JP2017079244A - 半導体モジュールの冷却構造 - Google Patents

半導体モジュールの冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017079244A
JP2017079244A JP2015205885A JP2015205885A JP2017079244A JP 2017079244 A JP2017079244 A JP 2017079244A JP 2015205885 A JP2015205885 A JP 2015205885A JP 2015205885 A JP2015205885 A JP 2015205885A JP 2017079244 A JP2017079244 A JP 2017079244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat sink
semiconductor
semiconductor module
grease
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015205885A
Other languages
English (en)
Inventor
秀喜 安藤
Hideki Ando
秀喜 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015205885A priority Critical patent/JP2017079244A/ja
Publication of JP2017079244A publication Critical patent/JP2017079244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】半導体モジュールの放熱性を向上させる。
【解決手段】平面方向の中央部に半導体11が配置されるヒートシンク12と、半導体11が配置される側とは反対側からヒートシンク12を冷却する絶縁板13と、絶縁板13とヒートシンク12との間に設けられる熱伝導部14と、を備え、熱伝導部14に使用される部材の密度は、ヒートシンク12の平面方向における中央部が密であり、平面方向における外側部が疎である。これにより、ヒートシンク12の平面方向の中央部において、熱伝導部14を介して冷却用の絶縁板13と密着させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールの冷却構造に関する。
従来、このような分野の技術として、特開2014−007267号公報がある。この公報には、半導体モジュールとヒートシンクとの間に熱伝導グリスを設ける半導体の冷却構造が記載されている。
この半導体モジュールでは、半導体モジュールを収納するケースと、一端がケースに嵌合し他端がヒートシンクに当接する弾性部材とを備え、弾性部材によってケースとヒートシンクとの間に熱伝導グリスを挟持する。弾性部材はケースに嵌合して固定されるため、弾性部材がケースから外れることによる熱伝導グリスの流出を抑制できる。これにより、ヒートシンクは、熱伝導グリスを介して半導体モジュールを冷却することができ、冷却効率を向上させる。
特開2014−007267号公報
前述した従来の半導体モジュールの冷却に用いられる熱伝導グリスは、熱応力や振動に弱く、ポンプアウトやブリードアウトなどの放熱剤が抜ける現象により放熱性が低下する場合がある。そのため、耐久性が求められる環境で半導体モジュールを利用する場合には、熱伝導グリスに代わり、熱応力や振動に強い硬化型グリスや放熱シート材などの熱伝導素材を用いる場合がある。この熱伝導素材は、冷却器の冷却面とヒートシンクとの間に設けられ、冷却効率を上昇させる。
ここで一般には、ヒートシンクの中央部に発熱体(半導体)配置され、最も冷却したい箇所は、発熱体の近傍であるヒートシンクの中央部であるということが多い。しかしながら、ヒートシンクの中央部は、半導体モジュールの内部のはんだ付けなどの加工過程において線膨張係数差によって凹む場合がある。熱伝導素材は、ヒートシンクと冷却器の凹凸をできるだけ吸収するように変形することが望ましいが、硬化型グリスや放熱シート材は硬度が高いため、ヒートシンクや冷却器の表面の凹凸に追従できず、隙間が生じる場合がある。そのため、ヒートシンクの面上に硬化型グリスなどを用いた場合には、変形が容易な熱伝導シートを用いたときに比べ、放熱性が低下するおそれがある。
ここに記載した例は冷却したい半導体が中央に配置され、ヒートシンクの最も凹んだ箇所になっているケースを想定したが、硬化型グリスなどの疎密配置は冷却したい部位を密に配置し、冷却性能を落として良い箇所(発熱部位から離れた)を疎に配置することで、発熱部位(半導体)直近での冷却性能を最大化させることが狙いである。
本発明は、放熱性を向上させた半導体モジュールの冷却構造を提供するものである。
本発明にかかる半導体モジュールの冷却構造は、平面方向の中央部に半導体が配置されるヒートシンクと、前記半導体が配置される側とは反対側から前記ヒートシンクを冷却する絶縁板と、前記絶縁板と前記ヒートシンクとの間に設けられる熱伝導部と、を備え、前記熱伝導部に使用される部材の密度は、前記ヒートシンクの平面方向における中央部が密であり、平面方向における外側部が疎である。
これにより、ヒートシンクの平面方向の中央部において、熱伝導部を介して冷却用の絶縁板と密着させることができる。
半導体モジュールの放熱性を向上させることができる。
