JP2017076734A - コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品が実装された回路基板 - Google Patents

コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品が実装された回路基板 Download PDF

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Abstract

【課題】十分なインダクタンスを確保しつつ直流抵抗が低減されたコイル部品を提供する。
【解決手段】磁性部材11,12に挟まれたコイル層20と、外部端子E1,E2とを備える。コイル層20は、交互に積層された導体層21〜24及び絶縁層32〜34を含む。導体層21〜24は、絶縁層32〜34に形成されたスルーホールを介して互いに接続されてコイルパターンを構成する。積層方向におけるコイル層20の厚さは、積層方向における磁性部材11,12の厚さよりも厚い。外部端子E1,E2は、コイル層20の側面に露出したコイルパターンの一端及び他端をそれぞれ覆う。本発明によれば、複数の導体層を積層してコイルパターンを構成していることから、導体の断面積を大きくすることにより、十分なインダクタンスを確保しつつ直流抵抗を低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明はコイル部品及びその製造方法に関し、特に、電源回路用として用いることが好適なコイル部品及びその製造方法に関する。また、本発明は、このようなコイル部品が実装された回路基板に関する。
電源回路などに用いられるコイル部品は、信号用のコイル部品に比べて大電流が流れるため、より低い直流抵抗が求められる。直流抵抗を低減するためには、コイル長を短くするとともに、コイル導体の断面積を大きくする必要がある。一方、十分なインダクタンスを確保するためには、コイル長を長くするとともに、より大きなループを形成すべくコイルの導体幅を小さくする必要がある。このように、直流抵抗の低減とインダクタンスの確保は、トレードオフの関係にあった。
特許第5668849号公報
特許文献1には、信号用のコイル部品が記載されている。特許文献1に記載されたコイル部品は、信号用としての使用を前提としているため、コイル導体が細く、電源用としての使用には適さない。しかも、特許文献1に記載されたコイル部品は、積層した絶縁体層の表面に導電パターンを形成していることから、大電流の流れる電源回路用としては接続信頼性が悪いという問題があった。
したがって、本発明は、十分なインダクタンスを確保しつつ直流抵抗を低減可能なコイル部品及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、このようなコイル部品が実装された回路基板を提供することである。
本発明によるコイル部品は、積層方向に第1の厚さを有する第1の磁性部材と、前記積層方向に第2の厚さを有する第2の磁性部材と、前記第1及び第2の磁性部材に挟まれ、前記積層方向における厚さが前記第1及び第2の厚さよりも厚いコイル層とを備え、前記コイル層は、交互に積層された複数の導体層及び複数の絶縁層を含み、前記複数の導体層は、前記複数の絶縁層に形成されたスルーホールを介して互いに接続されてコイルパターンを構成し、前記コイルパターンの一端及び他端は、前記積層方向と平行な前記コイル層の側面に露出していることを特徴とする。
また、本発明による回路基板は、上記のコイル部品が実装された回路基板であって、前記コイル部品の積層方向は、前記回路基板の実装面と平行であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の導体層を積層してコイルパターンを構成していることから、導体の断面積を大きくすることにより、十分なインダクタンスを確保しつつ直流抵抗を低減することができる。また、導体層間に設けられた絶縁層が非磁性材料からなる場合は、自己共振周波数を高めることも可能となる。さらに、外部端子がコイル層の側面に設けられていることから、該コイル部品を立てて、つまり、積層方向が回路基板の実装面と平行となるよう実装することができる。しかも、コイルパターンを構成する導体の断面積が積層方向に大きくなることから、直流抵抗をより低減することが可能となる。また、回路基板に立てて実装する際の占有面積を低減することもできる。
