JP2017077078A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電源線から入力される入力電圧のバラツキを吸収しつつ、小型化を実現する。
【解決手段】スイッチング電源装置は、複数の一次側コイルと、少なくとも1つの二次側コイルとを磁気的に結合する1つのコアとを有するトランスと、複数の一次側コイルのそれぞれに接続され、電源線から供給された直流電力をスイッチングして一次側コイルに電力を供給するスイッチング部と、トランスに接続され、所定の共振周波数で共振する共振部と、二次側コイルに接続され、二次側コイルが出力する電力を整流する整流部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関する。
例えば、三相交流を整流した電圧のように、複数の電源線から入力される入力電圧に基づいて、所定の直流電圧を出力するスイッチング電源装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このようなスイッチング電源装置では、例えば、各電源線に対してトランス、整流部、及びチョークコイルを備え、三相各相にて整流された電圧を入力とし、それぞれに接続されたトランスにより変換された交流電力を整流部が整流し、平滑用のチョークコイルとコンデンサとで所定の直流電圧を出力する。
特開2006−353048号公報
しかしながら、上述したスイッチング電源装置は、各電源線の入力電圧間にバラツキがあるため、電源線ごとにトランスを備える必要があり、小型化が困難であった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、複数の電源線から入力される入力電圧のバラツキを吸収しつつ、小型化を実現することができるスイッチング電源装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、複数の一次側コイルと、少なくとも1つの二次側コイルとを磁気的に結合する1つのコアとを有するトランスと、前記複数の一次側コイルのそれぞれに接続され、電源線から供給された直流電力をスイッチングして前記一次側コイルに電力を供給するスイッチング部と、前記トランスに接続され、所定の共振周波数で共振する共振部と、前記二次側コイルに接続され、前記二次側コイルが出力する電力を整流する整流部とを備えることを特徴とするスイッチング電源装置である。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、前記複数の一次側コイルと同数の前記共振部を備え、前記複数の一次側コイルのそれぞれには、前記同数の共振部のうちの互いに異なる1つの前記共振部が接続されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、前記共振部は、前記二次側コイルに接続されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、前記スイッチング部と、前記一次側コイルとの間に接続されるコンデンサを備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、前記共振部によって、LLC共振回路が構成されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、前記複数の一次側コイルと同数の前記整流部を備え、前記トランスは、前記同数の前記二次側コイルを有し、前記同数の前記二次側コイルのそれぞれは、前記整流部に接続され、前記同数の前記整流部は、並列に接続されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、1つの前記整流部を備え、前記トランスは、前記複数の一次側コイルと同数の前記二次側コイルを有し、前記同数の前記二次側コイルは、並列に接続されて、さらに前記1つの整流部に接続されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、1つの前記整流部を備え、前記トランスは、1つの前記二次側コイルを有し、前記1つの前記二次側コイルは、前記1つの整流部に接続されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、1つの前記整流部を備え、前記トランスは、前記複数の一次側コイルと同数の前記二次側コイルを有し、前記同数の前記二次側コイルは、直列に接続されて、さらに前記1つの整流部に接続されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、複数の前記スイッチング部と、1つの前記トランスとの組を複数備え、前記複数の組のそれぞれの前記スイッチング部は、互いに異なる位相でスイッチングされることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記のスイッチング電源装置において、前記整流部は、2つの整流素子が直列接続された回路を前記複数の組と同数備え、前記複数の組の各組が有する前記トランスの前記二次側コイルの第1終端がそれぞれ前記2つの整流素子の間に接続され、前記二次側コイルの第2終端が前記複数の組で互いに接続されることを特徴とする。
本発明によれば、共振部が入力電圧のバラツキを吸収し、複数の一次側コイルに対してコアを1つにしたトランスを備えるようにしたので、複数の電源線から入力される入力電圧のバラツキを吸収しつつ、小型化を実現することができる。
第1の実施形態によるDC/DCコンバータの一例を示すブロック図である。 第2の実施形態によるDC/DCコンバータの一例を示すブロック図である。 第3の実施形態によるDC/DCコンバータの一例を示すブロック図である。 第4の実施形態によるDC/DCコンバータの一例を示すブロック図である。 第5の実施形態によるDC/DCコンバータの一例を示すブロック図である。 第6の実施形態によるDC/DCコンバータの一例を示すブロック図である。 第7の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第8の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第9の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第10の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第11の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第12の実施形態による電源装置の一例を示すブロック図である。 第13の実施形態による三相電源装置の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態によるスイッチング電源装置について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態によるDC/DCコンバータ1の一例を示すブロック図である。
図1の示すように、DC/DCコンバータ1は、1次変換部(11−1、11−2、11−3)と、共振部(12−1、12−2、12−3)と、トランスT1と、整流部(13−1、13−2、13−3)と、平滑コンデンサ(Co1、Co2、Co3)とを備えている。なお、本実施形態では、スイッチング電源装置の一例として、DC/DCコンバータ1である場合の例を説明する。
なお、本実施形態において、1次変換部11−1と、1次変換部11−2と、1次変換部11−3とのそれぞれは、同一の構成であり、DC/DCコンバータ1が備える任意の1次変換部を示す場合、又は特に区別しない場合には、1次変換部11として説明する。
また、共振部12−1と、共振部12−2と、共振部12−3とのそれぞれは、同一の構成であり、DC/DCコンバータ1が備える任意の共振部を示す場合、又は特に区別しない場合には、共振部12として説明する。
