JP2018094788A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パイプ部に対する固定位置の調整が容易で簡単に製造することが可能なフランジ部を有するガイド部を提案する。
【解決手段】搬送方向Aに搬送される媒体Mに印刷を行う印刷部4と、媒体Mと当接することで、搬送される媒体Mをガイドするガイド部12と、を備え、ガイド部12は、搬送方向Aと交差する交差方向Bに沿って形成され媒体Mと当接するパイプ部14と、パイプ部14に対して交差方向Bから取り付けられたフランジ部15と、を有し、フランジ部15は、本体部分16と、該本体部分16に対して曲げられた第1部分17と、パイプ部14と対向するように第1部分17に対して曲げられた第2部分18と、を有し、第2部分18がパイプ部14に固定されていることを特徴とする印刷装置1。
【選択図】図4
【解決手段】搬送方向Aに搬送される媒体Mに印刷を行う印刷部4と、媒体Mと当接することで、搬送される媒体Mをガイドするガイド部12と、を備え、ガイド部12は、搬送方向Aと交差する交差方向Bに沿って形成され媒体Mと当接するパイプ部14と、パイプ部14に対して交差方向Bから取り付けられたフランジ部15と、を有し、フランジ部15は、本体部分16と、該本体部分16に対して曲げられた第1部分17と、パイプ部14と対向するように第1部分17に対して曲げられた第2部分18と、を有し、第2部分18がパイプ部14に固定されていることを特徴とする印刷装置1。
【選択図】図4
Description
本発明は、印刷装置に関する。
従来から、様々な印刷装置が使用されている。特に、媒体を搬送し、搬送される媒体に印刷を行う印刷装置が多く使用されている。このような構成の印刷装置においては、搬送される媒体の搬送精度を高くする(媒体をガイドする)ガイド部を備えるものがある。
例えば、特許文献1には、ガイド部としての回収案内シャフトを備える画像形成装置(印刷装置)が開示されている。
例えば、特許文献1には、ガイド部としての回収案内シャフトを備える画像形成装置(印刷装置)が開示されている。
このようなガイド部は、媒体の搬送方向と交差する交差方向に沿って形成され媒体と当接するパイプ部と、該パイプ部に対して交差方向から取り付けられたフランジ部と、を有する構成とすることが可能である。しかしながら、従来のフランジ部は一般的に、パイプ部の形状や大きさに合せて金属などを鋳造させて製造しており、コストが高く(製造が容易ではない)、パイプ部の設計誤差などに伴い固定位置の調整が困難な場合があった。
なお、特許文献1に開示される画像形成装置は、ガイド部(回収案内シャフト)の具体的な構成についての言及はない。
なお、特許文献1に開示される画像形成装置は、ガイド部(回収案内シャフト)の具体的な構成についての言及はない。
そこで、本発明は、パイプ部に対する固定位置の調整が容易で簡単に製造することが可能なフランジ部を有するガイド部を提案することを目的にする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、搬送方向に搬送される媒体に印刷を行う印刷部と、前記媒体と当接することで、搬送される前記媒体をガイドするガイド部と、を備え、前記ガイド部は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿って形成され前記媒体と当接するパイプ部と、前記パイプ部に対して前記交差方向から取り付けられたフランジ部と、を有し、前記フランジ部は、本体部分と、該本体部分に対して曲げられた第1部分と、前記パイプ部と対向するように前記第1部分に対して曲げられた第2部分と、を有し、前記第2部分が前記パイプ部に固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、フランジ部は、本体部分と、該本体部分に対して曲げられた第1部分と、パイプ部と対向するように第1部分に対して曲げられた第2部分とで構成可能なため、例えば、1枚の板状部材から簡単に製造できる。また、パイプ部に固定される第2部分が第1部分に対して曲げて形成されるため、第1部分に対する曲がり具合を調整することで、パイプ部に対する固定位置の調整を簡単に行うことができる。
本発明の第2の態様の印刷装置は、前記第1の態様において、前記ガイド部は、前記第1部分及び前記第2部分が前記パイプ部の内側に挿入された状態で、前記第2部分が前記パイプ部にネジで固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、第1部分及び第2部分がパイプ部の内側に挿入された状態で第2部分がパイプ部にネジで固定されているので、ネジによりパイプ部の内側に挿入された第2部分を該パイプ部側に引き付けることができ、好適にフランジ部をパイプ部に固定させることができる。
