JP2017212066A - 車両用灯具 - Google Patents

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一穂 中島
Kazuo Nakajima
一穂 中島
陽介 伏屋
Yosuke Fushiya
陽介 伏屋
大樹 柴田
Daiki Shibata
大樹 柴田
祐輔 平野
Yusuke Hirano
祐輔 平野
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Abstract

【課題】互いに隣り合う発光ユニット同士の間の隙間を明るくすることで、隣り合う発光ユニット同士の一体感を高めた車両用灯具の提供を目的とする。
【解決手段】隙間を介して第1の方向に並ぶ一対の発光ユニットを備えた車両用灯具において、これらの発光ユニットは、第1の方向に沿って並ぶ複数の光源と、光源から入射した光を第1の方向直交する第2の方向に向けて出射するレンズ体と、を有し、一方の発光ユニットの複数の光源は、階段状に配列された複数の第1の光源と、隙間を向く第2の光源と、を含み、レンズ体は、第1の光源から出射された光を内部に入射させる第1の入射部と、第2の光源から出射された光を内部に入射させる第2の入射部と、第2の入射部から入射した光を隙間の第2の方向側に向けて内面反射する内面反射部と、を有する、車両用灯具。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用灯具に関する。
従来から、複数の光源とこれらの光源から出射した光を後方に向けて導光する導光部品とを備えた車のライト(発光ユニット)が知られている(例えば特許文献1)。
実用新案登録第3201360号公報
車両には、リッドランプとリアコンビネーションランプのように、隙間を介して互いに隣り合う一対の発光ユニットが設けられる場合がある。このような発光ユニット同士の間の隙間には、各発光ユニットからの光が届き難いため、隙間部分が暗部となり意匠性が悪化するという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みて提案されたものであり、互いに隣り合う発光ユニット同士の間の隙間を明るくすることで、隣り合う発光ユニット同士の一体感を高めた車両用灯具の提供を目的とする。
本発明の一態様としての車両用灯具は、隙間を介して第1の方向に並ぶ第1の発光ユニットと第2の発光ユニットとを備えた車両用灯具において、第1および第2の発光ユニットは、前記第1の方向に沿って並ぶ複数の光源と、前記光源から入射した光を前記第1の方向と直交する第2の方向に向けて出射するレンズ体と、をそれぞれ有し、前記第1の発光ユニットの前記複数の光源は、前記第2の方向を向き前記第2の発光ユニットから離れるに従い前記第2の方向に向かうように階段状に配列された複数の第1の光源と、前記第2の発光ユニット側を向く第2の光源と、を含み、前記第1の発光ユニットの前記レンズ体は、前記第1の光源から出射された光を内部に入射させる第1の入射部と、前記第2の光源から出射された光を内部に入射させる第2の入射部と、前記第2の入射部から入射した光を前記第1の発光ユニットと前記第2の発光ユニットとの間の隙間の第2の方向側に向けて内面反射する内面反射部と、を有する。
この構成によれば、第1および第2の発光ユニットの間の隙間に、第2の光源からの光を到達させて隙間を明るくすることができる。これにより、第1の発光ユニットと第2の発光ユニットとの間の境界が目立ちにくくなり、第1および第2の発光ユニットの一体感を高めることができる。
上記の車両用灯具において、前記第2の光源が、複数の前記第1の光源同士の間の段差部に位置する、構成としてもよい。
この構成によれば、第2の光源を第2の発光ユニット側を向かせて配置する際に、第1および第2光源を繋ぐ配線(又はフレキシブル基板)を自然に取回すことができる。したがって、組み立て工程を容易とする発光ユニットを構成できる。
また、この構成は、第2の光源に対し第1の光源が第2の発光ユニット側に位置することを意味する。第1の光源は、第2の方向を向く光源であり、第2の発光ユニットにできるだけ近づけて配置することで隙間の近傍における第1の発光ユニットの発光を均一とすることができる。これにより、第1の発光ユニットと第2の発光ユニットとの一体感を高めることができる。
