JP2017084692A - 車両用灯具 - Google Patents

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小泉 浩哉
Hiroya Koizumi
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Abstract

【課題】LEDユニットからの放熱による悪影響を低減できる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具100は、ボディ110と、ボディ110に装着される第1LEDユニット122、第2LEDユニット132、および第3LEDユニット142と、を備える。LEDユニットはそれぞれ、LEDチップ150と、保持部153と、放熱部材156と、放熱部材156の少なくとも一部がボディ110と車体との間に位置するようLEDユニットをボディ110に着脱可能に装着するための着脱部と、を含む。複数のLEDユニットの保持部は、互いに異なる平面上にある
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特にLEDユニットを備える車両用灯具に関する。
従来、高寿命化や消費電力低減などを目的として、光源にLED(Light Emitting Diode)を採用した車両用灯具の開発が進められている。近年では、交換可能なLEDユニットを備える車両用灯具が提案されている(例えば特許文献1)。LEDユニットは、一般に、LEDチップと、LEDチップに電流を供給するLED基板と、当該LEDユニットを車両用灯具のボディに装着するための装着部と、LEDチップが発した熱を放熱するための放熱部材と、を備える。
特開2012−119243号公報
LEDユニットは、LEDチップが灯室内に位置し、放熱部材が灯室外に位置するよう車両用灯具のボディに装着され、LEDチップが発した熱は、放熱部材により灯室外、特に車両用灯具と車両との間に放熱される。LEDユニットの放熱部材からの放熱により、車両用灯具と車両との間に局所的に温度の高い部分が生じると、車両用灯具や車両に悪影響を及ぼしうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、LEDユニットからの放熱による悪影響を低減できる車両用灯具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、ボディと、ボディに装着される複数のLEDユニットと、を備える。複数のLEDユニットはそれぞれ、LEDチップと、LEDチップを支持する平坦な面を有する保持部と、放熱部と、放熱部の少なくとも一部がボディと車体との間に位置するよう当該LEDユニットをボディに着脱可能に装着するための装着部と、を含む。複数のLEDユニットの平坦な面は、互いに異なる平面上にある。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、LEDユニットからの放熱による悪影響を低減できる
第1の実施の形態に係る車両用灯具を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 第2の実施の形態に係る車両用灯具を示す正面図である。 図4のC−C線断面図である。 図4のD−D線断面図である。 図4のE−E線断面図である。 第3の実施の形態に係る車両用灯具を示す正面図である。 図8のF−F線断面図である。 図8のG−G線断面図である。 第1インナーレンズおよび第3インナーレンズとその周辺を示す斜視図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(第1の実施の形態)
図1〜3は、第1の実施の形態に係る車両用灯具100を示す。図1は、車両用灯具100の正面図である。図2、3はそれぞれ、図1のA−A線断面図、図1のB−B線断面図である。図2では、後述する各ランプから照射された光の一部の軌跡が矢印で表されている。車両用灯具100は、例えば車体後部の左右両側にそれぞれ配置され、テールランプ、ターンランプおよびストップランプとして機能する。ここでは車体後方から見て右側に位置する車両用灯具100について説明する。左側の車両用灯具100も基本的に同様の構成を有する。
車両用灯具100は、ボディ110と、透光カバー112と、エクステンション114と、テールランプ120と、ターンランプ130と、ストップランプ140と、を備える。ボディ110は開口を有する箱状に形成される。この開口に透光カバー112が取り付けられる。