本発明において、前記第1及び第2の磁性部材は、積層方向における厚さが互いに等しいことが好ましい。これによれば、回路基板に実装した際にコイル部品が倒れにくくなる。ここで、前記第1の磁性部材と前記第2の磁性部材は、互いに異なる磁性材料からなるものであっても構わない。この場合、前記第2の磁性部材は、磁性体を含有する樹脂からなるものであっても構わない。
本発明において、前記複数の導体層は、前記コイルパターンの前記一端が形成される第1の導体層と、前記コイルパターンの前記他端が形成される第2の導体層と、前記第1及び第2の導体層間に位置する1又は2以上の第3の導体層とを含み、前記第1の導体層は、前記コイルパターンの前記他端と積層方向に重なる第1の接続導体を含み、前記第2の導体層は、前記コイルパターンの前記一端と前記積層方向に重なる第2の接続導体を含み、前記第3の導体層は、前記コイルパターンの前記他端と前記積層方向に重なる第3の接続導体と、前記コイルパターンの前記一端と前記積層方向に重なる第4の接続導体とを含み、前記コイルパターンの前記一端は、前記複数の絶縁層に形成されたスルーホールを介して前記第2及び第4の接続導体に接続され、前記コイルパターンの前記他端は、前記複数の絶縁層に形成されたスルーホールを介して前記第1及び第3の接続導体に接続されることが好ましい。これによれば、コイルパターンの端部における抵抗を低減することが可能となる。
この場合、前記コイルパターンの前記一端と前記第2及び第4の接続導体は、一体化されて前記コイル層の前記側面に露出し、且つ、前記第1の外部端子に覆われており、前記コイルパターンの前記他端と前記第1及び第3の接続導体は、一体化されて前記コイル層の前記側面に露出し、且つ、前記第2の外部端子に覆われていることが好ましい。これによれば、外部端子とコイルパターンとの間の抵抗を低減することができる。
本発明において、前記コイル層は、積層方向から見て第1乃至第4の角部を有する矩形であり、前記第1の外部端子は、前記第1の角部に設けられ、前記第2の外部端子は、前記第1の角部に隣接する前記第2の角部に設けられ、前記第1及び第2の角部に対してそれぞれ対角に位置する前記第3及び第4の角部には、外部端子が設けられないことが好ましい。かかる構造は、回路基板に立てて実装するのに好適である。
本発明によるコイル部品の製造方法は、所定の位置にスルーホールを有する複数の絶縁層と、所定形状の導体パターンを有する複数の導体層とを、第1の磁性部材の表面に交互に形成することによって、コイル層を形成する工程と、前記コイル層の表面に、前記コイル層よりも積層方向における厚さが薄い第2の磁性部材を形成する工程と、前記コイル層の側面に露出した前記コイルパターンの一端及び他端をそれぞれ覆う第1及び第2の外部端子を形成する工程と、前記第1の磁性部材を研削することによって、前記第1の磁性部材の前記積層方向における厚さを前記コイル層の前記積層方向における厚さよりも薄くする工程と、を備えることを特徴とする。これによれば、上述したコイル部品を作製することが可能となる。
本発明において、前記第1の磁性部材を研削する工程は、前記第1の磁性部材の前記厚さが前記第2の磁性部材の前記厚さと等しくなるまで行うことが好ましい。これによれば、作製時における第1の磁性部材の厚さを十分に確保しつつ、完成したコイル部品においては第1の磁性部材と第2の磁性部材をほぼ同じ厚さとすることができる。
このように、本発明によれば、十分なインダクタンスを確保しつつ直流抵抗を低減することが可能なコイル部品及びその製造方法、並びに、このようなコイル部品が実装された回路基板を提供することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品10の外観を示す斜視図である。 図2は、コイル部品10の分解斜視図である。 図3は、図1に示すA−A線に沿った断面図である。 図4は、コイル部品10を回路基板80に実装した状態を示す側面図である。 図5は、コイル部品10を側面S2から見た側面図である。 図6(a)〜(i)は、コイル部品10の製造工程を説明するための平面パターン図である。 図7は、磁性部材11の研削工程を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品10の外観を示す斜視図である。また、図2はコイル部品10の分解斜視図であり、図3は図1に示すA−A線に沿った断面図である。