上記の車両用灯具において、前記第2の光源は、前記第1の光源同士の間の複数の段差部のうち第2の発光ユニットに最も近い段差部に位置する、構成としてもよい。
この構成によれば、第2の光源を第1の発光ユニットと第2の発光ユニットとの間の隙間に近づけることができる。これにより、第2の光源から出射された光が、隙間に達するまでに減衰することを抑制して、少ない光量で隙間を効果的に明るくすることができる。
また、この構成によれば、第2の光源を内面反射部に近づけることできる。これにより、内面反射部における第2の光源から出射した光の捕捉率を高めることができ、高効率で光を隙間の第2の方向側に向けて反射できる。
上記の車両用灯具において、前記第1の発光ユニットの前記レンズ体は、前記第1の入射部の側方に位置し前記第1の入射部から入射した光を第2の方向に内面反射させる側方内面反射部を有し、前記第2の入射部は、前記側方内面反射部に位置している、構成としてもよい。
この構成によれば、側方内面反射部が設けられていることで、第1の光源から出射され、第1の入射部からレンズ体の内部に入射した光を高効率で第2の方向に向けることができる。すなわち、第1の光源から出射した光の利用効率を高めることができる。
また、この構成によれば、側方内面反射部の反対側に第2の入射部を配置する。側方内面反射部は、第1の入射部から入射した光を第2の方向に向けるために、前後方向に対して傾いている。したがって、第2の入射部も前後方向対して傾いており、第2の入射部から入射した光は、前方に向かって屈折する。これにより、第2の入射部から入射した光の、内面反射部への入射角を大きくして内面反射部において高効率で全反射させることができる。
上記の車両用灯具において、前記内面反射部の面積は、前記第2の入射部の面積より広い、構成としてもよい。
この構成によれば、内面反射部を十分広く確保することができ、内面反射部において第2の入射部から入射した光の捕捉率を高めて高効率で隙間の第2の方向側に向けて内面反射することができる。
上記の車両用灯具において、前記第1および第2の光源は、同一のフレキシブル基板に実装されている、構成としてもよい。
この構成によれば、製造工程において、第1および第2の光源を、フレキシブル基板とともに一体的に扱うことができるため、組み立て作業を容易とすることができる。
上記の車両用灯具において、前記第1の発光ユニットの前記レンズ体は、前記第2の発光ユニットと対向し前記内面反射部において内面反射した光を出射する隙間側出射面を有し、前記隙間側出射面には、光拡散パターンが形成されている、構成としてもよい。
この構成によれば、隙間側出射面に光拡散パターンが形成されることで、隙間側出射面における光の内面反射を抑制して、光を隙間の第2の方向側に向けて高効率で出射することができる。すなわち、光の利用効率を高めて隙間の第2の方向側を十分に明るくすることができる。
本発明によれば、互いに隣り合う発光ユニット同士の間の隙間を明るくすることで、隣り合う発光ユニット同士の一体感を高めた車両用灯具を提供できる。
実施形態の車両用灯具を搭載する車両の後方斜視図。 実施形態の車両用灯具1を上方向から見た断面図。 図2に示す領域IIIの拡大図。
以下、実施形態の車両用灯具1について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、本実施形態で説明に用いる図面では、3次元直交座標系としてXYZ座標系を用いる場合がある。以下、XYZ座標系において、Z軸方向とは車両用灯具1の光軸と平行な方向であり、X軸方向は車両用灯具1を搭載する車両の左右方向と平行な方向であり、Y軸方向とはZ軸方向及びX軸方向とそれぞれ直交する方向である。また、Z軸方向を車両前後方向、X軸方向を車両左右方向又は第1の方向、Y軸方向を車両上下方向、+Z側を車両前方側、−Z側を車両後方側又は第2の方向、+Y側を単に上方側、−Y側を下方側と称す場合もある。
(車両)
図1は、本実施形態の車両用灯具1を搭載する車両100の後方斜視図である。
