JP2017082565A - ガードフェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】歩車道を分離すべく車道と歩道の境付近に連続して設置しても、空所を有して遮蔽物とならずに周辺の視認性が良く、曲線区間への設置にも好適な剛性のガードフェンスを提供する。【解決手段】プレキャストコンクリート製の、縦孔を有して筒状をなす支持ブロック1、棒状部材の長手方向両側に縦孔2aを貫設した中間ブロック2、中間ブロック2の縦孔2a上部を閉塞して盲孔とした天端ブロック3と、鋼製で杭状の支柱20とからなり、立設せる各支柱20に、夫々支持ブロック1を、その縦孔を挿通して路面に設置させ、中間ブロック2をその両側の縦孔2aを支持ブロック1から上突出する支柱20に挿通して載置するとともに、中間ブロック2間に架け渡して天端ブロック3を載置すべく、その両側の盲孔を両中間ブロック2の一端で上突出する支柱20に挿入して、支持ブロック1上での中間ブロック2と天端ブロック3を、千鳥状に連続させる。【選択図】図1

Description

本発明は、道路の車道と歩道の境付近で、歩車道分離と歩道への走行車両の逸脱進入を阻止する剛性のガードフェンスに関するものである。
従来、剛性でコンクリート製のガードフェンスとして、例えば下記の特許文献1に開示される如く、車道に面して衝突車両に対応する壁本体が、下方に向って僅かなテーパ状となされた断面が中実な背高台形状で、且つ、その長さが長尺なフェンスが知られている。
特開平7−42124号公報
しかしながら、かかる従来のフェンスは、剛性を維持すべくコンクリート製基礎や基礎杭との一体化に加え、それ自体長尺なものを、長さ方向端面に設けた突条と受溝の係合や、予め定着したPC鋼材の連結で、車両進行方向へ更に長大化するガートフェンスを形成するものである。
従って、このガードフェンスを道路の車道と歩道の境付近で歩車道分離に用いた際は、中実背高の壁本体が隔たりとなり、景観を害するうえに、車道側、歩道側共にその反対側の状況を視認できずに危険の察知や回避に戸惑うという問題点があった。
又、それ自体長尺なために、道路曲線区間への設置に不向きで、短尺化したとしても、その曲率半径に合わせるべく屈折設置したフェンス相互の継手部に上下で不揃いな目開きが生じ、一連の分離壁としての一体感に欠けるという問題点もあった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、主として、歩車道を分離すべく車道と歩道の境付近に連続して設置しても、空所を有して遮蔽物とならずに歩車道何れ側からも周辺の視認性が良く、又、曲線区間への設置にも好適な剛性のガードフェンスを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のガードフェンスは、請求項1記載の如く、道路に連続して設置するものであって、以下プレキャストコンクリート製の、縦孔を有して筒状をなす支持ブロック、棒状部材の長手方向両側に該方向間での距離Lをもって縦孔を貫設した中間ブロック、該中間ブロックの縦孔上部を閉塞して盲孔とした天端ブロックと、所定の方向Y及び前記中間ブロックの距離Lと同寸の間隔をもって路面に立設する鋼製で杭状の支柱とからなり、立設せる各支柱に、夫々丈持ブロックを、その縦孔を挿通して路面に設置させ、中間ブロックを2個の支持ブロック上に渡り、その両側の縦孔を支持ブロックから上突出する支柱に挿通して載置するとともに、相隣る中間ブロック間に架け渡して天端ブロックを載置すべく、その両側の盲孔を両中間ブロックの一端で上突出する支柱に挿入して、支持ブロック上での中間ブロックと天端ブロックを、支柱の方向Yに沿い千鳥状に連続させるものである。
又、本発明のガードフェンスは、請求項2記載の如く、請求項1のガードフェンスにおいて、支持ブロックの外郭が円形、中間ブロック及び天端ブロックの棒状部材両端が円弧状で、支柱、縦孔及び盲孔が夫々断面円形となされたものである。
又、本発明のガードフェンスは、請求項3記載の如く、請求項1又は請求項2のガードフェンスにおいて、支柱の上位に水平な貫通孔が設けられ、該貫通孔と連通する横穴が天端ブロックの外側からその盲孔に向けて穿設されるとともに、貫通孔と横穴に渡り固定杆が挿通されてなるものである。
