JP2015058531A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2015058531A JP2013191272A JP2013191272A JP2015058531A JP 2015058531 A JP2015058531 A JP 2015058531A JP 2013191272 A JP2013191272 A JP 2013191272A JP 2013191272 A JP2013191272 A JP 2013191272A JP 2015058531 A JP2015058531 A JP 2015058531A
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清水 健司
Kenji Shimizu
健司 清水
慎一郎 成瀬
Shinichiro Naruse
慎一郎 成瀬
聡一 雑賀
Soichi Zoga
聡一 雑賀
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Abstract

【課題】キャリッジの姿勢の傾きが生じて画像品質が低下する。
【解決手段】キャリッジ5には、ガイドステー2に転がり可能に接触する3つの転がり部材71、72、73を有し、3つの転がり部材71、72、73のうち、一部の転がり部材73は、ガイドステー2に媒体搬送方向上流側から加圧接触し、残りの転がり部材71、72は、ガイドステー2に媒体搬送方向下流側から加圧接触し、3つの転がり部材のうちの転がり部材71を基準転がり部材として、基準転がり部材71以外の転がり部材72、73のキャリッジ5に対する配置角度を調整可能である。
【選択図】図10

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に画像形成手段を搭載したキャリッジを有する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置においては、一般的に、記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動可能に案内する主ガイド部材及び従ガイド部材を有するキャリッジ走査機構を備えている。
従来、キャリッジに搭載されたヘッドユニットが所定の部位を支点として回動自在に支持され、支持されたヘッドユニットの回転角度を調整可能にしたものが知られている(特許文献1)。
特開2001−071535号公報
上述したように主ガイド部材でキャリッジを案内するとき、キャリッジの軸受と主ガイド部材との間には隙間が存在することから、キャリッジがキャリッジ移動方向(主走査方向)に対して傾くことがある。また、キャリッジの回転を規制する従ガイド部材とキャリッジとの接触部の組み付け精度などによっても、キャリッジが主走査方向に対して傾くことがある。
その他、キャリッジの主走査方向に対する傾きはキャリッジの重心位置とキャリッジ走査機構による牽引位置との関係、キャリッジ移動時の加速制御などによっても生じる。
このようなキャリッジの傾きによって画像品質が低下するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、キャリッジの傾きを容易に低減できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
搬送される被記録媒体に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジと、
前記キャリッジを移動可能に案内する少なくとも1つのガイド部材と、を備え、
前記キャリッジには、前記ガイド部材の1つに転がり可能に接触する少なくとも3つの転がり部材を有し、
前記少なくとも3つの転がり部材のうち、
一部の転がり部材は、前記ガイド部材に媒体搬送方向上流側から加圧接触し、
残りの転がり部材は、前記ガイド部材に媒体搬送方向下流側から加圧接触し、
前記少なくとも3つの転がり部材のうちのいずれかの転がり部材を基準転がり部材として、前記基準転がり部材以外の転がり部材の前記キャリッジに対する配置角度を調整可能である
構成とした。
本発明によれば、キャリッジの傾きを容易に低減できる。
