JP2017074740A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】媒体を搬送する搬送ローラー及び媒体を支持する支持部を備える構成において媒体の搬送精度を向上できる印刷装置を提供すること。【解決手段】印刷装置は、媒体Pに画像を印刷する印刷部50と、回転することで媒体を搬送方向Yに沿って搬送する搬送ローラー43と、搬送方向において搬送ローラーよりも上流側及び下流側にそれぞれ配置され、鉛直方向Zにおいて媒体を下方から支持する支持部を構成する第一支持部31及び第二支持部32と、搬送ローラーを、搬送方向及び鉛直方向の双方と交差する走査方向Xに沿って延びる軸線を中心にして回転可能に支持する支持部材80と、を備え、搬送ローラー、第一支持部及び第二支持部は、支持部材を基準に位置決めされる。【選択図】図2
Description
本発明は、例えばプリンターなどの印刷装置に関する。
従来から、媒体の一例である用紙に文字や写真等の画像を印刷するプリンター(印刷装置)が知られている。こうしたプリンターの中には、用紙を搬送方向に沿って搬送するローラー(搬送ローラー)と、搬送方向においてローラーよりも上流側及び下流側にそれぞれ配置され、搬送される用紙を鉛直下側から支持することで、用紙の搬送経路を形成するガイド部(支持部)とを備えたものがある(例えば、特許文献1)。
ところで、特許文献1のようなプリンターが備えるローラー及びガイド部は、それぞれ個別の位置決め部材を基準に位置決めされたうえでプリンターに取り付けられることが専らであった。しかし、このような構成においては、ローラー及びガイド部の位置決めがそれぞれに個別の位置決め部材を基準に独立して行われるため、ローラーによる用紙の搬送方向と、ガイド部による用紙の搬送経路とがずれてしまうことがある。用紙の搬送方向と用紙の搬送経路とがずれてしまうと、用紙の搬送精度に影響を及ぼす虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体を搬送する搬送ローラー及び媒体を支持する支持部を備える構成において媒体の搬送精度を向上できる印刷装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に画像を印刷する印刷部と、回転することで前記媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送ローラーと、前記搬送方向において前記搬送ローラーよりも上流側及び下流側にそれぞれ配置され、鉛直方向において前記媒体を下方から支持する支持部を構成する第一支持部及び第二支持部と、前記搬送ローラーを、前記搬送方向及び前記鉛直方向の双方と交差する幅方向に沿って延びる軸線を中心にして回転可能に支持する支持部材と、を備え、前記搬送ローラー、前記第一支持部及び前記第二支持部は、前記支持部材を基準に位置決めされる。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に画像を印刷する印刷部と、回転することで前記媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送ローラーと、前記搬送方向において前記搬送ローラーよりも上流側及び下流側にそれぞれ配置され、鉛直方向において前記媒体を下方から支持する支持部を構成する第一支持部及び第二支持部と、前記搬送ローラーを、前記搬送方向及び前記鉛直方向の双方と交差する幅方向に沿って延びる軸線を中心にして回転可能に支持する支持部材と、を備え、前記搬送ローラー、前記第一支持部及び前記第二支持部は、前記支持部材を基準に位置決めされる。
この構成によれば、搬送ローラー、第一支持部及び第二支持部の位置決めが、搬送ローラーを支持する支持部材を基準に行われるため、それぞれ個別の部材を基準に位置決めを行う構成と比較して、搬送ローラー、第一支持部及び第二支持部間の位置決め精度が向上される。すなわち、共通の部材で位置決めを行うことで、搬送ローラーによる媒体の搬送方向と、第一支持部及び第二支持部による媒体の搬送経路とがずれてしまう虞が低減される。したがって、媒体を搬送する搬送ローラー及び媒体を支持する支持部を備える構成において媒体の搬送精度を向上できる。
上記印刷装置において、前記第二支持部は、前記支持部材を基準に前記搬送方向及び前記幅方向の二方向において位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、搬送方向及び幅方向からなる平面において、第二支持部上を搬送される媒体に斜行や撓みが生じる虞を低減できる。
この構成によれば、搬送方向及び幅方向からなる平面において、第二支持部上を搬送される媒体に斜行や撓みが生じる虞を低減できる。
上記印刷装置において、前記搬送ローラーは、前記支持部材を基準に前記搬送方向、前記幅方向及び前記鉛直方向の三方向において位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、支持部材により搬送ローラーを支持するとともにその位置を固定することができるため、媒体の搬送精度を向上できる。
この構成によれば、支持部材により搬送ローラーを支持するとともにその位置を固定することができるため、媒体の搬送精度を向上できる。
