JP2017076660A - 熱電変換素子及びその製造方法 - Google Patents

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ジョン ディビット ベネキ
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Abstract

【課題】熱電効率を向上することができる熱電変換素子及びその製造方法等を提供する。
【解決手段】ペロブスカイト構造を備えた第1の膜11と、ペロブスカイト構造を備え、第1の膜11を間に挟む第2の膜12及び第3の膜13と、ペロブスカイト構造を備え、第1の膜11との間で第2の膜12を挟む第4の膜14と、ペロブスカイト構造を備え、第1の膜11との間で第3の膜13を挟む第5の膜15と、が含まれる。第1の膜11と第2の膜12との界面におけるバンドオフセット及び第1の膜11と第3の膜13との界面における伝導帯のオフセットは0.25eV未満であり、第2の膜12と第4の膜14との界面における伝導帯のオフセット及び第3の膜13と第5の膜15との界面における伝導帯のオフセットは1eV超である。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱電変換素子及びその製造方法等に関する。
近年、二酸化炭素(CO2)の削減及び環境保護の観点から、クリーンな発電機構として、熱電変換素子が注目されている。熱電変換素子を使用することにより、今まで廃棄されていた熱エネルギを電気エネルギに変換して再利用することができる。
しかしながら、これまでの熱電変換素子の熱電効率は十分とはいえない。
特開2010−93009号公報 国際公開第2004/105144号
本発明の目的は、熱電効率を向上することができる熱電変換素子及びその製造方法等を提供することにある。
熱電変換素子の一態様には、ペロブスカイト構造を備えた第1の膜と、ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜を間に挟む第2の膜及び第3の膜と、ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第2の膜を挟む第4の膜と、ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第3の膜を挟む第5の膜と、が含まれる。前記第1の膜と前記第2の膜との界面におけるバンドオフセット及び前記第1の膜と前記第3の膜との界面における伝導帯のオフセットは0.25eV未満であり、前記第2の膜と前記第4の膜との界面における伝導帯のオフセット及び前記第3の膜と前記第5の膜との界面における伝導帯のオフセットは1eV超である。
熱電変換素子の製造方法の一態様では、ペロブスカイト構造を備えた第1の膜を形成し、ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜を間に挟む第2の膜及び第3の膜を形成し、ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第2の膜を挟む第4の膜を形成し、ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第3の膜を挟む第5の膜を形成する。前記第1の膜と前記第2の膜との界面におけるバンドオフセット及び前記第1の膜と前記第3の膜との界面における伝導帯のオフセットは0.25eV未満であり、前記第2の膜と前記第4の膜との界面における伝導帯のオフセット及び前記第3の膜と前記第5の膜との界面における伝導帯のオフセットは1eV超である。
熱電変換装置の一態様には、上記の熱電変換素子と、前記熱電変換素子に直列に接続されたp型の熱電変換素子と、が含まれる。
上記の熱電変換素子等によれば、適切な複数の膜が含まれるため、熱電効率を向上することができる。
第1の実施形態に係る熱電変換素子の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る熱電変換素子の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る熱電変換素子の構成を示す図である。 第4の実施形態に係る熱電変換装置の構成を示す断面図である。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態は、熱電変換素子の一例である。図1は、第1の実施形態に係る熱電変換素子の構成を示す図である。