本発明に係る画像形成装置の一例の外観斜視説明図である。 同装置の側面模式的説明図である。 同装置の機構部の要部平面説明図である。 本発明の一実施形態の説明に供するキャリッジ走査機構部の概略斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 同じくキャリッジ部分の平面説明図である。 同じく作用説明に供するキャリッジ部分を下方向から見た説明図である。 奇数個の転がり部材の配置例の説明に供する説明図である。 偶数個の転がり部材の配置例の説明に供する説明図である。 基準転がり部材以外の転がり部材の基準転がり部材に対する配置角度(位置関係)を調整する調整手段の説明に供する斜視説明図である。 比較例の平面説明図である。 同じくガイドステーと転がり部材の関係を説明する拡大平面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同画像形成装置の外観斜視説明図、図2は同装置の側面模式的説明図、図3は同装置の機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、装置本体101と、装置本体101の下側に配置した給紙装置102とを備えている。
装置本体101の内部の機構部は、主走査方向(図1では矢印A方向)に配置された主ガイド部材であるガイドロッド1と、従ガイド部材であるガイドステー2によってキャリッジ5が移動可能に案内支持されている。
そして、キャリッジ5を移動走査する主走査機構部は、主走査方向の一方側に配置される駆動モータ6と、駆動モータ6によって回転駆動される駆動プーリ7と、主走査方向他方側に配置された従動プーリ8と、駆動プーリ7と従動プーリ8との間に掛け回された牽引部材であるタイミングベルト9とを備えている。
キャリッジ5には、図3にも示すように、黒ヘッドホルダ51とカラーヘッドホルダ512とが、キャリッジ5に架け渡された基準軸部材に取り外し可能に装着されている。
黒ヘッドホルダ51には、ブラック(K)の液滴を吐出する液体吐出ヘッド及びヘッドに液体を供給するヘッドタンクを一体にした記録ヘッド11a、11bが配置されている。
カラーヘッドホルダ52には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の液滴を吐出する液体吐出ヘッド及びヘッドに液体を供給するヘッドタンクを一体にした記録ヘッド11c〜11eが配置されている。
ここで、記録ヘッド11aと記録ヘッド11b〜11e(以下、区別しないときは「記録ヘッド11」という。)は主走査方向と直交する方向である副走査方向に1ヘッド分(1ノズル列分)位置をずらして配置されている。
また、記録ヘッド11a〜11eはいずれも2列のノズル列を有している。そして、記録ヘッド11aと11bはいずれも同色である黒色の液滴を吐出し、記録ヘッド11c〜11eはそれぞれマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)の液滴を吐出する。
これにより、モノクロ画像については記録ヘッド11a、11bを使用して1スキャン(主走査)で2ヘッド分の幅で画像を形成でき、カラー画像については例えば記録ヘッド11b〜11eを使用して形成することができる。
記録ヘッド11のヘッドタンクには、装置本体101に交換可能に装着されるメインタンクであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10yから供給チューブ16を介して各色のインクが供給される。このとき、同じ色の液滴を吐出する2つの記録ヘッド11a、11bには1つのインクカートリッジ10kからインクが供給される
一方、キャリッジ5の主走査領域のうち、記録領域では、後述する給紙装置102からロール紙120が給紙され、搬送手段21によってキャリッジ5の主走査方向と直交する方向(副走査方向、用紙搬送方向:図1の矢印B方向)に間欠的に搬送される。
搬送手段21は、給紙装置102から給紙されるロール状媒体であるロール紙120を搬送する搬送ローラ23及び搬送ローラ23に対向配置した加圧ローラ24と、複数の吸引穴が形成された搬送ガイド部材25と、搬送ガイド部材25の吸引穴から吸引を行う吸引手段としての吸引ファン26とを有している。
この搬送手段21の下流側には、図2に示すように、記録ヘッド11で画像が形成されたロール紙120を所定の長さで切断する切断手段としてのカッタ27が配置されている。
このカッタ27は、例えばワイヤ或いはタイミングベルト28に取り付けられている。このタイミングベルト28は、図示しない駆動モータで駆動される駆動プーリと従動プーリとの間に掛け回され、駆動モータにより駆動プーリを介してタイミングベルト28を主走査方向に移動することで、カッタ27で用紙を所定の長さに切断する。