また、整流部13−1と、整流部13−2と、整流部13−3とのそれぞれは、同一の構成であり、DC/DCコンバータ1が備える任意の整流部を示す場合、又は特に区別しない場合には、整流部13として説明する。
トランスT1は、複数の一次側コイル(T11、T12、T13)と、複数の二次側コイル(T21、T22、T23)と、1つのトランスコアTCとを備えている。
一次側コイルT11は、共振部12−1を介して1次変換部11−1に接続されている。また、一次側コイルT12は、共振部12−2を介して1次変換部11−2に接続されている。また、一次側コイルT13は、共振部12−3を介して1次変換部11−3に接続されている。
なお、一次側コイルT11と、一次側コイルT12と、一次側コイルT13とのそれぞれは、トランスT1が備える任意の一次側コイルを示す場合、又は特に区別しない場合には、一次側コイルT10として説明する。
二次側コイルT21は、整流部13−1に接続され、トランスT1によって変換された電力を整流部13−1に供給する。また、二次側コイルT22は、整流部13−2に接続され、トランスT1によって変換された電力を整流部13−2に供給する。また、二次側コイルT23は、整流部13−3に接続され、トランスT1によって変換された電力を整流部13−3に供給する。
なお、二次側コイルT21と、二次側コイルT22と、二次側コイルT23とのそれぞれは、トランスT1が備える任意の二次側コイルを示す場合、又は特に区別しない場合には、二次側コイルT20として説明する。
トランスコアTC(鉄心;コアの一例)は、一次側コイルT10と二次側コイルT20とを磁気的に結合する。本実施形態では、トランスコアTCは、3つの一次側コイルT10と、3つの二次側コイルT20とを磁気的に結合する。すなわち、トランスコアTCは、複数の一次側コイルT10と、少なくとも1つの二次側コイルT20とを磁気的に結合する。
1次変換部11−1は、“+IN1”電源線及び“−IN1”電源線から供給される電圧V1の直流電力をスイッチングして交流電力に変換し、変換した交流電力を一次側コイルT11に供給する。1次変換部11−1は、例えば、スイッチング素子を有するハーフブリッジ回路を含んでいる。
1次変換部11−2は、“+IN2”電源線及び“−IN2”電源線から供給される電圧V2の直流電力をスイッチングして交流電力に変換し、変換した交流電力を一次側コイルT12に供給する。1次変換部11−2は、例えば、スイッチング素子を有するハーフブリッジ回路を含んでいる。
1次変換部11−3は、“+IN3”電源線及び“−IN3”電源線から供給される電圧V3の直流電力をスイッチングして交流電力に変換し、変換した交流電力を一次側コイルT13に供給する。1次変換部11−3は、例えば、スイッチング素子を有するハーフブリッジ回路を含んでいる。
なお、1次変換部11−1と、1次変換部11−2と、1次変換部11−3とのそれぞれは、スイッチング部の一例であり、DC/DCコンバータ1が備える任意の1次変換部を示す場合、又は特に区別しない場合には、1次変換部11として説明する。
共振部12−1は、1次変換部11と、一次側コイルT11との間に接続され、所定の共振周波数で共振する。共振部12−1は、共振コンデンサCr1と、直列リアクトルLr1とを備えている。共振コンデンサCr1及び直列リアクトルLr1は、一次側コイルT11と直列に接続されている。共振部12−1は、例えば、共振コンデンサCr1及び直列リアクトルLr1と、一次側コイルT11の励磁インダクタンスとにより、LCC共振回路を構成する。
共振部12−2は、1次変換部11−2と、一次側コイルT12との間に接続され、所定の共振周波数で共振する。共振部12−2は、共振コンデンサCr2と、直列リアクトルLr2とを備えている。共振コンデンサCr2及び直列リアクトルLr2は、一次側コイルT12と直列に接続されている。共振部12−2は、例えば、共振コンデンサCr2及び直列リアクトルLr2と、一次側コイルT12の励磁インダクタンスとにより、LCC共振回路を構成する。
共振部12−3は、1次変換部11−3と、一次側コイルT13との間に接続され、所定の共振周波数で共振する。共振部12−3は、共振コンデンサCr3と、直列リアクトルLr3とを備えている。共振コンデンサCr3及び直列リアクトルLr3は、一次側コイルT13と直列に接続されている。共振部12−3は、例えば、共振コンデンサCr3及び直列リアクトルLr3と、一次側コイルT13の励磁インダクタンスとにより、LCC共振回路を構成する。
本実施形態では、DC/DCコンバータ1は、上述したように、複数の一次側コイルT10と同数の共振部12を備えている。また、複数の一次側コイルT10のそれぞれには、同数の共振部12のうちの互いに異なる1つの共振部12が接続されている。すなわち、本実施形態では、1つの一次側コイルT10に対して、1つの共振部12が接続されている。このように、本実施形態では、共振部12によって、トランスT1の一次側にLLC共振回路が構成される。
整流部13−1は、二次側コイルT21に接続され、トランスT1が変換した電力のうち、二次側コイルT21が出力する交流電力を整流する。整流部13−1は、例えば、ダイオードD1と、ダイオードD2と、ダイオードD3と、ダイオードD4とを備えている。ここで、ダイオードD1と、ダイオードD2と、ダイオードD3と、ダイオードD4とは、整流素子の一例である。
整流部13−1において、二次側コイルT21の第1終端が、ノードN1に接続され、二次側コイルT21の第2終端が、ノードN2に接続されている。また、ダイオードD1は、アノード端子がノードN1に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD2は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子が、ノードN1に接続されている。
また、ダイオードD3は、アノード端子がノードN2に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD4は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子が、ノードN2に接続されている。
整流部13−2は、二次側コイルT22に接続され、トランスT1が変換した電力のうち、二次側コイルT22が出力する交流電力を整流する。整流部13−2は、例えば、ダイオードD5と、ダイオードD6と、ダイオードD7と、ダイオードD8とを備えている。ここで、ダイオードD5と、ダイオードD6と、ダイオードD7と、ダイオードD8とは、整流素子の一例である。
整流部13−2において、二次側コイルT22の第1終端が、ノードN3に接続され、二次側コイルT22の第2終端が、ノードN3に接続されている。また、ダイオードD5は、アノード端子がノードN3に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD6は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子が、ノードN3に接続されている。
また、ダイオードD7は、アノード端子がノードN4に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD8は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子が、ノードN4に接続されている。
整流部13−3は、二次側コイルT23に接続され、トランスT1が変換した電力のうち、二次側コイルT23が出力する交流電力を整流する。整流部13−3は、例えば、ダイオードD9と、ダイオードD10と、ダイオードD11と、ダイオードD12とを備えている。ここで、ダイオードD9と、ダイオードD10と、ダイオードD11と、ダイオードD12とは、整流素子の一例である。
