JP2011189609A - 画像形成装置 - Google Patents

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Soichi Zoga
聡一 雑賀
Ichiro Komuro
一郎 小室
Shinichiro Naruse
慎一郎 成瀬
Mamoru Yorimoto
衛 頼本
Ryusuke Mase
隆介 間瀬
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Abstract

【課題】黒キャリッジにカラーキャリッジを載置して連結したときに黒キャリッジが倒れてギャップが変化し、画像品質が低下する。
【解決手段】ガイドレール103に下方向から移動可能に当接し、黒キャリッジ15の回転を規制する副ガイドコロ301が副ガイドブラケット302に設けられ、副ガイドブラケット302は、黒キャリッジ本体部15Aに設けられた位置出しピン部材303に対してばね304による付勢力で副走査方向に押し付けられて、副走査方向と主走査位置方向位置が決められ、高さ方向では位置出しピン部材303に沿って移動可能に配設され、カム305を回転すること副ガイドブラケット302が上方向に移動し、黒キャリッジ15の後端部15aが下がり、黒キャリッジ15の前側の倒れが補正される。
【選択図】図16

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する液体吐出ヘッドを記録ヘッドに備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
液体吐出方式の画像形成装置にあっては、インクを吐出する記録ヘッドの性能を維持、回復する装置(維持回復機構)が不可欠であり、その機能の1つとしてヘッド内部の気泡、異物及び増粘インクなどをノズルから排出して吐出不良を低減することが行なわれる。
そのため、黒色のインク滴を吐出する黒ヘッドと、カラーのインク滴を吐出するカラーヘッドとを備えて、カラー画像を形成するカラー画像形成装置の場合には、黒ヘッドのみを使用してモノクロ印刷を行なっているときでも、維持回復動作としては黒ヘッドのみならずカラーヘッドについてもインク排出が行なわれ、使用していないカラーインクが消費されて印刷コストが高くなるという問題がある。
そこで、従来、黒色のインク滴を吐出する黒ヘッドを搭載した黒キャリッジと、カラーのインク滴を吐出するカラーヘッドを搭載したカラーキャリッジとを備えて、黒キャリッジとカラーキャリッジとを分離及び連結(結合)可能にしたものがある(特許文献1、2)。
ところで、液体吐出方式の画像形成装置にあっては、ヘッドのノズル面と画像を形成する被記録媒体との間のギャップを高精度に調整する必要があることから、キャリッジないしヘッドの高さ位置調整機構を備えることが一般的である。
例えば、主ガイド部材と従ガイド部材に摺動自在に支持されたキャリッジの従ガイド部材との摺動部材を交換可能に設けて、摺動部材を調整することでヘッド面の高さを調整可能とするもの(特許文献3)、キャリッジのガイド部材との摺動部材をカム形状として、摺動部材を回転させることでギャップを調整するもの(特許文献4、5)、ガイド部材をカム機構で移動させることで、キャリッジをガイド部材の中心に対して回転させてヘッドの位置を調整するもの(特許文献6)などが知られている。
特開平9−240097号公報 特開平9−109423号公報 特開2008−120007号公報 特開2000−71544号公報 特開平7−9729号公報 特開平6−47982号公報
上述した特許文献1、2に開示されているように主走査方向でブラックインク用キャリッジとカラーインク用キャリッジとを中間部材としての走査型キャリアとグリッパを介して連結、分離する構成にあっては、ブラックインク用キャリッジにカラーインク用キャリッジを連結しても、ブラックインク用キャリッジの高さ位置(被記録媒体搬送面とのギャップ)が変化することはない。
しかしながら、このような構成では、全体としてのキャリッジの主走査方向長さが長くなり、装置が大型化するという課題があることから、黒キャリッジにカラーキャリッジを載置することで両者を連結する構成とする方が好ましい。
ところが、黒キャリッジにカラーキャリッジを載置することで両者を連結する構成を採用すると、黒キャリッジにカラーキャリッジが積載・連結されることによって、黒キャリッジ単独の場合に比べて黒キャリッジに加わる負荷が増大し、特に、黒キャリッジの主ガイド部材から離れた側が倒れ(高さ位置が変化し)、ギャップが変化するという新たな課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、黒キャリッジにカラーキャリッジを載置して連結する構成を採用した場合でもギャップ精度を高めて画像品質の低下を防止することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
