JP2017077659A - 液体供給機構および液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サブタンクにインクを吸引するダイヤフラム式のポンプにおいて、ダイヤフラムが意図しない形状に変形するおそれを少なくすること。【解決手段】インクジェットプリンター1のインク供給機構19は、インクカートリッジ9a〜9dからサブタンク11a〜11dにインクを吸引するダイヤフラムポンプユニット12を備える。ダイヤフラムポンプユニット12は、インク室22の一端を封鎖するダイヤフラム50を備える。ダイヤフラム50は、上下方向Zへ移動してインク室22の容積を増減させる移動部53と、シリンダー21に固定される取付部52を備える。移動部53の中央部は厚肉部54であり、外周部は可撓性の薄肉部55である。ダイヤフラム50は上方+Zに膨らみ難く、且つ、外周側に膨らみ難いので、インクの補給能力の低下やダイヤフラム50の噛み込み状態が発生するおそれが少ない。【選択図】図5
Description
本発明は、ダイヤフラムの変形によって容積が増減するサブタンクを経由して液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給機構および液体吐出装置に関する。
インクジェットプリンターのインク供給機構としては、インクカートリッジなどのメインタンクと、インクジェットヘッドと共にキャリッジに搭載されるサブタンクとを備え、メインタンクからサブタンクにインクが補給され、印刷を行う際にはサブタンクからインクジェットヘッドにインクが供給されるものが知られている。特許文献1には、この種のインク供給機構(液体供給機構)を備えるインクジェットプリンター(液体吐出装置)が開示されている。
特許文献1のインク供給機構は、サブタンクの上部にダイヤフラム式のポンプが設けられている。このポンプは、サブタンクの上端を封鎖するダイヤフラムと、ダイヤフラムに連結されたピストンを備えており、揺動式のレバーを介してピストンを引き上げると、サブタンクの容積が拡張されて負圧状態となり、サブタンクにインクが吸引される。インクの補給後にレバーを解放してピストンを自由に動く状態にすると、加圧用のバネの押圧力によってピストンが押し下げられ、サブタンクの内部が加圧状態となる。従って、サブタンクからインクジェットヘッド側へインクを加圧供給することができる。
特許文献1のインク供給機構は、ダイヤフラムに連結されたピストンを上下動させてサブタンクの容積を増減させるが、ダイヤフラムが意図しない形状に変形すると不都合が発生するおそれがある。例えば、インクの補給後に加圧用のバネの力でピストンが押し下げられると、加圧状態のインクによってピストンの外周側でダイヤフラムが上側に押圧される。このとき、ダイヤフラムが上側に膨らむと、その分だけピストンの高さが下がることになる。しかしながら、この種のポンプが1回の吸引動作によって吸引できるインク量は、ピストンの高低差に対応する量であるため、ピストンの高さが下がることは、1回の吸引動作によって吸引できるインク量が少なくなることを意味する。つまり、ダイヤフラムが上側に膨らむと、インクの補給能力にロスが生じるおそれがある。
また、加圧状態のインクによってダイヤフラムが外周側に膨らむなどして余分な撓みが生じると、ダイヤフラムが正常なロール形状にならず、撓んだ部分がピストンとシリンダーとの間に詰まる噛み込み状態となり、ピストンがロックするおそれがある。また、噛み込みによってダイヤフラムの寿命低下やインクの加圧不良が発生するおそれもある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、液体供給機構のサブタンクにインク等の液体を吸引するダイヤフラム式のポンプにおいてダイヤフラムが意図しない形状に変形するおそれを少なくすることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の液体供給機構は、液体吐出ヘッドに液体を供給するサブタンクと、メインタンクから前記サブタンクに液体を吸引する液体補給機構と、を有し、前記液体補給機構は、前記サブタンクに設けられた液体収容室の一端を封鎖するダイヤフラムと、前記液体収容室の容積が減少する第1方向に前記ダイヤフラムを付勢する付勢部材と、前記液体収容室の容積が増大する第2方向に前記ダイヤフラムを引っ張る駆動部材と、を備え、前記ダイヤフラムは、前記第1方向および前記第2方向へ移動可能な移動部と、前記サブタンクに固定される取付部と、を備え、前記移動部は、可撓性の第1部分と、前記液体収容室が加圧状態になったときにその形状が保たれる第2部分と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ダイヤフラムの第1部分は可撓性であるが、ダイヤフラムの第2部分は、液体収容室が加圧状態になってもその形状を保つように構成されている。このようにすれば、ダイヤフラムが意図しない形状に変形するおそれを少なくすることができる。例えば、液体の補給によって液体収容室が加圧状態になったとき、ダイヤフラムが上側に膨らみ、その結果、ピストンの意図しない降下が引き起こされるおそれを少なくすることができる。また、ダイヤフラムが意図しない形状に撓んでピストンとサブタンクの側壁部との間に詰まる噛み込み状態が引き起こされるおそれを少なくすることができる。
