JP2017082526A - 開閉制御システム及び開閉制御方法 - Google Patents

開閉制御システム及び開閉制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホームオートメーションシステムを構築した場合に音声認識技術を用いて複数の区画に設置された開閉体装置を連携させて制御できるようにする。【解決手段】複数の部屋にそれぞれ設けられた窓シャッター1〜4の開閉停の動作を、個別制御盤11,21,31,41及び音声信号を出力するマイク13,23,33,43を用いて制御する。個別制御盤に接続されたHA制御盤50を用いて窓シャッターの開閉停の各動作を制御するときに、個別制御盤を経由して入力した音声信号の音声認識の結果に応じて、音声信号を経由した個別制御盤以外の個別制御盤に対しても開閉停の各動作に対応した制御信号を出力する。これによって、ある部屋に設置されたマイクを用いて他の部屋の1又は複数の窓シャッターの開閉停の各動作を制御できる。HA制御盤に接続された個別制御盤が音声認識機能を備えていても、HA制御盤のみが音声認識処理を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、家屋、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体を構成する区画の窓や出入口などの開口部に設置される開閉体装置を制御する開閉制御システム及び開閉制御方法に係り、特に開閉体装置の各動作を音声認識にて制御できるようにした開閉制御システム及び開閉制御方法に関する。
ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部に設置されシャッターやドアなどの開閉体装置には、その開閉停の各動作を電動で行う電動シャッターや電動ドアが使用されることが多い。このように電動で開閉停の各動作を行うものは、その動作を遠隔操作によって制御するための無線方式の無線リモコン送信装置を備えるものがある。無線リモコン送信装置には、壁スイッチ型や携帯型などのようにその用途に応じたものが種々用意されている。
最近では、特許文献1に記載のような、音声認識技術を用いて開閉体装置の各動作を遠隔制御する音声式建物設備制御システムが提案されている。
特開平10−276483号公報
特許文献1に記載の音声式建物設備制御システムは、建物内の区画に配置された複数の集音手段(マイクロフォン)から音声入力があった際に集音手段が設置された区画を示す信号を音声入力に付加し、その音声命令を出した位置に応じて処理の調整を行っている。
従来のものは、ホームオートメーションシステムを構築しているにも係わらず、音声認識技術を用いて開閉体装置の開閉停の各動作を制御する場合に、集音手段の配置された区画に設置されている開閉体装置のみを制御可能としていた。すなわち、各区画に設置された開閉体装置の制御盤単体で音声認識を実行し、音声による開閉停の各動作を区画内で完結させているため、ホームオートメーションシステムを構築した利点を享受することなく、他区画の開閉体装置との連携を図って、開閉停の動作を音声にて行っていないのが現状である。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、ホームオートメーションシステムを構築した場合に音声認識技術を用いて複数の区画に設置された開閉体装置を連携させて制御することのできる開閉制御システム及び開閉制御方法を提供することにある。
本発明に係る開閉制御システムの第1の特徴は、複数の区画にそれぞれ設けられた複数の開閉体手段と、前記複数の開閉体手段毎に設けられ、前記開閉体手段の開閉停の各動作を制御する複数の個別制御手段と、前記複数の個別制御手段の少なくとも1つに設けられ、集音した音声に対応した音声信号を出力する音声変換手段と、前記個別制御手段経由にて入力した前記音声信号の音声認識の結果に応じて、前記音声信号を経由した前記個別制御手段以外の個別制御手段に対しても前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力する中央制御手段とを備えたことにある。
開閉体手段は、窓シャッター装置、ガレージシャッター装置、シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などであり、これらの開閉体手段が建物区画の内外の複数個所に設けられている。この開閉体手段には、その開閉停の各動作を制御する個別制御手段が設けられている。この個別制御手段は、操作子などから入力される制御信号に基づいて開閉体手段の開閉停の各動作を制御している。この発明では、複数の開閉体手段にそれぞれ設けられた複数の個別制御手段に中央制御手段を接続し、中央制御手段から開閉停の各動作に対応した制御信号を個別制御手段に出力して、複数の開閉体手段を個別又は全体的(一斉)に制御できるように構成している。
そして、この発明では、複数の個別制御手段の少なくとも1つに集音した音声に対応した音声信号を出力する音声変換手段を設け、この音声変換手段から出力される音声信号を個別制御手段経由にて受信し、受信した音声信号に対して所定の音声認処理を実行し、その音声認識の結果に応じて、音声信号を経由した個別制御手段以外の個別制御手段に対しても開閉停の各動作に対応した制御信号を中央制御手段が出力するようにした。