本発明の第3の態様の印刷装置は、前記第2の態様において、前記第2部分は、前記ネジが挿入されるネジ穴を有し、前記ネジ穴は、前記交差方向における前記第2部分の中央より前記パイプ部の端部側の位置に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、ネジ穴は交差方向における第2部分の中央よりパイプ部の端部側の位置に設けられている。すなわち、ガイド部におけるネジの位置はパイプ部の端部側の位置にあるので、ガイド部を大きくすることなくパイプ部を広く利用できる。
本発明の第4の態様の印刷装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記フランジ部は、前記パイプ部と当接する当接部を有することを特徴とする。
本態様によれば、フランジ部はパイプ部と当接する当接部を有するので、該当接部を該パイプ部に当接させることにより、パイプ部に対するフランジ部の位置を好適に定めることができる。
本発明の第5の態様の印刷装置は、前記第4の態様において、前記当接部は、前記第1部分と前記第2部分との間の位置において該第2部分と接触しないように該第2部分側に向けて該第1部分から連続的に形成されているとともに、前記第1部分に対して前記第2部分が曲げられることで該第2部分が曲げられた位置から突出するように形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、第1部分に対して第2部分を曲げることで、当接部を簡単に形成することができる。
本発明の第6の態様の印刷装置は、前記第4又は第5の態様において、前記フランジ部は、前記当接部を4つ以上有していることを特徴とする。
本態様によれば、当接部を4つ以上有していることで、パイプ部に対するフランジ部の位置を特に好適に定めることができる。
本発明の第7の態様の印刷装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記フランジ部は、板状部材が曲げられることで、前記第1部分及び前記第2部分が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、フランジ部は板状部材が曲げられることで第1部分及び第2部分が形成されているので、例えば、1枚の板状部材をプレス加工することなどによって、特に簡単にフランジ部を形成することができる。
以下に、本発明の一実施例に係る印刷装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の一実施例に係る印刷装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る印刷装置1の概略側面図である。
最初に、本発明の一実施例に係る印刷装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る印刷装置1の概略側面図である。
本実施例の印刷装置1は、記録を行うためのロール状の媒体MのロールR1を支持する支持軸2を備えている。そして、本実施例の印刷装置1は、媒体Mを搬送方向Aに搬送する際、支持軸2は回転方向Cに回転する。なお、本実施例では印刷面が外側になるように巻かれているロール式の媒体Mを使用しているが、印刷面が内側になるように巻かれているロール式の媒体Mを使用する場合は、支持軸2の回転方向Cとは逆回転してロールR1を送り出すことが可能である。
また、本実施例の印刷装置1は、媒体支持部3などからなる媒体Mの搬送経路において該媒体Mを搬送方向Aに搬送するための、駆動ローラー7と従動ローラー8とからなる搬送ローラー対5を備えている。
なお、本実施例の印刷装置1では、駆動ローラー7は媒体Mの搬送方向Aと交差する交差方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において交差方向Bに複数並べて設けられている。
なお、本実施例の印刷装置1では、駆動ローラー7は媒体Mの搬送方向Aと交差する交差方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において交差方向Bに複数並べて設けられている。
なお、媒体支持部3の下部には、媒体支持部3に支持された媒体Mを加熱可能な不図示のヒーターが設けられている。このように、本実施例の印刷装置1は、媒体支持部3側から媒体Mを加熱可能なヒーターを備えているが、媒体支持部3と対向する位置に設けられる赤外線ヒーター等を備えていてもよい。
また、本実施例の印刷装置1は、筐体部11の内部に、複数のノズルが設けられたノズル形成面の該ノズルからインクを吐出して記録するインクジェットヘッドとしての印刷部4と、該印刷部4を搭載して交差方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、を備えている。