さらに、キャリッジ5の主走査方向の一方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11の維持回復を行う維持回復機構30が配置され、他方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11から画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出を行う空吐出受け34がそれぞれ配置されている。
維持回復機構30は、装置本体101のフレーム部材に保持された第1維持回復部31と、維持回復機構30のフレーム部材に副走査方向に往復移動可能に保持された第2維持回復部32とを有している。第2維持回復部32は記録ヘッド11aの維持回復を行うときには図2の位置にあり、記録ヘッド11b〜11eの維持回復を行うときには第1維持回復部31と同じ副走査方向位置まで移動する。
この維持回復機構30は、例えば記録ヘッド11のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングする保湿キャップを兼ねた吸引キャップ41及び保湿キャップ42と、ノズル面を払拭するワイパ部材43、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を受ける空吐出受け44などを備えている。
給紙装置102は、上下段のスプール軸受け台111A、111B(以下、区別しないときは「スプール軸受け台111」と称する。なお、他の部材も同様とし、上段の部材には符号に「A」を付して、下段の部材には符号に「B」を付して区別する。)を有している。スプール軸受け台111にはロール体112を繰り出し可能に装着している。
ロール体112は、芯部材である管114に長尺のロール状媒体であるロール紙120をロール状に巻き付けたものである。なお、ロール体112は管114及びロール紙120を合わせた部材の総称とする。
そして、スプール軸受け台111に装着したロール体112を回転させて、ロール紙120をガイド部材130に沿って下流側に送り出す。
スプール軸受け台111の送り出し方向下流側には、ロール体112から送り出されたロール紙120を湾曲させて上方に給送する搬送ローラ対131が配置され、搬送ローラ対131とスプール軸受け台111との間には、ロール紙120の上面に接触してロール紙120の移動に従動する従動ローラ160が配置され、また、スプール軸受け台111から搬送ローラ対131の間には、ロール紙120の下面を案内するガイド部材130が配置されている。
搬送ローラ対131を回転駆動することで、ロール体112から繰り出されるロール紙120は、搬送ローラ対131、従動ローラ160、ロール体112間で張られた状態で搬送され、搬送ローラ対131を経て、搬送手段21の搬送ローラ23と加圧ローラ24との間に送り込まれる。
このように構成したこの画像形成装置においては、キャリッジ5を主走査方向に移動し、給紙装置102から給送されるロール紙120を、搬送手段21によって間欠的に送りながら、記録ヘッド11を画像情報(印字情報)に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、ロール紙120上に所要の画像が形成される。そして、画像形成後のロール紙120は、カッタ27で所定の長さにカットされ、装置本体101の正面側に配置された図示しない排紙トレイへ排出される。
次に、本発明の一実施形態について図4ないし図7を参照して説明する。図4は同説明に供するキャリッジ走査機構部の概略斜視説明図、図5は同じく側面説明図、図6は同じくキャリッジ部分の平面説明図、図7は同じく作用説明に供するキャリッジ部分を下方向から見た説明図である。
キャリッジ5の移動方向(主走査方向)に沿ってステー部材61が配置されている。ステー部材61は、主走査方向の複数箇所で保持部材62によって主ガイド部材であるガイドロッド1を保持している。キャリッジ5にはガイドロッド1で支持される部分に軸受63が設けられている。
また、ステー部材61の上部には従ガイド部材であるガイドステー2が取付けられている。そして、キャリッジ5には、図6に示すように、従ガイド部材であるガイドステー2に転がり可能に接触する3つの転がり部材71、72、73が回転可能に保持されている。
3つの転がり部材71〜73のうち、転がり部材71、72は、ガイドステー2に対して媒体搬送方向下流側から加圧接触している。また、転がり部材73は、ガイドステー2に対して媒体搬送方向上流側から加圧接触している。