本発明において、前記第2部分は、前記第1部分よりも厚い厚肉部であることが望ましい。このようにすると、単純な構成でダイヤフラムの変形防止を図ることができる。
本発明において、前記厚肉部は前記ダイヤフラムの中央部に設けられ、前記第1部分は、前記厚肉部の外周縁から前記第1方向に延びていることが望ましい。このようにすると、ダイヤフラムが第2方向に膨らみ難いため、ピストンの意図しない降下が引き起こされるおそれを少なくすることができる。また、ダイヤフラムが外周側に膨らみ難いので、ピストンとサブタンクの側壁部との間にダイヤフラムが詰まって噛み込み状態となるおそれを少なくすることができる。
本発明において、前記第2部分は、可撓性の膜部と、前記膜部を覆う形状保持部材と、を備える構成であってもよい。このようにすると、第1部分と第2部分の膜厚を変更することなく、形状保持部材を追加するだけで第2部分の形状を保つことができる。
本発明において、前記ダイヤフラムの中央部を前記液体収容室の内側から支持する支持部材を備え、前記第2部分は前記支持部材の表面に沿って延在し、前記支持部材の外周縁と前記サブタンクの内周面との間には、前記第1方向に凸となる形状に弛んだ前記第1部分を収容する隙間が設けられていることが望ましい。このような支持部材を用いることにより、ダイヤフラムの形状を安定させることができ、意図した形状に変形しやすくすることができる。
本発明において、前記液体補給機構は、前記ダイヤフラムに連結されたピストンと、前記ピストンと前記駆動部材とを連結する弾性変形部材と、を備え、前記付勢部材は、前記ピストンを介して前記ダイヤフラムを前記第1方向に付勢する加圧バネであり、前記駆動部材は、前記ピストンおよび前記弾性変形部材を介して前記ダイヤフラムを第2方向に引っ張る所定の揺動方向およびその逆方向に揺動可能に支持されたレバーであることが望ましい。このようにすると、レバーを駆動することによってサブタンクへの液体の補給を行うことができる。また、レバーを自由にすれば、加圧バネの付勢力によって液体吐出ヘッド側へ液体を加圧供給することができる。
本発明において、前記液体補給機構は、モーターと、前記モーターの出力回転に基づいて前記レバーを前記所定の揺動方向に押圧する押圧機構と、を備えることが望ましい。このようにすると、モーターを駆動することにより、必要なタイミングで適宜、サブタンクへの液体の補給を行うことができる。
次に、本発明の液体吐出装置は、上記の液体供給機構と、前記液体供給機構から供給された液体を吐出する液体吐出ヘッドと、を備えることを特徴とする。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した液体吐出装置およびその液体供給機構の実施形態を説明する。本発明の実施形態に係る液体吐出装置および液体供給機構は、本発明をインクジェットヘッドからインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンターおよびそのインク供給機構に適用したものである。
(インクジェットプリンター)
図1はインクジェットプリンターの概略構成を示す説明図である。インクジェットプリンター1(以下、プリンター1という)は、複数種類のカラーインクを用いてロール紙から繰り出される長尺状の記録紙に印刷を行う。プリンター1は、全体として直方体状のプリンターケース2を備える。プリンターケース2の前面には記録紙排出口3が形成され、プリンターケース2内のプリンター後端寄りの位置にはロール紙装填部4が設けられている。ロール紙装填部4に装填されたロール紙から引き出された記録紙は、記録紙排出口3のすぐ後方に設けられたプラテン5の表面を経由する記録紙搬送経路に沿って水平に搬送される。
図1はインクジェットプリンターの概略構成を示す説明図である。インクジェットプリンター1(以下、プリンター1という)は、複数種類のカラーインクを用いてロール紙から繰り出される長尺状の記録紙に印刷を行う。プリンター1は、全体として直方体状のプリンターケース2を備える。プリンターケース2の前面には記録紙排出口3が形成され、プリンターケース2内のプリンター後端寄りの位置にはロール紙装填部4が設けられている。ロール紙装填部4に装填されたロール紙から引き出された記録紙は、記録紙排出口3のすぐ後方に設けられたプラテン5の表面を経由する記録紙搬送経路に沿って水平に搬送される。