テールランプ120、ターンランプ130およびストップランプ140は、ボディ110と透光カバー112とによって形成される灯室116内に配置される。また、灯室116には、エクステンション114が配置される。エクステンション114は特に、ボディ110の開口部とテールランプ120、ターンランプ130およびストップランプ140との間の領域を覆うように配置される。これにより、車両用灯具100の内部構造を隠すことができる。
テールランプ120は、第1LEDユニット122と、第1導光体124と、を含む。第1LEDユニット122は、正面視で車両用灯具100の略中央に位置するよう配置される。また、第1LEDユニット122は、第2棒状体126および第2導光体134(いずれも後述)の後方に配置される。
第1LEDユニット122は、LEDチップ150と、LED基板152と、保持部153と、装着部154と、放熱部材156と、を含む。LEDチップ150は、LED基板152上に配置される。LED基板152は、給電パターン、給電コネクタなどを備え、LEDチップ150に電流を供給する。保持部153は、LED基板152を介してLEDチップ150を支持する。保持部153のLED基板152側の面は平坦に形成される。LEDチップ150が配置されたLED基板152は、その平坦な面153aに固定される。保持部153は、同一部材として、放熱部材156と一体的に構成されてもよい。
装着部154の一端側には保持部153が設けられ、装着部154の他端側には放熱部材156が固定される。装着部154は、第1LEDユニット122を着脱可能にボディ110に固定する。第1LEDユニット122が装着(固定)されるボディ110の部分110aは、灯室116に向けて凹んでいる。ボディ110の部分110aには装着穴111aが形成されており、第1LEDユニット122はこの装着穴111aに挿通された状態でボディ110に装着される。第1LEDユニット122は特に、ボディ110に装着された状態では、LEDチップ150は灯室116内に位置し、放熱部材156の一部は灯室116外に位置するようボディ110に固定される。本実施の形態では、第1LEDユニット122は、放熱部材156の全体が灯室116外に位置するようボディ110に固定される。
装着部154は、例えばバヨネット構造を有していてもよい。この場合、第1LEDユニット122をボディ110の装着穴111aに外側から挿入して回転させることにより、ワンタッチで第1LEDユニット122をボディ110に装着できる。
放熱部材156は、アルミニウムなどの熱伝導率が高い材料によって形成される。放熱部材156は、複数の板状の放熱フィン156aを含む。第1LEDユニット122がボディ110に装着された状態では、複数の放熱フィン156aは、主面Sが水平方向を向いた状態、すなわち隣り合う放熱フィン156aの主面S同士が水平方向で向き合った状態で水平方向に並ぶ。逆に言うと、第1LEDユニット122は、複数の放熱フィン156aの主面Sが水平方向を向き、隣り合う放熱フィン156aの主面S同士が向き合うようボディ110に装着される。LEDチップ150で発生した熱は、LED基板152を介して放熱部材156に伝わり、灯室116外に位置する放熱フィン156aから放熱される。
第1導光体124は、アクリルなどの透明樹脂を例えば押出成形することにより形成される。第1導光体124は、細長い棒状の部材である第1棒状体125と、第2棒状体126と、第3棒状体127と、を含む。第1棒状体125は、正面視で車両用灯具100の上方を左右方向に延びるよう配置される。第2棒状体126は、正面視で車両用灯具100の上下方向の略中央を左右方向に延びるよう配置される。第3棒状体127は、正面視で車両用灯具100の下方を左右方向に延びるよう配置される。
第1棒状体125、第2棒状体126、第3棒状体127は、一端側がひとつに束ねられ、その端面は第1LEDユニット122からの光を入射させるための入射面124aを構成する。入射面124aには、第1LEDユニット122からの光が反射しないように、例えばARコーティング(anti-reflective coating)などの表面処理が施されていてもよい。
第2棒状体126の後面126aには、第2棒状体126内を進む光を前面126bに向けて内面反射させるための複数のステップ(不図示)が、第2棒状体126の延在方向に沿って形成されている。各ステップの形状は、例えば三角柱形状であってもよい。