本実施形態によるコイル部品10は電源回路用のインダクタとして用いることが可能な表面実装型のチップ部品であり、図1〜図3に示すように、第1及び第2の磁性部材11,12と、これら磁性部材11,12に挟まれたコイル層20とを備える。
磁性部材11は、焼結フェライトなどの磁性材料からなる基板である。後述するように、コイル部品10の製造過程においては、磁性部材11を基板として、その上面にコイル層20及び磁性部材12を順次形成する。一方、磁性部材12は、磁性部材11とは異なる材料からなり、フェライト粉や金属磁性粉を含有する樹脂からなる複合部材である。金属磁性粉を用いる場合、パーマロイ系材料を用いることが好適である。また、樹脂としては、液状又は粉体のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
本実施形態においては、積層方向における磁性部材11の厚さT11が積層方向における磁性部材12の厚さT12とほぼ等しい(T11≒T12)。これは、一般的な積層コイル部品とは異なり、本実施形態によるコイル部品10は、積層方向が回路基板の実装面と平行となるよう立てて実装されるからである。後述するように、本実施形態によるコイル部品10においては、外部端子E1,E2が磁性部材11,12を覆うことなく、コイル層20の側面にのみ設けられることから、回路基板に立てて実装する場合に左右のバランス、つまり磁性部材11の厚さT11と磁性部材12の厚さT12とのバランスを確保する必要があるからである。但し、磁性部材11の厚さT11と磁性部材12の厚さT12が完全に一致している必要はなく、実質的に同一であれば、上記の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態においては、積層方向におけるコイル層20の厚さT20が磁性部材11,12の厚さT11,T12よりも厚い(T11<T20、且つ、T12<T20)。これは、コイル層20に形成されるコイルパターンの導体厚を厚くすることによって直流抵抗を低減しつつ、回路基板に立てて実装する際に回路基板上における占有面積を縮小するためである。また、外部端子E1,E2はコイル層20の側面にのみ設けられることから、コイル層20の厚さT20を厚くすることによって、外部端子E1,E2の面積を十分に確保することもできる。
コイル層20は、絶縁層31〜35と導体層21〜24が交互に積層された構成を有している。導体層21〜24は、絶縁層32〜34に形成されたスルーホールを介して互いに接続されることにより、コイルパターンを構成している。絶縁層31〜35は、例えば樹脂からなり、少なくとも絶縁層32〜34については非磁性材料を用いることが好ましい。最下層に位置する絶縁層31及び最上層に位置する絶縁層35については、磁性材料を用いても構わない。
一般的なコイル部品とは異なり、本実施形態によるコイル部品10は、各導体層21〜24に形成される導体パターンの面積が非常に大きい。これは、大面積の導体を形成することによって、直流抵抗を低減するためである。特に限定されるものではないが、各導体層21〜24における導体パターンの形成比率は、50%以上であることが好ましい。この場合、各絶縁層31〜35は、導体層21〜24と積層方向に重ならない部分の面積よりも導体層21〜24と積層方向に重なる部分の面積の方が大きくなる。
導体層21は、磁性部材11の上面に絶縁層31を介して形成されている。導体層21には、ループ導体L1及び接続導体41が設けられている。ループ導体L1は、積層方向から見ると、一端L1aから他端L1bに向かって反時計回り(左回り)に巻回された約1ターンの導体である。ループ導体L1の一端L1aは、外部端子E1に接続される。接続導体41は、ループ導体L1とは独立して設けられている。