ここで、音声変換手段はマイクで構成され、複数の個別制御手段の全てに設けられていてもよいし、その中の一つに設けられていてもよい。中央制御手段は、マイクで集音された音声信号に対する音声認識機能を備えているので、個別制御手段経由にて音声信号を受信し、受信した音声信号に対して音声認識を実行する。中央制御手段による音声認識の結果が、音声信号を経由した個別制御手段を備えている開閉体手段に対するものであれば、音声信号を経由した個別制御手段に対して開閉停の各動作に対応した制御信号を送信する。一方、中央制御手段による音声認識の結果が、音声信号を経由した個別制御手段以外の個別制御手段を備えている開閉体手段に対するものであれば、音声信号を経由した個別制御手段以外の個別制御手段に対しても開閉停の制御信号を送信する。
これによって、ある区画(部屋)に設置された音声変換手段すなわちマイクを用いて他の区画(部屋)の開閉体手段の開閉停の各動作を制御することができ、また各区画(部屋)に設置された複数の開閉体手段の開閉停の各動作を、マイクを用いて音声にて一斉に制御できるようになる。
本発明に係る開閉制御システムの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段が音声認識機能を備えていても、前記中央制御手段のみが音声認識処理を行うことにある。
これは、建物区画の内外の複数個所に設けられ開閉体手段の個別制御手段が音声変換手段であるマイクと、このマイクからの音声信号を音声認識する機能を備えていても、その個別制御手段を中央制御手段に接続して中央制御手段を用いて制御する場合には、個別制御手段の音声認識機能を無効として、中央制御手段の音声認識機能のみを用いるようにしたものである。両方の音声認識機能を有効な状態とすると、誤認識を発生する可能性があるので、本発明のように構成することによって、誤認識の発生を軽減し、音声認識機能の汎用性を高めることができる。
本発明に係る開閉制御システムの第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記複数の個別制御手段毎に設けられ、操作子の操作に応じて前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力する複数の操作子手段と、前記中央制御手段に接続されることによって、前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の開閉停の各動作を制御できるように構成された携帯通信端末手段とを備えたことにある。
これは、開閉体手段の個別制御手段に通常設けられている3点式の押しボタンからなる操作子手段を用いて、開閉体手段の開閉停の各動作を実行すると共に携帯通信端末を中央制御手段に接続し、携帯通信端末手段をリモコン装置スイッチとして利用できるようにしたものである。
中央制御手段には、制御可能な個別制御手段の設置場所や機種等の開閉体手段に関する情報が予め設定してあるので、中央制御手段に携帯通信端末手段を接続すると、これらの開閉体手段に関する情報が中央制御手段から携帯通信端末手段に送信される。携帯通信端末手段にインストールされている開閉停制御用アプリケーションソフトが起動されると、中央制御手段から受信した開閉体手段に関する情報に基づいて開閉体手段の開閉停の各動作を制御可能な開閉停の操作ボタンが画面に表示されるようになる。操作者は、携帯通信端末手段の画面に表示された開閉停の操作ボタンを操作することによって、携帯通信端末手段を用いて中央制御手段に接続されている各個別制御手段すなわち開閉体手段の開閉停の各動作を制御することができるようになる。
携帯通信端末手段を用いて中央制御手段に接続する方式として、汎用の携帯通信端末手段に内蔵されている近距離無線通信インターフェイス(例えば、Wi−Fi、赤外線通信、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))など)を採用し、この通信インターフェイスを介して携帯通信端末を中央制御手段に接続し、携帯通信端末手段をリモコン装置スイッチとして利用できるようにした。携帯通信端末手段は、アプリケーションソフトの起動によって開閉体手段の開閉停制御用のリモコン操作スイッチとして機能する、例えば携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System)、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯通信端末手段をアプリケーションソフトによってリモコン装置スイッチとして機能させる。なお、携帯通信端末手段に内蔵されているマイクを用いて、各開閉体手段の開閉動作を制御できるようにすることができる。
本発明に係る開閉制御システムの第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記複数の個別制御手段と前記中央制御手段との間が特定小電力の無線方式によって接続されることにある。
これは、中央制御手段と個別制御手段との間を特定小電力の無線方式にて接続し、この特定小電力無線方式の到達距離が約50[m]と比較的長いので、建物内に開閉体手段を増設した場合に、配線等を行う必要がなく、増設時にフレキシブルに対応でき、個別制御手段すなわち開閉体手段の増設等を容易に行うことができるようになる。
本発明に係る開閉制御方法の第1の特徴は、複数の区画にそれぞれ設けられた複数の開閉体手段の開閉停の動作を、前記複数の開閉体手段毎に設けられた個別制御手段及び前記複数の個別制御手段の少なくとも1つに設けられ、集音した音声に対応した音声信号を出力する音声変換手段を用いて制御する開閉制御方法であって、前記複数の個別制御手段に接続された中央制御手段を用いて前記複数の開閉体手段の開閉停の各動作を制御し、前記個別制御手段経由にて入力した前記音声信号の音声認識の結果に応じて、前記音声信号を経由した前記個別制御手段以外の個別制御手段に対しても前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力することにある。