なお、本実施例の印刷装置1では、媒体支持部3上の印刷部4(ノズル形成面)と対向する位置における媒体Mの搬送方向Aは水平方向である方向Yに沿う方向であり、印刷部4の交差方向Bは水平方向であって方向Yと直交する方向Xに沿う方向であり、インクの吐出方向は鉛直方向である方向Zに沿う方向(鉛直下方向)である。
なお、本実施例の印刷装置1では、媒体支持部3上の印刷部4(ノズル形成面)と対向する位置における媒体Mの搬送方向Aは水平方向である方向Yに沿う方向であり、印刷部4の交差方向Bは水平方向であって方向Yと直交する方向Xに沿う方向であり、インクの吐出方向は鉛直方向である方向Zに沿う方向(鉛直下方向)である。
ここで、上記のように、印刷部4は、媒体Mの搬送方向Aと交差する交差方向Bに往復移動(往復走査)しながら、搬送される媒体Mに不図示のノズルからインクを吐出して印刷することが可能な構成である。このような構成の印刷部4を備えていることにより、本実施例の印刷装置1は、所定量(1パス分)媒体Mを搬送方向Aに搬送させることと、媒体Mを停止した状態で印刷部4を交差方向Bに移動させながらインクを吐出させることと、を繰り返すことで、媒体Mに所望の画像を形成可能である。
なお、本実施例の印刷装置1は、媒体Mの搬送と印刷部4の走査とを交互に繰り返して印刷を行う所謂シリアルプリンターであるが、媒体Mの幅方向に沿ってライン状にノズルが形成されたラインヘッドを使用して連続的に媒体Mを搬送しながら連続的に印刷を行う所謂ラインプリンターであってもよい。さらには、例えば、転写式プリンターなど、インクジェットプリンター以外の印刷装置であってもよい。
なお、本実施例の印刷装置1は、媒体Mの搬送と印刷部4の走査とを交互に繰り返して印刷を行う所謂シリアルプリンターであるが、媒体Mの幅方向に沿ってライン状にノズルが形成されたラインヘッドを使用して連続的に媒体Mを搬送しながら連続的に印刷を行う所謂ラインプリンターであってもよい。さらには、例えば、転写式プリンターなど、インクジェットプリンター以外の印刷装置であってもよい。
また、印刷部4の媒体Mの搬送方向Aにおける下流側には、媒体MをロールR2として巻き取り可能な巻取軸10が備えられている。なお、本実施例では印刷面が外側になるように媒体Mを巻き取るので、媒体Mを巻き取る際、巻取軸10は回転方向Cに回転する。一方、印刷面が内側になるように巻き取る場合は、回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
また、媒体支持部3における媒体Mの搬送方向Aにおける下流側の端部と、巻取軸10と、の間には、媒体Mに対して当接するガイド部12(図2参照)が交差方向Bに延設され、媒体Mに所望のテンションを付与することが可能な、本実施例の印刷装置の要部であるテンション付与部9が設けられている。
次に、本実施例の印刷装置1の要部であるテンション付与部9について説明する。
ここで、図2はテンション付与部9の概略斜視図であり、図3はテンション付与部9における図2の領域αの概略斜視図である。また、図4及び図5はテンション付与部9の一部(ガイド部12の交差方向Bにおける一端部)の概略斜視図を表しており、図4はテンション付与部9のパイプ部14からフランジ部15を外した状態を表しており、図5はテンション付与部9のパイプ部14にフランジ部15を取り付けた状態を表している。また、図6はテンション付与部9(ガイド部12)を交差方向Bにおける一端部側からパイプ部14を通して覗いて見た状態を表す概略側面図である。
ここで、図2はテンション付与部9の概略斜視図であり、図3はテンション付与部9における図2の領域αの概略斜視図である。また、図4及び図5はテンション付与部9の一部(ガイド部12の交差方向Bにおける一端部)の概略斜視図を表しており、図4はテンション付与部9のパイプ部14からフランジ部15を外した状態を表しており、図5はテンション付与部9のパイプ部14にフランジ部15を取り付けた状態を表している。また、図6はテンション付与部9(ガイド部12)を交差方向Bにおける一端部側からパイプ部14を通して覗いて見た状態を表す概略側面図である。
図2で表されるように、本実施例のテンション付与部9は、媒体Mと当接することで搬送される媒体Mをガイドするガイド部12が、アーム部13に取り付けられて構成されている。また、ガイド部12は、図2で表されるように交差方向Bに沿って延設され媒体Mと当接するパイプ部14と、図4〜図6で表されるようにパイプ部14に対して交差方向Bから取り付けられたフランジ部15と、を有している。また、図4で表されるように、フランジ部15には4カ所のネジ穴21(雌ネジ)と4カ所のネジ穴22(雌ネジ)とが形成されている。そして、図4〜図6で表されるように、ネジ19をパイプ部14のネジ穴27を介してネジ穴21に挿入してネジ止めすることにより、フランジ部15はパイプ部14に固定される。さらに、図3〜図6で表されるように、ネジ20をアーム部13のネジ穴を介してネジ穴22に挿入してネジ止めすることにより、ガイド部12(フランジ部15)はアーム部13に固定される。