第1LEDユニット122から出射された光の一部は、入射面124aから第2棒状体126内に入射する。第2棒状体126に入射した光は、全反射を繰り返しながら第2棒状体126内を他端面126cに向かって進む。第2棒状体126内を進む間に第2棒状体126の後面126aに設けられたステップに入射した光は、前面126bに向けて反射され、その一部が前面126bから出射される。第2棒状体126の延在方向に沿って設けられた各ステップにおいて同様の反射が生じることにより、第2棒状体126の前面126bのほぼ全ての領域から光が出射され、第2棒状体126はライン状に発光する。
第1棒状体125、第3棒状体127は、第2棒状体126と同様に構成される。第2棒状体126と同様に、第1棒状体125にも、第1LEDユニット122から出射された光の一部が入射し、第1棒状体125の前面125bのほぼ全ての領域から光が出射され、第1棒状体125はライン状に発光する。また、第3棒状体127にも、第1LEDユニット122から出射された光の一部が入射し、第3棒状体127の前面127bのほぼ全ての領域から光が出射され、第3棒状体127はライン状に発光する。これにより、テールランプ120は3本のライン状に発光する。
ターンランプ130は、第2LEDユニット132と、第2導光体134と、を含む。第2LEDユニット132は、正面視で上下方向の略中央で、第1LEDユニット122および第3LEDユニット142(いずれも後述)よりも車両外側に位置するよう配置される。第2LEDユニット132は特に、エクステンション114の後方に配置される。
第2LEDユニット132は、第1LEDユニット122と同様の構成を有する。第2LEDユニット132は、第1LEDユニット122と同様に、灯室116に向けて凹んだボディ110の部分110bに装着される。ボディ110の部分110bには装着穴111bが形成されており、第2LEDユニット132はこの装着穴111bに挿通された状態でボディ110に装着される。
第2導光体134は、比較的幅広くて横長の板状に形成され、正面視で上下方向の略中央を帯状に左右方向に延びるよう配置される。第2導光体134は特に、第2棒状体126の前方に配置される。第2導光体134は、その一端面に第2LEDユニット132からの光を入射させるための入射面134aを有する。入射面134aには、第2LEDユニット132からの光が反射しないように、例えばARコーティングなどの表面処理が施されている。第2導光体134の後面134bには、第2導光体134内を進む光を前面134cに向けて内面反射させるための複数のステップ(不図示)が、第2導光体134の延在方向に沿って帯状に形成されている。各ステップの形状は、例えば三角柱形状であってもよい。
第2LEDユニット132から出射された光の一部は、入射面134aから第2導光体134内に入射する。第2導光体134に入射した光は、全反射を繰り返しながら第2導光体134内を他端面134dに向かって進む。第2導光体134内を進む間に第2導光体134の後面134bに設けられたステップ(不図示)に入射した光は、前面134cに向けて反射され、その一部が前面134cから出射される。第2導光体134の延在方向に沿って設けられた各ステップにおいて同様の反射が生じることにより、前面134cの略全領域から光が出射され、第2導光体134は帯状に発光する。つまり、ターンランプ130は帯状に発光する。
ストップランプ140は、第3LEDユニット142と、第1反射部材144と、2つの第2反射部材146と、を含む。第3LEDユニット142は、正面視で上下方向の略中央で、第1LEDユニット122および第2LEDユニット132よりも車両内側に位置するよう配置される。第3LEDユニット142は特に、第1LEDユニット122と同様に、第2棒状体126および第2導光体134の後方に配置される。
第3LEDユニット142は、第1LEDユニット122と同様の構成を有する。第3LEDユニット142は、第1LEDユニット122と同様に、灯室116に向けて凹んだボディ110の部分110cに装着される。ボディ110の部分110cには装着穴111cが形成されており、第3LEDユニット142はこの装着穴111cに挿通された状態でボディ110に装着される。
第1反射部材144は、第3LEDユニット142が発する光の光路上に配置される。本実施の形態では、第1反射部材144は、第3LEDユニット142と前後方向で対向するよう配置される。すなわち、第1反射部材144は、第3LEDユニット142と第2棒状体126および第2導光体134との間に配置される。