黒色の液滴を吐出する黒ヘッドが搭載され、主走査方向に移動可能な黒キャリッジと、
前記黒キャリッジと分離及び連結可能で、カラーの液滴を吐出するカラーヘッドが搭載され、前記黒キャリッジと連結された状態で主走査方向に移動可能なカラーキャリッジと、を備え、
前記カラーキャリッジは前記黒キャリッジに載置されて連結され、
前記カラーキャリッジを前記黒キャリッジに載置して連結したときの前記黒キャリッジの主走査方向と直交する面内における回転方向の倒れを補正する補正手段を有する
構成とした。
ここで、
前記黒キャリッジは主ガイド部材及び副ガイド部材で主走査方向に案内されて移動され、
前記副ガイド部材に移動可能に当接し、前記黒キャリッジの回転を規制する副ガイドスライダ部を有し、
前記副ガイドスライダ部は、前記黒ヘッドを保持する黒キャリッジ本体部に対して移動可能に保持され、
前記副ガイドスライダ部を前記キャリッジ本体部に対して移動させる手段を備えている
構成とした。
この場合、前記副ガイドスライダ部は高さ方向又は副走査方向に移動可能に保持されている構成とできる。
また、前記副ガイドスライダ部を移動させる手段がカムを含む手段である構成とできる。
また、前記副ガイドスライダ部を移動させる手段は、装置本体側に設けられた駆動源と分離及び離間可能な連結手段を介して前記装置本体側の駆動源で駆動される構成とできる。
この場合、前記装置本体側に設けられた駆動源は前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを連結させる機構の駆動源である構成とできる。
また、前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを連結するときに、前記副ガイドスライダ部を予め定めた所定量分移動させる構成とできる。
また、前記黒キャリッジに被記録媒体搬送面とのギャップを検出する手段を有し、
前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを連結するときに、前記検出手段で検出されえたギャップが前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを分離しているときのギャップと同じになる量分前記副ガイドスライダ部を移動させる構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、カラーキャリッジを黒キャリッジに載置して連結したときの黒キャリッジの倒れを補正する補正手段を備えている構成としたので、黒キャリッジにカラーキャリッジを載置して連結する構成を採用しても高いギャップ精度が得られ、高画質画像を形成することができる。
本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の一例の全体構成を示す斜視説明図である。 同装置の模式的側面説明図である。 同装置のキャリッジ連結状態での模式的平面説明図である。 同じくキャリッジ分離状態での模式的平面説明図である。 同じくホーム位置における模式的平面説明図である。 黒キャリッジとカラーキャリッジとを連結した状態の模式的斜視説明図である。 黒キャリッジとカラーキャリッジとを連結した状態の模式的側面説明図である。 黒キャリッジの模式的斜視説明図である。 カラーキャリッジの模式的斜視説明図である。 黒キャリッジの背面側から見た模式的斜視説明図である。 カラーキャリッジの背面側から見た模式的斜視説明図である。 連結機構の駆動機構に係る部分の模式的平面説明図である。 装置本体側駆動源の連結部の斜視説明図である。 駆動伝達軸側の連結部の斜視説明図である。 本発明の第1実施形態に係る補正手段(補正機構)の説明に供する模式的要部平面説明図である。 同じく側面説明図である。 同じく作用説明に供する側面説明図である。 同じく作用説明に供する側面説明図である。 同じく作用説明に供する側面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る補正機構の説明に供する模式的要部平面説明図である。 同じく側面説明図である。 同じく作用説明に供する側面説明図である。 同じく作用説明に供する側面説明図である。 同じく作用説明に供する側面説明図である。 補正手段の駆動制御の説明に供する連結動作時のフロー図である。 補正手段の駆動制御の説明に供する分離動作時のフロー図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の一例の概要について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同記録装置の全体構成を示す斜視説明図、図2は同装置の模式的側面説明図である。