これは、前記開閉制御システムの第1の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉制御方法において、前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段が音声認識機能を備えていても、前記中央制御手段のみが音声認識処理を行うことになる。
これは、前記開閉制御システムの第2の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉制御方法において、前記複数の個別制御手段毎に設けられた複数の操作子手段は、操作子の操作に応じて前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力し、
前記中央制御手段に接続された携帯通信端末手段は、前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の開閉停の各動作を制御することにある。
これは、前記開閉制御システムの第3の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の開閉制御方法において、前記複数の個別制御手段と前記中央制御手段との間が特定小電力の無線方式によって接続されることにある。
これは、前記開閉制御システムの第4の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
本発明の開閉制御システム及び開閉制御方法によれば、ホームオートメーションシステムを構築した場合に音声認識技術を用いて複数の区画に設置された開閉体装置を連携させて制御できるという効果がある。
本発明の開閉制御システムの概略構成を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、リモコン操作スイッチが実行するリモコン処理、制御盤及びマイクがHA制御盤及びリモコン操作との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、HA制御盤が制御盤及び携帯通信端末との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、携帯通信端末がHA制御盤との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図3の音声認識に従って操作指示信号を出力する音声認識処理の一例を示す図である。 本発明の開閉制御システムの別の実施の形態の概略構成を示す図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉制御システムの好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では開閉体手段として上下に開閉制御されるシャッター装置群を例に説明する。図1は、本発明の開閉制御システムの概略構成を示す図である。図1におけるシャッター装置群は、建物区画である各部屋のそれぞれの開口部となる窓に設けられる窓シャッター装置1〜4で構成される。窓シャッター装置1〜4は、基本的にシャッターケース、シャッターカーテン、ガイドレール、モータ、シャッター駆動回路、制御盤、送受信機、リモコン操作スイッチ、マイクなどから構成される。なお、図1では、モータ、シャッター駆動回路、送受信機、リモコン操作スイッチやこれ以外の構成部品となる巻取シャフトやチェーンなどについてはシャッターケース内に設けられているので、図示を省略してある。
シャッターケースはそれぞれの開口部の上方に設けられている。ガイドレールは、シャッターカーテンの両端部に接するようにガレージの開口部及び窓の両端側に設けられ、まぐさ部から床面及び窓枠下まで掛け渡された断面形状がコの字型の案内溝を有する金属製部材で構成されている。シャッターカーテンは、このガイドレールの各案内溝に沿って上昇下降し、開口部及び窓の開閉停の各動作を行う。図示していない巻取りシャフトは、シャッターケース内の両端に設けられているブラケット間に回転軸が軸支(軸架、横架)されることによって回動可能に設けられ、シャッターカーテンを巻き取ったり巻き戻したりする。図示していないチェーンは、モータの回転軸に設けられた主動スプロケットと巻取りシャフトの回転軸に設けられた従動スプロケットとをシャッターケース内で連結している。従って、モータの回転駆動力はチェーンを介して巻取りシャフト側に伝達され、モータが回転すると、チェーンを介して巻取りシャフトが回転し、シャッターカーテンの開閉停の各動作が制御されるようになっている。
シャッター駆動回路は、図示していないが、それぞれのシャッターケース内に設けられている。シャッター駆動回路は、マイクロコンピュータ構成になっており、電源ラインを介して外部から電力が供給されている。シャッター駆動回路は、制御盤11,21,31,41からの制御信号に基づいて、モータの回転を制御してシャッターカーテンの開閉停の各動作を制御している。図1では、制御盤11,21,31,41は、リモコン操作スイッチ12,22,32,42からの制御信号を受信するアンテナを備えている。リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンを備えたシャッター装置専用の無線方式の操作子である。