第1反射部材144は、その後方側に、第3LEDユニット142と対向する反射面144aを有する。反射面144aは例えば、第3LEDユニット142の光軸を中心軸とする回転放物面を基調とする形状を有する。反射面144aは、第3LEDユニット142からの光を2つの第2反射部材146に向けて反射させる。
2つの第2反射部材146は、第1反射部材144からの反射光の光路上に配置される。本実施の形態では、2つの第2反射部材146は、上下で第3LEDユニット142を挟むよう配置される。上側に位置する第2反射部材146は特に、正面視で第1棒状体125と第2導光体134との上下方向の隙間に位置するよう配置される。下側に位置する第2反射部材146は特に、正面視で第3棒状体127と第2導光体134との上下方向の隙間に位置するよう配置される。
2つの第2反射部材146はそれぞれ、その前方側に、反射面146aを有する。反射面146aで反射された光は概ね、第1棒状体125と第2導光体134との間と、第3棒状体127と第2導光体134との間を通って灯具前方、すなわち車両後方に照射される。これにより、ストップランプ140は、上下の2箇所で発光する。
第1LEDユニット122、第2LEDユニット132、および第3LEDユニット142と、ボディ110は、図3に示されるように、各LEDユニットの保持部153(より具体的にはそれらの面153a)が互いに異なる平面上に位置するよう構成される。具体的には、第1LEDユニット122、第2LEDユニット132、および第3LEDユニット142と、ボディ110は、第1LEDユニット122の保持部153の面153aを含む面、第2LEDユニット132の保持部153の面153aを含む面、および第3LEDユニット142の保持部153の面153aを含む面が、それぞれ交差するよう構成される。別の言い方をすると、第1LEDユニット122、第2LEDユニット132、および第3LEDユニット142と、ボディ110は、第1LEDユニット122の保持部153の面153aの法線、第2LEDユニット132の保持部153の面153aの法線、および第3LEDユニット142の保持部153の面153aの法線が、互いに非平行となるよう構成される。さらに別の言い方をすると、第1LEDユニット122、第2LEDユニット132、および第3LEDユニット142と、ボディ110は、第1LEDユニット122の光軸の向き、第2LEDユニット132の光軸の向き、および第3LEDユニット142の光軸の向きが互いに異なるよう構成される。
例えば、第1LEDユニット122をボディ110に装着するための装着穴111aが形成されるボディ110の部分110aの平坦な底面113a、第2LEDユニット132をボディ110に装着するための装着穴111bが形成されるボディ110の部分110bの平坦な底面113b、第3LEDユニット142をボディ110に装着するための装着穴111cが形成されるボディ110の部分110cの平坦な底面113cが、互いに異なる平面上に位置するよう形成されることによってこれが実現される。
以上説明した本実施の形態に係る車両用灯具100よると、第1LEDユニット122、第2LEDユニット132、および第3LEDユニット142と、ボディ110は、各LEDユニットの保持部が互いに異なる平面上に位置するよう構成される。この場合、各LEDユニットの放熱部材156は互いに異なる方向を向くことになる。
ここで、放熱部材156からの放熱によって温められた空気は車両用灯具100と車体との間を上昇する。上昇した空気は、車体との間で熱交換が行われて冷却され、車体に沿って下降する。これにより、車両用灯具100と車体との間には対流が生じる。図2、3には、第3LEDユニット142の放熱部材156による対流が白抜の矢印C3で示される。また、図3には、第1LEDユニット122の放熱部材156による対流が白抜きの矢印C1で示され、第2LEDユニット132の放熱部材156による対流が白抜きの矢印C2で示される。
上述のように、各LEDユニットの放熱部材156は互いに異なる方向を向いているため、各放熱部材156に起因する対流の向きは、図3に示されるように互いに異なる。つまり、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、車両用灯具100と車体との間に、様々な向きの対流が生じるため、車両用灯具100と車体との間に局所的に熱くなる部分が生じるのを抑止できる。
また、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、各LEDユニットが取り付けられるボディ110の部分は灯室116に向けて凹んでいる。これにより、凹んでいない場合と比べて、車両用灯具100の後方へのLEDユニットの出っ張りを抑えることができる。