実施の形態1にかかる半導体モジュールの断面図である。 実施の形態1にかかる絶縁板を当接させた半導体モジュールの断面図である。 実施の形態1にかかるスクリーン版によるグリスの塗布を示す図である。 実施の形態1にかかるスクリーン版のスリットと、熱伝導部の第1の塗布部及び第2の塗布部の関係を示す図である。 実施の形態1にかかるスクリーン版のスリットが少ない場合の第1の塗布部及び第2の塗布部の関係を示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1及び図2に示すように、半導体モジュール1は、基部10と、発熱体である半導体11と、半導体11を挟むように配置されている一対のヒートシンク12と、ヒートシンク12の平面側の外側面12aに当接するように配置された一対の絶縁板13と、ヒートシンク12と絶縁板13の間にグリスが塗布される熱伝導部14と、を備える。
略平板状の基部10の中央部には、半導体11が配置され、半導体11を挟むように一対のヒートシンク12が配置されている。
半導体11は、半導体モジュール1が利用されるモータや照明などの機器に対して、電力の制御や供給を行うパワー半導体である。なお、半導体11は、CPUやメモリなどの演算や記憶の用途に用いられるものであってもよい。
一対のヒートシンク12は、半導体11が発生する熱を外部に伝熱して放熱する。ヒートシンク12は略平面であるが、加工の際の線膨張係数差によって、外側面12aの中央部が僅かに凹んだ形状であるものとして説明する。ヒートシンク12の外側面12aには、グリスが塗布された熱伝導部14が形成されている。
一対の絶縁板13は、ヒートシンク12の外側面12aに面接触するように配置される高熱伝導性及び高耐電性の高い冷却用絶縁板である。すなわち、絶縁板13は、熱伝導部14を介した状態で、ヒートシンク12の外側面12aに対して当接する。
熱伝導部14は、ヒートシンク12と絶縁板13の間に設けられており、熱を高効率で伝導するグリスが熱伝導部材として使用される。図1及び図2に示すように、熱伝導部14では、ヒートシンク12の外側面12aの中央部付近において、グリスが密に塗布されている第1の塗布部14aと、外側で疎の状態で塗布されている第2の塗布部14bと、を備える。すなわち熱伝導部14において、グリスは、ヒートシンク12と絶縁板13の間において、発熱体である半導体11が設けられた箇所の近傍であるほど密となり、遠ざかるほど疎となるように塗布されている。なお、熱伝導部14に使用されるグリスは、塗布された後に硬化した状態となる硬化グリスである。
次に、スクリーン印刷により、熱伝導部14において、第1の塗布部14a及び第2の塗布部14bを形成するように、ヒートシンク12上にグリスを塗布する方法について説明する。
図3に示すように、半導体11と一対のヒートシンク12が配置された基部10の平面側には、平面方向に貫通する複数のスリット21aを有するスクリーン版21が配置されている。スクリーン版21のスリット21aは、中央部分ほど密であり、外側部分ほど疎となるように形成されている。
より具体的には、図4の上部に示すように、スクリーン版21には四角形状のスリット21aが、XY方向に並列して設けられている。このスリット21aは、X方向及びY方向における中央部では面積が大きくなるように形成されており、端部では面積が小さくなるように形成されている。なお図4において、スリット21aは、X方向に8行、Y方向に8列の64個が形成されているように記載されているが、これらの個数に限られない。
図3に示すように、スクリーン版21にグリスを充填し、その後、スキージ22を、スクリーン版21の外側から内側に印圧を加えながら移動させる。これにより図4に示すように、スクリーン版21のスリット21aに充填されているグリスが、ヒートシンク12上に塗布される。
ここで、スクリーン版21の外側から印圧をかけながらグリスを塗布するため、ヒートシンク12の凹凸にならってグリスが塗布された状態となる。すなわち、ヒートシンク12に塗布されるグリスの塗布厚は、スクリーン版21の厚みによって決定され、ほぼ一定の膜厚となる。
したがって図4の下部に示すように、熱伝導部14には、ヒートシンク12の中央付近でグリスが密に塗布された第1の塗布部14aと、外側部分で疎となっている第2の塗布部14bが形成される。
これにより、図2に示すように、絶縁板13を基部10の両面に面接触させる際に、第2の塗布部14bが容易に変形する。したがって、絶縁板13を基部10の内側方向により近づけることができるため、第1の塗布部14aと絶縁板13の密着性が高まる。そのため、絶縁板13と第1の塗布部14aの隙間の発生が抑制されるため、放熱性を確保することができる。
なお、スクリーン版に形成されたスリットの形状は、自在に変更できる。例えば、図5の上部に示すように、スクリーン版31の中心部において円形のスリット31aを設け、さらに、スリット31aの外側においてスリット31aと同心となるように、一部分が欠かれた複数の輪状のスリット31bを形成してもよい。このようにスリット31a,31bを形成することにより、図5の下部に示すように、ヒートシンク12の中央部付近にグリスが密に塗布された第1の塗布部14aと、外側部分で疎となっている第2の塗布部14bを形成することができる。すなわち、スクリーン版31に設けられたスリット31aの数や形を変更することで、第1の塗布部14a及び第2の塗布部14bのグリスの凹部と凸部となる箇所の数や形状を、自在に変更できる。
すなわち、発熱箇所と放熱面のそれぞれの凹凸形状に応じて、発熱箇所と放熱面の間を介するグリスの配置を工夫することで、放熱性の大幅な向上を見込むことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 半導体モジュール
2 半導体モジュール
10 基部
11 半導体
12 ヒートシンク
12a 外側面
13 絶縁板(冷却器)
14 熱伝導部
14a 第1の塗布部
14b 第2の塗布部
21 スクリーン版
21a スリット
22 スキージ
24 熱伝導部
24a 第1の塗布部
24b 第2の塗布部
24c 凸部
24d 凹部
31 スクリーン版
31a スリット
31b スリット