プラテン5の上方には、キャリッジ6およびこれに搭載されたインクジェットヘッド7(液体吐出ヘッド)が配置される。キャリッジ6は、図示しないキャリッジガイド機構によって上下方向に移動可能に支持される。インクジェットヘッド7は、キャリッジ6の上下動に基づき、プラテン5の表面を通過する記録紙との間に所定のギャップが形成された印刷位置、および、当該印刷位置の上方に退避した退避位置に移動可能である。プリンター1は、不図示の記録紙搬送機構によってロール紙から繰り出した記録紙をプラテン5の表面に沿って搬送し、この搬送動作と連動してインクジェットヘッド7からインクを吐出することにより、記録紙への印刷を行う。
プラテン5の下方にはインクカートリッジ装着部8が設けられている。インクカートリッジ装着部8には、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のインクのそれぞれを貯留するインクカートリッジ9a〜9d(メインタンク)が装着される。インクカートリッジ装着部8にインクカートリッジ9a〜9dを装着すると、インクカートリッジ装着部8の最奥部に設けられた図示しないインク供給針が、各インクカートリッジ9a〜9dの後端に設けられた図示しないインク供給口に挿入される。これにより、インクジェットヘッド7にインクを供給するためのインク供給路10(図2参照)の上流端に各インクカートリッジ9a〜9dが接続される。
キャリッジ6およびインクジェットヘッド7の後方側には、ダイヤフラムポンプユニット12が配置される。ダイヤフラムポンプユニット12は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のインクのそれぞれを貯留するサブタンク11a〜11dを備える。また、インクジェットヘッド7の上方には、圧力調整室13a〜13dが設けられたダンパーユニット14が配置される。
図2はインクジェットプリンター1のインク供給系を模式的に示す説明図である。インク供給路10の上流側部分は、インクカートリッジ9a〜9dとサブタンク11a〜11dとを接続する4系統のインク流路15a〜15dによって構成される。インクカートリッジ9a〜9d内のインクは、後述するダイヤフラムポンプユニット12のインク吸引動作により、インク流路15a〜15dを通って各サブタンク11a〜11d内に吸引される。そして、インクジェットヘッド7側に送り出されるまでは、一旦各サブタンク11a〜11d内に貯留される。一方、インク供給路10の下流側部分は、サブタンク11a〜11dとヘッド内流路7a〜7dとを接続する4系統のインク流路16a〜16dによって構成される。
インク流路16a〜16dにはダンパーユニット14が設けられ、ダンパーユニット14の上流側に逆止弁17が設けられる。また、インク流路16a〜16dには、インクジェットヘッド7の上流側にもう1つの逆止弁18が設けられる。各サブタンク11a〜11dに貯留されたインクは、逆止弁17を通ってダンパーユニット14の圧力調整室13a〜13dに供給され、ここからもう1つの逆止弁18を通ってインクジェットヘッド7のヘッド内流路7a〜7dに供給される。ダイヤフラムポンプユニット12およびダンパーユニット14、ならびに、これらを経由するインク流路に設けられた逆止弁17、18により、インクカートリッジ9a〜9d内のインクをインクジェットヘッド7に供給するためのインク供給機構19(液体供給機構)が構成される。
(ダイヤフラムポンプユニット)
図3はダイヤフラムポンプユニット12およびダンパーユニット14の斜視図である。また、図4はダイヤフラムポンプユニット12の平面図であり、図5はダイヤフラムポンプユニット12の要部の断面構成を示す説明図(図4のX−X断面図)である。図3に示すように、ダイヤフラムポンプユニット12は、各サブタンク11a〜11dの上部に設けられたインク吸引機構20(液体補給機構)と、サブタンク11a〜11dに隣接する位置に付設された駆動機構30(液体補給機構)を備える。インク吸引機構20は、インクカートリッジ9a〜9dからサブタンク11a〜11dにインクを吸引するための機構であり、駆動機構30は、インク吸引機構20を駆動するための機構である。
図3はダイヤフラムポンプユニット12およびダンパーユニット14の斜視図である。また、図4はダイヤフラムポンプユニット12の平面図であり、図5はダイヤフラムポンプユニット12の要部の断面構成を示す説明図(図4のX−X断面図)である。図3に示すように、ダイヤフラムポンプユニット12は、各サブタンク11a〜11dの上部に設けられたインク吸引機構20(液体補給機構)と、サブタンク11a〜11dに隣接する位置に付設された駆動機構30(液体補給機構)を備える。インク吸引機構20は、インクカートリッジ9a〜9dからサブタンク11a〜11dにインクを吸引するための機構であり、駆動機構30は、インク吸引機構20を駆動するための機構である。