窓シャッター装置1の制御盤11とリモコン操作スイッチ12とは所定の周波数帯で接続され、所定のIDを介して1対1で接続されるようになっている。窓シャッター装置2〜4も同じくリモコン操作スイッチ22,32,42に対して特定の周波数帯で接続され、所定のIDを介して1対1で接続される。なお、図示していないが、窓シャッター装置1〜4には、リモコン操作スイッチ12,22,32,42以外にも有線の操作子をそれぞれの開口部近傍に備えていてもよい。リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、開閉停の各操作ボタンの操作状態に対応した制御信号を制御盤11,21,31,41に送信する。各制御盤11,21,31,41は、これらの操作状態に対応した制御信号に応じて、シャッターカーテンの開閉停の各動作を制御する。
制御盤11,21,31,41のアンテナは、HA制御盤50との間で特定小電力無線によって接続され、ホームオートメーションシステムを構築している。このHA制御盤50には、Wi−Fi接続されるアクセスポイント(Wireless LAN access point)を内蔵している。なお、このアクセスポイントについては図示を省略してある。このアクセスポイントに携帯電話、PHS、スマートフォン(多機能型携帯電話)、PDA等の携帯型の端末(携帯通信端末70)が接続可能となっている。携帯通信端末70は、通常の通話機能だけでなく、タッチパネル式の表示画面を備え、各種アプリケーションの起動に応じて、リモコン操作スイッチ12,22,32,42の各ボタンと同等の機能を備えたリモコン操作スイッチが表示画面上に表示され、これらの各ボタンを操作することによって、リモコン操作スイッチとして機能するようになっている。
制御盤11,21,31,41のアンテナとリモコン操作スイッチ12,22,32,42との間を接続する特定の周波数帯と、HA制御盤50との間を接続する特定の周波数帯は、同じであってもよいし、異なるものであってもよい。HA制御盤50およびアクセスポイントの設置(配置)位置について、この実施の形態においては、少なくともどちらかは(好ましくは両者とも)どのシャッターケース内にも収容されておらず、シャッターケース外に設置されている。さらに、HA制御盤50およびアクセスポイントの設置(配置)位置がいずれかのシャッターケース(すなわち、このシャッターケースを備えているシャッター装置)の近傍に設置されているために、例えば目視等やその他の理由により、その高低が判断できる場合には、設置や保守の容易性等を考慮すると、当該シャッターケースよりも下方の位置に設置することが好ましい。勿論、例えばシャッターケース内部等であっても、通信が可能な範囲でかつシャッターカーテンの開閉や巻き取り等の移動動作と干渉しない位置であればその設置位置は任意である。
携帯通信端末70のタッチパネル式の表示画面には、通話を含む複数のアプリケーションを起動するための各種アイコンが表示されており、所望のアイコンをタッチ操作することによって所望のアプリケーションを起動することができるように構成されている。携帯通信端末70は、Wi−Fi、赤外線通信、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの近距離無線通信機能を備えているが、この実施の形態では、HA制御盤50のアクセスポイントにWi−Fiで接続されるように構成されている。
HA制御盤50は、制御盤11,21,31,41に接続されることによって、窓シャッター装置1〜4の仕樣及び制御盤11,21,31,41の仕樣等がHA制御盤50内のメモリに設定される。HA制御盤50は、窓シャッター装置1については「2階子ども部屋シャッター」、窓シャッター装置2については「2階寝室シャッター」、窓シャッター装置3については「1階リビングシャッター」、窓シャッター装置4については「1階和室シャッター」などのようにその名称を分かり易いように割り当てられる。このように、HA制御盤50に割り当てられた各名称は、アクセスポイントを介して携帯通信端末70に送信されるので、携帯通信端末70をHA制御盤50に別途登録する必要もなく、アクセスポイントに携帯通信端末70を接続するだけで、携帯通信端末70を用いて窓シャッター装置1〜4の開閉停の各動作を適宜制御することができる。また、この名称は音声認識の際に使用されるので、音声認識時に紛らわしくないような名称とすることが好ましい。
一方、マイク13,23,33,43は、窓シャッター装置1〜4の近傍に設置され、部屋内の音声を集音し、集音した音声信号を制御盤11,21,31,41経由にて、HA制御盤50に送信する。図1では、マイク13,23,33,43から直接HA制御盤50に音声信号が送信されているように示してあるが、実際は制御盤11,21,31,41を介して、HA制御盤50へ音声信号が送信されている。音声信号は、マイク13,23,33,43から制御盤11,21,31,41を介してHA制御盤50に送信されているので、HA制御盤50は、音声信号がどの制御盤から送信されたのかを記録し、どの部屋のマイク13,23,33,43が音声を集音したのかを認識することができる。一方、音声信号がマイク13,23,33,43以外のマイク又は携帯通信端末70のマイクなどから送信された場合は、音声の発音された位置を特定することができない。なお、HA制御盤50が実行する音声認識処理の詳細については後述する。