上記印刷装置において、前記第一支持部は、前記媒体を加熱する加熱機構を有し、前記支持部材を基準に前記鉛直方向において位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、媒体を加熱する加熱機構の熱によって第一支持部が熱膨張したとしても、その熱膨張を搬送方向及び幅方向において許容することができる。
この構成によれば、媒体を加熱する加熱機構の熱によって第一支持部が熱膨張したとしても、その熱膨張を搬送方向及び幅方向において許容することができる。
上記印刷装置において、前記支持部材は、前記幅方向においてそれぞれ間隔をあけて複数設けられ、前記第一支持部は、複数の前記支持部材を基準に前記鉛直方向において位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、幅方向において複数設けられた支持部材により、第一支持部が鉛直方向において位置決めされることで、例えば第一支持部が幅方向において長尺である場合に、その自重により第一支持部に撓みが生じる虞を低減できる。
上記印刷装置において、前記第二支持部は、複数の前記支持部材のうち一の前記支持部材を基準に前記搬送方向及び前記幅方向の二方向において位置決めされ、その他の前記支持部材を基準に前記搬送方向において位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、第二支持部が、複数の支持部材のうち一の支持部材を基準に幅方向において位置決めされるため、例えば周囲の温度が上昇することによって第二支持部が熱膨張したとしても、その熱膨張を幅方向において許容することができる。
上記印刷装置において、前記搬送ローラーは、複数の前記支持部材のうち一の前記支持部材を基準に前記搬送方向、前記幅方向及び前記鉛直方向の三方向において位置決めされ、その他の前記支持部材を基準に前記搬送方向及び前記鉛直方向の二方向において位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、搬送ローラーが、複数設けられる支持部材のうち一の支持部材を基準に幅方向において位置決めされるため、例えば周囲の温度が上昇することによって搬送ローラーが熱膨張したとしても、その熱膨張を幅方向において許容することができる。
以下、印刷装置の一種であるインクジェット式プリンターの一実施形態について図1〜図11に従って説明する。
図1に示すように、印刷装置11は、脚台12に支持される筐体13を備えている。また、印刷装置11は、例えば用紙等のシート状の媒体Pを筐体13外から筐体13内に向けて繰り出す繰出部20と、繰出部20によって繰り出された媒体Pを支持する支持部30とを備えている。さらに、印刷装置11は、支持部30に沿って媒体Pを搬送する搬送部40と、支持部30に支持される媒体Pに印刷を行う印刷部50と、印刷部50によって印刷が行われ、筐体13外に排出される媒体Pを巻き取る巻取部60とを備えている。すなわち、繰出部20及び巻取部60は、筐体13外に設けられる一方、支持部30、搬送部40及び印刷部50は、筐体13内に設けられている。
図1に示すように、印刷装置11は、脚台12に支持される筐体13を備えている。また、印刷装置11は、例えば用紙等のシート状の媒体Pを筐体13外から筐体13内に向けて繰り出す繰出部20と、繰出部20によって繰り出された媒体Pを支持する支持部30とを備えている。さらに、印刷装置11は、支持部30に沿って媒体Pを搬送する搬送部40と、支持部30に支持される媒体Pに印刷を行う印刷部50と、印刷部50によって印刷が行われ、筐体13外に排出される媒体Pを巻き取る巻取部60とを備えている。すなわち、繰出部20及び巻取部60は、筐体13外に設けられる一方、支持部30、搬送部40及び印刷部50は、筐体13内に設けられている。
繰出部20は、印刷装置11の背面側(図1において右側)に設けられ、媒体Pが円筒状に巻き重ねられたロール体Mを保持する保持部21を有している。この保持部21は、脚台12に取り付けられ、ロール体Mを回転可能に保持する。そして、繰出部20は、ロール体Mを一方向(図1では反時計方向)に回転させることで、ロール体Mから媒体Pを筐体13内に向けて繰り出す。
支持部30は、媒体Pを鉛直方向Zの下方から支持する第一支持部31と、第二支持部32と、第三支持部33とを備えている。これら第一支持部31、第二支持部32及び第三支持部33は、印刷装置11の背面側からその反対となる前面側に亘って並んで設けられ、このうち第一支持部31及び第三支持部33は、それぞれの一部が筐体13外に露出するよう設けられている。そして、第一支持部31は、繰出部20から繰り出される媒体Pを第二支持部32に案内し、第二支持部32は、第一支持部31から案内された媒体Pを第三支持部33に案内し、第三支持部33は、第二支持部32から案内された媒体Pを巻取部60に案内する。すなわち、第一支持部31、第二支持部32及び第三支持部33により、媒体Pが搬送される搬送経路が、印刷装置11の背面側から前面側に向かって延びるように形成されている。また、第一支持部31及び第二支持部32は、筐体13内に設けられたベース部材70に取り付けられている。