このインクジェット記録装置は、シリアル型インクジェット記録装置であり、記録装置本体1の内部には、画像形成部2、用紙吸引搬送部3、ロール紙収納部4、電装基板収納部6などが配置され、装置本体1の上部には画像読取り部7(図1では図示省略)が備えられている。
画像形成部2には、黒キャリッジ15が矢示A方向(主走査方向)に摺動可能に保持され、この黒キャリッジ15に対してカラーキャリッジ16が分離及び連結(結合)可能に備えられている。
この黒キャリッジ15の主走査領域のうち、記録領域では、用紙30が用紙吸引搬送部3によって黒キャリッジ5の主走査方向と直交する方向(副走査方向:矢示B方向)に間欠的に搬送される。
また、主走査領域のうち一方の端部側領域には、記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構(装置)18が配置されている。さらに、主走査方向のキャリッジ移動領域外又は、上記主走査領域のうち他方の端部側領域には、記録ヘッドのサブタンクに供給する各色のインクを収容したメインカートリッジ19が記録装置本体1に対して着脱自在に装着される。維持回復機構18には、図示しないが、黒キャリッジ15及びカラーキャリッジ16の後述するヘッドをキャッピングするキャップやワイパ部材などが設けられている。
また、ロール紙収容部4は給紙手段であり、ロール紙(用紙)30がセットされているが、幅方向のサイズが異なるロール紙がセット可能である。ロール紙30は、その紙軸に両側からフランジ31を装着し、フランジ受け32に載置する。フランジ受け32の内部には、図示しない支持コロが設けられ、支持コロがフランジ31の外周と当接することでフランジ31が回転し、用紙30が給送される。
この記録装置では、ロール紙収容部4から搬送された用紙30は、記録装置本体1の後方から前方に向けて、搬送手段(ローラ対33、駆動ローラ34及び従動ローラ35など)により記録領域へ搬送される。そして、黒キャリッジ15を主走査方向に移動し、用紙40を間欠的に送りながら、モノクロ印刷時には黒キャリッジ15の記録ヘッドを画像情報に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、カラー印刷時には黒キャリッジ15にカラーキャリッジ16が結合された状態で各キャリッジ15、16の記録ヘッドを画像情報に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、用紙30上に所要の画像が形成される。さらに、画像形成後の用紙は、所定の長さにカットされ、装置本体1の正面側に配置された図示しない排紙トレイへ排出される。
次に、この画像形成装置における画像形成部の詳細について図3ないし図5を参照して説明する。なお、図3はキャリッジ連結状態での模式的平面説明図、図4はキャリッジ分離状態での模式的平面説明図、図5はホーム位置における模式的平面説明図である。
左右の側板101A、101B間には主ガイド部材(ガイドロッド102)及び副ガイド部材(ガイドレール103)が掛け渡され、これらのガイドロッド102及びガイドレール103に前述した黒キャリッジ15が主走査方向に摺動可能(移動可能)に保持されている。カラーキャリッジ16は黒キャリッジ15に載置されることで連結される。
そして、黒キャリッジ15を移動走査する主走査機構は、主走査方向の一方側に配置される駆動モータ105と、駆動モータ105によって回転駆動される駆動プーリ106と、主走査方向他方側に配置された従動プーリ107と、駆動プーリ106と従動プーリ107との間に掛け回されたタイミングベルト108とを備えている。なお、従動プーリ107は、テンションスプリング109によって外方(駆動プーリ106に対して離れる方向)にテンションが架けられている。タイミングベルト108は黒キャリッジ15の背面側に設けたベルト固定部110に一部分が固定保持されていることで、主走査方向にキャリッジ15を牽引する。
また、黒キャリッジ15の主走査方向に沿って黒キャリッジ15の主走査位置を検知するためのエンコーダシート111が配置され、黒キャリッジ15に設けたエンコーダセンサ112によってエンコーダシート111が読取られ、これらによってリニアエンコーダが構成されている。