図1に示すように、車両100の後部には、トランクの蓋として機能するトランクリッド2が設けられている。また、車両100の後部には、トランクリッド2と車両後部ボディ3との間を跨いで車両用灯具1が設けられている。
車両用灯具1は、トランクリッド2側にリッドランプユニット(第1の発光ユニット)10を有し、車両後部ボディ3側にリアコンビネーションランプユニット(第2の発光ユニット)50を有する。
なお、リアコンビネーションランプユニット50とは、ブレーキランプ、ウィンカーランプおよびバックランプが一体となったランプユニットである。
トランクリッド2は、トランクの上部を開放するために、車両前方側の端縁を中心として開閉する。したがって、車両用灯具1において、リッドランプユニット10とリアコンビネーションランプユニット50との間には隙間4が設けられている。車両用灯具1において、隙間4の背面側には光源が配置されていないために、リッドランプユニット10とリアコンビネーションランプユニット50とを同時に点灯した場合に隙間4が暗部となりやすい。本実施形態の車両用灯具1の目的は、隙間4をリッドランプユニット10およびリアコンビネーションランプユニット50の点灯と同様の明るさとすることで、暗部の形成を抑制することにある。
(車両用灯具)
図2は、車両用灯具1を上方向から見た断面図である。なお、図2に示す車両用灯具1は、車両100に搭載された一対の車両用灯具のうち車両100の進行方向左方に配置されている。
図2に示すように、車両用灯具1は、車両中央側に位置するリッドランプユニット(以下、第1の発光ユニット)10と、車両側部側に位置するリアコンビネーションランプユニット(以下、第2の発光ユニット)50と、を有する。第1の発光ユニット10と第2の発光ユニット50は、隙間4を介して、車両左右方向(X軸方向、第1の方向)に並んで配置されている。
第1および第2の発光ユニット10、50は、それぞれ複数の光源20、60とレンズ体40、70とを有する。複数の光源20、60は、車両左右方向に沿って並んでいる。また、レンズ体40、70は、光源20、60から入射した光を車両後方側(−Z方向、第2の方向)に向けて出射する。本実施形態において、光源20、60は、LED光源である。
(第1の発光ユニット)
第1の発光ユニット10は、車両後方に向けて開口する筐体36と、筐体36の開口を覆うアウターレンズ38と、複数の光源20と、光源20を実装するフレキシブル基板30と、フレキシブル基板30を冷却する放熱板35と、レンズ体40と、を有する。
筐体36は、車両前方側の壁面を構成する背面部37を有する。背面部37は、車両左右方向(X軸方向)に延びる複数の横板37aと、車両前後方向(Z軸方向)に延びる複数の縦板37bと、を有する。横板37aと縦板37bは、車両左右方向に沿って交互に並んでいる。横板37aの車両中央側の端部が縦板37bの車両前方側の端部と接続されている。また、横板37aの車両側部側の端部が、縦板37bの車両後方側の端部と接続されている。これにより、背面部37は、車両の側部から中央側に向かって徐々に車両後方側に向かうように階段状に形成されている。
アウターレンズ38は、レンズ体40の外側(車両後方側)に配置されている。レンズ体40から車両後方側に向かって出射された光は、アウターレンズ38を通過して車両100の外側(車両後方)を照射する。
フレキシブル基板30には、光源20が実装されている。フレキシブル基板30の光源20が実装される部分の裏面には放熱板35が固定されている。放熱板35は、放熱性の良い金属材料(例えばアルミニウム合金)からなる。放熱板35は、筐体36の背面部37に機械的に固定されている。
複数の光源20は、複数の第1の光源21と1つの第2の光源22とを含む。第1の光源21は、車両後方側を向けて配置されている。第2の光源22は、車両側部側(すなわち、第2の発光ユニット50側)を向けて配置されている。
複数の第1の光源21は、階段状に並ぶ複数の横板37aにそれぞれ1個または2個ずつフレキシブル基板30および放熱板35を介して固定されている。複数の第1の光源21は、車両の側部から中央側に向かって(すなわち第2の発光ユニット50から離れるに従い)、車両後方側(第2の方向)に向かうように階段状に配列されている。本実施形態では、各横板37aに固定される第1の光源21は、1個又は2個であるが、各横板37aに固定される第1の光源21の個数は所望の配光性能に応じて適宜設定することができる。