また、本実施の形態に係る車両用灯具100では、テールランプ120およびターンランプ130は導光体を含む。導光体はLEDユニットからの光を比較的自由に曲げられるため、その入射面の位置を自由に変えることが可能となる。したがって、LEDユニットの位置を自由に変えることが可能となる。つまり、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、LEDユニットの配置自由度を高めることができる。
また、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、各LEDユニットの放熱部材156の複数の放熱フィン156aは、主面Sが水平方向を向いた状態で、すなわち隣り合う放熱フィン156aの主面S同士が水平方向で向き合った状態で水平方向に並ぶ。ここで、温かい空気は上昇するため放熱フィン156aからの放熱によって温められた空気は上昇するところ、放熱フィン156aは主面Sが水平方向を向くよう並んでいるため、温められた空気は放熱フィン156aと放熱フィン156aの隙間を通って上昇しうる。つまり、放熱フィン156aからの放熱によって温められた空気は、他の放熱フィン156aによって妨げられずに上昇できる。その結果、比較的流れの速い対流を生じさせることができる。
また、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、テールランプとして機能させた場合は3本のライン状に発光し、ターンランプとして機能させた場合は帯状に発光し、ストップランプとして機能させた場合は上下の2箇所で発光する。つまり、テールランプとして機能させた場合、ターンランプとして機能させた場合、またはストップランプとして機能させた場合でそれぞれ光り方が異なる。したがって、後方を走行する車両のユーザは、テールランプ、ターンランプ、またはストップランプのいずれが点灯しているか確実に認識できる。したがって、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、安全性が向上する。
また、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、テールランプの第2導光体134(特に第2棒状体126)の前方にターンランプの第2導光体134が配置される。また、正面視でテールランプの第2導光体134(特に第1棒状体125、第3棒状体127)とターンランプの第2導光体134との隙間にストップランプの第2反射部材146が配置される。つまり、本実施の形態に係る車両用灯具100によると、車両用灯具100のスペースを有効に活用できるため、車両用灯具100を小型化できる。また、第1LEDユニット122と第3LEDユニット142は、幅広の第2導光体134の後方に配置される。また、第2LEDユニット132は、エクステンション114の後方に配置される。これにより、第1LEDユニット122、第2LEDユニット132および第3LEDユニット142は外部から視認しにくいよう隠されるため、車両用灯具100の意匠性が向上する。
(第2の実施の形態)
図4〜7は、第2の実施の形態に係る車両用灯具200を示す。図4は、車両用灯具200の正面図である。図4は図1に対応する。図5〜7はそれぞれ、図4のC−C線断面図、D−D線断面図、E−E線断面図である。図5では、後述する
車両用灯具200は、ボディ110と、透光カバー112と、エクステンション114と、テールランプ220と、ターンランプ230と、ストップランプ240と、を備える。
テールランプ220は、第1LEDユニット122と、第1導光体224と、を含む。第1LEDユニット122は、正面視で車両用灯具200の上方、かつ、中心よりも車両外側に位置するよう配置される。
第1導光体224は、正面視で、比較的広い範囲を占めるよう(すなわち上下左右方向に比較的大きく)形成される。例えば、第1導光体224は、正面視において当該第1導光体224が占める領域が、正面視において車両用灯具200が占める領域の約50%以上となるよう形成される。また、本実施の形態では、第1導光体224は、正面視で横向きの略U字状の形状を有する。
ターンランプ230は、第2LEDユニット132と、第2導光体234と、インナーレンズ236と、を含む。第2LEDユニット132は、正面視で車両用灯具200の下方、かつ、中心よりも車両外側に位置するよう配置される。第2導光体234は、棒状に形成され、車両用灯具200の下方を左右方向に延びるよう配置される。
