下方停止位置Lに停止維持させている状態の上下方向の中間を省略した右側面断面図である。図8は棚5を上方停止位置Uに保持させている状態の要部を拡大して示すものであり、同図(A)は左右方向の中間を省略すると共に、左半分に係合片42の係合状態を示し右半分に係合片42の非係合状態を示した平面断面図、同図(B)は左右方向の中間を省略すると共に、左半分に係合片42の係合状態を示し右半分に係合片42の非係合状態を示した正面断面図である。
本実施の形態に係る本発明棚装置31は、前記第1の実施の形態の本発明棚装置1と保持・解除手段41が相違するだけであり、その他の構成が本発明棚装置1と実質的に同一であり、同一の構成部等については同一の符号で示している。
前記保持・解除手段41は、棚5に設けられ、棚5の左右両側から突出する係合位置Eへ前進させるように付勢した進退自在な左右一対の係合片42,42と、取付部材56,57の各々に設けられ、係合位置Eの各係合片42と係合する係合部44と、棚5に設けられ、両係合片42を非係合位置Fまで後退させる解除手段45とを備えている。
本例の保持・解除手段41は、枠体5dの左右両端側に設けら、各係合片42を進退自在に案内するケーシング46と、各係合片42と各ケーシング46との間に配置した付勢用バネ48と、枠体5dの左右中央に取着した把手52に進退自在に配置した解除ハンドル49と、解除ハンドル49と各係合片42の後端側長孔42bとを連結する二本のケーブル50,50と、各ケーブル50を案内して方向変換する案内具51,51とを備えている。解除手段45は、解除ハンドル49、二本のケーブル50,50及び案内具51,51で構成されることになる。保持・解除手段41は、通常は各係合片42を付勢用バネ48で係合位置Eへ付勢突出させ、解除時に解除ハンドル49を付勢用バネ48,48の反発力に抗して手前に引くと、各係合片42を非係合位置Fまで後退させるようにしてある。各係合片42は、上面側に傾斜案内面42aを形成して、取付部材56(57)に傾斜案内面42aを摺接させることで、係合部44に対する係合動作を円滑に行わせるようにしてある。
前記係合部44は、本例では取付部材56(57)に凹設した凹部で形成されているが、取付部材56(57)に取着した係止突起(図示略)で形成し、係止突起に係合片42の先端部を係止させるようにすることも可能である。
本発明棚装置31は、上昇中の棚5を保持・解除手段41で保持する場合には、係合位置Eへ前進した各係合片42を各係合部44に係合させて棚5を上方停止位置Uに停止維持させて保持し(6図(A)状態)、また、棚5の保持を解除して棚5を降下させる場合には、保持・解除手段41の解除ハンドル49を手前に引いて各係合片42を非係合位置Fまで後退させて係合部44との係合を解除して棚5を降下させ、棚5を下方停止位置Lに下方停止手段10で停止させる。本発明棚装置31は、上昇中の棚5を保持・解除手段41で上方停止位置Uに保持することで、棚5に物を載置した状態でも棚5を上方停止位置Uで停止維持させることができると共に、保持・解除手段41の解除で棚5を下方停止位置Lへ向かって降下させ、下方停止手段10で下方停止位置Lに停止している棚5に対する物の出し入れ作業が楽にできるようになる。
本発明棚装置は、台所の水切り棚に適用する以外に、洗面器や作業机等の上方に昇降自在に配置する棚に適用することも可能である。