搬送部40は、支持部30で構成される搬送経路において第一支持部31と第二支持部32との間に設けられる搬送ローラー対41と、第二支持部32と第三支持部33との間に設けられる排出ローラー対42とを備えている。搬送ローラー対41は、不図示のモーターの駆動により回転する搬送駆動ローラー(搬送ローラー)43と、搬送駆動ローラー43の回転に従動回転する搬送従動ローラー44とを有している。搬送駆動ローラー43は、媒体Pに対して鉛直下方から接触し、搬送従動ローラー44は、媒体Pに対して鉛直上方から接触する。すなわち、搬送ローラー対41は、鉛直方向Zにおいて媒体Pを挟み込んだ状態で回転することにより媒体Pを搬送経路に沿って搬送する。そのため、印刷装置11の背面側から前面側に向かう方向が、媒体Pの搬送方向Yとなっている。また、排出ローラー対42も搬送ローラー対41と同様の構成であり、不図示のモーターの駆動により回転する排出駆動ローラー45と、排出駆動ローラー45の回転に従動回転する排出従動ローラー46とを有している。
筐体13内に設けられる印刷部50は、鉛直方向Zにおいて第二支持部32と対向するように配置されている。印刷部50は、搬送方向Yと交差する走査方向Xに延びるガイド軸51と、ガイド軸51に支持されるキャリッジ52と、媒体Pに対してインクなどの印刷材を吐出する印刷ヘッド53とを備える。キャリッジ52は、ガイド軸51に沿って走査方向Xに往復移動可能に設けられている。印刷ヘッド53は、第二支持部32に支持された媒体Pと対向するようにキャリッジ52に保持されている。すなわち、印刷部50は、ガイド軸51に沿ってキャリッジ52が移動し、印刷ヘッド53からインクを吐出することで、媒体Pに文字や画像を印刷する。なお、この走査方向Xは、搬送方向Y及び鉛直方向Zの双方と交差する幅方向と一致する。
巻取部60は、印刷装置11の前面側(図1において左側)に設けられ、媒体Pが円筒状に巻き取られてなるロール体Mを保持する保持部61を有する。この保持部61は、脚台12に取り付けられ、ロール体Mを回転可能に保持する。そして、巻取部60は、ロール体Mを一方向(図1では反時計方向)に回転させることで、印刷部50により印刷が行われた媒体Pの巻き取りを行う。
図2に示すように、搬送ローラー対41を構成する搬送駆動ローラー43は、ベース部材70の上面に取り付けられた支持部材80によって、走査方向Xに沿う方向を軸線として回転可能に支持されている。すなわち、搬送駆動ローラー43は、支持部材80を介してベース部材70に取り付けられている。
搬送方向Yにおいて搬送駆動ローラー43よりも上流側に位置する第一支持部31は、ベース部材70の上流側となる面に取り付けられ、繰出部20から繰り出された媒体Pを加熱する加熱機構311を備えている。この加熱機構311は、例えば電熱線で構成され、第一支持部31に支持される媒体Pを加熱する。加熱機構311が、搬送方向Yにおいて印刷部50よりも上流側で媒体Pを加熱することにより、印刷部50により媒体Pに付着されたインクの乾燥が促される。また、搬送方向Yにおいて第一支持部31の下流側寄りとなる位置には、鉛直下方に屈曲する屈曲部312が設けられている。この屈曲部312には、支持部材80から搬送方向Yの上流側に向けて突出する位置決めピン81が挿通されるためのピン孔313(図6参照)が形成されている。
搬送方向Yにおいて搬送駆動ローラー43よりも下流側に位置する第二支持部32は、ベース部材70から鉛直上方に向かって突出する突出部71と接触することで、ベース部材70に取り付けられている。そして、媒体Pを支持する面である第二支持部32の媒体支持面321には、その搬送方向Yの上流側寄りとなる位置に孔322が設けられている。この孔322には、ねじ323が挿通され、挿通されたねじ323は、支持部材80に対して螺合されている。また、鉛直方向Zにおいて、第二支持部32と支持部材80との間には、孔322を挿通するねじ323を軸にして設けられたばね324が配置されている。このばね324が介在することにより、第二支持部32は、鉛直方向Zにおいて支持部材80から離間する方向に付勢されている。
図3に示すように、搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32は、走査方向Xが長手方向となるよう長尺に構成されている。搬送駆動ローラー43は、走査方向Xに沿って並んで設けられた複数のローラー431を備えている。また、搬送駆動ローラー43を支持する支持部材80は、走査方向Xにおいて複数設けられている。具体的には、走査方向Xにおいて、それぞれのローラー431の両端に支持部材80が配置され、ローラー431と支持部材80とが交互に並ぶよう配置されている。なお、本実施形態においては、ローラー431が五つ、支持部材80が六つ設けられている。
また、走査方向Xにおいて、搬送駆動ローラー43の端部(図3において左端)には、支持部材80に支持される搬送駆動ローラー43に駆動力を伝達するための駆動軸47が延びている。この駆動軸47を介して不図示のモーターの駆動力が伝達されることで、走査方向Xに並ぶ複数のローラー431がそれぞれ回転する。ちなみに、本実施形態においては、図3において走査方向Xにおける右端が、印刷部50を構成するキャリッジ52の待機位置とされている。そこで、走査方向Xにおいて、キャリッジ52の待機位置側をホーム側(図3において右端)とし、ホーム側とは逆側を反ホーム側(図3において左端)とする。すなわち、駆動軸47は、走査方向Xにおいて搬送駆動ローラー43の反ホーム側に設けられている。