Claims (1)

  1. 平面方向の中央部に半導体が配置されるヒートシンクと、
    前記半導体が配置される側とは反対側から前記ヒートシンクを冷却する絶縁板と、
    前記絶縁板と前記ヒートシンクとの間に設けられる熱伝導部と、を備え、
    前記熱伝導部に使用される部材の密度は、前記ヒートシンクの平面方向における中央部が密であり、平面方向における外側部が疎である
    半導体モジュールの冷却構造。
JP2015205885A 2015-10-19 2015-10-19 半導体モジュールの冷却構造 Pending JP2017079244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015205885A JP2017079244A (ja) 2015-10-19 2015-10-19 半導体モジュールの冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015205885A JP2017079244A (ja) 2015-10-19 2015-10-19 半導体モジュールの冷却構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017079244A true JP2017079244A (ja) 2017-04-27

Family

ID=58666269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015205885A Pending JP2017079244A (ja) 2015-10-19 2015-10-19 半導体モジュールの冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017079244A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113053839A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 三菱电机株式会社 半导体装置及半导体装置的制造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09134983A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH09293811A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Hitachi Ltd 発熱体の冷却装置
JP2005086018A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Toyota Motor Corp パワーモジュール及びその組み付け方法
JP2007051227A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Shin Etsu Chem Co Ltd 熱伝導性シリコーングリース組成物およびその硬化物
JP2007165620A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Denso Corp 半導体冷却構造
JP2009224556A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toyota Motor Corp 印刷版及びそれを用いたパワーモジュールの組み付け方法
JP2009277976A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 塗布方法およびパターン形成用マスク
JP2013062282A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Toyota Motor Corp 半導体装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09134983A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH09293811A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Hitachi Ltd 発熱体の冷却装置
JP2005086018A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Toyota Motor Corp パワーモジュール及びその組み付け方法
JP2007051227A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Shin Etsu Chem Co Ltd 熱伝導性シリコーングリース組成物およびその硬化物
JP2007165620A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Denso Corp 半導体冷却構造
JP2009224556A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toyota Motor Corp 印刷版及びそれを用いたパワーモジュールの組み付け方法
JP2009277976A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 塗布方法およびパターン形成用マスク
JP2013062282A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Toyota Motor Corp 半導体装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113053839A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 三菱电机株式会社 半导体装置及半导体装置的制造方法
JP2021106194A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 三菱電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
DE102020132411B4 (de) 2019-12-26 2023-01-26 Mitsubishi Electric Corporation Halbleitervorrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Halbleitervorrichtung
US11594464B2 (en) 2019-12-26 2023-02-28 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device and semiconductor device manufacturing method
JP7249935B2 (ja) 2019-12-26 2023-03-31 三菱電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9222735B2 (en) Compliant multilayered thermally-conductive interface assemblies
JP5165017B2 (ja) 電子機器の冷却構造
JP5784261B2 (ja) 冷却装置及びこれを用いた冷却装置付きパワーモジュール
JP4466644B2 (ja) ヒートシンク
US20100212869A1 (en) Heat dissipation device
JP6885194B2 (ja) 電子機器
JP2010161203A (ja) 放熱装置、パワーモジュール、パワーモジュールの製造方法
CN111033724B (zh) 电路块集合体
JP5885630B2 (ja) プリント基板
JP2017028040A (ja) 半導体装置
JP6446489B2 (ja) ヒートスプレッダ
JP2006261505A (ja) 絶縁伝熱シート
TWI645588B (zh) 半導體的導熱及散熱結構
JP2017079244A (ja) 半導体モジュールの冷却構造
US20120181000A1 (en) Heat dissipation assembly
JP2005142328A (ja) 熱伝達装置
JP6105549B2 (ja) 孔があいたライナーを含む熱伝導パッド材
JP4529703B2 (ja) 放熱構造および放熱部品
JP6178981B2 (ja) 冷却システム
US20140247558A1 (en) Heat dissipation device of electronic apparatus
JP2014135374A (ja) 伝熱基板
JP7172065B2 (ja) 半導体装置
WO2016170777A1 (ja) 放熱機構およびそれを備えた装置
JP2017092374A (ja) パワーカードの組付け方法
US9831153B1 (en) Heat dissipating device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190813