本発明棚装置の第1の実施の形態を示すものであり、流し台の上方に配設した本発明棚装置の棚を下方停止位置に停止維持させている状態であって、上下の中間を省略すると共に取付部材の一部を破断した右側面断面図である。 第1の実施の形態における同状態の中間省略した正面図である。 第1の実施の形態において本発明棚装置の棚を上方停止位置に停止維持させている状態の中間省略した右側面断面図である。 第1の実施の形態における保持・解除手段の左側のラッチ機構と左側の昇降リンク機構との関係を示すものであって、(A)〜(E)は棚を上方停止位置に保持させまでの各動作を説明する正面断面図である。 第1の実施の形態における保持・解除手段の左側のラッチ機構と左側の昇降リンク機構との関係を示すものであって、(A)〜(E)は棚の上方停止位置での保持状態を解除して棚の降下を可能とする各動作を説明する正面断面図である。 本発明棚装置の第2の実施の形態を示すものであり、棚を上方停止位置に保持させている状態の上下方向の中間を省略した右側面断面図である。 第2の実施の形態において、棚を下方停止位置に停止維持させている状態の上下方向の中間を省略した右側面断面図である。 第2の実施の形態において、棚を上方停止位置に保持させている状態の要部を拡大して示すものであり、同図(A)は左右方向の中間を省略すると共に、左半分に係合片の係合状態を示し右半分に係合片の非係合状態を示した平面断面図、同図(B)は左右方向の中間を省略すると共に、左半分に係合片の係合状態を示し右半分に係合片の非係合状態を示した正面断面図である。
符号の説明
1…本発明棚装置、3,4…左右の固定部、5…棚、5a,5b…側部、5c…棚部、6,7…左右一対の取付部材、8,9…左右一対の昇降リンク機構、10…下方停止手段、11…保持・解除手段、12,13…上下一対の昇降リンク、14…ストッパ、20…ラッチ機構、21…ケーシング、22…係合片、23…バネ、24…位置切換え機構、24a…カム溝、24b…棒状カム、31…本発明棚装置、41…保持・解除手段、42…係合片、44…係合部、45…解除手段、49…解除ハンドル、A…上昇限界位置、B…突出位置、C…後退位置、D…上方収納空間、E…係合位置、F…非係合位置、U…上方停止位置、L…下方停止位置

Claims (3)

  1. 固定部に取付け可能な左右一対の取付部材と、棚と、取付部材の各々と棚の側部との間に設けられ、棚の水平面への投影面が上方停止位置から下方停止位置までの間で少なくとも一部が重なった状態で水平又は略水平姿勢で前記棚を昇降させる左右一対の昇降リンク機構とを備えた昇降棚装置において、前記取付部材と前記棚との間に、降下中の棚の移動を下方停止位置で停止させる下方停止手段と、上昇中の棚の上方停止位置での保持と該保持の解除とを行う保持・解除手段とを設けたことを特徴する昇降棚装置。
  2. 前記保持・解除手段は、前記昇降リンク機構と前記取付部材に設けれたラッチ機構との組合せからなり、前記昇降リンク機構は、係止操作用間隔を開けて平行な上下一対の昇降リンクと、上昇中の上下一対の昇降リンクを上昇限界位置で停止させるストッパとを備えて、各昇降リンクの両端側が取付部材と棚の側部とにそれぞれ枢着され、上記ラッチ機構は、突出方向へ付勢すると共に上昇する昇降リンクで押圧される傾斜案内面を形成した係合片を備えて、各係合片は、上昇限界位置より下方で上下移動する上下一対の昇降リンクによる繰り返す押圧操作を受けると突出位置と後退位置とを択一的に交互に位置を切換え、突出位置では上記係止操作用間隔へ前記係合片が突出して上方の昇降リンクを係止して上方の昇降リンクの降下を停止させ又は上方の昇降リンクより更に上方に位置して垂直投影すると上方の昇降リンクと前記係合片が重なり、また、後退位置では上記係止操作用間隔へ前記係合片がわずかに突出して上昇中の下方の昇降リンク又は降下中の上方の昇降リンクで押圧される請求項1記載の昇降棚装置。
  3. 前記保持・解除手段は、前記棚に設けられ、棚の左右両側から係合位置へ突出するように付勢した進退自在な左右一対の係合片と、前記取付部材の各々に設けられ、係合位置の各係合片と係合する係合部と、前記棚に設けられ両係合片を非係合位置まで後退させる解除手段とを備えた請求項1記載の昇降棚装置。
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