第2導光体234は、第1の実施の形態の各導光体と同様に構成される。すなわち、第2LEDユニット132から出射された光の一部は、第2導光体234の入射面234aから入射し、第2導光体234に入射した光は、全反射を繰り返しながら第2導光体234内を他端面234dに向かって進む。第2導光体234内を進む間に第2導光体234の後面234bに設けられたステップ(不図示)に入射した光は、前面234cに向けて反射され、その一部が前面234cから出射される。第2導光体234の延在方向に沿って設けられた各ステップにおいて同様の反射が生じることにより、前面234cの略全域から光が出射される。
インナーレンズ236は、比較的幅広くて横長の板状に形成され、正面視で車両用灯具200の下方を帯状に左右方向に延びるよう配置される。インナーレンズ236は特に、第2導光体234の前方に配置される。インナーレンズ236には、例えば光を散乱させる拡散剤が配合される。また、インナーレンズ236には、その表面にいわゆるシボ加工が施されてもよい。あるいはまた、インナーレンズ236の表面には、光を拡散させるためのステップが形成されてもよい。これらにより、インナーレンズ236は帯状に発光する。つまり、ターンランプ230は、帯状の薄い光の後ろにライン状の光が見えるよう発光する。
ストップランプ240は、第3LEDユニット142と、第1反射部材244と、3つの第2反射部材246と、を含む。第3LEDユニット142は、正面視でテールランプ220の下方、かつ、中心よりも車両内側に位置するよう配置される。第3LEDユニット142は特に、第1導光体224、第2導光体234、およびインナーレンズ236の後方に配置される。
第1反射部材244は、第3LEDユニット142が発する光の光路上に配置される。本実施の形態では、第1反射部材244は、第3LEDユニット142と前後方向で対向するよう配置される。すなわち、第1反射部材244は、第3LEDユニット142と第2導光体234およびインナーレンズ236との間に配置される。
第1反射部材244は、その後方側に、第3LEDユニット142と対向する反射面244aを有する。反射面244aは例えば、第3LEDユニット142の光軸を中心軸とする回転放物面を基調とする形状を有する。反射面244aは、第3LEDユニット142からの光を3つの第2反射部材246に向けて反射させる。
3つの第2反射部材246は、第1反射部材244からの反射光の光路上に配置される。本実施の形態では、3つの第2反射部材246は、車両用灯具200の上方に横並びに配置される。3つの第2反射部材246は特に、第1導光体224の後方に位置するよう配置される。
3つの第2反射部材246はそれぞれ、その前方側に、反射面246aを有する。反射面246aで反射された光は概ね、第1導光体224を透過して灯具前方、すなわち車両方向に照射される。
以上説明した本実施の形態に係る車両用灯具200によると、第1の実施の形態に係る車両用灯具100によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態に係る車両用灯具200によると、テールランプの後方にターンランプおよびストップランプが配置される。これにより、車両用灯具200のスペースを有効に活用でき、車両用灯具200を小型化できる。
また、テールランプの後方にターンランプおよびストップランプが配置されるため、車両用灯具200全体の大きさを抑えつつも、テールランプの第1導光体224を、正面視で、比較的広い範囲を占めるよう形成できる。すなわち、テールランプを比較的大きな面で発光させることができる。これにより、後方を走行する車両のユーザに、より確実に自車両の存在を知らしめることができ、安全性を向上できる。つまり、本実施の形態に係る車両用灯具200によると、比較的小型でありつつも、安全性を向上できる車両用灯具を実現できる。
(第3の実施の形態)
図8〜10は、第3の実施の形態に係る車両用灯具300を示す。図8は、車両用灯具300の正面図である。図9は図1に対応する。図9、10はそれぞれ、図8のF−F線断面図、G−G線断面図である。なお、図9、10では、透光カバー112の表示を省略する。図11は、第1インナーレンズ328および第3インナーレンズ344とその周辺を示す斜視図である。
車両用灯具300は、ボディ110と、透光カバー112と、エクステンション114と、テールランプ320と、ターンランプ330と、ストップランプ340と、を備える。
