JP2016104580A - 液体吐出装置 - Google Patents

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【課題】サブタンクへのインク補給に起因する連続印刷のスループットの低下を抑制すること。【解決手段】インクジェットプリンター1の制御部は、連続印刷中に、インク消費量が基準量qを越える毎にサブタンク11a〜11dへのインク補給動作を行う。インク補給動作中はサブタンク11a〜11dを負圧状態にしてインクを吸引するが、この間は、サブタンク11a〜11dとインクジェットヘッド7との間に設けられた圧力調整室13a〜13dに貯留されたインクをインクジェットヘッド7に供給する。これにより、インク補給動作中も継続してインクジェットヘッド7からのインク吐出動作を行うことができる。また、圧力調整室13a〜13dの容積を、少なくともインク補給動作中のインク吐出量以上に設定しておくことにより、インク補給のために印刷動作を中断する必要がない。【選択図】図8

Description

本発明は、インクカートリッジなどのメインタンクの液体を一旦サブタンクに吸引し、このサブタンクから液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給機構および液体吐出ヘッドへの液体供給方法、ならびに液体吐出装置に関する。
インクジェットプリンターのインク供給系としては、プリンター本体に搭載されているインクカートリッジなどのメインタンクと、インクジェットヘッドと共にキャリッジに搭載されているサブタンクとを備え、印刷を行う際にはサブタンクからインクジェットヘッドにインクが供給され、インクジェットヘッドがホームポジションに停止している間にメインタンクからサブタンクにインクが補給されるものが知られている。特許文献1には、この種のインク供給系を備えるインクジェットプリンターが開示されている。
特許文献1では、サブタンクへのインク補給動作はダイヤフラム式のインクポンプにより行われる。このインクポンプは、揺動式のレバーによってダイヤフラムを変位させてインクを吸引するものである。インクジェットヘッドがホームポジションに移動すると、レバーの自由端がホームポジション側の固定部材に当接してレバーが揺動し、これによってダイヤフラムが引き上げられてインク室が拡張し、インクの吸引動作が行われる。サブタンクとインクジェットヘッドとの間には上流側の圧力変動の伝達を遮断するための自己封止ユニットが設けられている。インクジェットヘッド側の負圧によって自己封止ユニットの流入口が開口すると、サブタンクからインクジェットヘッドへのインクの供給が自己封止ユニットを経由して行われる。
特開2010−626号公報
上記のようなインク供給系においては、印刷中のインク補給動作を定期フラッシングのタイミングで行うことが提案されている。この場合は、別途インクジェットヘッドをホームポジションに戻す必要がないため、スループットを低下させることがなく、効率的にインク補給動作を行うことができる。しかしながら、インク消費量の多い印刷パターンの場合には、定期フラッシングの前にサブタンクのインクを使い切ってしまうため、定期フラッシングの前に別途インク補給動作を行う必要があり、印刷動作が中断されてしまう。特に、ラインヘッド型のインクジェットヘッドではノズル数が多くなるため、インク消費量が非常に多くなり、定期フラッシングの前にインクを使い切ってしまう可能性が大きい。
よって、印刷動作の中断頻度が多くなり、スループットが低下するおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、サブタンクへの液体補給時に液体吐出ヘッドを定位置に戻す必要がなく、インク補給動作中も液体吐出ヘッドからのインク吐出動作を続けることが可能な液体供給機構、および、液体吐出ヘッドへの液体供給方法、ならびに液体吐出装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、
メインタンクからサブタンクに液体を吸引し、当該サブタンクから圧力調整室を経由して液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給機構による液体吐出ヘッドへの液体供給方法であって、
前記サブタンクへの前回の液体補給以降の前記液体吐出ヘッドからの液体吐出量が予め設定した基準量以上となったときには、前記メインタンクから前記サブタンクへ液体を吸引するための液体補給動作を行い、
当該液体補給動作のために前記サブタンクから前記圧力調整室への液体の供給が行われない間は、前記圧力調整室内の液体を前記液体吐出ヘッドに供給しながら、前記液体吐出ヘッドの液体吐出動作を行い、
前記サブタンクから前記圧力調整室への液体の供給が行われるときには、前記サブタンク内の液体を前記圧力調整室に補給しながら、当該圧力調整室内の液体を前記液体吐出ヘッドに供給することにより、前記液体吐出ヘッドの液体吐出動作を行うことを特徴としている。