本発明の請求項1記載のガードフェンスは、道路に連続して設置する際、以下プレキャストコンクリート製の、縦孔を有して筒状をなす支持ブロック、棒状部材の長手方向両側に該方向間での距離Lをもって縦孔を貫設した中間ブロック、該中間ブロックの縦孔上部を閉塞して盲孔とした天端ブロックと、所定の方向Y及び前記中間ブロックの距離Lと同寸の間隔をもって路面に立設する鋼製で杭状の支柱とからなり、立設せる各支柱に、夫々支持ブロックを、その縦孔を挿通して路面に設置させ、中間ブロックを2個の支持ブロック上に渡り、その両側の縦孔を支持ブロックから上突出する支柱に挿通して載置するとともに、相隣る中間ブロック間に架け渡して天端ブロックを載置すべく、その両側の盲孔を両中間ブロックの一端で上突出する支柱に挿入して、支持ブロック上での中間ブロックと天端ブロックを、支柱の方向Yに沿い千鳥状に連続させるものであるため、地中に埋設して定着した杭状の支柱と、該支柱に挿通又は挿入した支持ブロック、中間ブロック及び天端ブロックが一体化した剛性のガードフェンスを連続させて構築でき、歩車道分離とともに歩道への走行車両の逸脱進入を阻止することができる。
又、支持ブロック上で棒状部材からなる中間ブロックと天端ブロックが千鳥状に連続することで、支柱の方向Yにおいて、中間ブロックの上下に幅広の空所が、又、天端ブロックの下に幅広背高の空所が形成され、一連のガードフェンスに渡って夫々空所が千鳥状に表出することとなり、かかる空所が人車の往来等、歩車道間での見通しを良好にして、ドライバーや歩行者に注意の喚起や危険の予知感を派生させることができる。
更に、壁状の遮蔽物とならないから、周囲に無機質感や圧迫感を与えず、景観保全にも好適である。
又、本発明の請求項2記載のガードフェンスは、請求項1記載の支持ブロックの外郭が円形、中間ブロック及び天端ブロックの棒状部材両端が円弧状で、支柱、縦孔及び盲孔が夫々断面円形であるために、支柱を軸として、これに挿通又は挿入する支持ブロック、中間ブロック及び天端ブロックが回動自在となって連設時の方向性を問わず、道路曲線区間の曲率半径に沿わせて立設した支柱にも支障なく挿通又は挿入できて、屈曲せる一連のガードフェンスとしての一体性を損ねることがない。
又、円弧基調の前記各ブロックが、一連のガードフェンスに丸味感を付与して、景観性を更に向上させる。
又、本発明の請求項3記載のガードフェンスは、請求項1又は請求項2記載の支柱の上位に水平な貫通孔が設けられ、該貫通孔と連通する横穴が天端ブロックの外側からその盲孔に向けて穿設されるとともに、貫通孔と横穴に渡り固定杆が挿通されてなるために、該固定杆によって支柱に天端ブロックが物理的に固定され、連続形成されるガードフェンスの一体性、即ち、剛性度合が高められて、前記車両の逸脱進入阻止を更に的確に行うことができる。
本発明のガードフェンスの一実施の形態を示す斜視図。 本発明のガードフェンスの一実施の形態の変形例を示す斜視図。 本発明のガードフェンスを構成する支持ブロック示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は(イ)のA−A断面図。 本発明のガードフェンスを構成する中間ブロック示し、(イ)の左半部は正面図、同右半部は(ロ)のB−B断面図、(ロ)は平面図、(ハ)は左右側面図、(ニ)は(イ)のC−C断面図。 本発明のガードフェンスを構成する天端ブロック示し、(イ)の左半部は正面図、同右半部は(ロ)のD−D断面図、(ロ)は平面図、(ハ)は左右側面図、(ニ)は(イ)のE−E断面図。 本発明のガードフェンスの一実施の形態を示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図。 図6における連設部の拡大図を示し、(イ)は一部平面図、(ロ)は同正面図、(ハ)は(イ)のF−F断面図、(ニ)は(ロ)のG−G断面図。 本発明のガードフェンスを構成する天端ブロックの他例を示し、(イ)は半裁平面図、(ロ)は(イ)のH−H断面図、(ハ)は左右側面図、(ニ)は連設部の一部断面図。 本発明のガードフェンスの構成材の変形例を示し、(イ)は連設部の一部平面図、(ロ)は同正面図、(ハ)は(ロ)のJ−J断面図。 本発明のガードフェンスの構成材の変形例を示し、(イ)は連設部の一部平面図、(ロ)は同正面図、(ハ)は(ロ)のK−K断面図、(ニ)は(ロ)のL−L断面図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のガードフェンスの一実施の形態を示す斜視図であり、10は、本実施形態に係るガードフェンスであって、プレキャストコンクリート製の支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3と、鋼製で杭状の支柱20とから剛性を有してなり、道路の車道Sと歩道Hの境界付近で、道路縦断に沿う方向Yの路面上に、起立、且つ、上記各ブロックの連設箇所を距離L毎とし、連続して構築されるものである。