ここでは、3つの転がり部材71〜73は、例えば、転がり部材71を基準転がり部材として、基準転がり部材71以外の転がり部材72、73の基準転がり部材71に対する配置角度(位置関係)を調整可能としている。
このような構成において、例えば、図7(a)に示すように、キャリッジ5の主走査方向で左側が媒体搬送方向上流側に、右側が媒体搬送方向下流側に傾いているとする。このとき、図7(b)に示すように、基準転がり部材72を基準として、基準転がり部材72に対する転がり部材71、73の配置角度(配置位置)を実線図示の位置から破線図示の位置に移動させて調整する。
これにより、図7(c)に示すように、キャリッジ5の主走査方向で左側が媒体搬送方向下流側に移動するので、キャリッジ5の主走査方向に対する傾きが低減する。
このようにして、簡単にキャリッジ5の主走査方向に対する傾きを低減するように調整することができる。
ここで、比較例について図11及び図12も参照して説明する。図11は同比較例の平面説明図、図12はガイドステーと転がり部材の関係を説明する拡大平面説明図である。
この比較例は、2つの転がり部材1071、1073を、ガイドステー2を挟んで媒体搬送方向下流側と上流側から加圧接触させている。
この比較例において、図11(a)及び図12(a)に示すように、2つの転がり部材1071、1073が媒体搬送方向に沿って対向する位置関係で組みつけられ、加圧位置が対向位置にあるときにはキャリッジ5は正しい姿勢に保持される。
これに対し、2つの転がり部材1071、1073は、組み付け精度上、加圧位置が主走査方向でずれて組みつけられることがある。この場合には、図11(b)、(c)及び図12(b)、(c)に示すように、モーメントMが発生し、キャリッジ5の姿勢が主走査方向に傾くことになる。
また、前述したように、キャリッジ5の軸受63とガイドロッド1には組み付け性と移動負荷低減のため、隙間が存在する。そのため、キャリッジ5の重心位置及び駆動位置などの関係によって、キャリッジ5が同様に主走査方向に傾くことがある。
このようなキャリッジ5の傾きが生じると画像品質が低下することになる。
そこで、本実施形態においては、キャリッジには、従ガイド部材に転がり可能に接触する少なくとも3つの転がり部材を有し、少なくとも3つの転がり部材のうち、一部の転がり部材は、ガイド部材の媒体搬送方向上流側から加圧接触し、残りの転がり部材は、ガイド部材の媒体搬送方向下流側から加圧接触し、少なくとも3つの転がり部材のうちのいずれかの転がり部材を基準転がり部材として、基準転がり部材以外の転がり部材の基準転がり部材に対する配置角度を調整可能とすることで、キャリッジの姿勢を容易に調整して傾きを低減することを可能としている。
より具体的には、上述した比較例のように従ガイド部材を挟んで両側に1つずつコロ(転がり部材)を設けている構成では、コロの位置が、部品精度や組み付け精度によって、従ガイド部材に垂直な一直線上にならないことが生じ、キャリッジが傾くという不都合がある。これに対し、本実施形態の構成を作用することで、後述するように、画像を見てキャリッジの角度を調整することができ、キャリッジの傾きを低減することができる。
次に、3つ以上の転がり部材の配置位置について図8及び図9を参照して説明する。図8は奇数個の転がり部材の配置例を説明する説明図、図9は偶数個の転がり部材の配置例の説明図である。
まず、図8に示すように、3つの転がり部材71、72、73を配置する場合には、例えば、ガイドステー2の媒体搬送方向下流側に2つの転がり部材71、72を配置し、媒体搬送方向上流側に1つの転がり部材73を配置する。
そして、主走査方向において、転がり部材71と72との間の距離Hの中央に対応する位置(H/2)に転がり部材73を設けている。また、加圧力は、転がり部材73の加圧力をPとするとき、転がり部材71、72はそれぞれ加圧力をP/2とする。
つまり、転がり部材の数が奇数であって、媒体搬送方向上流側及び下流側のいずれか一方に多くの数の転がり部材が配置され、他方に少ない数の転がり部材が配置され、キャリッジ移動方向において、少ない数の転がり部材が配置される側は、多くの数の転がり部材が配置される側の2つの転がり部材の間に、1つの転がり部材が配置されている構成とする。このとき、転がり部材の数は媒体搬送方向上流側又は下流側のどちら側を多く設置してもよい。
また、図9に示すように、4つの転がり部材71、72、73、74を配置する場合、には、ガイドステー2の媒体搬送方向下流側に2つの転がり部材71、72を配置し、媒体搬送方向上流側に同数の2つの転がり部材73、74を配置する。