本発明では、このように、通常はサブタンクから圧力調整室に液体を補給しながら圧力調整室から液体吐出ヘッドに液体を供給し、サブタンクへの液体補給中には、サブタンクからの液体の補給が停止していても、圧力調整室の液体を液体吐出ヘッドに供給しながら液体吐出動作を継続できる。従って、サブタンクへの液体補給のために液体吐出動作を中断する必要がなく、液体補給に起因する液体吐出動作のスループットの低下を抑制できる。よって、液体吐出量の多い液体吐出動作を高速で行うことができる。
また、本発明は、前記液体吐出ヘッドがインクジェットヘッドであり、前記液体が印刷用のインクである構成に適用できる。この場合には、前記サブタンクへのインク補給動作のために前記サブタンクから前記圧力調整室へのインクの供給が行われない間は、前記圧力調整室内のインクを前記インクジェットヘッドに供給しながら、前記インクジェットヘッドによる印刷動作を行い、前記サブタンクから前記圧力調整室へのインクの供給が行われるときには、前記サブタンク内のインクを前記圧力調整室に補給しながら、当該圧力調整室内のインクを前記インクジェットヘッドに供給することにより、前記インクジェットヘッドによる印刷動作を行うことができる。このようにすると、サブタンクへのインク補給のために印刷動作を中断する必要がなく、インク補給による印刷ジョブのスループットの低下を抑制できる。
また、本発明の液体供給機構は、
液体吐出ヘッドに液体を供給するためのサブタンクと、
当該サブタンクから前記液体吐出ヘッドへ向かう液体流路に設けられた圧力調整室と、
前記液体流路における前記圧力調整室の上流側に設けられた逆止弁と、
メインタンクから前記サブタンクに液体を補給するための液体補給手段とを有し、
当該液体補給手段は、前記液体吐出ヘッドの液体吐出動作中に前記サブタンク内に負圧を形成して前記メインタンクから前記サブタンク内に液体を吸引可能に構成されており、
前記圧力調整室は、前記サブタンクからの液体の供給が行われない状態においても、当該圧力調整室内の液体を前記液体吐出ヘッド側に送出可能に構成されており、
前記圧力調整室の容積が、前記液体補給手段による前記サブタンクへの液体補給動作の間に前記液体吐出ヘッドから吐出される液体量以上であることを特徴としている。
本発明は、このような構成により、上記の液体吐出ヘッドへの液体供給方法を実現できる。具体的には、液体補給動作中には逆止弁によって圧力調整室側からサブタンクへの液体の戻りを防止してメインタンク側から液体を吸引できる。また、圧力調整室は十分な容積があるため、液体補給動作が終了するまで圧力調整室内の液体を液体吐出ヘッドに供給し続けることができ、液体補給動作中に圧力調整室内の液体を使い切ってしまうことがない。従って、液体補給のために液体吐出動作を中断する必要がなく、サブタンクへの液体補給に起因する液体吐出動作のスループットの低下を抑制できる。
本発明において、前記液体補給手段は、前記サブタンクの中心軸線方向に変位して前記サブタンクの容積を増減させるダイヤフラムと、当該ダイヤフラムに連結された弾性変形部材と、当該弾性変形部材を介して前記ダイヤフラムに一端が連結され、前記弾性変形部材を介して前記ダイヤフラムを前記サブタンクの容積増大側に引っ張るための所定の揺動方向およびその逆方向に揺動可能に支持されているレバーと、モーターと、当該モーターの出力回転に基づき、前記レバーの他端を前記所定の揺動方向に押圧する押圧機構とを備えている。このようにすると、モーターを駆動してサブタンクの容積を増大させ、これによってサブタンク内に負圧を形成して液体を吸引する液体補給動作を任意のタイミングで実行することができる。従って、液体吐出動作を継続しながらサブタンクに液体を補給することができる。
ここで、前記サブタンクが複数設けられている場合には、各サブタンクに対応して、前記ダイヤフラム、前記弾性変形部材、および前記レバーを設けると共に、前記揺動方向が同一方向となるように各レバーを配置し、更に、前記押圧機構は、全ての前記レバーの他端を、前記所定の揺動方向に同時に押圧するための押圧方向およびその逆方向に移動可能に支持されている押圧レバーと、前記モーターの出力回転に基づいて円弧状の移動軌跡に沿って移動すると共に、移動中に前記押圧レバーを前記押圧方向に押圧するローラーとを備える構成であることが望ましい。このようにすると、複数のレバーを押圧レバーによって同時に揺動させることができ、各サブタンクにそれぞれ押圧機構を設ける必要がない。
従って、液体補給機構の構成を簡素化できる。
また、前記液体補給手段は、前記ダイヤフラムを前記サブタンクの容積減少方向に付勢するための付勢部材を備えることが望ましい。このようにすると、サブタンクへの液体吸引後にダイヤフラムに働く引っ張り力が解除されると、サブタンク内のインクが圧力調整室側に押し出される。従って、液体吐出動作中に減った液体を速やかに圧力調整室に補充して圧力調整室の容積を元に戻すことができる。
次に、本発明の液体吐出装置は、
液体吐出ヘッドと、
当該液体吐出ヘッドから吐出するための液体を貯留するメインタンクと、
当該メインタンクと前記液体吐出ヘッドとを接続する液体流路と、
上記の液体供給機構とを有することを特徴としている。