上記、本実施形態のガードフェンス10をなす支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3の構成を詳述すると、支持ブロック1は、図3(イ)乃至(ハ)に示す如く、比較的扁平な円筒体の上下外周縁に面取りを施すとともに、その断面円形の縦孔1aを、後述する支柱20の外径より稍大きくした口径で、孔縁に鋼管4を一体的に嵌着して形成するものである。
次に、中間ブロック2は、図4(イ)乃至(ニ)に示す如く、断面が略矩形で横長をなす棒状部材の長手方向両側に、該方向間での距離Lをもって上記支持ブロック1の縦孔1aと同様の構成からなる縦孔2aを貫設するとともに、棒状部材の両側は、縦孔2aを環状に囲繞する如くなされて平面視円弧状の膨出部2cが形成され、且つ、かかるブロックの上下外周縁に渡り面取りを施してなるものである。
又、天端ブロック3は、図5(イ)乃至(ニ)に示す如く、上記中間ブロック2における両側の縦孔2aを、その上部が閉塞して棒状部材に内蔵する盲孔3aとした点を除き、上記中間ブロック2の構成と同様にしてなるものである。
しかして、本実施形態に係るガードフェンス10は、図1、図6及び図7に示す如く、先ず、鋼製でその外径が、前記支持ブロック1及び中間ブロック2の縦孔1a、2aや天端ブロック3の盲孔3aの口径より稍小さい断面円形の支柱20を、道路の車道Sと歩道Hの境付近で、道路縦断の方向Yに沿うとともに、上記縦孔2a間、盲孔3a間の距離Lと同寸の間隔、並びに、衝突車両に耐え得る適宜深さをもって、所望本数分を地盤へ略垂直状に打込み、且つ、所定高さ(支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3が積重ねられた際の、縦孔1a、2a及び盲孔3aによる連通穴の高さ以内)を路面から杭状に立設させる。
次に、立設せる各支柱20に、夫々支持ブロック1を、その縦孔1aを挿通して路面に設置させる。続いて、中間ブロック2を、2個の支持ブロック1上に渡り、その両側の縦孔2aを支持ブロック1から上突出する支柱20に挿通して載置し、この2個の支持ブロック1と1個の中間ブロック2による積重ね状態を所定の方向Yに繰返し連続させる。
そして、相隣る中間ブロック2間に架け渡して天端ブロック3を載置すべく、その両側の盲孔3aを両中間ブロック2の一端で上突出する支柱20に挿入し、これを覆い隠して、支持ブロック1上での中間ブロック2と天端ブロック3を、支柱20の所定の方向Yに沿って千鳥状に連続させてなるものである。
尚、ガードフェンス10の端末処理は、図1及び図6(イ)の左端に示す如く、中間ブロック2に換えて変形タイプの支持ブロック1’(支持ブロック1を少許嵩高くしたもの)を介在させて行うものである。
従って、地中に適宜深さを打込んで定着した杭状の支柱20と、該支柱20に挿通又は挿入した支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3が一体化して、連続せる剛性のガードフェンス10が構成されて、歩車道分離と共に走行車両が車道Sから逸脱してガードフェンス10に衝突しても、フェンス自体が変形を伴わずに衝突車両の歩道Hへの進入を阻止するものある。
又、千鳥状に連続してなる棒状部材としての中間ブロック2と天端ブロック3によって支柱20の方向Yに、中間ブロック2の上下には幅広の空所30を、又、天端ブロック3の下には幅広背高の空所30を形成して、一連のガードフェンス10に渡って夫々空所30を千鳥状に表出させることで、かかる空所30が人車の往来等、歩道Hと車道Sとの間での見通しを良好にして、ドライバーや歩行者に注意の喚起や危険の予知感を派生させるものである。
更に、空所30が点在して壁状の遮蔽物とならず、周囲に無機質感や圧迫感を与えないうえに、円弧基調の前記各ブロックが、一連のガードフェンス10に丸味感を付与して、道路景観の保全にも好適である。
図2は、上記一実施の形態の変形例を示す斜視図であり、本変形例に係るガードフェンス10は、道路曲線区間への設置を示し、前述の通り、支柱20、縦孔1a、2a及び盲孔3aが夫々近似寸法の断面円形であることを要件として、支柱20を軸とし、これに挿通又は挿入する縦孔1a、2a又は盲孔3aを介して支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3が回動自在となって連設時の方向性を問わず、道路曲線区間の曲率半径に沿う方向Yに合わせるとともに、距離Lをもって立設した杭状の支柱20にも縦孔1a、2a又は盲孔3aを支障なく挿通又は挿入できて、屈曲せる一連のガードフェンス10としての一体性を損ねることなく設置できる。