そして、主走査方向において、上流側の転がり部材73、74は下流側の転がり部材71、72よりも内側となる位置に、それぞれ配置している。また、加圧力は、いずれの転がり部材71〜74も加圧力をP/2としている。
このように配置することにより、転がり部材71、72、73、74の位置が組み付け精度等で多少変動したとしてもモーメントの方向が変動してしまうことがなく、キャリッジの取り付け角度が安定する。
次に、基準転がり部材以外の転がり部材の基準転がり部材に対する配置角度(位置関係)を調整する調整手段について図10を参照して説明する。図10は調整手段の説明に供する斜視説明図である。
なお、ここでは、基準転がり部材は、転がり部材71とする。
調整機構80は、基準板81と従動板82とを有している。
基準板81には、ガイドステー2の前側(媒体搬送方向下流側)に配置される基準転がり部材71を回転自在に支持する軸部71aと、転がり部材72を回転自在に支持する軸部72aを圧入などで固定し、転がり部材71、72を回転可能に保持している。
従動板82には、転がり部材73を回転自在に支持する軸部73aを圧入するなどして固定し、転がり部材3を回転可能に保持している。
基準板81と従動板82とは、例えば軸穴と軸による連結部83を介して連結されている。
そして、基準板81と従動板82との間には圧縮スプリング85を設けて、媒体搬送方向の同一線上に作用反作用の関係で加圧をする(矢印方向に加圧する)ことで、転がり部材71、72、73とガイドステー2との間に加圧力を作用させている。つまり、基準板81と従動板82とは、回転可能な接続部材(軸)で接続し、軸よりも上部を圧縮スプリング85で基準板81と従動板82が離れる方向に加圧することで、モーメントが加わり、転がり部材71、72、73の配置された軸よりも下部の部分は近づく方向に付勢される。
このように、上部1箇所の圧縮スプリング85で、下部の数個の転がり部材71、72、73による従ガイド部材2への力を加えることにより、配置位置を均等にすることで、上流側、下流側、また左右の複数個の転がり部材による従ガイド部材2へ加わる力を均一化することができる。
また、圧縮スプリング85のようなバネ性を持たせる機構に採用することで、局所的な従ガイド部材2の凸部などがあった場合でも振動を低減することができる。
なお、このとき、従ガイド部材82は圧縮スプリング85で加圧されることで傾くため、従ガイド部材82に転がり部材73を回転自在に支持する軸部73aも主ガイド部材81に対し傾くことになる。加圧力は、傾けることで微小な変化をするが、傾き量は、スプリング25の圧縮量に対してはるかに小さいため、加圧力の変化は微小であってキャリッジ5の移動には影響を与えない。
また、基準板81には、基準転がり部材71の軸部71aを通る媒体搬送方向に沿う線上に、基準穴86を設けている。そして、基準板81を接続するキャリッジ5の位置に基準穴86と同じ大きさの図示しない基準ピンを設けている。
また、基準板81には、基準穴86に最も離れて配置可能な箇所(もう一方の転がり部材72の近傍)に、キャリッジ5側に設けている図示しない偏芯形状の部材であるカムと接触する平面の接触面87を設けている。
さらに、基準穴86と図示しないカムとの接触面87の近くに、図示しないネジ穴を2つ設け、キャリッジ5に固定している。
つまり、基準板81に設けている基準穴86とキャリッジ5側に設けている基準穴86と同径の基準ピンで、基準ピンに基準穴86をはめこんで転がり部材71側を位置決めし、接触面87をキャリッジ側に設けられた図示しないカムで押圧して基準板81を基準穴86を中心に回転させることによりキャリッジ5の角度を調整した後、上記ネジ穴2つでキャリッジ5に固定する。このように基準板81とキャリッジ5の固定はキャリッジ5の角度の調整後に行う。
このように構成した調整機構80においては、キャリッジ5に設けている図示しないカムを回転することで、基準転がり部材71側を基準側として基準転がり部材72側を回転移動させて、キャリッジ5の角度を調整することができる。
具体的には、基準穴86が回転の中心となり、従ガイド部材2に垂直な方向で、かつ基準穴86を通る軸を中心軸とし、基準転がり部材71をその近傍に設けて(基準穴86と異なる位置)、基準穴86を中心に調整する。
そこで、キャリッジ5の姿勢調整は、静止時の印字を行う静止印字パターンとキャリッジ通常動作印字を行う動作印字パターンを印字し、上記の静止時と動作時の印字画像からキャリッジ5の傾きを判断して、調整機構80によって角度(位置関係)を調整する。