導体層22は、導体層21の上方に絶縁層32を介して形成されている。導体層22には、ループ導体L2及び接続導体51,52が設けられている。ループ導体L2は、積層方向から見ると、一端L2aから他端L2bに向かって反時計回り(左回り)に巻回された約1ターンの導体である。ループ導体L2の一端L2aは、絶縁層32に設けられたスルーホールを介して、ループ導体L1の他端L1bに接続されている。接続導体51,52は、ループ導体L2とは独立して設けられている。
導体層23は、導体層22の上方に絶縁層33を介して形成されている。導体層23には、ループ導体L3及び接続導体61,62が設けられている。ループ導体L3は、積層方向から見ると、一端L3aから他端L3bに向かって反時計回り(左回り)に巻回された約1ターンの導体である。ループ導体L3の一端L3aは、絶縁層33に設けられたスルーホールを介して、ループ導体L2の他端L2bに接続されている。接続導体61,62は、ループ導体L3とは独立して設けられている。
導体層24は、導体層23の上方に絶縁層34を介して形成されている。導体層24には、ループ導体L4及び接続導体72が設けられている。ループ導体L4は、積層方向から見ると、一端L4aから他端L4bに向かって反時計回り(左回り)に巻回された約1ターンの導体である。ループ導体L4の一端L4aは、絶縁層34に設けられたスルーホールを介して、ループ導体L3の他端L3bに接続されている。ループ導体L4の他端L4bは、外部端子E2に接続される。接続導体72は、ループ導体L4とは独立して設けられている。
これにより、ループ導体L1〜L4によって約4ターンのコイルパターンが構成され、その一端L1aは外部端子E1に接続され、他端L4bは外部端子E2に接続される。ループ導体L1〜L4の各導体層21〜24における形成比率は、50%以上であることが好ましい。ループ導体L1〜L4及び接続導体41,51,52,61,62,72は、いずれも銅(Cu)などの良導体によって構成され、電解メッキ法を用いて形成することが好ましい。
接続導体52,62,72は、ループ導体L1の一端L1aと積層方向に重なる位置に設けられており、絶縁層32〜34に設けられたスルーホールを介して相互に接続されている。該スルーホールは、積層方向から見てコイル層20の角部C1に相当する位置に設けられており、このため、接続導体52,62,72とループ導体L1の一端L1aは、コイル層20の角部C1に相当する位置において絶縁層32〜34が介在することなく一体化されている。角部C1において絶縁層32〜34に設けられたスルーホールは、当該角部C1を切り欠いた三角形であり、したがって、ループ導体L1の一端L1a及び接続導体52,62,72は、コイル層20の2つの側面(角部C1を構成する2つの側面S1,S2)において一体化されて露出している。そして、外部端子E1は、側面S1,S2に露出したループ導体L1の一端L1a及び接続導体52,62,72を覆うように設けられる。外部端子E1は、ループ導体L1の一端L1a及び接続導体52,62,72のみを覆い、その他の部分、特に、磁性部材11,12の側面を覆わない。また、最下層に位置する絶縁層31及び最上層に位置する絶縁層35についても、外部端子E1はこれらを覆わない。
接続導体41,51,61は、ループ導体L4の他端L4bと積層方向に重なる位置に設けられており、絶縁層32〜34に設けられたスルーホールを介して相互に接続されている。該スルーホールは、積層方向から見てコイル層20の角部C2に相当する位置に設けられており、このため、接続導体41,51,61とループ導体L4の他端L4bは、コイル層20の角部C2に相当する位置において絶縁層32〜34が介在することなく一体化されている。角部C2において絶縁層32〜34に設けられたスルーホールは、当該角部C2を切り欠いた三角形であり、したがって、ループ導体L4の他端L4b及び接続導体41,51,61は、コイル層20の2つの側面(角部C2を構成する2つの側面S1,S3)において一体化されて露出している。そして、外部端子E2は、側面S1,S3に露出したループ導体L4の他端L4b及び接続導体41,51,61を覆うように設けられる。外部端子E2は、ループ導体L4の他端L4b及び接続導体41,51,61のみを覆い、その他の部分、特に、磁性部材11,12の側面を覆わない。また、最下層に位置する絶縁層31及び最上層に位置する絶縁層35についても、外部端子E2はこれらを覆わない。