尚、本変形例では曲線区間を例示したが、本発明に係るガードフェンス10は、これに限定されず、歩道Hの隅切部や終端部等である角度を持って局所的に屈折する区間、ひいては、ジグザグ状の区間にも、上記回動性を利して適宜に設置できるものである。
図8は、他の天端ブロックを示し、本天端ブロック3は、上記一実施の形態に係るガードフェンス10を構成する天端ブロック3に固定手段を具備したもので、詳しくは、図8(イ)乃至(ハ)に示す如く、棒状部材の両端で平面視円弧状に形成された膨出部3cの外側から盲孔3aに向け、且つ、後述のボルト6頭を収納するべく設けた凹部5から水平方向に横孔3bを穿設(鋼管4も貫通)するとともに、該横孔3bに背向してインサートナット7(鋼管4を貫通)を盲孔3aに植設し、棒状部材に内蔵せしめてなるのもである。
しかして、ガードフェンス10の連設にあっては、図8(ニ)に示す如く、中間ブロック2の一端で上突出する支柱20の上位には、上記横孔3bと連通するべく水平な貫通孔20aが穿設され、天端ブロック3の中間ブロック2上への載置に際し、その盲孔3aを支柱20に挿入してこれを覆い隠すとともに、天端ブロック3と支柱20との間で夫々連通する横孔3bと貫通孔20aに渡り固定杆21としてのボルト6を挿通し、且つ、対面するインサートナット7と螺合して天端ブロック3を支柱20に固定するものである。
この連設によれば、支柱20に天端ブロック3が物理的に固定され、連続形成されるガードフェンス10の一体性、即ち、剛性度合が一層高められるとともに、万一の天端ブロック3の離脱が防止されて、前記衝突車両の歩道Hへの進入阻止を更に的確に行うものである。
尚、上記固定手段によれば、固定杆21としてのボルト6が天端ブロック3の外観に裸出せず好ましいが、これに限定されず、例えて、膨出部3cの正面側から固定杆21としての長ボルトで支柱20を串刺しし、背面側でナットを螺合して固定する等、適宜に変更可能で、要は、天端ブロック3の外側からの固定杆21で支柱20との一体性を保てるものであればよい。
図9及び図10は、本発明のガードフェンス10を構成する支柱及び各ブロックの変形例を示し、先ず、図9(イ)乃至(ハ)に示すものは、支柱20が角鋼、支持ブロック1が角筒状で、中間ブロック2と天端ブロック3の略矩形をなす棒状部材の両側にある膨出部2c、3cが平面視略正方形となされ、各ブロックの上下外周縁に渡り面取りが施されるとともに、その縦孔1a、2a、盲孔3aが、支柱20の角鋼に対応して、夫々断面角形となされたものである。
又、図10(イ)乃至(ニ)に示すものは、支柱20が鋼製丸パイプ、各ブロックが上端に丸味を有して下端に向け先窄み状となる外側形状を基調として、支持ブロック1がかかる外側形状をもって支柱20を囲繞する略逆円錐台状、中間ブロック2と天端ブロック3がその両側に膨出部を有さずに、前記外側形状をもって支柱20を二分の一囲繞するとともに、棒状部材を連続成型して、該棒状部材が略逆台形状に形成されてなり、且つ、各縦孔1a、2a、盲孔3aが、支柱20の丸パイプに対応して、夫々断面円形となされたものである。
尚、図10に示すガードフェンス10にあっては、一連の中間ブロック2と天端ブロック3における棒状部材の外側形状が下端に向けて先窄み状をなし、該棒状部材に衝突する車両の荷重を下方への鉛直分力に分解する作用をもって、衝突車両のフェンス乗り越えを未然に防止する効果を奏するものである。
尚又、本発明のガードフェンス10は、必ずしも上記実施形態や変形例のものに限定されず、本発明の意図する範囲内で適宜変更されてもよい。
例えば、中間ブロック2、天端ブロック3の長さや棒状部材の断面形状、又、縦孔2a、盲孔3aの形状(鋼管4の有無含む)と位置、更に、支持ブロック1の具体的態様、更に又、構成されるフェンスの高さを含め、これらは自由で、ガードフェンス10を設置する道路状況等に応じて適宜に設定されればよいし、支柱20の断面形状や立設間隔、埋設深さも適宜に相応されればよい。
1 支持ブロック
1a 縦孔
2 中間ブロック
2a 縦孔
3 天端ブロック
3a 盲孔
3b 横孔
4 鋼管
5 凹部
6 ボルト
7 インサートナット
10 ガードフェンス
20 支柱
20a 貫通孔
21 固定杆
30 空所
L 距離
Y 方向
H 歩道
S 車道
本発明は、道路の車道と歩道の境付近で、歩車道分離と歩道への走行車両の逸脱進入を阻止する剛性のガードフェンスに関するものである。
従来、剛性でコンクリート製のガードフェンスとして、例えば下記の特許文献1に開示される如く、車道に面して衝突車両に対応する壁本体が、下方に向って僅かなテーパ状となされた断面が中実な背高台形状で、且つ、その長さが長尺なフェンスが知られている。
特開平7−42124号公報