以下に、本実施例の印刷装置1の要部であるフランジ部15についてさらに詳細に説明する。
ここで、図7は、本実施例のフランジ部15の概略斜視図である。また、図8は、本実施例のフランジ部15の概略図であり、該フランジ部15を構成する型抜きされた板状部材が折り曲げられて該フランジ部15の形状が構成された後の概略図を表している。また、図9は、本実施例のフランジ部15の概略図であり、該フランジ部15を構成する型抜きされた板状部材そのものの形状(折り曲げ前の形状)を表す概略図である。
そして、図10は、参考例に係る印刷装置のフランジ部115の概略斜視図を表している。
ここで、図7は、本実施例のフランジ部15の概略斜視図である。また、図8は、本実施例のフランジ部15の概略図であり、該フランジ部15を構成する型抜きされた板状部材が折り曲げられて該フランジ部15の形状が構成された後の概略図を表している。また、図9は、本実施例のフランジ部15の概略図であり、該フランジ部15を構成する型抜きされた板状部材そのものの形状(折り曲げ前の形状)を表す概略図である。
そして、図10は、参考例に係る印刷装置のフランジ部115の概略斜視図を表している。
図10で表されるように、参考例のフランジ部115は、パイプ部14の形状や大きさに合せて金属などを鋳造させて製造されている。具体的には、ネジ穴122などを有する本体部分116と、ネジ穴121などを有しパイプ部14の内側に挿入される略円筒状の第1部分117とが、鋳造により一体的に製造される。
なお、パイプ部14の内径は製造誤差などによりばらつく場合があるが、図10で表されるような参考例のフランジ部115を使用する場合、第1部分117の外径をパイプ部14の内径に合せることが困難な場合(第1部分117が大きすぎてパイプ部14に入らない、パイプ部14に対して第1部分117が小さすぎて安定しないなど)があった。
なお、パイプ部14の内径は製造誤差などによりばらつく場合があるが、図10で表されるような参考例のフランジ部115を使用する場合、第1部分117の外径をパイプ部14の内径に合せることが困難な場合(第1部分117が大きすぎてパイプ部14に入らない、パイプ部14に対して第1部分117が小さすぎて安定しないなど)があった。
一方、本実施例のフランジ部15は、図7及び図8で表されるように、本体部分16と、該本体部分16に対して曲げ部23で曲げられた第1部分17とを有している。また、図8で表されるように、さらに、パイプ部14と対向するように第1部分17に対して曲げ部24で曲げられた第2部分18を有している。そして、図7及び図8におけるネジ穴21の位置から明らかなように、第2部分18がパイプ部14に固定される構成になっている。
ここで、本実施例の印刷装置1についてまとめると、本実施例の印刷装置1は、搬送方向Aに搬送される媒体Mに印刷を行う印刷部4と、媒体Mと当接することで、搬送される媒体Mをガイドするガイド部12と、を備えている。また、ガイド部12は、搬送方向Aと交差する交差方向Bに沿って形成され媒体Mと当接するパイプ部14と、パイプ部14に対して交差方向Bから取り付けられたフランジ部15と、を有している。また、フランジ部15は、本体部分16と、該本体部分16に対して曲げられた第1部分17と、パイプ部14と対向するように第1部分17に対して曲げられた第2部分18と、を有している。そして、第2部分18がパイプ部14に固定されている構成になっている。
このように、フランジ部15は、本体部分16と、該本体部分16に対して曲げられた第1部分17と、パイプ部14と対向するように第1部分17に対して曲げられた第2部分18とで構成されており、1枚の板状部材から簡単に製造されている。また、パイプ部14に固定される第2部分18が第1部分17に対して曲げて形成されるため、本実施例のフランジ部15は、第1部分17に対する曲がり具合(曲げ部24における曲がり具合)を調整することで、パイプ部14に対する固定位置の調整を簡単に行うことができる。
なお、本実施例のフランジ部15は、第1部分17に対する第2部分18の曲がり具合をさらに曲げ部25でも調整可能(すなわち、曲げ部24と曲げ部25とでの2段階で調整可能)となっており、特に効果的にパイプ部14に対する固定位置の調整を簡単に行うことができる構成になっている。