ここで、角部C1と角部C2は互いに隣接している。つまり、コイル層20は積層方向から見て矩形であり、その一辺の両端部がそれぞれ角部C1,C2である。そして、これら角部C1,C2に対してそれぞれ対角に位置する角部C3,C4には、外部端子が設けられない。これは、後述するように、本実施形態によるコイル部品10は回路基板に立てて実装されるためである。
導体層24の上面は、絶縁層35を介して第2の磁性部材12で覆われる。また、絶縁層31〜35には、角部C3,C4における位置にスルーホールが設けられるとともに、コイルパターンの内径部を貫通する位置にもスルーホールが設けられる。そして、角部C3,C4に設けられたスルーホールには、磁性部材12と同じ材料からなる第4の磁性部材13,14がそれぞれ埋め込まれ、コイルパターンの内径部を貫通するスルーホールには、磁性部材12と同じ材料からなる第3の磁性部材15が埋め込まれる。これら磁性部材13〜15は、第1の磁性部材11と第2の磁性部材12を磁気的に接続し、これによって閉磁路を形成する役割を果たす。
ここで、コイル層20の側面のうち、角部C1と角部C2の間に位置する側面を第1の側面S1とし、角部C1と角部C4の間に位置する側面を第2の側面S2とした場合、外部端子E1は、2つの側面S1,S2に形成される。また、角部C2と角部C3の間に位置する側面を第3の側面S3とした場合、外部端子E2は、2つの側面S1,S3に形成される。そして、図1に示す外部端子E1,E2の幅W2は、外部端子E1,E2の幅W1よりも長く(W1<W2)、且つ、外部端子E1,E2の幅W3よりも長い(W2>W3)。ここで、幅W1とは、外部端子E1,E2のうち、側面S1に形成された部分の積層方向に対して垂直な方向における幅である。幅W2とは、外部端子E1,E2のうち、側面S2,S3に形成された部分の積層方向に対して垂直な方向における幅である。幅W3とは、積層方向に対して垂直な方向における外部端子E1,E2の幅である。
以上が本実施形態によるコイル部品10の構成である。かかる構成により、外部端子E1と外部端子E2は、ループ導体L1〜L4からなるコイルパターンを介して接続されることになる。そして、導体層21〜24には、それぞれ約1ターンのループ導体L1〜L4が形成されることから、非常に大きな導体幅を確保することができ、これに加えて導体層21〜24の厚さを大きくすれば、ループ導体L1〜L4によって形成されるコイルパターンの直流抵抗を非常に低抵抗化することができる。しかも、積層数によってコイルパターンの巻回数が決まることから、より大きなインダクタンスが必要な場合には、積層数を増やせばよい。
図4は、本実施形態によるコイル部品10を回路基板80に実装した状態を示す側面図であり、積層方向から見た図である。また、図5は、コイル部品10の別の側面図であり、側面S2側から見た図である。
図4及び図5に示すように、本実施形態によるコイル部品10は、回路基板80に立てて実装される。具体的には、コイル層20の側面S1が回路基板80の実装面と対向するよう、つまり、コイル部品10の積層方向が回路基板80の実装面と平行となるよう、実装される。このため、回路基板80の実装面におけるコイル部品10の占有面積は、コイル層20の側面S1の面積に、磁性部材11,12の側面の面積を加えたものとなる。ここで、本実施形態によるコイル部品10は、磁性部材11,12の厚さT11,T12がコイル層20の厚さT20よりも十分に薄いことから、回路基板80上における占有面積を縮小することができる。しかも、磁性部材11の厚さT11と磁性部材12の厚さT12がほぼ等しいことから、実装状態における左右のバランスを保つこともできる。
図4に示すように、回路基板80にはランドパターン81,82が設けられており、これらランドパターン81,82にコイル部品10の外部端子E1,E2がそれぞれ接続される。ランドパターン81,82と外部端子E1,E2との電気的・機械的接続は、ハンダ83によって行われる。尚、図面の見やすさを考慮して、図5においては、ランドパターン81,82及びハンダ83を省略している。外部端子E1,E2のうち、コイル層20の側面S2,S3に形成された部分には、ハンダ83のフィレットが形成される。本実施形態では、外部端子E1,E2の幅W2が幅W1よりも大きいことから、十分に大きなフィレットを形成することができ、実装信頼性を高めることができる。