つまり、上記の静止時と動作時の傾きを見て、ネジを緩めて調整機構80の角度を、図示しないカムを動かして調整した後に基準板81とキャリッジ5は上述したように固定するため、基準板81はキャリッジ5に対して回転移動して調整された状態で保持される。
なお、上記実施形態ではガイド部材が2つである例で説明しているが、少なくとも1つのガイド部材を有すれば、同様に本発明を適用することができる。
本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
1 ガイドロッド(主ガイド部材)
2 ガイドステー(従ガイド部材)
5 キャリッジ
11、11a〜11e 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
71〜74 転がり部材
81 基準板
82 従動板
86 基準穴
87 接触面
101 装置本体
102 給紙装置

Claims (8)

  1. 搬送される被記録媒体に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジと、
    前記キャリッジを移動可能に案内する少なくとも1つのガイド部材と、を備え、
    前記キャリッジには、前記ガイド部材の1つに転がり可能に接触する少なくとも3つの転がり部材を有し、
    前記少なくとも3つの転がり部材のうち、
    一部の転がり部材は、前記ガイド部材に媒体搬送方向上流側から加圧接触し、
    残りの転がり部材は、前記ガイド部材に媒体搬送方向下流側から加圧接触し、
    前記少なくとも3つの転がり部材のうちのいずれかの転がり部材を基準転がり部材として、前記基準転がり部材以外の転がり部材の前記キャリッジに対する配置角度を調整可能である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準転がり部材以外の転がり部材の前記キャリッジに対する配置角度を調整する調整手段は、
    前記基準転がり部材を含む少なくとも2つの転がり部材を有する基準板と、
    残りの転がり部材を有する従動板と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記基準板は、前記ガイド部材に対して、媒体搬送方向下流側に配置され、
    前記従動板は、前記ガイド部材に対して、媒体搬送方向上流側に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記基準板と前記従動板とは、媒体搬送方向上の同じ点が加圧されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記基準板には、前記基準転がり部材の中心軸の媒体搬送方向上に基準穴が設けられ、
    前記キャリッジには、前記基準穴に嵌め込むピン部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記キャリッジには、偏芯形状の部材が設けられ、
    前記基準板には、前記基準板の前記基準転がり部材と異なる最も離れた前記転がり部材の近傍に、前記偏芯形状の部材と接触し、キャリッジ移動方向と平行な接触面が設けられている
    ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記転がり部材の数が奇数であって、
    媒体搬送方向上流側及び下流側のいずれか一方に多くの数の前記転がり部材が配置され、他方に少ない数の前記転がり部材が配置され、
    キャリッジ移動方向において、少ない数の前記転がり部材が配置される側は、多くの数の前記転がり部材が配置される側の2つの前記転がり部材の間に、1つの前記転がり部材が配置される関係である
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記転がり部材の数が偶数であって、
    媒体搬送方向上流側及び下流側に同じ数の前記転がり部材が配置され、
    キャリッジ移動方向において、媒体搬送方向上流側又は下流側のどちらか一方の前記転がり部材の配置位置に対し、他方の前記転がり部材の配置位置はキャリッジ移動方向である主走査方向において内側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2013191272A 2013-09-17 2013-09-17 画像形成装置 Pending JP2015058531A (ja)

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