第2の光源22は、フレキシブル基板30および放熱板35を介して、筐体36の縦板37bに固定されている。第2の光源22は、複数の第1の光源21同士の間の複数の段差部25のうち第2の発光ユニット50に最も近い段差部25Aに位置する。
レンズ体40は、複数の光源20(すなわち、第1の光源21および第2の光源22)に対して車両後方側に配置されている。レンズ体40は、第1の光源21に対向して配置される複数の第1の入射部41と、第2の光源22に対向して配置される第2の入射部42と、車両後方側を向く出射部43と、内面反射部45と、側方内面反射部46と、が設けられている。
複数の第1の入射部41は、それぞれ対向する第1の光源21から出射された光をレンズ体40の内部に入射させる。上述したように、複数の第1の光源21は、階段状に配列されている。第1の入射部41は、複数の第1の光源21の配列に沿って段差状に形成されている。レンズ体40は、段違いに形成された第1の入射部41同士の間にレンズ側段差部44を有する。レンズ側段差部44は、第1の光源21同士の間の段差部25に対向する。
図3は、図2に示す領域IIIの拡大図であり、複数の第1の入射部41のうち第2の発光ユニット50の最も近くに位置する第1の入射部41およびその近傍の構成を説明するための図である。
図3に示すように第1の入射部41は、中央入射面41aと、中央入射面41aの左右方向両側に位置する一対の側方入射面41bと、を有する。
第1の入射部41の中央入射面41aは、第1の光源21の正面に位置している。本実施形態において、中央入射面41aは、第1の光源21の光軸L21と直交する平坦面である。中央入射面41aには、第1の光源21から出射する光のうち比較出射角の小さい光が入射する。中央入射面41aは、第1の光源21から出射された光を光軸L21に平行に近づけるように屈折させて、レンズ体40の内部に導く。
第1の入射部41の側方入射面41bは、第1の光源21の光軸L21と平行に延びる面である。側方入射面41bには、第1の光源21から出射する光のうち比較的出射角の大きな光が入射する。また、側方入射面41bの左右方向両側には、側方内面反射部46が設けられている。
側方内面反射部46は、車両後方側に向かうに従い第1の光源21の光軸L21から離れるように傾斜する面である。側方内面反射部46は、側方入射面41bから入射した光を車両後方側(−Z方向、第2の方向)に内面反射させる。
図3に示すように、側方内面反射部46は、第2の光源22と向き合って配置される。側方内面反射部46は、第2の光源22からの光を入射させる第2の入射部42として機能する。すなわち、第2の入射部42は、側方内面反射部46に位置している。
第2の入射部42は、側方内面反射部46と同様の構成を有し、車両後方側に向かうに従い第1の光源21の光軸L21から離れるように傾斜する。第2の入射部42は、入射した光Lを車両後方側に向かうように屈折させる。第2の入射部42から入射した光Lは、レンズ体40の内部を通過して内面反射部45に入射する。第2の入射部42において、光Lが車両後方側に向かうように屈折することで、内面反射部45に入射する際の入射角を大きくすることができる。これにより、内面反射部45において高効率で内面反射させることができる。
内面反射部45は、車両後方側に向かうに従い第1の光源21の光軸L21から離れるように傾斜する。内面反射部45は、第2の発光ユニット50と隣り合う側方内面反射部46の傾斜と連続して形成されている。図2に示すように、内面反射部45の傾斜角度は、第2の入射部42から入射した光Lを第1の発光ユニット10と第2の発光ユニット50との間の隙間4の車両後方側に向けて内面反射するように設定されている。
本実施形態において、内面反射部45は、平坦面である。しかしながら、内面反射部45には、隙間4の車両後方側に向けて高効率で光を反射するためのプリズム面が形成されていてもよい。