図5に示すように、サブタンク11a(11b〜11d)は、上下方向Zに延びる筒状のシリンダー21を備える。シリンダー21の底部にはインク室22(液体収容室)が設けられている。シリンダー21には、インク室22の上端を封鎖するようにダイヤフラム50が取り付けられる。ダイヤフラム50には円板状の支持部材23が取り付けられる。支持部材23は、ダイヤフラム50の筒状部51を中心とした円形領域である中央部をインク室22の内側から支持する。支持部材23の中央に形成された突出部23aは、ダイヤフラム50の中央に設けられた筒状部51から上方+Zに突出する。ダイヤフラム50の上方+Zには、シリンダー21内を下方−Z(第1方向)および上方+Z(第2方向)に移動可能なピストン24が配置される。ピストン24は、支持部材23の突出部23aを介してダイヤフラム50と連結される。
インク吸引機構20は、ダイヤフラム50および支持部材23と、ピストン24と、ピストン24の上部に取り付けられたコイルバネ25(弾性変形部材)と、コイルバネ25の上方からシリンダー21の側方にL字型に屈曲して延びる吸引用レバー26(レバー/駆動部材)とを備える。吸引用レバー26は、シリンダー21よりもプリンター後方側に位置し、且つ、シリンダー21よりも上方+Zに位置する支軸27を中心に揺動可能に支持される。吸引用レバー26は、支軸27からシリンダー21の上方+Zに向かって横向きに延びる第1腕部26aと、支軸27から下向きに延びる第2腕部26bとを備える。第1腕部26aの先端にはフックが形成され、このフックにコイルバネ25の上端が係止される。また、第2腕部26bの先端部分26cは、シリンダー21とは反対側に突出する。
吸引用レバー26は、後述する駆動機構30の動作により、第1腕部26aが上昇する揺動方向A(所定の揺動方向)に揺動させられる。吸引用レバー26は、図5において実線で示す下降位置D1と、破線で示す上昇位置D2との間を揺動する。第1腕部26aが上昇すると、第1腕部26aに連結されたピストン24が上方+Zに移動してコイルバネ25を伸張させるので、当該コイルバネ25の弾性復帰力により、ピストン24および支持部材23を介してダイヤフラム50が上方+Z(第2方向)に引っ張られる。この結果、インク室22の容積が増加してインク室22内が負圧状態になり、インクカートリッジ9a(9b〜9d)からインクが吸引されてインク室22内に補給される。なお、このとき、圧力調整室13a(13b〜13d)に連通するインク流路16a(16b〜16d)には逆止弁17が設けられているため、インク補給動作の間は、圧力調整室13a(13b〜13d)からのインクの逆流が阻止される。
図4に示すように、サブタンク11a〜11dは一列に配列され、各サブタンク11a〜11dの上部に設けられた4組のインク吸引機構20も同様に一列に配列される。駆動機構30は、同一方向に延びる4本の第2腕部26bの先端部分と対峙する位置に配置された押圧レバー31を備える。押圧レバー31は、その上端に沿って延びる支軸32を中心に揺動可能に支持される。また、駆動機構30は、押圧レバー31の下方に配置された円盤状の歯車33と、歯車33の外周寄りの部分に取り付けられたローラー34を備える。歯車33に隣り合う位置には、モーター35の出力軸に連結されたウォーム36およびこれに噛み合うウォームホイール37が配置され、ウォームホイール37は歯車33と噛み合う。押圧レバー31、支軸32、歯車33、ウォーム36、ウォームホイール37等は、モーター35の出力回転に基づいて吸引用レバー26の第2腕部26bを押圧するための押圧機構38を構成する。
歯車33には、モーター35の出力回転がウォーム36およびウォームホイール37を介して所定の減速比で伝達される。歯車33が回転すると、その外周縁に配置されたローラー34が円弧状の軌道に沿って移動する。モーター35は、歯車33の回転位置を検出するセンサー39の出力に基づいて駆動される。これにより、ローラー34は、吸引用レバー26に最も接近した駆動位置C1と、この駆動位置C1から時計周りに90度回転した退避位置C2との間を移動する。
ローラー34は、退避位置C2から駆動位置C1に移動するとき、押圧レバー31の下端31aを第2腕部26bの側(図5の矢印B方向)に移動させる。その結果、押圧レバー31によって第2腕部26bの先端部分26cがシリンダー21側に押圧され、吸引用レバー26が揺動方向Aに強制的に揺動する。ローラー34を駆動位置C1に保持すると、押圧レバー31を介して、第1腕部26aが最も高い位置に上昇した位置で保持される。上述したように、第1腕部26aが上昇すると、コイルバネ25およびピストン24を介してダイヤフラム50が上方+Z(第2方向)に引っ張られてインク室22内が負圧状態になるので、インク室22へのインク補給が行われる。