黒キャリッジ15には、黒インクの液滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる黒ヘッド121k1、121k2(以下、区別しないときは「黒ヘッド121」という。)が副走査方向に位置をずらしてキャリッジホルダ123を介して搭載されている。
カラーキャリッジ16には、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インクの液滴を吐出する液体吐出ヘッドからなるカラーヘッド122c、122m、122y(以下、区別しないときは「カラーヘッド122」という。)が、黒ヘッド101k2と副走査方向位置を同じくしてヘッドホルダ124を介して搭載されている。このカラーキャリッジ16は黒キャリッジ15に連結されたときに、黒キャリッジ15の移動走査によって移動走査される。
ここで、黒キャリッジ15は軸受け部131を介してガイドロット102に摺動自在に嵌合している。また、黒キャリッジ15には、詳細は後述するが、ガイドレール(副ガイド部材)103に移動可能に当接し、黒キャリッジ15の回転を規制する副ガイドスライダ部132が黒キャリッジ本体部15Aに対して移動可能に設けられ、副ガイド調整機構133によって副ガイドスライダ部132が移動される。これらの副ガイドスライダ部132とこれを移動させる手段となる副ガイド調整機構133によって本発明に係る補正手段(補正機構)が構成されている。なお、黒キャリッジ本体部15Aは黒ヘッド121を保持している部分の意味で用いる。
また、黒キャリッジ15には用紙30の搬送面とのギャップを検出するギャップセンサ400が設けられている。
次に、黒キャリッジとカラーキャリッジの連結に係る構成について図6ないし図11を参照して説明する。なお、図6は黒キャリッジとカラーキャリッジとを連結した状態の模式的斜視説明図、図7は黒キャリッジとカラーキャリッジとを連結した状態の模式的側面説明図、図8は黒キャリッジの模式的斜視説明図、図9はカラーキャリッジの模式的斜視説明図、図10は黒キャリッジの背面側から見た模式的斜視説明図、図11はカラーキャリッジの背面側から見た模式的斜視説明図である。
黒キャリッジ15にはカラーキャリッジ16の一端側(ここでは装置本体1の前面を図1の状態としたとき前端側となる。)を載置する先端受け部155と、他端側(同じく後端側となる。)を受ける受け部156が設けられ、先端受け部155と受け部156との間には切り欠き部(開放空間)157が形成されている。この開放空間157は、カラーキャリッジ16を載置したときに、カラーヘッド122から吐出される液滴が通る空間及び維持回復機構18のキャップなどが昇降(移動)する空間となる。
そして、黒キャリッジ15とカラーキャリッジ16の副走査方向(図1の矢示B方向)の位置決めを行なう副走査方向位置決め手段201として、黒キャリッジ15の受け部156上に主走査方向に延設された基準軸部211と、カラーキャリッジ16に設けられた、黒キャリッジ15の基準軸部211に係合する位置決め用溝部212とを有している。位置決め用溝部212は、基準軸部211の軸方向で2箇所に設けられ、溝形状は、軸方向と直交する方向の断面形状でV字形状に形成されている。
なお、ここでは、黒キャリッジ15側に基準軸部211を設け、カラーキャリッジ16側に位置決め用溝部212を設けているが、黒キャリッジ15側に位置決め用溝部212を、カラーキャリッジ16側に基準軸部211を設ける構成とすることもできる。
黒キャリッジ15に対するカラーキャリッジ16の回転方向の位置を決める回転方向位置決め手段202として、カラーキャリッジ16に設けられ、黒キャリッジ15の基準軸部211の軸中心を回転中心とする回転方向で黒キャリッジ15の先端受け部155に当接する回転支持点213を設けている。
そして、黒キャリッジ15とカラーキャリッジ16の主走査方向(図1の矢示A方向)の位置決めを行なうとともに、黒キャリッジ15とカラーキャリッジ16を連結する連結機構203として、黒キャリッジ15及びカラーキャリッジ16にそれぞれ副走査方向に平行に設けられた溝を各々有する溝部215、216と、2つの溝部215、216に係合する平行な軸部217、218を架橋部材223で連結した位置決め部材219とを有する。