テールランプ320は、第1LEDユニット122と、第1導光体324と、2つの第1インナーレンズ328と、を含む。第1LEDユニット122は、正面視で車両用灯具300の上方、かつ、中心より僅かに車両内側に位置するよう配置される。
第1導光体324は、細長い棒状の部材である第1棒状体325と、第2棒状体326と、を含む。第1棒状体325と第2棒状体326は、互いに上下に離間して、正面視で車両用灯具300の中央を左右方向に延びるよう配置される。第1棒状体325、第2棒状体326は、一端側がひとつに束ねられ、その端面は第1LEDユニット122からの光を入射させるための入射面(不図示)を構成する。
第1導光体324は、第1の実施の形態の各導光体と同様に構成される。すなわち、すなわち、第1LEDユニット122から出射された光の一部は、第1導光体324の入射面から入射し、全反射を繰り返しながら第1棒状体325内を進む。第1棒状体325内を進む間に第1棒状体325内の後面325aに設けられたステップ(不図示)に入射した光は、前面325bに向けて反射され、その一部が前面325bから出射される。第1棒状体325の延在方向に沿って設けられた各ステップにおいて同様の反射が生じることにより、前面325bの略全域から光が出射され、第1棒状体325はライン状に発光する。また、第1棒状体325と同様に、第2棒状体326にも、第1LEDユニット122から出射された光の一部が入射し、第2棒状体326の全面326bのほぼ全ての領域から光が出射され、第2棒状体326はライン上に発光する。
第1棒状体325および第2棒状体326の前方には、それぞれ第1インナーレンズ328が設けられている。2つの第1インナーレンズ328はそれぞれ、第1棒状体325、第2棒状体326の形状に沿って延在している。本実施の形態では、2つの第1インナーレンズ328は、後述の第3インナーレンズ344の前面側に、第3インナーレンズ344と一体に設けられる。
第1インナーレンズ328には、例えば光を散乱させる拡散剤が配合される。また、第1インナーレンズ328には、その表面にいわゆるシボ加工が施されてもよい。あるいはまた、第1インナーレンズ328の表面には、光を拡散させるためのステップが形成されてもよい。この場合、2つの第1インナーレンズ328は、第1棒状体325、第2棒状体326から出射された光によって発光する。
ターンランプ330は、第2LEDユニット132と、第2導光体334と、第2インナーレンズ336と、を含む。第2LEDユニット132は、正面視で車両用灯具200の下方、かつ、中心よりも車両外側に位置するよう配置される。
第2導光体334は、細長い棒状の部材である第1棒状体337と、第2棒状体338と、を含む。第1棒状体337と第2棒状体338は、互いに上下に離間して、正面視で車両用灯具300の下方を左右方向に延びるよう配置される。第1棒状体337、第2棒状体338は、一端側がひとつに束ねられ、その端面は第2LEDユニット132からの光を入射させるための入射面(不図示)を構成する。
第2導光体334は、第1の実施の形態の各導光体と同様に構成される。すなわち、すなわち、第2LEDユニット132から出射された光の一部は、第2導光体334の入射面から入射し、全反射を繰り返しながら第1棒状体337内を進む。第1棒状体337内を進む間に第1棒状体337内の後面337aに設けられたステップ(不図示)に入射した光は、前面337bに向けて反射され、その一部が前面337bから出射される。第1棒状体337の延在方向に沿って設けられた各ステップにおいて同様の反射が生じることにより、前面337bの略全域から光が出射され、第1棒状体337はライン状に発光する。また、第1棒状体337と同様に、第2棒状体338にも、第2LEDユニット132から出射された光の一部が入射し、第2棒状体338の全面338bのほぼ全ての領域から光が出射され、第2棒状体338はライン上に発光する。これにより、ターンランプ330は2本のライン状に発光する。
第2インナーレンズ336は、比較的幅広くて横長の板状に形成され、正面視で車両用灯具300の下方を帯状に左右方向に延びるよう配置される。第2インナーレンズ336は特に、第2導光体334の前方に配置される。第2インナーレンズ336には、例えば光を散乱させる拡散剤が配合される。また、第2インナーレンズ336には、その表面にいわゆるシボ加工が施されてもよい。あるいはまた、第2インナーレンズ336の表面には、光を拡散させるためのステップが形成されてもよい。この場合、第2インナーレンズ336は、第2導光体334から出射された光によって帯状に発光する。つまり、ターンランプ330は、帯状の薄い光の後ろに2本のライン状の光が見えるよう発光する。