次に、本実施形態によるコイル部品10の製造方法について説明する。
図6(a)〜(i)は、本実施形態によるコイル部品10の製造工程を説明するための平面パターン図である。
まず、所定の厚さを持った焼結フェライトなどからなる磁性部材11を用意し、その上面に絶縁層31を図6(a)に示すパターンで形成する。具体的には、磁性部材11の上面にスピンコート法によって樹脂材料を塗布した後、フォトリソグラフィー法によって所定のパターンを形成する。図6(a)に示すスルーホール113〜115は、その後、磁性部材13〜15が埋め込まれる部分である。
次に、図6(b)に示すように、絶縁層31の上面に導体層21を形成する。導体層21は、ループ導体L1及び接続導体41からなる。これら導体の形成方法としては、スパッタリング法などの薄膜プロセスを用いて下地金属膜を形成した後、電解メッキ法を用いて所望の膜厚までメッキ成長させることが好ましい。
次に、図6(c)に示すように、導体層21を覆うように、絶縁層31の上面に絶縁層32を形成する。形成方法は絶縁層31と同様であり、スピンコート法によって樹脂材料を塗布した後、フォトリソグラフィー法によって所定のパターンを形成する。図6(c)に示すスルーホール120,121,122は、それぞれループ導体L1の他端L1b、接続導体41及びループ導体L1の一端L1aを露出させる位置に形成される。一方、スルーホール123〜125は、その後、磁性部材13〜15が埋め込まれる部分である。
次に、図6(d)に示すように、絶縁層32の上面に導体層22を形成する。導体層22は、ループ導体L2及び接続導体51,52からなる。これにより、ループ導体L2の一端L2aは、スルーホール120を介してループ導体L1の他端L1bに接続される。また、接続導体51,52は、それぞれスルーホール121,122を介して接続導体41及びループ導体L1の一端L1aに接続される。これら導体の形成方法は上述の通りである。
次に、図6(e)に示すように、導体層22を覆うように、絶縁層32の上面に絶縁層33を形成する。形成方法は絶縁層31,32と同様である。図6(e)に示すスルーホール130,131,132は、それぞれループ導体L2の他端L2b、接続導体51及び接続導体52を露出させる位置に形成される。一方、スルーホール133〜135は、その後、磁性部材13〜15が埋め込まれる部分である。
次に、図6(f)に示すように、絶縁層33の上面に導体層23を形成する。導体層23は、ループ導体L3及び接続導体61,62からなる。これにより、ループ導体L3の一端L3aは、スルーホール130を介してループ導体L2の他端L2bに接続される。また、接続導体61,62は、それぞれスルーホール131,132を介して接続導体51,52に接続される。これら導体の形成方法は上述の通りである。
次に、図6(g)に示すように、導体層23を覆うように、絶縁層33の上面に絶縁層34を形成する。形成方法は絶縁層31〜33と同様である。図6(g)に示すスルーホール140,141,142は、それぞれループ導体L3の他端L3b、接続導体61及び接続導体62を露出させる位置に形成される。一方、スルーホール143〜145は、その後、磁性部材13〜15が埋め込まれる部分である。
次に、図6(h)に示すように、絶縁層34の上面に導体層24を形成する。導体層24は、ループ導体L4及び接続導体72からなる。これにより、ループ導体L4の一端L4aは、スルーホール140を介してループ導体L3の他端L3bに接続される。また、ループ導体L4の他端L4bはスルーホール141を介して接続導体61に接続され、接続導体72はスルーホール142を介して接続導体62に接続される。これら導体の形成方法は上述の通りである。
次に、図6(i)に示すように、導体層24を覆うように、絶縁層34の上面に絶縁層35を形成する。形成方法は絶縁層31〜34と同様である。図6(i)に示すスルーホール153〜155は、その後、磁性部材13〜15が埋め込まれる部分である。
この状態で、スルーホール153〜155の範囲についてフォトリソグラフィー法によって所定のパターンを形成したのち、イオンミリングを行うと、絶縁層31〜35の対応部分が除去され、当該位置には磁性部材11を露出させる凹部が形成される。