整流部13−3において、二次側コイルT23の第1終端が、ノードN5に接続され、二次側コイルT23の第2終端が、ノードN6に接続されている。また、ダイオードD9は、アノード端子がノードN5に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD10は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子が、ノードN5に接続されている。
また、ダイオードD11は、アノード端子がノードN6に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD12は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子が、ノードN6に接続されている。
本実施形態では、DC/DCコンバータ1は、上述したように、複数の一次側コイルT10と同数の整流部13を備えている。また、トランスT1は、一次側コイルT10と同数の二次側コイルT20を有し、当該同数の二次側コイルT20のそれぞれは、整流部13に接続される。この同数の整流部13は、並列に接続され、“+OUT”電源線、及び“−OUT”電源線との間に出力電圧Voを出力する。
平滑コンデンサ(Co1、Co2、Co3)のそれぞれは、“+OUT”電源線と、“−OUT”電源線との間に接続され、整流部13−1、整流部13−2、及び整流部13−3の出力電圧Voを平滑化する。
次に、本実施形態によるDC/DCコンバータ1の動作について説明する。
DC/DCコンバータ1は、電圧V1の直流電力、電圧V2の直流電力、及び“電圧V3の直流電力に基づいて、“+OUT”電源線、及び“−OUT”電源線との間に出力電圧Voを出力する。
1次変換部11−1は、電圧V1の直流電力をスイッチングして交流電力に変換し、変換した交流電力を、共振部12−1を介して、トランスT1の一次側コイルT11に供給する。トランスT1の一次側コイルT11に接続される一次側では、共振部12−1にLLC共振回路が構成され、LLC共振回路による共振により、1次変換部11−1は、ソフトスイッチングを実現する。
また、1次変換部11−2は、電圧V2の直流電力をスイッチングして交流電力に変換し、変換した交流電力を、共振部12−2を介して、トランスT1の一次側コイルT12に供給する。トランスT1の一次側コイルT12に接続される一次側では、共振部12−2にLLC共振回路が構成され、LLC共振回路による共振により、1次変換部11−2は、ソフトスイッチングを実現する。
また、1次変換部11−3は、電圧V3の直流電力をスイッチングして交流電力に変換し、変換した交流電力を、共振部12−3を介して、トランスT1の一次側コイルT13に供給する。トランスT1の一次側コイルT13に接続される一次側では、共振部12−3にLLC共振回路が構成され、LLC共振回路による共振により、1次変換部11−3は、ソフトスイッチングを実現する。
次に、トランスT1は、LLC共振により3つの1次変換部11から供給された交流電力を、巻数比に応じた交流電力に変換し、変換した交流電力を3つの二次側コイルT20に出力する。
整流部13−1は、二次側コイルT21から出力された交流電力を整流し、“+OUT”電源線、及び“−OUT”電源線との間に出力電圧Voを出力する。また、整流部13−2は、二次側コイルT22から出力された交流電力を整流し、“+OUT”電源線、及び“−OUT”電源線との間に出力電圧Voを出力する。また、整流部13−3は、二次側コイルT23から出力された交流電力を整流し、“+OUT”電源線、及び“−OUT”電源線との間に出力電圧Voを出力する。
また、平滑コンデンサ(Co1、Co2、Co3)のそれぞれは、整流部13−1、整流部13−2、及び整流部13−3の出力電圧Voを平滑化し、安定した出力電圧Voを生成する。
本実施形態において、トランスT1の二次巻線電圧Vs(Vs1=Vs2=Vs3)は、出力電圧Voとほぼ同一となる。ここで、3つの1次変換部11は、所定のDUTY(デューティ)によりスイッチングし、スイッチング素子をON(オン:導通)する時間であるターンオン時間(以下、Tonという)が等しくなるように制御する。すると、トランスT1の一次巻線電圧Vpは二次巻線電圧Vsを巻数比倍した電圧となるため、各一次側コイルT10の一次巻線電圧Vpが等しくなる(Vp1=Vp2=Vp3)。これにより、トランスT1のトランスコアTCを共通化する(1つにする)ことが可能となる。なお、DC/DCコンバータ1では、共振部12が入力電圧のバラツキ(例えば、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3のバラツキ)を吸収する。
以上説明したように、本実施形態によるDC/DCコンバータ1(スイッチング電源装置)は、トランスT1と、1次変換部11(スイッチング部)と、共振部12と、整流部13とを備えている。トランスT1は、複数の一次側コイルT10と、少なくとも1つの二次側コイルT20とを磁気的に結合する1つのトランスコアTCとを有する。1次変換部11は、複数の一次側コイルT10のそれぞれに接続され、電源線から供給された直流電力をスイッチングして一次側コイルT10に電力を供給する。共振部12は、トランスT1に接続され、所定の共振周波数で共振する。整流部13は、二次側コイルT20に接続され、二次側コイルT20が出力する電力を整流する。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、上述したように、共振部12が入力電圧のバラツキ(例えば、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3のバラツキ)を吸収するので、トランスT1を共通化することができる。
なお、それぞれの電源線に接続された1次変換部とトランスにより変換された交流電力を整流部が整流し、平滑用のチョークコイルとコンデンサとで所定の直流電圧を出力するような従来技術のDC/DCコンバータでは、入力電圧が1次変換部を介してトランスの一次巻線に印加される。そのため、従来技術のDC/DCコンバータでは、入力電圧(例えば、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3)にバラツキがある場合に、トランスの一次巻線電圧Vpは等しくならない。したがって、従来技術のDC/DCコンバータでは、トランスコアを共通化することが出来ない。
本実施形態によるDC/DCコンバータ1のトランスのトランスコアは、下記の式(1)に示される磁束密度Bmの値がトランスコア固有の飽和磁束密度以下になるように設定する必要がある。ここで、変数Npは、一次巻線数を示し、Tonは1次変換部によりトランスに電圧が印加される時間を示し、変数Aeは、トランスコアの断面積を示す。
Figure 2017077078
ここで、本実施形態によるDC/DCコンバータ1において式(1)に示される一次巻線電圧Vpは出力電圧Voとほぼ同一のため、複数のトランスを備えた場合の断面積に対し、トランスコアを共通化した場合でも同じ断面積でよいことになる。よって、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、トランスコアTCのサイズを増大させることなしに、トランスT1を共通化する(トランスコアTCを1つにする)ことができる。
このように、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、共振部12が入力電圧のバラツキを吸収し、複数の一次側コイルT10に対してトランスコアTCを1つにしたトランスT1を備えるようにしたので、複数の電源線から入力される入力電圧のバラツキを吸収しつつ、小型化、及び低コスト化を実現することができる。