図4及び図5に示すように、支持部材80は、走査方向Xにおいて隣り合うローラー431同士を連結する連結部90を保持している。支持部材80は、ベース部材70に取り付けられる板状の取付部82と、連結部90を保持するための筒部83とから構成されている。取付部82には、搬送方向Yにおいて筒部83よりも上流側及び下流側となるそれぞれの部分に、鉛直方向Zに貫通する孔821、822が形成されている。これらの孔821、822は、支持部材80をベース部材70に取り付けるために設けられ、走査方向Xが長手方向となる長孔で形成されている。これらの孔821、822に、例えばねじ等が挿通されることによって、支持部材80がベース部材70に取り付けられる。
また、搬送方向Yにおいて、取付部82の下流側部分には、取付部82の上流側部分よりも鉛直方向Zにおいて大きな厚みを有する肉厚部84が設けられている。この肉厚部84の上面において走査方向Xにおける中央寄りとなる位置には、鉛直下方へ円形状に窪んだ窪み841が形成されている。そして、この窪み841の底面には、ねじ孔842が形成されている。このねじ孔842には、第二支持部32の媒体支持面321に形成された孔322を挿通するねじ323が螺合され、窪み841にはこのねじ323を軸にして設けられたばね324が挿入される(図2参照)。
筒部83は、走査方向Xにおいて支持部材80を貫通する筒孔831を備えている。この筒孔831は、筒部83において円形状に開口している。そして、筒孔831内に連結部90を収容することで、筒部83は連結部90を保持している。この連結部90は、支持部材80を介して隣り合うローラー同士を締結する締結部材91と、二つのローラー431をそれぞれ回転可能に支持する二つのベアリング92とを備えている。
締結部材91は、走査方向Xにおいて、二つのベアリング92に挟まれるよう筒孔831内に配置されている。また、締結部材91は、筒孔831の形状に沿うよう円筒状に形成され、ベアリング92は、筒孔831の形状に沿うよう円環状に形成されている。そして、締結部材91及びベアリング92は、内径が略同一である軸孔93、94をそれぞれ有している。すなわち、筒孔831内において、締結部材91の軸孔93とベアリング92の軸孔94とが、走査方向Xにおいて連通している。ちなみに、締結部材91とは、一般的に知られている軸継手のことである。
図4に示すように、連結部90により連結されるローラー431は、媒体Pを搬送する際に媒体Pと接触する円柱状の接触部432と、接触部432よりも小径であって、走査方向Xにおいて接触部432の両端部に設けられる軸部433とを備えている。そして、走査方向Xにおいて筒部83の両端側から筒孔831に挿入される二つの軸部433が、筒部83内に配置される締結部材91及びベアリング92の軸孔93、94をそれぞれ挿通している。すなわち、軸部433の先端部分が、締結部材91により締結され、軸部433の基端部分が、ベアリング92により回転可能に支持されている。
また、ベアリング92は、筒孔831に圧入されることで支持部材80に固定されている一方で、締結部材91は、その外径が筒孔831の径よりも小さく形成されることで、走査方向Xを軸線に回転可能な構成となっている。そのため、二つのローラー431を締結する締結部材91は、筒孔831内において二つのローラー431と一体回転可能に設けられている。すなわち、連結部90を介することにより支持部材80は、複数のローラー431が連結されて構成される搬送駆動ローラー43を回転可能に支持している。なお、ローラー431は、走査方向Xにおいて、接触部432の端部と支持部材80との間に隙間Gを有した状態で支持部材80にそれぞれ支持されている。
図5に示すように、鉛直方向Zにおいて、支持部材80を構成する筒部83の上部には、支持部材80を上面視した際に、筒孔831の内部を視認可能な開口部832が形成されている。この開口部832により、筒孔831内において連結部90により連結されるローラー431の連結状態が確認可能となっている。なお、支持部材80には、搬送駆動ローラー43が媒体Pを搬送する際に、この開口部832を介して媒体Pが連結部90に巻き込まれることを抑制するため、開口部832を覆うカバー部材85が設けられている(図8参照)。また、筒部83において搬送方向Yの上流側となる面には、カバー部材85が取り付けられるためのねじ孔833と、位置決めピン81が圧入されるための孔834が形成されている。位置決めピン81は、円柱状に形成され、その先端が先細りとなる形状で形成されている。
次に、搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32がベース部材70に対して取り付けられる際の位置決めに関する構成について説明する。
まず、第一支持部31について説明する。
まず、第一支持部31について説明する。
図6及び図7に示すように、第一支持部31において搬送方向Yの下流側に設けられる屈曲部312は、走査方向Xに亘って設けられている。この屈曲部312には、支持部材80が備える位置決めピン81が挿通されるためのピン孔313が、走査方向Xにおいて所定の間隔をあけて複数設けられている。そして、複数設けられるピン孔313のうち、支持部材80と対応する位置にあるピン孔313に、支持部材80が備える位置決めピン81が挿通されている。また、屈曲部312に複数設けられるピン孔313は、走査方向Xが長手方向となる長孔で形成されている。長孔で形成されるこのピン孔313に、位置決めピン81が挿通されることで、第一支持部31は、支持部材80を基準に位置決めされている。
次に、第二支持部32について説明する。