第1の実施形態に係る熱電変換素子10には、図1(a)に示すように、Sr0.95La0.05TiO3膜11、並びにSr0.95La0.05TiO3膜11を間に挟むSrTiO3膜12及びSrTiO3膜13が含まれる。熱電変換素子10には、SrTiO3膜12、Sr0.95La0.05TiO3膜11及びSrTiO3膜13を間に挟むSrZrO3膜14及びSrZrO3膜15が含まれる。SrTiO3膜12はSr0.95La0.05TiO3膜11及びSrZrO3膜14に挟まれ、SrTiO3膜13はSr0.95La0.05TiO3膜11及びSrZrO3膜15に挟まれる。Sr0.95La0.05TiO3膜11とSrTiO3膜12との間、及びSr0.95La0.05TiO3膜11とSrTiO3膜13との間における伝導帯のオフセットは0.25eV以下である。SrTiO3膜12とSrZrO3膜14との間、及びSrTiO3膜13とSrZrO3膜15との間における伝導帯のオフセットは1.0eV以上である。
十分な量子閉じ込め効果を得るためにSr0.95La0.05TiO3膜11の厚さは4Å〜100Åであることが好ましい。Sr0.95La0.05TiO3膜11からのSrTiO3膜12及びSrTiO3膜13への電子の侵入の影響を抑制するためにSrTiO3膜12及びSrTiO3膜13の厚さは4Å〜1000Åであることが好ましい。絶縁性の確保のためにSrZrO3膜14及びSrZrO3膜15の厚さは100Å以上であることが好ましい。絶縁性の向上の効果は10000Å程度の厚さで飽和し、SrZrO3膜14及びSrZrO3膜15の厚さが10000Å超ではコストが徒に上昇するため、SrZrO3膜14及びSrZrO3膜15の厚さは10000Å以下であることが好ましい。
図1(b)に示すように、Sr0.95La0.05TiO3膜11とSrTiO3膜12との間、及びSr0.95La0.05TiO3膜11とSrTiO3膜13との間における伝導帯ECのオフセットは僅かである。このため、Sr0.95La0.05TiO3膜11からSrTiO3膜12やSrTiO3膜13へと電荷が広がり、電荷希釈が生じる。この結果、ゼーベック係数が向上する。
また、SrZrO3膜14、SrTiO3膜12、Sr0.95La0.05TiO3膜11、SrTiO3膜13及びSrZrO3膜15の伝導帯のエネルギは、図1(b)に示すように、量子井戸を構成する。このため、量子閉じ込め効果により、SrZrO3膜14又はSrZrO3膜15への電荷の広がりは抑制される。つまり、過剰な電荷希釈が抑制される。従って、熱電効率の指標の一つである性能指数ZTを向上することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、熱電変換素子の一例である。図2は、第2の実施形態に係る熱電変換素子の構成を示す図である。
第2の実施形態に係る熱電変換素子20には、図2(a)に示すように、Sr0.95La0.05TiO3膜11に代えてSr0.90La0.10TiO3膜21が含まれる。熱電変換素子20には、第1の実施形態と同様に、SrTiO3膜12、SrTiO3膜13、SrZrO3膜14及びSrZrO3膜15が含まれる。Sr0.90La0.10TiO3膜21とSrTiO3膜12との間、及びSr0.90La0.10TiO3膜21とSrTiO3膜13との間における伝導帯のオフセットは0.25eV以下である。SrTiO3膜12とSrZrO3膜14との間、及びSrTiO3膜13とSrZrO3膜15との間における伝導帯のオフセットは1.0eV以上である。Sr0.90La0.10TiO3膜21の厚さは、例えば4Å〜100Åである。
図2(b)に示すように、Sr0.90La0.10TiO3膜21とSrTiO3膜12との間、及びSr0.90La0.10TiO3膜21とSrTiO3膜13との間における伝導帯ECのオフセットは僅かである。このため、Sr0.90La0.10TiO3膜21からSrTiO3膜12やSrTiO3膜13へと電荷が広がり、電荷希釈が生じる。この結果、ゼーベック係数が向上する。
また、SrZrO3膜14、SrTiO3膜12、Sr0.90La0.10TiO3膜21、SrTiO3膜13及びSrZrO3膜15の伝導帯のエネルギは、図2(b)に示すように、量子井戸を構成する。このため、量子閉じ込め効果により、SrZrO3膜14又はSrZrO3膜15への電荷の広がりは抑制される。つまり、過剰な電荷希釈が抑制される。従って、熱電効率の指標の一つである性能指数ZTを向上することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、熱電変換素子の一例である。図3は、第3の実施形態に係る熱電変換素子の構成を示す図である。