また、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、共振によりスイッチング損失を低減することができるので、高効率化を実現することができる。また、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、トランスの数を低減することができるので、トランスコアTCを備えることによる損失(鉄損)を低減することが可能であり、高効率化を実現することができる。
また、本実施形態では、DC/DCコンバータ1は、複数の一次側コイルT10と同数の共振部12を備えている。複数の一次側コイルT10のそれぞれには、同数の共振部12のうちの互いに異なる1つの共振部12が接続される。すなわち、1つの一次側コイルT10に対して、1つの共振部12が接続される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、トランスT1の一次側を共振させて、入力電圧のバラツキを吸収するので、トランスT1を共通化する(トランスコアTCを1つにする)ことができる。
また、本実施形態では、共振部12によって、LLC共振回路が構成される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、LLCという簡易な構成及び簡易な手法により、共振を可能にすることができる。
また、本実施形態では、DC/DCコンバータ1は、複数の一次側コイルT10と同数の整流部13を備えている。トランスT1は、複数の一次側コイルT10と同数の二次側コイルT20を有し、当該同数の二次側コイルT20のそれぞれは、整流部13に接続されている。そして、当該同数の整流部13は、並列に接続される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1は、トランスT1を共通化しつつ、複数の二次側コイルT20のそれぞれについて、各整流部13に分散して整流した出力電圧Voを出力することができる。
[第2の実施形態]
次に、図2を参照して、第2の実施形態によるDC/DCコンバータ1aについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第1の実施形態の複数の二次側コイルT20を直列接続し、整流部13を1つにした変形例について説明する。
図2は、第2の実施形態によるDC/DCコンバータ1aの一例を示すブロック図である。
図2に示すように、DC/DCコンバータ1aは、1次変換部11(11−1、11−2、11−3)と、共振部12(12−1、12−2、12−3)と、トランスT1と、整流部13(13−1)と、平滑コンデンサCo1とを備えている。
なお、図2において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、整流部13−1及び平滑コンデンサCo1が1つである点と、二次側コイルT20の接続が異なる点が、第1の実施形態と相違し、以下、この相違点について説明する。
二次側コイルT21と、二次側コイルT22と、二次側コイルT23とは、直列に接続される。二次側コイルT21は、第1終端がノードN1に接続され、第2終端が二次側コイルT22の第1終端に接続されている。また、二次側コイルT23は、第1終端が二次側コイルT22の第2終端に接続され、第2終端がノードN2に接続されている。
整流部13−1は、直列に接続されている3つの二次側コイルT20が接続され、トランスT1が変換した交流電力を整流し、“+OUT”電源線及び“−OUT”電源線に出力する。
なお、本実施形態によるDC/DCコンバータ1aの基本的な動作は、第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるDC/DCコンバータ1aは、1つの整流部13を備える。トランスT1は、複数の一次側コイルT10と同数の二次側コイルT20を有し、当該同数の二次側コイルT20は、直列に接続されて、さらに1つの整流部13に接続される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1aは、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、整流部13及び平滑コンデンサCo1を1つにすることができる。本実施形態によるDC/DCコンバータ1aは、複数の二次側コイルT20を直列に接続することで、整流部13を1つにすることができるため、さらに小型化することができる。
[第3の実施形態]
次に、図3を参照して、第3の実施形態によるDC/DCコンバータ1bについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第1の実施形態の複数の二次側コイルT20及び整流部13を1つにした変形例について説明する。
図3は、第3の実施形態によるDC/DCコンバータ1bの一例を示すブロック図である。
図3に示すように、DC/DCコンバータ1bは、1次変換部11(11−1、11−2、11−3)と、共振部12(12−1、12−2、12−3)と、トランスT1aと、整流部13(13−1)と、平滑コンデンサCo1とを備えている。
なお、図3において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、トランスT1aの二次側コイルT20が1つである点と、整流部13−1及び平滑コンデンサCo1が1つである点と、二次側コイルT20の接続が異なる点が、第1の実施形態と相違し、以下、この相違点について説明する。
トランスT1aは、複数の一次側コイルT10(T11、T12、T13)と、1つの二次側コイルT20(T21)と、1つのトランスコアTCとを備えている。
なお、本実施形態では、一次側コイルT10(T11、T12、T13)それぞれの巻線数をNpとし、二次側コイルT21の巻線数をNsとした場合、トランスT1の一次巻線電圧Vp(Vp1=Vp2=Vp3)は、出力電圧Voのn倍(nは、Np/Ns)となる。
トランスT1aは、例えば、プレーナ構造のトランスであり、一次側コイルT10と二次側コイルT21をサンドイッチ構造にすることで、小型化が可能であり、さらに、導通損失を低減することができる。
なお、本実施形態によるDC/DCコンバータ1bの基本的な動作は、第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるDC/DCコンバータ1bは、1つの整流部13を備える。トランスT1aは、1つの二次側コイルT20を有し、1つの二次側コイルT20は、1つの整流部13に接続される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1bは、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、整流部13及び平滑コンデンサCo1を1つにすることができる。本実施形態によるDC/DCコンバータ1bは、二次側コイルT20を1つにすることで、整流部13を1つにすることができるため、さらに小型化することができる。
また、本実施形態によるDC/DCコンバータ1bは、二次側コイルT20を1つにすることで、トランスT1aを小型化することができる。
[第4の実施形態]
次に、図4を参照して、第4の実施形態によるDC/DCコンバータ1cについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第2の実施形態の共振部12をトランスT1の二次側に備えるようにした変形例について説明する。
図4は、第4の実施形態によるDC/DCコンバータ1cの一例を示すブロック図である。
図4に示すように、DC/DCコンバータ1cは、1次変換部11(11−1、11−2、11−3)と、共振部12aと、トランスT1と、整流部13(13−1)と、平滑コンデンサCo1と、一次側コンデンサ(Cr21、Cr22,Cr23)とを備えている。
なお、図4において、図2に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、共振部12(12−1、12−2、12−3)の代わりにトランスT1の二次側に共振部12aを1つ備える点が、第2の実施形態と相違し、以下、この相違点について説明する。