ダイヤフラムポンプユニット12は、各ピストン24の上部に取り付けられた加圧バネ28(付勢部材)を備える。加圧バネ28は、コイルバネ25の外周側に取り付けられ、ピストン24を介してダイヤフラム50を下方−Z(第1方向)に付勢する。インク室22へのインク補給が終了したタイミングでローラー34を退避位置C2に戻すと、吸引用レバー26の保持状態が解除されて揺動可能となる。その結果、ピストン24が下降可能となるので、ピストン24を介してダイヤフラム50が押し下げられ、加圧バネ28の加圧力とダイヤフラム50に加わるインク圧とが釣り合う位置までダイヤフラム50が下降する。
すなわち、吸引用レバー26の保持状態が解除されると、コイルバネ25による上向きの付勢力が徐々に減少するのに伴い、所定の時点で加圧バネ28の加圧力によってダイヤフラム50が下向きに付勢された状態に転じる。その結果、ダイヤフラム50が下降するので、サブタンク11a〜11d内に吸引されたインクが、ダイヤフラム50の下降によって減少する容積分だけインク流路16a〜16dへ押し出され、逆止弁17を通ってダンパーユニット14の圧力調整室13a〜13dに供給される。
圧力調整室13a〜13dは、所定の容積の凹部の上端をダイヤフラムによって封鎖した構造であり、ダイヤフラムは圧力調整用バネによって付勢される。サブタンク11a〜11d内のインクは、圧力調整室13a〜13dを経由してインクジェットヘッド7に供給される。ダンパーユニット14は、圧力調整用バネの弾性復帰力により、圧力調整室13a〜13dの上流側におけるインク圧の急激な変動を緩和することができる。
インク吸引機構20および駆動機構30の動作によってサブタンク11a〜11dが負圧状態となり、サブタンク11a〜11dへのインク補給が行われている間は、サブタンク11a〜11dからはインクが供給されない。しかしながら、この間にインクジェットヘッド7側でインクが消費されると、ヘッド内流路7a〜7d側の負圧に応じて、圧力調整室13a〜13dのダイヤフラムおよび圧力調整用バネが変位して、圧力調整室13a〜13dのインクがヘッド内流路7a〜7d側へ流出する。つまり、本実施形態では、サブタンク11a〜11dからのインク補給がなくても、圧力調整室13a〜13dからのインク供給により、しばらくの間はインクジェットヘッド7のインク吐出動作を継続することができる。圧力調整室13a〜13dの容積は、インク補給中に圧力調整室13a〜13d内のインクを使い切ってしまうことがないように設定されている。
(ダイヤフラム)
図6はダイヤフラム50の説明図であり、サブタンク11a〜11dの側壁部を構成するシリンダー21からダイヤフラム50を取り外した状態を示す。図6(a)はダイヤフラム50の斜視図であり、図6(b)はダイヤフラム50の断面図である。ダイヤフラム50は樹脂製であり、シリンダー21に固定される取付部52と、上方+Zおよび下方−Zに移動してインク室22の容積を増減させる移動部53と、を備える。図5に示すように、シリンダー21はインク室22の上端の位置で上部シリンダー21aと下部シリンダー21bに分割される。取付部52はダイヤフラム50の外周縁に沿って全周に設けられた厚肉部であり、上部シリンダー21aの下端面と下部シリンダー21bの上端面との間に嵌め込まれている。
図6はダイヤフラム50の説明図であり、サブタンク11a〜11dの側壁部を構成するシリンダー21からダイヤフラム50を取り外した状態を示す。図6(a)はダイヤフラム50の斜視図であり、図6(b)はダイヤフラム50の断面図である。ダイヤフラム50は樹脂製であり、シリンダー21に固定される取付部52と、上方+Zおよび下方−Zに移動してインク室22の容積を増減させる移動部53と、を備える。図5に示すように、シリンダー21はインク室22の上端の位置で上部シリンダー21aと下部シリンダー21bに分割される。取付部52はダイヤフラム50の外周縁に沿って全周に設けられた厚肉部であり、上部シリンダー21aの下端面と下部シリンダー21bの上端面との間に嵌め込まれている。
移動部53は、ダイヤフラム50の中央部に設けられた円形の厚肉部54(第2部分)と、厚肉部54の外周側に設けられた薄肉部55(第1部分)とを備えており、薄肉部55の外周縁に取付部52が設けられている。厚肉部54の中央には、支持部材23の突出部23aを取り付けるための筒状部51が設けられている。薄肉部55は可撓性の膜状であり、厚肉部54は薄肉部55よりも厚く形成されている。厚肉部54の厚さは、加圧バネ28の加圧力によってインク室22が加圧状態になったとしても、インク圧によって厚肉部54が上方+Zに膨らまずに平坦な形状を保つことができる程度の厚さに設定されている。