第3の実施形態に係る熱電変換素子30には、図3(a)に示すように、Sr0.95La0.05TiO3膜11に代えてSr0.95Nb0.05TiO3膜31が含まれる。熱電変換素子30には、第1の実施形態と同様に、SrTiO3膜12、SrTiO3膜13、SrZrO3膜14及びSrZrO3膜15が含まれる。Sr0.95Nb0.05TiO3膜31とSrTiO3膜12との間、及びSr0.95Nb0.05TiO3膜31とSrTiO3膜13との間における伝導帯のオフセットは0.25eV以下である。SrTiO3膜12とSrZrO3膜14との間、及びSrTiO3膜13とSrZrO3膜15との間における伝導帯のオフセットは1.0eV以上である。Sr0.95Nb0.05TiO3膜31の厚さは、例えば4Å〜100Åである。
図3(b)に示すように、Sr0.95Nb0.05TiO3膜31とSrTiO3膜12との間、及びSr0.95Nb0.05TiO3膜31とSrTiO3膜13との間における伝導帯ECのオフセットは僅かである。このため、Sr0.95Nb0.05TiO3膜31からSrTiO3膜12やSrTiO3膜13へと電荷が広がり、電荷希釈が生じる。この結果、ゼーベック係数が向上する。
また、SrZrO3膜14、SrTiO3膜12、Sr0.95Nb0.05TiO3膜31、SrTiO3膜13及びSrZrO3膜15の伝導帯のエネルギは、図3(b)に示すように、量子井戸を構成する。このため、量子閉じ込め効果により、SrZrO3膜14又はSrZrO3膜15への電荷の広がりは抑制される。つまり、過剰な電荷希釈が抑制される。従って、熱電効率の指標の一つである性能指数ZTを向上することができる。
本願発明者らは第1の実施形態に倣って熱電変換素子を製造し、伝導帯のオフセットを測定した。このとき、SrZrO3膜14及びSrZrO3膜15の厚さは180Åとし、SrTiO3膜12及びSrTiO3膜13の厚さを18Åとし、Sr0.95La0.05TiO3膜11の厚さを1原子層分の厚さとした。SrZrO3膜14、SrTiO3膜12、Sr0.95La0.05TiO3膜11、SrTiO3膜13及びSrZrO3膜15は、LSAT((LaAlO30.3−(SrAl0.5Ta0.530.7)基板上にパルスレーザ堆積(pulse laser deposition:PLD)法により形成した。Sr0.95La0.05TiO3膜11とSrTiO3膜12、SrTiO3膜13との間の伝導帯のオフセットは0.25eV以下であった。SrTiO3膜12とSrZrO3膜14との間の伝導帯のオフセット、及びSrTiO3膜13とSrZrO3膜15との間の伝導帯のオフセットは1.9eVであった。
第2の実施形態に倣って熱電変換素子を製造したところ、Sr0.90La0.10TiO3膜21とSrTiO3膜12、SrTiO3膜13との間の伝導帯のオフセットは0.25eV以下であった。SrTiO3膜12とSrZrO3膜14との間の伝導帯のオフセット、及びSrTiO3膜13とSrZrO3膜15との間の伝導帯のオフセットは1.9eVであった。
第3の実施形態に倣って熱電変換素子を製造したところ、Sr0.95Nb0.05TiO3膜31とSrTiO3膜12、SrTiO3膜13との間の伝導帯のオフセットは0.25eV以下であった。SrTiO3膜12とSrZrO3膜14との間の伝導帯のオフセット、及びSrTiO3膜13とSrZrO3膜15との間の伝導帯のオフセットは1.9eVであった。
なお、Sr0.95La0.05TiO3膜11、SrTiO3膜12、SrTiO3膜13、SrZrO3膜14及びSrZrO3膜15をRFマグネトロンスパッタリング法により形成してもよい。Sr0.90La0.10TiO3膜21、Sr0.95Nb0.05TiO3膜31をRFマグネトロンスパッタリング法により形成してもよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、熱電変換装置の一例である。図4は、第4の実施形態に係る熱電変換装置の構成を示す断面図である。
第2の実施形態に係る熱電変換装置40には、図4に示すように、3個の熱電変換素子10が含まれる。熱電変換装置40には、SrTiO3膜12との間でSrZrO3膜14を挟むp型膜46が含まれている。熱電変換装置40には、Sr0.95La0.05TiO3膜11とp型膜46とを直列に電気的に接続する複数の導電膜47及び導電膜48が含まれる。導電膜47はSr0.95La0.05TiO3膜11を当該熱電変換素子10内のSrZrO3膜14側に位置するp型膜46に接続し、導電膜48はSr0.95La0.05TiO3膜11を当該熱電変換素子10内のSrZrO3膜15側に位置するp型膜46に接続する。また、導電膜47、導電膜48は熱電変換素子10を間に挟んで互いに反対側に位置する。図4上では、導電膜47が熱電変換素子10の上方に位置し、導電膜48が熱電変換素子10の下方に位置する。そして、導電膜47側にヒートシンク42が設けられ、導電膜48側にヒートシンク44が設けられている。ヒートシンク42と導電膜47との間に保護膜41が設けられ、ヒートシンク44と導電膜48との間に保護膜43が設けられている。