本発明の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドからの液体吐出量を把握して、当該液体吐出量と予め設定した基準量との比較判定を行い、前記液体吐出量が予め設定した基準量以上となったときには、前記液体補給手段による前記サブタンクへの前記液体補給動作を実行する制御手段を有する構成にすることが望ましい。このようにすると、液体吐出ヘッドからの液体吐出量に基づいて液体補給の要否を判断でき、この判断結果に基づき、サブタンク内の液体を使い切る前に液体補給動作を行うことができる。従って、液体吐出ヘッドの連続吐出動作を継続できる。
また、本発明において、前記液体吐出ヘッドはインクジェットヘッドであり、前記液体は印刷用のインクである場合には、インクジェットヘッドによる印刷動作を続行しながらサブタンクへのインク補給動作を行うことができる。従って、サブタンクへのインク補給のために印刷動作を中断する必要がなく、インク補給による印刷ジョブのスループットの低下を抑制できる。
本発明によれば、サブタンクへの液体補給中には、圧力調整室の液体を液体吐出ヘッドに供給しながら液体吐出動作を継続できる。従って、サブタンクへの液体補給のために液体吐出動作を中断する必要がなく、液体補給に起因する液体吐出動作のスループットの低下を抑制できる。よって、液体吐出量の多い液体吐出動作を高速で行うことができる。
インクジェットプリンターの概略構成を示す説明図である。 インクジェットプリンターのインク供給系の概略構成を示す説明図である。 ダイヤフラムポンプユニットおよびダンパーユニットの斜視図である。 ダイヤフラムポンプユニットの平面図である。 ダイヤフラムポンプユニットの要部の断面構成を示す説明図(図4のX−X断面図)である。 ダンパーユニットの部分平面図である。 ダンパーユニットの断面構成を示す説明図(図6のY−Y断面図)である。 連続印刷中のサブタンクおよび圧力調整室のインク量の変動およびローラーの回転位置を示すタイミングチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したインクジェットプリンターおよびそのインク供給機構、ならびに、インクジェットヘッドへのインク供給方法を説明する。
(インクジェットプリンターの全体構成)
図1は本実施形態のインクジェットプリンターの概略構成を示す説明図である。インクジェットプリンター1(液体吐出装置:以下、プリンター1という)は、複数種類のカラーインクを用いてロール紙から繰り出される長尺状の記録紙に印刷を行うものである。プリンター1は、全体として直方体状のプリンターケース2を備えており、プリンターケース2の前面には記録紙排出口3が形成されている。プリンターケース2内のプリンター後端寄りの位置にはロール紙装填部4が設けられている。ロール紙装填部4に装填されたロール紙から引き出された記録紙は、記録紙排出口3のすぐ後方に設けられたプラテン5の表面を経由する記録紙搬送経路に沿って水平に搬送される。
プラテン5の上方には、キャリッジ6およびこれに搭載されたインクジェットヘッド7(液体吐出ヘッド)が配置されている。キャリッジ6は、図示しないキャリッジガイド機構によって上下方向に移動可能に支持されている。インクジェットヘッド7は、インク吐出ノズルが開口しているヘッド面を下向きにして配置されている。インクジェットヘッド7は、キャリッジの上下動に基づき、プラテン5の表面を通過する記録紙とヘッド面との間に所定のギャップが形成された印刷位置、および、当該印刷位置の上方に退避した退避位置に移動可能に構成されている。プリンター1は、不図示の記録紙搬送機構によってロール紙から繰り出した記録紙をプラテン5の表面に沿って搬送し、この搬送動作と連動してインクジェットヘッド7からインクを吐出することにより、記録紙への印刷を行う。
プラテン5の下方にはインクカートリッジ装着部8が設けられている。インクカートリッジ装着部8には、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のインクのそれぞれを貯留するインクカートリッジ9a〜9d(メインタンク)が装着される。インクカートリッジ装着部8にインクカートリッジ9a〜9dを装着すると、インクカートリッジ装着部8の最奥部に設けられている図示しないインク供給針が、各インクカートリッジ9a〜9dの後端に設けられている図示しないインク供給口に挿入される。これにより、インクジェットヘッド7にインクを供給するためのインク供給路10(図2参照)の上流端に各インクカートリッジ9a〜9dが接続される。
キャリッジ6およびインクジェットヘッド7のプリンター後方側には、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のインクのそれぞれを貯留するサブタンク11a〜11dを備えるダイヤフラムポンプユニット12が配置されている。また、インクジェットヘッド7の上方には、圧力調整室13a〜13dが設けられたダンパーユニット14が配置されている。