図2は、図1の開閉制御システムにおいて、リモコン操作スイッチ12,22,32,43が実行するリモコン処理、制御盤11,21,31,41及びマイク13,23,33,43がHA制御盤50及びリモコン操作スイッチ12,22,32,43との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。図3は、図1の開閉制御システムにおいて、HA制御盤50が制御盤11,21,31,41及び携帯通信端末70との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。図4は、図1の開閉制御システムにおいて、携帯通信端末70がHA制御盤50との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。
図2において、通信回線1a,2a,3a,4aは、リモコン操作スイッチ12,22,32,42からそれぞれに対応する制御盤11,21,31,41への送信を示す。図2及び図3において、通信回線3a,3bは、制御盤11,21,31,41からHA制御盤50への送信を示し、通信回線5b,5cは、HA制御盤50からそれぞれの制御盤11,21,31,41への送信を示す。図3及び図4において、通信回線5a,5dは、HA制御盤50から携帯通信端末70への送信を示し、通信回線7a,7bは、携帯通信端末70からHA制御盤50への送信を示す。
図2において、リモコン操作スイッチ12,22,32,43は、それぞれ対応する通信回線1a,2a,3a,4aを介して制御盤11,21,31,41に、開閉停の操作ボタンに対応した操作信号を送信する。通信回線1a,2a,3a,4aを介して操作信号を受信した制御盤11,21,31,41は、受信した操作信号のIDを確認して一致する場合にのみその操作信号に対応した処理を実行する。なお、図2では、リモコン操作スイッチ12,22,32,43からの操作信号が制御盤11,21,31,41にのみ送信されるように示してある。これは、リモコン操作スイッチ12,22,32,43からの送信信号の周波数帯と制御盤11,21,31,41の受信信号の周波数帯とが異なるからである。
次に、制御盤11,21,31,41がHA制御盤50及びリモコン操作スイッチ12,22,32,43からの操作信号に基づいて実行する送受信処理について説明する。
ステップS21では、制御盤11,21,31,41が、それぞれの制御対象である開閉体の状態(開閉停)の変化時又はマイク13,23,33,43が区画(部屋)内の音声を集音した場合に、その状態を状態信号として通信回線3aを介してHA制御盤50に送信する。このステップS21には、マイク13,23,33,43が区画(部屋)内の音声を集音した場合、その集音した音声信号をマイク13,23,33,43が直接、通信回線を介してHA制御盤50に送信する場合を含む。
ステップS22では、操作信号に含まれるIDが一致するか否かの判定を行い、一致する(yes)場合は、ステップS23に進み、一致しない(no)場合はリターンする。このステップS22における操作信号は、制御盤11,21,31,41が通信回線1a,2a,3a,4aを介して受信したリモコン操作スイッチ12,22,32,43からの操作信号と、制御盤11,21,31,41が通信回線5b,5cを介して受信したHA制御盤50からの操作信号との両方を含む。
ステップS23では、受信した操作信号に含まれるIDの一致した制御盤11,21,31,41が、その操作信号に対応した開閉停又は開閉の各動作の処理を実行する。このIDには、個別IDと共通IDを含むものとし、個別IDは制御対象である開閉体にそれぞれ割り当てられるものであり、共通IDは、HA制御盤50からの操作信号に含まれるものであり、全シャッター共通に割り当てられるものである。従って、共通IDを含む操作信号を制御盤11,21,31,41が受信した場合は、全ての制御盤11,21,31,41がその操作信号に対応した開閉の各動作の処理を実行する。なお、共通IDを設けずに、全てのシャッターを一斉(同時)に操作する場合は、それぞれの個別IDを含んだ操作信号を送受信機からシャッターの台数分送信するように設定してもよい。
ステップS24では、開閉停又は開閉の各動作の処理が終了したか否かの判定を行い、終了した(yes)場合はステップS25に進み、終了していない(no)場合はステップS23にリターンし、操作信号に対応した処理を継続する。
ステップS25では、受信した操作信号が通信回線1a,2a,3a,4aを介したリモコン操作スイッチ12,22,32,43からのものであるのか否かを判定し、リモコン操作スイッチ12,22,32,43からの操作信号(yes)の場合は直ちにリターンし、HA制御盤50からの操作信号(no)の場合は、ステップS26に進む。
ステップS26では、各制御盤11,21,31,41は操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を通信回線3b経由にて、HA制御盤50に送信する。
図3において、HA制御盤50は、制御盤11,21,31,41から送信される状態信号を通信回線3a経由で、操作終了信号を通信回線3b経由でそれぞれ受信する。また、HA制御盤50は、携帯通信端末70から送信されるアクセス信号を通信回線7a経由で、全/個別のシャッターに関する操作指示信号を通信回線7b経由でそれぞれ受信する。
ステップS30では、制御盤11,21,31,41から通信回線3aを介して受信した状態信号に基づいて、窓シャッター装置1〜4の状態を記録する。
ステップS31では、マイク13,23,33,43から制御盤11,21,31,41経由にて受信した音声信号に音声認識処理を実行し、その音声認識処理の結果に従って、認識結果に対応する窓シャッター装置1〜4へ操作指示信号を出力する。