熱電変換装置40によれば、第1の実施形態と同様に、熱電効率の指標の一つである性能指数ZTを向上することができ、優れた熱電効率を得ることができる。熱電変換素子10に代えて熱電変換素子20又は30が用いられてもよい。
第1の膜の材料の組成はSr0.95La0.05TiO3、Sr0.90La0.10TiO3又はSr0.95Nb0.05TiO3に限定されず、例えばA1-aa1-bb3(0.01≦a≦0.9、0.01≦b≦0.9)で表されるものを使用できる。第2の膜、第3の膜の材料の組成はSrTiO3に限定されず、例えばAcd3で表されるものを使用できる。このとき、ペロブスカイト相を得るために0.5<c/d<1.5の関係が成り立つことが好ましい。第4の膜、第5の膜の材料の組成はSrZrO3に限定されず、例えばAZr1-ee3で表されるものを使用できる。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
ペロブスカイト構造を備えた第1の膜と、
ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜を間に挟む第2の膜及び第3の膜と、
ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第2の膜を挟む第4の膜と、
ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第3の膜を挟む第5の膜と、
を有し、
前記第1の膜と前記第2の膜との界面におけるバンドオフセット及び前記第1の膜と前記第3の膜との界面における伝導帯のオフセットは0.25eV未満であり、
前記第2の膜と前記第4の膜との界面における伝導帯のオフセット及び前記第3の膜と前記第5の膜との界面における伝導帯のオフセットは1eV超であることを特徴とする熱電変換素子。
(付記2)
前記第1の膜の材料の第1の組成はA1-aa1-bb3(0.01≦a≦0.9、0.01≦b≦0.9)で表されることを特徴とする付記1に記載の熱電変換素子。
(付記3)
前記第1の組成中の元素AはSrであることを特徴とする付記2に記載の熱電変換素子。
(付記4)
前記第1の組成中の元素BはTiであることを特徴とする付記2又は3に記載の熱電変換素子。
(付記5)
前記第1の組成中の元素MはLaであることを特徴とする付記2乃至4のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記6)
前記第1の組成中の元素NはNbであることを特徴とする付記2乃至5のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記7)
前記第1の膜の厚さは4Å〜100Åであることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記8)
前記第2の膜及び前記第3の膜の材料の第2の組成はAcd3で表されることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記9)
前記第2の組成中の元素AはSrであることを特徴とする付記8に記載の熱電変換素子。
(付記10)
前記第2の組成中の元素BはTiであることを特徴とする付記8又は9に記載の熱電変換素子。
(付記11)
前記第2の組成におけるcとdとの間に、0.5<c/d<1.5の関係が成り立つことを特徴とする付記8乃至10のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記12)
前記第2の膜の厚さ及び前記第3の膜の厚さは4Å〜10000Åであることを特徴とする付記1乃至11のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記13)
前記第4の膜及び前記第5の膜の材料の第3の組成はAZr1-ee3で表されることを特徴とする付記1乃至12のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記14)
前記第3の組成中の元素AはSrであることを特徴とする付記13に記載の熱電変換素子。
(付記15)
前記第3の組成中の元素BはTiであることを特徴とする付記13又は14に記載の熱電変換素子。
(付記16)