次に、磁性体を含有する樹脂を全面に形成する。これにより、絶縁層31〜35の対応部分が除去されてなる凹部に磁性体含有樹脂が充填され、磁性部材13〜15が形成されるとともに、絶縁層35の上面を覆う磁性部材12が形成される。
そして、図7に示すように、基板である磁性部材11を裏面側から研削することにより、その厚さT11を薄くする。既に説明したように、磁性部材11の厚さT11は、コイル層20の厚さT20よりも薄く、且つ、磁性部材12の厚さT12とほぼ同じであることが好ましい。
最後に、バレルメッキを施せば、コイル層20の側面S1,S2に露出したループ導体L1の一端L1a及び接続導体52,62,72の表面に外部端子E1が形成され、コイル層20の側面S1,S3に露出したループ導体L4の他端L4b及び接続導体41,51,61の表面に外部端子E2が形成される。この時、コイル層20の側面に露出するこれらの導体と、磁性部材11,12との間には、最下層に位置する絶縁層31及び最上層に位置する絶縁層35がそれぞれ介在することから、図5に示すように、この絶縁層31,35が磁性部材11,12へのメッキの伸びを防止するバリアとして働く。これにより、メッキが磁性部材11,12にまで伸びて端子形状不良となることがない。
以上により、本実施形態によるコイル部品10が完成する。
このように、本実施形態によるコイル部品10は、回路基板80に立てて実装するのに適した構造を有していることから、導体厚が大きく且つ太いループ導体によってコイルパターンを構成することができ、これにより、十分なインダクタンスを確保しつつ直流抵抗を低減することができる。しかも、導体層21〜24に挟まれた絶縁層32〜34が非磁性材料によって構成されていることから、高い自己共振周波数が得られる。これにより、電源回路のスイッチング周波数(例えば100MHz)における交流抵抗を低減することも可能となる。
また、ループ導体L1の一端L1a及び接続導体52,62,72の表面が(絶縁層32〜34を介することなく)コイル層20の側面S1,S2において一体化され、その表面に外部端子E1が形成されている。同様に、ループ導体L4の他端L4b及び接続導体41,51,61の表面が(絶縁層32〜34を介することなく)コイル層20の側面S1,S3において一体化され、その表面に外部端子E2が形成されている。このため、外部端子E1,E2とコイルパターンとの接続部における抵抗を非常に低く抑えることも可能となる。
さらに、外部端子E1はループ導体L1の一端L1a及び接続導体52,62,72の表面にのみ形成され、外部端子E2はループ導体L4の他端L4b及び接続導体41,51,61の表面にのみ形成されていることから、バレルメッキによって外部端子E1,E2を容易に形成することができる。しかも、コイル層20の厚さT20が大きいことから、外部端子E1,E2の面積についても十分に確保される。一方、磁性部材11,12の厚さT11,T12については小さいことから、回路基板80に立てて実装する際の占有面積を縮小することができる。また、磁性部材11,12の厚さT11,T12がほぼ等しいことから、回路基板80に立てて実装する際に左右のバランスが保たれる。このため、コイル部品10が回路基板80上で倒れることもない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 コイル部品
11 第1の磁性部材
12 第2の磁性部材
13,14 第4の磁性部材
15 第3の磁性部材
20 コイル層
21〜24 導体層
31〜35 (非磁性)絶縁層
41,51,52,61,62,72 接続導体
80 回路基板
81,82 ランドパターン
83 ハンダ
113〜115,120〜125,130〜135,140〜145,153〜155 スルーホール
C1〜C4 第1〜第4の角部
E1 第1の外部端子
E2 第2の外部端子
L1〜L4 第1〜第4のループ導体
L1a〜L4a 第1〜第4のループ導体の一端
L1b〜L4b 第1〜第4のループ導体の他端
S1〜S3 コイル層の側面

Claims (10)

  1. 積層方向に第1の厚さを有する第1の磁性部材と、
    前記積層方向に第2の厚さを有する第2の磁性部材と、