しかしながら、かかる従来のフェンスは、剛性を維持すべくコンクリート製基礎や基礎杭との一体化に加え、それ自体長尺なものを、長さ方向端面に設けた突条と受溝の係合や、予め定着したPC鋼材の連結で、車両進行方向へ更に長大化するガードフェンスを形成するものである。
従って、このガードフェンスを道路の車道と歩道の境付近で歩車道分離に用いた際は、中実背高の壁本体が隔たりとなり、景観を害するうえに、車道側、歩道側共にその反対側の状況を視認できずに危険の察知や回避に戸惑うという問題点があった。
又、それ自体長尺なために、道路曲線区間への設置に不向きで、短尺化したとしても、その曲率半径に合わせるべく屈折設置したフェンス相互の継手部に上下で不揃いな目開きが生じ、一連の分離壁としての一体感に欠けるという問題点もあった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、主として、歩車道を分離すべく車道と歩道の境付近に連続して設置しても、空所を有して遮蔽物とならずに歩車道何れ側からも周辺の視認性が良く、又、曲線区間への設置にも好適な剛性のガードフェンスを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のガードフェンスは、請求項1記載の如く、道路に連続して設置するものであって、以下プレキャストコンクリート製の、縦孔を有して筒状をなす支持ブロック、棒状部材の長手方向両側に該方向間での距離Lをもって縦孔を貫設した中間ブロック、該中間ブロックの縦孔上部を閉塞して盲孔とした天端ブロックと、所定の方向Y及び前記中間ブロックの距離Lと同寸の間隔をもって路面に立設する鋼製で杭状の支柱とからなり、支持ブロックは、その縦孔が立設せる各支柱に挿通した状態で路面に設置され、中間ブロックは、その両側の縦孔が前記支持ブロックから上突出する支柱に挿通した状態で2個の支持ブロック上に渡って載置され、天端ブロックは、相隣る中間ブロック間に架け渡した状態で、且つ、その両側の盲孔が各中間ブロックの一端で上突出する支柱に挿入した状態で載置され、支持ブロック上での中間ブロックと天端ブロック、支柱の方向Yに沿い連続して千鳥状に配置されてなるものである。
又、本発明のガードフェンスは、請求項2記載の如く、請求項1のガードフェンスにおいて、支持ブロックの外郭が円形、中間ブロック及び天端ブロックの棒状部材両端が円弧状で、支柱、縦孔及び盲孔が夫々断面円形となされたものである。
又、本発明のガードフェンスは、請求項3記載の如く、請求項1又は請求項2のガードフェンスにおいて、支柱の上位に水平な貫通孔が設けられ、該貫通孔と連通する横穴が天端ブロックの外側からその盲孔に向けて穿設されるとともに、貫通孔と横穴に渡り固定杆が挿通されてるものである。
本発明の請求項1記載のガードフェンスは、道路に連続して設置する際、以下プレキャストコンクリート製の、縦孔を有して筒状をなす支持ブロック、棒状部材の長手方向両側に該方向間での距離Lをもって縦孔を貫設した中間ブロック、該中間ブロックの縦孔上部を閉塞して盲孔とした天端ブロックと、所定の方向Y及び前記中間ブロックの距離Lと同寸の間隔をもって路面に立設する鋼製で杭状の支柱とからなり、支持ブロックは、その縦孔が立設せる各支柱に挿通した状態で路面に設置され、中間ブロックは、その両側の縦孔が前記支持ブロックから上突出する支柱に挿通した状態で2個の支持ブロック上に渡って載置され、天端ブロックは、相隣る中間ブロック間に架け渡した状態で、且つ、その両側の盲孔が各中間ブロックの一端で上突出する支柱に挿入した状態で載置され、支持ブロック上での中間ブロックと天端ブロック、支柱の方向Yに沿い連続して千鳥状に配置されてなるものであるため、地中に埋設して杭状に定着した状態の支柱と、該支柱に挿通又は挿入した状態の支持ブロック、中間ブロック及び天端ブロックが一体化した状態で、剛性のガードフェンスを連続設置でき、歩車道分離とともに歩道への走行車両の逸脱進入を阻止することができる。
又、支持ブロック上で棒状部材からなる中間ブロックと天端ブロックが連続して千鳥状に配置されることで、支柱の方向Yにおいて、中間ブロックの上下に幅広の空所、又、天端ブロックの下に幅広背高の空所を有し、一連のガードフェンスに渡って夫々空所が千鳥状に表出することとなり、かかる空所が人車の往来等、歩車道間での見通しを良好にして、ドライバーや歩行者に注意の喚起や危険の予知感を派生させることができる。
更に、壁状の遮蔽物とならないから、周囲に無機質感や圧迫感を与えず、景観保全にも好適である。