図2はインクジェットプリンター1のインク供給系の概略構成を示す説明図である。インク供給路10の上流側部分は、インクカートリッジ9a〜9dとサブタンク11a〜11dとを接続する4系統のインク流路15a〜15dによって構成されている。インクカートリッジ9a〜9d内のインクは、ダイヤフラムポンプユニット12のインク吸引動作により、インク流路15a〜15dを通って各サブタンク11a〜11d内に吸引される。そして、インクジェットヘッド7側に送り出されるまでは、一旦各サブタンク11a〜11d内に貯留される。一方、インク供給路10の下流側部分は、サブタンク11a〜11dとヘッド内流路7a〜7dとを接続する4系統のインク流路16a〜16dによって構成されている。
ダンパーユニット14は、インク流路16a〜16dの流路途中に設けられている。各サブタンク11a〜11dに貯留されたインクは、逆止弁17を通ってダンパーユニット14の圧力調整室13a〜13dに供給され、ここからもう1つの逆止弁18を通ってインクジェットヘッド7のヘッド内流路7a〜7dに供給される。このように、ダイヤフラムポンプユニット12およびダンパーユニット14、ならびに、これらを経由するインク流路に設けられた逆止弁17、18により、インクカートリッジ9a〜9d内のインクをインクジェットヘッド7に供給するためのインク供給機構19(液体供給機構)が構成されている。
(ダイヤフラムポンプユニットおよびダンパーユニット)
図3はダイヤフラムポンプユニット12およびダンパーユニット14の斜視図である。また、図4はダイヤフラムポンプユニット12の平面図であり、図5はダイヤフラムポンプユニット12の要部の断面構成を示す説明図(図4のX−X断面図)である。図3に示すように、ダイヤフラムポンプユニット12は、各サブタンク11a〜11dの上部に、それぞれ、各サブタンク11a〜11dにインクを吸引するためのインク吸引機構20(液体補給手段)を設けると共に、各サブタンク11a〜11dに隣接する位置に、インク吸引機構20を駆動するための駆動機構30(液体補給手段)を付設した構成となっている。
図5に示すように、サブタンク11a(11b〜11d)は、上下方向に延びる筒状のシリンダー21を備えており、このシリンダー21の底部にインク室22が設けられている。シリンダー21には、インク室22の上部を塞ぐようにダイヤフラム23が取り付けられている。ダイヤフラム23の中央部分には厚肉部が形成されており、この厚肉部に、シリンダー21内を上下方向に往復移動可能なピストン部材24が連結されている。
インク吸引機構20は、シリンダー21内に設けられた上記のダイヤフラム23およびピストン部材24と、ピストン部材24の上部に取り付けられているコイルバネ25(弾性変形部材)と、コイルバネ25の上方からシリンダー21の側方にL字型に屈曲して延びている吸引用レバー26(レバー)とを備えている。吸引用レバー26は、シリンダー21よりもプリンター後方側の上方に設けられた支軸27を中心に揺動可能に支持されている。吸引用レバー26は、支軸27からシリンダー21の上方に向かって横向きに延びている第1腕部26aと、支軸27から下向きに延びている第2腕部26bとを備えている。第1腕部26aの先端にはフックが形成され、このフックにコイルバネ25の上端が係止されている。また、第2腕部26bの先端部分26cは、シリンダー21とは反対側に突出している。
吸引用レバー26を、第1腕部26aが上昇する揺動方向(図5の矢印Aで示す方向:所定の揺動方向)に揺動させると、これに連結されているピストン部材24が上方に移動してコイルバネ25を伸張させるので、当該コイルバネ25の弾性復帰力により、ダイヤフラム23が上方に引っ張られる。この結果、インク室22の容積が増加してインク室22内が負圧状態になり、インクカートリッジ9a(9b〜9d)からインクが吸引されてインク室22内に補給される。なお、このとき、圧力調整室13a(13b〜13d)に連通するインク流路16a(16b〜16d)には逆止弁17が設けられているため、インク補給動作の間は、圧力調整室13a(13b〜13d)からのインクの逆流が阻止されている。
図4に示すように、サブタンク11a〜11dは一列に配列されており、各サブタンク11a〜11dに設けられた4組のインク吸引機構20も同様に一列に配列されている。
駆動機構30は、同一方向に延びている4本の第2腕部26bの先端部分と対峙する位置に配置された押圧レバー31(押圧部材)を備えている。押圧レバー31は、その上端に沿って延びる支軸32を中心に揺動可能に支持されている。また、駆動機構30は、押圧レバー31の下方において回転自在に支持された円盤状の歯車33およびその外周寄りの部分に取り付けられたローラー34(駆動部材)を備えている。この歯車33に隣接する位置には、モーター35の出力軸に連結されたウォーム36およびこれに噛み合うウォームホイール37が配置され、このウォームホイール37と歯車33とが噛み合っている。
これらの押圧レバー31、支軸32、歯車33、ウォーム36、ウォームホイール37等により、モーター35の出力回転に基づいて吸引用レバー26の第2腕部26bを押圧するための押圧機構38が構成されている。