共振部12aは、二次側コイルT20に接続される。共振部12aは、例えば、二次側コイルT21の第1終端と、ノードN1との間に接続され、所定の共振周波数で共振する。共振部12aは、共振コンデンサCr1と、直列リアクトルLr1とを備えている。共振コンデンサCr1及び直列リアクトルLr1は、二次側コイルT21と直列に接続されている。共振部12aは、例えば、共振コンデンサCr1及び直列リアクトルLr1と、二次側コイルT20の励磁インダクタンスとにより、LCC共振回路を構成する。
一次側コンデンサCr21は、1次変換部11−1と、トランスT1の一次側コイルT11との間に接続されている。一次側コンデンサCr22は、1次変換部11−2と、トランスT1の一次側コイルT12との間に接続されている。一次側コンデンサCr23は、1次変換部11−3と、トランスT1の一次側コイルT13との間に接続されている。
なお、一次側コンデンサCr21と、一次側コンデンサCr22と、一次側コンデンサCr23とのそれぞれは、DC/DCコンバータ1cが備える任意の一次側コンデンサを示す場合、又は特に区別しない場合には、一次側コンデンサCr20として説明する。
一次側コンデンサCr20は、共振部12aとともに共振動作を行い、入力電圧のバラツキを吸収し、複数の入力電力間の短絡を防止する。
なお、共振部12aは、第2の実施形態の共振部12(12−1、12−2、12−3)と同様に作用して、入力電圧のバラツキ(例えば、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3のバラツキ)を吸収する。共振部12aが異なる点を除いた本実施形態によるDC/DCコンバータ1cの基本的な動作は、第2の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるDC/DCコンバータ1cは、共振部12aが、二次側コイルT20に接続される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1cは、上述した第2の実施形態と同様の効果を奏するとともに、共振部12の部品を低減することができる。また、本実施形態によるDC/DCコンバータ1cは、一組の共振コンデンサCr1及び直列リアクトルLr1により共振させることができるため、第2の実施形態に比べて共振部12の部品のバラツキによる影響(例えば、トランスT1の一次巻線電圧(Vp1、Vp2、Vp3)のバラツキ)を低減することができる。よって、本実施形態によるDC/DCコンバータ1cは、さらに小型化が可能であるとともに、一次巻線電圧(Vp1、Vp2、Vp3)のバラツキ)を低減して更に高効率化することができる。
また、本実施形態におけるDC/DCコンバータ1cは、1次変換部11と、一次側コイルT10との間に接続される一次側コンデンサCr20を備えている。
これにより、本実施形態におけるDC/DCコンバータ1cは、複数の入力電力間の短絡を防止することができる。
[第5の実施形態]
次に、図5を参照して、第5の実施形態によるDC/DCコンバータ1dについて説明する。なお、本実施形態では、第4の実施形態と同様に、上述した第3の実施形態の共振部12をトランスT1の二次側に備えるようにした変形例について説明する。
図5は、第5の実施形態によるDC/DCコンバータ1dの一例を示すブロック図である。
図5に示すように、DC/DCコンバータ1dは、1次変換部11(11−1、11−2、11−3)と、共振部12aと、トランスT1aと、整流部13(13−1)と、平滑コンデンサCo1と、一次側コンデンサCr20(Cr21、Cr22,Cr23)とを備えている。
なお、図5において、図3及び図4に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態において、共振部12aは、第4の実施形態と同様に作用して、入力電圧のバラツキ(例えば、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3のバラツキ)を吸収する。共振部12aが異なる点を除いた本実施形態によるDC/DCコンバータ1dの基本的な動作は、第3の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるDC/DCコンバータ1dは、第4の実施形態と同様に、共振部12aが、二次側コイルT20に接続される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1dは、上述した第3の実施形態、及び第4の実施形態と同様の効果を奏する。
[第6の実施形態]
次に、図6を参照して、第6の実施形態によるDC/DCコンバータ1dについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第4の実施形態の二次側コイルT20を並列に接続するようにした変形例について説明する。
図6は、第6の実施形態によるDC/DCコンバータ1eの一例を示すブロック図である。
図6に示すように、DC/DCコンバータ1eは、1次変換部11(11−1、11−2、11−3)と、共振部12aと、トランスT1と、整流部13(13−1)と、平滑コンデンサCo1と、一次側コンデンサCr20(Cr21、Cr22,Cr23)とを備えている。
なお、図6において、図4に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、複数の二次側コイルT20が並列に接続される点が、第4の実施形態と相違し、以下、この相違点について説明する。
本実施形態では、二次側コイルT21の第1終端と、二次側コイルT22の第1終端と、二次側コイルT23の第1終端とが、共振部12aに接続されている。また、二次側コイルT21の第2終端と、二次側コイルT22の第2終端と、二次側コイルT23の第2終端とが、ノードN2に接続されている。
なお、本実施形態によるDC/DCコンバータ1eの基本的な動作は、第4の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるDC/DCコンバータ1eは、1つの整流部13を備えている。トランスT1は、複数の一次側コイルT10と同数の二次側コイルT20を有し、当該同数の二次側コイルT20は、並列に接続されて、さらに1つの整流部13に接続される。
これにより、本実施形態によるDC/DCコンバータ1eは、上述した第4の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、上述した第2の実施形態において、本実施形態のように、複数の二次側コイルT20を並列に接続するようにしてもよい。
[第7の実施形態]
次に、図7を参照して、第7の実施形態による電源装置2について説明する。なお、本実施形態では、上述した第2の実施形態のDC/DCコンバータ1aを複数備えた電源装置の一例について説明する。
図7は、第7の実施形態による電源装置2の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、スイッチング電源装置の一例として、電源装置2を説明する。
図7に示すように、電源装置2は、3つのDC/DCコンバータ1a(1a―1、1a―2、1a―3)を備えている。ここで、DC/DCコンバータ1aは、図2に示す構成と同一である。
例えば、DC/DCコンバータ1aが5kW(キロワット)の出力が可能である場合、電源装置2は、3つのDC/DCコンバータ1aを備えることにより、15kWの大容量化が可能になる。
なお、DC/DCコンバータ1a−1と、DC/DCコンバータ1a−2と、DC/DCコンバータ1a−3とは、内部の1次変換部11が、互いに異なる位相でスイッチングされる。