ここで、位置決め部材219は、黒キャリッジ15との間でスプリングなどの弾性部材224によって軸部217が溝部215に回動可能に押し当てられて当接し(加圧保持され)、黒キャリッジ15側に向かう方向、すなわち、軸部218が溝部216に押し付けられて当接する方向に付勢されている。なお、位置決め部材219は、黒キャリッジ15とカラーキャリッジ16が分離しているときには、図示しない保持部材によって跳ね上げられた状態で保持されている。
なお、ここでは、黒キャリッジ15、カラーキャリッジ16側に溝部215、216を設け、位置決め部材219側に軸部217、218を設けているが、黒キャリッジ15、カラーキャリッジ16側に軸部を、位置決め部材219側に溝部を設ける構成とすることもできる。
次に、連結機構203の駆動機構について図12ないし図14を参照して説明する。なお、図12は同駆動機構に係る部分の模式的平面説明図、図13及び図14は装置本体側駆動源の連結部及び駆動伝達軸の連結部の斜視説明図である。
装置本体側には側板101Bに駆動源280が設けられている。一方、黒キャリッジ15側には駆動伝達軸281が回転可能に保持され、黒キャリッジ15がホーム位置(HP)にあるときに、駆動源280側の連結部282と駆動伝達軸281の一端部の連結部283とが連結されて、駆動源280によって駆動伝達軸281が回転可能となる。
駆動伝達軸281の他端部は一方向クラッチ285とギヤ286を介して連結機構203の前述した位置決め部材219を跳ね上げる図示しない保持部材に連結され、駆動伝達軸281が回転されることで保持部材が位置決め部材219から離間して、位置決め部材219がばね224の付勢力によって加圧方向に移動して軸部218が溝部216に押し付けられ、連結が行なわれる。
次に、本発明の第1実施形態に係る補正手段(補正機構)について図15及び図16を参照して説明する。なお、図15は同補正手段の説明に供する模式的要部平面説明図、図16は同じく側面説明図である。
黒キャリッジ15の背面側にはキャリッジ本体部15Aに対して上下方向に移動可能に保持された副ガイドスライダ部132を備えている。
この副ガイドスライダ部132は、副ガイド部材であるガイドレール103に下方向から移動可能に当接し、黒キャリッジ15の回転を規制する副ガイドコロ301が副ガイドブラケット302に設けられている。
そして、この副ガイドブラケット302は、黒キャリッジ本体部15Aに設けられた位置出しピン部材303に対してばね304による付勢力で副走査方向に押し付けられて、副走査方向と主走査位置方向位置が決められ、高さ方向(上下方向)では位置出しピン部材303に沿って移動可能に配設されている。
一方、黒キャリッジ本体部15Aには、副ガイドブラケット302を高さ方向に移動させる副ガイド調整機構133を構成するカム305が設けられ、副ガイドブラケット302は黒キャリッジ本体部15Aの後端部15aとの間に介装したばね306による付勢力で当接部302aがカム305の周面に上方から当接している。これにより、カム305を回転することで、副ガイドブラケット302が上下方向に移動して副ガイドスライダ部132の高さ位置を調整する(変化させる)ことができる。
そして、カム305は前述した駆動伝達軸281に一方向クラッチ286(前記図12)を介して連結され、黒キャリッジ15をホーム位置にした状態で装置本体側の駆動源280にて回転駆動される。
このように構成したので、図17に示すように、黒キャリッジ15にカラーキャリッジ16を連結していない状態から図18に示すようにカラーキャリッジ16を連結すると、黒キャリッジ15はカラーキャリッジ16の重さを受けて前方側(先端受け部155側)が矢示C方向に下がることになる。
そこで、図19に示すように、カム305を回転させて副ガイドブラケット302を矢示D方向に持ち上げて副ガイドスライダ部132を上方向に移動させることで、ガイドレール103は移動できないので、相対的に、黒キャリッジ本体部15Aの後端部15a側が矢示E方向に下がり、ガイドロッド102を回転中心として黒キャリッジ部15の前方側が矢示F方向に持ち上げられる。
このようにして、黒キャリッジ15にカラーキャリッジ16を載置して連結したときに、黒キャリッジ15がガイドロッド102を回転中心として前方側に倒れる量を補正して(黒キャリッジ15の前方側を持ち上げて)、黒キャリッジ15及びカラーキャリッジ16の各ヘッド121、122と用紙30の搬送面との間のギャップを所定量に保持することができる。