歯車33には、モーター35の出力回転がウォーム36およびウォームホイール37を介して所定の減速比で伝達される。歯車33が回転すると、その外周縁に配置されたローラー34が円弧状の軌道に沿って移動する。モーター35の回転を制御することにより、吸引用レバー26に最も接近した駆動位置C1と、この駆動位置C1から時計周りに90度回転した退避位置C2との間でローラー34を移動させることができる。このため、歯車33には、歯車33の回転位置を検出するためのセンサー39が設けられている。
ローラー34は、駆動位置C1から退避位置C2に移動するとき、押圧レバー31の下端31aに当接して、下端31aを第2腕部26bの側(図5の矢印B方向)に移動させる方向に押圧レバー31を揺動させる。このとき、押圧レバー31は、吸引用レバー26における第2腕部26bの先端部分26cをシリンダー21側に押圧し、吸引用レバー26を矢印Aの方向に強制的に揺動させる。ローラー34を駆動位置C1に保持すると、押圧レバー31を介して、第1腕部26aが最も高い位置に上昇した状態で吸引用レバー26が保持されるため、インク室22へのインク補給が行われる。インク補給が終了したタイミングでローラー34を退避位置C2に戻すと、押圧レバー31および吸引用レバー26がローラー34による保持位置から移動可能になる。
ダイヤフラムポンプユニット12は、各ピストン部材24の上部に取り付けられた加圧バネ28(付勢部材)を備えている。加圧バネ28は、コイルバネ25の外周側に取り付けられ、ピストン部材24を介してダイヤフラム23を下向きに付勢している。インク室22へのインク補給の終了後にローラー34を退避位置C2に戻すと、吸引用レバー26の保持状態が解除されて揺動可能となるため、加圧バネ28の加圧力とダイヤフラム23に加わるインク圧が釣り合う位置までダイヤフラム23が下降する。このとき、サブタンク11a(11b〜11d)のインク室22に吸引されたインクの一部がインク流路16a(16b〜16d)へ押し出され、逆止弁17を通って圧力調整室13a(13b〜13d)に供給される。これにより、圧力調整室13a(13b〜13d)へのインク補給が行われる。
図6はダンパーユニット14の一部分(圧力調整室13a、13bが設けられた部分)を示す部分平面図であり、図7はダンパーユニット14の断面構成を示す説明図(図6のY−Y断面図)である。圧力調整室13a(13b〜13d)は、所定の容積の凹部40を設けて、その上部をダイヤフラム41によって塞ぐことによって形成されている。凹部40の底部中央には、サブタンク11a(11b〜11d)からのインク流路16a(16b〜16d)に連通するインク流入口42が形成されている。インク流入口42には圧力調整用バネ43の下端が取り付けられており、圧力調整用バネ43の上端はダイヤフラム41の下面中央部に取り付けられている。また、圧力調整室13a(13b〜13d)の底部には図示しないインク流出口が設けられており、このインク流出口を介して、圧力調整室13a(13b〜13d)とヘッド内流路7a(7b〜7d)が連通している。このインク流出口あるいはその下流側の流路に逆止弁18(図2参照)が設けられ、インクジェットヘッド7側からのインクの逆流を阻止している。
圧力調整室13a(13b〜13d)内のインク量が少ないときは、ダイヤフラム41が下降しており、圧力調整用バネ43が圧縮状態となっている。このとき、圧力調整用バネ43の伸長方向の弾性復帰力によってダイヤフラム41が上方に付勢されている。従って、サブタンク11a(11b〜11d)からのインク供給が可能な場合には、インク流入口42からインクが吸引され、圧力調整室13a(13b〜13d)内のインク量が増加してゆく。圧力調整室13a(13b〜13d)内のインク量が所定量になると、インク圧と圧力調整用バネ43の弾性復帰力が釣り合うため、以後は、圧力調整室13a(13b〜13d)からヘッド内流路7a(7b〜7d)側へのインクの流出に応じた量のインクを吸引することとなり、圧力調整室13a(13b〜13d)の容積は一定に維持される。そして、この状態では、圧力調整用バネ43の弾性復帰力により、圧力調整室13a(13b〜13d)の上流側におけるインク圧の急激な変動を緩和することができる。
ここで、上述したインク吸引機構20および駆動機構30の動作によってサブタンク11a〜11dに負圧が形成され、サブタンク11a〜11dへのインク補給が行われている間は、サブタンク11a〜11d側からインクが供給されない。しかしながら、この間にインクジェットヘッド7側でインクが消費されると、ヘッド内流路7a〜7d側の負圧に応じて、圧力調整室13a〜13dのダイヤフラム41および圧力調整用バネ43が変位し、インクがヘッド内流路7a〜7d側へ流出される。つまり、本実施形態では、サブタンク11a〜11dからのインク補給がなくても、圧力調整室13a〜13dからのインク供給により、しばらくの間はインクジェットヘッド7のインク吐出動作を継続することができる。