又、本発明の請求項2記載のガードフェンスは、請求項1記載の支持ブロックの外郭が円形、中間ブロック及び天端ブロックの棒状部材両端が円弧状で、支柱、縦孔及び盲孔が夫々断面円形であるために、支柱を軸として、これに挿通又は挿入状態とする支持ブロック、中間ブロック及び天端ブロックが回動自在となって連設時の方向性を問わず、道路曲線区間の曲率半径に沿わせて立設された支柱にも支障なく挿通又は挿入状態で設置できて、屈曲せる一連のガードフェンスとしての一体性を損ねることがない。
又、円弧基調の前記各ブロックが、一連のガードフェンスに丸味感を付与して、景観性を更に向上させる。
又、本発明の請求項3記載のガードフェンスは、請求項1又は請求項2記載の支柱の上位に水平な貫通孔が設けられ、該貫通孔と連通する横穴が天端ブロックの外側からその盲孔に向けて穿設されるとともに、貫通孔と横穴に渡り固定杆が挿通されてるために、該固定杆によって支柱に天端ブロックが物理的に固定され、連続設置されてなるガードフェンスの一体性、即ち、剛性度合が高められて、前記車両の逸脱進入阻止を更に的確に行うことができる。
本発明のガードフェンスの一実施の形態を示す斜視図。 本発明のガードフェンスの一実施の形態の変形例を示す斜視図。 本発明のガードフェンスを構成する支持ブロック示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は(イ)のA−A断面図。 本発明のガードフェンスを構成する中間ブロック示し、(イ)の左半部は正面図、同右半部は(ロ)のB−B断面図、(ロ)は平面図、(ハ)は左右側面図、(ニ)は(イ)のC−C断面図。 本発明のガードフェンスを構成する天端ブロック示し、(イ)の左半部は正面図、同右半部は(ロ)のD−D断面図、(ロ)は平面図、(ハ)は左右側面図、(ニ)は(イ)のE−E断面図。 本発明のガードフェンスの一実施の形態を示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図。 図6における連設部の拡大図を示し、(イ)は一部平面図、(ロ)は同正面図、(ハ)は(イ)のF−F断面図、(ニ)は(ロ)のG−G断面図。 本発明のガードフェンスを構成する天端ブロックの他例を示し、(イ)は半裁平面図、(ロ)は(イ)のH−H断面図、(ハ)は左右側面図、(ニ)は連設部の一部断面図。 本発明のガードフェンスの構成材の変形例を示し、(イ)は連設部の一部平面図、(ロ)は同正面図、(ハ)は(ロ)のJ−J断面図。 本発明のガードフェンスの構成材の変形例を示し、(イ)は連設部の一部平面図、(ロ)は同正面図、(ハ)は(ロ)のK−K断面図、(ニ)は(ロ)のL−L断面図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のガードフェンスの一実施の形態を示す斜視図であり、10は、本実施形態に係るガードフェンスであって、プレキャストコンクリート製の支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3と、鋼製で杭状の支柱20とから剛性を有してなり、道路の車道Sと歩道Hの境界付近で、道路縦断に沿う方向Yの路面上に、起立状態で、且つ、上記各ブロックの連設箇所を距離L毎とし、連続して設置されてなるものである。
上記、本実施形態のガードフェンス10をなす支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3の構成を詳述すると、支持ブロック1は、図3(イ)乃至(ハ)に示す如く、比較的扁平な円筒体の上下外周縁に面取りを施すとともに、その断面円形の縦孔1aを、後述する支柱20の外径より稍大きくした口径で、孔縁に鋼管4を一体的に嵌着して形成するものである。
次に、中間ブロック2は、図4(イ)乃至(ニ)に示す如く、断面が略矩形で横長をなす棒状部材の長手方向両側に、該方向間での距離Lをもって上記支持ブロック1の縦孔1aと同様の構成からなる縦孔2aを貫設するとともに、棒状部材の両側は、縦孔2aを環状に囲繞する如くなされて平面視円弧状の膨出部2cが形成され、且つ、かかるブロックの上下外周縁に渡り面取りを施してなるものである。
又、天端ブロック3は、図5(イ)乃至(ニ)に示す如く、上記中間ブロック2における両側の縦孔2aを、その上部が閉塞して棒状部材に内蔵する盲孔3aとした点を除き、上記中間ブロック2の構成と同様にしてなるものである。