図5に示すように、ダイヤフラム50をシリンダー21に取り付けた状態では、厚肉部54は支持部材23の表面に沿って径方向に延在し、薄肉部55は支持部材23の外周側で下方−Zに凸となる形状に撓んでいる。支持部材23の外周縁と下部シリンダー21bの内周面(すなわち、インク室22の内周面)との間には、下方−Zに凸となる形状に撓んだ状態の薄肉部55を収容する隙間が設けられている。薄肉部55は、径方向に広がる厚肉部54の外周縁に対して屈曲した形状に繋がっており、厚肉部54の外周縁から下方−Z(第1方向)に延びている。また、薄肉部55は、シリンダー21に嵌め込まれた取付部52に対して屈曲した形状に繋がっており、取付部52から下方−Z(第1方向)に延びている。つまり、ダイヤフラム50は、取付部52および厚肉部54から薄肉部55が延びる方向が上向きまたは径方向外側を向く方向になりにくいように構成されている。
図7はダイヤフラムポンプユニット12の動作説明図である。図7(a)はインク補給動作によってダイヤフラム50を引き上げた状態を示し、図7(b)はインクの補給直後の状態を示す。また、図7(c)はインクの供給によってインク室22が空になった状態を示す。ダイヤフラムポンプユニット12によるインク補給動作を行うと、上述したようにピストン24、支持部材23等を介してダイヤフラム50が上方+Zに引っ張られる。ダイヤフラム50は、ピストン24が図示しない当接部に当接する位置まで引き上げられる。図7(a)はこの状態を示す。インクの補給中は、インク室22は負圧状態であるため、ダイヤフラム50は支持部材23の表面に張り付いている。
インクの補給直後には、上述したように吸引用レバー26の保持状態が解除されるので、ピストン24およびダイヤフラム50は下降可能となる。ダイヤフラム50は、ピストン24を介して加圧バネ28によって下方−Zに付勢されるので、図7(b)に示すように、インク圧と加圧力とが釣り合う位置まで下降する。これにより、インク室22が加圧状態になり、インクの加圧供給が可能になる。本形態では、上述したようにダイヤフラム50の厚肉部54はインクが加圧状態になっても上方+Zに膨らむことのない厚さであり、薄肉部55についても上方+Zや径方向外側には膨らみにくい。従って、インク室22が負圧状態から加圧状態に転じたとき、ダイヤフラム50が意図しない形状に変形するおそれが少ない。
インクが加圧供給されている間、厚肉部54の形状は支持部材23に沿った形状に保たれる。また、薄肉部55も下方−Zに凸となる状態を保ったままピストン24の下降に応じて変形する。図7(c)に示すように、インク室22が空になると、支持部材23はインク室22の底部まで下降する。
(作用効果)
以上のように、本形態のインク供給機構19は、インクカートリッジ9a〜9dからサブタンク11a〜11dにインクを吸引するためのダイヤフラムポンプユニット12を備えており、ダイヤフラムポンプユニット12のインク吸引機構20は、インク室22の一端を封鎖するダイヤフラム50を備える。そして、ダイヤフラム50は、上方+Zおよび下方−Zへ移動してインク室22の容積を増減させる移動部53と、シリンダー21に固定される取付部52と、を備えており、移動部53の一部(薄肉部55)は可撓性であるとともに、移動部53の厚肉部54は、インク室22が加圧状態になったとしてもその形状を保つように構成されている。従って、ダイヤフラム50が意図しない形状に変形するおそれが少なく、意図しない変形による不都合が発生するおそれが少ない。例えば、ダイヤフラム50が上側に膨らむことがないので、ピストン24の降下によって1回のインク補給動作によるインクの吸引量が少なくなることを回避できる。また、ダイヤフラム50が径方向外側や上側に撓んでしまい、その状態で下降することによってピストン24とシリンダー21との間にダイヤフラム50が詰まって噛み込み状態が引き起こされるおそれが少ない。
以上のように、本形態のインク供給機構19は、インクカートリッジ9a〜9dからサブタンク11a〜11dにインクを吸引するためのダイヤフラムポンプユニット12を備えており、ダイヤフラムポンプユニット12のインク吸引機構20は、インク室22の一端を封鎖するダイヤフラム50を備える。そして、ダイヤフラム50は、上方+Zおよび下方−Zへ移動してインク室22の容積を増減させる移動部53と、シリンダー21に固定される取付部52と、を備えており、移動部53の一部(薄肉部55)は可撓性であるとともに、移動部53の厚肉部54は、インク室22が加圧状態になったとしてもその形状を保つように構成されている。従って、ダイヤフラム50が意図しない形状に変形するおそれが少なく、意図しない変形による不都合が発生するおそれが少ない。例えば、ダイヤフラム50が上側に膨らむことがないので、ピストン24の降下によって1回のインク補給動作によるインクの吸引量が少なくなることを回避できる。また、ダイヤフラム50が径方向外側や上側に撓んでしまい、その状態で下降することによってピストン24とシリンダー21との間にダイヤフラム50が詰まって噛み込み状態が引き起こされるおそれが少ない。
本形態によれば、ダイヤフラム50の一部を厚肉状にすることで変形防止を図っている。また、厚肉部54および取付部52から薄肉部55が延びる方向を下向きにすることによって、薄肉部55を上方+Zや外周側へ膨らみにくくしている。従って、単純な構成でありながら、インクの補給能力の低下やダイヤフラム50の噛み込み状態が発生するおそれを少なくすることができる。