本実施形態では、印刷動作中にサブタンク11a〜11dへのインク補給を行い、このときにインクジェットヘッド7側へのインク供給が不能となって印刷動作が中断されることがないようにするため、インク補給中に圧力調整室13a〜13d内のインクを使い切ってしまうことがないように、圧力調整室13a〜13dの容積を設定している。すなわち、インク補給に要する時間(ローラー34を退避位置C2から駆動位置C1に移動させて保持し、再び退避位置C2に戻すまでの時間)を予め設定すると共に、この時間の間にインクジェットヘッド7から吐出されうるインク量(インク補給動作中のインク吐出量)を把握し、少なくともこのインク吐出量分のインクを供給し続けられるように、圧力調整室13a〜13dの容積を設定している。
(インクジェットヘッドへのインク供給方法)
図8は、連続印刷中のサブタンク11a〜11dおよび圧力調整室13a〜13dのインク量の変動およびローラー34の回転位置を示すタイミングチャートである。プリンター1の制御部(制御手段)は、インクジェットヘッド7の印刷動作中に、インクジェットヘッド7からの各色のインクの吐出量を監視している。このインク吐出量は、例えば、印刷データに基づいて把握することができ、印刷動作を実行しながら、任意の時点において前回のインク補給動作以降に吐出された各色のインク量を把握することができる。そして、プリンター1の制御部は、このインク吐出量に基づいてサブタンク11a〜11dへのインク補給の要否を判断する。なお、インクカートリッジ9a〜9dに搭載されたICチップに記録されたインク吐出量に基づき、各色のインク吐出量を判断することもできる。
プリンター1の制御部は、インク吐出量が予め設定した基準量qに到達した場合(図8のT1のタイミング)に、サブタンク11a〜11dへのインク補給が必要であると判断する。本実施形態では、4色のインクを用いているため、いずれかの色のインク吐出量が基準量q以上となったときに、インク補給が必要であると判断する。ここで、インク吐出量はサブタンク11a〜11d内のインク残量に対応しており、インク残量の減少に応じてサブタンク11a〜11dの容積が減少してゆく。インク吐出量の基準量qは、サブタンク11a〜11d内のインクを使い切ってしまわない量に設定されている。従って、インク吐出量の代わりにサブタンク11a〜11d内のインク残量を検出し、この検出値に基づいてインク補給の要否を判断することもできる。
プリンター1の制御部は、T1のタイミングにおいてインク補給が必要であると判断したことに基づき、サブタンク11a〜11dへのインク補給動作を開始する。すなわち、このタイミングにおいて駆動機構30のモーター35の正回転を開始する。そして、センサー39によってローラー34が駆動位置C1に到達したことを検出したとき(図8のT2のタイミング)、モーター35を停止させる。これにより、押圧レバー31を介して吸引用レバー26が揺動して各インク室22に負圧が形成され、インク吸引機構20によるインクカートリッジ9a〜9dからのインクの吸引が開始される。なお、プリンター1の制御部は、インク補給動作の開始と同時にインク吐出量をリセットし、この時点から、次回のインク補給動作の開始タイミングを決定するためのインク吐出量の監視を開始する。
プリンター1の制御部は、予め設定したインク補給時間t0の間はローラー34を駆動位置C1に保持し、この間にサブタンク11a〜11dへのインクの吸引を完了させる。
そして、インク補給時間t0が経過したタイミング(図8のT3のタイミング)においてモーター35の逆回転を開始する。続いて、センサー39によってローラー34が退避位置C2に戻ったことを検出したとき(図8のT4のタイミング)、モーター35を停止させる。これにより、インク補給動作が終了する。
図8のT1からT2の期間では、インク吸引機構20および駆動機構30が作動開始してサブタンク11a〜11d内が徐々に減圧される。従って、この期間中の所定の時点まではサブタンク11a〜11dから圧力調整室13a〜13dへのインクの供給がわずかに続くものの、以降はサブタンク11a〜11dの負圧が大きくなって圧力調整室13a〜13dへのインクの供給が停止される。一方、インクジェットヘッド7へのインク供給は続いているため、サブタンク11a〜11dからのインク供給量の減少に伴って圧力調整室13a〜13dの容積(圧力調整室13a〜13d内のインク量)の減少が始まる。
次に、図8のT2からT3の期間では、インク吸引機構20および駆動機構30が完全にインク補給用の状態に切り換わっており、サブタンク11a〜11dからインクが流出することはない。従って、この期間では、サブタンク11a〜11d内のインク量の増大に伴ってサブタンク11a〜11dの容積が増大してゆく一方で、圧力調整室13a〜13dのインクのみがインクジェットヘッド7に供給される。このため、この期間では、インクの流出に伴って圧力調整室13a〜13dの容積は減少してゆく。サブタンク11a〜11dへのインクの流入は、サブタンク11a〜11dが最大容積V0になった時点(図8のT5のタイミング)で停止する。一方で、印刷動作の継続により、圧力調整室13a〜13dの容積減少は、T3の時点まで同様に続いている。