ステップS32では、携帯通信端末70から通信回線7aを介して受信したアクセス信号に応じて、ステップS30の処理にて状態記録済の窓シャッター装置1〜4などの全シャッターの状態に関する状態信号を携帯通信端末70に通信回線5aを介して送信する。
ステップS33では、携帯通信端末70から通信回線7aを介して操作指示信号を受信したか否かを判定し、操作指示信号を受信していない(no)場合は、直ちにリターンし、操作指示信号を受信した(yes)場合は、その受信した操作指示信号が全シャッターに関するものか個別のシャッターに関するものかを判定し、個別のシャッターに関する場合はステップS34に進み、全てのシャッターに関するものの場合はステップS35に進む。ここでの操作指示信号を受信した場合には、音声認識処理によって操作指示信号が特定された場合を含む。
ステップS34では、個別のシャッターに関する操作信号を制御盤11,21,31,41に通信回線5bを介して送信する。通信回線5bを介して送信される個別のシャッターに関する操作信号には、前述の個別IDを含むので、この個別IDに対応した制御盤11,21,31,41(窓シャッター装置1〜4)がステップS23の操作信号に対応した処理を実行する。
ステップS35では、全てのシャッターに関する操作信号を制御盤11,21,31,41に通信回線5cを介して送信する。通信回線5cを介して送信される全てのシャッターに関する操作信号には、前述の共通IDを含むように構成している場合には、これを受信した全ての制御盤11,21,31,41(窓シャッター装置1〜4)がステップS23の操作信号に対応した処理を実行する。
ステップS36では、制御盤11,21,31,41から通信回線3bを介して操作終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はステップS37に進み、受信していない(no)場合は操作終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
ステップS37では、HA制御盤50は、操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を携帯通信端末70に通信回線5dを介して送信する。
図4において、携帯通信端末70は、HA制御盤50から送信される状態信号を通信回線5a経由で、操作終了信号を通信回線5c経由でそれぞれ受信する。また、携帯通信端末70は、開閉体用のリモコン操作スイッチとして機能するアプリケーションソフトの起動に応じて、通信回線7aを介して、アクセス信号をHA制御盤50に送信する。
ステップS41では、HA制御盤50から通信回線5aを介して受信した状態信号に基づいて、制御可能な窓シャッター装置1〜4のそれぞれの開閉停の状態を携帯通信端末70の表示画面に表示する。
ステップS42では、窓シャッター装置1〜4などの全てのシャッターに対する操作指示信号又は個別のシャッターに対する操作指示信号を通信回線7b経由でHA制御盤50へ送信する。
ステップS43では、HA制御盤50から通信回線5cを介して操作終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はステップS44に進み、受信していない(no)場合は操作終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
ステップS44では、操作指示したシャッターの開閉停の各状態を携帯通信端末70の表示画面に表示してリターンする。
図5は、図3の音声認識に従って操作指示信号を出力する音声認識処理の一例を示す図である。図5において、制御盤11,21,31,41は、マイク13,23,33,43によって集音された部屋内の音声に基づいた音声信号を通信回線3b経由にてHA制御盤50へ送信する。
ステップS51では、制御盤11,21,31,41から音声信号が入力されたか否かの判定を行い、入力された(yes)場合は次のステップS52に進み、そうでない(no)場合はリターンする。
ステップS52では、入力した音声信号に対して音声認識処理を実行する。この音声認識処理は、入力した音声信号と予め記録された操作者の記録音声とを比較し、比較結果に基づいて制御対象と制御動作を認識して、制御対象レジスタ及び制御動作レジスタに記録する。例えば、図1に示すように2階子ども部屋で「シャッターを開けて!」と操作者が発音した場合、その音声信号に基づいて、制御対象「シャッター」、制御動作「開ける」が認識される。2階寝室で、「1階リビングシャッターを閉めて!」と操作者が発音した場合、その音声信号に基づいて、制御対象「1階リビングシャッター」、制御動作「閉める」が認識される。また、1階リビングで、「全てのシャッターを閉めて!」と操作者が発音した場合、その音声信号に基づいて、制御対象「全シャッター」、制御動作「閉める」が認識される。
ステップS53では、ステップS52の音声認識の結果、制御対象が正確に特定できたか否かの判定を行い、特定できた(yes)場合はステップS56に進み、特定できない(no)場合はステップS54に進む。例えば、上述の2階子ども部屋における音声信号「シャッターを開けて!」の認識結果である、制御対象「シャッター」は、どこのシャッターであるのかその制御対象を正確に特定できないので、noと判定される。一方、2階寝室における音声信号「1階リビングシャッターを閉めて!」の認識結果である、制御対象「1階リビングシャッター」、すなわち制御対象が窓シャッター3であると正確に特定できているので、yesと判定される。また、1階リビングにおける音声信号「全てのシャッターを閉めて!」の認識結果である、制御対象「全シャッター」、すなわち制御対象が窓シャッター1〜4であると正確に特定できているので、yesと判定される。