このように、フランジ部15は、本体部分16と、該本体部分16に対して曲げられた第1部分17と、パイプ部14と対向するように第1部分17に対して曲げられた第2部分18とで構成されており、1枚の板状部材から簡単に製造されている。また、パイプ部14に固定される第2部分18が第1部分17に対して曲げて形成されるため、本実施例のフランジ部15は、第1部分17に対する曲がり具合(曲げ部24における曲がり具合)を調整することで、パイプ部14に対する固定位置の調整を簡単に行うことができる。
なお、本実施例のフランジ部15は、第1部分17に対する第2部分18の曲がり具合をさらに曲げ部25でも調整可能(すなわち、曲げ部24と曲げ部25とでの2段階で調整可能)となっており、特に効果的にパイプ部14に対する固定位置の調整を簡単に行うことができる構成になっている。
また、図4及び図5で表されるように、本実施例のガイド部12は、第1部分17及び第2部分18がパイプ部14の内側に挿入された状態で、第2部分18がパイプ部14にネジ19で固定されている。このため、ネジ19によりパイプ部14の内側に挿入された第2部分18を該パイプ部14側に引き付けることができ(ネジ19を強く締めることで強く引き付け、弱く締めることで弱く引き付ける)、好適にフランジ部15をパイプ部14に固定させることができる。
また、図4及び図7〜図9で表されるように、本実施例の第2部分18は、ネジ19が挿入されるネジ穴21を有している。
そして、図7及び図9で表されるように、パイプ部14に差し込む方向B1(交差方向Bのうちの一方向)の第2部分18の長さL1におけるネジ穴21の位置は、方向B1の前方側端部までの距離L2のほうが、方向B1の後方側端部までの距離L3よりも長くなる位置となっている。別の表現をすると、ネジ穴21は、交差方向Bにおける第2部分18の中央よりパイプ部14の端部側の位置に設けられている。すなわち、ガイド部12におけるネジ19の位置はパイプ部14の交差方向Bにおける端部側の位置となっているので、本実施例のテンション付与部9はガイド部12を大きくすることなくパイプ部14を広く(媒体Mのガイド範囲を広く)利用できる構成になっている。
そして、図7及び図9で表されるように、パイプ部14に差し込む方向B1(交差方向Bのうちの一方向)の第2部分18の長さL1におけるネジ穴21の位置は、方向B1の前方側端部までの距離L2のほうが、方向B1の後方側端部までの距離L3よりも長くなる位置となっている。別の表現をすると、ネジ穴21は、交差方向Bにおける第2部分18の中央よりパイプ部14の端部側の位置に設けられている。すなわち、ガイド部12におけるネジ19の位置はパイプ部14の交差方向Bにおける端部側の位置となっているので、本実施例のテンション付与部9はガイド部12を大きくすることなくパイプ部14を広く(媒体Mのガイド範囲を広く)利用できる構成になっている。
また、図4、図7及び図9で表されるように、本実施例のフランジ部15は、パイプ部14の内周部分に対して当接する(位置決めする)当接部26を有している。本実施例のガイド部12は、このような構成としていることで、該当接部26を該パイプ部14に当接させることにより、パイプ部14に対するフランジ部15の位置を好適に定めることができる。
また、本実施例の当接部26は、図7及び図9で表されるように、第1部分17と第2部分18との間の位置において該第2部分18と接触しないように該第2部分18側に向けて該第1部分17から連続的に形成されている。そして、図9で表されるように、第1部分17に対して第2部分18が曲げられることで該第2部分18が曲げられた位置(曲げ部24)から突出するように形成されている。このように、第1部分17に対して第2部分18を曲げることで、当接部26を簡単に形成している。
また、図7及び図9で表されるように、本実施例のフランジ部15は、当接部26を4つ有しているが、このように当接部26を4つ以上有していることが好ましい。当接部26を4つ以上有していることで、パイプ部14に対するフランジ部15の位置を特に好適に定めることができるためである。
また、図9と図7とを比較すると明らかなように、本実施例のフランジ部15は、板状部材が曲げ部23及び曲げ部24において曲げられることで、第1部分17及び第2部分18が形成されている。別の表現をすると、1枚の板状部材をプレス加工することによって、特に簡単にフランジ部15を形成している。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
1…印刷装置、2…支持軸、3…媒体支持部、4…印刷部、5…搬送ローラー対、
6…キャリッジ、7…駆動ローラー、8…従動ローラー、9…テンション付与部、
10…巻取軸、11…筐体部、12…ガイド部、13…アーム部、14…パイプ部、