続いて、図8のT3からT4の期間では、インク吸引機構20および駆動機構30がインク補給動作前の状態に戻る動作が行われる。このとき、コイルバネ25による上向きの付勢力が徐々に減少するのに伴い、所定の時点で加圧バネ28の加圧力によってダイヤフラム23が下向きに付勢された状態に転じ、サブタンク11a〜11d内に吸引したインクが圧力調整室13a〜13d側に押し出され始める。従って、この期間中の所定の時点でサブタンク11a〜11d内の容積減少が始まると共に、圧力調整室13a〜13dの容積減少が徐々に小さくなって容積増大に切り換わる。
図8のT4のタイミングでインク補給動作が終了した以降も、上述した加圧バネ28の加圧力により、サブタンク11a〜11d内に吸引したインクの一部が圧力調整室13a〜13dに押し出され続ける。そして、圧力調整室13a〜13dの容積がインク補給動作を実施する前の容積V1と同一になった時点(図8のT6のタイミング)で圧力調整室13a〜13dの容積増大が止まる。そして、これ以降は、圧力調整室13a〜13dの容積は一定に維持され、サブタンク11a〜11d内の容積が減少してゆく。すなわち、サブタンク11a〜11d内のインクを、圧力調整室13a〜13dを経由してインクジェットヘッド7に供給しながら、印刷動作が継続される。そして、インク吐出量が再び基準量qになったことをプリンター1の制御部が検出する時点(図8のT7のタイミング)までは、この状態が続く。
以上のように、本実施形態では、サブタンク11a〜11dにインクを吸引するためのインク補給動作(液体補給動作)として、駆動機構30のローラー34を退避位置C2から駆動位置C1に移動させてインク補給時間t0の期間は駆動位置C1に保持し、その後に退避位置C2に戻す動作を行い、これによってインク吸引機構20によってサブタンク11a〜11d内に負圧を形成し、サブタンク11a〜11d内へのインクの吸引を完了させるようにしている。そして、このインク補給動作のためにサブタンク11a〜11dからインクを供給できない間は、圧力調整室13a〜13d内のインクをインクジェットヘッド7に供給しながら印刷動作を続けることができる。従って、サブタンク11a〜11dへのインク補給のために連続印刷を中断する必要がなく、インク補給に起因する印刷動作のスループットの低下を抑制できる。このため、インク消費量の多い印刷動作であっても高速で行うことができる。
(改変例)
上記実施形態では、インク吸引機構20を駆動するための駆動機構30として、円弧状の軌跡に沿ってローラー34を移動させ、これによって押圧レバー31を駆動する構成のものを用いていたが、モーター35の出力回転に基づいて吸引用レバー26を揺動させることが可能な他の構成を採用することもできる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、本発明をインクジェットプリンター1およびそのインクジェットヘッド7にインクを供給するためのインク供給機構19、ならびに、インクジェットヘッド7へのインク供給方法に適用した例であったが、本発明は、インク以外の液体を吐出する他の液体吐出装置および液体供給機構、ならびに、液体吐出ヘッドへの液体供給方法にも適用できる。例えば、試薬溶液や液状の試料などを液体吐出ヘッドから吐出するための液体吐出装置、液状塗料や液状材料を液体吐出ヘッドから吐出して印刷により塗布するための液体吐出装置、などにも適用可能である。
1…インクジェットプリンター(プリンター/液体吐出装置)、2…プリンターケース、3…記録紙排出口、4…ロール紙装填部、5…プラテン、6…キャリッジ、7…インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)、7a〜7d…ヘッド内流路、8…インクカートリッジ装着部、9a〜9d…インクカートリッジ(メインタンク)、10…インク供給路、11a〜11d…サブタンク、12…ダイヤフラムポンプユニット、13a〜13d…圧力調整室、14…ダンパーユニット、15a〜15d…インク流路、16a〜16d…インク流路、17…逆止弁、18…逆止弁、19…インク供給機構(液体供給機構)、20…インク吸引機構(液体補給手段)、21…シリンダー、22…インク室、23…ダイヤフラム、24…ピストン部材、25…コイルバネ(弾性変形部材)、26…吸引用レバー(レバー)、26a…第1腕部、26b…第2腕部、26c…先端部分、27…支軸、28…加圧バネ、30…駆動機構(液体補給手段)、31…押圧レバー(押圧部材)、31a…下端、32…支軸、33…歯車、34…ローラー(駆動部材)、35…モーター、36…ウォーム、37…ウォームホイール、38…押圧機構、39…センサー、40…凹部、41…ダイヤフラム、42…インク流入口、43…圧力調整用バネ、C1…駆動位置、C2…退避位置

Claims (9)

  1. メインタンクからサブタンクに液体を吸引し、当該サブタンクから圧力調整室を経由して液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給機構による液体吐出ヘッドへの液体供給方法であって、