内面反射部45の面積は、第2の入射部42の面積より広いことが好ましい。これにより、内面反射部45を十分広く確保することができる。さらに、内面反射部45において第2の入射部42から入射した光の捕捉率を高めることができ、高効率で隙間4の車両後方側に向けて内面反射することができる。
図2に示すように、出射部43は、正面出射面43aと隙間側出射面43bとを有する。
正面出射面43aは、第1の光源21の光軸L21と略直交する。すなわち、正面出射面43aは、鉛直方向および車両左右方向に沿って延びている。正面出射面43aは、第1の光源21から出射された光を車両後方側に出射する。本実施形態において正面出射面43aには、プリズム面が形成されており、プリズム面により出射光を適切な方向に屈折させる。
隙間側出射面43bは、レンズ体40の左右方向側面側に位置する。隙間側出射面43bは、第2の発光ユニット50と対向する。隙間側出射面43bは、第2の光源22から出射され内面反射部45において内面反射した光を隙間4の車両後方側に向けて出射する。隙間側出射面43bには、シボ等による光拡散パターンが形成されていることが好ましい。内面反射部45において内面反射した光は、隙間側出射面43bへ大きな入射角で入射する。このため、光は隙間側出射面43bにおいて内面反射しやすい。隙間側出射面43bに光拡散パターンが形成されることで、隙間側出射面43bにおける光の内面反射を抑制しつつ隙間4の車両後方側に光を拡散しながら出射することができる。これにより、光の利用効率を高めることができる。
また、隙間側出射面43bには、プリズム面が形成されていてもよい。この場合、プリズム面は、隙間側出射面43bにおいて光の内面反射を抑制しつつ光を隙間4の車両後方側に出射する。
(効果)
本実施形態によれば、第1および第2の発光ユニット10、50の間の隙間4に、第2の光源22からの光Lを到達させて隙間4を明るくすることができる。これにより、第1の発光ユニット10と第2の発光ユニット50との間の境界が目立ちにくくなり、第1および第2の発光ユニット10、50の一体感を高めることができる。
また、本実施形態によれば、第1の発光ユニット10の第2の光源22が、第1の光源21同士の間の段差部25に位置している。したがって、第2の光源22を第2の発光ユニット50側を向かせて配置する際に、第1および第2の光源21、22を繋ぐフレキシブル基板30を自然に取回すことができ、組み立て工程を容易とする発光ユニットを構成できる。
また、本実施形態によれば、第2の光源22は、複数の段差部25のうち第2の発光ユニット50に最も近い段差部25Aに位置するため、第2の光源22を隙間4に近づけることができる。これにより、第2の光源22から出射された光が、隙間4に達するまでに減衰することを抑制して、少ない光量で隙間4を効果的に明るくすることができる。加えて、第2の光源22は、内面反射部45にも近づくため、内面反射部45における第2の光源22から出射した光の捕捉率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、第1の光源21が第2の光源22に対し第2の発光ユニット50側に位置する。すなわt、第1の光源21を隙間4にできるだけ近づけて配置することができ、隙間4の近傍における第1の発光ユニット10の発光を均一とすることができる。これにより、点灯時の第1の発光ユニット10と第2の発光ユニット50との一体感を高めることができる。
また、本実施形態によれば、第2の入射部42は、側方内面反射部46に位置している。すなわち、第2の入射部42と側方内面反射部46とは、傾斜する面を共有している。これにより、第1の発光ユニット10を車両左右方向および車両前後方向にコンパクトに構成できる。加えて、第1の入射部41が傾斜面を有することで、光を車両後方側に屈折させることができ、内面反射部45への入射角を大きくして内面反射部45における反射率を高めることができる。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態の構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