DC/DCコンバータ1a−1の3つの1次変換部11は、例えば、0度(deg)の位相により、スイッチング素子がターンオンされる。ここで、0度(deg)の位相によりスイッチングされる3つの1次変換部11は、同相変換部11Aに対応する。
また、DC/DCコンバータ1a−2の3つの1次変換部11は、例えば、120度(deg)の位相により、スイッチング素子がターンオンされる。ここで、120度(deg)の位相によりスイッチングされる3つの1次変換部11は、同相変換部11Bに対応する。
また、DC/DCコンバータ1a−3の3つの1次変換部11は、例えば、240度(deg)の位相により、スイッチング素子がターンオンされる。ここで、240度(deg)の位相によりスイッチングされる3つの1次変換部11は、同相変換部11Cに対応する。
このように、電源装置2は、同相変換部11Aと、同相変換部11Bと、同相変換部11Cとを備えている。なお、DC/DCコンバータ1aをN個とした場合、スイッチングの位相は、(360/N)度の間隔により、異なる位相になるように設定されている。
以上説明したように、本実施形態による電源装置2(スイッチング電源装置の一例)は、互いに異なる電源線から直流電力(例えば、入力電圧V1、V2、V3)が供給される複数の1次変換部11と、1つのトランスT1との組を複数備えている。そして、当該複数の組のそれぞれの1次変換部11は、互いに異なる位相でスイッチングされる。
これにより、本実施形態による電源装置2は、出力電圧Voのリップルを低減することができる。また、このことにより、本実施形態による電源装置2は、平滑コンデンサCo1の静電容量を低減することができる。
また、本実施形態による電源装置2は、DC/DCコンバータ1aを備えているため、トランスT1の数を低減することが可能であり、DC/DCコンバータ1aと同様に、複数の電源線から入力される入力電圧のバラツキを吸収しつつ、小型化を実現することができる。また、本実施形態による電源装置2は、トランスの数を低減することができるので、トランスコアTCを備えることによる損失(鉄損)を低減することが可能であり、高効率化を実現することができる。また、本実施形態による電源装置2は、複数のDC/DCコンバータ1aを備えることで、容易に大容量化が可能である。
また、本実施形態では、DC/DCコンバータ1aの数をN個とした場合に、互いに異なる位相は、(360/N)度の間隔になるように設定される。
これにより、本実施形態による電源装置2は、効率良く出力電圧Voのリップルを低減することができる。
また、本実施形態では、複数の二次側コイルT20が直列に接続され、各二次側コイルT20(T21、T22、T23)には、同一の電流が流れる。そのため、一次側コイルT10(T11、T12、T13)にも、二次側コイルT20(T21、T22、T23)に比例した同一の電流がながれる。そのため、本実施形態による電源装置2は、電流バランスを取ることができる。
[第8の実施形態]
次に、図8を参照して、第8の実施形態による電源装置2aについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第2の実施形態のDC/DCコンバータ1aの代わりに、第4の実施形態のDC/DCコンバータ1cを複数備えた電源装置の一例について説明する。
図8は、第8の実施形態による電源装置2aの一例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、スイッチング電源装置の一例として、電源装置2aを説明する。
図8に示すように、電源装置2aは、3つのDC/DCコンバータ1c(1c―1、1c―2、1c―3)を備えている。ここで、DC/DCコンバータ1cは、図4に示す構成と同一である。
なお、本実施形態による電源装置2aの基本的な動作は、第7の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置2aは、複数のDC/DCコンバータ1cを備えている。また、本実施形態による電源装置2aは、複数の1次変換部11と、1つのトランスT1との組を複数備えている。そして、当該複数の組のそれぞれの1次変換部11は、互いに異なる位相でスイッチングされる。
これにより、本実施形態による電源装置2aは、上述した第7の実施形態と同様の効果を奏する。また、本実施形態による電源装置2aは、整流部13の数を低減させることが可能であるため、さらに小型化が可能である。
[第9の実施形態]
次に、図9を参照して、第9の実施形態による電源装置2bについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第2の実施形態のDC/DCコンバータ1aの代わりに、トランスT1aを備える第3の実施形態のDC/DCコンバータ1b又は第5の実施形態のDC/DCコンバータ1dを複数備えた電源装置の一例について説明する。
図9は、第9の実施形態による電源装置2bの一例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、スイッチング電源装置の一例として、電源装置2bを説明する。
図9に示すように、電源装置2bは、3つのDC/DCコンバータ1b―1〜1b―3(又はDC/DCコンバータ1d―1〜1d―3)を備えている。ここで、DC/DCコンバータ1b―1〜1b―3は、図3に示すDC/DCコンバータ1bの構成と同一である。また、DC/DCコンバータ1d―1〜1d―3は、図5に示すDC/DCコンバータ1dの構成と同一である。
なお、本実施形態による電源装置2bの基本的な動作は、第8の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置2bは、複数のDC/DCコンバータ1b(又はDC/DCコンバータ1d)を備えている。また、本実施形態による電源装置2bは、複数の1次変換部11と、1つのトランスT1aとの組を複数備えている。そして、当該複数の組のそれぞれの1次変換部11は、互いに異なる位相でスイッチングされる。
これにより、本実施形態による電源装置2bは、上述した第7及び第8の実施形態と同様の効果を奏する。また、本実施形態による電源装置2bは、整流部13の数を低減させることが可能であるため、さらに小型化が可能である。
また、トランスT1aは、例えば、プレーナ構造のトランスであり、一次側コイルT10と二次側コイルT21をサンドイッチ構造にすることで、小型化が可能であり、さらに、導通損失を低減することができる。そのため、本実施形態による電源装置2bは、さらに小型化及び高効率化を実現することができる。
[第10の実施形態]
次に、図10を参照して、第10の実施形態による電源装置2cについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第8の実施形態の電源装置2aの入力電圧(V1、V2,V3)の電源線の接続を変更した変形例について説明する。
図10は、第10の実施形態による電源装置2cの一例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、スイッチング電源装置の一例として、電源装置2cを説明する。
図10に示すように、電源装置2cは、3つのDC/DCコンバータ1c(1c―1、1c―2、1c―3)を備えている。ここで、DC/DCコンバータ1cは、図4に示す構成と同一である。
また、本実施形態では、DC/DCコンバータ1c−1の全ての1次変換部11に、入力電圧V1が供給され、DC/DCコンバータ1c−2の全ての1次変換部11に、入力電圧V2が供給される。また、DC/DCコンバータ1c−3の全ての1次変換部11に、入力電圧V2が供給される。
このように、電源装置2cは、同一の電源線から直流電力が供給される複数の1次変換部11と、1つのトランスT1との組を複数備え、当該複数の組のそれぞれの1次変換部11は、互いに異なる位相でスイッチングされる。