    前記サブタンクへの前回の液体補給以降の前記液体吐出ヘッドからの液体吐出量が予め設定した基準量以上となったときには、前記メインタンクから前記サブタンクへ液体を吸引するための液体補給動作を行い、
    当該液体補給動作のために前記サブタンクから前記圧力調整室への液体の供給が行われない間は、前記圧力調整室内の液体を前記液体吐出ヘッドに供給しながら、前記液体吐出ヘッドの液体吐出動作を行い、
    前記サブタンクから前記圧力調整室への液体の供給が行われるときには、前記サブタンク内の液体を前記圧力調整室に補給しながら、当該圧力調整室内の液体を前記液体吐出ヘッドに供給することにより、前記液体吐出ヘッドの液体吐出動作を行うことを特徴とする液体吐出ヘッドへの液体供給方法。
  2. 請求項1において、
    前記液体吐出ヘッドはインクジェットヘッドであり、
    前記液体は印刷用のインクであり、
    前記サブタンクへのインク補給動作のために前記サブタンクから前記圧力調整室へのインクの供給が行われない間は、前記圧力調整室内のインクを前記インクジェットヘッドに供給しながら、前記インクジェットヘッドによる印刷動作を行い、
    前記サブタンクから前記圧力調整室へのインクの供給が行われるときには、前記サブタンク内のインクを前記圧力調整室に補給しながら、当該圧力調整室内のインクを前記インクジェットヘッドに供給することにより、前記インクジェットヘッドによる印刷動作を行うことを特徴とする液体吐出ヘッドへの液体供給方法。
  3. 液体吐出ヘッドに液体を供給するためのサブタンクと、
    当該サブタンクから前記液体吐出ヘッドへ向かう液体流路に設けられた圧力調整室と、
    前記液体流路における前記圧力調整室の上流側に設けられた逆止弁と、
    メインタンクから前記サブタンクに液体を補給するための液体補給手段とを有し、
    当該液体補給手段は、前記液体吐出ヘッドの液体吐出動作中に前記サブタンク内に負圧を形成して前記メインタンクから前記サブタンク内に液体を吸引可能に構成されており、
    前記圧力調整室は、前記サブタンクからの液体の供給が行われない状態においても、当該圧力調整室内の液体を前記液体吐出ヘッド側に送出可能に構成されており、
    前記圧力調整室の容積が、前記液体補給手段による前記サブタンクへの液体補給動作の間に前記液体吐出ヘッドから吐出される液体量以上であることを特徴とする液体供給機構。
  4. 請求項3において、
    前記液体補給手段は、
    前記サブタンクの中心軸線方向に変位して前記サブタンクの容積を増減させるダイヤフラムと、
    当該ダイヤフラムに連結された弾性変形部材と、
    当該弾性変形部材を介して前記ダイヤフラムに一端が連結され、前記弾性変形部材を介して前記ダイヤフラムを前記サブタンクの容積増大側に引っ張るための所定の揺動方向およびその逆方向に揺動可能に支持されているレバーと、
    モーターと、
    当該モーターの出力回転に基づき、前記レバーの他端を前記所定の揺動方向に押圧する押圧機構とを備えることを特徴とする液体供給機構。
  5. 請求項4において、
    前記サブタンクが複数設けられ、
    各サブタンクに対応して、前記ダイヤフラム、前記弾性変形部材、および前記レバーが設けられると共に、各レバーは、前記揺動方向が同一方向となるように配置され、
    前記押圧機構は、
    全ての前記レバーの他端を同時に押圧して前記所定の揺動方向に揺動させるための押圧方向およびその逆方向に移動可能に支持されている押圧部材と、
    前記モーターの出力回転に基づいて円弧状の移動軌跡に沿って移動することにより、前記押圧部材を前記押圧方向に駆動する駆動部材とを備えることを特徴とする液体供給機構。
  6. 請求項4または5において、
    前記液体補給手段は、前記ダイヤフラムを前記サブタンクの容積減少方向に付勢するための付勢部材を備えることを特徴とする液体供給機構。
  7. 液体吐出ヘッドと、
    当該液体吐出ヘッドから吐出するための液体を貯留するメインタンクと、
    当該メインタンクと前記液体吐出ヘッドとを接続する液体流路と、
    請求項3ないし6のいずれかの項に記載の液体供給機構とを有することを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項7において、
    前記液体吐出ヘッドからの液体吐出量を把握して、当該液体吐出量と予め設定した基準量との比較判定を行い、前記液体吐出量が前記基準量以上となった場合には、前記液体補給手段による前記サブタンクへの前記液体補給動作を実行する制御手段を有することを特徴とする液体吐出装置。
  9. 請求項7または8において、
    前記液体吐出ヘッドはインクジェットヘッドであり、
    前記液体は印刷用のインクであることを特徴とする液体吐出装置。
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