このように、カラーキャリッジを黒キャリッジに載置して連結したときの黒キャリッジの倒れを補正する補正手段を備えている構成とすることで、黒キャリッジにカラーキャリッジを載置して連結する構成を採用しても高いギャップ精度が得られ、高画質画像を形成することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る補正機構について図20及び図21を参照して説明する。なお、図20は同補正機構の説明に供する模式的要部平面説明図、図21は同じく側面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態が、副ガイドコロ301を下方向からガイドレール103の壁面に当接させ、副ガイドスライダ部132を上下方向に位置調整する構成であるのに対し、副ガイドコロ301を副走査方向からガイドレール103の壁面に当接させ、副ガイドスライダ部132を副走査方向に位置調整する構成である点で異なっている。
つまり、黒キャリッジ15の背面側にはキャリッジ本体部15Aに対して副走査方向に移動可能に保持された副ガイドスライダ部132を備えている。
この副ガイドスライダ部132は、副ガイド部材であるガイドレール103に副走査方向から移動可能に当接し、黒キャリッジ15の回転を規制する副ガイドコロ301が副ガイドブラケット302に設けられている。
そして、この副ガイドブラケット302は、黒キャリッジ本体部15Aに設けられた位置出しピン部材303に対してばね304による付勢力で下方向に押し付けられて、高さ方向と主走査位置方向位置が決められ、副走査方向では位置出しピン部材303に沿って移動可能に配設されている。
一方、黒キャリッジ本体部15Aには、副ガイドブラケット302を副走査方向に移動させる副ガイド調整機構133を構成するカム305が設けられ、副ガイドブラケット302は黒キャリッジ本体部15Aの立ち上り部15bとの間に介装したばね306による付勢力で当接部302aがカム305の周面に副走査方向から当接している。これにより、カム305を回転することで、副ガイドブラケット302が副走査方向に移動して副ガイドスライダ部132の副走査方向位置を調整する(変化させる)ことができる。
そして、カム305は前述した駆動伝達軸281に一方向クラッチ286(前記図12)を介して連結され、黒キャリッジ15をホーム位置にした状態で装置本体側の駆動源280にて回転駆動される。
このように構成したので、図22に示すように、黒キャリッジ15にカラーキャリッジ16を連結していない状態から図23に示すようにカラーキャリッジ16を連結すると、黒キャリッジ15はカラーキャリッジ16の重さを受けて前方側(先端受け部155側)が矢示C方向に下がることになる。
そこで、図24に示すように、カム305を回転させて副ガイドブラケット302を矢示G方向(前方側)に移動させると、ガイドレール103は移動できないので、相対的に、黒キャリッジ本体部15Aの後端部15a側が矢示E方向に下がるので、ガイドロッド102を回転中心として黒キャリッジ部15の前方側が矢示F方向に持ち上げられる。
このようにして、黒キャリッジ15にカラーキャリッジ16を載置して連結したときに、黒キャリッジ15がガイドロッド102を回転中心として前方側に倒れる量を補正して(黒キャリッジ15の前方側を持ち上げて)、黒キャリッジ15及びカラーキャリッジ16の各ヘッド121、122と用紙30の搬送面との間のギャップを所定量に保持することができる。
次に、上述した各実施形態における補正手段の駆動制御について図25及び図26のフロー図を参照して説明する。
まず、黒キャリッジ15にカラーキャリッジ16を連結するときには、図25に示すように、分離状態にある黒キャリッジ15をホーム位置に移動させ、分離状態におけるギャップをギャップセンサ400で検出する(このときの検出値:出力値をAとする。)。そして、ホーム位置にて連結動作を開始し、駆動源280を駆動して連結機構203を作動させて、黒キャリッジ15にカラーキャリッジ16を連結する。
その後、この連結状態におけるギャップをギャップセンサ400で検出する(このときの検出値:出力値をBとする。)。そして、分離状態のギャップ(出力値A)と連結状態のギャップ(出力値B)が一致しているか否かを判別し、A=Bでなければ、補正機構(補正手段)を構成するカム305を回転させて副ガイドスライダ部132を移動させることで黒キャリッジ15の倒れを補正し、A=Bになったときに、補正機構の駆動を停止して連結動作を終了する。
なお、この場合、予め定めた所定量だけカム305を回転させる構成とすることもできる。
次に、黒キャリッジ15からカラーキャリッジ16を分離するときには、図26に示すように、連結状態にある黒キャリッジ15をホーム位置に移動させ、ホーム位置にて分離動作を開始し、駆動源280を駆動して連結機構203を駆動させて、黒キャリッジ15とカラーキャリッジ16を分離する。