なお、本実施形態による電源装置2cの基本的な動作は、第7の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置2cは、同一の電源線から直流電力が供給される複数の1次変換部11と、1つのトランスT1との組を複数備えている。そして、当該複数の組のそれぞれの1次変換部11は、互いに異なる位相でスイッチングされる。
これにより、本実施形態による電源装置2cは、第8の実施形態と同様の効果を奏する。なお、本実施形態による電源装置2c、及び第8の実施形態の電源装置2aとは、電源の接続の仕方が異なるのみの違いであり、電源装置2c又は電源装置2aを選択的に使用することができるので、設計自由度(例えば、部品の配置や配線の引き回しなどの自由度)を高めることが可能になる。
[第11の実施形態]
次に、図11を参照して、第11の実施形態による電源装置3について説明する。なお、本実施形態では、上述した第9の実施形態の電源装置2bが備える複数のトランスT1a(T1a−1、T1a−2、T1a−3)の二次側コイルT21の第2終端を、互いに接続して、整流部13を小型化させる変形例について説明する。
図11は、第11の実施形態による電源装置3の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、スイッチング電源装置の一例として、電源装置3を説明する。
図11に示すように、電源装置3は、同相変換部11Aと、同相変換部11Bと、同相変換部11Cと、3つのトランスT1a(T1a−1、T1a−2、T1a−3)と、3つの共振部12a(12a−1、12a−2、12a−3)と、整流部13aと、平滑コンデンサCo2と、一次側コンデンサCr20(Cr21−1〜Cr21−3、Cr22−1〜Cr22−3、Cr23−1〜Cr23−3)とを備えている。
なお、図11において、図5及び図9に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。ここで、トランスT1a−1と、トランスT1a−2と、トランスT1a−3とは、図5の示すトランスT1aと同一の構成である。また、共振部12a−1と、共振部12a−2と、共振部12a−3とは、図5の示す共振部12aと同一の構成である。また、一次側コンデンサCr21−1〜Cr21−3は、図5の示す一次側コンデンサCr21と同一の構成であり、一次側コンデンサCr22−1〜Cr22−3は、図5の示す一次側コンデンサCr22と同一の構成である。また、一次側コンデンサCr23−1〜Cr23−3は、図5の示す一次側コンデンサCr23と同一の構成である。
整流部13aは、ダイオードD1と、ダイオードD2と、ダイオードD3と、ダイオードD4と、ダイオードD5と、ダイオードD6とを備えている。整流部13aにおいて、トランスT1a−1の二次側コイルT21の第1終端が、共振部12a―1を介して、ノードN11に接続され、トランスT1a−2の二次側コイルT21の第1終端が、共振部12a―2を介して、ノードN12に接続され、トランスT1a−3の二次側コイルT21の第1終端が、共振部12a―3を介して、ノードN13に接続される。
また、ダイオードD1は、アノード端子がノードN11に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD2は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子がノードN11に接続されている。
また、ダイオードD3は、アノード端子がノードN12に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD4は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子がノードN12に接続されている。
また、ダイオードD5は、アノード端子がノードN13に接続され、カソード端子が、“+OUT”電源線に接続されている。ダイオードD6は、アノード端子が“−OUT”電源線に接続され、カソード端子がノードN13に接続されている。
トランスT1a−1〜トランスT1a−3のそれぞれの二次側コイルT21の第2終端は、ノードN3に接続され、互いに接続されている。
なお、本実施形態による電源装置3の基本的な動作は、第9の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置3では、整流部13aは、2つの整流素子が直列接続された回路をトランスT1aと同数(上述した複数の1次変換部11と、1つのトランスT1aとの組である複数の組と同数)備えている。ここで、2つの整流素子は、例えば、ダイオードD1及びダイオードD2の2つのダイオード素子と、ダイオードD3及びダイオードD4の2つのダイオード素子と、ダイオードD5及びダイオードD6の2つのダイオード素子とを示している。また、当該複数の組の各組が有するトランスT1aの二次側コイルT20の第1終端が、それぞれ2つの整流素子の間に接続され、二次側コイルT20の第2終端が複数の組で互いに接続される。
これにより、本実施形態による電源装置3は、第9の実施形態に比べて、整流部13aの部品数を低減することができる。よって、本実施形態による電源装置3は、第9の実施形態と同様の効果を奏するとともに、整流部13aを小型化することができる。
[第12の実施形態]
次に、図12を参照して、第12の実施形態による電源装置3aについて説明する。なお、本実施形態では、上述した第11の実施形態の電源装置3が備える複数のトランスT1a(T1a−1、T1a−2、T1a−3)の一次側コイルT10の第2終端を、互いに接続した変形例について説明する。
図12は、第12の実施形態による電源装置3aの一例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、スイッチング電源装置の一例として、電源装置3aを説明する。
図12に示すように、電源装置3aは、同相変換部11Aと、同相変換部11Bと、同相変換部11Cと、3つのトランスT1a(T1a−1、T1a−2、T1a−3)と、3つの共振部12a(12a−1、12a−2、12a−3)と、整流部13aと、平滑コンデンサCo2と、一次側コンデンサCr20(Cr21−1〜Cr21−3、Cr22−1〜Cr22−3、Cr23−1〜Cr23−3)とを備えている。
なお、図12において、図11に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、3つのトランスT1a(T1a−1、T1a−2、T1a−3)の一次側コイルT10の配線が異なる点を除いて、図11に示す第11の実施形態と同様である。
例えば、トランスT1a−1〜トランスT1a−3のそれぞれの一次側コイルT11の第2終端は、ノードN4に接続され、互いに接続されている。また、トランスT1a−1〜トランスT1a−3のそれぞれの一次側コイルT12の第2終端は、ノードN5に接続され、互いに接続されている。また、トランスT1a−1〜トランスT1a−3のそれぞれの一次側コイルT13の第2終端は、ノードN6に接続され、互いに接続されている。
なお、本実施形態による電源装置3aの基本的な動作は、第11の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置3aは、上述した第11の実施形態の構成に、さらに、上述した複数の1次変換部11と、1つのトランスT1aとの各組が有するトランスT1aの一次側コイルT10の一方の終端(例えば、第2終端)が互いに接続されている。
これにより、本実施形態による電源装置3aは、上述した第11の実施形態と同様の効果を奏する。
[第13の実施形態]
次に、図13を参照して、第13の実施形態による三相電源装置4について説明する。なお、本実施形態では、上述した第1〜第6の実施形態のDC/DCコンバータ1(1a〜1e)を備え、三相交流の商用電源(Eu、Ev、Ew)から所定の直流電力に変換するスイッチング電源装置の一例について説明する。
図13は、第13の実施形態による三相電源装置4の一例を示すブロック図である。