図8、図9及び図10に示すように、第二支持部32の媒体支持面321に形成される孔322は、支持部材80の数に対応するよう走査方向Xに亘って複数設けられている(本実施形態においては六つ)。また、この孔322は、媒体支持面321に開口する大径部分325と、鉛直方向Zの下方から大径部分325に連通する小径部分326とから構成されている。大径部分325は小径部分326よりも径が大きく形成され、孔322を挿通するねじ323の頭部分を収容可能となっている。すなわち、孔322を挿通するねじ323の頭部分が、媒体支持面321から上方に突出しないよう構成されている。
図8、図9及び図10に示すように、第二支持部32の媒体支持面321に形成される孔322は、支持部材80の数に対応するよう走査方向Xに亘って複数設けられている(本実施形態においては六つ)。また、この孔322は、媒体支持面321に開口する大径部分325と、鉛直方向Zの下方から大径部分325に連通する小径部分326とから構成されている。大径部分325は小径部分326よりも径が大きく形成され、孔322を挿通するねじ323の頭部分を収容可能となっている。すなわち、孔322を挿通するねじ323の頭部分が、媒体支持面321から上方に突出しないよう構成されている。
そして、この複数設けられた孔322のうち、走査方向Xにおいて中央寄りに位置する一つの孔(図8において右端から三つ目の孔)322は、挿通されるねじ323の頭部分と略同一の径を有する丸孔で形成され、その他の五つの孔322は、走査方向Xが長手方向となる長孔で形成されている。丸孔又は長孔で形成される孔322を挿通するねじ323が、支持部材80のねじ孔842とそれぞれ螺合することで、第二支持部32は、支持部材80を基準に位置決めされている。
次に、搬送駆動ローラー43について説明する。
図11に示すように、走査方向Xにおいて複数設けられる支持部材80のうち、ホーム側(図11において右側)となる端部に位置する支持部材80は、反ホーム側(図11において左側)から筒孔831に挿入される一つの軸部433を回転可能に保持する一つのベアリング92を保持している。この支持部材80は、走査方向Xにおいて端部に配置されていないその他の四つの支持部材80と同様、ローラー431における接触部432の端部と支持部材80との間に隙間Gが設けられた状態で、搬送駆動ローラー43を支持している(図4参照)。
図11に示すように、走査方向Xにおいて複数設けられる支持部材80のうち、ホーム側(図11において右側)となる端部に位置する支持部材80は、反ホーム側(図11において左側)から筒孔831に挿入される一つの軸部433を回転可能に保持する一つのベアリング92を保持している。この支持部材80は、走査方向Xにおいて端部に配置されていないその他の四つの支持部材80と同様、ローラー431における接触部432の端部と支持部材80との間に隙間Gが設けられた状態で、搬送駆動ローラー43を支持している(図4参照)。
一方、走査方向Xにおいて複数設けられる支持部材80のうち、反ホーム側(図11において左側)となる端部に位置する支持部材80は、連結部90により駆動軸47とローラー431とを連結した状態で、搬送駆動ローラー43を支持している。すなわち、連結部90により駆動軸47と連結される搬送駆動ローラー43は、支持部材80に固定されたベアリング92によって回転可能に支持されることで、支持部材80を基準に位置決めされている。
なお、走査方向Xにおいて反ホーム側となる端部に位置する支持部材80の両端には、ワッシャー100が設けられている。この支持部材80においてホーム側に位置するワッシャー100は、ローラー431における接触部432の端部と支持部材80との間に設けられる隙間Gを埋めるように、ローラー431の軸部433の基端部分に設けられている。また、駆動軸47には、支持部材80から搬送駆動ローラー43が脱落することを規制する規制部471が設けられ、支持部材80において反ホーム側に位置するワッシャー100は、この規制部471と支持部材80との間に設けられている。ここで、規制部471とは、一般的に知られている止め輪などの部材で構成されている。ワッシャー100を介在させることにより、駆動軸47及び搬送駆動ローラー43は、支持部材80に対して滑らかに回転可能となっている。
次に、上記のように構成された印刷装置11の作用、特に支持部材80を基準とする搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32の位置決めに注目して説明する。
搬送部40を構成する搬送駆動ローラー43の位置決めは、媒体Pが搬送される搬送方向Yでの搬送精度に大きく影響する。また、媒体Pを支持する第一支持部31、第二支持部32及び第三支持部33の位置決めは、媒体Pが搬送される経路である搬送経路の設定精度に大きく影響する。特に、印刷が行われる前の媒体Pを支持する第一支持部31と、印刷が行われている媒体Pを支持する第二支持部32の位置決めは、印刷ヘッド53との位置関係により印刷品質に大きく影響するため、ことさら重要である。そのため、本実施形態における印刷装置11は、搬送駆動ローラー43を支持する支持部材80が、搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32を取り付ける際の位置決めの基準となるように構成されている。