その後、補正機構のカム305を回転させ、カム305の初期位置を検出する補正機構駆動センサの出力をチェックし、その出力が変化してカム305の初期位置が検出されたときに、補正機構の駆動を停止して分離動作を終了する。なお、カム305の初期位置は黒キャリッジ15単独状態で所定量のギャップが設定される副ガイドスライダ部132の位置としている。
1 装置本体
2 画像形成部
3 用紙吸引搬送部
4 ロール紙収納部
6 電装基板収納部
7 画像読取り部
13 ガイドロッド
15 黒キャリッジ
15A 黒キャリッジ本体部
16 カラーキャリッジ
18 維持回復機構
102 ガイドロッド(主ガイド部材)
103 ガイドレール(副ガイド部材)
132 副ガイドスライダ部
133 副ガイド調整機構
155 先端受け部
156 受け部
121k1、121k2 黒ヘッド
122c、122m、122y カラーヘッド
203 連結機構
281 駆動伝達軸
301 副ガイドコロ
302 副ガイドブラケット
303 位置出しピン部材
305 ブラケット

Claims (8)

  1. 黒色の液滴を吐出する黒ヘッドが搭載され、主走査方向に移動可能な黒キャリッジと、
    前記黒キャリッジと分離及び連結可能で、カラーの液滴を吐出するカラーヘッドが搭載され、前記黒キャリッジと連結された状態で主走査方向に移動可能なカラーキャリッジと、を備え、
    前記カラーキャリッジは前記黒キャリッジに載置されて連結され、
    前記カラーキャリッジを前記黒キャリッジに載置して連結したときの前記黒キャリッジの主走査方向と直交する面内における回転方向の倒れを補正する補正手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記黒キャリッジは主ガイド部材及び副ガイド部材で主走査方向に案内されて移動され、
    前記副ガイド部材に移動可能に当接し、前記黒キャリッジの回転を規制する副ガイドスライダ部を有し、
    前記副ガイドスライダ部は、前記黒ヘッドを保持する黒キャリッジ本体部に対して移動可能に保持され、
    前記副ガイドスライダ部を前記キャリッジ本体部に対して移動させる手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記副ガイドスライダ部は高さ方向又は副走査方向に移動可能に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記副ガイドスライダ部を移動させる手段がカムを含む手段であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記副ガイドスライダ部を移動させる手段は、装置本体側に設けられた駆動源と分離及び離間可能な連結手段を介して前記装置本体側の駆動源で駆動されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記装置本体側に設けられた駆動源は前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを連結させる機構の駆動源であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを連結するときに、前記副ガイドスライダ部を予め定めた所定量分移動させることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記黒キャリッジに被記録媒体搬送面とのギャップを検出する手段を有し、
    前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを連結するときに、前記検出手段で検出されえたギャップが前記黒キャリッジと前記カラーキャリッジを分離しているときのギャップと同じになる量分前記副ガイドスライダ部を移動させることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013233671A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Toshiba Tec Corp インクジェットプリンタ
JP2014104635A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2018086730A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置および液滴の吐出方法

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