しかして、本実施形態に係るガードフェンス10は、図1、図6及び図7に示す如く、先ず、支柱20は、鋼製でその外径が前記支持ブロック1及び中間ブロック2の縦孔1a、2aや天端ブロック3の盲孔3aの口径より稍小さい断面円形、道路の車道Sと歩道Hの境付近において、道路縦断の方向Yに沿うとともに、上記縦孔2a間、盲孔3a間の距離Lと同寸の間隔、並びに、衝突車両に耐え得る適宜深さをもって、所望本数分を地盤へ略垂直状に打込んだ状態で、且つ、所定高さ(支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3積重ねた状態での、縦孔1a、2a及び盲孔3aによる連通穴の高さ以内)をもって杭状に路面から立した状態で設置される。
次に、支持ブロック1、その縦孔1aが立設せる各支柱20に挿通した状態で路面に設置さる。続いて、中間ブロック2は、その両側の縦孔2aが上記支持ブロック1から上突出する支柱20に挿通した状態で2個の支持ブロック1上に渡って載置され、この2個の支持ブロック1と1個の中間ブロック2による積重ね状態が、所定の方向Yに繰返し連続してなる。
そして、天端ブロック3は、相隣る中間ブロック2間に架け渡した状態で、且つ、その両側の盲孔3a両中間ブロック2の一端で上突出する支柱20に挿入した状態で、これを覆い隠して載置され、支持ブロック1上での中間ブロック2と天端ブロック3、支柱20の所定の方向Yに沿い連続して千鳥状に配置てなるものである。
尚、ガードフェンス10の端末は、図1及び図6(イ)の左端に示す如く、中間ブロック2に換わる変形タイプの支持ブロック1’(支持ブロック1を少許嵩高くしたもの)を介在させてなるものである。
従って、地中に適宜深さを打込んで杭状に定着した状態の支柱20と、該支柱20に挿通又は挿入した状態の支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3が一体化して、連続せる剛性のガードフェンス10が路面上に設置されて、歩車道分離と共に走行車両が車道Sから逸脱してガードフェンス10に衝突しても、フェンス自体が変形を伴わずに衝突車両の歩道Hへの進入を阻止するものある。
、連続して千鳥状に設置されてなる棒状部材としての中間ブロック2と天端ブロック3によって支柱20の方向Yに、中間ブロック2の上下には幅広の空所30を、又、天端ブロック3の下には幅広背高の空所30をして、一連のガードフェンス10に渡って夫々空所30を千鳥状に表出させることで、かかる空所30が人車の往来等、歩道Hと車道Sとの間での見通しを良好にして、ドライバーや歩行者に注意の喚起や危険の予知感を派生させるものである。
更に、空所30が点在して壁状の遮蔽物とならず、周囲に無機質感や圧迫感を与えないうえに、円弧基調の前記各ブロックが、一連のガードフェンス10に丸味感を付与して、道路景観の保全にも好適である。
図2は、上記一実施の形態の変形例を示す斜視図であり、本変形例に係るガードフェンス10は、道路曲線区間への設置を示し、前述の通り、支柱20、縦孔1a、2a及び盲孔3aが夫々近似寸法の断面円形であることを要件として、支持ブロック1、中間ブロック2及び天端ブロック3は、支柱20を軸とし、これに挿通又は挿入状態とする縦孔1a、2a又は盲孔3aを介し回動自在となって連設時の方向性を問わず、道路曲線区間の曲率半径に沿う方向Yに合わせるとともに、距離Lをもって立設された杭状の支柱20にも縦孔1a、2a又は盲孔3aの挿通又は挿入が支障なく行えて、屈曲せる一連のガードフェンス10としての一体性を損ねることなく設置できる。
尚、本変形例では曲線区間を例示したが、本発明に係るガードフェンス10は、これに限定されず、歩道Hの隅切部や終端部等である角度を持って局所的に屈折する区間、ひいては、ジグザグ状の区間にも、上記回動性を利して適宜に設置できるものである。
図8は、他の天端ブロックを示し、本天端ブロック3は、上記一実施の形態に係るガードフェンス10を構成する天端ブロック3に固定手段を具備したもので、詳しくは、図8(イ)乃至(ハ)に示す如く、棒状部材の両端で平面視円弧状に形成された膨出部3cの外側から盲孔3aに向け、且つ、後述のボルト6頭を収納するべく設けた凹部5から水平方向に横孔3bを穿設(鋼管4も貫通)するとともに、該横孔3bに背向してインサートナット7(鋼管4を貫通)を盲孔3aに植設し、棒状部材に内蔵せしめてなるのもである。
しかして、ガードフェンス10の連設にあっては、図8(ニ)に示す如く、中間ブロック2の一端で上突出する支柱20の上位には、上記横孔3bと連通するべく水平な貫通孔20aが穿設され、天端ブロック3の中間ブロック2上への載置に際し、その盲孔3aを支柱20に挿入した状態でこれを覆い隠すとともに、固定杆21としてのボルト6が天端ブロック3と支柱20との間で夫々連通する横孔3bと貫通孔20aに渡り挿され、且つ、対面するインサートナット7と螺合した状態で天端ブロック3支柱20に固定されたものである。