前記第3の膜の厚さは4Å〜10000Åであることを特徴とする付記1乃至15のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
(付記17)
ペロブスカイト構造を備えた第1の膜を形成する工程と、
ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜を間に挟む第2の膜及び第3の膜を形成する工程と、
ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第2の膜を挟む第4の膜を形成する工程と、
ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第3の膜を挟む第5の膜を形成する工程と、
を有し、
前記第1の膜と前記第2の膜との界面におけるバンドオフセット及び前記第1の膜と前記第3の膜との界面における伝導帯のオフセットは0.25eV未満であり、
前記第2の膜と前記第4の膜との界面における伝導帯のオフセット及び前記第3の膜と前記第5の膜との界面における伝導帯のオフセットは1eV超であることを特徴とする熱電変換素子の製造方法。
(付記18)
付記1乃至16のいずれか1項に記載の熱電変換素子と、
前記熱電変換素子に直列に接続されたp型の熱電変換素子と、
を有することを特徴とする熱電変換装置。
10、20、30:熱電変換素子
11:Sr0.95La0.05TiO3
12、13:SrTiO3
14、15:SrZrO3
21:Sr0.90La0.10TiO3
31:Sr0.95Nb0.05TiO3
40:熱電変換装置

Claims (6)

  1. ペロブスカイト構造を備えた第1の膜と、
    ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜を間に挟む第2の膜及び第3の膜と、
    ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第2の膜を挟む第4の膜と、
    ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第3の膜を挟む第5の膜と、
    を有し、
    前記第1の膜と前記第2の膜との界面におけるバンドオフセット及び前記第1の膜と前記第3の膜との界面における伝導帯のオフセットは0.25eV未満であり、
    前記第2の膜と前記第4の膜との界面における伝導帯のオフセット及び前記第3の膜と前記第5の膜との界面における伝導帯のオフセットは1eV超であることを特徴とする熱電変換素子。
  2. 前記第1の膜の材料の第1の組成はA1-aa1-bb3(0.01≦a≦0.9、0.01≦b≦0.9)で表されることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換素子。
  3. 前記第2の膜及び前記第3の膜の材料の第2の組成はAcd3で表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電変換素子。
  4. 前記第4の膜及び前記第5の膜の材料の第3の組成はAZr1-ee3で表されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱電変換素子。
  5. ペロブスカイト構造を備えた第1の膜を形成する工程と、
    ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜を間に挟む第2の膜及び第3の膜を形成する工程と、
    ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第2の膜を挟む第4の膜を形成する工程と、
    ペロブスカイト構造を備え、前記第1の膜との間で前記第3の膜を挟む第5の膜を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1の膜と前記第2の膜との界面におけるバンドオフセット及び前記第1の膜と前記第3の膜との界面における伝導帯のオフセットは0.25eV未満であり、
    前記第2の膜と前記第4の膜との界面における伝導帯のオフセット及び前記第3の膜と前記第5の膜との界面における伝導帯のオフセットは1eV超であることを特徴とする熱電変換素子の製造方法。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱電変換素子と、
    前記熱電変換素子に直列に接続されたp型の熱電変換素子と、
    を有することを特徴とする熱電変換装置。
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