図7に示すように、第一支持部31は、支持部材80から延びる位置決めピン81が、第一支持部31の屈曲部312に設けられたピン孔313を挿通することにより、ベース部材70に対する位置決めが行われる。そして、位置決めピン81がピン孔313を挿通することで、支持部材80は、走査方向Xにおける複数箇所で、第一支持部31を鉛直下方から支持する。
ここで、第一支持部31は、媒体Pを加熱する加熱機構311を備えているため、加熱機構311の熱により熱膨張を生じる虞がある。第一支持部31は、走査方向Xが長手方向となるよう長尺に設けられているため、熱膨張した際には、走査方向Xにおける膨張量が顕著となる。第一支持部31が熱膨張すると、第一支持部31に歪みや撓みが生じ、走査方向Xにおいて搬送経路長に差が生じる虞がある。すなわち、第一支持部31における熱膨張は、搬送される媒体Pに斜行や撓みを生じさせ、搬送精度に影響を及ぼす虞がある。この点、本実施形態における第一支持部31が備えるピン孔313は、走査方向Xが長手方向となる長孔となっているため、第一支持部31の走査方向Xにおける熱膨張を許容可能である。また、第一支持部31は、搬送方向Yに沿って延びる位置決めピン81が、ピン孔313に挿通されているだけなので、搬送方向Yにおいては支持部材80を基準として位置決めされていない。すなわち、第一支持部31は、支持部材80を基準に、鉛直方向Zにおいて位置決めされている。
図8、図9及び図10に示すように、第二支持部32は、媒体支持面321に形成される孔322を挿通するねじ323が、支持部材80の肉厚部84に形成されるねじ孔842と螺合することで、ベース部材70に対する位置決めが行われている。なお、第二支持部32は、ばね324によって付勢されているため、ねじ孔842に対するねじ323の締め具合を調節することで、鉛直方向Zにおける位置を調節可能である。すなわち、第二支持部32は、支持部材80を基準に、走査方向X及び搬送方向Yにおいて位置決めされている。
ここで、第二支持部32もまた、第一支持部31と同様に加熱機構311の熱が伝播することにより熱膨張を生じる虞がある。第二支持部32も走査方向Xが長手方向となるよう長尺に設けられているため、走査方向Xにおける膨張量が顕著となり、搬送精度に影響を及ぼす虞がある。この点、本実施形態における第二支持部32が備える孔322は、走査方向Xにおいてホーム側から三つ目となる孔322が丸孔で形成され、その他五つの孔が走査方向Xを長手方向とする長孔で形成されているため、この丸孔を支点として第二支持部32の走査方向Xにおける熱膨張を許容可能である。すなわち、第二支持部32は、複数設けられる支持部材80のうち一の支持部材80を基準に走査方向X及び搬送方向Yの二方向において位置決めされ、その他の支持部材80を基準に搬送方向Yにおいて位置決めされている。
図4及び図11に示すように、搬送駆動ローラー43は、それぞれローラー431が走査方向Xにおいて隙間Gを有した状態で支持部材80に支持されることで、搬送方向Y及び鉛直方向Zの二方向においてベース部材70に対して位置決めされている。そして、走査方向Xにおいて反ホーム側となる端部に位置する支持部材80は、支持するローラー431における接触部432の端部と支持部材80との隙間Gを埋めるようにワッシャー100が設けられている。そのため、支持部材80に支持される搬送駆動ローラー43の反ホーム側に向かう移動が規制される。また、駆動軸47の規制部471と支持部材80との間にもワッシャー100が設けられている。そのため、支持部材80に支持される搬送駆動ローラー43のホーム側に向かう移動が、連結部90を介して規制される。すなわち、搬送駆動ローラー43は、反ホーム側となる端部に位置する一の支持部材80を基準に走査方向Xにおいても位置決めされる。
ここで、搬送駆動ローラー43もまた、第一支持部31及び第二支持部32と同様、加熱機構311の熱が伝播することにより熱膨張を生じる虞がある。搬送駆動ローラー43は、走査方向Xが長手方向となるよう長尺に設けられているため、走査方向Xにおける熱膨張が顕著となる。搬送駆動ローラー43が熱膨張すると、搬送駆動ローラー43に歪みや撓みが生じ、走査方向Xにおいて搬送駆動ローラー43の紙送り量が変化する虞がある。すなわち、搬送駆動ローラー43における熱膨張は、搬送される媒体Pに斜行や撓みを生じさせ、媒体Pの搬送精度に影響を及ぼす虞がある。この点、本実施形態における搬送駆動ローラー43は、走査方向Xにおいて反ホーム側となる端部を支点として、支持部材80との間に設けられた隙間Gにより走査方向Xにおける熱膨張を許容可能な状態で、支持部材80に支持されている。すなわち、搬送駆動ローラー43は、複数設けられる支持部材80のうち、一の支持部材80を基準に走査方向X、搬送方向Y及び鉛直方向Zの三方向において位置決めされ、その他の支持部材80を基準に搬送方向Y及び鉛直方向Zの二方向において位置決めされている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32の位置決めが、搬送駆動ローラー43を支持する支持部材80を基準に行われるため、それぞれ個別の部材を基準に位置決めを行う構成と比較して、搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32間の位置決め精度が向上される。すなわち、共通の部材で位置決めを行うことで、搬送駆動ローラー43による媒体Pの搬送方向Yと、第一支持部31及び第二支持部32による媒体Pの搬送経路とがずれてしまう虞が低減される。したがって、媒体Pを搬送する搬送駆動ローラー43及び媒体Pを支持する支持部30を備える構成において媒体Pの搬送精度を向上できる。