この連設によれば、支柱20に天端ブロック3が物理的に固定され、連続形成されるガードフェンス10の一体性、即ち、剛性度合が一層高められるとともに、万一の天端ブロック3の離脱が防止されて、前記衝突車両の歩道Hへの進入阻止を更に的確に行うものである。
尚、上記固定手段によれば、固定杆21としてのボルト6が天端ブロック3の外観に裸出せず好ましいが、これに限定されず、例えて、膨出部3cの正面側から固定杆21としての長ボルト支柱20を串刺し状態で且つ背面側でナットを螺合した状態で固定される等、適宜に変更可能で、要は、天端ブロック3の外側からの固定杆21で支柱20との一体性を保てるものであればよい。
図9及び図10は、本発明のガードフェンス10を構成する支柱及び各ブロックの変形例を示し、先ず、図9(イ)乃至(ハ)に示すものは、支柱20が角鋼、支持ブロック1が角筒状で、中間ブロック2と天端ブロック3の略矩形をなす棒状部材の両側にある膨出部2c、3cが平面視略正方形となされ、各ブロックの上下外周縁に渡り面取りが施されるとともに、その縦孔1a、2a、盲孔3aが、支柱20の角鋼に対応して、夫々断面角形となされたものである。
又、図10(イ)乃至(ニ)に示すものは、支柱20が鋼製丸パイプ、各ブロックが上端に丸味を有して下端に向け先窄み状となる外側形状を基調として、支持ブロック1がかかる外側形状をもって支柱20を囲繞する略逆円錐台状、中間ブロック2と天端ブロック3がその両側に膨出部を有さずに、前記外側形状をもって支柱20を二分の一囲繞するとともに、棒状部材を連続成型して、該棒状部材が略逆台形状に形成されてなり、且つ、各縦孔1a、2a、盲孔3aが、支柱20の丸パイプに対応して、夫々断面円形となされたものである。
尚、図10に示すガードフェンス10にあっては、一連の中間ブロック2と天端ブロック3における棒状部材の外側形状が下端に向けて先窄み状をなし、該棒状部材に衝突する車両の荷重を下方への鉛直分力に分解する作用をもって、衝突車両のフェンス乗り越えを未然に防止する効果を奏するものである。
尚又、本発明のガードフェンス10は、必ずしも上記実施形態や変形例のものに限定されず、本発明の意図する範囲内で適宜変更されてもよい。
例えば、中間ブロック2、天端ブロック3の長さや棒状部材の断面形状、又、縦孔2a、盲孔3aの形状(鋼管4の有無含む)と位置、更に、支持ブロック1の具体的態様、更に又、構成されるフェンスの高さを含め、これらは自由で、ガードフェンス10を設置する道路状況等に応じて適宜に設定されればよいし、支柱20の断面形状や立設間隔、埋設深さも適宜に相応されればよい。
1 支持ブロック
1a 縦孔
2 中間ブロック
2a 縦孔
3 天端ブロック
3a 盲孔
3b 横孔
4 鋼管
5 凹部
6 ボルト
7 インサートナット
10 ガードフェンス
20 支柱
20a 貫通孔
21 固定杆
30 空所
L 距離
Y 方向
H 歩道
S 車道

Claims (3)

  1. 道路に連続して設置するガードフェンスであって、以下プレキャストコンクリート製の、縦孔(1a)を有して筒状をなす支持ブロック(1)、棒状部材の長手方向両側に該方向間での距離Lをもって縦孔(2a)を貫設した中間ブロック(2)、該中間ブロック(2)の縦孔(2a)上部を閉塞して盲孔(3a)とした天端ブロック(3)と、所定の方向Y及び前記中間ブロック(2)の距離Lと同寸の間隔をもって路面に立設する鋼製で杭状の支柱(20)とからなり、立設せる各支柱(20)に、夫々支持ブロック(1)を、その縦孔(1a)を挿通して路面に設置させ、中間ブロック(2)を2個の支持ブロック(1)上に渡り、その両側の縦孔(2a)を支持ブロック(1)から上突出する支柱(20)に挿通して載置するとともに、相隣る中間ブロック(2)間に架け渡して天端ブロック(3)を載置すべく、その両側の盲孔(3a)を両中間ブロック(2)の一端で上突出する支柱(20)に挿入して、支持ブロック(1)上での中間ブロック(2)と天端ブロック(3)を、支柱(20)の方向Yに沿い千鳥状に連続させることを特徴とするガードフェンス。
  2. 支持ブロック(1)の外郭が円形、中間ブロック(2)及び天端ブロック(3)の棒状部材両端が円弧状で、支柱(20)、縦孔(1a)(2a)及び盲孔(3a)が夫々断面円形である請求項1記載のガードフェンス。
  3. 支柱(20)の上位に水平な貫通孔(20a)が設けられ、該貫通孔(20a)と連通する横穴(3b)が天端ブロック(3)の外側からその盲孔(3a)に向けて穿設されるとともに、貫通孔(20a)と横穴(3b)に渡り固定杆(21)が挿通された請求項1又は請求項2記載のガードフェンス。
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