ストップランプ340は、第3LEDユニット142と、第3インナーレンズ344と、を含む。第3LEDユニット142は、正面視で車両用灯具300の中心より僅かに上方で、かつ、中心よりも僅かに車両外側に位置するよう配置される。また、第3LEDユニット142は、第3インナーレンズ344の後方に配置される。
第3インナーレンズ344は、直接光出射部344aと、反射光出射部344bと、を含む。直接光出射部344aは、第3LEDユニット142の正面およびその近傍に設けられる。第3LEDユニット142から出射された光の一部は、後面である入射面344cから直接光出射部344aに入射し、直接光出射部344a内で内面反射することなく、前面344dから灯具前方、すなわち車両後方に向けて直接出射される。
反射光出射部344bは、直接光出射部344aの左右両端から、前側ほど互いに離れるよう前方に延びる。第3LEDユニット142から出射された光の一部は、直接光出射部344aの入射面344cに連続する入射面344eから反射光出射部344bに入射し、後面344fに入射する。後面344fに入射した光は、前面344gに向けて反射され、前面344gから出射される。
以上説明した本実施の形態に係る車両用灯具300にると、第1の実施の形態に係る車両用灯具100によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。
以上、実施の形態に係る車両用灯具の構成と動作について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(第1変形例)
第1〜3の実施の形態では、車両用灯具が車体後部に配置され、テールランプ、ターンランプおよびストップランプとして機能する場合について説明したが、これに限られず、車両用灯具は、テープランプ、ターンランプおよびストップランプのうちの少なくとも1つとして機能してもよい。
(第2変形例)
第1〜3の実施の形態では、車両用灯具が車体後部に配置され、テールランプ、ターンランプおよびストップランプとして機能する場合について説明したが、これに限られず、第1〜3の実施の形態の技術的思想は車両用灯具が車体前部に配置される前照灯である場合にも適用できる。
100 車両用灯具、 110 ボディ、 110a 部分、 112 透光カバー、 116 灯室、 122 第1LEDユニット、 132 第2LEDユニット、 142 第3LEDユニット、 150 LEDチップ、 152 LED基板、 153 保持部、 154 装着部、 156 放熱部材。

Claims (5)

  1. ボディと、
    前記ボディに装着される複数のLEDユニットと、を備え、
    前記複数のLEDユニットはそれぞれ、LEDチップと、前記LEDチップを支持する平坦な面を有する保持部と、放熱部と、前記放熱部の少なくとも一部が前記ボディと車体との間に位置するよう当該LEDユニットを前記ボディに着脱可能に装着するための装着部と、を含み、
    前記複数のLEDユニットの前記平坦な面は、互いに異なる平面上にあることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ボディとの間に灯室を形成する透光カバーを備え、
    前記LEDユニットが装着される前記ボディの部分は、灯室内に向けて凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記複数のLEDユニットからの光を灯具前方に照射する導光体を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記複数のLEDユニットはそれぞれ、水平方向に並設された複数の放熱フィンを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用灯具。
  5. ボディと、
    前記ボディに固定されるLEDと、
    前記LEDからの光を灯具前方に投影する光学部材と、を備え、
    前記光学部材は、(a)入射された光を直接出射させる直射光出射部と、前記直射光出射部の外周側に接続され、入射された光を後面で内面反射させ、前面から出射させる反射光出射部と、を含む第1光学部材と、(b)入射された光が内面反射を繰り返しながら内部を進行するよう構成された第2光学部材と、を含むことを特徴とする車両用灯具。
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