ステップS54では、ステップS52の音声認識処理の結果だけでは、制御対象を正確に特定できなかったので、マイク位置を特定できるか否かの判定を行い、マイク位置を特定できる(yes)場合はステップS55に進み、特定できない(no)場合はリターンする。例えば、上述の2階子ども部屋における音声信号「シャッターを開けて!」の音声認識では、制御対象「シャッター」だけでは、どのシャッターを制御するのか、その制御対象を正確に特定することができない。この音声信号「シャッターを開けて!」は、制御盤11を介してHA制御盤50に送信されているので、マイク13からの音声信号と判断できるので、制御対象は1階子ども部屋の窓シャッター1と特定することができる。マイク位置を特定できない場合とは、例えば、マイクがHA制御盤50に接続されている場合、または、携帯通信端末70のマイクを通して音声信号が入力された場合などが対応する。
ステップS55では、音声信号に対応するマイクの位置が特定されているので、それに基づいて制御対象を特定し、制御対象レジスタに記録する。なお、1階子ども部屋に複数の窓シャッターが存在する場合には、制御対象を特定することが困難なので、このような場合には、「どのシャッターを閉めますか?」などの音声で操作者に確認をとるようにするとよい。
ステップS56では、ステップS52の音声認識の結果、制御動作が正確に特定できたか否かの判定を行い、特定できた(yes)場合はステップS57に進み、特定できない(no)場合はステップS58に進む。例えば、上述の2階子ども部屋における音声信号「シャッターを開けて!」の場合、その認識結果は、制御動作「開ける」であり、2階寝室における音声信号「1階リビングシャッターを閉めて!」の場合、その認識結果は、制御動作「閉める」であり、1階リビングにおける音声信号「全てのシャッターを閉めて!」の場合、その認識結果は、制御動作「閉める」であると正確に特定できているので、yesと判定される。
ステップS57では、音声信号に対応する制御動作が特定されたので、制御対象レジスタ及び制御動作レジスタに対応した操作信号を出力する。例えば、上述の2階子ども部屋における音声信号「シャッターを開けて!」の場合、制御盤11に窓シャッター1を開動作させるための開信号を出力し、2階寝室における音声信号「1階リビングシャッターを閉めて!」の場合、制御盤31に窓シャッター3を閉動作させるための閉信号を出力し、1階リビングにおける音声信号「全てのシャッターを閉めて!」の場合、制御盤11,21,31,41に窓シャッター1〜4を閉動作させるための閉信号を出力する。
ステップS58では、ステップS52の音声認識処理の結果、制御動作を正確に特定できなかったので、「シャッターを閉めますか?開けますか?」などの音声で操作者に制御できなかったことを案内する。これによって、操作者は正確な発音を行うことでその開閉動作を音声にて制御することができる。
図6は、本発明の開閉制御システムの別の実施の形態の概略構成を示す図である。図6において、図1と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。図6の開閉制御システムが図1のものと異なる点は、制御盤51,61,71,81がそれぞれ音声認識機能を備えている点である。すなわち、窓シャッター1〜4は、マイク13,23,33,43からの音声信号を制御盤51,61,71,81にそれぞれ内蔵されている音声認識機能を利用して自己制御することができるように構成されている。
図6では、窓シャッター装置1〜3の各制御盤51,61,71がHA制御盤50に接続され、ホームオートメーションシステムを構築しており、窓シャッター装置4は、このホームオートメーションシステムに接続されていない。この実施の形態では、ホームオートメーションシステムを構築している窓シャッター装置1〜3の各制御盤51,61,71に内蔵されている音声認識機能を無効とし、HA制御盤50に内蔵されている音声認識機能のみを利用する。一方、ホームオートメーションシステムに組み込まれていない窓シャッター装置4は制御盤81に内蔵されている音声認識機能を利用して自己制御する。図6において、マイク13,23,33から制御盤51,61,71へ向かう点線矢印の出力線は、音声認識機能が無効であることを示し、マイク43から制御盤81へ向かう実線矢印の出力線は、音声認識機能が有効であることを示す。これによって、図6の窓シャッター装置1〜3は、図1〜図5に示したようなホームオートメーションシステムと同様の処理を実行し、窓シャッター装置4は、単独で音声認識処理を制御するようになる。
図1に示すように、HA制御盤50と携帯通信端末70とがアクセスポイントを介して接続されている場合は、携帯通信端末70を用いて窓シャッター装置1〜4の開閉停の各動作を制御することができるが、携帯通信端末70とアクセスポイントとの間の距離が離れており、Wi−Fi通信を行うことができない場合は、アクセスポイントをフレッツISDN、CATV、ADSL、FTTHなどの公衆回線にてインターネットに接続し、このインターネットを経由してアクセスポイントに携帯通信端末70が接続されるようにすることによって、遠隔操作にて窓シャッター装置1〜4を制御することができる。
上述の実施の形態では、アクセスポイントがHA制御盤50内に設けられた場合について説明したが、建物内の複数個所にアクセスポイントを設置してもよい。この場合、窓シャッター装置1〜4内にアクセスポイントを設けてもよいし、建物内のLAN端子にアクセスポイントを設けてもよい。