本形態によれば、ダイヤフラム50はインク室22の内側から支持部材23によって支持される。このような支持部材23を設けると、ダイヤフラム50が支持部材23に沿った形状を保つため、ダイヤフラム50の形状を安定させることができる。
本形態によれば、ダイヤフラム50はピストン24を介して加圧バネ28によって下方−Zに付勢され、モーター35によって駆動される吸引用レバー26によって上方+Zに引っ張られる。従って、モーター35の駆動を制御することにより、必要なタイミングで適宜、インクの補給を行うことができる。また、加圧バネ28の加圧力によってインクを加圧供給することができる。
(変形例)
図8は変形例のダイヤフラム150の説明図であり、図8(a)はダイヤフラム150の斜視図、図6(b)はダイヤフラム150の断面図である。上記形態のダイヤフラム50は、移動部53の一部を厚肉状にすることによって当該部分を変形しにくくしていたが、変形例では、樹脂製の膜部に形状保持部材157を付加することによってダイヤフラム150の変形防止を図っている。以下、上記形態のダイヤフラム50と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ異なる符号を付して説明する。変形例のダイヤフラム150は、シリンダー21に固定される取付部152と、上方+Zおよび下方−Zに移動可能な移動部153を備える。
図8は変形例のダイヤフラム150の説明図であり、図8(a)はダイヤフラム150の斜視図、図6(b)はダイヤフラム150の断面図である。上記形態のダイヤフラム50は、移動部53の一部を厚肉状にすることによって当該部分を変形しにくくしていたが、変形例では、樹脂製の膜部に形状保持部材157を付加することによってダイヤフラム150の変形防止を図っている。以下、上記形態のダイヤフラム50と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ異なる符号を付して説明する。変形例のダイヤフラム150は、シリンダー21に固定される取付部152と、上方+Zおよび下方−Zに移動可能な移動部153を備える。
移動部153は、可撓性の膜部156と、膜部156の内周側の部分を上方+Zから覆うように取り付けられた形状保持部材157を備える。膜部156は上記形態の薄肉部55と同一の厚さであり、その中央には筒状部51が設けられている。形状保持部材157は、筒状部51を囲んで径方向に環状に広がる環状部158と、環状部158の外周縁を下方−Zに湾曲させた縁部159を備える。つまり、変形例の移動部153の内周部分は、膜部156を形状保持部材157で覆った2重構造の第2部分154となっている。また、第2部分154の外周側は、膜部156のみによって構成される第1部分155となっている。
図9は変形例のダイヤフラム150を用いたダイヤフラムポンプユニット112の動作説明図である。図9(a)はインク補給動作によってダイヤフラム150を引き上げた状態を示し、図9(b)はインクの補給直後の状態を示す。また、図9(c)はインクの供給によってインク室22が空になった状態を示す。図9(a)に示すように、変形例のダイヤフラム150の第2部分154は支持部材123によって下側から支持される。形状保持部材157は、環状部158が支持部材123の上面に沿って径方向に延在し、縁部159は支持部材123の外周縁に沿って下側に湾曲している。膜部156の内周部分は、形状保持部材157と支持部材123との隙間に沿って延在し、形状保持部材157の縁部159の下端から下方−Zに延びている。
変形例のダイヤフラム150は、このように、第2部分154が形状保持部材157を備えているので、インク補給動作によってインク室22が加圧状態になったとしても、第2部分154の変形が規制されてその形状を保つことができる。従って、上記形態と同様に、ダイヤフラム150が上方や径方向外側に膨らむことによるインクの吸引量の低下や、ダイヤフラム150の噛み込み状態が引き起こされるおそれが少ない。
(他の実施形態)
上記実施形態は、本発明をインクジェットプリンター1およびそのインクジェットヘッド7にインクを供給するためのインク供給機構19に適用した例であったが、本発明は、インク以外の液体を吐出する他の液体吐出装置および液体供給機構にも適用できる。例えば、試薬溶液や液状の試料などを液体吐出ヘッドから吐出するための液体吐出装置、液状塗料や液状材料を液体吐出ヘッドから吐出して印刷により塗布するための液体吐出装置、などにも適用可能である。
上記実施形態は、本発明をインクジェットプリンター1およびそのインクジェットヘッド7にインクを供給するためのインク供給機構19に適用した例であったが、本発明は、インク以外の液体を吐出する他の液体吐出装置および液体供給機構にも適用できる。例えば、試薬溶液や液状の試料などを液体吐出ヘッドから吐出するための液体吐出装置、液状塗料や液状材料を液体吐出ヘッドから吐出して印刷により塗布するための液体吐出装置、などにも適用可能である。