例えば、上述の実施形態では、第2の光源22の光軸L22が、第1の光源21の光軸L21に対して上下方向から見て直交する場合を例示した(図3参照)。しかしながら、第2の光源22の光軸L22は、第2の発光ユニット50側を向いていれば、必ずしも第1の光源21の光軸L21と直交する必要は無く、車両左右方向(X軸方向)に対して傾斜していてもよい。
また、上述の実施形態では、第2の光源22は、複数の段差部25のうち、第2の発光ユニット50に最も近い段差部25Aにのみ配置される場合を例示した。しかしながら、第2の光源22は、他の段差部25に配置されていてもよく、複数の段差部25にそれぞれ設けられていてもよい。さらに、第2の光源22は、一つの段差部25に複数配置されていてもよい。
また、上述の実施形態では、リッドランプユニット(第1の発光ユニット)10から隙間4の車両後方側に向けて光を出射して隙間4の暗部形成を抑制する場合について説明した。しかしながら、上述に説明した構成をリアコンビネーションランプユニット(第2の発光ユニット)50側に設けることで、リアコンビネーションランプユニット50側から隙間4に光を出射してもよく、また、両方から光を出射してもよい。
1…車両用灯具、4…隙間、10…第1の発光ユニット(リッドランプユニット)、50…第2の発光ユニット(リアコンビネーションランプユニット)、20…光源、21…第1の光源、22…第2の光源、25…段差部、30…フレキシブル基板、40…レンズ体、41…第1の入射部、42…第2の入射部、45…内面反射部、46…側方内面反射部、100…車両

Claims (7)

  1. 隙間を介して第1の方向に並ぶ第1の発光ユニットと第2の発光ユニットとを備えた車両用灯具において、
    第1および第2の発光ユニットは、前記第1の方向に沿って並ぶ複数の光源と、前記光源から入射した光を前記第1の方向と直交する第2の方向に向けて出射するレンズ体と、をそれぞれ有し、
    前記第1の発光ユニットの前記複数の光源は、前記第2の方向を向き前記第2の発光ユニットから離れるに従い前記第2の方向に向かうように階段状に配列された複数の第1の光源と、前記第2の発光ユニット側を向く第2の光源と、を含み、
    前記第1の発光ユニットの前記レンズ体は、前記第1の光源から出射された光を内部に入射させる第1の入射部と、前記第2の光源から出射された光を内部に入射させる第2の入射部と、前記第2の入射部から入射した光を前記第1の発光ユニットと前記第2の発光ユニットとの間の隙間の第2の方向側に向けて内面反射する内面反射部と、を有する、
    車両用灯具。
  2. 前記第2の光源が、複数の前記第1の光源同士の間の段差部に位置する、
    請求項1記載の車両用灯具。
  3. 前記第2の光源は、前記第1の光源同士の間の複数の段差部のうち第2の発光ユニットに最も近い段差部に位置する、
    請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記第1の発光ユニットの前記レンズ体は、前記第1の入射部の側方に位置し前記第1の入射部から入射した光を第2の方向に内面反射させる側方内面反射部を有し、
    前記第2の入射部は、前記側方内面反射部に位置している、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用灯具。
  5. 前記内面反射部の面積は、前記第2の入射部の面積より広い、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用灯具。
  6. 前記第1および第2の光源は、同一のフレキシブル基板に実装されている、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用灯具。
  7. 前記第1の発光ユニットの前記レンズ体は、前記第2の発光ユニットと対向し前記内面反射部において内面反射した光を出射する隙間側出射面を有し、
    前記隙間側出射面には、光拡散パターンが形成されている、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の車両用灯具。
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