上述の実施の形態では、HA制御盤50と制御盤11,21,31,41との間は、特定小電力の無線方式にて接続したが、建物内のLAN回線を介して接続してもよい。携帯通信端末70を用いて、それぞれの窓シャッター装置1〜4を一斉又は個別にタイマーを設定して、タイマー操作を実行できるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるシャッターカーテンを例に説明したが、シャッター状の開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
携帯通信端末用のアプリケーションソフトは、所定のURLから任意に入手可能とする。また、このアプリケーションソフトを適宜変更することによって、デザインや操作方法を容易に変更可能とする。
開閉体装置の開閉状態としてどの程度閉鎖しているかなどの情報をアニメーションなどの動画にて視認可能に携帯通信端末の表示画面上に表示するようにしてもよい。開閉体装置の周辺に監視カメラや人感センサなどを設置し、カメラの撮影画像や人感センサの感知情報等に基づいて開閉停の各動作の可否等を制御するようにしてもよい。
ホームオートメーションシステムを例に説明したが、HEMS(Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム))においても同様に適用可能である。
1,2,3,4…窓シャッター装置
11,21,31,41…制御盤
12,22,32,42…リモコン操作スイッチ
13,23,33,43…マイク
1a,2a,3a,3b,4a…通信回線
5a,5b,5c,5d,7a,7b…通信回線
50…HA制御盤
51,61,71,81…制御盤
70…携帯通信端末

Claims (8)

  1. 複数の区画にそれぞれ設けられた複数の開閉体手段と、
    前記複数の開閉体手段毎に設けられ、前記開閉体手段の開閉停の各動作を制御する複数の個別制御手段と、
    前記複数の個別制御手段の少なくとも1つに設けられ、集音した音声に対応した音声信号を出力する音声変換手段と、
    前記個別制御手段経由にて入力した前記音声信号の音声認識の結果に応じて、前記音声信号を経由した前記個別制御手段以外の個別制御手段に対しても前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力する中央制御手段と
    を備えたことを特徴とする開閉制御システム。
  2. 請求項1に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段が音声認識機能を備えていても、前記中央制御手段のみが音声認識処理を行うことを特徴とする開閉制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記複数の個別制御手段毎に設けられ、操作子の操作に応じて前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力する複数の操作子手段と、
    前記中央制御手段に接続されることによって、前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の開閉停の各動作を制御できるように構成された携帯通信端末手段と
    を備えたことを特徴とする開閉制御システム。
  4. 請求項1、2又は3に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記複数の個別制御手段と前記中央制御手段との間が特定小電力の無線方式によって接続されることを特徴とする開閉制御システム。
  5. 複数の区画にそれぞれ設けられた複数の開閉体手段の開閉停の動作を、前記複数の開閉体手段毎に設けられた個別制御手段及び前記複数の個別制御手段の少なくとも1つに設けられ、集音した音声に対応した音声信号を出力する音声変換手段を用いて制御する開閉制御方法であって、
    前記複数の個別制御手段に接続された中央制御手段を用いて前記複数の開閉体手段の開閉停の各動作を制御し、
    前記個別制御手段経由にて入力した前記音声信号の音声認識の結果に応じて、前記音声信号を経由した前記個別制御手段以外の個別制御手段に対しても前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力することを特徴とする開閉制御方法。
  6. 請求項5に記載の開閉制御方法において、
    前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段が音声認識機能を備えていても、前記中央制御手段のみが音声認識処理を行うことを特徴とする開閉制御方法。
  7. 請求項5又は6に記載の開閉制御方法において、
    前記複数の個別制御手段毎に設けられた複数の操作子手段は、操作子の操作に応じて前記開閉停の各動作に対応した制御信号を出力し、
    前記中央制御手段に接続された携帯通信端末手段は、前記中央制御手段に接続された前記個別制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の開閉停の各動作を制御することを特徴とする開閉制御方法。
  8. 請求項5、6又は7に記載の開閉制御方法において、
    前記複数の個別制御手段と前記中央制御手段との間が特定小電力の無線方式によって接続されることを特徴とする開閉制御方法。
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