1…インクジェットプリンター(プリンター/液体吐出装置)、2…プリンターケース、3…記録紙排出口、4…ロール紙装填部、5…プラテン、6…キャリッジ、7…インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)、7a…ヘッド内流路、8…インクカートリッジ装着部、9a〜9d…インクカートリッジ(メインタンク)、10…インク供給路、11a〜11d…サブタンク、12…ダイヤフラムポンプユニット、13a〜13d…圧力調整室、14…ダンパーユニット、15a〜15d…インク流路、16a〜16d…インク流路、17…逆止弁、18…逆止弁、19…インク供給機構(液体供給機構)、20…インク吸引機構(液体補給機構)、21…シリンダー、21a…上部シリンダー、21b…下部シリンダー、22…インク室(液体収容室)、23…支持部材、23a…突出部、24…ピストン、25…コイルバネ(弾性変形部材)、26…吸引用レバー(レバー/駆動部材)、26a…腕部、26b…腕部、26c…先端部分、27…支軸、28…加圧バネ(付勢部材)、30…駆動機構(液体補給機構)、31…押圧レバー、31a…下端、32…支軸、33…歯車、34…ローラー、35…モーター、36…ウォーム、37…ウォームホイール、38…押圧機構、39…センサー、50…ダイヤフラム、51…筒状部、52…取付部、53…移動部、54…厚肉部(第2部分)、55…薄肉部(第1部分)、112…ダイヤフラムポンプユニット、123…支持部材、150…ダイヤフラム、152…取付部、153…移動部、154…第1部分、155…第2部分、156…膜部、157…形状保持部材、158…環状部、159…縁部、A…揺動方向、C1…駆動位置、C2…退避位置、D1…下降位置、D2…上昇位置、Z…上下方向、+Z…上方(第2方向)、−Z…下方(第1方向)。
Claims (8)
- 液体吐出ヘッドに液体を供給するサブタンクと、
メインタンクから前記サブタンクに液体を吸引する液体補給機構と、を有し、
前記液体補給機構は、
前記サブタンクに設けられた液体収容室の一端を封鎖するダイヤフラムと、
前記液体収容室の容積が減少する第1方向に前記ダイヤフラムを付勢する付勢部材と、
前記液体収容室の容積が増大する第2方向に前記ダイヤフラムを引っ張る駆動部材と、を備え、
前記ダイヤフラムは、前記第1方向および前記第2方向へ移動可能な移動部と、前記サブタンクに固定される取付部と、を備え、
前記移動部は、可撓性の第1部分と、前記液体収容室が加圧状態になったときにその形状が保たれる第2部分と、を備えることを特徴とする液体供給機構。 - 前記第2部分は、前記第1部分よりも厚い厚肉部であることを特徴とする請求項1に記載の液体供給機構。
- 前記厚肉部は前記ダイヤフラムの中央部に設けられ、
前記第1部分は、前記厚肉部の外周縁から前記第1方向に延びていることを特徴とする請求項2に記載の液体供給機構。 - 前記第2部分は、可撓性の膜部と、前記膜部を覆う形状保持部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体供給機構。
- 前記ダイヤフラムの中央部を前記液体収容室の内側から支持する支持部材を備え、
前記第2部分は前記支持部材の表面に沿って延在し、
前記支持部材の外周縁と前記サブタンクの内周面との間には、前記第1方向に凸となる形状に弛んだ前記第1部分を収容する隙間が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の液体供給機構。 - 前記液体補給機構は、
前記ダイヤフラムに連結されたピストンと、
前記ピストンと前記駆動部材とを連結する弾性変形部材と、を備え、
前記付勢部材は、前記ピストンを介して前記ダイヤフラムを前記第1方向に付勢する加圧バネであり、
前記駆動部材は、前記ピストンおよび前記弾性変形部材を介して前記ダイヤフラムを第2方向に引っ張る所定の揺動方向およびその逆方向に揺動可能に支持されたレバーであることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の液体供給機構。 - 前記液体補給機構は、
モーターと、前記モーターの出力回転に基づいて前記レバーを前記所定の揺動方向に押圧する押圧機構と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の液体供給機構。 - 請求項1から7のいずれかの項に記載の液体供給機構と、
前記液体供給機構から供給された液体を吐出する液体吐出ヘッドと、を備えることを特徴とする液体吐出装置。
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