図13に示すように、三相電源装置4は、PFC(Power Factor Correction:力率改善)部(41、42、43)と、上述したDC/DCコンバータ1(1a〜1e)とを備えている。
PFC部41は、U相用のPFC回路であり、三相交流のU相交流電力に基づいて、電圧V1の直流電力をDC/DCコンバータ1(1a〜1e)に供給する。
また、PFC部42は、V相用のPFC回路であり、三相交流のV相交流電力に基づいて、電圧V2の直流電力をDC/DCコンバータ1(1a〜1e)に供給する。
また、PFC部43は、W相用のPFC回路であり、三相交流のW相交流電力に基づいて、電圧V3の直流電力をDC/DCコンバータ1(1a〜1e)に供給する。
DC/DCコンバータ1(1a〜1e)は、PFC部(41、42、43)から供給された入力電圧V1、入力電圧V2、及び入力電圧V3から所定の出力電圧Voを出力する。なお、DC/DCコンバータ1(1a〜1e)の動作の詳細については、上述した通りである。
このように、本実施形態による三相電源装置4は、上述したDC/DCコンバータ1(1a〜1e)を備えているため、PFC部(41、42、43)から供給された入力電圧のバラツキを吸収しつつ、小型化を実現することができる。また、本実施形態による三相電源装置4は、共振部12(12a)による共振によりスイッチング損失を低減することができるので、高効率化を実現することができる。
なお、本実施形態による三相電源装置4では、DC/DCコンバータ1(1a〜1e)を備える一例を説明したが、DC/DCコンバータ1(1a〜1e)の代わりに、上述した電源装置2(2a〜2c、3、3a)を備えるようにしてもよい。上述した電源装置2(2a〜2c、3、3a)を備える場合でも、三相電源装置4は、同様に、PFC部(41、42、43)から供給された入力電圧のバラツキを吸収しつつ、小型化を実現することができ、高効率化を実現することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、トランスT1(T1a)の一次側コイルT10が3個である場合の例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、一次側コイルT10は、2個、又は4個以上であってもよい。
また、上記の各実施形態において、共振部12(12a)によって構成される共振回路は、LLC共振回路である例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の共振回路であってもよい。
また、上記の各実施形態において、LLC共振回路は、直列リアクトルLr1(Lr2、Lr3)を備える例を説明したが、例えば、トランスT1(T1a)の一次側コイルt10(又は二次側コイルT20)の漏れインダクタンスを利用するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、1次変換部11は、ハーフブリッジ回路によりスイッチングする例を説明したが、これに限定されるものではなく、フルブリッジ回路によりスイッチングするものであってもよい。
また、上記の第2の実施形態において、本実施形態のように、複数の二次側コイルT20を並列に接続しるようにしてもよい。
1、1a〜1e、1a−1〜1a−3、1b−1〜1b−3、1c−1〜1c−3、1d−1〜1d−3、1e−1〜1e−3 DC/DCコンバータ
2、2a〜2c、3、3a 電源装置
4 三相電源装置
11、11−1〜11−3 1次変換部
11A〜11C 同相変換部
12、12a、12−1〜12−3、12a−1〜12a−3 共振部
13、13−1〜13−3 整流部
41、42、43 PFC部
Cr1〜Cr3 共振コンデンサ
Cr21〜Cr23、Cr21−1〜Cr21−3、Cr22−1〜Cr22−3、Cr23−1〜Cr23−3 一次側コンデンサ
Co1〜Co3 平滑コンデンサ
D1〜D12 ダイオード
Eu、Ev、Ew 商用電源
Lr1〜Lr3 直列リアクトル
T1、T1a、T1a−1〜T1a−3 トランス
T10〜T13 一次側コイル
T20〜T23 二次側コイル
TC トランスコア

Claims (11)

  1. 複数の一次側コイルと、少なくとも1つの二次側コイルとを磁気的に結合する1つのコアとを有するトランスと、
    前記複数の一次側コイルのそれぞれに接続され、電源線から供給された直流電力をスイッチングして前記一次側コイルに電力を供給するスイッチング部と、
    前記トランスに接続され、所定の共振周波数で共振する共振部と、
    前記二次側コイルに接続され、前記二次側コイルが出力する電力を整流する整流部と
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記複数の一次側コイルと同数の前記共振部を備え、
    前記複数の一次側コイルのそれぞれには、前記同数の共振部のうちの互いに異なる1つの前記共振部が接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記共振部は、前記二次側コイルに接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチング部と、前記一次側コイルとの間に接続されるコンデンサを備える
    ことを特徴とする請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記共振部によって、LLC共振回路が構成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記複数の一次側コイルと同数の前記整流部を備え、
    前記トランスは、前記同数の前記二次側コイルを有し、
    前記同数の前記二次側コイルのそれぞれは、前記整流部に接続され、
    前記同数の前記整流部は、並列に接続される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスイッチング電源装置。
  7. 1つの前記整流部を備え、
    前記トランスは、前記複数の一次側コイルと同数の前記二次側コイルを有し、
    前記同数の前記二次側コイルは、並列に接続されて、さらに前記1つの整流部に接続される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスイッチング電源装置。
  8. 1つの前記整流部を備え、
    前記トランスは、1つの前記二次側コイルを有し、
    前記1つの前記二次側コイルは、前記1つの整流部に接続される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスイッチング電源装置。
  9. 1つの前記整流部を備え、
    前記トランスは、前記複数の一次側コイルと同数の前記二次側コイルを有し、
    前記同数の前記二次側コイルは、直列に接続されて、さらに前記1つの整流部に接続される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスイッチング電源装置。
  10. 複数の前記スイッチング部と、1つの前記トランスとの組を複数備え、
    前記複数の組のそれぞれの前記スイッチング部は、互いに異なる位相でスイッチングされる
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のスイッチング電源装置。
  11. 前記整流部は、2つの整流素子が直列接続された回路を前記複数の組と同数備え、
    前記複数の組の各組が有する前記トランスの前記二次側コイルの第1終端がそれぞれ前記2つの整流素子の間に接続され、前記二次側コイルの第2終端が前記複数の組で互いに接続される
    ことを特徴とする請求項10に記載のスイッチング電源装置。
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