(1)搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32の位置決めが、搬送駆動ローラー43を支持する支持部材80を基準に行われるため、それぞれ個別の部材を基準に位置決めを行う構成と比較して、搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32間の位置決め精度が向上される。すなわち、共通の部材で位置決めを行うことで、搬送駆動ローラー43による媒体Pの搬送方向Yと、第一支持部31及び第二支持部32による媒体Pの搬送経路とがずれてしまう虞が低減される。したがって、媒体Pを搬送する搬送駆動ローラー43及び媒体Pを支持する支持部30を備える構成において媒体Pの搬送精度を向上できる。
(2)第二支持部32が、走査方向X及び搬送方向Yにおいて支持部材80を基準に位置決めされるため、走査方向X及び搬送方向Yからなる平面において、第二支持部32上を搬送される媒体Pに斜行や撓みが生じる虞を低減できる。
(3)搬送駆動ローラー43が、搬送駆動ローラー43を支持する支持部材80を基準に、走査方向X、搬送方向Y及び鉛直方向Zの三方向において位置決めされるため、媒体Pの搬送精度を向上できる。
(4)支持部材80を基準に鉛直方向Zにおいて位置決めされる第一支持部31が、走査方向X及び搬送方向Yにおいては支持部材80を基準に位置決めされていないため、例えば媒体Pを加熱する加熱機構311の熱によって第一支持部31が熱膨張したとしても、その熱膨張を走査方向X及び搬送方向Yにおいて許容することができる。
(5)第一支持部31が、走査方向Xにおいて複数設けられたそれぞれの支持部材80を基準に鉛直方向Zにおいて位置決めされるため、走査方向Xにおいて長尺に設けられる第一支持部31が自重によって撓んでしまう虞を低減できる。
(6)第二支持部32が、複数の支持部材80のうち一の支持部材80を基準に走査方向Xにおいて位置決めされるため、第二支持部32が熱膨張したとしても、一の支持部材80を支点としてその熱膨張を走査方向Xにおいて許容することができる。
(7)搬送駆動ローラー43が、複数の支持部材80のうち一の支持部材80を基準に走査方向Xにおいて位置決めされるため、搬送駆動ローラー43が熱膨張したとしても、一の支持部材80を支点としてその熱膨張を走査方向Xにおいて許容することができる。
(8)ベース部材70に対して支持部材80は、走査方向Xが長手方向となる長孔で構成される孔821、822を介して取り付けられているため、例えばベース部材70や支持部材80が熱膨張したとしても、走査方向Xにおいてその熱膨張を許容することができる。
(9)搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32の位置決めが、共通の支持部材80を基準として行われるため、例えば支持部材80が変形したり、その位置がずれてしまったりしても、搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32の相対的な位置関係の変位が低減される構成となっている。すなわち、搬送方向Yと搬送経路とがずれてしまう虞が低減される。
(10)鉛直方向Zにおいて第二支持部32と支持部材80との間にばね324を介在させることにより、ねじ323の締め具合によって第二支持部32の鉛直方向Zにおける位置を調節することができる。すなわち、使用する媒体Pの種別や、印刷の条件などに応じて、媒体支持面321と印刷部50の印刷ヘッド53との距離、所謂プラテンギャップを調節することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、搬送駆動ローラー43は、複数のローラー431から構成される態様に限らない。例えば、走査方向Xが長手方向となる一つの長尺な搬送駆動ローラー43であってもよい。この場合、支持部材80は、締結部材91を保持せずともよい。
・上記実施形態において、搬送駆動ローラー43は、複数のローラー431から構成される態様に限らない。例えば、走査方向Xが長手方向となる一つの長尺な搬送駆動ローラー43であってもよい。この場合、支持部材80は、締結部材91を保持せずともよい。
・上記実施形態において、搬送駆動ローラー43は、締結部材91を介することで駆動軸47の駆動力が伝達される構成に限らず、歯車などを介して駆動力が伝達される構成でもよい。
・上記実施形態において、第一支持部31は、加熱機構311を備えなくともよい。加熱機構311を設けない構成であったとしても、例えば、駆動軸47と接続されるモーターの熱によって、搬送駆動ローラー43、第一支持部31及び第二支持部32が熱膨張する虞は生じる。
・上記実施形態において、印刷部50は、走査方向Xにおいて往復移動可能に設けられるシリアルヘッド方式に限らず、走査方向Xにおいて長尺に設けられるラインヘッド方式のものであってもよい。
・上記実施形態において、媒体Pは、ロール体Mから連続して繰り出されるような連続紙に限らず、単票紙であってもよい。また、紙に限らず、プラスチックフィルムや布帛等であってもよい。
・上記実施形態において、印刷装置11は、プリンターに限らず、ファクシミリなどであってもよい。