15…フランジ部、16…本体部分、17…第1部分、18…第2部分、19…ネジ、
20…ネジ、21…ネジ穴、22…ネジ穴、23…曲げ部、24…曲げ部、
25…曲げ部、26…当接部、27…ネジ穴、115…フランジ部、
116…本体部分、117…第1部分、121…ネジ穴、122…ネジ穴、
L1…パイプ部14に差し込む方向B1の第2部分18の長さ、
L2…方向B1の前方側端部までの距離、L3…方向B1の後方側端部までの距離、
M…媒体
6…キャリッジ、7…駆動ローラー、8…従動ローラー、9…テンション付与部、
10…巻取軸、11…筐体部、12…ガイド部、13…アーム部、14…パイプ部、
15…フランジ部、16…本体部分、17…第1部分、18…第2部分、19…ネジ、
20…ネジ、21…ネジ穴、22…ネジ穴、23…曲げ部、24…曲げ部、
25…曲げ部、26…当接部、27…ネジ穴、115…フランジ部、
116…本体部分、117…第1部分、121…ネジ穴、122…ネジ穴、
L1…パイプ部14に差し込む方向B1の第2部分18の長さ、
L2…方向B1の前方側端部までの距離、L3…方向B1の後方側端部までの距離、
M…媒体
Claims (7)
- 搬送方向に搬送される媒体に印刷を行う印刷部と、
前記媒体と当接することで、搬送される前記媒体をガイドするガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿って形成され前記媒体と当接するパイプ部と、前記パイプ部に対して前記交差方向から取り付けられたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、本体部分と、該本体部分に対して曲げられた第1部分と、前記パイプ部と対向するように前記第1部分に対して曲げられた第2部分と、を有し、
前記第2部分が前記パイプ部に固定されていることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記ガイド部は、前記第1部分及び前記第2部分が前記パイプ部の内側に挿入された状態で、前記第2部分が前記パイプ部にネジで固定されていることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置において、
前記第2部分は、前記ネジが挿入されるネジ穴を有し、
前記ネジ穴は、前記交差方向における前記第2部分の中央より前記パイプ部の端部側の位置に設けられていることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置において、
前記フランジ部は、前記パイプ部と当接する当接部を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項4に記載の印刷装置において、
前記当接部は、前記第1部分と前記第2部分との間の位置において該第2部分と接触しないように該第2部分側に向けて該第1部分から連続的に形成されているとともに、前記第1部分に対して前記第2部分が曲げられることで該第2部分が曲げられた位置から突出するように形成されていることを特徴とする印刷装置。 - 請求項4又は5に記載の印刷装置において、
前記フランジ部は、前記当接部を4つ以上有していることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷装置において、
前記フランジ部は、板状部材が曲げられることで、前記第1部分及び前記第2部分が形成されていることを特徴とする印刷装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019221236A1 (ja) | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂粉末、及びその製造方法 |
CN114643791A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 罗兰Dg有限公司 | 打印机 |
JP2022098443A (ja) * | 2020-12-21 | 2022-07-01 | ローランドディー.ジー.株式会社 | プリンタ |
-
2016
- 2016-12-13 JP JP2016240941A patent/JP2018094788A/ja active Pending
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WO2019221236A1 (ja) | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂粉末、及びその製造方法 |
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