    前記第1及び第2の磁性部材に挟まれ、前記積層方向における厚さが前記第1及び第2の厚さよりも厚いコイル層と、を備え、
    前記コイル層は、交互に積層された複数の導体層及び複数の絶縁層を含み、
    前記複数の導体層は、前記複数の絶縁層に形成されたスルーホールを介して互いに接続されてコイルパターンを構成し、
    前記コイルパターンの一端及び他端は、前記積層方向と平行な前記コイル層の側面に露出していることを特徴とするコイル部品。
  2. 前記第1及び第2の磁性部材は、積層方向における厚さが互いに等しいことを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1の磁性部材と前記第2の磁性部材は、互いに異なる磁性材料からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記複数の絶縁層が非磁性材料からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記複数の導体層は、前記コイルパターンの前記一端が形成される第1の導体層と、前記コイルパターンの前記他端が形成される第2の導体層と、前記第1及び第2の導体層間に位置する1又は2以上の第3の導体層とを含み、
    前記第1の導体層は、前記コイルパターンの前記他端と積層方向に重なる第1の接続導体を含み、
    前記第2の導体層は、前記コイルパターンの前記一端と前記積層方向に重なる第2の接続導体を含み、
    前記第3の導体層は、前記コイルパターンの前記他端と前記積層方向に重なる第3の接続導体と、前記コイルパターンの前記一端と前記積層方向に重なる第4の接続導体とを含み、
    前記コイルパターンの前記一端は、前記複数の絶縁層に形成されたスルーホールを介して前記第2及び第4の接続導体に接続され、
    前記コイルパターンの前記他端は、前記複数の絶縁層に形成されたスルーホールを介して前記第1及び第3の接続導体に接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記コイルパターンの前記一端と前記第2及び第4の接続導体は、一体化されて前記コイル層の前記側面に露出し、且つ、前記第1の外部端子に覆われており、
    前記コイルパターンの前記他端と前記第1及び第3の接続導体は、一体化されて前記コイル層の前記側面に露出し、且つ、前記第2の外部端子に覆われていることを特徴とする請求項5に記載のコイル部品。
  7. 前記コイル層は、積層方向から見て第1乃至第4の角部を有する矩形であり、
    前記第1の外部端子は、前記第1の角部に設けられ、
    前記第2の外部端子は、前記第1の角部に隣接する前記第2の角部に設けられ、
    前記第1及び第2の角部に対してそれぞれ対角に位置する前記第3及び第4の角部には、外部端子が設けられないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコイル部品。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコイル部品が実装された回路基板であって、前記コイル部品の積層方向は、前記回路基板の実装面と平行であることを特徴とする回路基板。
  9. 所定の位置にスルーホールを有する複数の絶縁層と、所定形状の導体パターンを有する複数の導体層とを、第1の磁性部材の表面に交互に形成することによって、コイル層を形成する工程と、
    前記コイル層の表面に、前記コイル層よりも積層方向における厚さが薄い第2の磁性部材を形成する工程と、
    前記コイル層の側面に露出した前記コイルパターンの一端及び他端をそれぞれ覆う第1及び第2の外部端子を形成する工程と、
    前記第1の磁性部材を研削することによって、前記第1の磁性部材の前記積層方向における厚さを前記コイル層の前記積層方向における厚さよりも薄くする工程と、を備えることを特徴とするコイル部品の製造方法。
  10. 前記第1の磁性部材を研削する工程は、前記第1の磁性部材の前記厚さが前記第2の磁性部材の前記厚さと等しくなるまで行うことを特徴とする請求項9に記載のコイル部品の製造方法。
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