・上記実施形態において、印刷に用いられる印刷材は、インク以外の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して吐出できる固体を含む)ものであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出して印刷を行う構成にしてもよい。また、印刷装置は、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を噴射する粉粒体噴射装置(例えばトナージェット式記録装置)であってもよい。なお、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
・上記実施形態において、印刷に用いられる印刷材は、インク以外の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して吐出できる固体を含む)ものであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出して印刷を行う構成にしてもよい。また、印刷装置は、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を噴射する粉粒体噴射装置(例えばトナージェット式記録装置)であってもよい。なお、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
11…印刷装置、30…支持部、31…第一支持部、32…第二支持部、41…搬送ローラー対、43…搬送駆動ローラー(搬送ローラー)、44…搬送従動ローラー、50…印刷部、51…ガイド軸、52…キャリッジ、53…印刷ヘッド、70…ベース部材、71…突出部、80…支持部材、81…位置決めピン、82…取付部、83…筒部、84…肉厚部、85…カバー部材、92…ベアリング、311…加熱機構、312…屈曲部、321…媒体支持面、322…孔、323…ねじ、324…ばね、433…軸部、831…筒孔、P…媒体、X…走査方向(幅方向)、Y…搬送方向、Z…鉛直方向。
Claims (7)
- 媒体に画像を印刷する印刷部と、
回転することで前記媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送ローラーと、
前記搬送方向において前記搬送ローラーよりも上流側及び下流側にそれぞれ配置され、鉛直方向において前記媒体を下方から支持する支持部を構成する第一支持部及び第二支持部と、
前記搬送ローラーを、前記搬送方向及び前記鉛直方向の双方と交差する幅方向に沿って延びる軸線を中心にして回転可能に支持する支持部材と、を備え、
前記搬送ローラー、前記第一支持部及び前記第二支持部は、前記支持部材を基準に位置決めされることを特徴とする印刷装置。 - 前記第二支持部は、前記支持部材を基準に前記搬送方向及び前記幅方向の二方向において位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記搬送ローラーは、前記支持部材を基準に前記搬送方向、前記幅方向及び前記鉛直方向の三方向において位置決めされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
- 前記第一支持部は、前記媒体を加熱する加熱機構を有し、前記支持部材を基準に前記鉛直方向において位置決めされることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか一項に記載の印刷装置。
- 前記支持部材は、前記幅方向においてそれぞれ間隔をあけて複数設けられ、
前記第一支持部は、複数の前記支持部材を基準に前記鉛直方向において位置決めされることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか一項に記載の印刷装置。 - 前記第二支持部は、複数の前記支持部材のうち一の前記支持部材を基準に前記搬送方向及び前記幅方向の二方向において位置決めされ、その他の前記支持部材を基準に前記搬送方向において位置決めされることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
- 前記搬送ローラーは、複数の前記支持部材のうち一の前記支持部材を基準に前記搬送方向、前記幅方向及び前記鉛直方向の三方向において位置決めされ、その他の前記支持部材を基準に前記搬送方向及び前記鉛直方向の二方向において位置決めされることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP2015204364A JP2017074740A (ja) | 2015-10-16 | 2015-10-16 | 印刷装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020121500A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | 乾燥装置及び液体吐出装置 |
-
2015
- 2015-10-16 JP JP2015204364A patent/JP2017074740A/ja active Pending
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